JPH04277848A - メモリフォルトマッピング装置、検出エラーのマッピング方法及びマルチパスメモリフォルトマッピング装置 - Google Patents

メモリフォルトマッピング装置、検出エラーのマッピング方法及びマルチパスメモリフォルトマッピング装置

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JPH04277848A
JPH04277848A JP3293686A JP29368691A JPH04277848A JP H04277848 A JPH04277848 A JP H04277848A JP 3293686 A JP3293686 A JP 3293686A JP 29368691 A JP29368691 A JP 29368691A JP H04277848 A JPH04277848 A JP H04277848A
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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • Detection And Correction Of Errors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全体としてメモリフォル
トマッピングの分野に関し、殊にオンライン中における
フォルトマッピングメモリの装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータシステムは、データを保持
するために伝統的に幾つかの異なるタイプの記憶装置を
使用している。理想的な記憶装置はデータの高速書込み
及び読取りを行い、記憶されるデータの単位あたりのコ
ストは低く、データを確実に記憶する。以下単にメモリ
と称する半導体電子メモリは、高速アクセスの特性を有
するが、データ単位あたりのコストが高いので、提供可
能なメモリ量が制限される。また、電力が除去されると
記憶データが失われるので、メモリは揮発性である。磁
気ディスク及び光ディスクは、それよりもずっと大きな
記憶容量を低コストで提供することができる。メモリと
異なって磁気ディスク及び光ディスクは、電力が存在せ
ずともデータが保存されるので不揮発性である。然しな
がら、磁気ディスク及び光ディスク上に記憶されたデー
タに対するアクセスは、メモリと比べてずっと遅い。磁
気テープメモリによって、より高容量のメモリを更に低
コストで提供できるが、そのアクセス速度は更に緩慢で
ある。
【0003】コンピュータが動作する速度を増加させる
ことは全てのコンピュータ新世代の主要な駆動力であり
、データへアクセスする又はデータを記憶する時間は、
その速度を判断する上での主要な要素となっている。そ
れ故、今日のコンピュータにおいて提供されるメモリ量
を増加するための要求が不断に存在している。より大き
な量のメモリを使用すると、多数の構成要素が必要とな
り、構成要素の故障の確率も必然的に大きくなるので、
発生するエラー数もまた増大することになる。信頼性に
対する要求は、正確さのためにメモリの内容をチェック
すると共に発見された故障メモリを取替える機構が設け
られることを必要とする。
【0004】メモリ内におけるエラーを検出し訂正する
技法の一つが、「メモリバンド幅を増大しアクセス・ペ
ナルティを減少させるエラー訂正技法(Error C
orrection Technique Which
 Increases Memory Bandwid
th and Reduces Access Pen
alties)」(IBMテクニカル・ディスクロージ
ャ・ブリテイン、第31巻、第3号、1988年8月、
146〜149頁)に記述されている。この技法は余分
のメモリバンクを使用し、同一のデータが各メモリバン
ク内に記憶されるようになっている。余分のメモリは、
エラーをすこぶる迅速に訂正できるという利点を備えて
いる。然しながら、2倍の量のメモリが必要になるため
に、メモリコストが高くなる。従って、この技法はメモ
リ要求が相対的に小さく速度の優先度が非常に高い用途
に限られている。
【0005】メモリの信頼性を向上させるより安価で一
般的な解決法は、エラーチェック及び訂正(Error
 Checking and Correcting 
、ECC)回路を使用することである。ECCの場合に
は1つのデータワード内の単一のビットエラーが検出及
び訂正可能である(単一ビットエラー訂正(Singl
e bit Error Correction 、S
EC)としても知られている)。これは、ソフトエラー
が生ずるようなダイナミック・ランダム・アクセス・メ
モリー(DRAM)において特に有用である。ソフトエ
ラーとは、DRAMの物理的な構造によるエラーではな
く、メモリチップをランダムにヒットするアルファ粒子
や、読取り/書込み動作中の過度のノイズ条件などによ
るエラーである。データワード毎に1ビット以上のエラ
ーが存在する場合には、検出と訂正は相当複雑になる。 エラーを気づかせるためにダブルエラー検出(DED)
が提供されているが、訂正に対する試みは行われていな
い。ダブルエラー訂正は、そのようにするための追加的
な要求は相当なものであるが、提供することができよう
【0006】訂正するには法外に高くつくダブルエラー
の可能性を低くするためにメモリアレイ内にエラーを分
散させる方法は、米国特許第4、488、298号に記
述されている。メモリアレイ用に作成されたエラーマッ
プに基づいて異なるメモリの列を選択的に並べ換えて、
2個もしくはそれ以上の欠陥ビットの位置合わせを防止
することによって、メモリアレイにおいて分散化が達成
される。エラーマップはオフラインで作成され、各メモ
リは概知データによってテストされる。エラーマップを
作成する時間は、メモリ量が増加するにつれて比例的に
増加する。非常に大きいメモリアレイはマッピングし分
散させるために何時間も要する恐れがある。
【0007】存在するエラーのタイプを判断するための
フォルトマッピングは、メモリ(オフライン)内に概知
のデータを記憶して順次データを逆読みしてそれを概知
の書込みデータと比較することによって達成することが
できる。エラーはカウントされ、エラーの数と位置に基
づいて、エラーのタイプは単一ビット、ビットライン又
はワードラインに判断される。この方法は米国特許第4
、456、995号に開示されている。生成されたフォ
ルトマップに基づいて、ビットは、上記米国特許第4、
