JPH0428051B2 - - Google Patents
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- JPH0428051B2 JPH0428051B2 JP61136150A JP13615086A JPH0428051B2 JP H0428051 B2 JPH0428051 B2 JP H0428051B2 JP 61136150 A JP61136150 A JP 61136150A JP 13615086 A JP13615086 A JP 13615086A JP H0428051 B2 JPH0428051 B2 JP H0428051B2
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- partition wall
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Landscapes
- Revetment (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は桟橋その他の水上構築物を支持する水
中鋼管支柱の上端部外周にコンクリートや合成樹
脂による防蝕用の被覆を施す水中鋼管支柱の補強
作業用装置に関する。
中鋼管支柱の上端部外周にコンクリートや合成樹
脂による防蝕用の被覆を施す水中鋼管支柱の補強
作業用装置に関する。
(従来の技術)
従来、第4図に示すように桟橋1やその他の水
上構築物を支持するために、水底2から立設した
鋼管支柱3の上端部の水面付近は、潮位の上下や
波飛沫により水に浸されたり空気に曝されたりす
るため、腐蝕が激しく短期間で短期の支持力が得
られなくなる。そこで、鋼管支柱の耐久力を高め
るため従来は高潮位a、底潮位bを考慮し、水に
浸されたり空気に曝されたりすることが予想され
る部位にコンクリート被覆4や場合によつては合
成樹脂被覆を施すことによる補強をなしていると
ころである。
上構築物を支持するために、水底2から立設した
鋼管支柱3の上端部の水面付近は、潮位の上下や
波飛沫により水に浸されたり空気に曝されたりす
るため、腐蝕が激しく短期間で短期の支持力が得
られなくなる。そこで、鋼管支柱の耐久力を高め
るため従来は高潮位a、底潮位bを考慮し、水に
浸されたり空気に曝されたりすることが予想され
る部位にコンクリート被覆4や場合によつては合
成樹脂被覆を施すことによる補強をなしていると
ころである。
このような水中鋼管支柱の補強は、例えばコン
クリート被覆4による場合は第5図、第6図に示
すように支柱3の外周にスタツドボルト5を立設
し、これに支持させて鉄筋6を筒状に配設し、こ
れらを埋め込んでコンクリートを打設していると
ころであり、その施工に際しては、第7図に示す
ように水中に作業足場7を組み立てし、潜水夫が
水中に潜り、まず支柱3の外面に付着している藻
類や貝類等の付着物及び錆を取り除く清掃作業を
行い、次いでスタツドボルト5を水中溶接機を使
用して支柱の外周に立設し、そのスタツドボルト
5に支持させて鉄筋6を配設し、その後、その外
周にコンクリート型枠8を組み立てし、桟橋1上
からコンクリートポンプ車9により、ホース10
を通して型枠8内にコンクリートを打設する。
クリート被覆4による場合は第5図、第6図に示
すように支柱3の外周にスタツドボルト5を立設
し、これに支持させて鉄筋6を筒状に配設し、こ
れらを埋め込んでコンクリートを打設していると
ころであり、その施工に際しては、第7図に示す
ように水中に作業足場7を組み立てし、潜水夫が
水中に潜り、まず支柱3の外面に付着している藻
類や貝類等の付着物及び錆を取り除く清掃作業を
行い、次いでスタツドボルト5を水中溶接機を使
用して支柱の外周に立設し、そのスタツドボルト
5に支持させて鉄筋6を配設し、その後、その外
周にコンクリート型枠8を組み立てし、桟橋1上
からコンクリートポンプ車9により、ホース10
を通して型枠8内にコンクリートを打設する。
(発明が解決しようとする問題点)
このような従来の水中鋼管支柱の補強方法にあ
つては、支柱外面の清掃作業、スタツドボルトの
溶接、配筋、型枠の組み立て及びコンクリート打
設の各作業を全て潜水夫によつてなさなければな
らないため、天候や海象等の自然条件に大きく左
右され、且つ水中作業であることと相俟つて作業
能率が著しく悪く、工期が長くなり、作業コスト
が高くなるという問題があつた。
つては、支柱外面の清掃作業、スタツドボルトの
