JP3220925B2 - 加熱定着方法 - Google Patents

加熱定着方法

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JP3220925B2
JP3220925B2 JP04510995A JP4510995A JP3220925B2 JP 3220925 B2 JP3220925 B2 JP 3220925B2 JP 04510995 A JP04510995 A JP 04510995A JP 4510995 A JP4510995 A JP 4510995A JP 3220925 B2 JP3220925 B2 JP 3220925B2
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toner
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真,静電印刷,
磁気記録において、トナーで形成された顕画像を記録材
に定着させる加熱定着方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法としては米国特許第2,29
7,691号明細書、特公昭42−23910号公報お
よび特公昭43−24748号公報等に記載されている
ように多数の方法が知られているが、一般には光導電性
物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的潜像
を形成し、次いで該潜像をトナーを用いて現像し、必要
に応じて紙等の転写材にトナー画像を転写した後、加
熱,圧力,加熱加圧あるいは溶剤蒸気等により定着し複
写物を得るものであり、さらに感光体上に転写されず残
ったトナーは種々の方法でクリーニングされ、上述の工
程が繰り返される。
【0003】近年このような複写装置は、単なる一般に
いうオリジナル原稿を複写するための事務処理用複写機
というだけでなく、コンピューターの出力としてのプリ
ンターあるいはグラフィックデザイン等の高精細画像の
コピー用に使われ始めた。
【0004】そのため、より高い信頼性が厳しく追及さ
れて来ており、それに伴い要求される性能はより高度に
なり、トナーを含めた画像形成方法の性能向上が達成で
きなければ、よりすぐれた機械が成り立たなくなってき
ている。
【0005】ところで、デジタルプリンター及び高精細
画像のコピーにおいてトナーに要求される性能のうち最
も重要なものに、細線(ライン)の定着性能がある。
【0006】従来、トナーの顕画像を記録材に定着する
方法としては、所定の温度に維持された加熱ローラーと
弾性層を有して該加熱ローラーに圧接する加圧ローラー
とによって、未定着のトナー顕画像を保持した記録材を
挟持搬送しつつ加熱する熱ロール定着方式が多用されて
いる。
【0007】また、USP3,578,797号記載の
ベルト定着方式が知られている。
【0008】しかしながら、上述の従来多用されてきた
熱ローラー定着では、 (1)熱ローラーが所定温度に達するまでの画像形成作
動禁止の時間、所謂ウエイト時間がある。
【0009】(2)記録材の通過あるいは他の外的要因
で加熱ローラーの温度が変動することによる定着不良お
よび加熱ローラーへのトナーの転移所謂オフセット現象
を防止するために加熱ローラーを最適な温度に維持する
必要があり、このためには加熱ローラーあるいは加熱体
の熱容量を大きくしなければならず、これには大きな電
力を要すると共に、画像形成装置内の機内昇温の原因と
もなる。
【0010】(3)ローラーが低温度であるため、記録
材が加熱ローラーを通過排出される際は、記録材および
記録材上のトナーが緩慢に冷却されるため、トナーの粘
着性が高い状態となり、ローラーの曲率とも相まってオ
フセットあるいは記録材を巻き込むことによる紙づまり
を生ずることがある。
【0011】(4)高温の加熱ローラーが直接手に触れ
る構成となり安全性に問題があったり、保護部材が必要
であったりする。
【0012】また、USP3,578,797号記載の
ベルト定着方式においても前述の熱ロール定着の問題
(1),(2)は根本的に解決されていない。
【0013】本出願人による特開昭63−313182
2号公報においては、パルス状に通電発熱させた低熱容
量の発熱体によって移動する耐熱性シートを介してトナ
ー顕画像を加熱し、記録材へ定着させる定着装置によっ
てウエイト時間が短く低消費電力の画像形成装置が提案
されている。
【0014】しかし、問題点として、熱ロール定着方式
と比較して、記録材上の未定着トナーの一部が耐熱性シ
ート表面に転移して付着するオフセット現象をみること
がある点があげられる。そのオフセットの発生は一般的
に温度的要因のものと、静電的要因のものに大別でき
る。
【0015】前者の温度的要因のオフセットは、定着装
置でのトナー温度が低すぎて定着されずにオフセットす
るいわゆる低温オフセットと、逆にトナー温度が高すぎ
て液状にトナーが溶けて生じる高温オフセットがあり、
これらは用いる現像剤の特性,記録材搬送速度,加圧
