JPH05185191A - タンディッシュから鋳型への注湯方法および注湯ノズル構造 - Google Patents
タンディッシュから鋳型への注湯方法および注湯ノズル構造Info
- Publication number
- JPH05185191A JPH05185191A JP328192A JP328192A JPH05185191A JP H05185191 A JPH05185191 A JP H05185191A JP 328192 A JP328192 A JP 328192A JP 328192 A JP328192 A JP 328192A JP H05185191 A JPH05185191 A JP H05185191A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- tundish
- pouring
- ring
- molten metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Continuous Casting (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 浸漬ノズルを交換可能に設ける一方で、上ノ
ズルと浸漬ノズルとの接合部より空気あるいはシールド
ガスなどを吸い込むことのないタンディッシュから鋳型
への注湯方法を提供する。 【構成】 連続鋳造装置のタンディッシュ１の上ノズル
２の下端と、この下端に着脱可能に設けられる浸漬ノズ
ル４との間に２個のリング状耐火性パッキン８，９を介
在せしめ、前記ノズル２，４の接合端面間と２個のリン
グ状耐火性パッキン８，９とにより吸引空間10を形成せ
しめる一方、浸漬ノズル４に吸引空間10に連通する吸引
孔７を設け、吸引空間10内の圧力を、注湯時のノズル内
圧力と同等かあるいは負圧に制御して注湯する。
ズルと浸漬ノズルとの接合部より空気あるいはシールド
ガスなどを吸い込むことのないタンディッシュから鋳型
への注湯方法を提供する。 【構成】 連続鋳造装置のタンディッシュ１の上ノズル
２の下端と、この下端に着脱可能に設けられる浸漬ノズ
ル４との間に２個のリング状耐火性パッキン８，９を介
在せしめ、前記ノズル２，４の接合端面間と２個のリン
グ状耐火性パッキン８，９とにより吸引空間10を形成せ
しめる一方、浸漬ノズル４に吸引空間10に連通する吸引
孔７を設け、吸引空間10内の圧力を、注湯時のノズル内
圧力と同等かあるいは負圧に制御して注湯する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造におけるタン
ディッシュから鋳型への注湯方法および注湯ノズル構造
に関するものである。
ディッシュから鋳型への注湯方法および注湯ノズル構造
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】鋼の
連続鋳造においては、タンディッシュから鋳型へ溶鋼を
注湯するのに、例えば、図２に示すような、タンディッ
シュ21の底部に注湯口として設けられた上ノズル22の下
端にスライディングノズル23を設け、このスライディン
グノズル23の下に整流ノズル24を介して浸漬ノズル25を
着脱可能に設けた構成の注湯ノズル構造が採用されてい
る。
連続鋳造においては、タンディッシュから鋳型へ溶鋼を
注湯するのに、例えば、図２に示すような、タンディッ
シュ21の底部に注湯口として設けられた上ノズル22の下
端にスライディングノズル23を設け、このスライディン
グノズル23の下に整流ノズル24を介して浸漬ノズル25を
着脱可能に設けた構成の注湯ノズル構造が採用されてい
る。
【０００３】このノズル構造を備えるタンディッシュ21
を用いて鋳型Ｍへ溶鋼を注湯する場合、通常、注湯中は
タンディッシュ21から鋳型Ｍ間のノズル内が負圧になる
ため、スライディングノズル23のスライドプレート26の
摺動面、スライディングノズル23の下プレート27と整流
ノズル24の間、整流ノズル24と浸漬ノズル25の間などの
接合部より、空気またはその外周にシールを設けた場合
はアルゴン(Ar)などのシールドガスが吸い込まれる。
を用いて鋳型Ｍへ溶鋼を注湯する場合、通常、注湯中は
タンディッシュ21から鋳型Ｍ間のノズル内が負圧になる
ため、スライディングノズル23のスライドプレート26の
摺動面、スライディングノズル23の下プレート27と整流