488、298号に記述されているように分散させるこ
とができる。典型的には、まずコンピュータの電源が入
れられると、メモリは一度に一行(オフライン)テスト
され、各行は合格するとオペレーティングシステムへ与
えられ、コンピュータにより使用される。コンピュータ
内に組込まれるメモリ量が拡大しつづけるにつれてこの
方法はますます望ましくなくなっている。というのも、
テスト時間が法外に長いものになり、訂正不可能なエラ
ー発生の確率は時間と共に増大しつづけるからである。
【0008】一つの改善策が、米国特許第4、479、
214(’214)号に記述されているようなエラーの
オンラインマッピングによって実現されている(同特許
は参考用に本文に組込んでいる)。’214号特許に記
述のシステムは、上記のシステム及び方法よりもずっと
高速に動作する。然しながら、その場合、速度の増加は
ハードウェアを増加することによって行われている。例
えば、72ビットワードを有するメモリシステムに対し
ては73個のカウンタが必要である。即ち、それぞれの
ビット列に対する1つのカウンタと、アクセスに対する
エラーの比を判断するためにメモリアクセス数を追跡す
るもう一つのカウンタとが必要となる。更に、’214
号特許に記述のシステムは、メモリシステムの一区画に
対して一度に一つのフォルトマップを作成する。ECC
によって訂正不可能な故障が発見された場合には、メモ
リサブシステムは再び仕切られる(分散される)。この
反応的アプローチはテスト速度を向上させるが、相当量
のハードウェアを要し、将来、即ち予防的な方法で、取
替えを要するメモリを識別することはできない。
【0009】かくして最小量のハードウェアを使用しな
がら故障しそうなメモリをオンラインで識別可能なフォ
ルトマッピング装置が必要とされている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、改良されたメモリ用オンライン・フォルトマッピン
グ装置を提供することである。
【0011】本発明のもう一つの目的は、取替える必要
のあるメモリの順向表示を提供するメモリ用オンライン
・フォルトマッピング装置を提供することである。
【0012】更に、本発明の目的は、少量のハードウェ
アしか必要としないメモリ用オンライン・フォルトマッ
ピング装置を提供することである。
【0013】本発明の目的は更に、メモリ部分の独立マ
ップを作成することによってマッピング機能を提供する
メモリ用のオンライン・フォルトマッピング装置を提供
することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の以上の目的なら
びにその他の目的は、複数メモリチップの各々によって
生成されるエラーのカウントを提供するメモリフォルト
マッピング装置によって達成される。検出回路は、オン
ライン処理中に複数のメモリチップからランダムにアク
セスされたデータをチェックして、アクセスされたデー
タ内に存在する各エラーの表示を提供する。エラーメモ
リは検出回路へ接続され、各メモリについて現在検出さ
れたエラー数のカウントを記憶する。各メモリのカウン
トは所定の位置に記憶される。エラーメモリと検出回路
とへ接続されたカウント回路は、エラーメモリから現在
アクセスされたメモリのカウントを受取り、もし検出回
路がエラーが存在することを表示すると、カウンタはカ
ウントをインクリメントする。インクリメントされたカ
ウントは、エラーメモリのその所定の位置へ書戻される
。その結果、一回の読取処理中にアクセスされるビット
数にかかわりなく、ただ一個のカウンタだけしか必要で
ない。
【0015】本発明の上記その他の目的、特徴、および
利点は図面に示すような本発明の実施例の詳細な説明か
ら明らかとなろう。
【0016】
【実施例】図1は、ブロック図形のメモリフォルトマッ
ピング装置10を示す。メモリフォルトマッピング装置
10は、オンライン処理中にコンピュータシステム内で
アクセスされる各メモリチップ内で発生するエラー数を
追跡する。本発明は、それぞれが複数の4メガビットメ
モリ3を有する2つのメモリカード1及び2を使用して
示されている。通常はずっと大きな量のメモリがマッピ
ングされるが、図解を簡単にするために少量のメモリを
示す。メモリ行がアクセスされる度に、データのエラー
がチェックされ、エラーが発見されると、そのエラーを
発生したメモリが判断され、そのメモリのエラーのカウ
ントが保存される。任意のメモリのカウントが所定値に
達すると、その治癒行動が取られる。
【0017】デコーダ5及びデコーダ7は複数のメモリ
3へ接続され、デコーダ5及び7はそれぞれ、複数のメ
モリ3の1つのメモリ行を選択するためのアドレス信号
(行セレクト)を受信する。メモリの更に進んだ選択は
、デコーダ6へ入力されたカードセレクトアドレスから
カード1又は2の一つを選択するデコーダ6によって行
われる。デコーディングステップの結果、カード1及び
2から複数のメモリ3の中の7個のメモリが、読取又は
書込み処理のために選択される。読取り処理中には、7
個のデータビットが利用可能となり、そのうち、1ビッ
トは複数メモリ3の選択されたメモリの各々からのもの
であり、7ビットECCワード(エラーチェックおよび
訂正)を形成する。通常はより大きなECCワードを有
する、例えば、72ビットECCワードが一般的なので
、7ビットECCワードは一例として提供したものにす
ぎない。7ビットのうちの3つはチェックビットを表わ
し、残りの4ビットはデータを表わす。
【0018】SEC/DEDシンドローム発生器8(シ
ングルエラー訂正/ダブルエラー検出)は、バス16に
よってチェックビットバッファ9に接続され、3つのチ
ェックビットを受取る。チェックビットバッファ9は、
7ビットECCワードの3つのMSB(最上位ビット)
を構成する複数のメモリ3へ接続される。非ゼロシンド
ロームは、シングルビットエラーが検出され且つ自動的
に訂正されたか、又は訂正不可能なダブルエラーが検出
されたことを表わす。訂正されたシングルビットエラー
は、データバッファ11に接続されデータバッファ11
からの出力としてデータビットを担うデータバス18上
に現われる。SEC/DEDシンドローム発生器8は、
列アドレス信号を形成する3個の信号S1、S2、S3
より構成された3ビットシンドロームを出力し、エラー
が検出された一つの列を複数のメモリ3から識別する。 エラー信号もまたSEC/DEDシンドローム発生器8
によって提供され、エラーが検出された表示を単に提供