溶接、配筋、型枠の組み立て及びコンクリート打
設の各作業を全て潜水夫によつてなさなければな
らないため、天候や海象等の自然条件に大きく左
右され、且つ水中作業であることと相俟つて作業
能率が著しく悪く、工期が長くなり、作業コスト
が高くなるという問題があつた。
(問題点を解決するための手段及び作用)
上述の如き問題点を解決するための本発明の要
旨とする構成は、複数に縦割りされた分割体を、
その少なくとも一部を開閉可能に連結した有底筒
状の作業空間形成用隔壁体を備え、該隔壁体の底
部中央に鋼管支柱挿入孔を備え、その隔壁体に全
体を水面上に浮上させるフロートを設けるととも
に内部に作業用足場及び鋼管支柱保持手段を備
え、前記隔壁体の下方で鋼管支柱に固定される隔
壁体固定部材を備えるとともに該隔壁体固定部材
と前記隔壁体とを連結する伸縮自在な係止部材を
備えて、前記隔壁体を水上に浮上させて水中鋼管
支柱の外周に前記隔壁体固定部材で仮装着した後
に水密性を保持させて取り付け、その隔壁体内の
水を排出することによつて作業空間が形成される
ようにしてなる水中鋼管支柱の補強作業用装置に
存する。この補強作業用装置によれば、水面下及
び水面上にまたがる支柱補強作業が、潜水夫によ
ることなく常に大気中における通常の作業によつ
て行うことができる。また、前記隔壁体固定部材
により鋼管支柱に隔壁体を仮装着できるので隔壁
体の取り付け作業が能率的になる。更に隔壁体と
前記隔壁体固定部材とは伸縮自在な係止部材で連
結されるので、鋼管支柱の補強作業領域に合わせ
て隔壁体の鋼管支柱に対する取り付け位置を調整
することができる。
旨とする構成は、複数に縦割りされた分割体を、
その少なくとも一部を開閉可能に連結した有底筒
状の作業空間形成用隔壁体を備え、該隔壁体の底
部中央に鋼管支柱挿入孔を備え、その隔壁体に全
体を水面上に浮上させるフロートを設けるととも
に内部に作業用足場及び鋼管支柱保持手段を備
え、前記隔壁体の下方で鋼管支柱に固定される隔
壁体固定部材を備えるとともに該隔壁体固定部材
と前記隔壁体とを連結する伸縮自在な係止部材を
備えて、前記隔壁体を水上に浮上させて水中鋼管
支柱の外周に前記隔壁体固定部材で仮装着した後
に水密性を保持させて取り付け、その隔壁体内の
水を排出することによつて作業空間が形成される
ようにしてなる水中鋼管支柱の補強作業用装置に
存する。この補強作業用装置によれば、水面下及
び水面上にまたがる支柱補強作業が、潜水夫によ
ることなく常に大気中における通常の作業によつ
て行うことができる。また、前記隔壁体固定部材
により鋼管支柱に隔壁体を仮装着できるので隔壁
体の取り付け作業が能率的になる。更に隔壁体と
前記隔壁体固定部材とは伸縮自在な係止部材で連
結されるので、鋼管支柱の補強作業領域に合わせ
て隔壁体の鋼管支柱に対する取り付け位置を調整
することができる。
(実施例)
次に本発明の実施の一例を、第1図及至第3図
について説明する。
について説明する。
第1図、第2図は本発明に係る装置の使用状態
を示しており、図中3は本装置を取り付けする水
中鋼管支柱である。この装置は有底筒状をした作
業空間形成用隔壁体20を有している。
を示しており、図中3は本装置を取り付けする水
中鋼管支柱である。この装置は有底筒状をした作
業空間形成用隔壁体20を有している。
この隔壁体20は縦方向に二分割した一対の分
割体20a,20bを互いに接合させて、有底筒
状に組み立てしているものであり、一方の側面の
接合縁間は互いに蝶番21をもつて枢着され、他
方側側面の接合縁間は締結具22をもつて開放可
能に固着されるようにしている。また両分割体2
0a,20bの蝶番側の接合部にはゴム板からな
る止水板が貼着され、締結体22側の接合部には
パツキングチユーブ23を取り付けして両者間の
水密性を保持させている。
割体20a,20bを互いに接合させて、有底筒
状に組み立てしているものであり、一方の側面の
接合縁間は互いに蝶番21をもつて枢着され、他
方側側面の接合縁間は締結具22をもつて開放可
能に固着されるようにしている。また両分割体2
0a,20bの蝶番側の接合部にはゴム板からな
る止水板が貼着され、締結体22側の接合部には
パツキングチユーブ23を取り付けして両者間の
水密性を保持させている。
また隔壁体20の底壁部の中央には鋼管支柱挿
入孔24が開口されており、その内部に支柱3が
挿通されるようにしている。この鋼管支柱挿入孔
24の周縁部外側にはパツキングチユーブ23が
取り付けされており、隔壁体20内に導出した空
気注入ノズル23aからチユーブ23内に圧力空
