JPH04279876A - 電子機器の二次電池パック組込み装置 - Google Patents

電子機器の二次電池パック組込み装置

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JPH04279876A
JPH04279876A JP3065367A JP6536791A JPH04279876A JP H04279876 A JPH04279876 A JP H04279876A JP 3065367 A JP3065367 A JP 3065367A JP 6536791 A JP6536791 A JP 6536791A JP H04279876 A JPH04279876 A JP H04279876A
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JP
Japan
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secondary battery
battery pack
remaining capacity
camera body
camera
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Application number
JP3065367A
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English (en)
Inventor
Kenji Isono
健司 磯野
Tetsuro Goto
哲朗 後藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Priority to EP96113811A priority patent/EP0750215A3/en
Priority to DE69226797T priority patent/DE69226797T2/de
Priority to EP92301248A priority patent/EP0502623B1/en
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  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スチルカメラにおいて
カメラ本体内に配設される各種の電気、電子部品等を駆
動するために装填される二次電池パックの組込み装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スチルカメラにあっても、他の分
野の各種機器、装置と同様に、電子化への傾向が著しく
、このためカメラ内には種々の電気、電子部品等が組込
まれるようになってきている。そして、このような電子
化に対処するために、カメラ本体に組込まれるバッテリ
電源としては、大容量化やコスト低減が望まれるととも
に、そのカメラ本体への組込み構造としても、使い易さ
や体裁の良さを配慮することが要望されている。この種
のスチルカメラにおいて使用される電池として従来は、
比較的入手が容易な単3型電池などが多用されているの
が実状で、これをカメラ本体の一部に形成した電池室に
直接装填するか、あるいは電池を組込んだ電池パックを
使って装填していた。そして、このような電池を使用す
るカメラにあっては、単3型電池の消耗程度を検出する
ために簡単な回路構成によるバッテリチェック回路をカ
メラ本体内に設け、たとえばカメラのシャッタ釦や専用
のチェック釦を押圧操作することでバッテリチェック回
路を作動させ、その結果をファインダ内あるいは本体外
側の表示部で確認できるようになっていた。なお、この
ような単3型電池の消耗程度を検出するバッテリチェッ
クは、電池の放電特性上から単に開放電圧を検出するだ
けでよく、カメラ本体に簡単な回路を設けるとよいもの
であった。
【0003】ところで、以上のようなスチルカメラにお
いてバッテリ電源として単3型電池のように反復使用で
きない一次電池の代わりに、充電することで反復使用可
能なニカド電池等による二次電池パックを用いることが
、使い易いばかりでなく、ランニングコストが低く、さ
らに低温特性が良く、特にプロ写真家に好まれる等の面
から望まれている。そして、図15ないし図17に示す
ようなニカド電池等による二次電池パック1、これを装
填するカメラ本体2および二次電池パック1への充電器
3による構成を採用することが考えられている(公知で
はない)。これらの図において、4はカメラ本体2の前
面に装着された撮影レンズ、5は被写体像を確認するた
めのファインダで、このファインダ5を覗きながら図示
しないシャッタ釦を押圧操作することでフィルムへの露
光が行われる。6はカメラ本体2下部に形成された電池
パック収納部で、二次電池パック1はこの収納部6に対
し着脱可能に装填される。前記二次電池パック1は、内
部に複数のニカド電池を収納した状態で樹脂ケースで覆
われる構造となっており、外方端にはカメラ本体2から
着脱し易いような形状を有する角型頭部1aが形成され
、また差し込み部1bの端部には二個所に電極部7,8
が形成され、さらにこの差し込み部1b側部には充電用
ジャック9が設けられている。そして、このような二次
電池パック1を、図15および図16から明らかなよう
に、カメラ側の収納部6に横方向から装填して組付ける
と、前記電極部7,8がカメラ本体2内に対向するよう
に設けられている図示しない電極と接触し、カメラ側で
の各部の作動に応じて二次電池パック1内部の電池から
の給電が行われる。また、この二次電池パック1内の二
次電池(ニカド電池)が消耗したときには、収納部6か
ら角型頭部1aを持って横方向に引き出し、その側部の
充電用ジャック9に、充電器3から引き出された充電用
プラグ10を差し込むことで充電を行なう。11は充電
器3から引き出されて家庭用コンセント等に差し込んで
使用されるACプラグである。ところで、上述したよう
な二次電池パック1には、その内部のニカド電池の残存
容量を演算する回路手段(図示せず)と該手段によって
得られる前記電池の残存容量を表示する表示部12等が
設けられている。すなわち、この種のニカド電池にあっ
ては、充電器3にて充電する際の電流積と、放電すなわ
ちカメラ本体2内の内部機構等を作動させる際の電流積
とを常に積算しかつ演算して残存容量を表示できる。 ここで、このような残存容量表示部12としては、液晶
表示によりいわゆるバーグラフ状の複数のセグメントか
らなり、残存容量検出回路手段にて得られる結果に基づ
いて表示されるバーの長さで残存容量を示すようになっ
ている。なお、このような表示部12としては、発光ダ
イオードアレイなどによって表示手段を構成し、押釦操
作等を行なうことで発光させて表示可能とするものでも
よい。また、このような電池残存容量表示部12を、前
記二次電池パック1に設けるにあたって最も単純には、
図15および図16に示したように、該パック1の角型
頭部1aの端面などが考えられる。
【0004】ここで、これらの二次電池パック1および
これを装填するカメラ本体2、さらに充電器3による電
気回路を、図17に示しており、これを簡単に説明する
と、図中左側の回路は充電器3の内部回路であり、該回
路はACプラグ11からのAC電源が整流回路21に接
続され、直流に変換された充電電流が、充電用プラグ1
0(図15参照)の充電用ジャック9への差し込みによ
り、チャージ端子22(CHG)と接地端子23(GN
D)とによって二次電池パック1側の回路に対して出力
されるようになっている。なお、上述した整流回路21
としては単に二次電池20に対して適正電流を出力する
だけのものでもよいし、端子電圧をモニタすることで充
電電流を自動的に停止させる公知方式の充電回路を含ん
だものでもよい。また、図17において中央部分に示さ
れる回路は、二次電池パック1の内部回路である。充電
器3側の回路からの電流は、前述した端子22,23か
らダイオード24、抵抗25を介して二次電池(ニカド
電池)20を充電する。ここで、ダイオード24は端子
22,23に充電器3とは異なる極性の電圧が誤って印
加された場合に、該二次電池20が損傷するのを防止す
