JPH0428804Y2 - - Google Patents

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JPH0428804Y2
JPH0428804Y2 JP1986028003U JP2800386U JPH0428804Y2 JP H0428804 Y2 JPH0428804 Y2 JP H0428804Y2 JP 1986028003 U JP1986028003 U JP 1986028003U JP 2800386 U JP2800386 U JP 2800386U JP H0428804 Y2 JPH0428804 Y2 JP H0428804Y2
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JP
Japan
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net
slip
slip net
rubber
belt
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JP1986028003U
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JPS62138605U (ja
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  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はタイヤ用の滑り止めネツトに関す
る。
(従来技術) 従来、高張力性芯材の周りに合成ゴムを被覆し
て成る線条材を編組成形したタイヤ用滑り止めネ
ツトは、第9図に示した如き構成であり、タイヤ
円周と略同じ長さの滑り止めネツト本体bを長帯
状に編組成形し、この滑り止めネツト本体bの両
端に連結手段を設けて環状に連結している。
連結手段とは、例えば連結バンド21や連結部
22,22のことであり、連結する際には第13
図に示す如く、連結バンド21を連結部22,2
2内に通して連結するか、若しくは、滑り止めネ
ツト本体の両端に設けた連結バンド同士を付き合
わせ、同バンドの両端に穿設した通し孔間に連結
金具を嵌装することによつて連結している。(図
示せず) しかし、従来の滑り止めネツトは、上記した如
く帯状のネツトの両端を連結して使用するもので
あるから、装着状態における連結部の連結状態は
一体的に連結するネツト部分と比較して弱く且つ
不自然なものとなり、この為、滑り止めネツトが
走行中に受ける負荷も上記連結部に集中的に加わ
るので、連結部及び連結手段には多くの強度的問
題が生じている。
また、連結部には継ぎ目の隙間や、部材同士が
重なつて突出する部分が必ず生じる為、走行時に
振動を生じたり、部材重合部分が早期に摩耗して
しまう問題があるなど、従来の滑り止めネツトは
連結部が関係する問題を数多く有している。
(技術的課題) 本考案の技術的課題は、タイヤ用滑り止めネツ
トにおける連結部が関係して生じていた問題を解
決することである。
(技術的課題を解決する為の手段) 本考案が上記した技術的課題を解決する為に講
じた手段は、高張力性芯材の周りに合成ゴムを被
覆して成る線条材を用いて帯状の滑り止めネツト
本体を成形し、この滑り止めネツト本体両端部に
おいて対応する線条材同士の芯材を接続すると共
にゴムを補填して継目のない無端状に構成したも
のである。
(作用) 以上の手段によれば、滑り止めネツトを構成す
る部材である線条材が無端状(環状)に連続し、
これにより、滑り止めネツトの強度や弾性が同ネ
ツト全周にわたつて均一となり、走行中において
滑り止めネツトに加わる負荷もネツト全周にわた
り連続的に且つ均等に加わる。
(効果) 本考案は以上の様に、継目のない無端状(環
状)に構成し、ネツトの強度と弾性をネツト全周
にわたつて均一化したものであるから、従来の滑
り止めネツトが連結部を起因として生じていた強
度や摩耗、及び走行中における振動などの問題を
一切無くすことができるものである。
さらに、帯状に成形した滑り止めネツト本体両
端部において対応する線条材同士の芯材を接続す
ると共にゴムを補填して無端状に構成するもので
あるから、ネツト本体を無端状に成形する工程が
大変簡単になる利点がある。
また、走行中において滑り止めネツトには遠心
力た加わり、同ネツトを外周へ広げようとする力
が生じるが、無端状の滑り止めネツトは従来の滑
り止めネツトの様に連結部における伸びやずれが
ないので外周への広がりが非常に小さくなり、走
行中におけるタイヤとネツト間のずれを大幅に減
少させることができ、これにより、従来よりも高
速で走行することが可能となる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図に示した滑り止めネツトAはワイヤー、