ノズル24の間、整流ノズル24と浸漬ノズル25の間などの
接合部より、空気またはその外周にシールを設けた場合
はアルゴン(Ar)などのシールドガスが吸い込まれる。
【０００４】このように空気やシールドガスを吸い込む
と、鋳造された鋳片内部にピンホールなどの欠陥が発生
し鋳片品質の問題となる。また空気の場合は、溶鋼の再
酸化、あるいはアルミナ(Al2O3) 生成によるノズル閉
塞、特にカルシュウム(Ca)処理された溶鋼をビレット連
鋳する場合には、Ca処理により形態制御された Al2O3−
CaO 系介在物が組成変化し、介在物付着によるノズル閉
塞の可能性が高くなるなどの問題が起こる。
と、鋳造された鋳片内部にピンホールなどの欠陥が発生
し鋳片品質の問題となる。また空気の場合は、溶鋼の再
酸化、あるいはアルミナ(Al2O3) 生成によるノズル閉
塞、特にカルシュウム(Ca)処理された溶鋼をビレット連
鋳する場合には、Ca処理により形態制御された Al2O3−
CaO 系介在物が組成変化し、介在物付着によるノズル閉
塞の可能性が高くなるなどの問題が起こる。
【０００５】一方、上記の如き問題を起こさないように
するため、図３に示すような、タンディッシュ31の底部
に上ノズルと浸漬ノズルが一体に形成された所謂一体型
ノズル32を設けた構成の注湯ノズル構造も採用されてい
る。このノズル構造の場合は、タンディッシュ31の外側
に設けた昇降装置33を介してストッパ34が設けられ、こ
のストッパ34の先端と一体型ノズル32の注湯口との間隔
を調整することにより流量が制御される。
するため、図３に示すような、タンディッシュ31の底部
に上ノズルと浸漬ノズルが一体に形成された所謂一体型
ノズル32を設けた構成の注湯ノズル構造も採用されてい
る。このノズル構造の場合は、タンディッシュ31の外側
に設けた昇降装置33を介してストッパ34が設けられ、こ
のストッパ34の先端と一体型ノズル32の注湯口との間隔
を調整することにより流量が制御される。
【０００６】上記一体型ノズル32を用いた注湯ノズル構
造では、接合部がないため空気の吸い込みがなく、ピン
ホールなどの欠陥の発生、溶鋼の再酸化およびノズル閉
塞の問題が改善されるが、タンディッシュ寿命に比べて
ノズル寿命が短いにもかかわらずノズル交換が不可能な
ことから、タンディッシュ当たりのチャージ数はノズル
寿命により決まってしまい、連続連続鋳造（一般に連々
鋳と称する）が困難になるとともに、タンディッシュ当
たりのチャージ数を延ばすことが難しく鋳造コストが高
くなる問題がある。
造では、接合部がないため空気の吸い込みがなく、ピン
ホールなどの欠陥の発生、溶鋼の再酸化およびノズル閉
塞の問題が改善されるが、タンディッシュ寿命に比べて
ノズル寿命が短いにもかかわらずノズル交換が不可能な
ことから、タンディッシュ当たりのチャージ数はノズル
寿命により決まってしまい、連続連続鋳造（一般に連々
鋳と称する）が困難になるとともに、タンディッシュ当
たりのチャージ数を延ばすことが難しく鋳造コストが高
くなる問題がある。
【０００７】本発明は、上記の如き事情に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、ノズル交換を可能にする
一方でノズルの接合部より空気あるいはシールドガスな
どを吸い込むことのないタンディッシュから鋳型への注
湯方法および注湯ノズル構造を提供するものである。
たものであって、その目的は、ノズル交換を可能にする
一方でノズルの接合部より空気あるいはシールドガスな
どを吸い込むことのないタンディッシュから鋳型への注
湯方法および注湯ノズル構造を提供するものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のタンディッシュから鋳型への注湯方法
は、連続鋳造装置のタンディッシュの上ノズルの下端に
浸漬ノズルを着脱可能に設けてタンディッシュ内の溶湯
を鋳型へ注湯する方法において、上ノズルと浸漬ノズル
の接合面間にリング状の空間を形成せしめるとともに、
このリング状の空間内の圧力を、注湯時のノズル内圧力
と同等かあるいは負圧に制御して注湯するものである。
めに、本発明のタンディッシュから鋳型への注湯方法
は、連続鋳造装置のタンディッシュの上ノズルの下端に
浸漬ノズルを着脱可能に設けてタンディッシュ内の溶湯
を鋳型へ注湯する方法において、上ノズルと浸漬ノズル
の接合面間にリング状の空間を形成せしめるとともに、