する。例えば、”ハイ(high)”エラー信号はエラ
ーを表わし、”ロー(low )”エラー信号はエラー
の欠如を表わす。
【0019】エラーメモリ13は,複数メモリ3の各メ
モリ内で検出されたエラー数を記憶する高速SRAM(
スタティック・ランダム・アクセスメモリ)である。 エラーメモリ13は、同時的読取り/書込み能力を備え
、複数メモリ3の速度の2倍の速度で動作することがで
きる。複数メモリ3の各々のメモリについては、エラー
メモリ13内に対応するメモリ位置が存在し、かかる各
メモリのフォルト状態をマッピングする。従って、エラ
ーメモリ13は、28×24のメモリアレイ(それぞれ
24ビット長を有する28ワードより構成される)を含
んでいる。エラーメモリ13は、論理上2つのアレイ1
4と19に分割される。その場合、アレイ19は28ワ
ード×13ビットで、アレイ14は28ワード×11ビ
ットである。複数メモリ3の各々について、アレイ19
はエラーカウントを記憶し、アレイ14は状態ワードを
記憶する。それぞれのエラーワードと状態ワードは組合
わさって、対応するメモリに対するフォルト状態を形成
する。またエラーメモリ13は、SEC/DEDシンド
ローム発生器8へ接続されたデコーダ12を含む。デコ
ーダ12は、フォルト出力を有する複数メモリ3の中の
1つのメモリのアドレスと同一の1アドレスを受取る。 デコーダ12に対するアドレスは、行セレクト、カード
セレクト、および3ビットシンドロームを含む。
【0020】カウンタ15は、エラーメモリ13とSE
C/DEDシンドローム発生器8の双方へ接続されてい
る。Lビットを有するバス17は、アレイ19をカウン
タ15へ接続する。但し、Lはエラーカウント中のビッ
ト数である。メモリフォルトマッピングシステム10に
おいて、エラーカウントは13ビットから構成されてい
るので、Lは13に等しくなろう。もしそれより大きい
か小さいエラーカウントが望ましい場合には、Lの値は
、カウンタがエラーカウントを受取ることを可能にする
その数を反映することになろう。カウンタ15は、現在
アドレスされた複数メモリ3の中のメモリのエラーカウ
ント(エラーメモリ13中のアドレスされたワードの最
初の13ビット)をバス17を介して受取る。SEC/
DEDシンドローム発生器8からカウンタ15へエラー
信号が提供され、エラーカウントをインクリメントすべ
きか否かをカウンタに指令する。エラーカウント(イン
クリメントされたものであれ否であれ)は、バス17を
介してエラーメモリ13へ利用可能となり、その内部に
書込まれる。カウンタ15はキャリーアウト(CO)信
号、キャリーアウト・マイナー(COマイナー)信号お
よび故障信号をエラーメモリ13へ提供する。これらの
信号は現在アドレスされたフォルト状態の状態ワードを
更新するが、その詳細は以下に詳説する。
【0021】動作方法 メモリフォルトマッピング装置10は、通常のコンピュ
ータ処理中、即ちオンラインで動作する。その結果、コ
ンピュータの初期始動時に、メモリをテストするために
長い待機時間が必要とされない。コンピュータが複数の
メモリ3にアクセスするとき、行セレクトアドレスとカ
ードセレクトアドレスとが、デコーダ5、6及び7へ、
並びにデコーダ12を介してエラーメモリ13へ同時に
提供される。その後、複数メモリ3からのECCワード
は、チェックビットバッファ9とデータバッファ11へ
提供される。もしECCワード中に1ビットエラーが検
出されると、そのビットはチェックビットバッファ9と
データバッファ11内で訂正される。SEC/DEDシ
ンドローム発生器8は、バス16を介してエラーの状態
又は欠如に関する情報を受取る。もしエラーが検出され
訂正されると、3ビットシンドロームはエラーがどの列
内に存在するかを反映することになろう。もしエラーが
存在しなければ、3ビットシンドロームは全ての”ゼロ
”を出力することによってそのように表示する。エラー
が検出された列を指示することによって、そのエラーを
出力する複数メモリ3の特定メモリが識別され、その唯
一のアドレスがエラーメモリ13へ付与される。エラー
メモリ13に対するアドレスは行セレクトアドレスとカ
ードセレクトアドレスと3ビットシンドロームとを含む
。その結果、複数メモリ3の中の一メモリが検出エラー
を出力する毎に、そのメモリに対応するアドレスがエラ
ーメモリ13へ提供される。
【0022】エラーメモリ13は、複数メモリ3の各メ
モリに対して1つずつ、28個のエラーカウントを記憶
する。故障メモリのアドレスはエラーメモリ13に付与
されるので、そのメモリのエラーカウントはエラーメモ
リ13からバス17上及びカウンタ15内へ出力される
。初めに述べたように、エラー信号は、エラーが検出さ
れたことをカウンタ15へ指示するために”ハイ(hi
gh)”となろう。カウンタ15はかくして、その内部
に含まれるエラーカウントをインクリメントして、エラ
ーを生成したメモリについて検出されたエラーの現在の
数を反映することになろう。エラーメモリ13は複数メ
モリ3の速度の少なくとも2倍の速度で動作するので、
インクリメントされたエラーカウントは、現在アドレス
が除去される前にエラーメモリ13へ書戻される。複数
メモリ3からのデータの読取りは1サイクルで完了する
ので、エラーカウントの読取り、インクリメント、及び
エラーカウントの書戻しもまた1サイクルで達成される
。 もしエラーが発見されなかったら、エラーメモリ13に
対して無効アドレスが提供され、その内部の内容は変化
しないままにとどまる。有限時間の後、エラーメモリ1
3内の各位置は、メモリフォルトマッピングシステム1
0における全ての読取り処理に対して訂正された単一ビ
ットエラーの数を含む。
【0023】ダブルエラーの発生は、SEC/DEDシ
ンドローム発生器8によって検出されるが、かかるエラ
ーはエラー信号によっては表示されず、従ってカウント
されない。その代わり、メモリフォルトマッピングシス
テム10は、修理が必要であることを指示する等の他の
適当な行動をとるか、又はアドレスされたメモリ位置が
今後使用されないことを確かめることができよう。その
他の代替的な設計によって、ダブルエラーの論理和をと
って故障ビットの一つをカウントする回路を構成するこ
ともできよう。更にもう一つの設計によって、ダブルエ
ラー訂正回路及び/又はトリプルエラー検出の使用を具
体化することもできよう。
【0024】図2は、エラーメモリ13内に記憶された
フォルト状態のフォーマットを示す。複数メモリ3の各
メモリのエラーカウントは、エラーメモリ13内の28