るためのものである。また、この二次電池20からの電
流は、放電用としての放電端子26(DIS)および接
地端子27(GND)を介してカメラ本体2側の内部回
路に供給される。ここで、放電用の端子26,27は前
述したパック1差込み端側に設けられる電極7,8に該
当する。さらに、前記抵抗25は、端子22,23間の
電流を電圧に変換するのが目的であり、充電時には矢印
Ic、放電時には矢印Idの方向の電流を電圧に変換し
て電流検出回路28に出力するようになっている。この
電流検出回路28は以上のようにして発生する電流の方
向識別と電流量を把握し、その結果を前記演算回路29
に出力する。他方、演算回路29には計時回路30の計
時出力も印加されており、前述した充放電電流量との演
算によってその時点での二次電池20の電流容量が求め
られる。すなわち、充電時には充電電流と充電時間の積
から二次電池20に対する充電容量が、放電時には放電
電流と放電時間の積から二次電池20からの放電容量が
判明し、前者と後者の差を求めることで、該二次電池2
0の残存容量が求められることになる。そして、この求
められた電流容量を表示回路31を介してその表示部1
2にて表示することで、撮影者がパック1内の二次電池
20の残存容量を認識することが可能となる。なお、図
17中右側の回路は前述したカメラ本体2での内部回路
であり、放電用の端子26,27を介した二次電池20
からの給電は、まず、DC−DCコンバータ32(D/
D)に対して行われる。また、DC−DCコンバータ3
2は不図示の電源スイッチの作動でその機能が働き、露
光制御回路33などに対して定電圧を供給するようにな
っている。この露光制御回路33等とは、被写体の輝度
測定を行うとともに、その結果に基づいてシャッタや絞
りの作動を行い、さらにフィルムの巻き上げ等を行なう
ための制御系を含んでいる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような構成によるニカド電池等による二次電池パック1
、これを装填するカメラ本体2および二次電池パック1
への充電器3からなるカメラの二次電池組込み装置によ
れば、実際に使用するにあたって、以下のような問題点
を有しているものであった。すなわち、最近の電子回路
を内蔵したカメラにあっては、電池の残存容量がなけれ
ば全く動かないものが大部分である。したがって、二次
電池の残存容量が無くなった場合には、該二次電池パッ
ク1に充電をしなければならないが、充電には通常数十
分から数時間かかるので、その間カメラが使えないこと
になる。このため、複数個の二次電池パック1を所有し
て、一方の二次電池パック1を使用している間に他方の
二次電池パック1を充電するということがよく行われて
いる。また、ACコンセントがない屋外の撮影を行なう
にあたっては、充電器3を使うことができないので、予
め充電しておいた複数の予備の二次電池パック1を必ず
用意しなければならない。しかし、このようにカメラ1
台に対して複数個の二次電池パック1を所有する場合に
おいて、前述したように個々の二次電池パック1に、抵
抗25、電流検出回路28、計時回路30、演算回路2
9および表示回路31(残存容量表示部12のための表
示部材を含む)が付設されているということは、該二次
電池パック1でのコスト面で問題で、またシステム全体
でのスペース面でも好ましくない。この問題を解決しよ
うとして、たとえば抵抗25、電流検出回路28、計時
回路30、演算回路29および表示回路31を全てカメ
ラ本体2側に内蔵することが考えられるが、この場合に
はまた別の不具合が生じてしまうものであった。このよ
うな不具合を、以下に述べる。 (1) カメラ本体2に二次電池パック1を装填したま
ま、充電、放電を繰り返している間はよいが、この二次
電池パック1を外した場合に不具合を生じる。すなわち
、二次電池パック1を外した時点でカメラ本体2に対す
る電源供給が無くなるので、演算回路29等に記憶され
ていた二次電池パック1での残存容量に関する情報は失
われてしまう。勿論、このような不具合を解決するには
、カメラ本体2にバックアップ電源を設け、演算回路2
9等への電源供給が無くならないようにして残存容量に
関する情報が失われないようにしたり、カメラ本体2に
E2PROM(Electrically Erasa
ble Programmable Read Onl
y Memory)のような不揮発性のメモリを設けて
残存容量に関する情報を記憶させる方法はあることはあ
るが、次のような場合に問題を生じてしまう。 (2) 任意の二次電池パック1(以下、二次電池パッ
クAとする)をカメラ本体2から外し、他の二次電池パ
ック1(以下、二次電池パックBとする)を該カメラ本
体2に装填した場合にも不具合を生じる。すなわち、前
述した解決策(バックアップ電源を設けるか、不揮発性
メモリを設ける)を施せば、二次電池パックAをカメラ
本体2から外した時点での二次電池パックAの残存容量
に関する情報は、カメラ本体2内に設けた演算回路もし
くは不揮発性メモリ等の記録手段に記憶されている。し
かしながら、このようなカメラ本体2に別の二次電池パ
ックBを装填したときには、このカメラ内に記憶されて
いる電池の残存容量に関する情報は、全く意味をなさな
いものとなる。(なぜならば、このカメラ内に記憶され
ている残存容量に関する情報は、二次電池パックAにつ
いてのものであり、二次電池パックBについてのもので
はないからである。)そして、結局のところ、カメラ本
体2内に設けられる演算回路では、異なる二次電池パッ
クBを装填したときに、該二次電池パックBの残存容量
を知るすべはないので、以後の残存容量の演算は不可能
あるいは全く意味をなさないものとなってしまう。した
がって、このような二次電池パック1、これを装填する
カメラ本体2、さらに二次電池パック1に対する充電器
3による二次電池パック組込み装置を構成するにあたっ
ては、上述したような点を考慮することが必要となるも
ので、この点を考慮し、前述したように装置全体での構
造上、さらにはコスト面やスペース面での不具合を解決
し得る何らかの対策を講じることが望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るカメラの二
次電池パック組込み装置は、抵抗、電流検出回路、計時
回路、演算回路および表示回路等といった二次電池パッ
クの残存容量を検出、表示するための回路手段を、全て
カメラ本体側に内蔵して設けるようにし、かつ二次電池
パックにはその残存容量等の情報を記憶する情報記憶手
段を設けるとともに、カメラ本体側には、この情報記憶
手段と前記演算回路との間での情報のやり取りを行なわ
せるための情報伝達手段を設けるようにしたものである
。また、本発明によれば、二次電池パックに設けた情報
記憶手段と情報のやり取りを行なうことで、充電量等の
演算結果を伝えることができる演算回路等を充電器側に
も設け、情報伝達手段を介して二次電池パックでの残存
容量を把握できるようにしている。
【0007】
【作用】本発明によれば、二次電池パックでの残存容量
を検知するための回路部品等を、カメラ本体、さらに充
電器側に設けるとともに、二次電池パック側には必要最
小限の情報記憶手段を設けることにより、二次電池パッ
クでの残存容量を、適切かつ確実に確認することが可能
で、しかも二次電池パックには情報記憶手段を設けてお
くだけでよく、該パックのコストやスペース面での不具
合を防ぎ、複数個の二次電池パックを使用するにあたっ
て、使い勝手のよいものである。
【0008】
【実施例】図1および図2は本発明に係るカメラの二次
電池パック組込み装置に関しての第1実施例を示すもの
であり、これらの図において、前述した図15ないし図
17と同一または相当する部分には同一番号を付してそ
の説明は省略する。さて、本発明によれば、カメラ本体
2の収納部6に着脱可能に装填される二次電池パック1
として、図2に示した回路構成からも明らかなように、
反復使用可能な二次電池(ニカド電池)20とその残存
容量等を記憶するための情報記憶手段40とによって構
成するとともに、カメラ本体2側に、上記情報記憶手段
40との情報のやり取りをする情報伝達手段41と、二
次電池20に対しての充放電量を演算する手段(演算回