力,温度制御手段を適切に定めることによって防止でき
る。
【0016】一方、後者の静電的要因のオフセットは、
記録材上の帯電トナーが静電的にフィルムに転移するも
のである。この現象は記録材の種類,環境,加圧部材の
材質・抵抗等に大きく依存するため、その制御は困難で
あり、オフセットによる弊害、例えば、オフセットトナ
ーの再転写による記録材汚れ、オフセットトナーが加圧
部材に付着して加圧部材がトナー汚れすることによる記
録材料の加圧部材に対する巻きつき等を見ることがあ
る。
【0017】これらの静電オフセットを防止し、優れた
トナー顕画像の記録材への定着性を達成しつつ、ウエイ
ト時間が短く低消費電力である定着方法を実現するため
には、上述の如き定着方法に加えて、トナーの特性に負
うところが大きい。
【0018】従来、定着ローラー表面にトナーを付着さ
せない目的で、トナーとして離型性を増すために加熱時
に充分溶融するような低分子量ポリエチレン,ポリプロ
ピレン等のワックスを添加する方法も行われているが、
オフセット防止には有効である反面、トナーの帯電特性
が不安定となり、耐久性の低下を招き易く、これらの問
題点を克服したトナー設計が現在求められている。
【0019】現在、各種無機酸化微粉体の処理品をトナ
ーに添加することにより、トナー性能を向上させるとい
う提案がされている。
【0020】例えば、特開昭49−42354号公報,
同55−26518号公報において、シリカ等の粉体に
シリコーンオイル処理し、それを加熱体に配給すること
により、特に耐オフセット性を改良することが開示され
ている。しかしながら、本発明の如き固定支持された加
熱体と、それにフィルムを介して対向圧接する加圧部材
より構成される定着装置においては、その効果が不十分
であり、単に上記シリコーンオイル処理シリカを多量に
添加するのみでは、それ以上の効果が得られず、逆に、
シリカが定着フィルム等を傷つけることによる画像欠陥
を生じてしまう。
【0021】更には、特開昭58−60754号公報に
はシリコーンオイル処理した湿式シリカを含有するトナ
ーが、特開昭61−277964号公報には、シリコー
ンオイル処理された疎水化度90%以上のシリカを含有
するトナーが開示され、それぞれトナー流動性,帯電特
性を改良することが示されている。しかしながら、上記
構成のトナー外添剤においても耐オフセットへの効果が
不十分であり、現像性と定着及び耐オフセット性を両立
するトナーは未だ得られていない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
の如き問題点を解決し、ウエイト時間が実質的にないか
或は極めて短時間であり、且つ低消費電力でオフセット
現象が発生せず、高品位なトナー画像の得られる加熱定
着方法を提供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、固定
支持された加熱体と該加熱体に対向圧接し、且つ、フィ
ルムを介して該加熱体に密着させる加圧部材とにより、
トナーの顕画像を記録材に加熱定着する定着方法におい
て、該トナーは、少なくとも重合体成分及び帯電制御剤
を含有した組成物で形成されており、少なくともシリコ
ーンオイル処理されたシリカA及びシリカBを有し、該
シリコーンオイル処理されたシリカA及びシリカBが、 a)シリカの平均粒子径が10A≦Bであり、 b)シリコーンオイルの処理量が2A≦Bであり、シリ
カAのオイル処理量が処理後のシリカAに対して1〜3
0重量%であり、シリカBのオイル処理量が処理後のシ
リカBに対して30〜90重量%であり、 c)トナーに対する添加量(重量比)がA≧3Bである
ことを満足していることを特徴とする加熱定着方法に関
する。
【0024】更に本発明は該シリコーンオイル処理シリ
カAの平均粒径が0.1μm以下であり、かつシリコー
ンオイル処理シリカBの平均粒径が0.5μm以上50
μm以下であることを特徴とする加熱定着方法に関す
る。
【0025】
【0026】更に本発明は、該シリコーンオイル処理シ
リカAのトナーに対する添加量が0.3〜3.0重量%
であり、かつシリコーンオイル処理シリカBのトナーに
対する添加量が0.005〜0.5重量%であることを
特徴とする加熱定着方法に関する。
【0027】更に本発明は、該シリコーンオイル処理シ
リカA及びBの処理オイルの粘度が10A≦Bであるこ
とを特徴とする加熱定着方法に関する。
【0028】本発明により、上述した目的(特に耐オフ
セット性とトナー流動性の両立)が達成されるのは、オ
イル処理シリカAによりトナー流動性を維持し、オイル
処理シリカBにより耐オフセット性を更に向上させてい
るからである。
【0029】またそれぞれのオイル処理量比,トナーに
対する添加量が、トナー帯電性,耐オフセット性に対し
て大きく関与していることを明らかとした。
【0030】すなわち、オイル処理シリカの粒子径に関
しては、粒径差が10倍以上あるオイル処理シリカA,
Bを使用する必要がある。
【0031】オイル処理シリカAの好ましい平均粒径
は、0.1μm以下(より好ましくは0.002〜0.
