JPS6372940A - 歯付ベルト及びその製造方法 - Google Patents

歯付ベルト及びその製造方法

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JPS6372940A
JPS6372940A JP21567886A JP21567886A JPS6372940A JP S6372940 A JPS6372940 A JP S6372940A JP 21567886 A JP21567886 A JP 21567886A JP 21567886 A JP21567886 A JP 21567886A JP S6372940 A JPS6372940 A JP S6372940A
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JP
Japan
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toothed belt
rubber
forming
tooth
rubber member
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JP21567886A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tani
谷 和義
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Bando Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Bando Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、歯付ベルト及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
同期伝動装πとして、ベルト内面に一定ピンチ間隔に吊
条を形成し、これを前記吊条と噛み合う歯を有するプー
リに巻掛ける歯付ヘルドが公知である。
この歯付ベルトは、他の同期伝動装置、例えばチェーン
伝動装置、又は歯車伝動装置に較べ、軽量、静粛性に冨
み、保守点検も容易であるといった種々の利点を有する
ため、その用途が拡大され内燃機関のカム駆動用機素と
しても、多用されつつある。
しかしながら、上記のような内燃機関用としての歯付ベ
ルトには、耐熱性が要求され、さらに、高負荷、多軸伝
動にも耐える強度が要求される。
かかる過酷な条件に耐える歯付ヘルドとするため、従来
より歯付ベルトのゴム材料あるいは抗張体自身の改良は
勿論のこと、歯付ヘルドの歯部、及び背部の受は持つ、
夫々の機能に適合した材料をIII?、しこれらを複合
的に一体化すること及び、これらの組合わせにつき種々
の提案がなされ、実施されるに至っている。この種、ベ
ルト山部とベルト背面との弾性率等をそれぞれ使用条件
に応じ異ならせ、これを一体化する手段として例えば実
公昭35−92912号公報を始めとして、実開昭57
−56242号、同57−12144号、特開昭55−
86943号及び実開昭55−1’70540等が開示
されている。
〔従来技術の問題点〕
ところで、上記一体化手段は、製造手段に非常に手間が
掛かり、大量生産に向かないか、あるいは積層したゴム
層の界面剥離が生じやすく、長期使用に耐えないものと
なるかの問題が有った。
即ち、実公昭35−92912号公報に開示された歯付
ベルトにあっては、歯部成形用金型に予め円筒状に成形
したカバー布を外被し、このカバー布を金型の歯溝部に
一つ一つ押し込み、次いで歯溝部に歯部成形用ゴムを嵌
め込んでいく手段により成形していくものであるから、
非常に手間が掛かる上、歯成形用ゴム背面に塵埃類が付
着しやすく、後工程での背部ゴムとの接着に弊害が生じ
るといった問題が有る。
また、実開昭55−170540公仰に開示の手段では
、金型上にカバー布を外被した後、抗張体を巻回し、歯
ゴム成形用部材及び背部成形用ゴム部材を巻回して外部
より圧力を加え、抗張体の隙間から歯ゴムを圧入流入す
ると共に加熱して加硫するので、上述の従来例のような
非生産性と言った欠点は無い反面、山部成形のため加圧
した際、ゴムの流動性の不均一性に起因して第10図に
示すように歯ゴム部へと背面ゴム部Bとの境界面Cが波
打つ杖態となり、かかる複雑な境界面となる結果屈曲疲
労により界面層1#を生じる懸念があった。
