JPH08241104A - 制御装置及び制御方法 - Google Patents

制御装置及び制御方法

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Publication number
JPH08241104A
JPH08241104A JP4402895A JP4402895A JPH08241104A JP H08241104 A JPH08241104 A JP H08241104A JP 4402895 A JP4402895 A JP 4402895A JP 4402895 A JP4402895 A JP 4402895A JP H08241104 A JPH08241104 A JP H08241104A
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JP
Japan
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capacitor
charging
control
charged
control device
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Withdrawn
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JP4402895A
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English (en)
Inventor
Takashi Kasahara
隆史 笠原
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH08241104A publication Critical patent/JPH08241104A/ja
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    • Y02B60/1271

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックアップ用電源及びバックアップ用電源
により動作するタイマ回路を用いることなく、また長期
にわたる時間測定を精度良く測定することが出来る制御
装置を提供する。 【構成】 CPU101と、装置の動作電源より供給さ
れる電荷をチャージするコンデンサ301と、コンデン
サ301にチャージされた電荷を放電するための抵抗器
302と、コンデンサ301への充電電力の供給を制御
するトランジスタ303のオン/オフを制御するCPU
101と、コンデンサ301両端の電圧値をCPU10
1にデジタルデータとして供給するA/Dコンバータ1
05とを備え、CPU101はコンデンサ301への電
力チャージ後所定タイミングで前記コンデンサの電圧を
読み込み、コンデンサ301の放電カーブを計数し、放
電カーブよりコンデンサ301へのチャージ後の経過時
間を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は装置の駆動電力の供給が
停止した際に装置の動作停止までに種々の電源断処理を
行う制御装置及び制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置としては、例えばサ
ーマルインクジェット方式の記録装置がある。この種の
記録装置のインクジェットヘッドは、何もせずに装置の
動作を停止すると、ヘッドを構成するモールド部材を気
体が透過してインク内に気泡が発生し、インクの吐出が
不可能になる場合がある。これは数日間時間が経過すれ
ば発生し、印字不良が発生することになる。これを防止
するには気泡の含んだインクを吸引してしまえば良いの
だが、インクの消耗を伴うため必要最小限にする必要が
ある。そのため、前回の吸引からの時間が気泡の発生す
る時間以上か否かを正確に知る必要がある。
【0003】このように、電源供給を断たれた制御装置
において、数日間にわたる時間を計数し特定のタイミン
グで動作あるいはデータ処理を行うことを必要とされる
ことがあるが、従来は時間計数のために制御装置内部に
バックアップ用電源を備え、該バックアップ用電源によ
り動作するタイマ回路を必要とした。あるいは電気二重
層コンデンサなどの大容量コンデンサに放電抵抗を接続
し、放電を開始してからのコンデンサの電圧降下を検知
して経過した時間を計数していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では次のような問題点があった。 (1) 制御装置内にバックアップ用電源及び該バック
アップ用電源により動作するタイマ回路を持つ場合、内
部にバックアップ用電源として電池を持つ必要があり、
このためのコストアップに加え、制御装置を廃棄する際
の環境破壊、専用のタイマ回路を用意する事によるコス
トアップ、という問題が発生する。
【0005】(2) 電気二重層コンデンサなどの大容
量コンデンサを用いる場合、容量値の誤差が大きいた