合成繊維、グラスフアイバーなどの高張力性芯材
1aの周りに合成ゴム1bを被覆して成る線条材
1を後述する様に無端状に編組成形し、タイヤ径
と略同径である環形状に成形したものであり、そ
の両側縁部には所定間隔を置いて掛止部2を形成
すると共に、これら掛止部2にはそれぞれ掛止金
具3,3′がかしめて取付け、さらに、内側の各
掛止金具3に沿つて締付けロープ12を架け渡し
てある。
次に、上記した滑り止めネツトAの成形方法を
第4図乃至第8図に基づいて説明する。
前記した線条材1は芯材1aの周りに未加硫ゴ
ム1bを被覆して成るものであり、第4図に示す
如く、編組成形する際には上記線条材1を滑り止
めプレス成形板5に凹設した滑り止めネツト成形
用の網目溝6内に嵌め込みながら同型内でネツト
を編組し、しかる後に同型板5のプレス面5aに
蒸気にて加熱したプレス板を押圧し、型板5内の
線条材を加硫させながら帯状の滑り止めネツト
A′を一体に成形する。
第5図に示した如く、帯状に成形した滑り止め
ネツトA′両端部の線条材1からは芯材1aを所
定長さ突出させると共に、結合すべき芯材1a同
士を結んでネツトA′端部を連結し(第6図)、さ
らに、第7図に示す如く上記連結部を連結部用プ
レス成形型7の網目溝8内に納めた上で同網目溝
8内に未加硫ゴムbを嵌め込み、連結部の欠落し
た部分を埋める。次いで、上記状態の連結部用プ
レス成形型7のプレス面に加熱したプレス板9を
押圧させて、網目溝8内に詰め込んだ未加硫ゴム
bを加硫し、連結部を一体に連結せしめ、継目の
ない環状の滑り止めネツトAを成形する。
尚、上記滑り止めネツトAをタイヤに装着する
際には、滑り止めネツトAをタイヤ外周面に嵌め
込み、同ネツトA内側縁の掛止金具3′に沿つて
設けた締付ロープ12を締めて、同ネツトAの内
側を締付けると共に(第3図)、ネツトA外側縁
に沿つて取付けた掛止金具3にゴムバンド13を
掛止して滑り止めネツトAをタイヤ面に対して圧
着せしめる。(第2図)
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した滑り止めネツトを示
す斜視図、第2図は装着状態を示す正面図、第3
図は装着状態を示す背面図、第4図はプレス成形
板を示す斜視図、第5図は帯状に成形した滑り止
めネツトの正面図、第6図乃至第8図は、帯状の
滑り止めネツトの連結過程を示す斜視図、第9図
及び第10図は従来の滑り止めネツトを示す正面
図である。第11図はプレス成形後のプレス成形
型を示す斜視図、第12図及び第13図は従来の
滑り止めネツトを示す正面図である。 図中、A……滑り止めネツト、A′……滑り止
めネツト(帯状若しくは未加硫状態)、1……線
条材、1a……芯材、1b……合成ゴム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高張力性芯材の周りにゴムを被覆して成る線条
    材を用いて帯状の滑り止めネツト本体を成形し、
    この滑り止めネツト本体両端部において対応する
    線条材同士の芯材を接続すると共にゴムを補填し
    て継目のない無端状に構成したタイヤ用滑り止め
    ネツト。
JP1986028003U 1986-02-26 1986-02-26 Expired JPH0428804Y2 (ja)

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JP1986028003U JPH0428804Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JP1986028003U JPH0428804Y2 (ja) 1986-02-26 1986-02-26

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JPS62138605U JPS62138605U (ja) 1987-09-01
JPH0428804Y2 true JPH0428804Y2 (ja) 1992-07-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4968401A (ja) * 1972-11-07 1974-07-03
JPS5940908A (ja) * 1982-08-31 1984-03-06 Michio Hayashi タイヤの滑り止め具

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JPS4968401A (ja) * 1972-11-07 1974-07-03
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JPS62138605U (ja) 1987-09-01

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