気を注入することにより、支柱3と鋼管支柱挿入
孔24との間隙が密閉されるようにしている。
入孔24が開口されており、その内部に支柱3が
挿通されるようにしている。この鋼管支柱挿入孔
24の周縁部外側にはパツキングチユーブ23が
取り付けされており、隔壁体20内に導出した空
気注入ノズル23aからチユーブ23内に圧力空
気を注入することにより、支柱3と鋼管支柱挿入
孔24との間隙が密閉されるようにしている。
更に、この隔壁体20の外周面には多数のフロ
ート25,25,……が取り付けされ、フロート
により装置全体が水面上に浮べられるようにして
いる。またこの各フロート25,25……内には
それぞれ注排水できるようにしており、その注排
水により浮力の調節及び浮上時の傾きの調節を行
わせるようにしている。
ート25,25,……が取り付けされ、フロート
により装置全体が水面上に浮べられるようにして
いる。またこの各フロート25,25……内には
それぞれ注排水できるようにしており、その注排
水により浮力の調節及び浮上時の傾きの調節を行
わせるようにしている。
一方隔壁体20の内部には上下配置の一対の鋼
管支柱保持手段26,26及び作業足場27が備
えられている。保持手段26,26はそれぞれ隔
壁体20の内面から中央に向けた四方向のジヤツ
キ28,28……とそのジヤツキ28の移動端に
取り付けした鋼管押圧パツド29とからなり、各
ジヤツキ28を伸長させて各パツド29の中央に
鋼管支柱3を挟持させることにより、鋼管支柱3
に対して固定されるようにしている。作業足場2
7は隔壁体20の各分割体20a,20b毎に半
分づつ固定され全体がリング状になるように配置
されている。
管支柱保持手段26,26及び作業足場27が備
えられている。保持手段26,26はそれぞれ隔
壁体20の内面から中央に向けた四方向のジヤツ
キ28,28……とそのジヤツキ28の移動端に
取り付けした鋼管押圧パツド29とからなり、各
ジヤツキ28を伸長させて各パツド29の中央に
鋼管支柱3を挟持させることにより、鋼管支柱3
に対して固定されるようにしている。作業足場2
7は隔壁体20の各分割体20a,20b毎に半
分づつ固定され全体がリング状になるように配置
されている。
尚、図中30は補助底壁であり、前述した底壁
部と同様に中央に支柱挿通孔30aが開口され、
その開口縁にパツキングチユーブ31が取り付け
され空気注入ノズル31aより圧力空気を注入す
ることにより支柱3との間隙が密閉されるように
している。そして、この補助底壁30下に排水用
の水中ポンプ32が収容されている。そして、前
記隔壁体20の下方で鋼管支柱3に固定される隔
壁体固定部材を備えるとともに該隔壁体固定部材
と前記隔壁体20とを連結する伸縮自在な係止部
材43を備えている。
部と同様に中央に支柱挿通孔30aが開口され、
その開口縁にパツキングチユーブ31が取り付け
され空気注入ノズル31aより圧力空気を注入す
ることにより支柱3との間隙が密閉されるように
している。そして、この補助底壁30下に排水用
の水中ポンプ32が収容されている。そして、前
記隔壁体20の下方で鋼管支柱3に固定される隔
壁体固定部材を備えるとともに該隔壁体固定部材
と前記隔壁体20とを連結する伸縮自在な係止部
材43を備えている。
次に上記装置を使用した水中鋼管支柱の補強方
法の一例を図面について説明する。
法の一例を図面について説明する。
第3図イに示すように施工しようとする支柱3
の施工位置下部に予め隔壁体固定バンド40を取
り付けしておく、この隔壁体固定バンド40は、
第1図に示すように上部内周面にラツパ状の凹部
40aが形成され、支柱3に巻き付けし、締め付
けねじ40bを締結することによつて支柱3に取
り付けされるようにしている。一方、支柱3の隔
壁体固定バンド取り付け位置には、下縁にテーパ
ー状突部41aを一体に有するストツパーバンド
41を取り付けしておき、凹部40aを突部41
aに嵌合させて隔壁体固定バンド40の上方への
スライドを阻止させている。この隔壁体固定バン
ド40とストツパーバンド41とが隔壁体固定部
材を構成しているものである。
の施工位置下部に予め隔壁体固定バンド40を取
り付けしておく、この隔壁体固定バンド40は、
第1図に示すように上部内周面にラツパ状の凹部
40aが形成され、支柱3に巻き付けし、締め付
けねじ40bを締結することによつて支柱3に取
り付けされるようにしている。一方、支柱3の隔
壁体固定バンド取り付け位置には、下縁にテーパ
ー状突部41aを一体に有するストツパーバンド
41を取り付けしておき、凹部40aを突部41