05μm)、オイル処理シリカBの好ましい平均粒径は
0.5〜50μm(より好ましくは3〜20μm)であ
り、且つそれぞれの粒子径が10A≧Bの関係を満足す
る必要がある。オイル処理シリカA,Bの粒径差が10
倍未満の場合、本発明の効果の一つであるトナー流動性
が不十分となり、それによりトナーが劣化しやすくな
る。
【0032】粒径の小さなオイル処理シリカAを含有す
ることにより、トナーの流動性とトナー自体の定着フィ
ルムからの離型性を確保することができる。また、粒径
の大きなオイル処理シリカBを含有することにより、感
光体上及び転写後記録材上のトナー顕画像の細線へのト
ナーの乗り方が密となることが見い出され、これによ
り、記録材上でのトナー間の結束が強くなり、静電力に
よる定着フィルムへのトナーの移行が防げると考えてい
る。
【0033】また、そのオイル処理量に関しては、粒径
の小さな粒径のオイル処理シリカAの2倍以上のオイル
処理量を粒径の大きな粒径のオイル処理シリカBが有す
ることが必要である。
【0034】また、トナーに対する添加量(重量比)
が、粒子径の大きなオイル処理シリカBの3倍以上の量
の粒径の小さなオイル処理シリカAを有することが必要
である。トナーに対する添加量がA≧3Bの関係を満足
しない場合、トナー流動性が不充分となる。
【0035】オイル処理シリカ(粒径小)Aのオイル処
理量としては、処理シリカに対して1〜30重量%が好
ましく、オイル処理シリカ(粒径大)Bのオイル処理量
としては、処理シリカに対して30〜90重量%(より
好ましくは40〜65重量%)が好ましい。上記範囲外
でオイル処理差がない場合、耐オフセット性とトナーの
流動性の両立が不充分となる。
【0036】オイル処理シリカAのトナーに対する添加
量の好ましい範囲としては、0.3〜3.0重量%であ
りかつオイル処理シリカBのトナーに対する添加量が
0.005〜0.5重量%であることが好ましい。
【0037】また、粒径の大きなオイル処理シリカBの
処理オイルの粘度が粒径の小さなオイル処理シリカAの
オイル粘度の10倍以上であることが好ましい。
【0038】更には、オイル処理シリカAのオイル粘度
が1〜1000cStであり、且つオイル処理シリカB
のオイル粘度が3000〜100,000cStである
ことがより好ましい。
【0039】以上の範囲外であると本発明の目的である
トナー流動性と耐オフセット性を満足することはできな
い。
【0040】本発明に用いられる現像剤中のシリカは、
ケイ素ハロゲン化合物の蒸気相酸化により生成されたい
わゆる乾式法又はヒュームドシリカと称される乾式シリ
カ、及び水ガラス等から製造されるいわゆる湿式シリカ
の両方が使用可能である。粒径の小さなオイル処理シリ
カAの母体としては、表面及びケイ酸微粉体の内部にあ
るシラノール基が少なく、またNa2O,SO3 2-等の製
造残査のない乾式シリカの方が好ましい。
【0041】また、乾式シリカにおいては製造工程にお
いて例えば、塩化アルミニウム又は塩化チタンなど他の
金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用い
ることによってシリカと他の金属酸化物の複合微粉体を
得ることも可能であり、それらも包含する。
【0042】本発明に用いられるシリカ(特にオイル処
理シリカAの母体シリカ)は、予めシランカップリング
剤等で処理することが好ましい。シランカップリング剤
としては、一般式
【0043】
【数1】 のもので、例えば代表的にはジメチルジクロルシラン,
トリメチルクロルシラン,アリルジメチルクロルシラ
ン,ヘキサメチルジシラザン,アリルフェニルジクロル
シラン,ベンジルジメチルクロルシラン,ビニルトリエ
トキシシラン,γ−メタクリルオキシプロピルトリメト
キシシラン,ビニルトリアセトキシシラン,ジビニルク
ロルシラン,ジメチルビニルクロルシラン等をあげるこ
とができる。
【0044】上記シリカのシランカップリング剤処理
は、シリカを撹拌等によりクラウド状としたものに気化
したシランカップリング剤を反応させる乾式処理又は、
シリカを溶媒中に分散させたシランカップリング剤を滴
下反応させる湿式法等、一般に知られた方法で処理する
ことができる。
【0045】本発明に使用されるシリコーンオイルは、
一般に次の式で示されるものであり、
【0046】
【化1】 R :C1〜C3のアルキル基 R′:アルキル,ハロゲン変性アルキル,フェニル,変
性フェニル等のシリコーンオイル変性基 R″:C1〜C3のアルキル基又はアルコキシ基
【0047】例えば、ジメチルシリコーンオイル,アル
キル変性シリコーンオイル,α−メチルスチレン変性シ
リコーンオイル、クロルフェニルシリコーンオイル,フ
ッ素変性シリコーンオイル等があげられる。
【0048】シリコーンオイル処理の方法は公知の技術
