JPH04274444A - 静電荷像現像剤及び画像形成方法 - Google Patents

静電荷像現像剤及び画像形成方法

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JPH04274444A
JPH04274444A JP3057630A JP5763091A JPH04274444A JP H04274444 A JPH04274444 A JP H04274444A JP 3057630 A JP3057630 A JP 3057630A JP 5763091 A JP5763091 A JP 5763091A JP H04274444 A JPH04274444 A JP H04274444A
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晃一 冨山
Tsutomu Kukimoto
久木元 力
Masakichi Kato
政吉 加藤
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寛 遊佐
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真,静電記録,
静電印刷の如き画像形成方法に於ける静電荷像を可視化
するための、静電荷像現像剤及び画像形成方法に関する
【0002】さらに詳しくは、静電荷像保持体と転写手
段とが当接された転写工程を有する電子写真法に用いら
れる静電荷像現像剤及び画像形成方法に関する。
【0003】
【従来の技術】静電荷像保持体表面に形成した可転写の
トナー像を、紙を主とするシート状の転写材に静電的に
転写する工程を含む画像形成装置において、回転円筒状
、無端ベルト状など無端状に走行する静電荷像保持体を
使用し、バイアスを印加した転写装置をこれに圧接して
これら両者間に転写材を通過させて、静電荷像保持体側
のトナー像を転写材に転写するように構成したもの、例
えば、特開昭59−46664号公報の如き装置が既に
提案されている。
【0004】このような装置は、従来から広く実用され
ているコロナ放電を利用した転写手段に比して、転写ロ
ーラーの静電荷像保持体への圧接力を調整することによ
って転写材の像保持体への吸着領域を拡大することがで
き、転写材を転写部位において積極的に押圧支持するの
で、転写材搬送手段による同期不良や転写材に存在する
ループ、カールなどによる転写ずれを生ずるおそれが少
なく、近来におけるこの種画像形成装置の小型化に伴う
転写材搬送路の短縮化、像保持体の小径化などの要請に
も対応しやすいが、反面、当接により転写を行う装置に
於いては、当接部位より転写電流が供給される為、ある
程度の圧力を転写装置に加圧する必要がある。当接圧が
加えられた場合、静電荷像保持体上のトナー像にも圧力
が加わり凝集が起る。さらに、静電荷像保持体表面が樹
脂で構成されている場合には、トナー凝集物と像保持体
との間でも密着が発生し、転写材への移行が阻害され、
極端な場合には密着が強固な部分の転写が行われず画像
欠損の現象が生じる。
【0005】この現象は、0.1〜2mmのライン部に
於いて特に顕著になる。すなわち、ライン部ではエッジ
現像となっており、トナーが多くのり、加圧による凝集
が起りやすく、転写による欠損が起りやすいことによる
。この時、出力される画像は輪郭部のみ画像が形成され
た複写物となり、「転写中抜け」とよばれる。図1に転
写中抜けの例を示す。図1(a)はコロナ転写により転
写した画像であり、図1(b)は転写ローラーにより転
写した中抜け画像である。
【0006】かかる「転写中抜け」は100g/cm2
以上の厚紙、平滑度の高いOHP用フィルム、2面目の
複写時等で特に顕著になる。厚紙及びフィルム等では転
写材の厚みが厚い為に、転写電界に効果が少ないこと及
び加圧が強くなり中抜けしやすくなることが考えられる
【0007】また、2面目の複写時では1面目画像形成
時に定着器を通過する際、転写材に定着装置よりオフセ
ット防止の為に含有させてある離型剤が付着し、2面目
の転写に際しトナーと転写材との密着を妨げる為、中抜
けが起りやすくなると考えられる。
【0008】以上より、当接部材による転写装置の場合
、小型化、低電力等多数の利点がある反面、転写材に対
する条件が狭くなる。
【0009】また近年、電子写真複写機等画像形成装置
が広く普及するに従い、その用途も多種多様に広がり、
その画像品質への要求も厳しくなってきている。一般の
書類、書物の如き画像の複写では、微細な文字に至るま
でとぎれたりすることなく、極めて微細かつ忠実に再現
することが求められており、「転写中抜け」の問題は改
善されなければならない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の問題点
に鑑み、本発明の目的とするところは、■.当接転写方
法のような加圧転写による画像形成方法において、転写
材の条件によらず、潜像に忠実である高品位な画像が得
られる静電荷像現像剤及び転写工程を有する画像形成方
法を提供すること、■.「転写中抜け」等の現象がない
か、または、該現象が抑制される静電荷像現像剤及び画
像形成方法を提供すること、■.厚い転写紙等多様な転
写材を用いても、「転写中抜け」のない高品質な画像を
与える静電荷像現像剤及び画像形成方法を提供すること
、にある。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的は、感
光体上の静電荷像の現像剤により現像し、該現像剤を転
写材へ静電転写する画像形成方法において、該感光体(
静電荷像保持体)と転写手段とが当接されており、該現
像剤中に少なくとも結着樹脂と磁性粉を含有するトナー
100重量部と、表面積形状球形度ψが0.90〜0.