個の各メモリ位置の最初の13ビットに記憶される。カ
ード1、行1、列1(1、1、1)のチップロケーショ
ン(CHIPLOC)におけるメモリのエラーカウント
は、比較的小数のエラーが検出されたものが描かれてい
る。エラーカウントのビット13は、内部に記憶された
エラー数の2進表示の最下位ビット(LSB)を表わし
、ビット1はMSBである。チップロケーション1、1
、1におけるメモリについてエラーが検出される毎に、
このエラーカウントはカウンタ15内へロードされ、イ
ンクリメントされ、同じエラーメモリ位置へ書戻される
。エラーカウントが種々の所定しきい値に達すると、メ
モリチップ故障の兆候が表示される。これらの疑わしい
メモリチップ故障は、エラーメモリ13のビット14〜
24内に含まれる状態ワードによって表わされる。
【0025】状態ワードは3ビットフィールド14、1
5、16を含み、相当するエラーカウントに基づいてチ
ップキル、ラインキル、セルキルがそれぞれ疑われるか
否かを表示する。対応するエラーカウントがエラーメモ
リ13へ書戻されるときに、チップ、ラインおよびセル
キルビットがセットされる。エラーカウントが所定のし
きい値に達すると、カウンタ15は、そのエラーカウン
トの所定ビットについてオーバーフロービットがセット
されたことを判断する。チップ、ラインおよびセルキル
ビットは、カウンタ15によってエラーメモリ13に供
給されるCOマイナー、COおよび故障信号によってセ
ットされる。これは、図2によって例示される。チップ
ロケーション1、1、1のエラーカウントは、MSBと
して1へセットされたビット10を示すので、これによ
ってセルキルビットがセットされる。チップロケーショ
ン1、1、2のエラーカウントは、ビット3がMSBで
あるとしてセットされていることを示すことによってよ
り大きいエラー数を表示するので、ラインキルビットを
セットする。同様にして、チップロケーション1、2、
7のエラーカウントは、ビット1がセットされているこ
とを示すので、チップキルビットがセットされる。
【0026】もしメモリのセルキルビットがセットされ
ていると、そのエラーはソフトエラーによるものではな
く、そのメモリが欠陥セルを有するものであることが想
定される。もし1メモリについてより高い所定エラーし
きい値が検出されラインキルビットがセットされていれ
ば、ライン故障が疑わしい。同様にして、もしチップキ
ルビットをセットするために必要なエラーの更に高い所
定しきい値に達すれば、メモリアレイモジュールの欠陥
が疑わしい。複数メモリ3はランダムにアクセスされる
ため、チップ、ライン、又はセルキルの表示のみが兆候
を示す。かかる故障の確認は、例えば疑わしい欠陥を有
するメモリについて順次読出しを実行することによって
行う。その結果、将来故障する虞れが高い、もしくは現
在欠陥のあるメモリチップを、複数メモリ3の全てのメ
モリをテストせずとも発見することが可能である。この
ことによって、突然の故障によって不便を蒙らずにもっ
と便利な時間にコンピュータを修理に廻すことができる
ようになる。
【0027】状態ワードは、将来の使用のために保存さ
れる2ビット17と18を含む。ビット19は、例えば
ダブルエラー検出によって検出される訂正不能エラー(
Uncorrectable Errors、UE)を
指示するために使用される。状態ワードのビット20、
21、22は、エラーメモリ13自体(即ちアレイ19
内)の内容をパリティチェックするものである。更に2
つのビット23、24が存在し、同ビットは複数メモリ
3の欠陥メモリを取替えるためにスペアメモリが使用さ
れたかどうかを示すために使用される。状態ワードは、
数ビットフィールドのみをモニタすることによって、複
数メモリ3の状態を迅速に要約することができる。また
状態ワードは、それらを将来の参照のために保守ディス
ク上へコピーすることによって履歴レコードを提供する
。エラーメモリ13へリセット信号が供給されることに
よって、内部タイマ(図示せず)又はサービス要求が故
障状態を時々リセットできるようになっている。
【0028】本発明の代替例 メモリフォルトマッピング装置10は、複数メモリ3の
検出された1ビットエラーの全てがオンライン処理中に
エラーメモリ13内にマッピングされる点でシングルパ
スシステムである。これは簡単であるという利点がある
が、非常に大きなメモリシステムでは、大型のエラーメ
モリ13が必要になるという点で不利な点が存在する。 例えばメモリフォルトマッピング装置10では、複数メ
モリ3は僅かに28個のメモリから成るので、エラーメ
モリ13は28ワードのアレイから成るのみである。然
しながら、各カードが8行を有し、各行が72ビットを
有するような2つのカード1及び2から成る複数メモリ
は、72×8×2ワード、即ち1152ワードを有する
エラーメモリ13を要することになろう。
【0029】図3は、マルチパスのメモリエラーマッピ
ング方法を使用するメモリフォルトマッピング装置20
のブロック線図である。図3では、図1と同様な構造を
表わすために同様の番号を使用している。メモリフォル
トマッピング装置20はメモリフォルトマッピング装置
10と類似しているが、以下に提示する相違を有する。 エラーメモリ13はそれぞれ8ワード×24ビットのア
レイを要するにすぎない。図2に示すようなその内部に
含まれるフォルト状態のフォーマットは同一のままであ
る。3ビットシンドローム出力(S1、S2、およびS
3)は最早エラーメモリ13へは接続されないが、代わ
りに第1パスデコーダ21と第2パスデコーダ24へ接
続される。第1パスデコーダ21は、エラーメモリ13
のデコーダ12へ接続された2つの出力、即ちグループ
1(G1)及びグループ2(G2)を有する。第2パス
デコーダ24は4つのマスクされた出力、MA1〜MA
4を有し、その各々は、複数メモリ3からの列C1〜C
3又はC4〜C7の一つを表わすと共にエラーメモリ2
3へ接続される。エラーメモリ23はそれぞれ24ビッ
トの4ワードを有するアレイで、論理上2つのアレイ2
9と25へ分割される。上記アレイ29は4×13のア
レイで、エラーカウントを記憶し、アレイ25は4×1
1のアレイで、各々がアレイ29内のエラーカウントに
対応する状態ワードを記憶する。カウンタ15はバス1
7によってエラーメモリ23へ接続され、カウンタ15
は更に、CO、COマイナ及び故障の信号をそれに対し
て提供する。リセット信号もまたエラーメモリ23へ接
続される。
【0030】メモリフォルトマッピング装置20は、故
