JPH0427683Y2 - - Google Patents

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JPH0427683Y2
JPH0427683Y2 JP1987068641U JP6864187U JPH0427683Y2 JP H0427683 Y2 JPH0427683 Y2 JP H0427683Y2 JP 1987068641 U JP1987068641 U JP 1987068641U JP 6864187 U JP6864187 U JP 6864187U JP H0427683 Y2 JPH0427683 Y2 JP H0427683Y2
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net
tire
slip
band
tires
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JP1987068641U
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JPS6332906U (ja
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Tires In General (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案はタイヤ用滑り止めネツトに関するも
のである。
〈従来の技術〉 第5図に示したBは従来の構成のタイヤ用滑り
止めネツトであり、この滑り止めネツトBは、高
張力性芯材の周りに合成ゴムを被覆して形成した
線条材を、加硫プレス肩の成形網目溝内に嵌め込
みながら同型内で滑り止めネツトを編組し、その
後加硫プレス型内の滑り止めネツト本体を加硫し
ながらプレス成形したものである。
上記した滑り止めネツトBは図示した様に全長
方向へ長いものであるが、従来は前記した如くプ
レス型内でプレス成形するものなので、プレス型
自体も滑り止めネツト同様長く大型なものとな
り、その製造費も当然高価になつている。
また、従来の滑り止めネツトBは、摩耗の進行
によりどこか一部分でも切断してしまうと、他の
部分が正常でも使用できなくなつてしまい、全く
新しいものと交換しなければならなかつた。
〈技術的課題〉 本考案の技術的課題は、滑り止めネツトの製造
コストを低減させると共に、滑り止めネツトに部
分的な交換性を具備させながら、更に、タイヤへ
の装着の際の操作性をより容易にさせることにあ
る。
〈技術的課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本考案が講ずる技術
的手段は、高張力性芯材の周りにゴムまたは合成
樹脂を被覆して成形した線条件を用いてタイヤ外
周長より小さい適宜長さでかつ両端に連結バンド
を設けたネツト体を構成し、該ネツト体の適宜数
を環状に連結固定するタイヤ用滑り止めネツトに
おいて、前記両端の連結バンドの両側に連結穴を
開穿すると共に一方の連結バンドにおける連結穴
に内側締付ロープまたは外側締付用バンドを掛止
せしめる掛止フツク部を両側に一体に形成した連
結掛止金具を取付け、この連結掛止金具を隣接す
るネツト体の他方の連結バンドの連結穴に掛止し
て適宜数のネツト体を連結固定したものである。
〈作用〉 所定間隔にて分割したネツト体の両端に設けた
連結バンド同志を突合せ状として連結掛止金具で
複数のネツト体が環状に連結された滑り止めネツ
トをタイヤ外周に沿つて被せ、内側締付ロープで
タイヤ内側を締め付けると共にタイヤ外側に締付
用ゴムバンドを掛止としてタイヤに密着した状態
で装着される。
いずれかのネツト体が損傷などによつて使用不
可能になつた時、このネツト体のみを他の新しい
ネツト体と取り換え、これを残りのネツト体と再
び連結して使用する。
〈考案の効果〉 本考案は叙上の如く構成したため、下記の様な
利点を有しながら、しかも滑り止めネツトを引き
伸ばしてタイヤに被せるだけでタイヤに密着させ
て取り付けることが可能であり、タイヤへの装着
操作を容易にすることができる。
各ネツト部材を成形するプレス型を小型化す
ることができ、従つて同プレス型の製造費を低
減させて滑り止めネツトの製造コストを低くす
ることができる。
いずれかのネツト体が損傷等によつて使用不
可能になつた場合、このネツト体のみを他の新
しいネツト体と取り換え、これを残りのネツト
体と再び連結して使用することができ、滑り止
めネツトの一部が損傷しただけで全体を新品に
交換していた従来の滑り止めネツトに比べて維
持費を大幅に低減することができる。
そして、適宜数に分割したネツト体の連結は
両端に連結バンドが夫々設けられており、この
連結バンドを互いに突合わせ状とし、一方の連
結バンドの連結穴に、掛止フツク部を両側に一
体に形成した連結掛止金具を取付け隣接のネツ
ト体の他方の連結バンドに掛止して連結してい
るので、各ネツト体同士がタイヤ外周において
バランス良く連結され、一部の連結部だけに負
荷が集中したり、連結部相互の形状的な不揃い
をなくして不正振動の発生を防止することがで
きると共にその連結部にも内側締付ロープまた
は外側締付用ゴムバンドを掛止するフツク部が
あるため連結部においても強力な締め付けがで
き、タイヤトレツト部においても拡開の少ない
ものである。
更に別のネツト体を新たに継ぎ足して環状に
連結固定することにより、一回り大きなタイヤ
に使用することも可能である。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示した滑り止めネツトAは、その本体
を適宜な長さに形成した3枚のネツト体a1,a2
a3を連結して構成したもので、各ネツト体a1
a2,a3を相互に無端状に連結固定してタイヤCに
適合する環状に形成すると共に、内側の掛止部2
に沿つて3本が連結された締付ロープ3を全長に
