JP2020071589A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の向上が実現可能な半導体装置を提供する。【解決手段】データ領域DARは、DRAMメモリセルを含み、メモリアドレス毎のデータを記憶する。符号領域PARは、メモリアドレスに応じてデータ領域DARと共にアクセスされ、データ領域DARのデータに対して生成される誤り訂正符号を記憶する。ロウアドレスカウンタRACUNTは、リフレッシュコマンドを受けた際に、リフレッシュ対象のロウアドレスを定め、カラムアドレスカウンタCACUNTは、当該リフレッシュ対象のロウアドレスにおける読み出し対象のカラムアドレスを定める。誤り訂正回路EDACは、ロウアドレスカウンタRACUNTおよびカラムアドレスカウンタCACUNTに基づくリフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータの誤りを訂正する。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置に関し、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)を含む半導体装置のエラー訂正技術に関する。
特許文献1には、メモリのコードワードにおける誤りを訂正する方式が示される。具体的には、誤り検出訂正エンジンは、コードワードにおける1ビット誤りを訂正し、その誤り訂正情報をキャッシュに格納する。誤り検出訂正エンジンは、その後に当該コードワードで新たに1ビット誤りが生じた場合に、キャッシュ内の誤り訂正情報を用いて当該新たな1ビット誤りを訂正する。また、永久修復アルゴリズムは、キャッシュ内の誤り訂正情報を用いて、メモリ内の誤りを有するワードを誤り訂正されたワードに置換する。
特表2010−512601号公報
例えば、高信頼化が求められるネットワーク機器やサーバー機器等では、ECC(Error Checking and Correction)機能を搭載したメモリが用いられる。ECC機能は、データに検査ビットを加えることで1ビット誤りの訂正と、2ビット誤りの検出を行う。一方、ネットワーク機器等では、広帯域化などを図れるHBM(High Bandwidth Memory)と呼ばれるメモリが着目されている。HBMは、ロジックチップとDRAMチップとを積層搭載することで構成され、ECC機能も搭載可能となっている。
ここで、仮に、ECC機能を搭載したHBMに特許文献1のような方式を適用すると、ECC機能によって、同一メモリアドレスで時間差を経て生じた2ビット誤りを訂正できる。ただし、当該方式では、ECC機能を用いた誤り訂正能力は、読み出しアクセスの頻度等に依存する。すなわち、例えば、あるメモリアドレスに対して所定の期間を挟んで2回の読み出しアクセスが行われた場合、当該期間が短かければ訂正可能であった誤り(1ビット誤り)が、当該期間に長くなることによって訂正不可能な誤り(2ビット誤り)に変わる恐れがある。その結果、メモリの高信頼化を十分に図れない恐れがある。
後述する実施の形態は、このようなことに鑑みてなされたものであり、その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態による半導体装置は、データ領域と、符号領域と、誤り訂正回路と、ロウアドレスカウンタと、カラムアドレスカウンタとを有する。データ領域は、メモリアドレスの一部であるロウアドレスで選択されるワード線と、メモリアドレスの他の一部であるカラムアドレスで選択されるビット線と、ワード線とビット線の交点に配置されるDRAMメモリセルとを含み、メモリアドレス毎のデータを記憶する。符号領域は、メモリアドレスに応じてデータ領域と共にアクセスされ、データ領域のデータに対して生成される誤り訂正符号を記憶する。誤り訂正回路は、メモリアドレスにデータを書き込む際に符号領域に書き込む誤り訂正符号を生成し、メモリアドレスからデータを読み出す際に符号領域から読み出された誤り訂正符号を用いて当該データの誤りを訂正する。ロウアドレスカウンタは、リフレッシュコマンドを受けた際に、リフレッシュ対象のロウアドレスを定める。カラムアドレスカウンタは、リフレッシュコマンドを受けた際に、リフレッシュ対象のロウアドレスにおける読み出し対象のカラムアドレスを定める。ここで、誤り訂正回路は、ロウアドレスカウンタおよびカラムアドレスカウンタに基づくリフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータの誤りを訂正する。
前記一実施の形態によれば、DRAMを含む半導体装置において、信頼性の向上が実現可能になる。
本発明の実施の形態1による半導体装置の構成例を示す概略図である。 図1のメモリチップにおけるメモリアレイ周りの模式的(論理的)な構成例を示す回路図である。 (a)、(b)および(c)は、図1のロジックチップにおける誤り訂正回路の動作例を説明する図である。 図1の半導体装置の動作例を説明する概略図である。 図1の半導体装置における概略的な実装構造の一例を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による半導体装置の構成例を示す概略図である。 図6の半導体装置の動作例を説明する概略図である。 本発明の実施の形態3による半導体装置の構成例を示す概略図である。 図8の半導体装置の動作例を説明する概略図である。 本発明の実施の形態4による半導体装置において、図1を変形した構成例を示す概略図である。 本発明の実施の形態4による半導体装置において、図1を変形した構成例を示す概略図である。 本発明の比較例として検討した半導体装置の構成例を示す概略図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらは互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
《半導体装置の構成》
図1は、本発明の実施の形態1による半導体装置の構成例を示す概略図である。図2は、図1のメモリチップにおけるメモリアレイ周りの模式的(論理的)な構成例を示す回路図である。図3(a)、図3(b)および図3(c)は、図1のロジックチップにおける誤り訂正回路の動作例を説明する図である。図1に示す半導体装置DEVaは、複数(この例では4個)のメモリチップMCP[1]〜MCP[4]と、ロジックチップLCPとを備える。ただし、メモリチップは、複数に限らず単数であってもよい。