このリング状の空間内の圧力を、注湯時のノズル内圧力
と同等かあるいは負圧に制御して注湯するものである。
【０００９】また、本発明の注湯ノズル構造は、連続鋳
造装置のタンディッシュの上ノズルの下端と、この下端
に着脱可能に設けられる浸漬ノズルとの間に２個のリン
グ状耐火性パッキンを介在せしめ、前記ノズルの接合端
面間と２個のリング状耐火性パッキンとによりリング状
空間を形成せしめる一方、上ノズルまたは浸漬ノズルの
少なくともいずれか一方に前記リング状空間に連通する
吸引孔を設けたものである。
造装置のタンディッシュの上ノズルの下端と、この下端
に着脱可能に設けられる浸漬ノズルとの間に２個のリン
グ状耐火性パッキンを介在せしめ、前記ノズルの接合端
面間と２個のリング状耐火性パッキンとによりリング状
空間を形成せしめる一方、上ノズルまたは浸漬ノズルの
少なくともいずれか一方に前記リング状空間に連通する
吸引孔を設けたものである。
【００１０】
【作用】本発明では、上ノズルと浸漬ノズルの接合面間
にリング状の空間を形成せしめ、このリング状の空間内
の圧力を、注湯時のノズル内圧力と同等かあるいは負圧
に制御して注湯するので、接合面の外周側から侵入する
空気あるいはシールドガスなどは前記リング状の空間か
ら吸引されて引き出され、溶鋼の流れるノズル内まで侵
入することがなく、ピンホールなどの欠陥の発生、溶鋼
の再酸化およびノズル閉塞の問題が改善される。
にリング状の空間を形成せしめ、このリング状の空間内
の圧力を、注湯時のノズル内圧力と同等かあるいは負圧
に制御して注湯するので、接合面の外周側から侵入する
空気あるいはシールドガスなどは前記リング状の空間か
ら吸引されて引き出され、溶鋼の流れるノズル内まで侵
入することがなく、ピンホールなどの欠陥の発生、溶鋼
の再酸化およびノズル閉塞の問題が改善される。
【００１１】また、ノズル構造は、上ノズルに浸漬ノズ
ルを着脱可能に接合して設ける構造であるから、浸漬ノ
ズルが寿命に達した時は迅速にノズル交換が行えるの
で、連々鋳が行えタンディッシュ当たりのチャージ数を
延ばすことができる。
ルを着脱可能に接合して設ける構造であるから、浸漬ノ
ズルが寿命に達した時は迅速にノズル交換が行えるの
で、連々鋳が行えタンディッシュ当たりのチャージ数を
延ばすことができる。
【００１２】また、本発明者等がベルヌーイの式を基に
試算した結果によれば、ノズル内の負圧は、鋳造速度な
どの鋳造条件および圧力損失の取り方により多少相違す
るが、通常の鋳造速度（ 1.0〜2.5m／分）の場合、0.99
〜 0.60bar程度の負圧であった。このことから、リング
状の空間内の圧力は、前記負圧内で吸引制御すればよい
が、より好ましくは0.70〜0.50bar 内の一定負圧で吸引
してもよい。この場合制御が不要な上、ノズル接合面の
外周側から侵入する空気あるいはシールドガスなどを前
記リング状の空間から確実に吸引して引き出すことがで
きる。
試算した結果によれば、ノズル内の負圧は、鋳造速度な
どの鋳造条件および圧力損失の取り方により多少相違す
るが、通常の鋳造速度（ 1.0〜2.5m／分）の場合、0.99
〜 0.60bar程度の負圧であった。このことから、リング
状の空間内の圧力は、前記負圧内で吸引制御すればよい
が、より好ましくは0.70〜0.50bar 内の一定負圧で吸引
してもよい。この場合制御が不要な上、ノズル接合面の
外周側から侵入する空気あるいはシールドガスなどを前
記リング状の空間から確実に吸引して引き出すことがで
きる。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を基に説明す
る。図１は、本発明に係わるタンディッシュから鋳型へ
の注湯ノズル構造の要部を拡大して示す断面説明図であ
って、ａは正面図、ｂはａの側面図である。
る。図１は、本発明に係わるタンディッシュから鋳型へ
の注湯ノズル構造の要部を拡大して示す断面説明図であ
って、ａは正面図、ｂはａの側面図である。
【００１４】図において、１はタンディッシュであっ
て、従来より使用されている構造のものが用いられる。
て、従来より使用されている構造のものが用いられる。
【００１５】２はタンディッシュ１の底部に装着された
上ノズルであって、下端面が凸部３によって２段に形成
されている。
上ノズルであって、下端面が凸部３によって２段に形成
されている。
【００１６】４は浸漬ノズルであって、上部５がフラン