が用いられ、例えばシリカ微粉体とシリコーンオイルと
をヘンシェルミキサー等の混合機を用いて直接混合して
も良いし、ベースシリカへシリコーンオイルを噴霧する
方法によっても良い。あるいは適当な溶剤にシリコーン
オイルを溶解あるいは分散せしめた後、ベースのシリカ
微粉体とを混合した後、溶剤を除去して作製しても良
い。
【0049】本発明に係るトナーの結着樹脂としては、
ポリスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及び
その置換体の単重合体;スチレン−プロピレン共重合
体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビ
ニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル
共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチ
レン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル
酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸ジメチルア
ミノエチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸メチル
共重合体、スチレン−メタアクリル酸エチル共重合体、
スチレン−メタアクリル酸ブチル共重合体、スチレン−
メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体、スチレン
−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエ
チルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、
スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン
系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメ
タクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリビニルブチラール、シリコン樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、ポリア
クリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン、テンペル樹脂、フ
ェノール樹脂、脂肪族または脂環族炭化水素樹脂、芳香
族系石油樹脂、パラフィンワックス、カルナバワックス
などが単独或いは混合して使用できる。この中でも、ス
チレン系共重合体、特にスチレン−アクリル系共重合体
及びポリエステル樹脂及びそれらの混合物が現像特性、
定着性等の点で好ましい。
【0050】また、本発明のトナーに定着補助剤とし
て、炭化水素系ワックス及びエチレン系オレフィン重合
体を結着樹脂と共に用いてもよい。
【0051】ここでエチレン系オレフィン単重合体もし
くはエチレン系オレフィン共重合体として適用するもの
には、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−エチルアクリレート共重合体、ポリエチレン骨格
を有するアイオノマーなどがあり、上記共重合体におい
てはオレフィンモノマーを50モル%以上(より好まし
くは60モル%以上)を含んでいるものが好ましい。
【0052】また、これらの定着補助剤は、樹脂を溶剤
に溶かし、樹脂溶液温度を上げ、撹拌しながら添加混合
する方法で、混練時に混合する方法で結着樹脂に含有さ
せられる。
【0053】また、本発明に係るトナーにさらに添加し
得る着色材料としては、従来公知のカーボンブラック、
銅フタロシアニンの如き顔料または染料などが使用でき
る。
【0054】また、本発明のトナーは必要に応じて荷電
制御剤を含有しても良く、負帯電性トナーの場合、モノ
アゾ染料の金属錯塩、サリチル酸、アルキルサリチル
酸、ジアルキルサリチル酸またはナフトエ酸の金属錯塩
等の負荷電制御剤が用いられる。
【0055】また、正帯電性トナーの場合は、ニグロシ
ン系化合物、有機四級アンモニウム塩の如き正荷電制御
剤が用いられる。
【0056】例えば、負荷電制御剤としては、
【0057】
【化2】
【0058】
【化3】
【0059】
【化4】
【0060】等が挙げられるが、本発明で使用される磁
性酸化鉄と組み合せる負荷電制御剤としてより効果的な
ものとして次の3種が挙げられる。
【0061】
【化5】 で示されるモノアゾ系鉄錯塩
【0062】
【化6】
【0063】上記一般式を有する芳香族ヒドロキシカル
