JPH04281886A - 高分子多孔質膜の洗浄方法及び装置 - Google Patents
高分子多孔質膜の洗浄方法及び装置Info
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- JPH04281886A JPH04281886A JP6943991A JP6943991A JPH04281886A JP H04281886 A JPH04281886 A JP H04281886A JP 6943991 A JP6943991 A JP 6943991A JP 6943991 A JP6943991 A JP 6943991A JP H04281886 A JPH04281886 A JP H04281886A
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高分子多孔質膜の洗浄方
法及装置に関する。特に高分子多孔質膜を無接触で液中
及び気中でも搬送し、効率良く洗浄処理できる方法及び
装置に関するものである。
法及装置に関する。特に高分子多孔質膜を無接触で液中
及び気中でも搬送し、効率良く洗浄処理できる方法及び
装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】例えば写真フイルムを現像液中で搬送す
る装置としては特開平２−３２３４３号公報に記載の如
く、搬送用ローラに支持され、処理液中でＵ字状に走る
感光材料のＵの立上り部分の両面に処理液を吹付ける手
段を有する装置が知られている。 又、織物関連の精
練，染色後の洗浄では、ロール搬送するか、液流又はネ
ットコンベヤー等で搬送し、洗浄水を片面あるいは両面
より噴射させる装置が知られている。
る装置としては特開平２−３２３４３号公報に記載の如
く、搬送用ローラに支持され、処理液中でＵ字状に走る
感光材料のＵの立上り部分の両面に処理液を吹付ける手
段を有する装置が知られている。 又、織物関連の精
練，染色後の洗浄では、ロール搬送するか、液流又はネ
ットコンベヤー等で搬送し、洗浄水を片面あるいは両面
より噴射させる装置が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、これらの
装置においては被搬送材に機械的に接触するローラ等の
部分が必ず存在し、高分子多孔質膜のような柔かい膜の
搬送においては、ローラ等と接触する部分において、ス
リ傷故障，押し傷故障が生じる問題点があった。そのた
め洗浄速度も一定以上上げることは不可能であった。本
発明の目的は上記従来の問題点を解消し、スリ傷故障，
押し傷故障を発生させることない、洗浄速度も上げるこ
との出来る、高分子多孔質膜に接触する部材のない無接
触搬送の洗浄方法及び装置を提供することにある。
装置においては被搬送材に機械的に接触するローラ等の
部分が必ず存在し、高分子多孔質膜のような柔かい膜の
搬送においては、ローラ等と接触する部分において、ス
リ傷故障，押し傷故障が生じる問題点があった。そのた
め洗浄速度も一定以上上げることは不可能であった。本
発明の目的は上記従来の問題点を解消し、スリ傷故障，
押し傷故障を発生させることない、洗浄速度も上げるこ
との出来る、高分子多孔質膜に接触する部材のない無接
触搬送の洗浄方法及び装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の上記問
題は、走行する高分子多孔質膜を洗浄液及水洗水中の上
下複数本のローラに懸架して洗浄する方法において、各
懸架ローラの替わりに外面に多数の孔を設けたドラムを
用い、液中の懸架ドラムには洗浄液を、洗浄液槽と水洗
水槽の間のドラムには空気を供給し、それぞれ液体又は
気体の流体膜を形成させて、高分子多孔質膜をドラム表
面に接触することなく搬送し、洗浄することを特徴とす
る高分子多孔質膜の洗浄方法、及び走行する高分子多孔
質膜を洗浄液槽と水洗水槽の上下複数本の懸架ローラに
懸架して洗浄を行う高分子多孔質膜の洗浄装置において
