JPH04282261A - 印字ヘッドにおける印字隙間検出装置 - Google Patents

印字ヘッドにおける印字隙間検出装置

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JPH04282261A
JPH04282261A JP3068874A JP6887491A JPH04282261A JP H04282261 A JPH04282261 A JP H04282261A JP 3068874 A JP3068874 A JP 3068874A JP 6887491 A JP6887491 A JP 6887491A JP H04282261 A JPH04282261 A JP H04282261A
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gap
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Akira Iriguchi
明 入口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子印字ワイヤを
駆動する印字ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、特願昭63−273
921号等において、いわゆるドットインパクト印字ヘ
ッドのアクチェータとして、電圧の印加により圧電素子
を伸縮させ、その伸縮運動を運動伝達機構を介して印字
ワイヤに拡大伝達し、この印字ワイヤで用紙などの印字
媒体に向かって打点記録するように構成することを提案
した。
【0003】ところで、圧電素子を駆動させていない状
態での印字ワイヤ先端とプラテンとの隙間(以下印字隙
間という)を、予め適当な寸法に設定しておくことが必
要である。例えば、前記印字隙間が余りに広いときには
、印字ワイヤによるドットインパクト力が小さすぎて、
印字濃度が薄くなる。反対に印字隙間が狭すぎるときに
は、印字ワイヤが、プラテン表面の用紙及びインクリボ
ンに向かって出没しつつ、その印字ヘッドは当該プラテ
ンに沿って横移動するので、印字ヘッドのノーズ先端面
からわずかに印字ワイヤの先端が突出してしても当該印
字ワイヤが用紙やインクリボンに突き刺さったままで横
移動する事態が生じる。従って、印字ワイヤを損傷した
り、印字ワイヤによるインクリボン引っ掛け現象が生じ
たりして印字不良を起こすのであった。
【0004】この不都合を解消するため、従来では、印
字ヘッドをプリンタに装着する取付け作業時に、印字ワ
イヤの先端とプラテン表面との隙間寸法を所定の寸法に
設定する調整作業を行う。または、用紙の枚数、厚さ等
に応じて印字隙間を手動もしくは自動的に調節するよう
にしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、長期間の使用
にて印字ワイヤの長さが短くなってしまった場合や、印
字隙間を手動調節するときに誤った場合等において、前
述のように印字隙間が広がった異常状態等を気付かずに
印字作業を続行すると、やはり、印字ヘッドの寿命を極
端に短縮させてしまうという不都合があった。本発明は
、この従来の技術的課題を解決することを目的とするも
のであり、前記印字隙間の異常を容易に検出できるよう
にして、印字ヘッドの耐久性を向上させ、プリンタの正
常な作動及び正常な印字を確保しようとするものである
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
、本発明は、圧電素子を伸縮させ、この伸縮動を拡大し
て印字ワイヤを駆動する印字ヘッドにおいて、圧電素子
に発生する電圧波形を監視する監視手段を設け、この電
圧波形から印字隙間の大小を判別する判別手段を設けた
ものである。
【0007】
【実施例】次に実施例について説明すると、プリンタに
おけるプラテン1に対して送給された用紙2の表面側に
インクリボン3を配設し、ドットインパクト印字ヘッド
装置4は、そのノーズ部12がプラテン1の円周面に対
面するように配設され、ステップモータ(図示せず)に
よりプラテン1の長手方向に沿って往復動するキャリッ
ジ5に搭載されている。このキャリッジ5には、2本の
ガイド軸25,26が嵌挿され、そのガイド軸25,2
6に沿って移動する。一方のガイド軸25は偏心した回
転軸線を中心に回転可能である。このガイド軸25の回
転軸心はヘッドギャップ調整用のステップモータ(図示
せず)に接続されている。また他方のガイド軸26はキ
ャリッジ5の前後方向の移動を妨げない。
【0008】図2から図4はドットインパクト印字ヘッ