〔発明が解決する問題点〕
この発明は、上記問題に鑑み、生産性が良く、また、歯
部と背部とで材質の異なるゴム歯付ベルトであっても両
者が均一に、かつ、平滑な界面を形成して一体化され、
もって耐用強度の高い歯付ベルト及びその製造方法を提
供することを目的としてなされたものである。
〔問題点を解決する技術〕
即ち、この発明の歯付ベルトは、抗張体の埋入されたゴ
ム製歯付ベルトにおいて、山部を構成し、かつ、山部に
適する弾性率とされたゴム部材と歯付ベルト背部を構成
し、かつ、背部に適する弾性率とされたゴム部材との境
界面が歯付ベルト内部に埋入される抗張体の歯付ベルト
背面側において該抗張体外径の10〜40%離れた位置
として一体的に形成されて成ることを特徴とするもので
あり、今一つの発明である上記歯付ベルトの製造方法は
、歯部形成用内金型外面に、予め円筒状に成形したカバ
ー布を外被し、その上に抗張体をスパイラル状に巻付け
、さらにその上に歯部構成用未加硫ゴム部材を巻付け、
加圧装置によって前記未加硫ゴム部材を抗張体の隙間か
ら歯部形成用内金型表面へと圧入流入させてカバー外被
を有する歯部を成形し、しかる後、抗張体外面側に残存
する歯部構成用未加硫ゴム部材表面を、前記抗張体外面
から一定の厚さ方向距離となるよう切削し、次いで該表
面上に背部構成用未加硫ゴム部材を巻付け、しかる後全
体を加熱加圧することによって歯部及び背面構成用ゴム
部材を加硫し、一体化させることを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
歯付ベルトの伝動において、山部ゴムは動力を伝達しか
つ、各同期回転体の位相差を小さくする為、どちらかと
言うと弾性率の高い部材が望ましく、逆に背部は屈曲性
を高める為、低い弾性率が望ましい。
従って、歯付ベルトを成形する場合、上述のように弾性
率の異なるゴム材料をそれぞれ積層し、一体化すること
により成形することとなる。
この場合、背部ゴムと南ゴム部分の境界面は出来るだけ
平坦であることが望ましい。
そこで歯部ゴムにより、従来周知の製法で−たん、歯部
分を成形し、この成形した歯部分の背面を平坦に切削し
、しかる後、背部ゴム部材を積層し、一体化すれば、両
ゴムの境面が平坦化される。
なお、この発明において、歯付ベルトの背部ゴムと歯部
ゴムとの境界面を抗張体より、背部側へ抗張体外径の1
0〜40%とするのは、7デ面ゴムと歯部ゴムとの屈曲
性及び歯部弾性を充分に発渾させるためであり、40%
より大きくすると、ベルト全体の屈曲性が悪くなり、ま
た、10%より小とすると歯部弾性に悪影響が出る他、
抗張体切断の懸念が生じ山部成形後の切削加工が困難と
なるためである。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
第1図はこの発明の実施例の断面図である。
この発明の歯付ベルト1は、抗張体2の埋入されたゴム
製歯付ベルトにおいて、歯部3を構成し、かつ、歯部3
に適する高い弾性率とされたゴム部材3Aと歯付ベルト
背部4を構成し、かつ、背部4に適する低い弾性率とさ
れたゴム部材4Aとの境界面5が歯付ベルト内部に埋入
される抗張体2の歯付ベルト背面側において、抗張体2
の外径dの10〜40%離れた位W/として一体的に形
成されて構成されている。
上記において、歯部3及び背部4を構成するゴム部材と
しては、従来公知のゴム部材、例えばクロロプレンゴム
、水素添加NBR,CHRなどが使用され、ベルト使用
条件を勘案し、それぞれに応じた弾性率とされたものが
用いられる。
また、抗張体2も従来公知の繊維、例えばスチールコー
ド、ガラス又はケプラー繊維コードが用いられる。
なお、第1図において、図中6は歯部表面に設けられる
帆布等より成るカバー布である。
次に、この発明の歯付ベルトの製造方法について説明す
る。
第2図〜第7図はこの発明の歯付ベルトの製造方法を示
す説明図である。
第2図に示すように、外面に歯付ヘルドの歯部成形用歯
溝を有する歯部成形用内金型10外面に、予め帆布より
成る円筒状に成形したカバー布6を外被し、その上に接
着処理を施したスチールコード、ガラス又はケプラー等
の伸びの少ない材質から成る抗張体2を等ピンチ間隔で
スパイラル状に巻き付け、しかる後、第3図に示すよう
にクロロプレンゴム、水素添加NBR,又はCHRなど
の歯部成形用未加硫ゴム13を巻き付け、これを第4図
に示すように従来公知の加圧缶15に入れ、空気、水、
油等の加圧媒体を圧送し、歯部成形未加硫ゴム13の流