障が疑われるメモリのエラーをマッピングするために2
つの別個のステップを要する点で2パスエラーマッピン
グシステムである。第1パスの間、エラーは所定メモリ
群についてマッピングされることによって、任意の単一
メモリに帰されるエラーは知られないようになっている
。もしマッピングされた任意のメモリ群について所定の
エラーしきい値が達せられると、第2のマッピングパス
が開始される。メモリマッピングの第2パスの間、その
グループ内に含まれる複数メモリの各メモリが個々にマ
ッピングされることによって、故障の疑いのあるメモリ
は何れもその時隔離され識別できるようになっている。
【0031】2パス方法を使用するメモリフォルトマッ
ピング装置20の動作を、簡単化のために使用する非常
に小さい複数メモリ3のエラーをマッピングすることに
よって説明する。本発明を使用して非常に大型のメモリ
アレイをマッピングすることが望ましいことが判る。ま
ず複数メモリ3は、列C1〜C3を構成するメモリから
成るG1と、列C4〜C7を構成するメモリから成るG
2との2群に分割される。これらの群は、それらがカー
ド1又は2上にあるかどうか、更に、どの行にメモリが
位置するかどうかによって、更に4つのサブグループに
分割される。8個のサブグループの全体は、第1パス中
のフォルトマッピングについて形成される。一例として
、カード1上の上部行にC1〜C3(G1)を形成する
メモリのサブグループは3個のメモリA1〜A3であり
、カード2上の下部行にC4〜C7(G2)を形成する
メモリのサブグループはメモリD4〜D7である。従っ
て、エラーメモリ13は、メモリの各サブグループへ1
つのエラーカウントを供給するために8ワードを有する
【0032】通常のオンライン処理中に、複数のメモリ
3はランダムにアクセスされる。もし複数メモリ3の一
つから単一エラーが検出され訂正されると、そのエラー
は8個のサブグループの一つのサブグループエラーとし
てカウントされる。例えば、もし単一エラーが列C1〜
C3の一つに由来する場合には、G1信号は”ハイ(h
igh)”であろう。同様に、もし単一エラーが列C4
〜C7の一つに由来する場合には、G2信号は”ハイ(
high)”であろう。行セレクト信号及びカードセレ
クト信号は、エラーをそのエラーが由来するサブグルー
プに狭める。その結果、どのメモリがその故障を発生し
たかを知ることはできず、サブグループ内のメモリの一
つが故障を発生したことを知ることができるだけである
。かくして、エラーメモリ13は、G1、G2、行セレ
クト及びカードセレクトによって規定されるようなサブ
グループアドレスに従ってアドレス指定されることにな
ろう。 エラーカウントをインクリメントする方法は上記と同一
である。即ち、エラーメモリ13からのエラーカウント
は、カウンタ15内へロードされ、1だけインクリメン
トされ、複数メモリ3の一回のアクセス時間内にエラー
メモリ13内へ書き戻される。
【0033】図4(A)は、第1パスデコーダ21のよ
り詳細な論理図である。第1パスデコーダ21は、それ
に接続されたパス1信号によって使用可能にされる。第
1パスデコーダ21は、7−1のデコーダであり、ここ
では、SEC/DEDシンドローム発生器8から3ビッ
トシンドロームS1〜S3が受取られ、デコード(復号
化)されることによって、7つの第1パス出力FP1〜
FP7のうちのせいぜい一つだけが”ハイ(high)
”となる(FP1〜FP7は複数メモリ3からのC1〜
C7出力上のエラーを表わす)。もしメモリA1からエ
ラーが発見されると、FP1が”ハイ(high)”に
なり、メモリA3からエラーが発見されると、FP3が
”ハイ(high)”となろう。出力FP1〜FP3は
ドット”論理和”でG1を形成し、出力FP4〜FP7
はドット”論理和”でG2を形成する。かくして、A1
〜A3より構成されるメモリのサブグループのエラーカ
ウントは、そのサブグループのエラーの全カウントであ
って、そのサブグループ内の各個メモリのエラーカウン
トを判断するためには、第2のパスが必要である。
【0034】第2パスは、8個のメモリサブグループの
うちの一つに対する任意の一つのエラーカウントが所定
しきい値に達して故障メモリが疑われた時に開始される
。故障メモリの存在は第1パスの判断に基づいて予測さ
れるので、第2パスのテストはオフラインで行われ、識
別されたサブグループ内の疑われた故障メモリからデー
タを順次書込み読出す。オフラインテストはより時間の
かかるものであるが、ごく小数のメモリしかテストされ
ず、正確なテストが行われるため、依然として利点があ
る。第2パスデコーダ24はそれに接続されたパス2信
号によって使用可能にされる。パス1信号及びパス2信
号は互いに排他的なので、第2パスデコーダ24が使用
可能にされたとき、第1パスデコーダ21は使用禁止と
なる。フォルトマッピングの第2パス中、疑われたサブ
グループのエラーのみがカウントされる。これらのエラ
ーカウントはエラーメモリ23内に記憶され、カウンタ
15は、エラーメモリ13中に記憶されたエラーカウン
トについて実行されると同一の方法で必要なインクリメ
ントを行なう。
【0035】図4(B)は、パス2信号と3ビットシン
ドローム(S1〜S3)を受取るために7−1のデコー
ダ31を有する第2パスデコーダ24を示す。デコーダ
31は、第2パステスト中に列C1〜C7のうちの何れ
の列がそこに故障を検出されたかを示す第2パス信号S
P1〜SP7を出力する。更に、現在テスト中のメモリ
のサブグループ内にないメモリからシングルエラーをマ
スクアウトするために、7ビットマスクレジスタ39が
設けられる。もし疑われた故障サブグループがG1にあ
るとすると(即ち、C1〜C3からカウントされた故障
)、マスクレジスタビットMB1〜MB3は”1”にセ
ットされ、マスクレジスタビットMB4〜MB7は”ゼ
ロ”となろう。逆に、もし疑われた故障サブグループが
G2にあると(即ちC4〜C7からカウントされた故障
)、マスクレジスタビットMB1〜MB3は”ゼロ”と
なり、マスクレジスタビットMB4〜MB7は”1”に
セットされることになろう。
【0036】アンドゲート32〜38は、マスクレジス
タ39と関連して動作し、現在はテストされていないメ
モリ群(G1又はG2)からの故障を無視する。アンド
ゲート32〜38はそれぞれ信号SP1〜SP7に接続
される入力を有する。同様にして、アンドゲート32〜
38はそれぞれ信号MB1〜MB7に接続される第2の
入力を有する。アンドゲート32〜35の出力はそれぞ
れマスク出力信号MA1〜MA4を供給し、アンドゲー