ド装置4の実施例を示し、正面視略円板状のヘッド本体
6と、略円板状の連結体の外周縁からヘッド本体6の裏
面側に向かって一体的に延びる筒状スカート部とにより
なるカバー7から構成されている。ヘッド本体6及びカ
バー7はアルミニウム合金製である。
【0009】印字ユニット9はヘッド本体6の裏面側で
放射状に複数個配設されている。ヘッド本体6の前面に
は中空状のノーズ部12を突設し、各印字ユニット9に
おける印字ワイヤ10を案内板11に前後移動可能に案
内している。印字ユニット9は、圧電セラミックを積層
状に接着してなる前後長手の圧電素子13と、該圧電素
子13の前端に装着して、当該圧電素子の伸縮運動を拡
大して印字ワイヤ10に伝達するための運動伝達機構1
4と、この運動伝達機構14及び圧電素子13を支持す
る支持フレーム15とからなる。支持フレーム15は、
前記圧電素子13の長手方向両側および後端部を囲むよ
うに、メイン支柱部15aと副支柱部15bと後端部1
5cとによりコ字型に一体的に形成されている。
【0010】電圧の印加により、圧電素子13はその積
層方向(長手方向)に伸長し、電圧が除去されると積層
方向に圧電素子13が縮小するものである。温度上昇に
て縮小する圧電素子13の寸法を補正するため、正の温
度膨張係数を有する温度補償体16は、圧電素子13の
後端と支持フレーム15の後端部15cとの間に介挿固
着されている。
【0011】運動伝達機構14は以下のとおりの構成で
ある。印字ワイヤ10の基端は、側面視略三角形状のア
ーム17の先端に固着されている。該アーム17の基部
には、メイン支柱部15aの長手方向後向きに延びる平
行状の第1板ばね19と第2板ばね20との先端連設部
21箇所を固定する。前記第1板ばね19の基端部は前
記メイン支柱部15aの側面に固着する一方、第2板ば
ね20の基端部は、圧電素子13の前端面に固着した可
動子22の側面に固着されている。そして図4に示すよ
うに電圧印加で圧電素子13及び可動子22が矢印B方
向に伸長するとき、前記両板ばね19,20の先端連設
部21が矢印A方向に回動変位して、その変位量をアー
ム17で拡大し、印字ワイヤ10をノーズ部12から突
出するように駆動させる。電圧の印加を解除すると、両
板ばね19,20の弾性力により、アーム17が逆方向
に回動し、樹脂製のアーム側ストッパ18aが支持部側
ストッパ18bに接当して止まる。
【0012】図3及び図4に示す符号23は、前記可動
子22の他側部と副支柱部15bとに跨がって配設する
4節リンク機構部材で、該4節リンク機構部材23はば
ね板等の弾性材から成り、その広幅側板部23a,23
aには側面視略H状等の切欠き孔24を穿設して該切欠
き孔24より外径側で、左右両広幅側板部23a,23
aを副支柱部15bの表裏側面及び可動子22の表裏側
面に各々ろう付け固定し、圧電素子13が電圧印加にて
伸縮するとき、4節リンク機構部材23における左右両
広幅側板部23a,23aが側面視平行四辺形状に弾性
変形して位置固定的な副支柱部15bの長手方向に沿っ
て平行状に可動子22が移動できるように構成したもの
である(図3の二点鎖線参照)。このように、可動子2
2を副支柱部15bの長手方向に沿って平行状に、換言
すれば圧電素子13の長手方向に直線的に、移動するよ
うに構成すれば、圧電素子(圧電セラミック)間の積層
接着面に曲げ力が作用せず、積層部や接着面が不用意に
剥がれることがない。
【0013】図1は前記印字ユニットの圧電素子13の
駆動回路を示し、直流電源50と、トランジスタTr1
と、コイル51及び圧電素子13が順次直列に接続され
、直流電源50の負極側と圧電素子13の負極となるべ
き電極側とが接地されている。トランジスタTr1の順
方向は、直流電源50の正極側から圧電素子13の正極
となるべき電極に向かう方向(回路の順方向)とする。 さらにトランジスタTr1とコイル51の接続点は、ト
ランジスタTr2を介して接地する。このトランジスタ
Tr2の順方向は前記トランジスタTr1とコイル51
の接続点から接地点に向かう方向とする。トランジスタ
Tr1,Tr2には各々ダイオードD1,D2が並列に
接続されており、これらのダイオードD1,D2の順方
向は、併設位置の各トランジスタの順方向に対して逆方
向とする。また、直流電源50の正極側から圧電素子1
3の正極となるべき電極との間には、前記トランジスタ
Tr1およびコイル51に対して並列的にダイオードD
3を接続する。このダイオードD3の順方向は、直流電
源50の正極側に向かう方向とする。圧電素子13には
、これと並列にダイオードD4を接続するのであり、そ
のダイオードD4の順方向は、圧電素子13の負極とな
るべき電極側から正極となるべき電極側に向かう方向と