ジ状に形成されるとともに、その上端面が凹部６によっ
て２段に形成され且つ段部の壁部には吸引孔７が形成さ
れている。そして本例では、この浸漬ノズル４の凹部６
に前記上ノズルの凸部３を遊嵌させるとともに、２段の
それぞれの接合面間にはリング状の耐火性パッキン８，
９を設け、これらパッキン８と９および凸部３と凹部６
の対向面間に吸引空間10が形成されるように構成されて
いる。また吸引孔７には図外の真空ポンプに接続された
吸引管11が接続されている。
ジ状に形成されるとともに、その上端面が凹部６によっ
て２段に形成され且つ段部の壁部には吸引孔７が形成さ
れている。そして本例では、この浸漬ノズル４の凹部６
に前記上ノズルの凸部３を遊嵌させるとともに、２段の
それぞれの接合面間にはリング状の耐火性パッキン８，
９を設け、これらパッキン８と９および凸部３と凹部６
の対向面間に吸引空間10が形成されるように構成されて
いる。また吸引孔７には図外の真空ポンプに接続された
吸引管11が接続されている。
【００１７】12は浸漬ノズル４の保持装置であって、タ
ンディッシュ１の鉄皮13の外底部に設けられた昇降シリ
ンダ14と、そのロッド15に設けた圧着アーム16と、この
圧着アーム16上に着脱可能に設けられた押さえ金具17と
で構成され、前記押さえ金具17の中央部の穴に浸漬ノズ
ル４のフランジ状上部５を載置して圧着アーム16に装着
するとともに、昇降シリンダ14を昇降作動させて浸漬ノ
ズル４の上端面を上ノズル２の下端面に押圧状態に設け
るものである。
ンディッシュ１の鉄皮13の外底部に設けられた昇降シリ
ンダ14と、そのロッド15に設けた圧着アーム16と、この
圧着アーム16上に着脱可能に設けられた押さえ金具17と
で構成され、前記押さえ金具17の中央部の穴に浸漬ノズ
ル４のフランジ状上部５を載置して圧着アーム16に装着
するとともに、昇降シリンダ14を昇降作動させて浸漬ノ
ズル４の上端面を上ノズル２の下端面に押圧状態に設け
るものである。
【００１８】なお、図中、18は上ノズル２に対向して設
けられたストッパである。
けられたストッパである。
【００１９】上記の如き注湯ノズル構造を備えるタンデ
ィッシュ１を用い、タンディッシュ１内の溶鋼をノズル
接合部から0.70m に維持するように図外の取鍋から注湯
する一方、鋳型Ｍ内の溶鋼をノズル接合部から0.55m の
位置にメニスカスを維持するように鋳造速度1.8m／分で
引き抜き、また鋳造中、浸漬ノズル４の吸引空間10内を
0.5barの負圧に保持した。
ィッシュ１を用い、タンディッシュ１内の溶鋼をノズル
接合部から0.70m に維持するように図外の取鍋から注湯
する一方、鋳型Ｍ内の溶鋼をノズル接合部から0.55m の
位置にメニスカスを維持するように鋳造速度1.8m／分で
引き抜き、また鋳造中、浸漬ノズル４の吸引空間10内を
0.5barの負圧に保持した。
【００２０】このような条件の下で鋳造した結果、鋳造
途中で浸漬ノズル４の交換が容易に行え、従来のスライ
ディングノズル構造の場合と同様に連々鋳が可能になり
タンディッシュ１のチャージ数を上げることができた。
また鋳造中はノズル閉塞を起こすような懸念もなく順調
に鋼の連々鋳ができた。一方、得られた鋳片にはピンホ
ールなどの欠陥は認められなかった。
途中で浸漬ノズル４の交換が容易に行え、従来のスライ
ディングノズル構造の場合と同様に連々鋳が可能になり
タンディッシュ１のチャージ数を上げることができた。
また鋳造中はノズル閉塞を起こすような懸念もなく順調
に鋼の連々鋳ができた。一方、得られた鋳片にはピンホ
ールなどの欠陥は認められなかった。
【００２１】なお、上記実施例においては、上ノズル２
と浸漬ノズル４との間の吸引空間10を、上ノズル２の凸
部３と浸漬ノズル４の凹部６を遊嵌させその対向面間に
形成した例を説明したが、本発明はこの例に限定される
ものではなく、接合面が平坦であってもよいし、または
上ノズル２と浸漬ノズル４のいずれか一方あるいは両方
に吸引空間10を構成するためのリング状の溝を形成して
もよい。
と浸漬ノズル４との間の吸引空間10を、上ノズル２の凸
部３と浸漬ノズル４の凹部６を遊嵌させその対向面間に
形成した例を説明したが、本発明はこの例に限定される
ものではなく、接合面が平坦であってもよいし、または
上ノズル２と浸漬ノズル４のいずれか一方あるいは両方
に吸引空間10を構成するためのリング状の溝を形成して
もよい。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鋳造途中で浸漬ノズルの交換ができ、連々鋳が可能にな
るとともにタンディッシュ当たりのチャージ数を上げる
ことができる。その上、ノズル接合部からの空気あるい
はシールドガスなどの吸い込みが無いので、ノズル閉塞
を懸念することなく連々中が行え且つ鋳片のピンポール
などの発生が低減できる。
鋳造途中で浸漬ノズルの交換ができ、連々鋳が可能にな
るとともにタンディッシュ当たりのチャージ数を上げる
ことができる。その上、ノズル接合部からの空気あるい
はシールドガスなどの吸い込みが無いので、ノズル閉塞
を懸念することなく連々中が行え且つ鋳片のピンポール
などの発生が低減できる。
【図１】本発明に係わるタンディッシュから鋳型への注
湯ノズル構造の要部を拡大して示す断面説明図であっ
て、ａは正面図、ｂはａの側面図である。
湯ノズル構造の要部を拡大して示す断面説明図であっ
て、ａは正面図、ｂはａの側面図である。
【図２】従来のタンディッシュから鋳型への注湯ノズル
構造の断面説明図である。
構造の断面説明図である。
【図３】従来のタンディッシュから鋳型への注湯ノズル
構造の断面説明図である。
構造の断面説明図である。
１：タンディッシュ ２：上ノズル
３：凸部 ４：浸漬ノズル ５：浸漬ノズルの上部
６：凹部 ７：吸引孔 ８，９：リング状の耐火性パ
ッキン 10：吸引空間 11：吸引管 1
2：保持装置 13：鉄皮 14：昇降シリンダ 1
5：ロッド 16：圧着アーム 17：押さえ金具
３：凸部 ４：浸漬ノズル ５：浸漬ノズルの上部
６：凹部 ７：吸引孔 ８，９：リング状の耐火性パ
ッキン 10：吸引空間 11：吸引管 1
2：保持装置 13：鉄皮 14：昇降シリンダ 1
5：ロッド 16：圧着アーム 17：押さえ金具
Claims (2)
- 【請求項１】 連続鋳造装置のタンディッシュの上ノズ
ルの下端に浸漬ノズルを着脱可能に設けてタンディッシ
ュ内の溶湯を鋳型へ注湯する方法において、上ノズルと
浸漬ノズルの接合面間にリング状の空間を形成せしめる
とともに、このリング状の空間内の圧力を、注湯時のノ
ズル内圧力と同等かあるいは負圧に制御して注湯するこ
とを特徴とするタンディッシュから鋳型への注湯方法。 - 【請求項２】 連続鋳造装置のタンディッシュの上ノズ
ルの下端と、この下端に着脱可能に設けられる浸漬ノズ
ルとの間に２個のリング状耐火性パッキンを介在せし
め、前記ノズルの接合端面間と２個のリング状耐火性パ
ッキンとによりリング状空間を形成せしめる一方、上ノ
ズルまたは浸漬ノズルの少なくともいずれか一方に前記
リング状空間に連通する吸引孔を設けたことを特徴とす
るタンディッシュから鋳型への注湯ノズル構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP328192A JPH05185191A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | タンディッシュから鋳型への注湯方法および注湯ノズル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP328192A JPH05185191A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | タンディッシュから鋳型への注湯方法および注湯ノズル構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05185191A true JPH05185191A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11553035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP328192A Withdrawn JPH05185191A (ja) | 1992-01-10 | 1992-01-10 | タンディッシュから鋳型への注湯方法および注湯ノズル構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05185191A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012526659A (ja) * | 2009-05-12 | 2012-11-01 | ヘレーウス エレクトロ−ナイト インターナシヨナル エヌ ヴイ | 溶湯容器内で使用する鋳込み用ノズル |
| KR101482421B1 (ko) * | 2013-07-17 | 2015-01-13 | 주식회사 포스코 | 누강 차단씰 |
| JP2015157310A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 新日鐵住金株式会社 | 耐火物接合面のシール方法 |
-
1992
- 1992-01-10 JP JP328192A patent/JPH05185191A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012526659A (ja) * | 2009-05-12 | 2012-11-01 | ヘレーウス エレクトロ−ナイト インターナシヨナル エヌ ヴイ | 溶湯容器内で使用する鋳込み用ノズル |
| KR101482421B1 (ko) * | 2013-07-17 | 2015-01-13 | 주식회사 포스코 | 누강 차단씰 |
| JP2015157310A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 新日鐵住金株式会社 | 耐火物接合面のシール方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0321808Y2 (ja) | ||
| CN111136256A (zh) | 一种钢水连铸用设备及连铸方法 | |
| GB2014071A (en) | Continuous casting of steel | |
| JPH05185191A (ja) | タンディッシュから鋳型への注湯方法および注湯ノズル構造 | |
| SE8702850L (sv) | Eldfast kanalforbindning for overforande av stalsmelta i en gjuthjulstrenggjutmaskin | |
| JPH09308950A (ja) | 連続鋳造用ロングノズル | |
| JPS59225862A (ja) | 連続鋳造用浸漬ノズル | |
| JP3408127B2 (ja) | 連続鋳造用タンディッシュ及びその製造方法 | |
| JPH04270037A (ja) | 連続鋳造用ノズル | |
| JPH01309768A (ja) | 溶鋼の無酸化連続鋳造方法および無酸化鋳込装置 | |
| EP1263542B1 (en) | Grooved refractory pouring tube for metallurgical casting, assembly of refractory components and casting installation | |
| JPS6027580Y2 (ja) | 連続鋳造用タンデイツシユのシ−ル管 | |
| EP0073573A1 (en) | Controlled transfer of molten metal | |
| JPH1190592A (ja) | 連続鋳造用取鍋の下部ノズル | |
| CN213224227U (zh) | 一种防氧化保护的喷带装置 | |
| JPS5910448A (ja) | 連続鋳造における鋳型への給湯方法 | |
| JPH0718464Y2 (ja) | 差圧鋳造装置 | |
| SU1632616A1 (ru) | Устройство дл защиты струи металла инертным газом | |
| JPH03291150A (ja) | 連続鋳造の鋳込み方法および鋳込み装置 | |
| JPH0819839A (ja) | 連続鋳造用スライドバルブ装置 | |
| KR200288310Y1 (ko) | 용강 주조용 노즐장치 | |
| JP4421136B2 (ja) | 連続鋳造方法 | |
| JPH06226423A (ja) | 通気性鋳型による薄肉鋳物の製造方法 | |
| JP2000102858A (ja) | タンディッシュ・ノズルの開口方法 | |
| JPH03221248A (ja) | 溶湯ノズルのシール方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990408 |