50であり、かつ、表面をシリコーンオイルで処理した
平均粒径が0.03〜2.0μmである樹脂微粒子を0
.01〜1.0重量部含有している静電荷像現像剤及び
これを用いた画像形成方法、により達成されることを見
い出した。
【0012】先ず、本発明に用いられる転写装置につい
て説明すると、図2に示すような転写ローラー、或いは
図3に示すような転写ベルトが挙げられる。図2は典型
的なこの種の画像形成装置の要部の概略側面図であって
、図示の装置は、紙面に垂直方向に延び、矢印A方向に
回転する円筒状の静電荷像保持体(以下感光体という)
1、これに当接する導電性転写ローラー2が配設してあ
る。
【0013】なお、感光体1の周辺には、その表面を一
様に帯電させるための一次帯電器、かかる帯電面に画像
変調されたレーザー光、原稿からの反射光などの光像を
投写し、当該部分の電位を減衰させて静電潜像を形成す
る露光部、現像器、転写後も感光体表面に残る残留トナ
ーを除去するクリーナその他画像形成に必要な部材が配
設してあることは言うまでもないが、それらは全て省略
してある。
【0014】また、転写ローラー2は、芯金2aと導電
性弾性層2bからなり、導電性弾性層2bはカーボン等
の導電材を分散させたウレタン、EPDM等の体積抵抗
106〜1010Ω・cm程度の弾性体で構成されてい
る。芯金2aには定電圧電源3によりバイアスが印加さ
れている。図3に示す装置は、転写ベルトによるもので
ある。転写ベルト6は導電性ローラー7により支持駆動
される。
【0015】本発明は、静電荷像保持体1の表面が有機
化合物である画像形成装置に対し、特に有効である。す
なわち、有機化合物が表面層を形成している場合、トナ
ー中に含まれる結着樹脂との接着性が良く、特に同質の
材料を用いた場合、接点においては化学的な結合が生じ
、転写性が低下する為である。
【0016】本発明に用いる静電荷像保持体の表面物質
としては、シリコーン樹脂、塩化ビニリデン、エチレン
−塩ビ、スチレン−アクリロニトリル、スチレン−メチ
ルメタクリレート、スチレン、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリカーボネート等が挙げられるが、これに限定
されることはなく、他のモノマー或いは例示樹脂間での
共重合、ブレンド等も使用することができる。
【0017】さらに本発明は、感光体1の直径が50m
m以下の画像形成装置に対し、特に有効である。すなわ
ち、小径感光体の場合、同一の線圧にしても曲率が大き
い為、当接部において圧力の集中が起りやすい為である
。ベルト感光体でも同一の現象があると考えられ、転写
部での曲率25mm以下の画像形成装置に対しても有効
である。
【0018】本発明の静電荷像現像剤は、感光体上に形
成された潜像の細線に至るまで、忠実に再現することが
可能であり、網点およびデジタルのようなドット潜像の
再現にも優れ階調性及び解像性に優れた画像を与える。
【0019】本発明における感光体1と転写手段2,6
との当接圧力としては、線圧として3g/cm以上であ
ることが好ましい。尚、線圧(g/cm)については次
式で算定する。
【0020】(線圧:g/cm)=(転写部材に加えら
れる総圧)/(当接されている長さ) 当接圧が3g/cm未満であると転写部材の搬送ブレ、
転写電流不足による転写不良が起こり好ましくない。特
に好ましくは、20g/cm以上である。
【0021】また、樹脂微粒子の表面積形状球形度ψと
は、以下数式1のように定義する。
【0022】
【数1】 BET比表面積の実測は、例えばQUANTACHRO
ME社製比表面積計オートソーブ1を使用した場合、測
定方法の例としては次のようなものがある。先ず、樹脂
微粒子約0.3gをセル中に秤取し、温度40℃,真空
度1.0×10−3mmHgで1時間以上脱気処理を行
う。その後、液体窒素により冷却した状態で窒素ガスを
吸着し、多点法により値を求める。
【0023】本発明に係る現像剤において、このような
効果が得られる理由は必ずしも明確ではないが、以下の
ように推定される。すなわち、本発明に係る現像剤にお
いて、表面積形状球形度ψが0.90〜0.50であり
、その表面をシリコーンオイルで処理した平均粒径が0