路29)と、この演算回路29によって得られる二次電
池20の残存容量を表示する手段(残存容量表示部12
を含めた表示回路31)等を設けたところに特徴を有し
ている。ここで、図1中42は二次電池パック1の差し
込み端側で電極部7,8とは独立して形成された電池容
量データライン用接点で、この接点42およびカメラ本
体2内でこれに相対向して設けられている電極部(図示
せず)によって、図2中符号43で示した端子(MEM
)が構成されている。また、前記情報記憶手段40には
、二次電池パック1の残存容量を示す値(以下、残存容
量データと呼ぶ)が記憶されている。たとえば電池が全
く充電されていない状態においては、残存容量データは
0を示す値となる。なお、この情報記憶手段40として
は、たとえばE2PROM(Electrically
 ErasableProgrammable Rea
d Only Memory)、RAM等を用いるとよ
い。さらに、本実施例では、残存容量表示部12が、カ
メラ本体2の背面側の一部に設けられている。また、前
記二次電池パック1内の二次電池が消耗したときに充電
を行なう充電器3の充電プラグ10が差し込まれる充電
ジャック9も、カメラ本体2側に設けられており、電池
消耗時には、二次電池パック1をカメラ本体2の収納部
6に装填した状態で、充電器3から引き出された充電プ
ラグ10をカメラ本体2側の充電ジャック9に差し込む
ことで、充電するようになっている。なお、この充電器
3側からの充電電流は、図2において、充電プラグ10
、充電ジャック9に相当する端子22(CHG)、端子
23(GND)から、カメラ本体2内に設けられている
ダイオード24、抵抗25を介して、二次電池パック1
の電極部7およびカメラ本体2内でこれに相対向する電
極部(図示せず)からなる端子44(BAT)と、端子
23(GND)に接続される前記二次電池パック1の電
極部8およびこれに相対向してカメラ本体2内に形成さ
れる電極部(図示せず)からなる端子45(GND)と
の間で流れ、これにより二次電池20(ニカド電池)が
充電されるようになっている。また、カメラ本体2内で
前記抵抗25には、演算回路29に電流の向きと電流量
を把握して出力するための電流検出回路28が並列接続
されている。以上の構成では、二次電池パック1での残
存容量を求めるための各種回路部品をカメラ本体2側に
設けているが、回路構成としては、前述した図17と略
同様のものであり、各部の詳細な動作説明等は省略する
【0009】このような構成において、カメラ本体2に
二次電池パック1を装填すると、カメラ側に給電が行わ
れ、これにより情報伝達手段41が作動を開始し、端子
43を介して前記情報記憶手段40に書き込み記憶され
ている二次電池20の残存容量データが読み取られる。 そして、この残存容量データが、情報伝達手段41から
演算回路29に伝えられ、演算回路29はその値を残存
容量の初期値とし、以後二次電池パック1が外されるま
での間、充放電電流量を把握して二次電池20の残存容
量を演算して求めている。そして、この演算回路29で
得られた二次電池20の残存容量データは、新たなデー
タとして前記情報伝達手段41、端子43を介して常時
情報記憶手段40に書き込まれている。したがって、こ
の二次電池パック1がカメラ本体2から外されても、外
される直前の残存容量データが、二次電池パック1自身
に記憶されることになる。すなわち、カメラ本体2から
二次電池パック1(以下、二次電池パックAとする)を
外して、他の二次電池パック1(以下、ニカド電池パッ
クBとする)を装填して使用し、その後にその二次電池
パックBを外して、再度元の二次電池パックAを装填し
ても、二次電池パックAの残存容量の情報は、該パック
自身に記憶され、失われていないので、正しい残存容量
の演算ができる。なお、二次電池パック1の残存容量が
全く無い場合には、演算回路29は、充電器3が接続さ
れ充電スタートして(演算回路29の)電源電圧が回路
の最低動作保証電圧以上になるまで、作動しない。
【0010】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
る。この実施例では、上述した第1実施例において二次
電池パック1に設けた情報記憶手段40には、二次電池
20の残存容量データのみを記憶させていたのに対し、
これに加えて二次電池パック1がカメラ本体2から取り
外された時刻を示すデータ(以下、時間データという)
を記憶させるように構成した場合である。そして、この
ような構成とすれば、二次電池20の自己放電(時間の
経過と共に電池が自然に放電すること)による残存容量
の減少も、演算回路29によって演算して求めることが
可能で、これにより二次電池20の残存容量を精度よく
把握できるものである。ここで、この実施例では、時計
手段47を、カメラ本体2の内部回路の一部に前記情報
伝達手段41、演算回路29と接続させた状態で設けた
電子回路によって構成しており、かつこの時計手段47
が、二次電池パック1がカメラ本体2から外されても、
停止しないようにするためのバックアップとなる時計用
電池48が設けられている。なお、この時計用電池48
は時計手段47に対し常時給電するように構成してもよ
いし、また二次電池パック1がカメラ側に装填されてい
るときには、該二次電池パック1から時計手段47に給
電され、二次電池パック1が外されて二次電池パック1
からカメラ本体2側への給電が停止したときに時計用電
池48が時計手段47に給電するという構成としてもよ
い。さらに上述した図3において上述した時計手段47
と時計用電池48以外の構成は、前述した図2と同じで
あり、詳細な説明は省略する。このような実施例構造に
おいては、二次電池パック1がカメラ本体2に装填され
ると、カメラ本体2に給電されるので、情報伝達手段4
1が作動を開始し、端子43を介して、パック1側の情
報記憶手段40に書き込まれてある二次電池パック1の
残存容量データおよび時間データを読み取る。そして、
この情報伝達手段41から演算回路29に上述した残存
容量データおよび上記時間データが伝えられる。一方、
演算回路29は、時計手段47により現在時刻(現在時
刻を示す時間データ)を知ることができる。そして、こ
の現在時刻(現在時刻を示す時間データ)と情報記憶手
段40から得られた時間データによって、二次電池パッ
ク1がカメラ本体2から取り外されてから現在に至るま
での経過時間(以下、電池放置時間と呼ぶ)を演算する
。次で、この電池放置時間(必要ならば残存容量も考慮
するとよい)により自己放電(自然放電)で失われた容
量(以下、自己放電容量と呼ぶ)が演算できる。そして
、演算回路29は情報記憶手段40から読み込んだ残存
容量データから自己放電容量を減じた値を残存容量の初
期値とする。一方、演算回路29は、前述した場合と同
様に、電流検出回路28、計時回路30を用いて二次電
池20での残存容量をもとめ、これを表示回路31の表
示部12によって表示する。また、演算回路29にて演
算された残存容量に関する情報は、新たな残存容量デー
タとして、さらに時計手段47から得られる現在時刻(
現在時刻を示す時間データ)は、新たな時間データとし
て、それぞれ情報伝達手段41、端子43を介して、二
次電池パック1側の情報記憶手段40に常時書き込まれ
ている。このため、ニカド電池パック1がカメラ本体2
から外されても、外される直前の二次電池パック1の残
存容量に関する情報および二次電池パック1がカメラ本
体2から取り外された時刻を示す時間データ情報が、二
次電池パック1自身に記憶されることになる。すなわち
、カメラ本体2から二次電池パック1(二次電池パック
Aとする)を外して、他の二次電池パック(ニカド電池
パックBとする)を装填して使用し、その後再度元の二
次電池パックAを装填しても、当該二次電池パックAの
残存容量の情報および二次電池パックAがカメラから取
り外された時刻を示す時間データ情報は失われない。 なお、上述した回路構成において、計時回路30は時計
手段47と略同じ機能を有しているので、どちらか一方
で兼用することも可能である。
【0011】図4および図5は本発明における第3実施
例を示している。これらの図において、この実施例では