め、正確に時間を計数出来ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決することを目的として成されたもので、上述の課題
を解決する一手段として以下の構成を備える。即ち、装
置の動作電源より供給される電荷をチャージするコンデ
ンサと、前記コンデンサにチャージされた電荷を放電す
るための抵抗器と、前記コンデンサへの充電電力の供給
を制御する制御手段と、前記コンデンサ両端の電圧値を
検知する検知手段と、前記制御手段による前記コンデン
サへの電力チャージ後前記検知手段より所定タイミング
で前記コンデンサの電圧を検知させ、前記コンデンサの
放電カーブを計数する計数手段とを有することを特徴と
する。
【0007】そして例えば、更に前記計数手段により計
数した放電カーブより前記制御手段による前記コンデン
サへのチャージ後の経過時間を測定する測定手段を備え
ることを特徴とする。または、制御装置をインクジェッ
トプリンタに搭載し、前記インクジェットプリンタの所
定時間毎の記録ヘッドのインク吸引制御に適用すること
を特徴とする。
【0008】あるいは、更に不揮発性記憶手段と、前記
計数手段で計数した放電カーブ特性を不揮発性記憶手段
へ格納する格納手段とを備えることを特徴とする。また
例えば、更に前記制御手段によるコンデンサチャージ後
の放電中であるか否かを示すフラグを前記不揮発性記憶
手段内に備え、前記フラグは前記制御手段による前記コ
ンデンサへの充電が完了して放電が開始されてからセッ
トされ、前記制御手段による充電前、あるいは充電完了
前に充電が中断された状態を検知可能とすることを特徴
とする。
【0009】
【作用】以上の構成により、バックアップ用電源及びバ
ックアップ用電源により動作するタイマ回路を用いるこ
となく、また長期にわたる時間測定を精度良く測定する
ことが出来る。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を詳細に説明する。以下の説明は本発明をインクジェッ
ト記録方式のプリンタに適用した例を説明する。本発明
は、特にインクジェット記録方式の中でも、インク吐出
を行わせるために利用されるエネルギーとして熱エネル
ギーを発生する手段(例えば電気熱変換体やレーザ光
等)を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化
を生起させる方式のプリント装置について説明したが、
かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成で
きる。
【0011】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0012】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0013】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。加えて、装置本体に装着され
ることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からの
インクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記
録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタ
ンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用
いてもよい。
【0014】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0015】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した本発明実施例においては、インクを
液体として説明しているが、室温やそれ以下で固化する
インクであっても、室温で軟化もしくは液化するものを
用いても良く、あるいはインクジェット方式ではインク
自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度調整を
行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制
御するものが一般的であるから、使用記録信号付与時に
インクが液状をなすものであればよい。
【0016】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0017】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。尚、本実施例の画像形成装置として、レーザビーム
プリンタを例にして説明したが、これに限定されるもの
でなく、以下で説明するインクジェットプリンタ等にも
適応可能である。 <装置本体の概略説明>図1は、本発明が適用できるイ
ンクジェット記録装置IJRAの概観図である。同図に
おいて、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動