.03〜2.0μm(より好ましくは0.05〜1.0
μm)の樹脂微粒子を0.01〜1.0重量部(より好
ましくは0.03〜0.5重量部)含有することが一つ
の特徴である。
【0024】これによれば、本発明に用いられる静電荷
像保持体1と転写手段とが当接する転写工程において、
本発明に係る現像剤に含有される樹脂微粒子は現像剤中
のトナー粒子に付着し、あたかもスペーサー粒子のよう
に働き静電荷像保持体とトナー粒子との密着を防ぎ、加
えて、表面積形状球形度ψが0.90〜0.50である
樹脂微粒子をシリコーンオイル処理することにより、樹
脂微粒子の凹部分にシリコーンオイルを保持し、静電荷
像保持体上に微量のシリコーンオイルを常に供給するこ
とが可能となり、トナー粒子と静電荷像保持体との離型
性を向上させ、当接転写においても静電荷像保持体上に
現像されたトナーを、良好に転写材へ転写することが可
能になるものと考えられる。
【0025】本発明において、樹脂微粒子の粒径が0.
03μmより小さい場合には、静電荷像保持体とトナー
間でのスペーサー粒子としての働きが極端に弱くなり、
「転写中抜け」に対する効果が見られない。一方、粒径
が2.0μmより大きい場合には、静電荷像保持体とト
ナーとの間に樹脂微粒子が存在しにくくなり、「転写中
抜け」に対する効果が弱くなる。
【0026】また、本発明において、樹脂微粒子の表面
積形状球形度ψが0.50よりも小さい場合には、トナ
ー粒子との混合の際樹脂微粒子の凸の部分が欠け、現像
剤中に多くの樹脂微粒子の欠片が存在し、現像に悪影響
を及ぼす。一方、ψが0.90より大きい場合には、樹
脂微粒子の凹凸の程度が小さく、シリコーンオイルを凹
部分に保持しにくく、常に微量のシリコーンオイルを静
電荷像保持体に供給することができなくなる。
【0027】また、樹脂微粒子の添加量に関しては、ト
ナー粒子100重量部に対して、0.01重量部より少
ない場合には「転写中抜け」に対する効果が少なく、添
加量が1.0重量部を越える場合には現像剤の帯電量が
不安定になり、画像上にトナー粒子が飛び散った状態で
あるいわゆる「飛び散り」が発生する。
【0028】本発明における樹脂微粒子の粒径は、種々
の方法によって測定できるが、本発明においては電子顕
微鏡写真を用いて行った。すなわち、電子顕微鏡S−8
00(日立製作所)を用いて1万〜2万倍の倍率で写真
撮像を行い、撮影された樹脂微粒子からランダムに10
0〜200個を抽出し、ノギス等の機器を用いてそれぞ
れの凸部から凸部までの直径を測定し、平均化したもの
を樹脂微粒子の粒径とした。
【0029】本発明に用いられる樹脂微粒子は、ソープ
フリー重合法、乳化重合法などによって製造される。好
ましくは、スチレン,アクリル酸,メチルメタクリレー
ト,ブチルアクリレート,2エチルヘキシルアクリレー
ト,等のモノマーを単独もしくは2種類以上を組合わせ
て重合して得られる樹脂微粒子が良好な効果を示す。ま
た、ジビニルベンゼン等で架橋されていても良く、比電
気抵抗,トリボ電荷量等の調整のために、表面が金属,
金属酸化物,顔料,染料,界面活性剤等で処理されてい
ることも本発明の好ましい形態である。
【0030】本発明に使用されるシリコンオイルは、一
般に次の化1式で示されるものであり、
【0031】
【化1】 例えば、ジメチルシリコンオイル,アルキル変性シリコ
ンオイル,α−メチルスチレン変性シリコンオイル,ク
ロルフェニルシリコンオイル,フッ素変性シリコンオイ
ル等が挙げられる。また、上記シリコンオイルは、好ま
しくは25℃における粘度がおよそ50〜1000セン
チストークスのものが用いられる。分子量が低すぎるシ
リコンオイルは加熱処理等により、希発分が発生するこ
とがあり、また、分子量が高すぎると粘度が高くなりす
ぎ処理操作がしにくくなる。
【0032】シリコンオイル処理の方法は、公知の技術
が用いられ、例えば樹脂微粒子とシリコンオイルとをヘ
ンシェルミキサー等の混合機を用いて直接混合しても良
いし、樹脂微粒子へシリコンオイルを噴霧する方法によ
っても良い。
【0033】本発明に係るトナーの結着樹脂としては、
ポリスチレン,ポリビニルトルエンなどのスチレン及び
