JP2001209209A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JP2001209209A
JP2001209209A JP2000015288A JP2000015288A JP2001209209A JP 2001209209 A JP2001209209 A JP 2001209209A JP 2000015288 A JP2000015288 A JP 2000015288A JP 2000015288 A JP2000015288 A JP 2000015288A JP 2001209209 A JP2001209209 A JP 2001209209A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、トナーのリサイクル性と低温定着
性を満足する電子写真用トナーを提供することを目的と
している。 【解決手段】 少なくとも結着樹脂、着色剤及びフィッ
シャートロプシュワックスを含有したトナー母粒子の表
面に、加熱減量が1%未満の疎水性シリカと、親水性シ
リカが付着されてなるリサイクル機構を搭載した電子写
真システムに用いられる電子写真用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真システム
を用いた複写機、プリンタ等の画像形成装置に適用さ
れ、記録シートへの転写の過程を経た後に感光体の表面
に残存したトナーを現像剤として再使用するリサイクル
機構を搭載した電子写真システムに用いられる電子写真
用トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置の現像方式に適用される乾
式現像剤は、トナーとフェライト粉、鉄粉、ガラスビー
ズ等からなるキャリアが混合された二成分系現像剤と、
トナー自身に磁性粉末を担持させた一成分系現像剤とに
概ね分けられる。これらの現像剤に用いられるトナー
は、結着樹脂および着色剤を主成分としており、他に、
記録シートへの低温定着性を良好にするためのワックス
や、帯電極性(正帯電か負帯電)を付与するための帯電
制御剤等が添加される。トナーは、これら材料が所定の
配合で混合された後、溶融混練、粉砕、分級といった工
程を経て粉体に製造され、最後に、流動性、帯電性、ク
リーニング性および保存性等の制御のために、シリカ、
酸化チタン、アルミナおよび各種の樹脂微粒子等の外添
剤が付着されて表面処理が施され、最終的に現像剤とし
て供される。
【0003】ところで、近年、社会的ニーズとしてあら
ゆる場面で地球環境への配慮が要求されている。電子写
真方式を採用した複写機及びレーザープリンタにおいて
も例外ではなく環境にやさしいシステムが求められてい
る。具体的には、現像工程へのトナーリサイクル機構の
搭載、定着工程での低温定着性の向上が挙げられる。当
然のことながら使用される電子写真用トナーにもこれら
への対応が要求されるが、トナー特性はトナーリサイク
ル機構搭載システムへの対応と低温定着システムへの対
応の両立は極めて困難である。すなわち、トナーリサイ
クル式の電子写真方式では、感光体を帯電・露光して得
られた静電潜像をトナーにて現像し、現像されたトナー
を紙に転写し、転写したトナーを熱により定着して、コ
ピーあるいはプリントが得られる。そして、現像された
トナーが紙に転写される際、トナーの100%は転写さ
れず、一般的に5〜15%のトナーが感光体上に残る。
一般には従来、上記転写残りのトナーは感光体のクリー
ニング工程にて回収され、回収トナーボックス等に捕集
されて、最終的には廃棄処分されていた。
【0004】トナーリサイクルとは、上記転写残りの回
収トナーを現像機に戻し、再び使用する方式であり、資
源の有効活用に繋がると共に、廃棄物の減量に寄与して
いる。トナーリサイクルシステムを採用した場合、転写
残りトナーは感光体クリーニング工程、現像機への搬送
工程で物理的な力を受ける。従って、その工程中のトナ
ーは粉砕され、小粒径化する。トナーが小粒径化した場
合、感光体等の機器部材との付着力が大きくなり、フィ
ルミング等の弊害を引き起こし、多数枚のコピーの際画
像濃度の低下や地カブリの発生を生じやすい。従って、
従来はトナーリサイクルシステムを採用した機器には脆
いトナーは使用できず、使用するトナーには高分子量部
のピーク位置を高く設定した樹脂、あるいは高分子量比
率の高い樹脂を使用し、靱性の高いトナーが必要となっ
ていた。このような靱性の高いトナーを得ようとした場
合、トナーのフロー軟化点は130℃以上となり、これ
により定着ロール温度は高く設定せざるを得ず、現状で