ト36〜38の出力はそれぞれマスク出力MA1〜MA
3にドット”論理和”演算される。
【0037】マスクされた出力信号MA1〜MA4は、
エラーメモリ23のアドレス入力である。エラーメモリ
23は4ワードのMA1〜MA4しか有しないから、そ
れぞれは1ワードを表わし、それ以上のデコーディング
は不要である。いったん第2パステストについてメモリ
群が同定されると、マスクビットレジスタ39の適当な
マスクビットが設定されることになろう。もし、例えば
、メモリD4〜D7(即ちG2)のうちの一つにエラー
が疑われると、マスクビットMB4〜MB7がセットさ
れ、マスクビットMB1〜MB3はリセットされること
になろう。このことによって、アンドゲート32〜34
の出力は常にゼロもしくは不活動であり、アンドゲート
35〜38がマスクされた出力MA1〜MA4を制御す
ることが保証される。メモリD4〜D7がテスト中に、
列C4〜C7上に発生するエラーは何れもデコーダ31
によってデコード(復号化)され、それに対応する第2
パス信号SP4〜SP7はハイになる。もしD7が特定
サイクル上で故障すれば、SP7は”ハイ”になり、S
P7は次にMB7と”論理積”がとられると、MA4は
”ハイ”になる。かくして、MA4によりアドレス指定
されたエラーメモリ23内に記憶されたエラーカウント
は、バス17を介してカウンタ15へ読取られ、インク
リメントされて、MA4によりアドレス指定された同じ
位置へ書戻されることになろう。
【0038】第2パステストが完了すると、エラーメモ
リ23の内容は、テストされたグループ内の各メモリに
対するエラーカウントを含む。またエラーメモリ23は
、各エラーカウントに対する状態ワードを含み、テスト
結果を迅速に提示する。もしメモリD4〜D7の任意の
一メモリが余りに多くのエラーを発生した場合には、そ
のメモリは故障と判断され、その後、必要な訂正行動が
取られる。エラーメモリ23はリセット信号を受取り、
次のテストサイクルのためにリセットされる。フォルト
マッピング装置20を8群に分割された複数メモリ3を
有するものとして説明したが、それ以上のグループに分
割することも可能である。そうした事態はより大型のメ
モリアレイの場合に好都合であろう。
【0039】2つのカード上でカード毎に4行のメモリ
のある72ビットを有するワードから構成されるメモリ
アレイは、1パスシステムにおいて1152ワードメモ
リを要するか、あるいはその代わりに2パスシステムに
おいて9ワードメモリと8ワードメモリを要することに
なろう。第1パス及び第2パスのワード数は、設計者に
利用可能なハードウェア資源に従って調節することがで
きる。72×8×2メモリアレイの場合2パスシステム
に必要とされるデコーダ論理は、メモリフォルトマッピ
ング装置20において説明したものと同様である。図5
(A)は、ワード内の72ビット(即ち、列C1〜C7
2)の各々を復号化するために7ビットシンドローム信
号(S1〜S7)を要するデコーダ41を示す。かかる
一例では、デコーダ41の出力は9つの8ビット群にグ
ループ分けされ、その際8ビットの各々はドット”論理
和”をとられる。それ故、第1パス結果を記憶するため
には9ビットエラーメモリが必要となろう。図5(B)
は、アンド論理アレイ52(図4(B)のアンドゲート
32〜38と同一の機能を果たす)へ接続されたデコー
ダ51を含む第2パス論理を示す。デコーダ51はまた
、72ビットデコーディングの一つについて7ビットシ
ンドローム信号を受取る。72マスクビットを有するマ
スクレジスタ53は、必要なマスキング信号をアンド論
理アレイ52へ提供する。アンド論理アレイ52はMA
1〜MA8の8個の出力を有し、その際、各出力は各サ
ブグループの8個のメモリのうちの一つを表わす。その
結果、第2パステストに必要な記憶装置を提供するため
に、8ワードのメモリで十分である。
【0040】以上、本発明を特殊例について説明したが
、当業者には本発明の精神、範囲、思想から逸脱せずに
他の種々の変更を施こすことができることが理解できよ
う。例えば、エラーメモリ13と23はスタティックラ
ンダムアクセスメモリ(SRAM)として描いているが
、同様にして不揮発性メモリを使用することも望ましい
かもしれない。更に、エラーメモリのサイズを更に小さ
くするために3パスを使用してテストを実行することも
可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明のフォルトマッピング装置は、上
記のように構成されているので、最小量のハードウェア
を使用しながら故障しそうなメモリをオンラインで識別
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるメモリ用フォルトマッピング装置
の第1実施例のブロック図である。
【図2】本発明によるエラーメモリに記憶されるような
エラーカウント・フォーマットの表である。
【図3】2パスマッピング方法を使用するメモリ用フォ
ルトマッピング装置の第2実施例のブロック図である。
【図4】(A)は、第1パスデコーダ回路の論理図であ
る。 (B)は、第2パスデコーダ回路の論理図である。
【図5】(A)は、72ビットワードを有するメモリア
レイ用の第1パスデコーダ回路の論理図である。 (B)は、72ビットワードを有するメモリアレイ用の
第2パスデコーダ回路の論理図である。
【符号の説明】
1、2    メモリカード 3    複数メモリ 5、6、7    デコーダ 8    SEC/DEDシンドローム発生器9   
 チェックビットバッファ 10    メモリフォルトマッピング装置11   
 データバッファ 12    デコーダ 13    エラーメモリ 15    カウンタ 20    2パスメモリフォルトマッピング装置21
    第1パスデコーダ 23    エラーメモリ 24    第2パスデコーダ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  行と列とに配列され少なくとも一つの
    行セレクトアドレスによってアドレス指定された複数メ
    モリから、ランダムにアクセスされるデータをモニタし
    、前記複数メモリの各々メモリによって発生されたエラ
    ーのカウントを提供するメモリフォルトマッピング装置
    であって、前記複数メモリに接続され、前記複数メモリ
    からアクセスされたデータをチェックしてもしそのアク
    セスされたデータ内にエラーが検出された場合には、エ