aに嵌合させて隔壁体固定バンド40の上方への
スライドを阻止させている。この隔壁体固定バン
ド40とストツパーバンド41とが隔壁体固定部
材を構成しているものである。
このようにして隔壁体固定バンド40を取り付
けした後、前後した隔壁体20を主体とした装置
Aをタグボート42をもつて支柱3位置まで曳航
し、隔壁体20の締結具22を外し、分割体20
a,20bを蝶番21を中心にして開き、中央の
鋼管支柱挿通孔24内に支柱3が位置されるよう
に水上を移動させ、再び両分割体20a,20b
を閉じ、各フロート25,25……内に必要に応
じて注排水し浮力を調節して隔壁体20の高さ
を、取り付け高さ位置に合せる。
けした後、前後した隔壁体20を主体とした装置
Aをタグボート42をもつて支柱3位置まで曳航
し、隔壁体20の締結具22を外し、分割体20
a,20bを蝶番21を中心にして開き、中央の
鋼管支柱挿通孔24内に支柱3が位置されるよう
に水上を移動させ、再び両分割体20a,20b
を閉じ、各フロート25,25……内に必要に応
じて注排水し浮力を調節して隔壁体20の高さ
を、取り付け高さ位置に合せる。
次いで、隔壁体固定バンド40と隔壁体20の
底面間を伸縮自在な係止部材であるワイヤー43
をもつて連結し、そのワイヤー43の途中に介在
されるターンバツクルもしくはレバーブロツク
(図示せず)により当該ワイヤー43の長さを変
えて隔壁体20の取り付け高さを調節し、第3図
ロに示すように隔壁体20を支柱3に仮装着す
る。
底面間を伸縮自在な係止部材であるワイヤー43
をもつて連結し、そのワイヤー43の途中に介在
されるターンバツクルもしくはレバーブロツク
(図示せず)により当該ワイヤー43の長さを変
えて隔壁体20の取り付け高さを調節し、第3図
ロに示すように隔壁体20を支柱3に仮装着す
る。
このようにして取り付け高さを決定して仮装着
した後、各パツキングチユーブ23に空気を充填
し、隔壁体20の周面を密封する。然る後、各フ
ロート25内に充分注入し、浮力を下げた後水中
ポンプ32を作動させて隔壁体20内の水を排出
し、第3図ハに示すように、隔壁体20内に作業
空間を形成する。このように各フロート25内に
注水後、隔壁体20内の排水をなすことによつ
て、排水後の全体の浮力が小さくなり、ワイヤー
43に無理な張力が加わるのを防止できる。その
後、補助底壁30のパツキングチユーブ31内に
も空気を注入して支柱3との間隙を密閉する。
尚、水中ポンプ32は引き続き作動させておき、
隔壁体20内ににじみ出てくる水を排出させる。
した後、各パツキングチユーブ23に空気を充填
し、隔壁体20の周面を密封する。然る後、各フ
ロート25内に充分注入し、浮力を下げた後水中
ポンプ32を作動させて隔壁体20内の水を排出
し、第3図ハに示すように、隔壁体20内に作業
空間を形成する。このように各フロート25内に
注水後、隔壁体20内の排水をなすことによつ
て、排水後の全体の浮力が小さくなり、ワイヤー
43に無理な張力が加わるのを防止できる。その
後、補助底壁30のパツキングチユーブ31内に
も空気を注入して支柱3との間隙を密閉する。
尚、水中ポンプ32は引き続き作動させておき、
隔壁体20内ににじみ出てくる水を排出させる。
その後、作業員が隔壁体20内に入り、鋼管支
柱保持手段26,26の各ジヤツキ28,28…
…を伸長させて支柱3を挟持させ、隔壁体20を
支柱3に対して強固に取り付けする。
柱保持手段26,26の各ジヤツキ28,28…
…を伸長させて支柱3を挟持させ、隔壁体20を
支柱3に対して強固に取り付けする。
尚、鋼管支柱保持手段26,26による支柱3
の挟持は、排水前におこなつてもよく、またこの
挟持の後にワイヤー43による連結を行つてもよ
いものである。
の挟持は、排水前におこなつてもよく、またこの
挟持の後にワイヤー43による連結を行つてもよ
いものである。
このようにして隔壁体20を装着し、その内部
に作業空間を形成した後、図示してないが隔壁体
20内において、作業員により支柱表面の清掃作
業、スタツドボルトの溶接作業、配筋作業及び型
枠組み立て作業を通常の大気中における作業によ
つて行つた後、第3図ニに示すように桟橋1上の
ポンプ車9より型枠8内にコンクリートを充填さ
せる。そして、一定期間コンクリートを養生させ
た後、型枠8を外すとともに隔壁体20全体を外
し、水上を曳航し、次の補強作業を行う。
に作業空間を形成した後、図示してないが隔壁体
20内において、作業員により支柱表面の清掃作
業、スタツドボルトの溶接作業、配筋作業及び型