、前述した第1実施例においてカメラ本体2側にあった
充電ジャック9を、二次電池パック1側の角型頭部1a
に設けている。そして、このように角型頭部1aに設け
られているため、二次電池パック1がカメラ本体2の収
納部6に装填されていても、充電ジャック9が隠れるこ
とはない。また、二次電池パック1の片端には、2本の
電極部7、8および電池容量データライン用接点42と
共に、充電ライン用接点49が設けられている。そして
、二次電池パック1がカメラ本体2の収納部6に装填さ
れると、電極部7、8はカメラ本体2の内部に相対して
設けられている不図示の電極部と接触するので、カメラ
本体2の作動に応じて二次電池パック1内部の二次電池
から給電が行われる。また、二次電池パック1がカメラ
本体2の収納部6に装填されると、電池容量データライ
ン用接点42、充電ライン用接点49もカメラ本体2の
内部に相対して設けられている不図示の接点と接触する
。そして、二次電池パック1内の二次電池が消耗した際
には、二次電池パック1をカメラ本体2に装填した状態
で、二次電池パック1にある充電ジャック9に充電器3
から引き出された充電プラグ10を差込んで充電を行う
ことができる。一方、図5に示す電気回路図において、
図中左側の回路は充電器3のもので、端子22(CHG
)、23(GND)は前述の充電器3の充電プラグ10
、さらに二次電池パック1の充電ジャック9に相当する
。また、図中右側の回路はカメラ本体2の内部回路の一
部であり、上述した整流回路21からの電流は端子22
から、前記パック1の片側に設けられた充電ライン用接
点49およびカメラ本体2の内部に相対向して設けられ
ている図示しない接点からなる端子50(CHG)を介
して、ダイオード24、抵抗25、端子44、23を介
して二次電池20を充電する。なお、端子22、23は
、前述のごとく充電ジャック9内部に設けられた電極で
ある。そして、充電時には、整流回路21からの電流は
端子22、端子50、ダイオード24、抵抗25、端子
44、端子23を介して二次電池20を充電する一方、
放電時(カメラ本体2の使用時)には、二次電池20か
らの電流は端子44(BAT)、45(GND)を介し
てカメラ本体2に供給され、前述した第1実施例と同様
の残存容量の演算および、残存容量データの読込み、書
込みが行われるが、その具体的な説明は省略する。この
ような構成によれば、充電ジャック9をカメラ本体2側
に設けなくても(すなわち二次電池パック1に設けても
)、充電電流および放電電流はカメラ本体2内部の電流
検出回路28を通過し、二次電池20の残存容量の把握
が可能となる。なお、この実施例では説明を省略したが
、上述した第2実施例のような時計手段47を付加し、
時間データを追加して、より高い信頼性をもって残存容
量の検出を行えるようにしてもよい。
【0012】図6ないし図8は本発明における第4実施
例を示している。この実施例は、第1実施例、第3実施
例等の構成では二次電池パック1がカメラ本体2から何
時外されるか分からないため、残存容量データを、パッ
ク1側の情報記憶手段40に常時書込んでいなければな
らないことから生じる問題を解消し得るようにしている
。すなわち、このような頻繁な情報伝達等の処理は情報
伝達手段41および演算回路29にとって大きな負担で
あり、また残存容量データを書き込んでいる最中に二次
電池パック1がカメラ本体2から外されると、最悪の場
合には、残存容量データが壊れる可能性がある点に基づ
き、これを解決するために、この実施例では、カメラ本
体2に二次電池パック1の装填、取外しを検出するため
の検出用スイッチ60を設けたものである。ここで、カ
メラ本体2に設けた二次電池パック検出用スイッチ(以
下、単にパック検出用スイッチと呼ぶ)60の具体的な
構造を図7に示している。なお、この実施例では、この
スイッチ60を、二次電池パックの落下防止用のロック
解除ボタン(以下、単にロック解除ボタンと呼ぶ)61
にて兼用して構成している。これを簡単に説明すると、
パック検出用スイッチ60を構成する接点66と接点6
7は、不図示のリード線により不図示の演算回路29と
接続されている。そして、カメラ本体2に二次電池パッ
ク1が装填されている場合には、カメラ本体2側に設け
られた爪64が、ばね65の力により、二次電池パック
1に設けられた切欠き62に押し付けられている。 このため、二次電池パック1はカメラ本体2に保持され
、落下が防止されている。このような状態では、(ロッ
ク解除ボタン61が押されていないので、)ばね68の
力により接点66と接点67は離れている。すなわち、
パック検出スイッチ60はオープンになっている。 また、二次電池パック1をカメラ本体2から外す場合に
は、ロック解除ボタン61を押す。すると、爪64は、
切欠き62から外れるため、二次電池パック1をカメラ
本体2から外すことが可能となる。そして、このときに
は、ロック解除ボタン61が押されたので、接点66と
接点67は接触する。すなわち、パック検出スイッチ6
0はショートする。以上のパック検出用スイッチ60を
前述した第1実施例における回路図(図2参照)に付加
した電気回路を図8に示している。すなわち、図中51
で示すスイッチが、上述したパック検出用スイッチ60
に相当するものであり、その一方は、GND側に接続さ
れており、他方は演算回路29の入力端子に接続され、
かつ抵抗52によりプルアップされている。このような
構成によれば、前述した第1実施例と同様に、二次電池
パック1がカメラ本体2に装填されると、カメラ本体2
に給電されるので、情報伝達手段41が作動を開始し、
端子43を介して、情報記憶手段40に書き込まれてあ
る二次電池パック1の残存容量データを読み取り、これ
を演算回路29に伝え、その値を残存容量の初期値とし
て二次電池20の残存容量の演算、表示を行なう。ただ
し、この実施例では、第1実施例とは異なり、演算回路
29により演算された残存容量に関する情報が、常時情
報記憶手段40側に伝えられて書き込まれるわけではな
い。図6、図7にて説明したように、二次電池パック1
をカメラ本体2から外す場合には、まず、ロック解除ボ
タン61を押さなければならない構造になっている。こ
のロック解除ボタン61が押されると、パック検出用ス
イッチ60がショートする。これにより、パック検出用
スイッチ60と接続された演算回路29の入力端子はG
ND側に落ちる。そして、この演算回路29は、上記入
力端子がGND側に落ちたことを検出したら、直ちにそ
の時点での残存容量に関する情報を、新たな残存容量デ
ータとして、情報伝達手段41、端子43を介して、二
次電池パック1側の情報記憶手段40に書き込む。この
ため、二次電池パック1がカメラ本体2から外されても
、外される直前の二次電池パック1の残存容量に関する
情報が二次電池パック1自身に記憶されることになる。 ここで、この実施例では、カメラ本体2に設けたパック
検出用スイッチ60を用いて、二次電池パック1をカメ
ラ本体2から外す場合のみを検出した場合を説明したが
、これに加えてカメラ本体2に二次電池パック1を装填
したことを検出するスイッチ(以下、パック装填検出用
スイッチと呼ぶ)をカメラ本体2に設けてもよい。 そして、このパック装填検出用スイッチにより検出され
たタイミング信号で、情報伝達手段41は情報記憶手段
40に書き込まれてある二次電池パック1の残存容量デ
ータを読みこみ、情報伝達手段41から演算回路29に
上記残存容量データを伝えるようにすればよいものであ
る。また、この実施例では、前述した第1実施例を基本
の構成として、パック検出用スイッチ60を追加したが
、第3実施例を基本の構成としてパック検出用スイッチ
を追加してもよい。また、この実施例において、第2実
施例で示したような時計手段と時間データを追加した構
成としてもよいものである。この場合には、残存容量デ
ータおよび時間データを常時記憶手段に書き込む必要は
ない。すなわち、パック検出用スイッチ60により、二
次電池パック1がカメラ本体2から外されようとしてい
ることが検出された時にのみ、残存容量データおよび時
間データを記憶手段に書き込めばよいものである。
【0013】図9ないし図11は本発明における第5実
施例を示している。この実施例では、二次電池パック1