その置換体の単重合体、スチレン−プロピレン共重合体
,スチレン−ビニルトルエン共重合体,スチレン−ビニ
ルナフタリン共重合体,スチレン−アクリル酸メチル共
重合体,スチレン−アクリル酸エチル共重合体,スチレ
ン−アクリル酸ブチル共重合体,スチレン−アクリル酸
オクチル共重合体,スチレン−アクリル酸ジメチルアミ
ノエチル共重合体,スチレン−メタアクリル酸メチル共
重合体,スチレン−メタアクリル酸エチル共重合体,ス
チレン−メタアクリル酸ブチル共重合体,スチレン−メ
タクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体,スチレン−
ビニルメチルエーテル共重合体,スチレン−ビニルエチ
ルエーテル共重合体,スチレン−ビニルメチルケトン共
重合体,スチレン−ブタジエン共重合体,スチレン−イ
ソプレン共重合体,スチレン−マレイン酸共重合体,ス
チレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン系
共重合体、ポリメチルメタクリレート,ポリブチルメタ
クリレート,ポリ酢酸ビニル,ポリエチレン,ポリプロ
ピレン,ポリビニルブチラール,ポリアクリル酸樹脂,
ロジン,変性ロジン,テルペン樹脂,フェノール樹脂,
脂肪族または脂環族炭化水素樹脂,芳香族系石油樹脂,
パラフィンワックス,カルナバワックスなどが単独或い
は混合して使用できる。
【0034】本発明に係る磁性トナーに含有される磁性
微粒子としては、磁場の中に置かれて磁化される物質が
用いられ、鉄,コバルト,ニッケルなどの強磁性金属の
粉末、もしくはマグネタイト,γ−Fe2O3,フェラ
イトなどの合金や化合物が使用できる。
【0035】これらの磁性微粒子は、窒素吸着法による
BET比表面積が好ましくは1〜20m2/g、特に2
.5〜12m2/g、さらにモース硬度が5〜7の磁性
粉が好ましい。この磁性粉の含有量はトナー重量に対し
て10〜70重量%が良い。
【0036】また、本発明のトナーは負荷電性が好まし
く必要に応じて荷電制御剤を含有しても良く、モノアゾ
染料の金属錯塩,サリチル酸,アルキルサリチル酸,ジ
アルキルサリチル酸またはナフトエ酸の金属錯塩等の負
荷電制御剤が用いられる。
【0037】また、本発明に係るトナーにさらに添加し
得る着色材料としては、従来公知のカーボンブラック,
銅フタロシアニンなどが使用できる。
【0038】また、本発明の現像剤には、ケイ酸微粉体
を添加して用いることがより好ましく、かかるケイ酸微
粉体は、ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成
されたいわゆる乾式法又はヒュームドシリカと称される
乾式シリカ、及び水ガラス等から製造されるいわゆる湿
式シリカの両方が使用可能であるが表面及びシリカ微粉
体の内部にあるシラノール基が少なく、又Na2O,S
O32−等の製造残渣のない乾式シリカの方が好ましい
【0039】また、乾式シリカにおいては、製造工程に
おいて例えば、塩化アルミニウム、塩化チタンなど他の
金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用い
ることによって、シリカと他の金属酸化物の複合微粉体
を得ることも可能であり、それらも包含する。その粒径
は平均の一次粒径として、0.001〜2μmの範囲内
であることが望ましく、特に好ましくは、0.002〜
0.2μmの範囲内のシリカ微粉体を使用するのが良い
。また、疎水化処理は従来公知の疎水化処理剤及び方法
が用いられる。
【0040】本発明の現像剤には、実質的な悪影響を与
えない限りにおいて、さらに他の添加剤、例えばテフロ
ンステアリン酸亜鉛の如き滑剤あるいは定着助剤(例え
ば低分子量ポリエチレンなど)、あるいは導電性付与剤
として酸化スズの如き金属酸化物等を加えても良い。
【0041】本発明に係るトナーの製造にあたっては、
熱ロール,ニーダー,エクストルーダー等の熱混練機に
よって構成材料を良く混練した後、機械的な粉砕、分級
によって得る方法、あるいは結着樹脂溶液中に材料を分
散した後、噴霧乾燥することにより得る方法、あるいは