枠組み立て作業を通常の大気中における作業によ
つて行つた後、第3図ニに示すように桟橋1上の
ポンプ車9より型枠8内にコンクリートを充填さ
せる。そして、一定期間コンクリートを養生させ
た後、型枠8を外すとともに隔壁体20全体を外
し、水上を曳航し、次の補強作業を行う。
上述の実施例ではフロートを隔壁体20の外周
面に多数固定しているが、多数固定する代りに、
隔壁体20の周壁を二重にして内部に空間を形成
し、更にその空間に仕切を入れて複数の空間を形
成し、それぞれの空間を注排水自在としたフロー
トに構成しても良いものである。また、支柱3の
補強作業領域が上下方向に長くて一度では装置A
の隔壁体20でカバーしきれないときであつて
も、隔壁体20の鋼管支柱保持手段26の挟持を
緩め前記ワイヤー43の長さを変えることで隔壁
体20を支柱3に対して上下移動させることで、
容易に支柱3の補強作業領域をカバーすることが
できる。
面に多数固定しているが、多数固定する代りに、
隔壁体20の周壁を二重にして内部に空間を形成
し、更にその空間に仕切を入れて複数の空間を形
成し、それぞれの空間を注排水自在としたフロー
トに構成しても良いものである。また、支柱3の
補強作業領域が上下方向に長くて一度では装置A
の隔壁体20でカバーしきれないときであつて
も、隔壁体20の鋼管支柱保持手段26の挟持を
緩め前記ワイヤー43の長さを変えることで隔壁
体20を支柱3に対して上下移動させることで、
容易に支柱3の補強作業領域をカバーすることが
できる。
(発明の効果)
本発明の水中鋼管支柱の補強作業用装置は上述
のように構成され、水中鋼管支柱の上部外周の防
蝕被覆予定面を内部に収容する作業空間を形成す
る隔壁体を取り付けし、その隔壁体内部の水を排
出して水面下の作業空間を形成し、大気中におけ
る作業によつて防蝕用被覆のための型枠組、コン
クリートの打設等の各種作業を行うことができる
こととなり、従来の水中作業に比べその作業が著
しく容易となり、しかも天候や波浪の高低等の自
然条件に影響されることが少なく、工期も著しく
短縮できることとなつたものである。
のように構成され、水中鋼管支柱の上部外周の防
蝕被覆予定面を内部に収容する作業空間を形成す
る隔壁体を取り付けし、その隔壁体内部の水を排
出して水面下の作業空間を形成し、大気中におけ
る作業によつて防蝕用被覆のための型枠組、コン
クリートの打設等の各種作業を行うことができる
こととなり、従来の水中作業に比べその作業が著
しく容易となり、しかも天候や波浪の高低等の自
然条件に影響されることが少なく、工期も著しく
短縮できることとなつたものである。
また、本発明に係る補強作業用装置には、隔壁
体を鋼管支柱に仮装着させる隔壁体固定部材が備
えられているので、鋼管支柱に隔壁体を取り付け
る作業が能率的となり、そして、伸縮自在な係止
部材で隔壁体の支柱取付位置を容易に調整できて
取付作業精度が大きく向上した。更に、鋼管支柱
の補強作業領域が上下方向に長くて一度では装置
の隔壁体でカバーしきれないときであつても、前
記伸縮自在な係止部材によつてその長さを変える
ことで隔壁体を前記鋼管支柱に対して上下移動さ
せることができて、容易に鋼管支柱の補強作業領
域がカバーされ補強作業能率が向上するとともに
工期の短縮となる。
体を鋼管支柱に仮装着させる隔壁体固定部材が備
えられているので、鋼管支柱に隔壁体を取り付け
る作業が能率的となり、そして、伸縮自在な係止
部材で隔壁体の支柱取付位置を容易に調整できて
取付作業精度が大きく向上した。更に、鋼管支柱
の補強作業領域が上下方向に長くて一度では装置
の隔壁体でカバーしきれないときであつても、前
記伸縮自在な係止部材によつてその長さを変える
ことで隔壁体を前記鋼管支柱に対して上下移動さ
せることができて、容易に鋼管支柱の補強作業領
域がカバーされ補強作業能率が向上するとともに
工期の短縮となる。
第1図は本発明装置の実施の一例を示す使用状
態の縦断面図、第2図は下半分を第1図中の−
線にて横断して示す平面図、第3図イ乃至ニは
本発明装置を使用した施工例の工程概略図、第4
図は補強した鋼管支柱の一例を示す一部縦断側面
図、第5図は補強部分の縦断面図、第6図は同横
断面図、第7図は従来の方法による施工状態を示
す部分縦断側面図である。 1……桟橋、3……鋼管支柱、4……コンクリ
ート被覆、5……スタツドボルト、6……鉄筋、
8……コンクリート型枠、20……隔壁体、20
a,20b……分割体、24……鋼管支柱挿入
孔、25……フロート、26……鋼管保持手段、