、洗浄液槽，水洗水槽および各槽間に設置した懸架ロー
ラの替わりに外面に多数の流体噴射孔を有するドラムを
用い、そのドラム両側端には搬送安定用鍔を有すること
を特徴とする高分子多孔質膜の洗浄装置によって達成さ
れる。
題は、走行する高分子多孔質膜を洗浄液及水洗水中の上
下複数本のローラに懸架して洗浄する方法において、各
懸架ローラの替わりに外面に多数の孔を設けたドラムを
用い、液中の懸架ドラムには洗浄液を、洗浄液槽と水洗
水槽の間のドラムには空気を供給し、それぞれ液体又は
気体の流体膜を形成させて、高分子多孔質膜をドラム表
面に接触することなく搬送し、洗浄することを特徴とす
る高分子多孔質膜の洗浄方法、及び走行する高分子多孔
質膜を洗浄液槽と水洗水槽の上下複数本の懸架ローラに
懸架して洗浄を行う高分子多孔質膜の洗浄装置において
、洗浄液槽，水洗水槽および各槽間に設置した懸架ロー
ラの替わりに外面に多数の流体噴射孔を有するドラムを
用い、そのドラム両側端には搬送安定用鍔を有すること
を特徴とする高分子多孔質膜の洗浄装置によって達成さ
れる。
【０００５】本発明の高分子質膜としては、例えば酢酸
セルロース膜，ポリスルホン膜，ポリフッ化ビニリデン
膜があり、主としてポリスルホン膜に用いられる。本発
明の洗浄液としては、例えばジエチレングリコール，多
価アルコール，エチレングリコールが使われ、その性質
としては高分子膜に残存する溶剤に対する良い溶媒であ
り、又温度としては、７０〜１００℃が好ましい。本発
明の水洗水としては、温度６０〜８０℃が好ましい。本
発明における懸架ドラムとしては、液中懸架ドラムとし
ては、外径８０〜１００ｍｍ，内径７０〜９０ｍｍ，液
噴射孔としては１．０ 〜３．０ ｍｍφの孔を開口率
（開口面積／全面積×１００％），０．２ 〜１．０
％、ドラム内圧力２０〜３０ｍｍＡｑを用いる。本発明
におけるドラム両側端の搬送安定用鍔としては、高分子
多孔質膜の幅に対しドラムの幅は４０〜６０ｍｍ宛両端
に長く、その外側に外径８０〜１００ｍｍφの半円形の
鍔を施すことによって、高分子多孔質膜のドラム表面及
び鍔えの接触及び膜の左右えの片寄りを防ぐことが出来
る。液噴射ドラム又はエアー噴射ドラムはそれぞれの液
体又は気体に適した寸法諸元を有してもよいし、又同じ
寸法諸元のものを用いても構わない。
セルロース膜，ポリスルホン膜，ポリフッ化ビニリデン
膜があり、主としてポリスルホン膜に用いられる。本発
明の洗浄液としては、例えばジエチレングリコール，多
価アルコール，エチレングリコールが使われ、その性質
としては高分子膜に残存する溶剤に対する良い溶媒であ
り、又温度としては、７０〜１００℃が好ましい。本発
明の水洗水としては、温度６０〜８０℃が好ましい。本
発明における懸架ドラムとしては、液中懸架ドラムとし
ては、外径８０〜１００ｍｍ，内径７０〜９０ｍｍ，液
噴射孔としては１．０ 〜３．０ ｍｍφの孔を開口率
（開口面積／全面積×１００％），０．２ 〜１．０
％、ドラム内圧力２０〜３０ｍｍＡｑを用いる。本発明
におけるドラム両側端の搬送安定用鍔としては、高分子
多孔質膜の幅に対しドラムの幅は４０〜６０ｍｍ宛両端
に長く、その外側に外径８０〜１００ｍｍφの半円形の
鍔を施すことによって、高分子多孔質膜のドラム表面及
び鍔えの接触及び膜の左右えの片寄りを防ぐことが出来
る。液噴射ドラム又はエアー噴射ドラムはそれぞれの液
体又は気体に適した寸法諸元を有してもよいし、又同じ
寸法諸元のものを用いても構わない。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を図を用いて詳しく説明する
。図１は本発明の多孔質膜洗浄装置の一実施例の側面断
面図の一部を示す。非溶媒高温洗浄槽４（４ａ，４ｂ）
，熱水洗水槽５に，液噴射ドラム２ａ，２ｂ，２ｃを上
下交互に計２７本備え、非溶媒高温洗浄槽４ａ，４ｂの
間と、４ｂと熱水洗水槽５間との接続部上部にエアー噴
射ドラム３を備えている。多孔質膜として幅３５０ｍｍ