明細書では、複数のメモリチップMCP[1]〜MCP[4]を総称して、メモリチップMCPと呼ぶ。メモリチップMCPは、メモリアレイMAと、冗長領域RARと、置換情報保持回路RPIMmとを備える。メモリアレイMAは、図2に示されるように、ロウアドレスRAで選択されるワード線(WL[0]〜WL[n])と、カラムアドレスCAで選択されるビット線(BL[0]〜BL[m])と、ワード線とビット線の交点に配置されるDRAMメモリセルMCとを含む。ロウアドレスRAは、メモリアドレスの一部であり、カラムアドレスCAは、メモリアドレスの他の一部である。
明細書では、複数のワード線WL[0]〜WL[n]を総称してワード線WLと呼び、複数のビット線BL[0]〜BL[m]を総称してビット線BLと呼ぶ。ワード線WLは、ワードドライバWDによって駆動される。ロウデコーダRDECは、ロウアドレスRAに基づいて、ワードドライバWDを介して複数のワード線WL[0]〜WL[n]のいずれか1本を選択(活性化)する。DRAMメモリセルMCは、記憶素子となる容量Csと、対応するワード線WLの活性化に応じて、対応するビット線BLと容量Csとを導通させるメモリセルトランジスタMSとを有する。
このようなDRAMメモリセルMCによって、メモリアレイMAには、メモリアドレス毎の複数(j+1)ビットのデータIO[0]〜IO[j]を記憶するデータ領域DARと、メモリアドレス毎の複数(k+1)ビットの誤り訂正符号P[0]〜P[k]を記憶する符号領域PARとが設けられる。複数のビット線BL[0]〜BL[m]は、当該データIO[0]〜IO[j]および誤り訂正符号P[0]〜P[k]の各ビット毎に設けられる。
例えば、データIO[0]を例として、複数のビット線BL[0]〜BL[m]のそれぞれは、センスアンプSAおよびカラムスイッチYSを介してデータ(詳細にはデータ線)IO[0]に結合される。カラムデコーダCDECは、カラムアドレスCAに基づいて、複数のカラムスイッチYSのいずれか1個をオンに制御することで、複数のビット線BL[0]〜BL[m]のいずれか1本を選択してデータ(データ線)IO[0]に結合する。データIO[1]〜IO[j]および誤り訂正符号P[0]〜P[k]の各ビットに関しても当該データIO[0]の場合と同様である。
ここで、ロウアドレスRAに応じてワード線WL[0]が選択され、カラムアドレスCAに応じてビット線BL[0]が選択された場合を想定する。この場合、データ領域DARでは、“j+1”本のビット線BL[0]が選択され、符号領域PARでは、“k+1”本のビット線BL[0]が選択される。データ領域DARでは、ワード線WL[0]と“j+1”本のビット線BL[0]の交点に位置する“j+1”個のDRAMメモリセルMCが、それぞれ、“j+1”ビットのデータIO[0]〜IO[j]に結合される。これと並行して、符号領域PARでは、ワード線WL[0]と“k+1”本のビット線BL[0]の交点に位置する“k+1”個のDRAMメモリセルMCが、それぞれ、“k+1”ビットの誤り訂正符号P[0]〜P[k]に結合される。
このように、符号領域PARは、メモリアドレスに応じてデータ領域DARと共にアクセスされる。そして、符号領域PARは、メモリアドレス毎に、データ領域DARのデータIO[0]〜IO[j]に対して生成される誤り訂正符号P[0]〜P[k]を記憶する。誤り訂正符号P[0]〜P[k]は、例えば、ECCなどである。この場合、データのビット数をNとすると、誤り訂正符号のビット数は、通常、“logN+2”に定められる。なお、ここでは、メモリアレイMA周りの模式的(論理的)な構成例を示したが、実際の物理的な構成は、各種設計思想などに応じて適宜異なり得る。
図1のメモリチップMCPにおいて、冗長領域RARは、図2に示したデータ領域DAR(または符号領域PAR)内のDRAMメモリセルMCに置き換わる置換用セルを含む。置換情報保持回路RPIMmは、データ領域DAR(または符号領域PAR)のDRAMメモリセルMCを置換用セルに置き換える場合に、当該置き換えを行うために必要とされる各種置換情報を保持する。冗長領域RARは、例えば、スペアのビット線BLおよびDRAMメモリセルMCを設ける方式や、スペアのワード線WLおよびDRAMメモリセルMCを設ける方式等を代表に、様々な方式で実装され得る。また、冗長領域RARは、場合によっては、ロジックチップLCP内に搭載されてもよい。
ロジックチップLCPは、ホストHSTとメモリチップMCPとの間のインタフェースを担う。ホストHSTは、メモリチップMCPに対してアクセスを行うCPU(Central Processing Unit)や、GPU(Graphics Processing Unit)や、SoC(System on a Chip)等である。ロジックチップLCPは、メモリインタフェースMIFと、ホストインタフェースHIFと、誤り訂正回路EDACと、コマンド変換回路CMDCと、ロウアドレスカウンタRACUNTと、カラムアドレスカウンタCACUNTと、置換判定回路RPJCと、シーケンス制御回路SQCとを備える。
メモリインタフェースMIFおよびホストインタフェースHIFは、それぞれ、メモリチップMCPおよびホストHSTとの間で各種信号を送信または受信する。誤り訂正回路EDACは、データ領域DARのメモリアドレスにデータIO[0]〜IO[j]を書き込む際に符号領域PARに書き込む誤り訂正符号P[0]〜P[k]を生成する。また、誤り訂正回路EDACは、データ領域DARのメモリアドレスからデータIO[0]〜IO[j]を読み出す際に符号領域PARから読み出された誤り訂正符号P[0]〜P[k]を用いて当該データIO[0]〜IO[j]の誤りを訂正する。誤り訂正回路EDACは、誤り訂正を行った場合、誤り訂正後のデータをバッファBUFに保持する。
誤り訂正回路EDACは、図3(b)に示されるように、データ領域DARから読み出された“j+1”ビットのデータIO[0]〜IO[j]内の1ビットに誤りが生じた場合、符号領域PARから読み出された“k+1”ビットの誤り訂正符号(例えば、ECC)P[0]〜P[k]を用いて当該1ビット誤りを訂正する。一方、誤り訂正回路EDACは、図3(c)に示されるように、データ領域DARから読み出された“j+1”ビットのデータIO[0]〜IO[j]内の2ビットに誤りが生じた場合、誤りが生じたことを検出することは可能であるが、誤りを訂正することは不可能である。この場合、誤り訂正回路EDACは、例えば、ホストHSTへその旨の通知を行う。
