JP2872612B2 - 鋼板コンクリート複合構造体及びその製造方法 - Google Patents

鋼板コンクリート複合構造体及びその製造方法

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JP2872612B2
JP2872612B2 JP7118851A JP11885195A JP2872612B2 JP 2872612 B2 JP2872612 B2 JP 2872612B2 JP 7118851 A JP7118851 A JP 7118851A JP 11885195 A JP11885195 A JP 11885195A JP 2872612 B2 JP2872612 B2 JP 2872612B2
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和敬 細萱
秀正 高浜
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば海洋構造物や着
底型ケーソン、あるいは防波堤などの構造物となる鋼板
コンクリート複合構造体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば防波堤などに用いるポンツ
ーンは、鋼板により製作され、その外周面に塗装を行う
と共に、アルミニウムなどで電気防食しているだけであ
り、これでは、ポンツーンの喫水線付近が海水の飛沫に
より腐食しやすい。
【0003】そこで、図4に示すような鋼板コンクリー
ト複合構造のポンツーンが開発された。これは、内部に
水密隔壁1aや縦隔壁1bが設けられ、その外周面に多
数のスタッドボルト1cが所定間隔をおいて植設される
と共に、鉄筋1dが縦横に配設された鋼板製躯体1と、
該躯体1の外周面に打設されたコンクリート製外壁部2
とからなり、その製造工程を説明すると、図5(a)に
示すように、ドックで水密隔壁1aや縦隔壁1bを内部
に設けた鋼板製躯体1を製作すると共に、該躯体1の外
周面に多数のスタッドボルト1cを所定間隔をおいて植
設し、次に、同図(b)に示すように、躯体1の外周面
に沿って鉄筋1dを縦横に配設した後、躯体1とその外
側に設けた型枠3との間にホース4を介してコンクリー
トを打設し、続いて、コンクリートの養生固化後、型枠
3を取り外すことにより、躯体1の外周面にコンクリー
ト製外壁部2を張り付けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
鋼板製躯体1の製作からコンクリート製外壁部2の張り
付けまでのすべての工程をドック内で行っており、工期
が長期化し、作業能率が低い。また、製造工程が複雑
で、熟練を要し、製作費が高くつくという欠点がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、短期間で能
率よく製作することができる鋼板コンクリート複合構造
体及びその製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、鋼板により所定形状に形成
された躯体と、該躯体の外周面に張り付けられる鉄筋コ
ンクリートパネルやプレストレストコンクリートパネル
などのコンクリートパネルとを備え、前記コンクリート
パネルは、前記躯体の外周面に所定間隔をおいて多数植
設されて該コンクリートパネルの貫通孔に嵌挿されるス
タッドボルトと該各スタッドボルトに螺合するナットと
で前記躯体の外周面に固定され、前記躯体とコンクリー
トパネルとの間の間隙、該コンクリートパネル間の目地
及び前記各貫通孔にそれぞれシーリング材が充填されて
いることを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、鋼板により所定形
状に形成された躯体の外周面に多数のスタッドボルトを
所定間隔をおいて植設し、鉄筋コンクリートパネルやプ
レストレストコンクリートパネルなどのコンクリートパ
ネルに貫設した貫通孔を前記各スタッドボルトに嵌合さ
せることにより、該コンクリートパネルをシーリング材
を介して前記躯体の外周面に張り付け、前記各スタッド
ボルトにナットを螺合させることによりコンクリートパ
ネルを躯体に固定し、コンクリートパネル間の目地及び
前記各貫通孔にそれぞれシーリング材を充填することを
特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明において、例えば防波堤な