する。
【0014】トランジスタTr1,Tr2の遮断状態と
導通状態との切り換え制御(スイッチ制御)は、スイッ
チ手段である制御回路52(以下単に制御回路という)
によって実行される。この場合、制御回路52における
充電パルスの印加時に作動するアンド回路53の出力か
らトランジスタTr3のベースに接続し、該トランジス
タTr3のエミッタを接地し、コレクタを抵抗器R1を
介してトランジスタTr1のベースに接続し、抵抗器R
1とトランジスタTr1のエミッタ間を抵抗器R2で接
続している。抵抗器R3はトランジスタTr3のエミッ
タとアンド回路53出力端子とに接続する。トランジス
タTr3のコレクタ接続線とトランジスタTr4のコレ
クタ接続線とを接続し、該トランジスタTr4のエミッ
タをトランジスタTr3のベースに接続する一方、トラ
ンジスタTr4のベースを放電電圧印加回路54の出力
端子に接続する。該放電電圧印加回路54の出力端子か
らトランジスタTr2のエミッタに直列接続する抵抗器
R4,抵抗器R5の中間をトランジスタTr4のエミッ
タに接続する。
【0015】符号55は圧電素子13に発生する電圧波
形やその電圧値等を検出して監視する監視手段を示し、
A/Dコンバータ55aを核とする。該監視手段55で
は、印字のための充電・放電に伴うメイン電圧MV波形
形状より後の時期における、圧電素子13の端子に現れ
る電圧波形PVを検出するものである。
【0016】また、符号56は前記監視手段55で得ら
れた圧電素子13の電圧パルスの波形から、印字隙間の
大小によって生じる異常を判別する判別手段であり、正
常な印字隙間の場合に発生する電圧波形のピーク値をし
きい値として、それより大きいか否かの判別をする判別
器(比較回路)などから成る。なお、符号57は、異常
な印字隙間である場合にオペレータに警告信号を送るた
めの、音声発生器、ブザー、ランプ等の警報装置であり
、この警報により自動的に印字作業を緊急停止するよう
に関連させても良い。
【0017】前記制御回路52は、同時にドットインパ
クト印字ヘッド装置4を搭載したプリンタ全体の制御を
も担うものでマイクロコンピュータにより構成され、こ
の制御回路52にはタイマーを内蔵している。そして、
印字駆動の指令を制御回路52に指令すると、制御回路
52からの駆動(充電)電圧パルスCHGPの印加によ
り、アンド回路53の出力がハイ(H)になるときトラ
ンジスタTr1が駆動され、トランジスタTr1を導通
状態に切り換える。すると直流電源50で発生した電荷
はトランジスタTr1とコイル51を介して前記圧電素
子13に流れ込む。コイル51と圧電素子13とは共振
しつつ充電され、この圧電素子13が変位(伸長)し、
この伸長変位は印字ワイヤ10を突出させるように運動
伝達機構14を駆動させ、印字ワイヤ10にて用紙に印
字するべく突出動する。
【0018】制御回路52は圧電素子13に電荷が充分
に蓄積されるまで待機し、圧電素子13に充分な電荷が
蓄積された後は、トランジスタTr1が駆動されている
間コイル51の作用により電流はダイオードD3とトラ
ンジスタTr1を介した閉電流ループを流れ続け、コイ
ル51を流れる電流が保持される。そして、圧電素子1
3に充分な電荷が蓄積された後、トランジスタTr1を
遮断すると、コイル51、ダイオードD3、直流電源5
0、ダイオードD2を介した閉ループを電流が流れ続け
、やがて減衰する。この間に、圧電素子13により僅か
づつ電荷が消費されるが、この電荷はコイル51から供
給されるので、圧電素子13の変位は保持されたままと
なる。
【0019】前記コイル51に流れる電流が減衰し、且
つ印字に必要な変位時間経過後、制御回路52は放電電
圧パルスDCHGPの印加によりトランジスタTr2を
導通させて、放電する。すると、圧電素子13に蓄積さ
れた電荷はコイル51→トランジスタTr2→接地を介
した閉ループを流れ、圧電素子に蓄積されていた電荷に
起因する電気エネルギーは、所定時間後にすべてコイル
51に磁気エネルギーとして蓄積される。
【0020】次いで、制御回路52により、トランジス
タTr2を遮断すると、コイル51の作用により当該コ
イル51に電流が流れ続けようとするため、この電流は
ダイオードD1を介して直接直流電源50に還元され、
コイル51に蓄積される電気エネルギーは、すべて直流
電源50に回生される。なお、放電に要する時間が充電
時に要する時間よりも大きくすると、印字ユニット9に
おける運動伝達機構14の2次バウンドを小さくできる
【0021】図5は時間を横軸に採ったタイムチャート
で、下記の各図において、実線は正常な印字隙間L0の
場合であり、点線は印字隙間が大きい場合(例えば印字