力伝達ギア5011,5009を介して回転するリード
スクリュー5005の螺旋溝5004に対して係合する
キャリッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a,b方
向に往復移動される。このキャリッジHCには、押さえ
部材202により固定されたインクジェットカートリッ
ジ205が搭載されている。5002は紙押え板であ
り、キャリッジの移動方向に亙って紙をプラテン500
0に対して押圧する。5007,5008はフォトカプ
ラで、キャリッジのレバー5006のこの域での存在を
確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を行う
ためのホームポジション検知手段である。5016は記
録ヘッドの前面をキャップするキャップ部材5022を
支持する部材で、5015はこのキャップ内を吸引する
吸引手段で、キャップ内開口5023を介して記録ヘッ
ドの吸引回復を行う。5017はクリーニングブレード
で、5019はこのブレードを前後方向に移動可能にす
る部材であり、本体支持板5018にこれらが支持され
ている。ブレードは、この形態でなく周知のクリーニン
グブレードが本例に適用できることは言うまでもない。
又、5012は、吸引回復の吸引を開始するためのレバ
ーで、キャリッジと係合するカム5020の移動に伴っ
て移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換え
等の公知の伝達手段で移動制御される。
【0018】また、記録ヘッドIJHにはデータ供給源
より画像データに応じた吐出信号が供給される。ヘッド
カートリッジ205は、用いるインク色等に応じて、1
ないし複数個(図示例では2個)を設けることができ
る。これらのキャッピング、クリーニング、吸引回復
は、キャリッジがホームポジション側の領域に来た時に
リードスクリュー5005の作用によってそれらの対応
位置で所望の処理が行えるように構成されているが、周
知のタイミングで所望の作動を行うようにすれば、本例
にはいずれも適用できる。 <制御構成の説明>次に、上述した装置の記録制御を実
行するための制御構成について、図2に示すブロック図
を参照して説明する。制御回路を示す同図において、1
700は記録信号を入力するインターフェース、170
1はMPU、1702はMPU1701が実行する制御
プログラムを格納するプログラムROM、1703は各
種データ(上記記録信号やヘッドに供給される記録デー
タ等)を保存しておくダイナミック型のRAMである。
1704は記録ヘッド1708に対する記録データの供
給制御を行うゲートアレイであり、インターフェース1
700、MPU1701、RAM1703間のデータ転
送制御も行う。1710は記録ヘッド1708を搬送す
るためのキャリアモータ、1709は記録紙搬送のため
の搬送モータである。1705はヘッドを駆動するヘッ
ドドライバ、1706,1707はそれぞれ搬送モータ
1709、キャリアモータ1710を駆動するためのモ
ータドライバである。
【0019】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
ーフェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ1
704とMPU1701との間で記録信号がプリント用
の記録データに変換される。そして、モータドライバ1
706、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ
1705に送られた記録データに従って記録ヘッドが駆
動され、印字が行われる。
【0020】以上のようなインクジェットプリンタの制
御構成に、本発明の構成要素を組み込むことが可能であ
り、本発明はレーザビームプリンタに限らず、上記イン
クジェットプリンタ等にも適用できることは明らかであ
る。 <長時間測定部の説明>以上の構成を備えるインクジェ
ットプリンタは、記録制御部に加え、以下に説明する長
期にわたる時間測定を制度よく測定するための構成を備
えている。図3は本発明に係る一実施例の長時間測定部
分の基本構成を示すブロック図である。
【0021】図3において、101は図2のMPU17
01に相当するCPU、102は以下に説明する制御手
順を格納した図2のROM702に相当するROM、1
03はクロック信号により動作するタイマ、104は後
述する計数結果を格納する不揮発性の記憶素子、106
はコンデンサ301と放電抵抗302により構成される
部分であり、この部分106におけるコンデンサ301
の放電カーブにより時間経過を知ることが出来る。10
5はこの部分106よりのアナログ信号を対応するデジ
タル信号に変換するアナログ−デジタルコンバータ(A
/Dコンバータ)であり、A/Dコンバータ105によ
りコンデンサの電圧をA/D変換してCPUに出力し、
復数回これを繰り返して電圧値を測定することにより、
コンデンサの放電カーブを知ることができる。また、3
03はコンデンサ301への充電をスイッチングするト
ランジスタ、304はコンデンサ301から電源側への