どに用いるポンツーンを製作する場合には、鋼板を溶接
して所定形状の躯体を製作すると共に、該躯体の外周面
に多数のスタッドボルトを所定間隔をおいて植設し、そ
れとは別個に、鉄筋コンクリートパネルやプレストレス
トコンクリートパネルなどのコンクリートパネルを製作
し、該コンクリートパネルに貫設した貫通孔を前記各ス
タッドボルトに嵌合させることにより、そのコンクリー
トパネルをシーリング材を介して前記躯体の外周面に張
り付け、続いて、前記各スタッドボルトにナットを螺合
させることにより、前記コンクリートパネルを躯体に固
定し、次に、コンクリートパネル間の目地及び前記各貫
通孔にそれぞれシーリング材を充填すればよい。
【0009】この場合、コンクリートパネルを躯体とは
別個に工場で製作することができるため、所望の強度を
有する高品質のコンクリートパネルを製作することがで
きる。また、そのコンクリートパネルとして鉄筋コンク
リートパネルやプレストレストコンクリートパネルを用
いることにより、強度大なる鋼板コンクリート複合構造
体を製作することができる。更に、ドックでは躯体にコ
ンクリートパネルをナット止めする作業とシーリング材
を充填する作業だけを行えばよいから、そのドックでの
作業期間が短く、工期を従来に比べて著しく短縮するこ
とができる。また更に、ドックでの現場作業が少ないた
め、作業員に過度の労力を強いることがなく、熟練者で
なくても簡単に作業を行うことができる。
【0010】請求項2記載の発明によれば、鋼板製躯体
とコンクリートパネルとを別個に製作することができる
ため、工程が錯綜せず、能率的に作業を行うことがで
き、製作費を安くすることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例である防波堤などに用い
るポンツーンを示すものであって、鋼板製躯体5と、該
躯体5の外周面に張り付けられる鉄筋コンクリートパネ
ル6とを主要な構成要素としている。
【0012】前記躯体5は、複数の鋼板5aを溶接して
矩形箱状に形成されており、その外周面には、図2及び
図3に示すように、所定間隔をおいて多数のスタッドボ
ルト7が溶接により植設されている。なお、図2中、8
は躯体5内に設けられた鋼板製隔壁である。
【0013】前記鉄筋コンクリートパネル6は、コンク
リートからなるパネル本体6aと、該パネル本体6a内
に縦横に配設された鉄筋6bとからなり、前記各スタッ
ドボルト7に対向する位置に貫通孔9が貫設されてい
る。
【0014】上記構成によれば、所望の強度を有する高
品質の鉄筋コンクリートパネル6を躯体5とは別個に工
場で能率的に製作することができる。図2中、10は、
躯体5と鉄筋コンクリートパネル6との間の間隙に充填
されたシーリング材、12は、シールリング13を介し
て各スタッドボルト7に螺合することにより、各鉄筋コ
ンクリートパネル6を躯体5に固定するためのナット、
14は各貫通孔9に充填されたエポキシ樹脂などからな
る貫通孔用シーリング材、15は各鉄筋コンクリートパ
ネル6間の目地に充填されたエポキシ樹脂などからなる
目地用シーリング材である。なお、前記目地を形成する
各鉄筋コンクリートパネル6の側面に該パネル6の長手
方向に沿って凹溝17が形成されており、その凹溝17
にシーリング材15を溜めて目地を確実にシールするこ
とができるようになっている。
【0015】上記構成において、ポンツーンを製作する
場合には、鋼板5aを溶接して所定形状の躯体5を製作
すると共に、該躯体5の外周面に多数のスタッドボルト
7を所定間隔をおいて植設し、それとは別個に、複数の
鉄筋コンクリートパネル6を製作する。次に、ドック
で、躯体5の外周面にシーリング材10を塗布した後、
各鉄筋コンクリートパネル6に貫設した貫通孔9を各ス
タッドボルト7に嵌合させることにより、その各鉄筋コ
ンクリートパネル6をシーリング材10を介して躯体5
の外周面に張り付け、続いて、ナット12を各貫通孔9
の上端大径部に挿入して各スタッドボルト7にシールリ
ング13を介して螺合させることにより、各鉄筋コンク
リートパネル6を躯体5に固定し、次に、各貫通孔9の
上端大径部及び各鉄筋コンクリートパネル6間の目地に
シーリング材14,15を充填すればよい。
【0016】この場合、躯体1と鉄筋コンクリートパネ
ル6とを別個に製作することができるため、工程が錯綜