27……作業足場、28……ジヤツキ、29……
パツド、32……水中ポンプ。
態の縦断面図、第2図は下半分を第1図中の−
線にて横断して示す平面図、第3図イ乃至ニは
本発明装置を使用した施工例の工程概略図、第4
図は補強した鋼管支柱の一例を示す一部縦断側面
図、第5図は補強部分の縦断面図、第6図は同横
断面図、第7図は従来の方法による施工状態を示
す部分縦断側面図である。 1……桟橋、3……鋼管支柱、4……コンクリ
ート被覆、5……スタツドボルト、6……鉄筋、
8……コンクリート型枠、20……隔壁体、20
a,20b……分割体、24……鋼管支柱挿入
孔、25……フロート、26……鋼管保持手段、
27……作業足場、28……ジヤツキ、29……
パツド、32……水中ポンプ。
Claims (1)
- 1 複数に縦割りされた分割体を、その少なくと
も一部を開閉可能に連結した有底筒状の作業空間
形成用隔壁体を備え、該隔壁体の底部中央に鋼管
支柱挿入孔を備え、その隔壁体に全体を水面上に
浮上させるフロートを設けるとともに内部に作業
用足場及び鋼管支柱保持手段を備え、前記隔壁体
の下方で鋼管支柱に固定される隔壁体固定部材を
備えるとともに該隔壁体固定部材と前記隔壁体と
を連結する伸縮自在な係止部材を備えて、前記隔
壁体を水上に浮上させて水中鋼管支柱の外周に前
記隔壁体固定部材で仮装着した後に水密性を保持
させて取り付け、その隔壁体内の水を排出するこ
とによつて作業空間が形成されるようにしてなる
水中鋼管支柱の補強作業用装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13615086A JPS6213615A (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 水中鋼管支柱の補強作業用装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13615086A JPS6213615A (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 水中鋼管支柱の補強作業用装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11069884A Division JPS60258334A (ja) | 1984-06-01 | 1984-06-01 | 水中鋼管支柱の補強作業用装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6213615A JPS6213615A (ja) | 1987-01-22 |
JPH0428051B2 true JPH0428051B2 (ja) | 1992-05-13 |
Family
ID=15168480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13615086A Granted JPS6213615A (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | 水中鋼管支柱の補強作業用装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6213615A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4991996A (en) * | 1989-11-30 | 1991-02-12 | Mobil Oil Corporation | Work enclosure for servicing marine structures |
NL2011779C2 (nl) * | 2013-11-11 | 2015-05-13 | Boskalis Offshore Subsea Services Europ B V | Werkwijze voor het behandelen van een paal, alsmede werkwijze daarvoor. |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP13615086A patent/JPS6213615A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6213615A (ja) | 1987-01-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |