JPH0428594B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0428594B2
JPH0428594B2 JP61001092A JP109286A JPH0428594B2 JP H0428594 B2 JPH0428594 B2 JP H0428594B2 JP 61001092 A JP61001092 A JP 61001092A JP 109286 A JP109286 A JP 109286A JP H0428594 B2 JPH0428594 B2 JP H0428594B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
head
hole
leg
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61001092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62160969A (ja
Inventor
Nobuo Watanabe
Yasuhiro Goshima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP61001092A priority Critical patent/JPS62160969A/ja
Publication of JPS62160969A publication Critical patent/JPS62160969A/ja
Publication of JPH0428594B2 publication Critical patent/JPH0428594B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えば自動車のフロアの鋼板など
に穿設された水抜き用孔を閉塞するために用いら
れるグロメツトに関する。
従来の技術 従来、この種のグロメツト1としては例えば第
9図及び第10図に示すようなものが知られてい
る。
概略を説明すれば、大フランジ状の頭部2と小
フランジ状の脚部3が胴部4を介して連結されて
いると共に、脚部3の外縁が先端に向つて先細り
状に形成されている。また、頭部2の中央部に、
脚部3の変形を容易にさせる円形状の凹陥部5が
形成されている。そして、このグロメツト1を自
動車のフロアに配設された鋼板6の水抜用孔7に
取り付けるには、第11図に示すように凹陥部5
の上方から棒材8などで押圧して脚部3などを内
側へ変形させ、脚部3を水抜用孔7の孔縁7aに
沿つて少しづつ押し込み、孔縁7aに胴部4外周
の嵌合溝9を嵌着させて取り付けるようになつて
いる。
また、他の従来例としては第12図及び第13
図に示すようなものがあり、このグロメツト1
は、中央部に断面略形の隆起部10が形成さ
れ、その隆起部10の外周に円環状の凹陥部11
が形成されて胴部3の変形を容易ならしめるよう
になつている。そして、グロメツト1を上記水抜
用孔に取り付けるには、隆起部10の上面を上記
第11図に示す場合と同様に棒材などで押圧し、
胴部4及び脚部3の内方への変形を得て取り付け
るようになつている(実開昭59−69076号公報参
照)。
発明が解決しようとする問題点 上記各従来のグロメツト1にあつては、凹陥部
5,11が円形状あるいは円環状に形成されてい
るため、脚部3や胴部4の横方向の肉厚が均一に
なつている。したがつて、グロメツト1を水抜用
孔7に取り付けるに際し、棒材8などで上方から
押圧すると脚部3及び胴部4に対する圧力が全体
に均一に掛るため、内方への変形量がどの部位で
も等しいものとなる。換言すれば、棒材8の押圧
に対する脚部3及び胴部4の反力が大きなものと
なり、取り付け作業が困難になる。特に、脚部3
などの変形作用に影響を与える頭部2の大きな外
端部が均一な巾厚さになつているため、反力が一
層大きくなりグロメツト1の取り付け作業を一層
困難なものにしている。
そこで、凹陥部5,11をより大きく形成して
グロメツト1全体の肉厚を薄くすることも考えら
れるが、この場合には容易な変形により水抜用孔
7に対する取り付け作業が簡単になる反面、取り
付けられたグロメツト1が抜け易くなると共に、
孔7とのシール効果が十分に得られない虞れがあ
る。また、他の従来例として、例えば実公昭47−
36340号公報に記載されている技術のように、プ
ラグ本体に凹陥部を形成したものもあるが、脚片
や胴部(頚部)に凹陥部が形成されていない以
上、孔に対する脚片等の挿通性が極めて悪化し、
取り付け作業が困難になる。
問題点を解決するための手段 この発明は、上記従来のグロメツトの問題点に
鑑み案出されたもので、板材に形成された被閉塞
孔の一方側孔縁に当接するフランジ状頭部と、こ
の頭部に胴部を介して連結され、かつ前記被閉塞
孔の他方側孔縁に係止する脚部とからなるグロメ
ツトであつて、前記頭部の略中央に、頭部上面か
ら脚部に亘つて多角形の凹陥部を形成し、該凹陥
部により、該凹陥部の内周面とグロメツトの外周
面との間に厚肉部位と薄肉部位とを凹陥部周方向
に沿つて交互に形成したことを特徴としている。
作 用 上記構成を有するこの発明にあつては、頭部中
央に形成された平面多角形の凹陥部により頭部を
はじめ胴部や脚部の肉厚が、厚肉部位と薄肉部位
とが交互に連続形成された形になる。このため、
グロメツトを破閉塞孔に取り付けるに際し、上方
向から押圧すると脚部などの薄肉部位が内方へ容
易に変形し易くなる。特に頭部付近では凹陥部の
外縁頂部を中心に隣接する各辺同志が内側へ撓
み、変形するため、小さな力で大きな変形量が得
られる。この結果、脚部の挿通性が良好となり被
閉塞孔への取り付け作業が容易となる。一方、グ
ロメツトが取り付けられた後は、厚肉部位の強い
弾発作用が働くため、被閉塞孔の孔縁に対するグ
ロメツトの強固な嵌着状態が得られると共に、十
分なシール性を確保できる。
実施例 以下この発明の実施例を図面に基づいて詳述す
る。
第1図及び第2図はこの発明に係るグロメツト
21の第1実施例を示している。このグロメツト
21は、ゴム材あるいは塩化ビニール等の軟質弾
性材からなり、大フランジ状の頭部22と、この
頭部22に胴部24を介して連結された小フラン
ジ状の脚部23とを備え、また胴部24の外周に
は円環状の嵌着溝25が形成されている。
そして、上記頭部22の中央には、平面略正方
形の凹陥部26が設けられており、この凹陥部2
6の各辺26aが内側に湾曲状に形成されている
と共に、外縁頂部26bが半円状に形成されてい
る。また、この凹陥部26の深さは、胴部24を
通つて脚部23の底部27付近まで達している。
したがつて、上記頭部22と胴部24及び脚部2
3の肉厚は、第1図及び第2図に示すように凹陥
部26の外縁頂部26b付近が最も薄肉に形成さ
れ、各辺26aの中央付近が最も厚肉に形成され
て、厚薄部位28,29が同方向に沿つて交互に
連続形成されている。