わたつて取付固定したものである。この締付ロー
プ3は少なくとも1ケ所で着脱自在に連結できる
ようになつている。
滑り止めネツトAの本体を構成する各ネツト体
a1,a2,a3は、第1図の如くタイヤC外周長より
小さい適宜な長さに形成し、第2図に示す如く、
その両端に連結手段である連結バンド4,4′を
設けると共に、両側部には前記した掛止部2,2
が設けてあり、該連結バンド4には両側に連結掛
止金具7を挿通掛止せしめる連結穴が開穿してお
り、一方の連結バンド4の連結穴に該金具7を取
り付ける。このネツト体は第4図に示す如く、高
張力性の心材1aの周りに未加硫ゴムを被服して
成形した線条材1をプレス型6の成形網目溝6a
内に嵌め込みながら同型6内で網状に編組した
後、高温下にて加硫しながらプレス成形したもの
である。
また、上記した各ネツト体a1,a2,a3を環状に
連結する際には、各ネツト体の一方の連結バンド
4に取付けた連結掛止金具7を他方の連結バンド
4′の連結穴に挿通掛止して第3図の如く係合連
結させると共に一端側のネツト部材a1の連結バン
ド4に取付けた連結掛止金具7を、他端側のネツ
ト部材a3の連結ハンド4′における連結穴に連結
固定して第1図に示す如く環状の構造に形成して
いる。また各ネツト部材a1,a2,a3において連結
バンド4による係合に関与していない掛止部2に
は掛止金具8を取付固定しており、内側の掛止金
具8および内側の連結掛止金具7の両フツク部に
は、締付ロープ3を取付固定すると共に外側の掛
止金具8および外側の連結掛止金具7の両フツク
部には締付用ゴムバンドを掛止せしめる。
以上述べた様な滑り止めネツトAの装着方法
は、滑り止めネツトAを外方へ引き伸ばしてタイ
ヤC上部半分程度にかぶせ、更にタイヤCを半回
転させて残りの半分にかぶせるようにする。この
状態で滑り止めネツトAも元の状態に戻ろうとす
る収縮力によりタイヤC外周を締め付けた状態と
なる。そして内側の締付ロープ3の端部同士を連
結すると共に外側の掛止金具8、および連結掛止
金具7の両フツク部に沿つて締付用ゴムバンド
(不図示)を掛止することにより滑り止めネツト
AをタイヤC面に対して密着した状態で装着され
る。
而して、上記した各ネツト体a1〜a3は一方の連
結バンド4と、隣接する他方の連結バンド4′と
を突き合せて、両側にフツク部を形成した連結掛
止金具7によつて連結されるものであるから、各
ネツト体a1〜a3がタイヤCの外周においてバラン
ス良く連結され、例えば一カ所の連結部だけに負
荷が集中したり、一カ所の連結部だけに凹凸が形
成されて走行中に不正な振動が発生するのを防止
することができる。
なお、本考案においては、タイヤ滑り止めネツ
トのネツト体の長さ及び連結固定する数は、タイ
ヤの大きさ等の条件を考慮して任意に設定するこ
とができる。
また、滑り止めネツト内側に取付する締付ロー
プの数も1本、あるいは2本以上適宜数に設定す
ることが可能であり、2本以上の場合には複数箇
所を着脱自在にしておいてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施したタイヤ用滑り止めネ
ツトを示す側面図、第2図はネツト体を示す平面
図、第3図はネツト体を連結した状態を示す展開
平面図、第4図はプレス型に線条材を嵌め込んで
いる状態を示す斜視図、第5図は従来のタイヤ用
滑り止めネツトを示す平面図である。 図中、A……タイヤ滑り止めネツト、a1〜a3
…ネツト部材、C……タイヤ、1……線条材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高張力性芯材の周りにゴムまたは合成樹脂を被
    覆して成形した線条材を用いてタイヤ外周長より
    小さい適宜長さでかつ両端に連結バンドを設けた
    ネツト体を構成し、該ネツト体の適宜数を環状に
    連結固定するタイヤ用滑り止めネツトにおいて、
    前記両端の連結バンドの両側に連結穴を開穿する
    と共に一方の連結バンドにおける連結穴に内側締
    付ロープまたは外側締付用バンドを掛止せしめる
    掛止フツク部を両側に一体に形成した連結掛止金
    具を取付け、この連結掛止金具を隣接するネツト
    体の他方の連結バンドの連結穴に掛止して適宜数
    のネツト体を連結固定したタイヤ用滑り止めネツ
    ト。
JP1987068641U 1987-05-08 1987-05-08 Expired JPH0427683Y2 (ja)

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JPS6332906U JPS6332906U (ja) 1988-03-03
JPH0427683Y2 true JPH0427683Y2 (ja) 1992-07-03

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2826828B2 (ja) * 1988-08-09 1998-11-18 株式会社カーメイト 自動車用タイヤ滑り止め装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1515633A (fr) * 1966-03-26 1968-03-01 Enveloppe antidérapante démontable sans crochets de verrouillage pour bandages pneumatiques
JPS6154307A (ja) * 1984-08-24 1986-03-18 Kazuhiro Matsui タイヤの滑止め装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04964Y2 (ja) * 1986-02-10 1992-01-14

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