を充電するための充電器3に、パック1側の情報記憶手
段40との情報伝達手段70と、二次電池20に対して
の充電量を演算する手段71等を設け、充電器3の二次
電池パック1側への接続時に、情報記憶手段40に記憶
された二次電池20の残存容量を、情報伝達手段70を
介して充電器3側の演算回路29に伝達するとともに、
この演算回路29にて得られる二次電池20の充電後の
残存容量を、二次電池パック1側の情報記憶手段40に
伝達するように構成している。すなわち、カメラの二次
電池パック組込み装置では、前述のように抵抗25、電
流検出回路28、演算回路29、計時回路30および情
報伝達回路41は充電・放電いずれの時にも二次電池2
0に接続されていなればいけない。したがって、前述し
た第1実施例ないし第4実施例では、上記の回路をカメ
ラ本体2の内部に設けているため、二次電池パック1に
充電する時には必ずカメラ本体2を接続しなければなら
ない。このため、二次電池パック1を充電している間は
、カメラを使用することができない(たとえ使用できた
としても充電器3・ACプラグ11が接続されているの
で、カメラを自由に動かせず、撮影に支障をきたす)と
いう問題を生じてしまう。そして、この実施例では、こ
のような問題を解消するために、図11に示されるよう
に、カメラ本体2側に抵抗25、電流検出手段28、計
時回路30、演算回路29、情報伝達手段41を設ける
とともに、図10に示されるように、充電器3側にも抵
抗72、電流検出回路73、計時回路74、演算回路7
1および情報伝達手段70を設けたところに特徴を有し
ている。なお、図10中75は二次電池パック1側の情
報記憶手段40と充電器3側の情報伝達手段70とを接
続するための端子(MEM)であり、図9における二次
電池パック1側の電池容量データライン用ジャック76
と充電器3側の電池容量データライン用プラグ77とで
構成されるものである。これを簡単に説明すると、図9
に示されるように、二次電池パック1側には、充電ジャ
ック9が設けられるとともに、その近傍に電池容量デー
タライン用ジャック76が設けられている。そして、二
次電池パック1内の二次電池20が消耗した際には、二
次電池パック1をカメラ本体2から取外し、二次電池パ
ック1にある充電ジャック9に充電器3から引出された
充電プラグ10を差し込むとともに、二次電池パック1
にある電池容量データライン用ジャック76に充電器3
から引き出された電池容量データライン用プラグ77を
差し込むことで充電を行なえるようになっている。なお
、この実施例では、残存容量表示手段12はカメラ本体
2側に設けた場合を示している。以上の構成によれば、
二次電池パック1への充電器3による充電、カメラ本体
2に装填した際の放電は、次のようになる。 ■充電時の作動 図10は二次電池パック1に充電器3を接続したときの
電気回路図である。図中左側の回路は前述の充電器3内
部に設けられている。ACプラグ11(前述のACプラ
グと同じ)からのAC電源は整流回路21に接続され、
直流に変換された充電電流がえられる。端子22(CH
G)、23(GND)は充電器3の充電プラグ10と二
次電池パック1側に設けた充電ジャック9である。そし
て、整流回路21からの電流は抵抗72、端子22、ダ
イオード24(二次電池パック1に組み込んでいる)、
端子23を介して二次電池20を充電する。ここで、ダ
イオード24は端子22、23に充電器3とは異なる極
性の電圧が誤って印加された場合に、二次電池20およ
び後述する図11に示したカメラ本体2側での回路が損
傷するのを防止することを目的とする。一方、情報記憶
手段41に記憶されている二次電池20の残存容量デー
タは、二次電池パック1の電池容量データライン用ジャ
ック76および充電器3の電池容量データライン用プラ
グ77からなる端子75(MEM)を介して、情報伝達
手段70にて読み取られる。そして、この情報伝達手段
70から演算回路71に上記残存容量データが伝えられ
、演算回路71はその値を残存容量の初期値とする。 さらに、抵抗72は端子22、23間の電流を電圧に変
換するのが目的であり、充電時に矢印Icの方向の電流
を電圧に変換して電流検出回路73に出力する。そして
、この電流検出回路73は以上のようにして発生する電
流の量を把握し、その結果を演算回路71に出力し、こ
の演算回路71には計時回路74の計時出力も印加され
ているので、前述と同様の充電電流量との演算によって
、その時点での二次電池20の電流容量が求められる。 なお、この演算回路71は上記電流容量と情報記憶手段
40より得られた初期値より残存容量を演算するもので
ある。また、演算回路71により演算された残存容量に
関する情報は、新たな残存容量データとして、情報伝達
手段70、端子75を介して常時情報記憶手段40に書
き込まれる。このため、二次電池パック1が充電器3か
ら外されても、外される直前の二次電池20の残存容量
に関する情報が二次電池パック1自身に記憶されること
になる。 ■放電時の作動 図11はカメラ本体2に対し二次電池パック1を装填し
たときの電気回路図である。これを説明すると、二次電
池パック1がカメラ本体2に装填されると、二次電池2
0からの電流は、端子44(DIS)および45(GN
D)を介してカメラ本体2側に給電される。すると、カ
メラ本体2側の情報伝達手段回路41が作動を開始し、
端子43を介して、情報記憶手段40に書き込まれてあ
る二次電池パック1の残存容量データを読み取る。そし
て、情報伝達手段41から演算回路29に上記残存容量
データが伝えられると、演算回路29はその値を残存容
量の初期値とする。抵抗25は端子44,45間の電流
を電圧に変換するのが目的であり、放電時に矢印Idの
方向の電流を電圧に変換して電流検出回路28に出力す
る。また、電流検出回路28は以上のようにして発生す
る電流の量を把握し、その結果を演算回路29に出力す
る。さらに、演算回路29には計時回路30の計時出力
も印加されているので、前述の放電電流量との演算によ
ってその時点での二次電池26の電流容量が求められる
。そして、この演算回路29は上記電流容量と情報記憶
手段40より得られた初期値より残存容量を演算すると
ともに、この残存容量を表示回路31によって表示する
一方、演算回路29により演算された残存容量に関する
情報は、新たな残存容量データとして、情報伝達手段4
1、端子43を介して、常時情報記憶手段40に書き込
まれる。このため、二次電池パック1がカメラ本体2か
ら外されても、外される直前の二次電池パック1の残存
容量に関する情報が二次電池パック1自身に記憶される
ことになることは、前述した実施例と略同等である。 すなわち、この実施例では、カメラ本体2側では二次電
池20側からの放電のみが演算して求められるようにな
っている。以上のように、この実施例によれば、二次電
池パック1に充電する時にカメラ本体2側に装填接続す
る必要がなくなるため、予備の二次電池パック1を充電
している間も、カメラを使用することができるもので、
その利点は明らかであろう。なお、この実施例において
は、充電器3に抵抗72、電流検出回路73、計時回路
74、演算回路71を設けたが、表示回路も設け、充電
時にも二次電池20の残存容量を表示し得るようにして
もよい。また、図9においては、充電プラグ10と電池
容量データライン用プラグ77を独立した2本のプラグ
として構成したが、上記の2つのプラグを一体化した構
造にして、充電プラグ10と電池容量データライン用プ
ラグ77の抜き差しが同時に行えるようにしてもよい。 さらに、この実施例において、前述した第2実施例と同
様に、時計手段と時間データを追加した構成を採用して
もよく、また第4実施例(第1実施例にパック検出用ス
イッチを追加した構成)をカメラ本体2側の基本の構成
としてしてもよい。
【0014】図12ないし図14は本発明における第6
実施例を示している。この実施例では、上述した第5実
施例のような構成(すなわちカメラ本体2と充電器3の
双方に抵抗25,72、電流検出回路28,73、計時
回路30,74、演算手段29,71を設けた構成)に
おいて、自己放電による容量の減少を演算する機能を追
加するために、時計手段と時間データを追加するにあた
っての構成を簡素化するようにしたものである。すなわ