図1において、ロウアドレスカウンタRACUNTは、ホストHSTからのリフレッシュコマンドを受けた際に、リフレッシュ対象のロウアドレスRAを定める。具体的には、ロウアドレスカウンタRACUNTは、例えば、リフレッシュコマンドを受ける毎にカウント動作を行うことでリフレッシュ対象のロウアドレスRAを更新する。カラムアドレスカウンタCACUNTは、リフレッシュコマンドを受けた際に、ロウアドレスカウンタRACUNTのロウアドレスRA(リフレッシュ対象のロウアドレス)における読み出し対象のカラムアドレスCAを定める。この際に、カラムアドレスカウンタCACUNTは、例えば、ロウアドレスカウンタRACUNTが一巡する毎にカウント動作を行うことで読み出し対象のカラムアドレスCAを更新する。
コマンド変換回路CMDCは、ホストHSTからのリフレッシュコマンドを、ロウアドレスカウンタRACUNTおよびカラムアドレスカウンタCACUNTに基づくリフレッシュ対象アドレス(すなわちロウアドレスRAおよびカラムアドレスCA)を読み出しアドレスとする読み出しコマンドに変換する。これにより、誤り訂正回路EDACは、メモリチップMCPにおけるリフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータの誤りを訂正することができる。なお、この場合、当該リフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータは、ホストHSTへ出力されないように制御される。
置換判定回路RPJCは、置換情報保持回路RPIMlを含み、メモリチップMCP内の置換情報保持回路RPIMmと共に置換回路を構成する。置換回路は、指定されたDRAMメモリセルMCの置換命令に応じて、当該DRAMメモリセルMCを冗長領域RAR内の置換用セルに置き換える。この際に、置換判定回路RPJCは、置換用セルの数および実装方式等を反映した規定のアルゴリズムを用いて、指定されたDRAMメモリセルMCを置換用セルに置き換え可能か否かを判定する。
置換判定回路RPJCは、置き換え可能と判定した場合、置き換えに必要とされる所定の置換情報を生成したのち置換情報保持回路RPIMlに保持する。また、置換判定回路RPJCは、例えば、メモリチップMCP[1]で必要とされる置換情報をメモリチップMCP[1]内の置換情報保持回路RPIMmに書き込みといったように、各メモリチップMCPへの置換情報の振り分けを行う。シーケンス制御回路SQCは、ロジックチップLCP内の各回路間の通信制御や、ホストHSTとの通信制御や、各回路の処理手順の制御を含めて、ロジックチップLCP全体を制御する。
《半導体装置の動作》
図4は、図1の半導体装置の動作例を説明する概略図である。図4では、前提として、メモリチップMCP内のデータ領域DARおよび符号領域PARに、それぞれ、データIO[0]〜IO[j]および誤り訂正符号P[0]〜P[k]が書き込まれているものとする。具体的には、ロジックチップLCPは、ホストHSTからの書き込みコマンド、書き込みアドレスおよび書き込みデータを受け、誤り訂正回路EDACを用いて、当該書き込みデータに対する誤り訂正符号を生成する。そして、ロジックチップLCPは、書き込みコマンド、書き込みアドレスおよび書き込みデータに加えて誤り訂正符号をメモリチップMCPへ送信することで、メモリチップMCPに書き込み動作を行わせる。
この前提で、ホストHSTは、ロジックチップLCPへ、所定のリフレッシュ間隔で定期的にリフレッシュコマンドを発行する(ステップS101)。当該リフレッシュコマンドを受け、ロウアドレスカウンタRACUNTは、リフレッシュ対象のロウアドレスRAを定め、カラムアドレスカウンタCACUNTは、読み出し対象のカラムアドレスCAを定める。具体的には、例えば、ロウアドレスカウンタRACUNTは、リフレッシュコマンドを受ける度にロウアドレスRAを更新し、カラムアドレスカウンタCACUNTは、ロウアドレスカウンタRACUNTが一巡する毎にカラムアドレスCAを更新する。
コマンド変換回路CMDCは、受信したリフレッシュコマンドを、ロウアドレスカウンタRACUNTおよびカラムアドレスカウンタCACUNTに基づくリフレッシュ対象アドレスを読み出しアドレスとする読み出しコマンドに変換してメモリチップMCPへ送信する(ステップS102)。これにより、図2に示したメモリアレイMAでは、リフレッシュ対象のロウアドレスRAに対応するワード線WL上の各DRAMメモリセルMCが、センスアンプSAを介してリフレッシュされる。これに加えて、当該ワード線WL上の読み出し対象のカラムアドレスCAに対応するDRAMメモリセルMCから、データIO[0]〜IO[j]および誤り訂正符号P[0]〜P[k]が読み出される(ステップS103)。
誤り訂正回路EDACは、読み出されたデータIO[0]〜IO[j]を誤り訂正符号P[0]〜P[k]で検証する。ここで、誤り訂正回路EDACは、誤り訂正を行った場合(すなわち、1ビット誤りを訂正した場合)には、誤り訂正後のデータをバッファBUFに保持し、訂正通知を発行する(ステップS104)。この訂正通知には、ロウアドレスカウンタRACUNTおよびカラムアドレスカウンタCACUNTに基づくリフレッシュ対象アドレスの情報と、訂正したビットの位置情報とが含まれる。なお、誤り訂正回路EDACは、誤り検出のみを行った場合(すなわち、2ビット誤りを検出した場合)には、その旨をホストHSTに向けて通知する。
置換判定回路RPJCは、ステップS104の訂正通知を受けて、1ビット誤りが生じたDRAMメモリセルMCを冗長領域RAR内の置換用セルに置き換え可能か否かを判定し、その判定結果や誤りが生じたメモリアドレスなどを含む置換可否通知を、シーケンス制御回路SQCを介してホストHSTへ発行する(ステップS105)。ホストHSTは、置換可否通知が置換可能を表す場合(すなわち、リフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータの誤りが訂正され、当該誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルMCが置換可能である場合)には、必要に応じて、置換命令を発行する(ステップS106)。