    ラー表示とエラーが検出された列を表示するエラーシン
    ドロームとを提供する検出手段と、前記検出手段に接続
    され、前記エラーシンドロームと行セレクトアドレスと
    によってアドレス指定されて、前記複数メモリの各メモ
    リについて検出されたエラーのカウントを所定位置に記
    憶するメモリ手段と、前記メモリ手段と検出手段とへ接
    続され、前記メモリ手段からエラーカウントを受取り、
    もしエラー表示が前記検出手段によって提供された場合
    にはそのエラーカウントをインクリメントするカウント
    手段であって、インクリメントされたエラーカウントは
    上記エラーメモリに書戻されるようなカウント手段と、
    を備えたメモリフォルトマッピング装置。
  2. 【請求項2】  前記検出手段は、単一ビットエラーが
    検出され訂正された時にエラーシンドロームを提供する
    SEC/DEDシンドローム発生器である請求項1のメ
    モリフォルトマッピング装置。
  3. 【請求項3】  唯一つのカウント手段が存在する請求
    項1のメモリフォルトマッピング装置。
  4. 【請求項4】  単一のデータアクセスサイクル内で、
    エラーカウントがアクセスされ、インクリメントされ、
    且つエラーメモリに書き直される請求項3のメモリフォ
    ルトマッピング装置。
  5. 【請求項5】  メモリ手段が2つのアレイに論理上分
    割され、第1のアレイがエラーカウントを記憶し、第2
    のアレイが状態ワードを記憶する請求項1のメモリフォ
    ルトマッピング装置。
  6. 【請求項6】  それぞれのエラーカウントは、対応す
    る状態ワードを有することによってフォルト状態を形成
    し、各フォルト状態のアドレスが複数メモリの一メモリ
    に対応する請求項5のメモリフォルトマッピング装置。
  7. 【請求項7】  状態ワードは、前記カウント手段から
    、セルキル、ラインキル及びチップキルの表示を受取る
    請求項6のメモリフォルトマッピング装置。
  8. 【請求項8】  行と列とに編成された複数のメモリチ
    ップからの検出エラーをマッピングする方法において、
    複数のエラーカウントを、複数メモリチップについて検
    出されるエラーが存在しないことを示すゼロへリセット
    するステップと、前記複数メモリチップをランダムアク
    セスして、そこからデータを読取るためのアクセスステ
    ップと、それぞれのランダムアクセスの間に、複数のメ
    モリチップから読取られたデータをエラーがないかどう
    かチェックするステップであって、もしエラーが検出さ
    れたら、検出された単一ビットエラーを訂正して検出エ
    ラーの存在とその位置とを表示するステップと、複数の
    エラーカウントを保持するエラーメモリから、前記単一
    ビットエラーを生成した複数メモリの第1のメモリに対
    応する第1のエラーカウントを読取るステップと、アク
    セスされたエラーカウントをインクリメントするステッ
    プと、前記インクリメントされたエラーカウントをエラ
    ーメモリに書戻すステップと、を実行するチェックステ
    ップと、前記複数のエラーカウントのうちの一つのエラ
    ーカウントが所定のしきい値へ達するか、又は別の所定
    事象が発生するまで、前記アクセスステップ及びチェッ
    クステップを繰返すステップと、を含む検出エラーのマ
    ッピング方法。
  9. 【請求項9】  第1のエラーカウントを読取るステッ
    プは、エラーを発生する第1のメモリが存在する列と行
    を表示するエラーメモリへアドレスを提供するステップ
    を更に含む請求項8の検出エラーのマッピング方法。
  10. 【請求項10】  それぞれのエラーカウントへ、いつ
    所定のしきい値又は別の所定事象が発生したかを示す状
    態ワードを提供するステップを更に含む請求項9の検出
    エラーのマッピング方法。
  11. 【請求項11】  行と列とに配列され少なくとも一つ
    の行セレクトアドレスによってアドレス指定されると共
    に複数のサブグループへ論理上分割される複数のグルー
    プへ論理上分割される複数メモリから、ランダムアクセ
    スされるデータをモニタし、複数メモリによって発生さ
    れたエラーのカウントを提供するマルチパスメモリフォ
    ルトマッピング装置であって、前記複数メモリからアク
    セスされたデータをエラーがないかチェックして、そこ
    からエラーが検出された時にエラー表示とエラーシンド
    ロームとを提供するために接続された検出手段と、エラ
    ーシンドロームを受取るように接続され、フォルトマッ
    ピングの第1のパス中にエラーが検出された複数グルー
    プの一つを指示するグループアドレスを提供する第1パ
    スデコーダ手段と、前記第1パスデコーダ手段に接続さ
    れ、更にカードと行アドレス信号とを受取るべく接続さ
    れた第1のエラーメモリであって、エラーが検出された
    場合に、前記第1のエラーメモリのメモリ位置が、エラ
    ーが検出された複数のサブグループのうちの一つに対応
    する第1のエラーカウントをその内部に記憶してアクセ
    スされるような第1のエラーメモリと、前記第1のエラ
    ーメモリへ接続され、そこから第1のエラーカウントを
    受取り、第1のエラーカウントをインクリメントし、イ
    ンクリメントされた第1のエラーカウントを前記第1の
    エラーメモリに戻すカウンタ手段と、前記検出手段へ接
    続され、エラーシンドロームを受取り、前記第1のエラ
    ーメモリ内の何れかのエラーカウントが所定しきい値へ
    達した時に活動し、メモリのサブグループからの何れの
    メモリがフォルトマッピングの第2パス中に検出エラー
    を発生したかを復号化する第2パスデコーダ手段と、前
    記第2パスデコーダ手段に接続され、複数のサブグルー
    プのうちの一つにおける各メモリに相当するエラーカウ
    ントを記憶することによってそのサブグループ内の各メ
    モリについてエラーカウントが維持されるようにし、更
    に前記カウンタ手段に接続され、それに対して第2のエ
    ラーカウントを提供してインクリメントする第2のエラ
    ーメモリと、を備えたマルチパスメモリフォルトマッピ