せず、能率的に作業を行うことができ、製作費を安くす
ることができる。また、ドックでは躯体5に鉄筋コンク
リートパネル6をナット12止めする作業とシーリング
材10,14,15を充填する作業だけを行えばよいか
ら、そのドックでの作業期間が短く、工期を従来に比べ
て著しく短縮することができる。更に、ドックでの現場
作業が少ないため、作業員に過度の労力を強いることが
なく、熟練者でなくても簡単に作業を行うことができ
る。
【0017】上記実施例では、鉄筋コンクリートパネル
6を躯体5の外周面に張り付けたが、それに換えて、例
えばコンクリート製パネル本体内に鋼線を縦横に緊張状
態で配設したプレストレストコンクリートパネルを躯体
5の外周面に張り付けてもよい。これによって、鉄筋コ
ンクリートパネル6と同様の強度大なる鋼板コンクリー
ト複合構造体を製作することができる。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、コンクリ
ートパネルを躯体とは別個に工場で製作することができ
るため、所望の強度を有する高品質のコンクリートパネ
ルを製作することができる。また、そのコンクリートパ
ネルとして鉄筋コンクリートパネルやプレストレストコ
ンクリートパネルを用いることにより、強度大なる鋼板
コンクリート複合構造体を製作することができる。更
に、ドックでは躯体にコンクリートパネルをナット止め
する作業とシーリング材を充填する作業だけを行えばよ
いから、そのドックでの作業期間が短く、工期を従来に
比べて著しく短縮することができる。また更に、ドック
での現場作業が少ないため、作業員に過度の労力を強い
ることがなく、熟練者でなくても簡単に作業を行うこと
ができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、鋼板製躯体
とコンクリートパネルとを別個に製作することができる
ため、工程が錯綜せず、能率的に作業を行うことがで
き、製作費を安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるポンツーンの一部切り
欠き斜視図である。
【図2】同要部の横断面図である。
【図3】同要部の分解斜視図である。
【図4】従来のポンツーンの一部切り欠き斜視図であ
る。
【図5】(a)〜(c)は同ポンツーンの製作工程を示
す横断面図である。
【符号の説明】
5 躯体 5a 鋼板 6 鉄筋コンクリートパネル(コンクリートパネル) 7 スタッドボルト 10 シーリング材 14 シーリング材 15 シーリング材 17 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 23/00 B63B 35/38 E02B 3/06 302 E01D 15/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼板により所定形状に形成された躯体と、
    該躯体の外周面に張り付けられる鉄筋コンクリートパネ
    ルやプレストレストコンクリートパネルなどのコンクリ
    ートパネルとを備え、前記コンクリートパネルは、前記
    躯体の外周面に所定間隔をおいて多数植設されて該コン
    クリートパネルの貫通孔に嵌挿されるスタッドボルトと
    該各スタッドボルトに螺合するナットとで前記躯体の外
    周面に固定され、前記躯体とコンクリートパネルとの間
    の間隙、該コンクリートパネル間の目地及び前記各貫通
    孔にそれぞれシーリング材が充填されていることを特徴
    とする鋼板コンクリート複合構造体。
  2. 【請求項2】鋼板により所定形状に形成された躯体の外
    周面に多数のスタッドボルトを所定間隔をおいて植設
    し、鉄筋コンクリートパネルやプレストレストコンクリ
    ートパネルなどのコンクリートパネルに貫設した貫通孔
    を前記各スタッドボルトに嵌合させることにより、該コ
    ンクリートパネルをシーリング材を介して前記躯体の外
    周面に張り付け、前記各スタッドボルトにナットを螺合
    させることによりコンクリートパネルを躯体に固定し、
    コンクリートパネル間の目地及び前記各貫通孔にそれぞ
    れシーリング材を充填することを特徴とする鋼板コンク
    リート複合構造体の製造方法。
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