ステップS106の置換命令(すなわち、誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルMCの置換命令)は、シーケンス制御回路SQCを介して置換判定回路RPJCに向けて発行される。一方、ホストHSTは、置換命令を発行した場合には、例えば、全メモリアドレスか、場合によっては、通知されたメモリアドレスへのメモリアクセスを一定期間禁止するなどの処理を行う。
置換判定回路RPJCは、シーケンス制御回路SQCからの置換命令を受けて、誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルMCを冗長領域RAR内の置換用セルに置き換える(ステップS107)。具体的には、置換判定回路RPJCは、例えば、ステップS105の処理に伴い生成した置換情報を、対応するメモリチップMCP内の置換情報保持回路RPIMmに書き込むことで置換を実行する。
置換が行われたのち、シーケンス制御回路SQCは、誤り訂正回路EDACへ書き戻し命令を発行する(ステップS108)。誤り訂正回路EDACは、書き戻し命令に応じてバッファBUFに保持される誤り訂正後のデータをロウアドレスカウンタRACUNTおよびカラムアドレスカウンタCACUNTに基づくリフレッシュ対象アドレスに書き戻す(ステップS109)。このリフレッシュ対象アドレスのメモリセルには、ステップS107の処理に伴い置換用セルが含まれている。このため、誤り訂正後のデータは、正しく書き戻される。
なお、図1(後述する各図も同様)において、シーケンス制御回路SQCは、説明の便宜上、独立した回路ブロックとして配置されるが、例えば、誤り訂正回路EDACや置換判定回路RPJCなどの内部に適宜分散する形で配置されてもよい。例えば、ステップS108の処理では、置換判定回路RPJC内のシーケンス制御回路SQCが、ステップS107で置換を実行したのち、誤り訂正回路EDACへ書き戻し命令を発行してもよい。
《半導体装置の実装構造》
図5は、図1の半導体装置における概略的な実装構造の一例を示す断面図である。図5において、複数のメモリチップMCP[1]〜MCP[4]は、ロジックチップLCPに順次積層搭載され、貫通ビアTSVおよびバンプBPを介してロジックチップLCPに接続される。ロジックチップLCPは、図1のホストHSTを担うホストチップHSTCPと共にインタポーザINTP上に搭載される。インタポーザINTPは、ホストチップHSTCPとロジックチップLCPとの間を内部に形成された配線によって接続する。また、インタポーザINTPは、プリント基板PCB上に実装される。
このような実装構造を備える半導体装置として、HBM等が挙げられる。例えば、HBMでは、複数のメモリチップMCP[1]〜MCP[4]のそれぞれは、並列動作可能なチャネルを2個備える。各チャネルは、独立した複数のバンクを含み、128ビットのデータ(IO)アクセスを行う。その結果、ホストチップHSTCP(ロジックチップLCP)は、複数のメモリチップMCP[1]〜MCP[4]に対して、貫通ビアTSVを介して1024ビット(128ビット×8チャネル)のデータ(IO)アクセスを行える。
また、ロジックチップLCPと複数のメモリチップMCP[1]〜MCP[4]との間は、1024ビットのデータ(IO)幅に加えて、誤り訂正符号(ECC)に伴う所定のビット幅で接続される。通常は、チャネル毎の128ビットのデータ(IO)に対して誤り訂正符号が付加される。なお、リフレッシュは、バンク毎に独立に行うことが可能となっている。この場合、図1に示したロウアドレスカウンタRACUNTには、バンクアドレスも含まれる。
このような半導体装置を用いると、ホストチップHSTCPは、メモリチップMCPに対して広帯域なメモリアクセスを行うことが可能となる。この際に、図1に示したような構成例を用いると、リフレッシュを利用して誤り訂正を行えるため、メモリ帯域が消費されない。その結果、HBMのような広帯域メモリの特性を維持することができる。
《実施の形態1の主要な効果》
図12は、本発明の比較例として検討した半導体装置の構成例を示す概略図である。図12に示す半導体装置DEV’は、データおよび誤り訂正符号を記憶するメインアレイARYと、その置き換え領域として設けられるリペア領域RARYと、誤り訂正回路EDAC’と、エラーキャッシュCCHと、修復アルゴリズムRALとを備える。誤り訂正回路EDAC’は、ホストHSTからの読み出しコマンドに応じてメインアレイARYから読み出されたデータを誤り訂正符号で訂正し、その誤り訂正情報をエラーキャッシュCCHに格納する。
ここで、例えば、同一メモリアドレスに対して所定の期間を挟んで2回の読み出しアクセスが行われた場合で、読み出しアクセス毎に、異なるビットに1ビットずつの誤りが生じた場合を想定する。この場合、誤り訂正回路EDAC’は、エラーキャッシュCCH内の誤り訂正情報を用いて先行訂正を行うことで合計2ビットの誤りを訂正する。すなわち、誤り訂正回路EDAC’は、1回目の読み出しアクセス時の誤り訂正情報を保持しているため、2回目の読み出しアクセス時に生じている合計2ビットの誤りを実効的に1ビット誤りとして取り扱うことができる。
修復アルゴリズムRALは、適宜、エラーキャッシュCCH内の誤り訂正情報を用いて、誤りが生じたメモリアドレスに対応する記憶領域をメインアレイARYからリペア領域RARYに置き換える。これにより、当該メモリアドレスにおける誤りを根本的に修復することが可能になる。
しかし、図12の方式では、誤り訂正回路EDAC’による実効的な誤り訂正能力は、読み出しアクセスの頻度等に依存することになる。具体的には、前述した2回の読み出しアクセスの間の期間が短かければ訂正可能であった誤り(1ビット誤り)が、当該期間に長くなることによって訂正不可能な誤り(2ビット誤り)に変わる恐れがある。
一方、実施の形態1の半導体装置を用いると、リフレッシュを利用して誤り訂正が行われるため、全メモリアドレスに対して、定期的に誤り訂正を行うことが可能になる。これにより、ホストHSTからの読み出しアクセスの頻度が低い場合であっても、誤り訂正の実行間隔を所定値以下に保つことができるため、当該実行間隔が長くなることで訂正不可能な誤り(2ビット誤り)が生じるような事態を抑制することが可能になる。その結果、半導体装置の信頼性の向上が実現可能になる。さらに、リフレッシュを利用することで、メモリ帯域に影響を与えずに、全メモリアドレスに対して誤り訂正を行うことが可能になる。
(実施の形態2)
《半導体装置の構成および動作》