ボン酸,芳香族ジオール又は芳香族ジカルボン酸誘導体
と鉄原子との化合物
【0064】
【化7】
【0065】[式中、Y1,Y2;フェニル基,ナフチル
基,アントリル基 R1,R2;ハロゲン原子,ニトロ基,スルホン酸基,カ
ルボキシル基,カルボン酸エステル基,シアノ基,カル
ボニル基及びアルキル基,アルコキシ基,アミノ基 R3,R4;水素原子,アルキル基,アルコキシ基,置換
基を有してもよいフェニル基、置換基を有しても良いア
ラルキル基及びアミノ基 R5,R6;水素原子,炭素数1〜8の炭化水素基 k,j;0〜3整数(同時に0ではない) m,n;1又は2
【0066】(上記のY1とY2,R1とR2,R3とR4
5とR6,kとj,mとnは同一でも異なっていても良
い。)]
【0067】上記一般式を有するN−N’−ビスアリー
ル尿素誘導体
【0068】その詳細は明らかではないが、以上3種の
負帯電性制御剤と本発明に使用される磁性酸化鉄を用い
ることにより画質特性、特にカブリが良化する傾向にあ
ることが確認されている。
【0069】正荷電制御剤として具体的には、例えば、
【0070】
【化8】
【0071】
【化9】
【0072】
【化10】 等が挙げられる。
【0073】本発明は、磁性酸化鉄粒子を含有させるこ
とにより磁性トナーとすることが可能である。
【0074】磁性酸化鉄粒子としては、ケイ素元素を含
有するものがトナー流動性にも優れ好ましい。また、本
発明の構成のオイル処理シリカとの組み合わせにおいて
よりトナー帯電特性(トナー帯電の立ち上がり)が向上
する。
【0075】本発明のトナーに用いる磁性酸化鉄は、結
着樹脂100重量部に対して、20〜200重量部を用
いることが好ましい。さらに好ましくは30〜150重
量部を用いることが良い。
【0076】また、場合により、本発明のトナーに用い
る磁性酸化鉄は、シランカップリング剤、チタンカップ
リング剤、チタネート、アミノシラン、有機ケイ素化合
物等で処理しても良い。
【0077】磁性酸化鉄の表面処理に使用されるシラン
カップリング剤としては、例えばヘキサメチルジシラザ
ン、トリメチルシラン、トリメチルクロルシラン、トリ
メチルエトキシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチ
ルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、ア
リルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロル
シラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロ
ルエチルトリクロルシラン、β−クロルエチルトリクロ
ルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオ
ルガノシランメルカプタン、トリメチルシリルメルカプ
タン、トリオルガノシリルアクリレート、ビニルジメチ
ルアセトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチ
ルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘ
キサメチルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチ
ルジシロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシ
ロキサン等が挙げられる。
【0078】チタンカップリング剤としては、例えばイ
ソプロポキシチタン・トリイソステアレート、イソプロ
ポキシチタン・ジメタクリレート・イソステアレート、
イソプロポキシチタン・トリドデシルベンゼンスルホネ
ート、イソプロポキシチタン・トリスジオクチルホスフ
ェート、イソプロポキシチタントリN−エチルアミノエ
チルアミナト、チタニウムビスジオクチルピロホスフェ
ートオキシアセテート、ビスジオクチルホスフェートエ
チレンジオクチルホスファイト、ジn−ブトキシ・ビス
トリエタノールアミナトチタン等が挙げられる。
【0079】有機ケイ素化合物としては、シリコーンオ
イルが挙げられる。好ましいシリコーンオイルとして
は、25℃における粘度がおよそ30〜1,000セン
チストークスのものが用いられ、例えばジメチルシリコ
ーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、α−メ
チルスチレン変性シリコーンオイル、クロルフェニルシ
リコーンオイル、フッ素変性シリコーンオイル等が好ま
しい。
【0080】本発明に係るトナーを作製するには本発明
の重合体成分及び着色剤としての顔料,染料又は磁性
体,帯電制御剤,その他の添加剤等を、ボールミルの如