、結着樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合して乳
化懸濁液とした後に重合させてトナーを得る重合法トナ
ー製造法等、それぞれの方法が応用できる。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これは本発明を何ら限定するものではない。なお
、以下の配合における部数は全て重量部である。
【0043】(製造例1)   スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体   
         …100部    (共重合重量比
8:2  Mw=26万)  磁性体微粉体(BET値
8.4m2/g)              …  
55部  負荷電性制御剤(モノアゾ染料系クロム錯体
)          …0.8部  低分子量ポリプ
ロピレン(Mw=6000)            
…    3部上記混合物を、140℃に加熱された2
軸エクストルーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハ
ンマーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉
砕し、得られた微粉砕粉を風力分級して、重量平均径(
D4)11.5μmの負帯電性トナー粒子(I)を得た
【0044】(製造例2)   スチレン−2エチルヘキシルアクリレート    
−マレイン酸n−ブチルハーフエステル共重合体   
   …100部    (共重合比7.5:1.5:
1  Mw=22万)  磁性体微粉体(BET値7.
6m2/g)              …100部
  負荷電性制御剤(サリチル酸系クロム錯体)   
         …    1部  低分子量ポリプ
ロピレン(Mw=6000)            
…    3部上記成分を、製造例1と同様にして重量
平均粒径(D4)6.5μmの負帯電性磁性トナー(I
I)を得た。
【0045】(製造例3)   スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体   
         …100部    (共重合重量比
8:2  Mw=31万)  磁性体微粉体(BET値
8.2m2/g)              …  
60部  負荷電性制御剤(ジターシャリーブチルクロ
ム錯体)    …    2部  低分子量ポリプロ
ピレン(Mw=6000)            …
    4部上記成分を、製造例1と同様にして重量平
均粒径(D4)11.0μmの正帯電性磁性トナー(I
II)を得た。
【0046】(実施例1)   製造例1の磁性トナー(負帯電性磁性トナー(I)
)      …100  部  疎水性シリカ微粉体
(BET200m2/g)            …
0.4  部  ジメチルシリコーンオイル(粘度10
0cp)で表面      …0.05部  処理した
樹脂微粒子(粒径0.65μm)ψ=0.85上記混合
物を、ヘンシェルミキサーで混合し、現像剤とした。該
現像剤を用い、画像形成装置(キヤノン製LBP−8I
Iを図2のごとき当接転写方式に改造したもの)にて、
30℃,65RH環境下、4000枚連続で画出しを行
った。尚、転写ローラー条件は、転写ローラーの表面ゴ
ム硬度28°、転写電流2.4μA、当接圧62[g/
cm]とした。
【0047】その結果、耐久4000枚目においても図
1(a)に示したように「転写中抜け」の全くない、画
像上に飛び散りのない良好な画像が得られた。
【0048】(実施例2)   製造例2の磁性トナー(負帯電性磁性トナー(II
))        …100部  疎水性シリカ微粉
体(BET270m2/g)            
    …1.0部  α−メチルスチレン変性シリコ
ーンオイル(粘度150cp)  …0.7部  で表
面処理した樹脂微粒子(粒径0.9μm)ψ=0.70
上記混合物を、ヘンシェルミキサーで混合し、現像剤と
した。該現像剤を用い、LBP8II改造機のコピース
ピードを4枚/分とし、転写ローラーの転写電流を1.
