JPH04274847A - 水平連続鋳造方法及び装置 - Google Patents
水平連続鋳造方法及び装置Info
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- JPH04274847A JPH04274847A JP3033177A JP3317791A JPH04274847A JP H04274847 A JPH04274847 A JP H04274847A JP 3033177 A JP3033177 A JP 3033177A JP 3317791 A JP3317791 A JP 3317791A JP H04274847 A JPH04274847 A JP H04274847A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水平連続鋳造におい
て、鋳片のブローホールなどの鋳造欠陥を防止するため
の方法及び装置に関する。この発明は炭素鋼、ステンレ
ス鋼、その他金属のビレットなどの連続鋳造に利用され
る。
て、鋳片のブローホールなどの鋳造欠陥を防止するため
の方法及び装置に関する。この発明は炭素鋼、ステンレ
ス鋼、その他金属のビレットなどの連続鋳造に利用され
る。
【0002】
【従来の技術】水平連続鋳造装置は設備費、設置面積お
よび運転費が垂直連続鋳造装置に比べて少なくてすみ、
また鋳片の曲げによる応力発生がなく、鋳片内圧が小さ
いことからバルジングの発生も少ない。特に、小容量の
鋳造設備では経済効率がよい。したがって、近年、ビレ
ットなどの鋳造に水平連続鋳造装置が実用化されている
。
よび運転費が垂直連続鋳造装置に比べて少なくてすみ、
また鋳片の曲げによる応力発生がなく、鋳片内圧が小さ
いことからバルジングの発生も少ない。特に、小容量の
鋳造設備では経済効率がよい。したがって、近年、ビレ
ットなどの鋳造に水平連続鋳造装置が実用化されている
。
【0003】図2は、一般的な水平連続鋳造装置の主要
部の縦断面を示している。図面に示すように、水平連続
鋳造装置はタンディッシュ11とモールド18とはタン
ディッシュノズル12、スライディングノズル13およ
びフィードノズル15を介して連絡している。タンディ
ッシュ11、タンディッシュノズル12、スライディン
グノズル13およびフィードノズル15は、それぞれジ
ルコン質やアルミナ質の通常の耐火物で作られている。 モールド18は前段モールド19および後段モールド2
1からなっており、冷却水Wによって冷却されている。 前段モールド19は銅製であって、入側にはブレークリ
ング16が装着されている。ブレークリング16は、窒
化ほう素、窒化けい素などの耐熱性セラミックスで作ら
れている。後段モールド21はグラファイト製である。 装置によっては、上記スライディングノズル13を備え
ていないものもある。
部の縦断面を示している。図面に示すように、水平連続
鋳造装置はタンディッシュ11とモールド18とはタン
ディッシュノズル12、スライディングノズル13およ
びフィードノズル15を介して連絡している。タンディ
ッシュ11、タンディッシュノズル12、スライディン
グノズル13およびフィードノズル15は、それぞれジ
ルコン質やアルミナ質の通常の耐火物で作られている。 モールド18は前段モールド19および後段モールド2
1からなっており、冷却水Wによって冷却されている。 前段モールド19は銅製であって、入側にはブレークリ
ング16が装着されている。ブレークリング16は、窒
化ほう素、窒化けい素などの耐熱性セラミックスで作ら
れている。後段モールド21はグラファイト製である。 装置によっては、上記スライディングノズル13を備え
ていないものもある。
【0004】モールド18内に供給された溶湯Mはモー
ルド内周面により冷却され、凝固殻Sを形成する。凝固
殻Sの形成はブレークリング16より開始される。ブレ
ークリング16は、凝固殻Sが逆方向にすなわちフィー
ドノズル15側に成長するのを防ぐ。溶湯Mが凝固して
形成された鋳片は、モールド18出側からピンチロール
などの引抜き装置(図示しない)により間欠的に引き抜
かれる。鋳片を間欠的に引き抜くと、ブレークリング1
6と凝固殻Sの端との間に空隙が生じ、その空隙に新た
に溶湯Mが流れ込み、新たな凝固殻Sを生成する。
ルド内周面により冷却され、凝固殻Sを形成する。凝固
殻Sの形成はブレークリング16より開始される。ブレ
ークリング16は、凝固殻Sが逆方向にすなわちフィー
ドノズル15側に成長するのを防ぐ。溶湯Mが凝固して
形成された鋳片は、モールド18出側からピンチロール
などの引抜き装置(図示しない)により間欠的に引き抜
かれる。鋳片を間欠的に引き抜くと、ブレークリング1
6と凝固殻Sの端との間に空隙が生じ、その空隙に新た
に溶湯Mが流れ込み、新たな凝固殻Sを生成する。
【0005】上記空隙は負圧状態となっており、タンデ
ィッシュノズル12とスライディングノズル13、スラ
イディングノズル13とフィードノズル15およびフィ
ードノズル15とブレークリング16とは端面で接合し
、またモールド19とブレークリング16とははめ合わ
されているのみであるから、これらの接合面の間から空
隙内に空気が侵入する。侵入した空気は溶湯M内に巻き
込まれ、鋳片内部あるいは表面に残存してブローホール
などの鋳造欠陥を生じる原因となる。
ィッシュノズル12とスライディングノズル13、スラ
イディングノズル13とフィードノズル15およびフィ
ードノズル15とブレークリング16とは端面で接合し
、またモールド19とブレークリング16とははめ合わ
されているのみであるから、これらの接合面の間から空
隙内に空気が侵入する。侵入した空気は溶湯M内に巻き
込まれ、鋳片内部あるいは表面に残存してブローホール
などの鋳造欠陥を生じる原因となる。
【0006】このような問題を解決するものとして、特
開昭58−74256号公報あるいは特開昭59−66
959号公報で開示された水平連続鋳造装置がある。特
開昭58−74256号公報の水平連続鋳造装置は、タ
ンディッシュとこれの直下に配置された溶鋼溜を備え、
タンディッシュの底面と溶鋼溜の上面との間にシール部
材で囲まれた密閉室が設けられている。モールドはノズ
ルとともに溶鋼溜と一体となっている。そして、上記密
閉室内に不活性ガスが供給される。この装置では、不活
性ガスにより溶鋼溜、ノズル、モールドなどへの空気の
侵入が防止される。
開昭58−74256号公報あるいは特開昭59−66
959号公報で開示された水平連続鋳造装置がある。特
開昭58−74256号公報の水平連続鋳造装置は、タ
ンディッシュとこれの直下に配置された溶鋼溜を備え、
タンディッシュの底面と溶鋼溜の上面との間にシール部
材で囲まれた密閉室が設けられている。モールドはノズ
ルとともに溶鋼溜と一体となっている。そして、上記密
閉室内に不活性ガスが供給される。この装置では、不活
性ガスにより溶鋼溜、ノズル、モールドなどへの空気の
侵入が防止される。
【0007】また、特開昭59−66959号公報の水
平連続鋳造装置は、ノズルおよびノズルとモールドとの
境界面の少くとも一部を覆う密閉覆い部を備える装置、
ならびにノズルと境界面を覆ってガスシールするための
不活性ガス注入装置を有している。この装置では、ノズ
ルとモールドの入口付近において、注入された不活性ガ
スにより高温の溶融金属に大気が触れないようにする。
平連続鋳造装置は、ノズルおよびノズルとモールドとの
境界面の少くとも一部を覆う密閉覆い部を備える装置、
ならびにノズルと境界面を覆ってガスシールするための
不活性ガス注入装置を有している。この装置では、ノズ
ルとモールドの入口付近において、注入された不活性ガ
スにより高温の溶融金属に大気が触れないようにする。
【0008】ところで、ノズル、ブレークリングあるい
はモールドの交換、保守などを容易とするために、タン
ディッシュおよびモールドのうちの一方を可動、他方を
固定とした水平連続鋳造装置がある。このような装置で
は、可動側が油圧シリンダなどにより前進駆動されて固
定側に接続される。たとえば、特開昭53−88630
号公報で開示された水平連続鋳造装置では、タンディッ
シュを載せた台車が油圧シリンダにより前進駆動されて
、タンディッシュがノズルを介してモールドに接続され
る。また、特開昭58−168457号公報で開示され
た水平連続鋳造装置では、逆にモールドを載せた台車が
油圧シリンダにより前進駆動されて、モールドがノズル
を介してタンディッシュに接続される。
はモールドの交換、保守などを容易とするために、タン
ディッシュおよびモールドのうちの一方を可動、他方を
固定とした水平連続鋳造装置がある。このような装置で
は、可動側が油圧シリンダなどにより前進駆動されて固
定側に接続される。たとえば、特開昭53−88630
号公報で開示された水平連続鋳造装置では、タンディッ
シュを載せた台車が油圧シリンダにより前進駆動されて
、タンディッシュがノズルを介してモールドに接続され
る。また、特開昭58−168457号公報で開示され
た水平連続鋳造装置では、逆にモールドを載せた台車が
油圧シリンダにより前進駆動されて、モールドがノズル
を介してタンディッシュに接続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の水平連続鋳
造装置は、いずれもモールド入口付近のシールはなされ
ていないので、前述のようにモールド内へ空気が侵入し
、鋳造欠陥を発生するという問題がある。また、モール
ド入口付近のシール装置を備えた前記従来の水平連続鋳
造装置では、タンディッシュまたは溶鋼溜、ノズルおよ
びモールドが一体となっている。シール装置は、互いに
固定された接合部をシールする構造となっている。した
がって、このようなシール装置をタンディッシュおよび
モールドのうちの一方が可動となった鋳造装置に適用し
ようとすると、タンディッシュとモールドとの接続のた
びにシール装置を鋳造装置に組み込まなければならず、
多くの労力や時間を要する。
造装置は、いずれもモールド入口付近のシールはなされ
ていないので、前述のようにモールド内へ空気が侵入し
、鋳造欠陥を発生するという問題がある。また、モール
ド入口付近のシール装置を備えた前記従来の水平連続鋳
造装置では、タンディッシュまたは溶鋼溜、ノズルおよ
びモールドが一体となっている。シール装置は、互いに
固定された接合部をシールする構造となっている。した
がって、このようなシール装置をタンディッシュおよび
モールドのうちの一方が可動となった鋳造装置に適用し
ようとすると、タンディッシュとモールドとの接続のた
びにシール装置を鋳造装置に組み込まなければならず、
多くの労力や時間を要する。
【0010】そこで、この発明は、水平連続鋳造におい
て、モールド入口付近の空気のモールド内への侵入を防
止し、鋳片のブローホールなど鋳造欠陥の発生を防止す
ること、及びタンディッシュ及びモールドのうちの一方
が可動となっている水平連続鋳造装置において、タンデ
ィッシュとモールドとの接続と同時にモールド入側をシ
ールすることを目的とする。
て、モールド入口付近の空気のモールド内への侵入を防
止し、鋳片のブローホールなど鋳造欠陥の発生を防止す
ること、及びタンディッシュ及びモールドのうちの一方
が可動となっている水平連続鋳造装置において、タンデ
ィッシュとモールドとの接続と同時にモールド入側をシ
ールすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の水平連続鋳造
方法は、タンディッシュとモールドとがノズルおよびブ
レークリングを介して連結される水平連続鋳造装置を用
いた鋳造において、上記ノズルおよびブレークリングの
外周を囲む遮蔽手段を設け、該遮蔽手段の内側を減圧し
鋳造することを特徴とする。
方法は、タンディッシュとモールドとがノズルおよびブ
レークリングを介して連結される水平連続鋳造装置を用
いた鋳造において、上記ノズルおよびブレークリングの
外周を囲む遮蔽手段を設け、該遮蔽手段の内側を減圧し
鋳造することを特徴とする。
【0012】この発明の連続鋳造装置は、タンディッシ
ュおよびモールドのうちの一方が可動であり、他方が固
定され、可動側が前進駆動されてタンディッシュとモー
ルドとがノズルおよびブレークリングを介して連結され
る水平連続鋳造装置において、前記ノズルおよびブレー
クリングの外周を囲む遮蔽手段、該遮蔽手段の内側に通
じるガス吸引孔および該ガス吸引孔と接続して設けられ
た減圧装置を有し、前記遮蔽手段が環状の周壁および該
周壁の前端が接触する環状ガスケットからなり、該周壁
および該環状ガスケットの一方が可動側に、他方が固定
側にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
ュおよびモールドのうちの一方が可動であり、他方が固
定され、可動側が前進駆動されてタンディッシュとモー
ルドとがノズルおよびブレークリングを介して連結され
る水平連続鋳造装置において、前記ノズルおよびブレー
クリングの外周を囲む遮蔽手段、該遮蔽手段の内側に通
じるガス吸引孔および該ガス吸引孔と接続して設けられ
た減圧装置を有し、前記遮蔽手段が環状の周壁および該
周壁の前端が接触する環状ガスケットからなり、該周壁
および該環状ガスケットの一方が可動側に、他方が固定
側にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
【0013】タンディッシュノズル、スライディングノ
ズル、フィードノズルなど複数のノズルを備えた鋳造装
置では、これらすべてのノズルを遮蔽手段で取り囲むよ
うにしてもよいが、一部のノズルを取り囲むようにして
もよい。後者の場合、少くともブレークリングに接する
ノズル(たとえばフィードノズル)は取り囲むようにす
る。
ズル、フィードノズルなど複数のノズルを備えた鋳造装
置では、これらすべてのノズルを遮蔽手段で取り囲むよ
うにしてもよいが、一部のノズルを取り囲むようにして
もよい。後者の場合、少くともブレークリングに接する
ノズル(たとえばフィードノズル)は取り囲むようにす
る。
【0014】周壁は鋼板など金属板で作る。周壁の高さ
は、タンディッシュにモールドを接続した際に、周壁の
先端が環状ガスケットに接して遮蔽手段内の気密を保持
できるような寸法とする。周壁および環状ガスケットは
可動側または固定側に設けられるが、たとえばタンディ
ッシュの鉄皮、スライディングノズルのフレーム、モー
ルドのフレームなどに取り付けられる。
は、タンディッシュにモールドを接続した際に、周壁の
先端が環状ガスケットに接して遮蔽手段内の気密を保持
できるような寸法とする。周壁および環状ガスケットは
可動側または固定側に設けられるが、たとえばタンディ
ッシュの鉄皮、スライディングノズルのフレーム、モー
ルドのフレームなどに取り付けられる。
【0015】環状ガスケットは、カオウール、シリコン
ゴムなど比較的柔軟で、耐熱性を有する材料のガスケッ
トとする。周壁の前端と環状ガスケットとは相対的に進
退するので、シールを確実にするためにガスケットの厚
みはたとえば20〜30mm程度と厚くすることが望ま
しい。環状ガスケットを可動側または固定側に取り付け
るには、フレームなどにガスケット溝を設ける。
ゴムなど比較的柔軟で、耐熱性を有する材料のガスケッ
トとする。周壁の前端と環状ガスケットとは相対的に進
退するので、シールを確実にするためにガスケットの厚
みはたとえば20〜30mm程度と厚くすることが望ま
しい。環状ガスケットを可動側または固定側に取り付け
るには、フレームなどにガスケット溝を設ける。
【0016】遮蔽手段の内側を減圧するには、遮蔽手段
を構成する周壁の一部に周壁内側に通じるガス吸引孔を
設け、これにガス吸引管を接続または貫通する。遮蔽手
段内側の圧力は、50Torr以下が好ましい。ガス吸
引管はガス吸引装置に接続される。ガス吸引装置は、た
とえば真空ポンプ、流量調整弁などの通常の装置、部材
で構成される。
を構成する周壁の一部に周壁内側に通じるガス吸引孔を
設け、これにガス吸引管を接続または貫通する。遮蔽手
段内側の圧力は、50Torr以下が好ましい。ガス吸
引管はガス吸引装置に接続される。ガス吸引装置は、た
とえば真空ポンプ、流量調整弁などの通常の装置、部材
で構成される。
【0017】
【作用】タンディッシュにモールドを接続すると、周壁
の先端が環状ガスケットに接し、遮蔽手段内の気密が自
動的に保持される。また、遮蔽手段の内側を減圧するこ
とによって、該内側の空気のモールドへの侵入を防止し
、鋳片のブローホールなどの鋳造欠陥の発生を防止する
。
の先端が環状ガスケットに接し、遮蔽手段内の気密が自
動的に保持される。また、遮蔽手段の内側を減圧するこ
とによって、該内側の空気のモールドへの侵入を防止し
、鋳片のブローホールなどの鋳造欠陥の発生を防止する
。
【0018】
【実施例】図1は、この発明の実施例を示しており、角
ビレットを連続鋳造するものである。なお、先に説明し
た図2に示す部材と同様の部材には同一の参照符号を付
け、その詳細な説明は省略する。
ビレットを連続鋳造するものである。なお、先に説明し
た図2に示す部材と同様の部材には同一の参照符号を付
け、その詳細な説明は省略する。
【0019】スライディングノズル13のフレーム14
の前端面に、鋼板製の周壁26が溶接により取り付けら
れている。一方、スライディングノズル13のフレーム
14に向い合ったモールド19のフレーム17に、鋼板
製の環状2重壁28が溶接により取り付けられており、
ガスケット溝29を形成している。ガスケット溝29に
は、カオウールよりなるガスケット31が挿入されてい
る。
の前端面に、鋼板製の周壁26が溶接により取り付けら
れている。一方、スライディングノズル13のフレーム
14に向い合ったモールド19のフレーム17に、鋼板
製の環状2重壁28が溶接により取り付けられており、
ガスケット溝29を形成している。ガスケット溝29に
は、カオウールよりなるガスケット31が挿入されてい
る。
【0020】また、周壁26には直角にガス吸引管33