逆流を防止するダイオード、305はコンデンサ301
への突入電流を軽減する保護抵抗である。
【0022】図4に以上の構成を備える本実施例におけ
るコンデンサ301の放電カーブを求める手順を示す。
本実施例制御装置に電源が投入されると一連の初期動作
の一環として図4に示すステップ401の放電カーブ測
定処理を実行する。まずステップ402でCPU101
に内蔵されている不図示のカウンタCCNTへICCN
Tを格納する。ICCNTは、コンデンサ301が放電
しきった状態から必要電圧まで充電されるまでに要する
時間だけタイマ103よりの計時タイミング信号がカウ
ントされる値であればよい。続くステップ403で、カ
ウンタDCNTへIDCNTを格納する。IDCNT
は、充電されたコンデンサ301が放電抵抗302を介
して放電され、放電カーブを求めるのに適当な電圧まで
降下するのに必要とする時間だけタイマ103よりの計
時タイミング信号がカウントされる値であればよい。
【0023】次にステップ404でトランジスタ303
をオンしてコンデンサ301への充電を開始する。そし
てステップ405、ステップ406で順次カウンタCC
NTをタイマ103よりの計時タイミング信号がくる毎
にカウントダウンし、カウンタCCNTが0になるまで
(ステップ402で設定された時間だけ)待ちその間充
電を行う。そして、カウンタCCNTが0になるとステ
ップ405よりステップ407に進み、トランジスタ3
03をオフしてコンデンサ301への充電を停止する。
【0024】そして続くステップ408でA/Dコンバ
ータ105を介してこのときのコンデンサ301両端の
電圧を検知する。次にそしてステップ409、ステップ
410で順次カウンタDCNTをタイマ103よりの計
時タイミング信号がくる毎にカウントダウンし、カウン
タDCNTが0になるまで(ステップ403で設定され
た時間だけ)待つ。そして、カウンタDCNTが0にな
るとステップ409よりステップ411に進み、再びA
/Dコンバータ105を介してこのときのコンデンサ3
01両端の電圧を検知する。
【0025】続くステップ412でステップ408及び
ステップ411で検知された電圧と放電させていた時間
とから放電カーブを計数する。そしてステップ413で
この値を不揮発性の記憶素子104へ格納する。最後に
ステップ414でトランジスタ303を再びオンし、本
シーケンスは終了する(ステップ415)。このように
して装置における長時間の計時が可能となる。さらに、
以上の例ではステップ412の放電カーブの計数はカウ
ンタDCNTが0となったときのみ行う例を説明した
が、本実施例は以上の例に限定されるものではなく、カ
ウンタDCNTの値が所定数減少する毎にコンデンサ3
01の電圧測定を行うように制御しても良い。このよう
に制御することにより、より精度の高い放電カーブが計
数できる。以上述べた制御を記録装置に当てはめた場合
を以下に述べる。以下に述べる記録装置は上述したよう
なインクジェト方式のプリンタであり、その中でもイン
クを吹き出すノズル内にヒータを設け、そのヒータを熱
することによりインクを気化させて吐出させるものであ
る。
【0026】このヒータ部分は構造上、気体が外部から
モールド部材を浸透してくるので、数日間経過するとイ
ンクに気泡が発生し、吐出不能になる。これを防ぐため
に、一定期間経過したならば、気泡を含んだインクを外
部から吸引して排出しなければならない。しかし必要以
上に吸引するならばインクの消耗が激しくなり、ユーザ
がインク補充を頻繁に行わなければならない。以上述べ
た理由により、吸引動作を行ってから経過した時間を正
確に知り、吸引回数を可能な限り減らす必要がある。
【0027】図5を用いて本実施例装置の動作を説明す
る。図1および図2等に示す記録装置の電源がオンされ
ると、図5のステップ501の処理に移行し、まずステ
ップ502で記録ヘッドの吸引動作を行う。次に、上述
した図4に詳細を説明した放電カーブ測定処理を行う。
コンデンサ301の放電カーブを求め終わるとステップ
504でトランジスタ306をオフしコンデンサ301
の放電を開始させる。続いてステップ505で記録装置
に印刷開始命令である印字命令が送られてくるのを待
ち、印字命令が送られてくるとステップ506に進む。
【0028】そしてステップ506でコンデンサ301
の電圧を測定する。そして続くステップ507でステッ
プ503で求めた放電カーブを参照して、ステップ50
6で求めたコンデンサ301の電圧値より前回の吸引か
らの経過時間Tを計数する。そして続くステップ508
で経過時間Tが予め定められた吸引動作を必要とする時
間IT以上か否かを調べる。経過時間Tが予め定められ
た吸引動作を必要とする時間IT以上ならばステップS
508よりステップS509に進み、記録ヘッド部にお
ける吸引動作を行い、トランジスタ306をオンさせて
ンデンサ301への充電を行う。その後ステップ511
に進み、印字命令に従った印刷動作を開始する。そして
印刷同長が終了するとステップ504に戻る。
【0029】一方、ステップ508で経過時間Tが予め
定められた吸引動作を必要とする時間IT未満の場合に
