JPH04281015A - 軽量複合繊維 - Google Patents

軽量複合繊維

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JPH04281015A
JPH04281015A JP6543291A JP6543291A JPH04281015A JP H04281015 A JPH04281015 A JP H04281015A JP 6543291 A JP6543291 A JP 6543291A JP 6543291 A JP6543291 A JP 6543291A JP H04281015 A JPH04281015 A JP H04281015A
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JP
Japan
Prior art keywords
polypropylene
nylon
sheath
density
yarn
Prior art date
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Pending
Application number
JP6543291A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Hashimoto
和典 橋本
Koji Kakumoto
幸治 角本
Shuji Miyazaki
修二 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Artificial Filaments (AREA)
  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリアミドとポリプロ
ピレンとからなる衣料用に適した軽量の複合繊維に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン繊維は密度が0.91g
/cm3程度と水より小さく、天然繊維、合成繊維を含
めて最も軽い繊維であり、強力も大きく、弾性的性質に
も優れた特性を有しているが、耐熱性が低い(融点17
0℃程度)、染色性が悪い等の欠点を有している。
【0003】ポリプロピレンの軽量であるという特長を
生かし、染色性を改良するために、ポリプロピレンを芯
成分とし、ポリアミドを鞘成分とする同心型複合繊維が
特開昭61−83314号公報に提案されているが、両
者は剥離し易く、延伸操業性等に問題があった。また、
特開昭60−81316号公報には、ポリプロピレンを
芯成分、ポリプロピレンとポリアミドとの混合物を鞘成
分とする複合繊維が提案されているが、両者の相溶性が
悪いため、混合斑がそのまま染色斑となるという実用上
の問題を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ポリプロピ
レンの軽量であるという特長を生かし、耐熱性及び染色
性が悪いという欠点をポリアミドでカバーした複合繊維
であって、界面での剥離の問題のない複合繊維を提供し
ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために検討を重ねた結果、ポリアミドであり
ながら、ポリプロピレンとの相溶性の良いポリメタキシ
リレンアジパミドを鞘成分のナイロン6又はナイロン6
6に混合することにより、芯鞘間の剥離を抑えることが
できることを見出し、本発明に至った。
【0006】すなわち、本発明は、ナイロン6又はナイ
ロン66とポリメタキシリレンアジパミドとの重量比5
0/50〜90/10の混合物を鞘成分、ポリプロピレ
ンを芯成分とする複合繊維であって、密度が1.01g
/cm3以下であることを特徴とする軽量複合繊維を要
旨とするものである。
【0007】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明で使用されるナイロン6(以下N6と記す)、ナイ
ロン66(以下N66と記す)及びポリメタキシリレン
アジパミド(以下MXD6と記す)は、通常衣料用繊維
の製造に用いられる相対粘度(96%硫酸を溶媒とし、
濃度1g/dl、温度25℃で測定)が2.0〜3.5
程度のものが用いられる。
【0008】また、ポリプロピレン(以下PPと記す)
としては、アイソタクチックPPで、そのメルトフロー
レート(MF値)が、ASTM  D−1238(L)
の方法で測定して、20g/10分未満のものが好まし
く用いられる。
【0009】N6、N66及びMXD6の相対粘度ある
いはPPのMF値が上記の範囲外になると、溶融粘度が
高すぎたり、逆に低すぎたりして、複合紡糸する際、紡
糸口金の直下で糸曲がりが起こったり、鞘成分のポリア
ミドで芯成分のPPを完全に被覆できないという問題が
生じる。
【0010】本発明において、鞘成分におけるN6又は
N66とMXD6との混合重量比は50/50〜90/