き混合機により充分混合してから加熱ロール,ニーダ
ー,エクストルーダーの如き熱混練機を用いて溶融,捏
和及び練肉して樹脂類を互いに相溶せしめた中に顔料又
は染料を分散又は溶解せしめ、冷却固化後粉砕及び厳密
な分級をおこなって本発明に係るトナーを得ることが出
来る。
【0081】また、本発明に係るトナーを得るための他
の方法として、重合法によってトナーを製造することが
可能である。この懸濁重合法トナーは重合性単量体及び
本発明の帯電制御剤,顔料又は染料,磁性酸化鉄,重合
開始剤(更に必要に応じて架橋剤及びその他の添加剤)
を均一に溶解または分散せしめて単量体組成物とした
後、この単量体組成物あるいは、この単量体組成物をあ
らかじめ重合したものを分散安定剤を含有する連続相
(例えば水)中に適当な撹拌機を用いて分散し、同時に
重合反応を行わせ、所望の粒径を有するトナー粒子とし
たものである。
【0082】次に、本発明の前記定着方法に適用可能な
本発明の加熱定着構成について具体的に説明する。
【0083】本発明において加熱体は従来の熱ロールに
比べて熱容量が小さく、線状の加熱部を有するもので、
加熱部の最高温度は100〜300℃であることが好ま
しい。
【0084】また、加熱体と加圧部材との間に位置する
フィルムは、厚さ1〜100μmの耐熱性のシートであ
ることが好ましく、これら耐熱性シートとしては耐熱性
の高い、ポリエステル,PET(ポリエチレンテレフタ
レート),PFA(テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体),PTFE(ポ
リテトラフルオロエチレン),ポリイミド,ポリアミド
等のポリマーシートの他、アルミニウム等の金属シート
及び金属シートとポリマーシートから構成されたラミネ
ートシートが用いられる。
【0085】より好ましいフィルムの構成としては、こ
れら耐熱性シートが離型層及び/又は低抵抗層を有して
いることである。
【0086】以下、添付図面を参照して本発明の好まし
い実施態様を説明する。
【0087】図1に本発明の方法を実施する一例の定着
装置の構造図を示す。
【0088】11は装置に固定支持された低熱容量線状
加熱体であって、一例として厚み1.0mm、幅10m
m、長手長240mmのアルミナ基板12に抵抗材料1
3を幅1.0mmに塗工したもので、長手方向両端より
通電される。通電はDC100Vの周期20msecの
パルス状波形で検温素子14によりコントロールされた
所望の温度、エネルギー放出量に応じたパルスをそのパ
ルス幅を変化させて与える。略パルス幅は0.5mse
c〜5msecとなる。
【0089】この様にエネルギー,温度制御された加熱
体11に当接して、図中矢印方向に定着フィルム15は
移動する。この定着フィルムの一例として厚み20μm
の耐熱フィルム、例えば、ポリイミド,ポリエーテルイ
ミド,PES,PFAに少なくとも画像当接面側にPT
FE,PAF等の弗素樹脂に導電剤を添加した離型層を
10μmコートしたエンドレスフィルムである。一般的
には総厚100μm、より好ましく40μm未満であ
る。フィルム駆動は駆動ローラー16と従動ローラー1
7による駆動とテンションにより矢印方向に皺を生じる
ことなく移動する。
【0090】18はシリコンゴム等の離型性の良いゴム
弾性層を有する加圧ローラーで総圧4〜20kgでフィ
ルムを介して加熱体を加圧しフィルムと圧接回転する。
転写材19上の未定着現像剤20は、入口ガイド21に
より定着部に導かれ、上述の加熱により定着像を得るも
のである。
【0091】以上はエンドレスベルトで説明したが、図
2の如く、シート送り出し軸24及び巻き取り軸27を
使用し、定着フィルムは有端のフィルムであってもよ
い。
【0092】また、画像形成装置としては複写機,プリ
ンター,ファクシミリ等の現像剤を用いて画像を形成す
る装置全ての定着装置に適応するものである。
【0093】低熱容量線状加熱体11において、検温素
子14で検出された温度がT1 の場合、抵抗材料13に
対向するフィルム15の表面温度T2 はT1 とほぼ等し
い。また、フィルム15が現像剤定着面より剥離する部
分におけるフィルム表面温度T3 は前記温度T1 とT2
とほぼ等しい温度である。
【0094】
【実施例】以下、具体的実施例によって本発明を説明す
るが、本発明は何らこれらに限定されるものではない。
【0095】[オイル処理シリカ(A−1)の製造例]
乾式法で合成されたシリカ微粉末(比表面積200m2
/g)100重量部を予めヘキサメチルジシラザン10
重量部によって処理し、次いでジメチルシリコーンオイ
ル(100cSt)10重量部をヘキサンで希釈したも
ので処理を行い、その後常温から約250℃まで昇温さ
せ加熱処理を行いオイル処理シリカA−1を得た。平均
粒径は0.02μmであった。