3μA、当接圧を38g/cmとする以外は、実施例1
と同様の方法で画出し評価を行った。
【0049】その結果、耐久4000枚目においても図
1(a)に示したような「転写中抜け」の全くない、画
像上に飛び散りのない良好な画像が得られた。
【0050】(実施例3)   製造例3の磁性トナー(正帯電性磁性トナー(II
I))    …100部  疎水性シリカ微粉体(B
ET200m2/g)              …
0.9部  アルキル変性シリコーンオイル(粘度10
0cp)で表面    …0.1部  処理した樹脂微
粒子(粒径0.4μm)ψ=0.58上記混合物を、ヘ
ンシェルミキサーで混合し、現像剤とした。該現像剤を
用い、転写ローラーの当接圧を45g/cmとする以外
は、実施例1と同様の方法で画出し評価を行った。
【0051】その結果、耐久4000枚目においても図
1(a)に示したような「転写中抜け」の全くない、良
好な画像が得られた。
【0052】(実施例4)   製造例1の磁性トナー(負帯電性磁性トナー(I)
)        …100  部  疎水性シリカ微
粉体(BET250m2/g)           
   …0.4  部  ジメチルシリコーンオイル(
粘度200cp)で表面処理    …0.04部  
した樹脂微粒子(粒径0.04μm)ψ=0.7上記混
合物を、ヘンシェルミキサーで混合し、現像剤とした。 該現像剤を用い、転写ローラーの当接圧を55g/cm
とする以外は、実施例1と同様の方法で画出し評価を行
った。
【0053】その結果、耐久4000枚目においても図
1(a)に示したような「転写中抜け」の全くない、画
像上に飛び散りのない良好な画像が得られた。
【0054】(比較例1)   製造例1の磁性トナー(負帯電性磁性トナー(I)
)    …100部  疎水性シリカ微粉体(BET
170m2/g)          …0.2部上記
混合物を、ヘンシェルミキサーで混合し、現像剤とした
。該現像剤を用い、転写ローラーの当接圧を58g/c
mとした以外は、実施例1と同様の方法で画出し評価を
行った。
【0055】その結果、図1(b)に示したような「転
写中抜け」が見られ、実用上不可と判断できる不良なも
のであった。
【0056】(比較例2)   製造例3の磁性トナー(正帯電性磁性トナー(II
I))  …100部  疎水性シリカ微粉体(BET
200m2/g)            …0.5部
  樹脂微粒子(粒径2.5μm)ψ=0.40   
           …0.1部上記混合物を、ヘン
シェルミキサーで混合し、現像剤とした。該現像剤を用
い、転写ローラーの当接圧を58g/cmとした以外は
、実施例1と同様の方法で画出し評価を行った。
【0057】その結果、図1(b)に示したような「転
写中抜け」が見られ、実用上不可と判断できる不良なも
のであった。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の静電荷現
像剤及び画像形成方法によれば、転写材の条件によらず
潜像に忠実な画像が得られ、特に「転写中抜け」のない
高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複写物の一例であり、図1(a)
はコロナ転写による画像、図1(b)は転写ローラーに
よる画像である。
【図2】転写手段として、ローラーを用いた例を示す。
【図3】転写手段として、ベルトを用いた例を示す。
【符号の説明】
1  静電荷像保持体(感光体) 2  転写ローラー 2a  芯金 2b  弾性層 3  電源 6  転写ベルト 7  導電性ローラー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも、結着樹脂と磁性粉を含有
    する磁性トナー100重量部と、表面積形状球形度ψが
    0.90〜0.50であり、かつ、表面をシリコーンオ
    イルで処理した平均粒径が0.03〜2.0μmである
    表面に凹凸を有する樹脂微粒子を0.01〜1.0重量
    部含有していることを特徴とする静電荷像現像剤。
  2. 【請求項2】  静電荷像保持体上の静電荷像を静電荷
    像現像剤により現像して現像画像を形成し、該静電荷像
    保持体表面に転写材を介して転写手段を当接させて転写
    材に該現像画像を静電転写する工程を有する画像形成方
    法において、該静電荷像現像剤として、請求項1記載の
    静電荷像現像剤を用いることを特徴とする画像形成方法
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0968822A (ja) * 1995-08-31 1997-03-11 Canon Inc 静電荷像現像用現像剤及び画像形成方法
JP2015175964A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 株式会社リコー 静電荷現像用トナー、及びトナーカートリッジ
JP2015184464A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 富士ゼロックス株式会社 静電荷像現像用トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置、及び画像形成方法

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