図6は、本発明の実施の形態2による半導体装置の構成例を示す概略図である。図6に示す半導体装置DEVbでは、図1に示した構成例と比較して、ロジックチップLCP内にコマンドアドレス生成回路RDGENが設けられ、これに応じて、シーケンス制御回路SQCの処理内容が若干異なっている。その他の構成および動作に関しては、図1の場合と同様である。
コマンドアドレス生成回路RDGENは、ホストHSTからアイドル通知を受けた際に、読み出しアドレスを順次変更しながら読み出しコマンドを発行する。これに応じて、誤り訂正回路EDACは、読み出しアドレスから読み出されたデータの誤りを訂正する。ここで、誤り訂正が行われた場合、シーケンス制御回路SQCは、当該誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルMCの置換命令を置換判定回路RPJCへ発行する。
図7は、図6の半導体装置の動作例を説明する概略図である。図7では、図4の場合と同様に、前提として、メモリチップMCP内のデータ領域DARおよび符号領域PARに、それぞれ、データIO[0]〜IO[j]および誤り訂正符号P[0]〜P[k]が書き込まれているものとする。また、図6の半導体装置DEVbは、図4に示したような動作を行うことに加えて、図7に示したような動作を行う。
図7において、ホストHSTは、半導体装置DEVbへメモリアクセスを行わないアイドル期間で半導体装置DEVbへアイドル通知を発行する(ステップS201)。当該アイドル通知は、シーケンス制御回路SQCを介してコマンドアドレス生成回路RDGENに向けて発行される。コマンドアドレス生成回路RDGENは、当該アイドル通知に応じて、読み出しアドレスを順次変更しながら読み出しコマンドを発行することで、メモリチップMCPのリードスキャンを行う(ステップS202)。
メモリチップMCPは、読み出しコマンドに応じて、読み出しアドレスに記憶されるデータ(IO)と当該データに対する誤り訂正符号(P)とを出力する(ステップS203)。その後は、ステップS204〜S209において、図4のステップS104〜S109の場合と同様の処理が行われる。簡単に説明すると、誤り訂正回路EDACは、読み出されたデータの誤りを検証し、誤り訂正を行った場合には、誤り訂正後のデータをバッファBUFに保持し、訂正通知を発行する(ステップS204)。
置換判定回路RPJCは、ステップS204の訂正通知を受けて、誤りが生じたDRAMメモリセルMCを冗長領域RAR内の置換用セルに置き換え可能か否かを判定し、その判定結果などを含む置換可否通知を、シーケンス制御回路SQCを介してホストHSTへ発行する(ステップS205)。ホストHSTは、置換可否通知が置換可能を表す場合に、必要に応じて、置換命令を発行する(ステップS206)。シーケンス制御回路SQCは、当該置換命令を置換判定回路RPJCに向けて発行する。
置換判定回路RPJCは、シーケンス制御回路SQCからの置換命令を受けて、誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルMCを冗長領域RAR内の置換用セルに置き換える(ステップS207)。その後、シーケンス制御回路SQCは、誤り訂正回路EDACへ書き戻し命令を発行する(ステップS208)。誤り訂正回路EDACは、書き戻し命令に応じてバッファBUFに保持される誤り訂正後のデータを、前述したコマンドアドレス生成回路RDGENからの読み出しアドレスに書き戻す(ステップS209)。この読み出しアドレスのメモリセルには、ステップS207の処理に伴い置換用セルが含まれている。このため、誤り訂正後のデータは、正しく書き戻される。
《実施の形態2の主要な効果》
以上、実施の形態2の半導体装置を用いることで、実施の形態1の場合と同様の効果が得られる。これに加えて、コマンドアドレス生成回路RDGENによってメモリチップMCPのリードスキャンを行うことで、誤り訂正の実行間隔をより短くすることが可能になり、当該実行間隔が長くなることで訂正不可能な誤りが生じるような事態をより抑制可能になる。その結果、半導体装置の信頼性の更なる向上が実現可能になる。さらに、リードスキャンは、ホストHSTのアイドル期間で行われるため、メモリ帯域を消費しない。なお、ここでは、半導体装置は、図4の動作に加えて図7の動作を行ったが、場合によっては、図4の動作を行わない構成であってもよい。
(実施の形態3)
《半導体装置の構成および動作》
図8は、本発明の実施の形態3による半導体装置の構成例を示す概略図である。図8に示す半導体装置DEVcでは、図1に示した構成例と比較して、ロジックチップLCP内にメモリBIST(Built In Self Test)回路MBISTが設けられ、これに応じて、シーケンス制御回路SQCの処理内容が若干異なっている。その他の構成および動作に関しては、図1の場合と同様である。
メモリBIST回路MBISTは、指定されたメモリアドレスのテスト命令に応じて、当該メモリアドレスへのテストデータの書き込みおよび読み出しを行うことで当該メモリアドレスのパス/フェイルを判定する。シーケンス制御回路SQCは、誤り訂正回路EDACが図4の場合と同様にして誤り訂正を行った場合に、図4の場合と異なり、置換判定回路RPJCへ置換命令を発行する前にメモリBIST回路MBISTへ誤り訂正の対象であるメモリアドレスのテスト命令を発行する。
ここで、シーケンス制御回路SQCは、メモリBIST回路MBISTのテスト結果がフェイルの場合には、置換判定回路RPJCへ置換命令を発行したのち、誤り訂正回路EDACへ書き戻し命令を発行する。一方、シーケンス制御回路SQCは、メモリBIST回路MBISTのテスト結果がパスの場合には、置換判定回路RPJCへ置換命令を発行せずに、誤り訂正回路EDACへ書き戻し命令を発行する。
図9は、図8の半導体装置の動作例を説明する概略図である。図9では、図4の場合と同様に、前提として、メモリチップMCP内のデータ領域DARおよび符号領域PARに、それぞれ、データIO[0]〜IO[j]および誤り訂正符号P[0]〜P[k]が書き込まれているものとする。図9では、まず、ステップS301〜S304において、図4のステップS101〜S104の場合と同様の処理が行われる。