尚、上記脚部23は、底部27の肉厚が底面を
指などで押圧したときに容易に変形し得る厚さに
形成されていると共に、底部27の外周縁は先端
先細り状に形成されている。
上記構成のこの実施例によれば、第3図に示す
ように自動車のフロアを構成する鋼板30に穿設
された水抜用孔31にグロメツト21を取り付け
るには、先ず脚部23を水抜用孔31に載せ、次
に略正方形の凹陥部26を介して脚部23の底部
27を指で下方へ押圧すると、底部27が2点鎖
線で示すように下方へ湾曲変形し、これに伴い頭
部22と胴部24及び脚部23における凹陥部2
6の隣接する各辺26a同志が頂部26bを中心
に互いに内側に撓み変形する。即ち、各部22,
23,24の薄肉部位29が内方へ撓み変形して
全体が縮径する。このため、脚部23が、水抜き
用孔31内を容易に挿通すると共に、頭部22が
水抜き用孔31の孔縁31a付近の上面に突き当
たつてそれ以上の挿通が規制された時点で、指に
よる押圧を解除すると、各部22,23,24の
弾性復帰力で全体が拡径する。これによつて、胴
部24の外周面が水抜き用孔31の内周面に密着
すると共に、頭部22と脚部23が孔縁31a付
近の上下面に圧着して該孔縁31aを挾圧する形
になる。このように、各部22,23,24の薄
肉部位29の撓み変形により、水抜き用孔31に
対する脚部23の挿通性が極めて良好となり、取
付作業が容易になる。また、一旦取り付けられた
グロメツト21は、厚肉部位28の強い弾発作用
が働くため、孔縁31aに対する嵌着力と鋼板3
0上下面に対する挾圧力が強固となり、孔31か
ら不用意に抜け出ることがなく、また十分なシー
ル効果が得られる。
また、上記のようにこの実施例によれば、小さ
な力で取り付けることができるので従来のように
棒材などを用いなくとも指の押圧力で十分であ
り、この点でも取り付け作業能率の向上が図れ
る。しかも、全体の構造が簡単であるため、製造
作業性が向上すると共に、製造コストの低廉化が
図れる。尚、上記頭部22の外周縁下部には、水
抜用孔31への嵌着を一層強固にする突部33が
一体形成されている。
第4図及び第5図はこの発明の第2実施例を示
し、この実施例ではグロメツト21の頭部22に
形成された略正方形の凹陥部26内に、脚部23
の底部27を断面形に隆起させて内部空洞の隆
起部32が形成されている。したがつて、グロメ
ツト21を鋼板30の水抜用孔31に取り付ける
には、隆起部32の上面を指で下方へ押圧すると
第6図に示すように薄肉部位29の撓み作用と相
俟つて脚部23及び胴部24が隆起部32の空洞
内へ十分に撓み変形するため、水抜用孔31に対
する脚部23の挿通性が一段と良好となる。この
結果、グロメツト21の取り付け作業能率が第1
実施例のものより向上する。一方、取り付けた後
は、厚肉部位28の強い弾発作用によつて孔31
からの不用意な抜け出しが防止される。
第7図はこの発明の第3実施例を示し、グロメ
ツト21の頭部22に形成される凹陥部36を略
正三角形に形成したものである。
また、第8図は第4実施例を示し、凹陥部46
を略正五角形に形成したものである。斯る第3、
第4実施例でも厚薄部位28,29が形成される
ため、第1実施例と同様な効果が得られる。尚、
上記各凹陥部36,46に第2実施例と同様な隆
起部を形成することも可能である。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係る
グロメツトによれば、頭部の略中央に、頭部上面
から脚部に亘つて多角形の凹陥部を形成し、該凹
陥部により、該凹陥部の内周面とグロメツトの外
周面との間に厚肉部位と薄肉部位とを凹陥部周方
向に沿つて交互に形成した。したがつて、グロメ
ツトを被閉塞孔に取り付けるに際し、頭部方向か
ら押圧すると薄肉部位が内方へ容易に撓み変形し
て全体が縮径するため、被閉塞孔に対する脚部の
挿通性が良好となり取り付け作業が極めて容易と
なる。
また、上記のように薄肉部位の内方への撓み変
形の容易性により、指によるワンタツチ取り付け
が可能となるため、その作業能率が一層向上す
る。
一方、グロメツトが取り付けられた後は、厚肉
部位の強い弾発作用が働くため、被閉塞孔に対す
るグロメツトの強固な取り付け状態が得られると
共に、十分なシール効果を得ることができる。し
かも、全体の構造が簡素化され、製造作業性が向
上すると共に、製造コストの低廉化が図れる。
尚、上記凹陥部は、上記各実施例に限定される
ものでなく、他の多角形に形成できることはいう
までもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1実施例を示す平面図、
第2図は第1図の−線断面図、第3図は第1
実施例の作用説明図、第4図はこの発明の第2実
施例を示す平面図、第5図は第4図の−線断
面図、第6図は第2実施例の作用説明図、第7図
は第3実施例を示す平面図、第8図は第4実施例
を示す平面図、第9図は従来のグロメツトを示す
平面図、第10図は第9図の−線断面図、第
11図は同従来の作用説明図、第12図は従来の
他のグロメツトを示す平面図、第13図は第12
図のXII−XII線断面図である。 21……グロメツト、22……頭部、23……
脚部、24……胴部、26,36,46……凹陥
部、28……厚肉部位、29……薄肉部位、30
……鋼板(板材)、31……水抜用孔(被閉塞
孔)、31a……孔縁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 板材に形成された被閉塞孔の一方側孔縁に当
    接するフランジ状頭部と、この頭部に胴部を介し
    て連結され、かつ上記被閉塞孔の他方側孔縁に係
    止する脚部とからなるグロメツトであつて、上記
    頭部の略中央に、頭部上面から脚部に亘つて多角
    形の凹陥部を形成し、該凹陥部により、該凹陥部
    の内周面とグロメツトの外周面との間に厚肉部位
    と薄肉部位とを凹陥部周方向に沿つて交互に形成
    したことを特徴とするグロメツト。
JP61001092A 1986-01-07 1986-01-07 グロメツト Granted JPS62160969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61001092A JPS62160969A (ja) 1986-01-07 1986-01-07 グロメツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61001092A JPS62160969A (ja) 1986-01-07 1986-01-07 グロメツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62160969A JPS62160969A (ja) 1987-07-16
JPH0428594B2 true JPH0428594B2 (ja) 1992-05-14