10とすることが必要である。MXD6がこの範囲より
少ない場合、芯成分と鞘成分の剥離を抑える効果が少な
く、操業上の問題が生じ、逆に大きい場合は、密度が大
きくなり、目的とする軽量化が達せられず、コストも高
くなる等の問題があり好ましくない。
【0011】また、本発明の複合繊維において、芯/鞘
の重量比は、密度が1.01g/cm3以下で、芯成分
が鞘成分により完全に被覆された繊維が得られるように
選定されるが、通常、50/50〜70/30とされる
。芯成分の割合が少なすぎると目的とする軽量化が達成
されず、多すぎると芯成分が繊維表面に一部露出し、操
業性の問題が生じる。
【0012】本発明の複合繊維は、芯鞘型複合繊維製造
の常法に従って溶融紡糸、延伸する方法によって製造す
ることができる。この際、延伸は、熱をかけて行うこと
が必要である。ガラス転移温度の低い通常のナイロン繊
維の延伸は、特に熱をかけることなく行うことができる
が、本発明の繊維はPPが芯成分に含有されているため
、熱を与えないと芯成分と鞘成分の延伸が均一に行われ
ず、延伸操業性が悪いと同時に、糸斑が発生し、染色斑
の原因となる。このため延伸温度としては100℃以上
が必要であり、上限は、ポリアミドの融点等との関係か
ら200℃程度となる。
【0013】本発明の複合繊維は、1.01g/cm3
以下の密度を有し、製糸条件により異なるが、通常、強
度3g/d以上、伸度20〜80%、初期ヤング率20
g/d以上の特性を有する。なお、単糸繊度、トータル
繊度は、特に限定されるものではないが、単糸繊度1〜
10d、トータル繊度50〜500dとするのが好まし
い。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、本発明における特性値の測定法は次のとおり
である。 (1) 強伸度 島津製作所製オートグラフDSS−500を用い、試料
長30cm,引張速度30cm/分で測定した。 (2) 初期ヤング率 強伸度測定時に得られた荷重−伸張曲線の初期の傾きか
ら求めた。 (3) 密度 25℃のトルエン−四塩化炭素系密度勾配管により測定
した。
【0015】実施例1 相対粘度2.60のN6と相対粘度2.10のMXD6
の混合物を鞘成分、MF値15g/10分のアイソタク
チックPPを芯成分として、通常のエクストルーダー型
複合紡糸機に供給し、紡糸温度275℃で孔径0.3m
mの紡糸孔を36個有する紡糸口金から吐出し、冷却固
化、オイリング後、非加熱の一対のローラを経て、35
00m/分の速度で巻取り、150d/36fの同心芯
鞘型複合未延伸糸を得た。なお、芯/鞘重量比を60/
40とし、鞘成分の混合比率は表1に示すように変更し
た。
【0016】得られた未延伸糸を延伸機に供給し、非加
熱の供給ローラと温度90℃の第一延伸ローラとの間で
1.01倍の予備延伸を施した後、第一延伸ローラと温
度170℃の第二延伸ローラとの間で1.94倍の延伸
を行い、680m/分の速度で巻き取った。
【0017】得られた延伸糸の特性値及び延伸時の操業
性を評価した結果を表1に示す。(No.1、No.2
及びNo.5は比較例である。) なお、延伸時の操業性は次の3段階で評価した。 ○:良好、  △:やや不良、  ×:不良
【0018
【表1】
【0019】本発明の実施例であるNo.3及びNo.
4では、密度が1.01g/cm3以下と軽量の繊維が
得られ、紡糸、延伸性ともに良好であった。これに対し
、比較例であるNo.1及びNo.2では、延伸の際、
毛羽の発生がみられ、No.5では十分軽量の繊維が得
られなかった。
【0020】実施例2 相対粘度2.50のN66と相対粘度2.10のMXD
6の混合物を鞘成分、MF値12g/10分のアイソタ
クチックPPを芯成分として、実施例1のNo.4と同
様の方法で芯鞘型複合糸を製造した。紡糸、延伸の操業
性に問題はなく、糸質特性は強度4.30g/d、伸度
29.8%、初期ヤング率31.4g/d、密度1.0
08g/cm3であった。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、互いに相溶性のないポ
リアミドとポリプロピレンとで構成されながら、界面で
の剥離の問題のない軽量な複合繊維を得ることができる

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ナイロン6又はナイロン66とポリメ
    タキシリレンアジパミドとの重量比50/50〜90/
    10の混合物を鞘成分、ポリプロピレンを芯成分とする
    複合繊維であって、密度が1.01g/cm3以下であ
    ることを特徴とする軽量複合繊維。
JP6543291A 1991-03-05 1991-03-05 軽量複合繊維 Pending JPH04281015A (ja)

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