簡単に説明すると、ホストHSTは、ロジックチップLCPへ定期的にリフレッシュコマンドを発行する(ステップS301)。これに応じて、ロウアドレスカウンタRACUNTは、リフレッシュ対象のロウアドレスRAを定め、カラムアドレスカウンタCACUNTは、読み出し対象のカラムアドレスCAを定める。コマンド変換回路CMDCは、受信したリフレッシュコマンドを、リフレッシュ対象アドレスを読み出しアドレスとする読み出しコマンドに変換してメモリチップMCPへ送信する(ステップS302)。
メモリチップMCPは、読み出しコマンドに応じて、リフレッシュ対象アドレスに記憶されるデータ(IO)と当該データに対する誤り訂正符号(P)とを出力する(ステップS303)。誤り訂正回路EDACは、読み出されたデータを検証し、誤り訂正を行った場合には、誤り訂正後のデータをバッファBUFに保持し、訂正通知を発行する(ステップS304)。
その後は、図4の場合と異なり、シーケンス制御回路SQCは、ステップS304の訂正通知を受けて、メモリBIST回路MBISTへ、誤り訂正の対象であるメモリアドレス(すなわち、リフレッシュ対象アドレス)のテスト命令を発行する(ステップS305)。メモリBIST回路MBISTは、当該テスト命令を受けて、リフレッシュ対象アドレスへのテストデータの書き込みおよび読み出しを行うことでリフレッシュ対象アドレスのパス/フェイルを判定する(ステップS306)。そして、メモリBIST回路MBISTは、当該パス/フェイルのテスト結果をシーケンス制御回路SQCへ返信する(ステップS307)。
ここで、メモリBIST回路MBISTのテスト結果がフェイルの場合、シーケンス制御回路SQCは、置換判定回路RPJCへ置換判定命令を発行する(ステップS308a)。置換判定回路RPJCは、置換判定命令を受けて、誤りが生じたDRAMメモリセルMCを冗長領域RAR内の置換用セルに置き換え可能か否かを判定し、その判定結果などを含む置換可否通知を、シーケンス制御回路SQCを介してホストHSTへ発行する(ステップS309a)。以降は、図4のステップS106〜S109の場合と同様の処理が行われる。
すなわち、シーケンス制御回路SQCは、ホストHSTからの置換命令を置換判定回路RPJCへ発行し(ステップS310a)、これに応じて、置換判定回路RPJCは、誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルMCを冗長領域RAR内の置換用セルに置換する(ステップS311a)。その後、シーケンス制御回路SQCは、誤り訂正回路EDACへ書き戻し命令を発行し(ステップS312a)、これに応じて、誤り訂正回路EDACは、バッファBUF内のデータをリフレッシュ対象アドレスへ書き戻す(ステップS313a)。
一方、ステップS307におけるメモリBIST回路MBISTのテスト結果がパスの場合、シーケンス制御回路SQCは、置換判定回路RPJCへ置換判定命令(ひいては置換命令)を発行せずに、誤り訂正回路EDACへ書き戻し命令を発行する(ステップS308b)。これに応じて、誤り訂正回路EDACは、バッファBUF内のデータをリフレッシュ対象アドレスへ書き戻す(ステップS309b)。
また、図示は省略するが、メモリBIST回路MBISTは、図9に示したような動作に加えて、図7に示したコマンドアドレス生成回路RDGENの動作に、図9の動作を組み合わせたような動作を行ってもよい。具体的には、メモリBIST回路MBISTは、図7のステップS201,S202の処理と同様に、ホストHSTからアイドル通知を受けた際に、読み出しアドレスを順次変更しながら読み出しコマンドを発行することで、メモリチップMCPのリードスキャンを行う。これに応じて、誤り訂正回路EDACは、図7のステップS203,S204の処理と同様に、読み出しアドレスから読み出されたデータの誤りを訂正し、訂正通知を発行する。
その後、シーケンス制御回路SQCは、訂正通知を受信した場合(すなわち、誤り訂正回路EDACが読み出しアドレスから読み出されたデータの誤りを訂正した場合)、置換判定回路RPJCへ置換命令を発行する前にメモリBIST回路MBISTへ当該読み出しアドレスのテスト命令を発行する。これによって、図9のステップS305以降と同様の処理が行われる。なお、メモリBIST回路MBISTは、このように図7と図9を組みわせた動作の代わりに、図7と同様の動作(図9を組み合わせない動作)を行ってもよい。
《実施の形態3の主要な効果》
以上、実施の形態3の半導体装置を用いることで、実施の形態1および2の場合と同様の効果が得られる。さらに、メモリBIST回路MBISTを用いて、誤り訂正の対象メモリアドレス(例えばリフレッシュ対象アドレスなど)のテストを行うことで、誤りのタイプ(すなわち、ソフトエラーかハードエラーか)を区別することができる。ソフトエラーの場合、一時的(偶発的)なエラーであるため、メモリBIST回路MBISTのテスト結果はパスとなる。一方、ハードエラーの場合、恒久的なエラーであるため、メモリBIST回路MBISTのテスト結果はフェイルとなる。そして、ハードエラーの場合のみでメモリセルの置換を行うことで、冗長領域RARを効率的に使用することが可能になる。その結果、置換可能な数を実効的に増やすことができるため、半導体装置の信頼性を更に向上させることが可能になる。
(実施の形態4)
《半導体装置の構成(各種変形例)》
図10および図11は、本発明の実施の形態4による半導体装置において、図1を変形した構成例を示す概略図である。図10に示す半導体装置DEVdでは、図1に示したロジックチップLCPとホストHSTとが1個のホストチップHCPに搭載される。具体的には、図5に示したホストチップHSTCPとロジックチップLCPとが1個のホストチップHCPで実現される。この場合、ホストチップHCP内に貫通ビアを設ける必要性が生じるが、チップ数の削減とインタポーザINTPの削減によって、半導体装置の小型化を実現できる。また、半導体装置の低消費電力化が図れる場合がある。
図11に示す半導体装置は、メモリチップMCPaで構成され、当該メモリチップMCPaは、メモリアレイMA等に加えて図1に示したようなロジックチップLCPの機能を搭載している。図11において、コマンドデコーダCMDDECは、受信したコマンドCMDおよびアドレスADRに基づいて、メモリアレイMAへのアクセスを制御する。コマンドデコーダCMDDECは、コマンド変換回路CMDCを備える。