はステップ511に進み、吸引動作等は行わずに印刷動
作を行う。以上述べた制御を行うことにより、放電を開
始してからの経過時間を正確に知ることができ、記録装
置の吸引回数を減らせ、インクの消耗を最小限に押さえ
ることが出来る。
【0030】(第2の実施例)次に図6を参照して本発
明に係る第2の実施例について以下に説明する。以下に
説明する第2の実施例においても、ハードウエア構成は
上述した第1の実施例と同様である。第2の実施例にお
いて、上述した第1の実施例と相違するのは、コンデン
サ301が放電中であるのか否かを判別するフラグをも
ち、該フラグとコンデンサ301の電圧から計数される
経過時間とにより吸引を行う制御を行う点である。以
下、本発明に係る第2実施例について説明する。
【0031】なお、第2実施例においては、記録装置が
工場での出荷チェックを受ける際、不揮発性記憶素子1
04はイニシャライズされ、コンデンサ301が放電中
であるのか否かを判別するフラグが0に設定されている
ものとする。上述した第1の実施例では記録装置の電源
がオンされたとき、計数された経過時間が一定期間未満
であっても、図6で述べた制御を行った後の正常な放電
過程にあるのか、あるいは工場出荷直後即ち出荷チェッ
ク等により吸引を行ってないにも関わらずコンデンサ3
01に電荷が残っているのかが判別できないため、毎回
吸引動作を行っていた。また、吸引動作直後に瞬断等に
より電源が切られた場合、再び吸引動作を行うことにな
る。本実施例ではこのような無駄の吸引をなくすため、
コンデンサ301が放電中であるのか否かを判別するフ
ラグを不揮発性記憶素子104内に設け、吸引動作を行
う直前に該フラグの状態をみて、吸引するか否かを判定
する。
【0032】第2実施例における制御手順を図6に示
す。第2実施例においては、上述したように、工場での
出荷チェックを受ける際、不揮発性記憶素子104はイ
ニシャライズされ、コンデンサ301が放電中であるの
か否かを判別するフラグが0に設定されている。記録装
置の電源がオンされたならば図6に示すステップ601
の処理に移行する。そしてまずステップ602でコンデ
ンサ301が放電中であるのか否かを判別するフラグF
Tが0か否かを調べる。フラグFTが0でなくセットさ
れた1の状態ならば正常な放電過程にあると判断し、ス
テップ607へ進む。
【0033】一方、ステップ602でフラグFTが0な
らば正常な放電状態ではないか、あるいは吸引動作中に
瞬断等の異常上が発生した後と判断してステップ603
に進み、吸引動作を行う。次にステップ604で上述し
た第1実施例の図4に示す放電カーブ測定処理を行う。
そしてステップ605でトランジスタ306をオフして
コンデンサ301の放電を開始させ、ステップ606で
フラグFTへ1を書き込む。そしてステップ607に進
む。
【0034】ステップ607では、記録装置に印刷開始
を指示する印字命令が来るのを待ち、印字命令がくると
ステップ608に進み、コンデンサ301の電圧を測定
する。そして続くステップ609で上述したステップ5
07と同様にして前回の吸引からの経過時間Tを計数す
る。そしてステップ610で経過時間Tが予め定められ
た吸引動作を必要とする時間IT以上か否かを調べる。
経過時間Tが予め定められた吸引動作を必要とする時間
IT以上ならばステップS610よりステップS611
に進み、フラグFTが0か否かを判定する。フラグFT
が0ならばステップ603へ戻る。
【0035】一方、ステップ611でフラグFTが0で
ない場合にはステップ612に進み、まずフラグFTへ
0を書き込む。続いてステップ613で記録ヘッド部に
おける吸引動作を行なう。そしてステップ614でトラ
ンジスタ306をオンさせてコンデンサ301への充電
を行う。その後ステップ615に進み、印字命令に従っ
た印刷動作を開始する。そして印刷同長が終了するとス
テップ605に戻る。
【0036】上述したステップ610で経過時間Tが予
め定められた吸引動作を必要とする時間IT未満の場合
にはステップ615に進み、吸引動作等は行わずに印刷
動作を行う。以上説明したように第2実施例によれば、
述べた制御を行うことにより、放電を開始してからの経
過時間及び正常な放電過程にあるか否かを知ることがで
き、記録装置の吸引回数を減らせ、インクの消耗を最小
限に押さえることが出来る。
【0037】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ックアップ用電源及びバックアップ用電源により動作す
るタイマ回路を用いることなく、また長期にわたる時間
測定を精度良く測定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るシリアル記録装置の構成例を示す
図である。
【図3】本発明に係る一実施例の長時間測定部の構成を
示す図である。
【図4】本実施例の放電カーブ測定処理の詳細を示す図
である。
【図5】本実施例の印刷制御手順を示す図である。
【図6】本発明に係る第2実施例の印刷制御手順を示す