ち、最も単純には、このような時計手段をカメラ本体2
側(以下、時計手段Eとする)に設けるとともに、充電
器3側(以下、時計手段Fとする)にも同様に設けるこ
とが考えられる。このような場合において、前述のよう
に、二次電池パック1がカメラ本体2に装填されると、
カメラ側の演算回路29は、二次電池パック1の情報記
憶手段40からカメラ側の情報伝達手段41を介して読
み込んだ時間データ(必要ならば残存容量データも)と
、カメラ側に設けた時計手段Eから得られた現在時刻(
現在時刻を示す時間データ)をもとに、電池放置時間を
演算し、自己放電容量を演算する。また、カメラ側の時
計手段Eから得られた現在時刻を示す時間データは、新
たな時間データとして、カメラ側の演算回路29により
演算された残存容量データと共にカメラ側の情報伝達手
段41を介して、常時二次電池パック1側の情報記憶手
段40に書き込まれる。同様に、充電器3が二次電池パ
ック1に接続されると、充電器3側の演算手段71は、
二次電池パック1の情報記憶手段40から充電器3の情
報伝達手段70を介して読み込んだ時間データ(必要な
らば残存容量データも)と、充電器3側の時計手段Fか
ら得られた現在時刻(現在時刻を示す時間データ)をも
とに、電池放置時間を演算し、自己放電容量を演算する
。また、充電器3側の時計手段Fから得られた現在時刻
を示す時間データは新たな時間データとして、充電器3
の演算手段71により演算された残存容量データと共に
充電器3の情報伝達手段70を介して、常時二次電池パ
ック1側の情報記憶手段70に書き込まれる。以上のよ
うに、カメラ本体2と充電器3のそれぞれに時計手段E
,Fを設ける場合には、カメラ側の時計手段(時計手段
E)の時間(時刻)と、充電器3側の時計手段(時計手
段F)の時間(時刻)が完全に一致している必要がある
。たとえば時計手段Eの時間(時刻)が、1990年1
月1日13時01分の時に、時計手段Fの時間(時刻)
が1990年1月1日12時01分であってはいけない
。なぜならば、二次電池パック1が充電器3から取り外
された時刻を示す時間データは充電器3の時計手段を基
にしているし、一方二次電池パック1がカメラ本体2側
に装填されれば、現在時刻を示す時間データは、カメラ
本体2側の時計手段を基にしていることになる。このた
め、カメラ本体2側の時計手段の時間(時刻)と、充電
器3側の時計手段の時間(時刻)がずれていると、二次
電池パック1が充電器3から取り外されてから、カメラ
本体2に装填されるまでの経過時間(電池放置時間)を
正しく知ることができない。さらに、第2実施例におい
て説明したように、カメラと充電器のそれぞれの時計手
段に対して時計用電池が必要になる。
【0015】したがって、本実施例によれば、以上のよ
うな問題をも解決するため、カメラ本体2および充電器
3に時計手段を設けることをやめ、代わりに二次電池パ
ック1に時計手段80を設けるようにしている。そして
、二次電池パック1内の時計手段80から得られる時間
データを専用の接点を介してカメラ本体2及び充電器3
側に伝達するようにしている。これを詳細に説明すると
、図12に示すように、二次電池パック1側に設けた充
電ジャック9の近傍に、電池容量データライン用ジャッ
ク76と時計信号用ジャック82とを設けている。また
、二次電池パック1の片端には2本の電極7、8、電池
容量データライン用接点42および時計信号用接点83
とを設けている。そして、二次電池パック1がカメラ本
体2の収納部6に装填されると、電極7、8はカメラ本
体2の内部に相対して設けられている不図示の電極と接
触し、カメラ本体2の作動に応じて二次電池パック1内
部の二次電池から給電が行われるとともに、この二次電
池パック1のカメラ本体2への装填時に、電池容量デー
タライン用接点42もカメラ本体2の内部に相対して設
けられている不図示の接点と接触し、さらに時計信号用
接点83もカメラ本体2の内部に相対して設けられてい
る不図示の接点と接触するように構成している。また、
二次電池パック1内の二次電池20が消耗した際には、
二次電池パック1をカメラ本体2から取り外し、二次電
池パック1にある充電ジャック9に充電器3から引き出
された充電プラグ10を差し込み、かつ二次電池パック
1にある電池容量データライン用ジャック76に充電器
3から引き出された電池容量データライン用プラグ77
を差し込み、さらに二次電池パック1にある時計信号用
ジャック82に充電器3から引き出された時計信号用プ
ラグ84を差し込むことにより充電を行うことができる
ように構成している。なお、残存容量表示手段12をカ
メラ本体2側に設けている場合を例示している。以上の
構成による作動は、次の通りである。 ■充電時の作動 図13は二次電池パック1に充電器3を接続したときの
電気回路図で、基本的には上述した図10(第5実施例
)と略同じ構成であるので、異なっているところのみを
説明する。すなわち、第5実施例と同じく、情報記憶手
段40には、二次電池パック1の残存容量を示す値(以
下、残存容量データと呼ぶ)および二次電池パック1が
カメラ本体2または充電器3から取り外された時刻を示
すデータ(以下、時間データと呼ぶ)が記憶されている
。また、時計手段80は、(カメラ本体2・充電器3の
どちらにも設けずに、)二次電池パック1に設けられて
いる。ここで、端子75(MEM)は図12における二
次電池パック1の電池容量データライン用ジャック76
および充電器3の電池容量データライン用プラグ77で
ある。また、端子85(TIME)は図12における二
次電池パック1にある時計信号用ジャック82および充
電器3の時計信号用プラグ84に相当する。そして、情
報伝達手段70には端子75を介して、情報記憶手段4
0に書き込まれてある二次電池パック1の残存容量デー
タおよび時間データが読み取られ、この情報伝達手段7
0から演算回路71に上記残存容量データおよび時間デ
ータが伝えられる。したがって、この演算回路71は、
端子85を介して時計手段80により現在時刻(現在時
刻を示す時間データ)を知ることができる。そして、上
記現在時刻(現在時刻を示す時間データ)と情報記憶手
段40より得られた上記時間データにより、電池放置時
間を演算する。この電池放置時間(必要ならば残存容量
も考慮)により自己放電(自然放電)で失われた容量(
以下、自己放電容量と呼ぶ)が演算できる。そして、演
算回路71は情報記憶手段40から読み込んだ残存容量
データから自己放電容量を減じた値を残存容量の初期値
とする。さらに、抵抗72、電流検出回路73、計時回
路74、演算回路71により電流容量が求められ、演算
回路71はこの電流容量と上記残存容量の初期値から残
存容量を演算する。そして、演算回路71により演算さ
れた残存容量に関する情報は、新たな残存容量データと
して、また端子85を介して時計手段80により得られ
た現在時刻(現在時刻を示す時間データ)は、新たな時
間データとして、情報伝達手段70、端子75を介して
、常時情報記憶手段40に書き込まれる。 このため、二次電池パック1が充電器3から外されても
、外される直前の二次電池20の残存容量に関する情報
が二次電池パック1自身に記憶されるし、また同時に外
された時刻を示すデータも二次電池パック1自身に記憶
されることになる。 ■放電時の作動 図14はカメラ本体2に二次電池パック1を装填したと
きの電気回路図で、基本的には図14(第5実施例)や
図3(第2実施例)と略同じ構成であるので、異なって
いるところのみを説明する。端子44(DIS)は図1
2における電極7およびカメラ本体2の内部に相対して
設けられている不図示の電極、端子45(GND)は、
図12における電極8およびカメラ本体2の内部に相対
して設けられている不図示の電極に相当する。さらに、
端子43(MEM)は図12における電池容量データラ
イン用接点42およびカメラ本体2の内部に相対して設
けられている不図示の接点、端子86(TIM)は図1
2における時計信号用接点83およびカメラ本体2の内
部に相対して設けられている不図示の接点に相当する。 以上の構成において、情報伝達手段41は端子43を介
して、情報記憶手段40に書き込まれてある二次電池パ
ック1の残存容量データおよび時間データを読み取り、