コマンド変換回路CMDCは、受信したリフレッシュコマンドを、ロウアドレスカウンタRACUNTおよびカラムアドレスカウンタCACUNTに基づくリフレッシュ対象アドレスに対する読み出しコマンドとして解釈する。ただし、この場合、読み出しコマンドに応じて読み出されたデータは、外部へ出力されないように制御される。なお、この例では、メモリチップMCPaは、図1に示したようなロジックチップLCPの機能を全て備えた。ただし、勿論、メモリチップとロジックチップを併用する形で、図1におけるロジックチップLCPの機能の一部をメモリチップに搭載するような構成であってもよい。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
BL ビット線
BP バンプ
BUF バッファ
CA カラムアドレス
CACUNT カラムアドレスカウンタ
CMDC コマンド変換回路
DAR データ領域
DEV 半導体装置
EDAC 誤り訂正回路
HCP,HSTCP ホストチップ
HIF ホストインタフェース
HST ホスト
INTP インタポーザ
IO データ
LCP ロジックチップ
MA メモリアレイ
MBIST メモリBIST回路
MC DRAMメモリセル
MCP メモリチップ
MIF メモリインタフェース
P 誤り訂正符号
PAR 符号領域
RA ロウアドレス
RACUNT ロウアドレスカウンタ
RAR 冗長領域
RDGEN コマンドアドレス生成回路
RPIM 置換情報保持回路
RPJC 置換判定回路
SQC シーケンス制御回路
TSV 貫通ビア
WL ワード線

Claims (17)

  1. メモリアドレスの一部であるロウアドレスで選択されるワード線と、メモリアドレスの他の一部であるカラムアドレスで選択されるビット線と、前記ワード線と前記ビット線の交点に配置されるDRAMメモリセルとを含み、前記メモリアドレス毎のデータを記憶するデータ領域と、
    前記メモリアドレスに応じて前記データ領域と共にアクセスされ、前記データ領域のデータに対して生成される誤り訂正符号を記憶する符号領域と、
    前記メモリアドレスにデータを書き込む際に前記符号領域に書き込む前記誤り訂正符号を生成し、前記メモリアドレスからデータを読み出す際に前記符号領域から読み出された前記誤り訂正符号を用いて当該データの誤りを訂正する誤り訂正回路と、
    リフレッシュコマンドを受けた際に、リフレッシュ対象の前記ロウアドレスを定めるロウアドレスカウンタと、
    前記リフレッシュコマンドを受けた際に、前記リフレッシュ対象の前記ロウアドレスにおける読み出し対象の前記カラムアドレスを定めるカラムアドレスカウンタと、
    を有し、
    前記誤り訂正回路は、前記ロウアドレスカウンタおよび前記カラムアドレスカウンタに基づくリフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータの誤りを訂正する、
    半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、さらに、
    前記データ領域内の前記DRAMメモリセルに置き換わる置換用セルを含んだ冗長領域と、
    指定されたDRAMメモリセルの置換命令に応じて、当該DRAMメモリセルを前記冗長領域内の前記置換用セルに置き換える置換回路と、
    前記誤り訂正回路が前記リフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータの誤りを訂正した場合に、当該誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルの前記置換命令を前記置換回路へ発行するシーケンス制御回路と、
    を有する、
    半導体装置。
  3. 請求項2記載の半導体装置において、
    前記誤り訂正回路は、前記リフレッシュ対象アドレスにおける誤り訂正後のデータを保持するバッファを備え、書き戻し命令に応じて前記バッファに保持されるデータを前記リフレッシュ対象アドレスへ書き戻し、
    前記シーケンス制御回路は、前記置換回路へ前記置換命令を発行したのち、前記誤り訂正回路へ前記書き戻し命令を発行する、
    半導体装置。
  4. 請求項3記載の半導体装置において、
    さらに、指定されたメモリアドレスのテスト命令に応じて、当該メモリアドレスへのテストデータの書き込みおよび読み出しを行うことで当該メモリアドレスのパス/フェイルを判定するメモリBIST(Built In Self Test)回路を有し、
    前記シーケンス制御回路は、
    前記誤り訂正回路が前記リフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータの誤りを訂正した場合に、前記置換回路へ前記置換命令を発行する前に前記メモリBIST回路へ前記リフレッシュ対象アドレスの前記テスト命令を発行し、
    前記メモリBIST回路のテスト結果が前記フェイルの場合には、前記置換回路へ前記置換命令を発行したのち、前記誤り訂正回路へ前記書き戻し命令を発行し、
    前記メモリBIST回路のテスト結果が前記パスの場合には、前記置換回路へ前記置換命令を発行せずに、前記誤り訂正回路へ前記書き戻し命令を発行する、
    半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記メモリBIST回路は、さらに、ホストからアイドル通知を受けた際に、読み出しアドレスを順次変更しながら読み出しコマンドを発行し、
    前記シーケンス制御回路は、前記誤り訂正回路が前記読み出しアドレスから読み出されたデータの誤りを訂正した場合に、前記置換回路へ前記置換命令を発行する前に前記メモリBIST回路へ前記読み出しアドレスの前記テスト命令を発行する、
    半導体装置。
  6. 請求項2記載の半導体装置において、
    さらに、ホストからアイドル通知を受けた際に、読み出しアドレスを順次変更しながら読み出しコマンドを発行するコマンドアドレス生成回路を有し、
    前記シーケンス制御回路は、前記誤り訂正回路が前記読み出しアドレスから読み出されたデータの誤りを訂正した場合に、当該誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルの前記置換命令を前記置換回路へ発行する、
    半導体装置。
  7. 請求項1記載の半導体装置において、
    さらに、前記リフレッシュコマンドを、前記リフレッシュ対象アドレスを読み出しアドレスとする読み出しコマンドに変換するコマンド変換回路を有する、
    半導体装置。