【0096】本発明における平均粒径の測定は、処理シ
リカの真比重と比表面積より、次式により算出した。
【0097】
【数2】
【0098】比表面積より算出される平均粒径は、多孔
質体においては不具合であるが、本発明におけるオイル
処理シリカはシリカ粒子表面にオイル処理をすることに
より、適合が可能となり、観察による測定とよく一致す
る。
【0099】比表面積はBET法に従って、比表面積測
定装置オートソーブ1(湯浅アイオニクス社製)を用い
て試料表面に窒素ガスを吸着させ、BET多点法を用い
て比表面積を算出した。
【0100】なお、本発明における平均粒径の測定は、
トナーに添加付着させた場合、走査型電子顕微鏡(SE
M)及び透過型電子顕微鏡(TEM)の観察により行っ
てもかまわない。
【0101】[オイル処理シリカ(B−1)の製造例]
湿式法で合成されたシリカ微粉体(比表面積110m2
/g)40重量部を、ジメチルシリコーンオイル(12
500cSt)60重量部で処理を行いオイル処理シリ
カB−1を得た。
【0102】なお、オイル処理のシリカB−1の平均粒
径は約8μmであった。
【0103】[オイル処理シリカA−2,A−3の製造
例]オイル処理シリカA−1と同様にしてA−2,A−
3のオイル処理シリカを得た。その処方,物性を表1に
示す。
【0104】[オイル処理シリカB−2,B−3の製造
例]オイル処理シリカB−1と同様にしてB−2,B−
3のオイル処理シリカを得た。その処方,物性を表1に
示す。
【0105】
【表1】
【0106】実施例1 スチレン−n−ブチルアクリレート共重合体 100重量部 (共重合比70:30,Mw=34万,Tg=60℃) ケイ素元素含有磁性酸化鉄(ケイ素含有率0.15wt%) 100重量部 低分子量ポリプロピレン 4重量部 負帯電性制御剤(下記式) 2重量部
【0107】
【化11】
【0108】上記混合物を、140℃に加熱された二軸
エクストルーダーで溶融混練し、冷却した混練物をハン
マーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕
し、得られた微粉砕粉を固定壁型風力分級機で分級して
分級粉を生成した。さらに、得られた分級粉をコアンダ
効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業社製エルボジ
ェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に厳密に分級除
去して重量平均粒径(D4)を6.5μmの負帯電性磁
性トナーを得た。
【0109】この磁性トナー100重量部と、オイル処
理シリカA−1 1.2重量部,オイルシリカB−1
0.2重量部とをヘンシェルミキサーで混合して磁性ト
ナー(トナーNo.A)を調製した。
【0110】実施例2〜3,比較例1〜6 実施例1と同様にして表2に示すトナー構成のトナーB
〜Iを得た。
【0111】
【表2】
【0112】次に本実施例に用いた装置について説明す
る。本実施例中では市販のレーザービームプリンターL
BP−A308(キヤノン製)の定着装置を以下の構成
に改造し、下記の条件で行った。
【0113】一次帯電を−600Vとして静電潜像を形
成し、感光ドラムと現像剤担持体(磁石内包)上の現像
剤層を非接触に間隙(300μm)を設定し、交流バイ
アス(f=1800Hz Vpp=1600V)及び直
流バイアス(VDC=−500V)として現像ドラムに
印加した。
【0114】次に図1に示す本発明の加熱定着装置にお
いて、加熱体11の検温素子14の表面温度は150
℃、加熱体11−加圧ローラー18間の総圧は6Kg、
加圧ローラーとフィルムのニップは3mm加圧ローラー
18の回転速度は38mm/secに設定した。
【0115】耐熱シートとしては、転写材との接触面に
PTFEに導電性物質を分散させた低抵抗の離型層を有
する厚さ50μmのポリイミドフィルムを使用した。
【0116】以上の設定条件で、8枚(A4横送り)/
minのプリント速度で連続6000枚にわたり反転現
像方式で現像材画像を形成するプリントテストを常温常
湿環境下(25℃,60%RH)で行い、得られた画像
を下記の項目について評価した。また、同時に定着フィ
ルム表面の様子を観察し、その耐久性を評価した。評価
結果を表3に示す。
【0117】[A]プリントアウト画像の評価 (1)耐オフセット性 耐オフセット性は、画像面積率約5%のサンプル画像を
プリントアウトし6000枚後の画像上の汚れの程度に
より評価した。
【0118】◎:非常に良好(未発生), ○:良好
(ほとんど発生せず) △:普通 , ×:普通よりは悪い
【0119】(2)画像濃度 通常の複写機用普通紙(75g/m2 )6000枚プリ
ントアウト終了時の画像濃度維持により評価した。な