図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 タイマ 104 記憶素子 105 アナログ−デジタルコンバータ(A/Dコン
バータ) 301 コンデンサ 302 抵抗 303 トランジスタ 304 ダイオード 305 保護抵抗
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 3/12 B41J 3/04 101Z

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の動作電源より供給される電荷をチ
    ャージするコンデンサと、 前記コンデンサにチャージされた電荷を放電するための
    抵抗器と、 前記コンデンサへの充電電力の供給を制御する制御手段
    と、 前記コンデンサ両端の電圧値を検知する検知手段と、 前記制御手段による前記コンデンサへの電力チャージ後
    前記検知手段より所定タイミングで前記コンデンサの電
    圧を検知させ、前記コンデンサの放電カーブを計数する
    計数手段とを有することを特徴とする制御装置。
  2. 【請求項2】 前記計数手段により計数した放電カーブ
    より前記制御手段による前記コンデンサへのチャージ後
    の経過時間を測定する測定手段を備えることを特徴とす
    る請求項1記載の制御装置。
  3. 【請求項3】 制御装置をインクジェットプリンタに搭
    載し、前記インクジェットプリンタの所定時間毎の記録
    ヘッドのインク吸引制御に適用することを特徴とする請
    求項2記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 不揮発性記憶手段と、 前記計数手段で計数した放電カーブ特性を不揮発性記憶
    手段へ格納する格納手段とを備えることを特徴とする請
    求項1乃至請求項3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段によるコンデンサチャージ
    後の放電中であるか否かを示すフラグを前記不揮発性記
    憶手段内に備え、 前記フラグは前記制御手段による前記コンデンサへの充
    電が完了して放電が開始されてからセットされ、前記制
    御手段による充電前、あるいは充電完了前に充電が中断
    された状態を検知可能とすることを特徴とする請求項4
    記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 装置の動作電源より供給される電荷をチ
    ャージするコンデンサと、前記コンデンサにチャージさ
    れた電荷を放電するための抵抗器と、前記コンデンサ両
    端の電圧値を検知する検知手段とを備える制御装置にお
    ける制御方法であって、 前記コンデンサへ電力を供給して充電後前記検知手段に
    より所定タイミングで前記コンデンサの電圧を検知し、
    前記コンデンサの放電カーブを計数し、計数した放電カ
    ーブより前記コンデンサへのチャージ後の経過時間を測
    定することを特徴とする制御方法。
  7. 【請求項7】 制御装置をインクジェットプリンタに搭
    載し、前記インクジェットプリンタの所定時間毎の記録
    ヘッドのインク吸引制御に適用することを特徴とする請
    求項6記載の制御方法。
  8. 【請求項8】 更に、前記制御手段コンデンサチャージ
    後の放電中であるか否かを示すフラグを前記不揮発性記
    憶手段内に備え、 前記フラグを前記コンデンサへの充電が完了して放電が
    開始されてからセットし、前記コンデンサへの充電、あ
    るいは充電完了前に充電が中断された状態を検知可能と
    することを特徴とする請求項7記載の制御方法。
JP4402895A 1995-03-03 1995-03-03 制御装置及び制御方法 Withdrawn JPH08241104A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8806271B2 (en) 2008-12-09 2014-08-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Auxiliary power supply and user device including the same
CN107037351A (zh) * 2016-12-15 2017-08-11 珠海格力电器股份有限公司 掉电延时电路的检测电路及方法、掉电延时装置、电器

Cited By (3)

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US9626259B2 (en) 2008-12-09 2017-04-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Auxiliary power supply and user device including the same
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