    ング装置。
  12. 【請求項12】  検出手段は、単一ビットエラーが検
    出され訂正された時にエラーシンドロームを提供するS
    EC/DEDシンドローム発生器である請求項11のマ
    ルチパスメモリフォルトマッピング装置。
  13. 【請求項13】  単一データアクセスサイクル内で、
    エラーカウントは、アクセスされ、インクリメントされ
    、且つ第1のエラーメモリに書き直される請求項12の
    マルチパスメモリフォルトマッピング装置。
  14. 【請求項14】  第1と第2のメモリ手段はそれぞれ
    2つのアレイに論理上分割され、第1のアレイがエラー
    カウントを記憶し、第2のアレイが状態ワードを記憶す
    る請求項13のマルチパスメモリフォルトマッピング装
    置。
  15. 【請求項15】  状態ワードは、前記カウント手段か
    ら、セルキル、ラインキル、およびチップキルの表示を
    受取る請求項14のマルチパスメモリフォルトマッピン
    グ装置。
  16. 【請求項16】  第2パスデコーダ手段が、更に、そ
    れぞれ前記複数メモリのメモリの1列に対応する複数の
    第2パス信号へ、エラーシンドロームをデコードするデ
    コーダと、それぞれが第2パス信号の一つに接続された
    入力を有し、前記第2のエラーメモリに対してマスクさ
    れたアドレスを提供する複数のアンドゲートと、メモリ
    のそれぞれの列について、前記複数のアンドゲートのう
    ちの一つのアンドゲートの第2入力へそれぞれが接続さ
    れた1つのマスクビットを有することによって、同じメ
    モリ列に対応する各マスクビットと各第2パス信号とが
    、同じアンドゲート内へ入力されるようになったマスク
    ビットレジスタと、を含む請求項15のマルチパスメモ
    リフォルトマッピング装置。
  17. 【請求項17】  カード、行および列によって物理的
    に編成され、複数のグループと更に複数のサブグループ
    へ論理上編成される複数のメモリと、前記複数メモリか
    らアクセスされたデータにエラーがないかどうかをチェ
    ックしてエラーがそこから検出された時にエラー表示と
    エラーシンドロームを提供するために接続された検出手
    段と、第1のイネーブル信号と前記エラーシンドローム
    を受取るために接続され、フォルトマッピングの第1の
    パス中に前記複数グループの何れからエラーが検出され
    たかを示すグループアドレスを提供する第1パスデコー
    ダ手段と、前記第1パスデコーダ手段に接続され、更に
    カードと行アドレス信号を受取るために接続されること
    によって、エラーが検出された場合に前記第1エラーメ
    モリのメモリ位置がエラーが、検出された複数のサブグ
    ループのうちの一つに対応する第1のエラーカウントを
    その内部に記憶しアクセスされるような第1のエラーメ
    モリであって、更に、前記複数グループのそれぞれ一つ
    に対するエラーカウントを保持する第1のメモリアレイ
    と、前記複数のグループのそれぞれ一つに対する状態ワ
    ードを保持する第2のメモリアレイと、を含む第1のエ
    ラーメモリと、前記第1のエラーメモリへ接続され、そ
    こから第1のエラーカウントを受取り、第1のエラーカ
    ウントをインクリメントし、そのインクリメントされた
    第1のエラーカウントを前記第1のエラーメモリへ戻す
    カウンタ手段と、前記検出手段へ接続され、第2のイネ
    ーブル信号とエラーシンドロームを受取り、前記第1の
    エラーメモリ内のエラーカウントが所定しきい値へ達し
    た時に活動し、フォルトマッピングの第2パス中に複数
    サブグループのうちの一つからの何れのメモリが検出エ
    ラーを発生したかを復号化する第2パスデコーダ手段と
    、前記第2パスデコーダ手段へ接続され、複数サブグル
    ープの一つのメモリに対応するエラーカウントを記憶す
    ることによって、そのサブグループ内の各メモリについ
    てエラーカウントが維持されるようにする第2エラーメ
    モリであって、更に、前記カウンタ手段へ接続され、そ
    れに対して第2のエラーカウントを提供してインクリメ
    ントする第2エラーメモリと、を備えたマルチパスメモ
    リフォルトマッピング装置。
  18. 【請求項18】  前記検出手段は、単一ビットエラー
    が検出され訂正された時にエラーシンドロームを提供す
    るSEC/DEDシンドローム発生器である請求項17
    のマルチパスメモリフォルトマッピング装置。
  19. 【請求項19】  単一のデータアクセスサイクル内で
    、エラーカウントがアクセスされ、インクリメントされ
    、且つ第1エラーメモリに書き直される請求項18のマ
    ルチパスメモリフォルトマッピング装置。
  20. 【請求項20】  状態ワードは、前記カウント手段か
    ら、セルキル、ラインキル及びチップキルの表示を受取
    る請求項19のマルチパスメモリフォルトマッピング装
    置。
  21. 【請求項21】  上記第2パスデコーダが、更に、エ
    ラーシンドロームを、それぞれが前記複数のメモリのメ
    モリの1列に対応する複数の第2パス信号へ復号化する
    デコーダと、それぞれが第2パス信号の一つへ接続され
    た入力を有し、前記第2のエラーメモリに対してマスク
    されたアドレスを提供する複数のアンドゲートと、メモ
    リの各列について、それぞれが前記複数のアンドゲート
    のうちの一つのアンドゲートの第2入力へ接続された1
    つのマスクビットを有することによって、同一メモリ列
    に対応する各マスクビットと各第2パス信号とが、同じ
    アンドゲート内へ入力されるようになったマスクビット
    レジスタと、を含む請求項20のマルチパスメモリフォ
    ルトマッピング装置。
JP3293686A 1991-01-07 1991-10-14 メモリフォルトマッピング装置、検出エラーのマッピング方法及びマルチパスメモリフォルトマッピング装置 Expired - Lifetime JPH081617B2 (ja)

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