が貫通し空隙部36に通じて設けられている。ガス吸引
管33には流量調整弁38を介して減圧装置としての真
空ポンプ35が接続されている。真空ポンプ35によっ
て、空隙部36内の圧力は50Torr以下に減圧され
る。 なお、スライディングノズル13はタンディッシュ11
に固定されている。また、フィードノズル15は保持金
具41によりモールド19側に固定されている。
が貫通し空隙部36に通じて設けられている。ガス吸引
管33には流量調整弁38を介して減圧装置としての真
空ポンプ35が接続されている。真空ポンプ35によっ
て、空隙部36内の圧力は50Torr以下に減圧され
る。 なお、スライディングノズル13はタンディッシュ11
に固定されている。また、フィードノズル15は保持金
具41によりモールド19側に固定されている。
【0021】上記のように構成された水平連続鋳造装置
において、タンディッシュ11が油圧シリンダ(図示し
ない)によって前進駆動され、スライディングノズル1
3およびフィードノズル15を介してモールド19に連
結される。また、周壁26の前端がガスケット31に接
触して、遮蔽手段25内の気密が保持される。真空ポン
プ35によって遮蔽手段25内側の空隙部36のガスを
吸引すると、空隙部36内の空気がブレークリング16
、フィードノズル15あるいはモールド19の内側に侵
入することはない。
において、タンディッシュ11が油圧シリンダ(図示し
ない)によって前進駆動され、スライディングノズル1
3およびフィードノズル15を介してモールド19に連
結される。また、周壁26の前端がガスケット31に接
触して、遮蔽手段25内の気密が保持される。真空ポン
プ35によって遮蔽手段25内側の空隙部36のガスを
吸引すると、空隙部36内の空気がブレークリング16
、フィードノズル15あるいはモールド19の内側に侵
入することはない。
【0022】上記実施例は遮蔽手段25によりフィード
ノズル15およびブレークリング16の外周を囲むもの
であったが、スライディングノズル13、フィードノズ
ル15およびブレークリング16の外周を囲むようにし
てもよい。この場合、周壁26をタンディッシュ11の
鉄皮に取り付ける。
ノズル15およびブレークリング16の外周を囲むもの
であったが、スライディングノズル13、フィードノズ
ル15およびブレークリング16の外周を囲むようにし
てもよい。この場合、周壁26をタンディッシュ11の
鉄皮に取り付ける。
【0023】また、上記実施例では周壁26をスライデ
ィングノズルのフレーム14に取り付けているが、モー
ルドのフレーム17に取り付けるようにしてもよい。こ
の場合には、環状ガスケット31は、スライディングノ
ズルのフレーム14に取り付ける。表1にSUS304
ステンレス鋼ビレット(150mm角)の水平連続鋳造
において、図1に示した装置を用い遮蔽手段の内側を減
圧した本発明例および遮蔽手段の内側を減圧しないか又
は減圧したが真空度が低かった比較例を示す。
ィングノズルのフレーム14に取り付けているが、モー
ルドのフレーム17に取り付けるようにしてもよい。こ
の場合には、環状ガスケット31は、スライディングノ
ズルのフレーム14に取り付ける。表1にSUS304
ステンレス鋼ビレット(150mm角)の水平連続鋳造
において、図1に示した装置を用い遮蔽手段の内側を減
圧した本発明例および遮蔽手段の内側を減圧しないか又
は減圧したが真空度が低かった比較例を示す。
【0024】
【表1】
【0025】
【発明の効果】この発明では、タンディッシュにモール
ドを接続すると、周壁の先端が環状ガスケットに接して
遮蔽手段内の気密が自動的に保持される。したがって、
モールド入側をシールするための作業を必要としない。 また、遮蔽手段の内側の空隙部は減圧されており、遮蔽
手段内の空気がモールド内に侵入することはないので、
鋳片にブローホールなどの鋳造欠陥を生じることはない
。したがって、鋳片品質および歩留りが向上し、またき
ず取り作業の省略を図ることができる。さらに、装置の
構造は簡単であり、既存の設備にも容易にこの発明を実
施することができる。
ドを接続すると、周壁の先端が環状ガスケットに接して
遮蔽手段内の気密が自動的に保持される。したがって、
モールド入側をシールするための作業を必要としない。 また、遮蔽手段の内側の空隙部は減圧されており、遮蔽
手段内の空気がモールド内に侵入することはないので、
鋳片にブローホールなどの鋳造欠陥を生じることはない
。したがって、鋳片品質および歩留りが向上し、またき