情報伝達手段41から演算回路29に上記残存容量デー
タおよび時間データが伝えられることにより、演算回路
29は、端子86を介して時計手段80により現在時刻
(現在時刻を示す時間データ)を知ることができる。そ
して、この現在時刻(現在時刻を示す時間データ)と情
報記憶手段40より得られた時間データにより、電池放
置時間を演算し、この電池放置時間(必要ならば残存容
量も考慮)によって自己放電(自然放電)で失われた容
量(以下、自己放電容量と呼ぶ)が演算できる。この演
算回路29は情報記憶手段40から読み込んだ残存容量
データから自己放電容量を減じた値を残存容量の初期値
とする。また、抵抗25、電流検出回路28、計時回路
30、演算回路29により電流容量が求められ、演算回
路29はこの電流容量と上記残存容量の初期値から残存
容量を演算する。そして、この演算回路29により演算
された残存容量に関する情報は、新たな残存容量データ
として、また端子86を介して時計手段80により得ら
れた現在時刻(現在時刻を示す時間データ)は、新たな
時間データとして、情報伝達手段41、端子43を介し
て、常時情報記憶手段40に書き込まれる。このため、
二次電池パック1がカメラ本体2から外されても、外さ
れる直前の二次電池20の残存容量に関する情報が二次
電池パック1自身に記憶されるし、また同時に外された
時刻を示す時間データも二次電池パック1自身に記憶さ
れることになる。なお、前述のように、計時回路30,
74は、時計手段80と略同じ機能を有しているので、
兼用する事も可能である。すなわちカメラ側の計時回路
30および充電器3側の計時回路74をなくし、二次電
池パック1の時計手段80にて上記の2つの計時回路の
機能を代行してもよい。また、上述した図13、図14
において81は時計手段80のバックアップとなる時計
用電池である。さらに、図12においては、充電プラグ
10と電池容量データライン用プラグ77と時計信号用
プラグ84を独立した3本のプラグとして構成したが、
上記の3つのプラグを一体化した構造にして、充電プラ
グ10と電池容量データライン用プラグ77と時計信号
用プラグ84との抜き差しが同時に行えるようにしても
よい。
【0016】なお、上述した第1〜第6実施例において
は、情報伝達手段41,70と演算回路29,71を独
立して設けたが、情報伝達手段の機能を演算回路にて兼
用させてもよい。たとえば演算回路29,71がMCU
(マイクロ・コンピュータ・ユニット)、情報記憶手段
40がE2PROMである場合には、情報伝達手段の機
能はMCUに含まれることが多い。また、上述した情報
記憶手段40としては、RAMやE2PROM(Ele
ctrically Erasable Progra
mmable Read OnlyMemory)など
を適宜用いるとよい。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
の二次電池パック組込み装置によれば、抵抗、電流検出
回路、計時回路、演算回路および表示回路等といった二
次電池パックの残存容量を検出、表示するための回路手
段等を、カメラ本体側に内蔵して設けるようにし、かつ
二次電池パックにはその残存容量等の情報を記憶する情
報記憶手段を設けるとともに、カメラ本体側には、この
情報記憶手段と前記演算回路との間での情報のやり取り
を行なわせるための情報伝達手段を設けるようにしたの
で、以下のような種々優れた効果を奏する。■電流検出
回路、計時回路、演算回路および表示回路をすべてカメ
ラに内蔵しているため、個々の二次電池パックにこれら
の回路部品を設ける必要がなくなり、コスト的にも、装
置全体でのスペース的にも有利である。また、その副次
的効果として、たとえば液晶等の表示部材を二次電池パ
ックに設ける必要がなくなるため、表示部材をカメラ本
体の撮影中に容易に視認し易い位置に設けることができ
る。■二次電池の情報記憶手段に、(カメラ側の電流検
出回路、計時回路、演算回路により演算された)残存容
量データを常時書き込むように構成することで、二次電
池パックがカメラ本体から外されても、外される直前の
二次電池パックの残存容量に関する情報が二次電池パッ
ク自身に記憶されることになる。このため、カメラ本体
から二次電池パックを外して、他の二次電池パックを装
填して使用し、その後その二次電池パックを外して、再
度元の二次電池パックを装填しても、当該二次電池パッ
クの残存容量の情報は失われていないので、正しい残存
容量の演算ができる。■充電ライン用接点を二次電池パ
ック内に設けるようにすると、充電ジャックをカメラ側
に設ける必要がなくなる。すなわち、充電ジャックを二
次電池パック側に設けることが可能となる。■二次電池
パック検出用スイッチを設けることにより、カメラ側の
演算回路から新たな残存容量データを常時二次電池パッ
ク側の情報記憶手段に書き込む必要がなくなり、このた
めカメラ側の演算回路での負担を軽減し、また二次電池
パックをカメラから外すタイミングで残存容量データが
破壊されてしまう可能性もなくなる。■充電器側にも抵
抗、電流検出回路、計時回路、演算回路を設けるように
構成することにより、二次電池パックに充電する時にカ
メラを接続する必要がなくなる。このため、二次電池パ
ックを充電している間もカメラを使用することが可能と
なる。■カメラ側に時計手段を設け、二次電池パックの
情報記憶手段に残存容量データに加え時間データも書き
込むように構成することで、電池の自己放電(時間の経
過と共に電池が自然に放電する)による残存容量の減少
も演算することが可能となる。■カメラ、充電器共に、
抵抗、電流検出回路、計時回路、演算回路を設け、また
二次電池パックに時計手段を設け、該時計手段から得ら
れる時間データを専用の接点を介してカメラの演算回路
及び充電器の演算回路に伝達するように構成することに
より、カメラ、充電器のそれぞれに時計手段を設けた場
合に発生する不具合、すなわちカメラの時計手段の時間
(時刻)と充電器の時計手段の時間(時刻)がずれて正
しい電池放置時間がわからなくなるという不具合が一掃
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラの電池パック組込み装置の
第1実施例を示す概略分解斜視図である。
【図2】図1に示す実施例での電気回路図である。
【図3】本発明に係るカメラの電池パック組込み装置の
第2実施例を示す電気回路図である。
【図4】本発明に係るカメラの電池パック組込み装置の
第3実施例を示す概略分解斜視図である。
【図5】図4に示す実施例での電気回路図である。
【図6】本発明に係るカメラの電池パック組込み装置の
第4実施例を示す概略分解斜視図である。
【図7】図6の実施例での要部拡大断面図である。
【図8】図6に示す実施例での電気回路図である。
【図9】本発明に係るカメラの電池パック組込み装置の
第5実施例を示す概略分解斜視図である。
【図10】図9に示す実施例での充電器と二次電池パッ
クとの間の電気回路図である。
【図11】図9に示す実施例での二次電池パックとカメ
ラ本体との間の電気回路図である。
【図12】本発明に係るカメラの電池パック組込み装置
の第6実施例を示す概略分解斜視図である。
【図13】図12に示す実施例での充電器と二次電池パ
ックとの間の電気回路図である。
【図14】図12に示す実施例での二次電池パックとカ
メラ本体との間の電気回路図である。
【図15】二次電池パックを使用するカメラ装置の概略
構成を説明するための概略分解斜視図である。
【図16】図15における二次電池パックのカメラへの
組み込み状態を示す概略斜視図である。
【図17】図15における二次電池パックおよびこれが
組み込まれるカメラ装置の電気回路図である。
【符号の説明】
1    二次電池パック(ニカド電池パック)2  
  カメラ本体 3    充電器 6    電池パック収納部 7    端子 8    端子 9    充電用ジャック 10    充電用プラグ 12    電池残存容量表示部 22    端子 23    端子 25    抵抗 26    端子 27    端子 28    電流検出回路 29    演算回路 30    計時回路 31    表示回路 40    情報記憶手段 41    情報伝達手段 42    接点 43    端子 44    端子 45    端子 47    時計手段 48    時計用電池 49    接点 50    端子 60    パック検出用スイッチ 61    ロック解除ボタン 70    情報伝達手段 71    演算回路 75    端子 76    電池容量データライン用ジャック77  