お、画像濃度は「マクベス反射濃度計」(マクベス社
製)を用いて(原稿濃度が0.0の白地部分の複写画像
に対する相対濃度を)測定した。
【0120】◎(優) :1.40以上 , ○
(良):1.40〜1.35 △(普通):1.35〜1.00, ×(普通よりは悪
い):1.00以下
【0121】(3)画像品質 トナーの飛び散り、ガサツキ等を目視で評価した。
【0122】◎:非常に良好 , ○:良好 △:普通 , ×:普通よりは悪い
【0123】[B]定着フィルムの耐久性評価 (1)表面性 プリントアウト試験終了後の定着フィルム表面の傷や削
れの発生の様子を目視で評価した。
【0124】◎:非常に良好(未発生), ○:良好
(ほとんど発生せず) △:普通 , ×:普通よりは悪い
【0125】(2)残留トナーの固着状況 プリントアウト試験終了後の定着フィルム表面の残留ト
ナーの固着状況を目視で評価した。
【0126】◎:非常に良好(未発生), ○:良好
(ほとんど発生せず) △:普通 , ×:普通よりは悪い
【0127】
【表3】
【0128】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明はトナ
ー中に少なくともシリコーンオイル処理された2種の異
なるシリカ粒子を含有することにより、ウエイト時間が
実質的にないか或は極めて短時間であり且つ低消費電力
である加熱定着方法において耐オフセット性を達成しつ
つ、尚且つ高品位な画像を得ることを可能とするもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法を実施する一例の定着装置の構造
図である。
【図2】本発明の方法を実施する他の例の定着装置の構
造図である。
【図3】トナーの現像特性を試験するためのチェッカー
模様の説明図である。
【符号の説明】
11 低熱容量線状加熱体 12 アルミナ基板 13 抵抗材料 14 検温素子 15 定着フィルム 16 駆動ローラー 17 従動ローラー 18 加圧ローラー 19 転写材(記録材) 20 未定着現像剤 21 入口ガイド 24 シート送り出し軸 27 巻き取り軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片田 雅一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−294364(JP,A) 特開 平6−313979(JP,A) 特開 平5−119530(JP,A) 特開 平6−230601(JP,A) 特開 平6−332236(JP,A) 特開 昭62−196672(JP,A) 特開 平3−43746(JP,A) 特開 平4−264453(JP,A) 特開 平1−237561(JP,A) 特開 平4−214568(JP,A) 特開 平6−167827(JP,A) 特開 平6−95425(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定支持された加熱体と該加熱体に対向
    圧接し、且つ、フィルムを介して該加熱体に密着させる
    加圧部材とにより、トナーの顕画像を記録材に加熱定着
    する定着方法において、 該トナーは、少なくとも重合体成分及び帯電制御剤を含
    有した組成物で形成されており、少なくともシリコーン
    オイル処理されたシリカA及びシリカBを有し、該シリ
    コーンオイル処理されたシリカA及びシリカBが、 a)シリカの平均粒子径が10A≦Bであり、 b)シリコーンオイルの処理量が2A≦Bであり、シリ
    カAのオイル処理量が処理後のシリカAに対して1〜3
    0重量%であり、シリカBのオイル処理量が処理後のシ
    リカBに対して30〜90重量%であり、 c)トナーに対する添加量(重量比)がA≧3Bである
    とを満足していることを特徴とする加熱定着方法。
  2. 【請求項2】 該シリコーンオイル処理シリカAの平均
    粒径が0.1μm以下であり、かつシリコーンオイル処
    理シリカBの平均粒径が0.5μm以上50μm以下で
    あることを特徴とする請求項1に記載の加熱定着方法。
  3. 【請求項3】 該シリコーンオイル処理シリカAのトナ
    ーに対する添加量が0.3〜3.0重量%であり、かつ
    シリコーンオイル処理シリカBのトナーに対する添加量
    が0.005〜0.5重量%であることを特徴とする請
    求項1に記載の加熱定着方法。
  4. 【請求項4】 該シリコーンオイル処理シリカA及びB
    の処理オイルの粘度が10A≦Bであることを特徴とす
    る請求項1に記載の加熱定着方法。
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