駆動しても印字ワイヤ10の先端がプラテンに届かない
程度の大きな隙間である場合、フリー状態)を示す。図
5(a)は印字ワイヤ10の動作態様であり、縦軸に印
字隙間L1を採って示す。図5(b)は可動子22の動
作態様であり、縦軸に移動距離L2を採って示す。図5
(c)は圧電素子13の端子電圧Vの変化を示す。図5
(d)は充電電圧パルス(CHGP)のタイムチャート
、図5(e)は放電電圧パルス(DCHGP)のタイム
チャートである。
【0022】図5から理解できるように、印字作動開始
からT1時間の充電電圧パルス(CHGP)する一方、
T2時間だけOFFした後T3時間の放電電圧パルス(
DCHGP)を駆動回路に印加すると、図5(c)に示
すように、放電電圧パルス印加する寸前まで圧電素子1
3にはメイン電圧Mが印加される。この場合の最大電圧
値は一つの実施例として約130ボルトである。このメ
イン電圧により、印字ワイヤ10はプラテン1の表面に
向かって前進し、図5(a)に示すようにプラテン1表
面に突き当たるとそれ以上前進せず、一定時間その状態
を保持した後、印字ワイヤ10は後退する。その後の印
字ワイヤ10の挙動は、以下に述べるようになる。即ち
、圧電素子13にメイン電圧MVが印加されると、可動
子22を突き上げ、運動伝達機構14における第2板ば
ね20及び第1板ばね19に曲げの弾性変形力を与えて
、アーム17を前記のように回動させて印字することに
なる。
【0023】前記メイン電圧MVの印加終了後において
、前記T3時間の放電電圧パルス(DCHGP)の印加
後にT4時間のOFF期間を与えて、圧電素子13から
放電された電流を直流電源50に戻す。この状態のとき
に圧電素子13に外力が掛かると、当該圧電素子13に
は以下の理由によって電圧波形Pが発生する。
【0024】前記電圧波形Pは、印字ワイヤ10の沈み
込み、もしくは可動子22の圧電素子13への衝突によ
って生じるものである。即ち、印字隙間L1が存在する
と、印字ワイヤ10が前進する距離に対応して、前記運
動伝達機構14における二枚の板ばね19,20に弾性
歪みエネルギーが蓄えられる。このエネルギーにより、
反動として前記板ばね19,20は揺れ戻す方向(印字
ワイヤ10が後退する方向)に弾性変形する。この場合
、第2板ばね20が取りつく可動子22も後退し、これ
につれて圧電素子13には圧縮方向の外力が作用するこ
とになる。この反動の圧縮力により圧電素子13には電
圧波形Pが発生する。
【0025】印字隙間L1が広い場合、印字するように
印字ワイヤ10が前進する距離が大きいため、前記運動
伝達機構14における二枚の板ばね19,20に蓄えら
れた弾性歪みエネルギーが大きくなり、可動子22の後
退量、ひいては圧電素子13への圧縮方向の外力も大き
いことになる。従って前記圧電素子13に発生する電圧
波形PVでの電圧値(ピーク値)PV0は、印字隙間が
広い程大きいことになる。  例えば、正常な印字隙間
L0の場合、前記電圧値(ピーク値)PV0は5〜10
ボルト程度であるが、印字隙間のきわめ大きいフリー状
態では約20ボルトとなる。また、印字隙間L1が広い
程、可動子22の戻りタイミング(後退して圧電素子1
3を押圧する迄の時間)も遅くなる。従って、そのよう
な反動により発生する電圧波形Pは、正常な印字隙間の
場合に比べて遅い時期に発生することになる(図5(c
)の点線参照)。
【0026】従って、図5(e)に示すように、正常な
印字隙間L0の状態での可動子22が戻ってくる迄、放
電電圧パルス(DCHGP)を印加し、その後T4時間
のOFF期間を与え、そのOFF期間内で前記監視手段
55により、圧電素子13に発生した電圧波形PVの有
無を検出し、そのピーク値PV0を検出する。そして、
判別手段56により、前記ピーク値PV0と正常な印字
隙間L0の場合に発生するピーク値PV0′との大小を
比較して、印字隙間の大小を判断する。例えば、検出さ
れたピーク値PV0が正常な印字隙間L0の場合に発生
するピーク値PV0′に対して一定値以上大きい値とな
ったと判断するとき、「印字隙間が広がり過ぎ」の旨の
危険信号(危険表示)を出すのである。このとき、印字
作業を自動的に停止するように制御しても良い。このよ
うに、印字隙間が広過ぎるときには、使用者が印字隙間
を手動等にて修正調整すればよい。
【0027】なお、前記検出されたピーク値PV0が正
常な印字隙間L0の場合に発生するピーク値PV0′に
対して一定範囲内にあるときには「印字隙間正常」の信
号(表示)を出し、反対に前記検出されたピーク値PV
0が正常な印字隙間L0の場合に発生するピーク値PV
0′より極端に小さいときには、「印字不適」等の信号