  8. 請求項7記載の半導体装置において、
    前記データ領域および前記符号領域は、単数または複数のメモリチップに実装され、
    前記誤り訂正回路、前記ロウアドレスカウンタ、前記カラムアドレスカウンタおよび前記コマンド変換回路は、ホストと前記単数または複数のメモリチップとの間のインタフェースを担うロジックチップに実装される、
    半導体装置。
  9. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記ロウアドレスカウンタは、前記リフレッシュコマンドを受ける毎にカウント動作を行い、
    前記カラムアドレスカウンタは、前記ロウアドレスカウンタが一巡する毎にカウント動作を行う、
    半導体装置。
  10. ロジックチップと、
    前記ロジックチップに順次積層搭載され、貫通ビアを介して前記ロジックチップと接続される複数のメモリチップと、
    を有する半導体装置であって、
    前記複数のメモリチップは、
    メモリアドレスの一部であるロウアドレスで選択されるワード線と、前記メモリアドレスの他の一部であるカラムアドレスで選択されるビット線と、前記ワード線と前記ビット線の交点に配置されるDRAMメモリセルとを含み、前記メモリアドレス毎のデータを記憶するデータ領域と、
    前記メモリアドレスに応じて前記データ領域と共にアクセスされ、前記データ領域のデータに対して生成される誤り訂正符号を記憶する符号領域と、
    を有し、
    前記ロジックチップは、
    前記メモリアドレスにデータを書き込む際に前記符号領域に書き込む前記誤り訂正符号を生成し、前記メモリアドレスからデータを読み出す際に前記符号領域から読み出された前記誤り訂正符号を用いて当該データの誤りを訂正する誤り訂正回路と、
    リフレッシュコマンドを受けた際に、リフレッシュ対象の前記ロウアドレスを定めるロウアドレスカウンタと、
    前記リフレッシュコマンドを受けた際に、前記リフレッシュ対象の前記ロウアドレスにおける読み出し対象のカラムアドレスを定めるカラムアドレスカウンタと、
    を有し、
    前記誤り訂正回路は、前記ロウアドレスカウンタおよび前記カラムアドレスカウンタに基づくリフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータの誤りを訂正する、
    半導体装置。
  11. 請求項10記載の半導体装置において、
    前記複数のメモリチップは、さらに、前記データ領域の前記DRAMメモリセルに置き換わる置換用セルを含んだ冗長領域を有し、
    前記ロジックチップは、さらに、
    指定されたDRAMメモリセルの置換命令に応じて、当該DRAMメモリセルを前記冗長領域内の前記置換用セルに置き換える置換回路と、
    前記誤り訂正回路が前記リフレッシュ対象アドレスから読み出されたデータの誤りを訂正した場合に、当該誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルの前記置換命令を前記置換回路へ発行するシーケンス制御回路と、
    を有する、
    半導体装置。
  12. 請求項11記載の半導体装置において、
    前記誤り訂正回路は、前記リフレッシュ対象アドレスにおける誤り訂正後のデータを保持するバッファを備え、書き戻し命令に応じて前記バッファに保持されるデータを前記リフレッシュ対象アドレスへ書き戻し、
    前記シーケンス制御回路は、前記置換回路へ前記置換命令を発行したのち、前記誤り訂正回路へ前記書き戻し命令を発行する、
    半導体装置。
  13. 請求項10記載の半導体装置において、
    前記ロジックチップは、さらに、前記リフレッシュコマンドを、前記リフレッシュ対象アドレスを読み出しアドレスとする読み出しコマンドに変換するコマンド変換回路を有する、
    半導体装置。
  14. 請求項10記載の半導体装置において、
    前記ロウアドレスカウンタは、前記リフレッシュコマンドを受ける毎にカウント動作を行い、
    前記カラムアドレスカウンタは、前記ロウアドレスカウンタが一巡する毎にカウント動作を行う、
    半導体装置。
  15. メモリアドレスの一部であるロウアドレスで選択されるワード線と、前記メモリアドレスの他の一部であるカラムアドレスで選択されるビット線と、前記ワード線と前記ビット線の交点に配置されるDRAMメモリセルとを含み、前記メモリアドレス毎のデータを記憶するデータ領域と、
    前記メモリアドレスに応じて前記データ領域と共にアクセスされ、前記データ領域のデータに対して生成される誤り訂正符号を記憶する符号領域と、
    前記メモリアドレスにデータを書き込む際に前記符号領域に書き込む前記誤り訂正符号を生成し、前記メモリアドレスからデータを読み出す際に前記符号領域から読み出された前記誤り訂正符号を用いて当該データの誤りを訂正する誤り訂正回路と、
    ホストからアイドル通知を受けた際に、読み出しアドレスを順次変更しながら読み出しコマンドを発行するコマンドアドレス生成回路と、
    を有し、
    前記誤り訂正回路は、前記読み出しコマンドに応じて前記読み出しアドレスから読み出されたデータの誤りを訂正する、
    半導体装置。
  16. 請求項15記載の半導体装置において、さらに、
    前記データ領域の前記DRAMメモリセルに置き換わる置換用セルを含んだ冗長領域と、
    指定されたDRAMメモリセルの置換命令に応じて、当該DRAMメモリセルを前記冗長領域内の前記置換用セルに置き換える置換回路と、
    前記誤り訂正回路が前記読み出しアドレスから読み出されたデータの誤りを訂正した場合に、当該誤り訂正の対象であるDRAMメモリセルの前記置換命令を前記置換回路へ発行するシーケンス制御回路と、
    を有する、
    半導体装置。
  17. 請求項16記載の半導体装置において、
    前記誤り訂正回路は、前記読み出しアドレスにおける誤り訂正後のデータを保持するバッファを備え、書き戻し命令に応じて前記バッファに保持されるデータを前記読み出しアドレスへ書き戻し、
    前記シーケンス制御回路は、前記置換回路へ前記置換命令を発行したのち、前記誤り訂正回路へ前記書き戻し命令を発行する、
    半導体装置。
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