，厚さ１２０〜２００μｍの高分子多孔質膜１であるポ
リスルホン膜は図１の左上より非溶媒高温洗浄槽４ａに
入り、直径９０ｍｍφ，幅４００ｍｍの液噴射ドラムに
噴射孔径１ｍｍφ千鳥型で、開孔率は０．２％でしかも
鍔６として直径９０ｍｍφを有する液噴射ドラム２ａ，
２ｂより噴射されるジエチレングリコールによりポリビ
ニルピロリドンが洗い出され、次に液噴射ドラム２ａと
同様の噴出孔を有し、更に搬送安定用鍔を有する直径２
１６ｍｍφ，幅４５０ｍｍのエアー噴射孔径５ｍｍφ千
鳥型で、開口率はドラム上部５％，側部１２％で、しか
も鍔として直径２１６ｍｍφを有するエアー噴射ドラム
３ａを通り、更に非溶媒高温処理槽４ｂでポリビニルピ
ロリドンの洗浄が終り、エアー噴射ドラム３ｂを通り、
続いて熱水洗水槽５でポリスルホン膜についているジエ
チレングリコールを液噴射ローラ２ｃよりの水噴射によ
り洗浄された。従来の洗浄方法では残溶媒量がポリビニ
ルピロリドン３重量％以下、ジエチレングリコール０．
１重量％以下で、しかもスリ傷・押し傷故障は１ｍ２
当り１〜３個発生していたものが、本発明の方法及び装
置により、残留溶剤のない、スリ傷・押し傷故障の皆無
となったポリスルホン膜が得られた。各洗浄液槽の条件
としては、非溶媒高温洗浄槽の処理液温度７０〜１００
℃，膜の処理時間４〜６分，液噴射ドラム内圧力２０〜
３０ｍｍＡｑ，多孔質膜のテンション０．２〜１．０ｋ
ｇ／巾であり、熱水洗水槽の処理温度は６０〜８０℃，
膜の処理時間３〜５分液噴射ドラム内圧力２０〜３０ｍ
ｍＡｑ，多孔質膜のテンション０．２〜１．０ｋｇ／巾
である。又エアー噴射ドラムの条件としては３０〜２５
ｍｍＡｑである。
。図１は本発明の多孔質膜洗浄装置の一実施例の側面断
面図の一部を示す。非溶媒高温洗浄槽４（４ａ，４ｂ）
，熱水洗水槽５に，液噴射ドラム２ａ，２ｂ，２ｃを上
下交互に計２７本備え、非溶媒高温洗浄槽４ａ，４ｂの
間と、４ｂと熱水洗水槽５間との接続部上部にエアー噴
射ドラム３を備えている。多孔質膜として幅３５０ｍｍ
，厚さ１２０〜２００μｍの高分子多孔質膜１であるポ
リスルホン膜は図１の左上より非溶媒高温洗浄槽４ａに
入り、直径９０ｍｍφ，幅４００ｍｍの液噴射ドラムに
噴射孔径１ｍｍφ千鳥型で、開孔率は０．２％でしかも
鍔６として直径９０ｍｍφを有する液噴射ドラム２ａ，
２ｂより噴射されるジエチレングリコールによりポリビ
ニルピロリドンが洗い出され、次に液噴射ドラム２ａと
同様の噴出孔を有し、更に搬送安定用鍔を有する直径２
１６ｍｍφ，幅４５０ｍｍのエアー噴射孔径５ｍｍφ千
鳥型で、開口率はドラム上部５％，側部１２％で、しか
も鍔として直径２１６ｍｍφを有するエアー噴射ドラム
３ａを通り、更に非溶媒高温処理槽４ｂでポリビニルピ
ロリドンの洗浄が終り、エアー噴射ドラム３ｂを通り、
続いて熱水洗水槽５でポリスルホン膜についているジエ
チレングリコールを液噴射ローラ２ｃよりの水噴射によ
り洗浄された。従来の洗浄方法では残溶媒量がポリビニ
ルピロリドン３重量％以下、ジエチレングリコール０．
１重量％以下で、しかもスリ傷・押し傷故障は１ｍ２
当り１〜３個発生していたものが、本発明の方法及び装
置により、残留溶剤のない、スリ傷・押し傷故障の皆無
となったポリスルホン膜が得られた。各洗浄液槽の条件
としては、非溶媒高温洗浄槽の処理液温度７０〜１００
℃，膜の処理時間４〜６分，液噴射ドラム内圧力２０〜
３０ｍｍＡｑ，多孔質膜のテンション０．２〜１．０ｋ
ｇ／巾であり、熱水洗水槽の処理温度は６０〜８０℃，
膜の処理時間３〜５分液噴射ドラム内圧力２０〜３０ｍ
ｍＡｑ，多孔質膜のテンション０．２〜１．０ｋｇ／巾
である。又エアー噴射ドラムの条件としては３０〜２５
ｍｍＡｑである。
【０００７】
【発明の効果】本発明の高分子多孔質膜の洗浄方法及び
装置は、液噴射ドラムを上下交互に多数配列した洗浄槽
を使い、槽間のドラムにはエヤー噴射ドラムを使うこと
で、高分子多孔質膜には無接触で、スリ傷，押し傷の故
障がなく、しかも洗浄効率が良く、残溶媒のない、良品