動性にもよるがシール弾性体+5Aに約5〜10kgf
/aj程度の等しい面圧をかけ、歯部成形用未加硫ゴム
13を抗張体2の隙間より圧入流入させ、カバー布6と
共に金型10の歯部成形用凹凸に嵌入させる。
このとき、歯部成形用未加硫ゴム13は、加硫しない、
 ただし、未加硫ゴムの流動性を高めるため、加硫しな
い程度例えば60℃〜100℃に加熱しても良い。
次に、歯部成形用未加硫ゴム13の圧入された金型10
を取り出し、第5図に示すように切削装置12に装着し
、切削工具12Aにより、抗張体2の外部に残存する歯
部成形用未加硫ゴム13を、抗張体2のtR傷又は切断
のないよう切削し、均一な面とすると同時にフレッシュ
なゴム面を露出させる。
次いで、第6図に示すように、背部用未加硫ゴムシート
14を巻き付け、これを第7図に示すように加硫缶16
に入れ、加熱加圧により全体を加硫、一体化させる。
なお、上記において、背部用未加硫ゴムシート14を巻
き付るに先立ち、歯部成形用未加硫ゴム13の切削表面
に溶剤による清拭処理又は接着剤を塗布しても良い。
しかる後、従来公知手段により加硫された円筒状素形を
輪状に切断し、第1図に示したような目的の歯付ベルト
を成形するのである。
上記のようにして得た歯付ベルトであって、第1図に示
した間隔lが抗張体外径d (=1.2■−φ)の0%
〜50%のものを第8図に示すような走行試験装置に掛
け、雰囲気温度120℃回転数6000rpa+で耐久
性を測定したところ、第9図のような結果が得られた。
なお、グラフにおいて、縦軸は耐用寿命(時間)、横軸
は間隅1 (%)を示し、図中☆は抗張体部分から背部
ゴムが剥離し、山部欠けを生じたものを示し、0はベル
ト背面にクラックを生じたものを示す。
以上の結果より、lをdの10χ〜4oχとすることが
好望的であることが判明した。
〔効果〕
この発明は、以上説明したように、歯付ベルトの歯部成
形用ゴム部材と背部成形用ゴム部材との境界が抗張体の
背部側において、均一平面とされているため、ベルト全
周にわたっての材質が極めて均一となりまた、異質ゴム
がら成る複合体であっても加硫により一体化されるので
、界面接着力も非常に強く、これらより過酷使用条件下
でも、充分な耐用寿命を発暉する。
また、この発明の製造手段によれば歯部成形後に、ゴム
部材表面を切削するので、歯部成形ゴムと背部成形ゴム
との界面を所期の厚さに均一に規制出来る上、−たん山
部成形後に背部ゴムを重ねて圧縮加硫するから異種ゴム
間のゴム流れが全く生じず、均一な界面を存する歯付ベ
ルトが大量にかつ、容易に生産可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の断面図、第2図〜第7図は
この発明の製造方法のプロセスを示す説明図、第8図は
実施例の試験装置を示す側面図、第9図は試験結果を示
すグラフ、第1θ図は従来例の説明断面図である。 rjlE (G、2.r3) ア3EJ /?A γδ品 Tq圀 →/’L’l幻

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)抗張体の埋入されたゴム製歯付ベルトにおいて、
    歯部を構成しかつ、歯部に適する弾性率とされたゴム部
    材と、歯付ベルト背部を構成しかつ、背部に適する弾性
    率とされたゴム部材との境界面が、歯付ベルト内部に埋
    入される抗張体の歯付ベルト背面側において該抗張体外
    径の10〜40%離れた位置として一体的に形成されて
    成ることを特徴とする歯付ベルト。
  2. (2)歯部形成用内金型外面に、予め円筒状に成形した
    カバー布を外被し、その上に抗張体をスパイラル状に巻
    付け、さらにその上に歯部構成用未加硫ゴム部材を巻付
    け、加圧装置によって前記未加硫ゴム部材を抗張体の隙
    間から歯部形成用内金型表面へと圧入流入させてカバー
    外被を有する歯部を成形し、しかる後、抗張体外面側に
    残存する歯部構成用未加硫ゴム部材表面を、前記抗張体
    外面から一定の厚さ方向距離となるよう切削し、次いで
    該表面上に背部構成用未加硫ゴム部材を巻付け、しかる
    後全体を加熱加圧することによって歯部及び背面構成用
    ゴム部材を加硫し、一体化させることを特徴とする歯付
    ベルトの製造方法。
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