ず取り作業の省略を図ることができる。さらに、装置の
構造は簡単であり、既存の設備にも容易にこの発明を実
施することができる。
【図1】この発明の実施例を示すもので、モールド入側
周辺を遮蔽手段とともに示す縦断面図である。
周辺を遮蔽手段とともに示す縦断面図である。
【図2】この発明が実施される一般的な水平連続鋳造装
置の一例を示す縦断面図である。
置の一例を示す縦断面図である。
11 タンディッシュ
12 タンディッシュノズル
13 スライディングノズル
15 フィードノズル
16 ブレークリング
17 フレーム
18 モールド
19 上流側モールド
21 下流側モールド
25 遮蔽手段
26 周壁
29 ガスケット溝
31 環状ガスケット
33 ガス吸引管
35 ガス吸引装置
C 鋳片
M 溶湯
S 凝固殻
W 冷却水
36 空隙部
38 流量調整弁
Claims (2)
- 【請求項1】 タンディッシュとモールドとがノズル
およびブレークリングを介して連結される水平連続鋳造
装置を用いた鋳造において、前記ノズルおよびブレーク
リングの外周を囲む遮蔽手段を設け、該遮蔽手段の内側
を減圧して鋳造することを特徴とする水平連続鋳造方法
。 - 【請求項2】 タンディッシュおよびモールドのうち
の一方が可動であり、他方が固定され、可動側が前進駆
動されてタンディッシュとモールドとがノズルおよびブ
レークリングを介して連結される水平連続鋳造装置にお
いて、前記ノズルおよびブレークリングの外周を囲む遮
蔽手段、該遮蔽手段の内側に通じるガス吸引孔およびガ
ス吸引孔と接続して設けられた減圧装置を有し、前記遮
蔽手段が環状の周壁および該周壁の前端が接触する環状
ガスケットからなり、該周壁および該環状ガスケットの
一方が可動側に、他方が固定側にそれぞれ設けられてい
ることを特徴とする水平連続鋳造装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3033177A JPH04274847A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 水平連続鋳造方法及び装置 |
PCT/JP1991/000613 WO1991017007A1 (en) | 1990-05-09 | 1991-05-09 | Horizontal continuous casting method and apparatus therefor |
KR1019920700030A KR960002402B1 (ko) | 1990-05-09 | 1991-05-09 | 수평 연속 주조 방법 및 장치 |
EP19910908861 EP0482214A4 (en) | 1990-05-09 | 1991-05-09 | Horizontal continuous casting method and apparatus therefor |
CN 91103180 CN1020336C (zh) | 1990-05-09 | 1991-05-09 | 水平连续铸造方法及其装置 |
US08/226,370 US5458183A (en) | 1990-05-09 | 1994-04-12 | Horizontal continuous casting method and apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3033177A JPH04274847A (ja) | 1991-02-27 | 1991-02-27 | 水平連続鋳造方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04274847A true JPH04274847A (ja) | 1992-09-30 |
Family
ID=12379239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3033177A Withdrawn JPH04274847A (ja) | 1990-05-09 | 1991-02-27 | 水平連続鋳造方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04274847A (ja) |
-
1991
- 1991-02-27 JP JP3033177A patent/JPH04274847A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19980514 |