の高分子多孔質膜が得率良く得られ、又洗浄速度を上げ
ることも出来た。
装置は、液噴射ドラムを上下交互に多数配列した洗浄槽
を使い、槽間のドラムにはエヤー噴射ドラムを使うこと
で、高分子多孔質膜には無接触で、スリ傷，押し傷の故
障がなく、しかも洗浄効率が良く、残溶媒のない、良品
の高分子多孔質膜が得率良く得られ、又洗浄速度を上げ
ることも出来た。
【図１】本発明の高分子多孔膜の洗浄方法及び装置の一
実施の側面断面図の一部。
実施の側面断面図の一部。
１ 高分子多孔質膜
２ａ，２ｂ，２ｃ 液噴射ドラム
３ａ，３ｂ，３ｃ エアー噴射ドラム４ａ，４ｂ
洗浄槽 ５ 水洗水槽 ６ 液噴射ドラムの鍔 ７ エヤー噴射ドラムの鍔
洗浄槽 ５ 水洗水槽 ６ 液噴射ドラムの鍔 ７ エヤー噴射ドラムの鍔
Claims (2)
- 【請求項１】 走行する高分子多孔質膜を洗浄液及水
洗水中の上下複数本のローラに懸架して洗浄する方法に
おいて、各懸架ローラの替わりに外面に多数の孔を設け
たドラムを用い、液中の懸架ドラムには洗浄液を、洗浄
液槽と水洗水槽の間のドラムには空気を供給し、それぞ
れ液体又は気体の流体膜を形成させて、高分子多孔質膜
をドラム表面に接触することなく搬送し、洗浄すること
を特徴とする高分子多孔質膜の洗浄方法。 - 【請求項２】 走行する高分子多孔質膜を洗浄液槽と
水洗水槽の上下複数本の懸架ローラに懸架して洗浄を行
う高分子多孔質膜の洗浄装置において、洗浄液槽，水洗
水槽および各槽間に設置した懸架ローラの替わりに外面
に多数の流体噴射孔を有するドラムを用い、該ドラム両
側端には搬送安定用鍔を有することを特徴とする高分子
多孔質膜の洗浄装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6943991A JPH04281886A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 高分子多孔質膜の洗浄方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6943991A JPH04281886A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 高分子多孔質膜の洗浄方法及び装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04281886A true JPH04281886A (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=13402671
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6943991A Pending JPH04281886A (ja) | 1991-03-11 | 1991-03-11 | 高分子多孔質膜の洗浄方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04281886A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09254233A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-09-30 | Itochu Puramatsuku Kk | 塑性粘着物の取扱方法およびその装置 |
-
1991
- 1991-03-11 JP JP6943991A patent/JPH04281886A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09254233A (ja) * | 1996-03-26 | 1997-09-30 | Itochu Puramatsuku Kk | 塑性粘着物の取扱方法およびその装置 |
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