  電池容量データライン用プラグ80    時計手
段 81    時計用電池 82    時計信号用ジャック 83    時計信号用接点 84    時計信号用プラグ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  二次電池パックが着脱可能に装填され
    るカメラにおいて、前記二次電池パックを、反復使用可
    能な二次電池と情報記憶手段とによって構成するととも
    に、前記カメラの本体側に、前記情報記憶手段との情報
    伝達手段と、前記二次電池に対しての充放電量を演算す
    る手段と、この演算手段によって得られる二次電池の残
    存容量を表示する手段を設け、前記カメラ本体に二次電
    池パックを装填したときに、前記情報記憶手段に記憶さ
    れた二次電池の残存容量を、前記情報伝達手段を介して
    カメラ本体側の演算手段に伝達するとともに、この演算
    手段にて得られる二次電池の残存容量を、前記情報伝達
    手段を介して前記二次電池パック側の情報記憶手段に伝
    達するように構成したことを特徴とするカメラの二次電
    池パック組込み装置。
  2. 【請求項2】  請求項1において、カメラ本体側に、
    二次電池パックのカメラ本体への装填、取外しを検出す
    る手段を設け、この検出手段にて検出された二次電池パ
    ックのカメラ本体への装填時のタイミング信号により、
    二次電池パック側の情報記憶手段に記憶された二次電池
    の残存容量を、情報伝達手段を介してカメラ本体側の演
    算手段に伝達するとともに、前記検出手段にて検出され
    た二次電池パックのカメラ本体からの取外し時のタイミ
    ング信号により、カメラ本体側の演算手段にて得られる
    二次電池の残存容量を、情報伝達手段を介して二次電池
    パック側の情報記憶手段に伝達するように構成したこと
    を特徴とするカメラの二次電池パック組込み装置。
  3. 【請求項3】  請求項1において、カメラ本体側に、
    二次電池パック側の情報記憶手段との情報伝達手段と、
    二次電池に対しての充放電量を演算する手段と、該演算
    手段にて得られる電池の残存容量を表示する手段と共に
    、時計手段を設けてなり、前記カメラ本体に二次電池パ
    ックを装填したときに、前記情報記憶手段に記憶された
    二次電池の残存容量および時間データを、情報伝達手段
    を介してカメラ本体側の演算手段に伝達し、かつこの演
    算手段にて前記情報記憶手段から伝達された時間データ
    と前記時計手段から得られた現在時刻を示す時間データ
    とによって二次電池の自己放電量を演算するとともに、
    この自己放電量と前記充放電量の演算結果によって二次
    電池の残存容量を演算し、さらにこの二次電池の残存容
    量と前記時計手段によって得られた現在時刻を示す時間
    データとを、情報伝達手段を介して該演算手段から前記
    記憶手段に伝達するように構成したことを特徴とするカ
    メラの二次電池パック組込み装置。
  4. 【請求項4】  充電器にて充電可能な二次電池パック
    が着脱可能に装填されるカメラにおいて、前記二次電池
    パックを、反復使用可能な二次電池と情報記憶手段とに
    よって構成するとともに、前記二次電池パック充電用の
    充電器に、前記情報記憶手段との情報伝達手段と、二次
    電池に対しての充電量を演算する手段とを設け、前記充
    電器が二次電池パックに接続されたときに、前記情報記
    憶手段に記憶された二次電池の残存容量を、前記情報伝
    達手段を介して充電器側の演算手段に伝達するとともに
    、この演算手段にて得られる二次電池の充電後の残存容
    量を、二次電池パック側の情報記憶手段に伝達するよう
    に構成され、かつ前記カメラの本体側に、二次電池パッ
    ク側の情報記憶手段との情報伝達手段と、二次電池に対
    しての放電量を演算する手段と、この演算手段にて得ら
    れる二次電池の残存容量を表示する手段とを設け、この
    カメラ本体に二次電池パックを装填したときに、前記情
    報記憶手段に記憶された二次電池の残存容量を、情報伝
    達手段を介してカメラ本体側の演算手段に伝達するとと
    もに、この演算手段にて得られる二次電池の残存容量を
    、情報伝達手段を介して二次電池パック側の情報記憶手
    段に記憶するように構成したことを特徴とするカメラの
    二次電池パック組込み装置。
  5. 【請求項5】  充電器にて充電可能な二次電池パック
    が着脱可能に装填されるカメラにおいて、前記二次電池
    パックを、反復使用可能な二次電池、情報記憶手段およ
    び時計手段によって構成し、かつ前記カメラの本体側に
    、前記情報記憶手段との情報伝達手段と、前記二次電池
    に対しての放電量を演算する手段と、この演算手段にて
    得られる二次電池の残存容量を表示する手段を設けると
    ともに、前記二次電池パック充電用の充電器に、前記情
    報記憶手段との情報伝達手段と、二次電池に対しての充
    電量を演算する手段とを設け、この充電器を二次電池パ
    ックに接続したときに、情報記憶手段に記憶された電池
    の残存容量および時間データを、情報伝達手段を介して
    充電器側の演算手段に伝達し、この演算手段にて前記情
    報記憶手段から伝達された時間データと前記二次電池パ
    ック内の時計手段から該演算手段に伝達された現在時刻
    を示す時間データとによって、この二次電池での自己放
    電量を演算するとともに、この演算手段にて得られた二
    次電池の自己放電量と前記充電量との演算結果によって
    、二次電池の残存容量を演算し、かつこの演算手段にて
    得られる二次電池の残存容量および前記二次電池パック
    内の時計手段から伝達された現在時刻を示す時間データ
    を、情報伝達手段を介して情報記憶手段に伝達し、一方
    カメラ本体に二次電池パックが装填されたときには、前
    記情報記憶手段に記憶された二次電池の残存容量および
    時間データを、情報伝達手段を介してカメラ本体側の演
    算手段に伝達し、この演算手段にて前記情報記憶手段か
    ら伝達された時間データと二次電池パック内の時計手段
    から該演算手段に伝達された現在時刻を示す時間データ
    とによって、二次電池の自己放電量を演算し、さらにこ
    の自己放電量と前記放電量との演算結果によって二次電
    池の残存容量を演算し、この演算手段にて得られる二次
    電池の残存容量および二次電池パック内の時計手段から
    伝達された現在時刻を示す時間データを、情報伝達手段
    を介して二次電池パック側の情報記憶手段に伝達するよ
    うに構成したことを特徴とするカメラの二次電池パック
    組込み装置。
JP3065367A 1991-03-06 1991-03-07 電子機器の二次電池パック組込み装置 Pending JPH04279876A (ja)

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DE69226797T DE69226797T2 (de) 1991-03-06 1992-02-14 Batteriesystem für eine Kamera
EP92301248A EP0502623B1 (en) 1991-03-06 1992-02-14 Battery system for camera

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