(表示)を出すようにしても良いのである。
【0028】また、前述した実施例では、ピークのとき
の値によって判断したが、ピークの時のタイミングで行
うようにしても良い。その場合の制御について以下に説
明する。図6は前記判別手段56内の中央処理装置(C
PU)の作用を抜粋して示すフローチャートである。放
電パルスの出力(ステップS1)の後、所定時間が経過
すると(ステップS2)、予め0にリセットされていた
変数n(後述の所定時間間隔でフローのループを回す回
数に対応する値)がインクリメントされる(ステップS
3)。そして、例えば2マイクロ秒経過の後(ステップ
S4)、A/Dコンバータの出力値Cnを取り込む(ス
テップS5)。ステップS6の判別で、前記取り込んだ
値(Cn)が前回の値(Cn−1)(初回時は前回の値
として疑似的に充分高い値を設定しておく)よりも大き
ければ(no)、ステップS7でi(読み取り回数)を
0にリセットしてステップS3に戻る。
【0029】また、ステップS6で取り込んだ値Cnが
前回の値Cn−1より高いと判断される(yes )の
とき、iをインクリメントして(ステップS8)、その
値(i)が3でなければ(noのとき)ステップS3に
戻る(ステップS9)。つまり読み取られた値Cnが3
回連続して低くなるまで待つことになる。ステップS1
0で、その時点のnの値よりNを差し引いた値l(=n
−N)とする。このNは基本的には適正ヘッドギャップ
時における前記nの値と等しい。その後、このlの値(
ステップモータの駆動タイミングに対応する)を参酌し
てヘッドギャップ制御用のステップモータを駆動する。 このステップモータの駆動ステップ数については、前記
lの値を入力値としたルックアップテーブルによって決
定して良く、その入力値として、前記lの値および前記
ピーク値をもってしても良い。また適当な定数を掛けた
値を、その入力パルス数(マイナス時は逆回転)として
も良い。なお、ルックアップテーブルを用いる場合は、
このルックアップテーブルは、予め実験的にその参照値
を求めて作成したものである。
【0030】また、A/Dコンバータにより読み取られ
た値の最大値を求め、その値が所定値を越えたら、エラ
ーを表示する等の処理も可能である。さらに、その最大
値を入力値としたルックアップテーブルを用い、モータ
のステップ数を算出しても良い。
【0031】
【発明の効果】前述のように、本発明は、圧電素子に発
生する電圧波形を監視する監視手段を設け、この電圧波
形から印字隙間の大小を判別する判別手段を設けたもの
であり、印字作業中の任意の時点で印字隙間の大小を知
ることができ、前述のように広すぎる印字隙間の状態で
印字作業を長時間続行するという事態を回避できるから
、印字ヘッドの耐久性を向上させ、正常なプリンタの作
動および正常な印字作業を確保できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字ヘッドの駆動回路の図である。
【図2】印字ヘッドの側断面図である。
【図3】印字ユニットの要部拡大側面図である。
【図4】図2のIV−IV矢視断面図である。
【図5】(a)は印字ワイヤ10の動作態様のタイムチ
ャートである。 (b)は可動子22の動作態様のタイムチャートである
。 (c)は圧電素子13の端子電圧Vの変化を示すタイム
チャートである。 (d)は充電電圧パルス(CHGP)のタイムチャート
である。 (e)は放電電圧パルス(DCHGP)のタイムチャー
トである。
【図6】フローチャートの抜粋である。
【符号の説明】
1    プラテン 9    印字ユニット 10    印字ワイヤ 13    圧電素子 14    運動伝達機構 15    支持フレーム 18    アーム 19    第1板ばね 20    第2板ばね 22    可動子 50    直流電源 51    コイル 52    制御回路 55    監視手段 56    判別手段 57    警報装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧電素子を伸縮させ、この伸縮動を拡
    大して印字ワイヤを駆動する印字ヘッドにおいて、圧電
    素子に発生する電圧波形を監視する監視手段を設け、こ
    の電圧波形から印字隙間の大小を判別する判別手段を設
    けたことを特徴とする印字ヘッドにおける印字隙間検出
    装置。
JP3068874A 1991-03-08 1991-03-08 印字ヘッドにおける印字隙間検出装置 Pending JPH04282261A (ja)

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