Family

ID=11491856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61001092A Granted JPS62160969A (ja) 1986-01-07 1986-01-07 グロメツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62160969A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3881814B2 (ja) * 1999-10-27 2007-02-14 鬼怒川ゴム工業株式会社 グロメット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4736340U (ja) * 1971-05-18 1972-12-22
JPS6232877B2 (ja) * 1979-08-28 1987-07-17 Sony Corp

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0544232Y2 (ja) * 1985-08-13 1993-11-09

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4736340U (ja) * 1971-05-18 1972-12-22
JPS6232877B2 (ja) * 1979-08-28 1987-07-17 Sony Corp

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62160969A (ja) 1987-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4263460B2 (ja) 閉塞栓
JPH0428594B2 (ja)
JPH018182Y2 (ja)
JPS646088Y2 (ja)
JPH0319110B2 (ja)
JPH0437450Y2 (ja)
JPS6323239Y2 (ja)
JP3005419U (ja) スナップファスナーの雌型嵌合体
JPS61226375A (ja) 水抜プラグ
JP2002002551A (ja) 閉塞栓
JP7265424B2 (ja) 留め具
JP4172866B2 (ja) スナップファスナー用の合成樹脂製雄型嵌合部材
JPS6310728Y2 (ja)
JPH0744233Y2 (ja) パネルのバー取付構造
JPH0353716U (ja)
JP2619302B2 (ja) 角パイプ材の蓋および角パイプ材への蓋の取付構造
JPS599651Y2 (ja) ワイヤ−と板部材の結合構造
JPH0326982U (ja)
JPH0310481U (ja)
JPS6117059Y2 (ja)
JPH08247122A (ja) スナップピン
JP2568505Y2 (ja) グロメット
JPH0458328U (ja)
JPH0320884U (ja)
JPH0947421A (ja) 水切りプレート