は170℃以上で設定されている。したがって、トナー
リサイクルシステムに適したトナーを使用した場合に低
温定着が困難であった。
【0005】一方、低温定着とは、紙に転写したトナー
を熱定着する際、その定着熱量を極力低く抑えることで
ある。電子写真方式における定着方式は、加熱した定着
ロールとバックアップロールの間に通紙してトナーを定
着するヒートロール定着が主流である。ヒート口ール定
着では、定着ロールの温度を低く設定することで低温定
着を達成することができる。定着ロールの設定温度はそ
の周速によっても異なるが、一般的に周速が300mm
/sec以上の定着機において、170℃未満で定着ロ
ール温度を設定する場合低温定着といわれている。定着
ロールを300mm/sec以上の速度で通紙する場
合、紙上のトナー表面温度は定着ロール温度よりも65
℃以上低下する。よって、低温定着を達成するにはトナ
ーの溶融開始温度を105℃未満にする必要がある。ト
ナーの溶融開始温度とフロー軟化点との差は通常25℃
以内である。従って、低温定着性を可能とするために
は、トナーのフロー軟化点は少なくとも130℃未満で
なければならない。よって、低温定着に適したトナーを
得ようとするとリサイクルシステムへの対応が不可能で
あった。また、従来は低温定着性を満足するため、トナ
ーに使用する樹脂のガラス転移温度(Tg)を低下させ
ることにより溶融開始温度とフロー軟化点の差を拡げて
対応していた。しかし、必要以上にTgを低下させた場
合では高温高湿環境下で流動性の低下やブロッキング等
が生じて耐環境性上問題を有していた。従って、リサイ
クル性と低温定着性の両者を満足するトナーを得ること
は従来技術では困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明は、
上記問題を解決し、トナーのリサイクル性と低温定着性
の両者を満足する電子写真用トナーを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも結
着樹脂、着色剤及びフィッシャートロプシュワックスを
含有したトナー母粒子の表面に、加熱減量が1%未満の
疎水性シリカと、親水性シリカが付着されてなることを
特徴とする電子写真用トナーである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の電子写真用トナーを適用
するリサイクル機構を搭載した電子写真システムについ
て一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、複写
機の画像形成手段を概念的に示している。図中符号1は
矢印A方向に回転する感光体ドラム(感光体)であり、
この感光体ドラム1の周囲には、その回転方向にしたが
って、コロナ帯電器2、光学系3、現像剤(一成分系も
しくは二成分系)6を収容する現像剤収容器4aおよび
現像スリーブ(現像体)4b、コロナ転写器5、クリー
ニングブレード9a、除電手段10がこの順に配置され
ている。符号7で示す記録シート(紙や樹脂フィルム
等)は、図中右側から搬送されて感光体ドラム1とコロ
ナ転写器5との間を通過するようになされ、搬送先には
加熱・加圧方式の定着ローラ対8が配置されている。ク
リーニングブレード9aは、転写後に感光体ドラム1の
表面に残存するトナー(トナー画像の一部:回収トナ
ー)6bを掻き落とすものであり、その掻き落とされた
回収トナー6bは、回収搬送路9bを経て現像剤収容器
4aに戻されるようになされている。この場合、クリー
ニングブレード9aと回収搬送路9bとによりトナー回
収手段9が構成され、この回収手段9と、現像剤収容器
4aおよび現像スリーブ4bとの組み合わせにより、現
像装置4が構成されている。
【0009】この画像形成手段による画像形成工程は、
次の通りである。まず、コロナ帯電器2のコロナ放電に
より、回転する感光体ドラム1の表面が一様に帯電さ
れ、次に、光学系3の露光により感光体ドラム1の表面
に静電潜像が形成される。現像スリーブ4bは現像剤収
容器4aに収容されている現像剤6を吸着しながら回転
し、その現像剤6中のトナー(一成分系の場合は現像剤
6全てがトナーである)が、感光体ドラム1の表面に形
成された静電潜像に逆極性作用等で吸着される。これに
より、静電潜像はトナー画像6aとして可視像化され
る。次に、記録シート7が感光体ドラム1とコロナ転写
器5との間に搬送されてトナー画像6aに重ねられ、そ
の裏面からコロナ転写器5により転写電荷が与えられる
ことにより、記録シート7上にトナー画像6aが転写さ
れる。この後、記録シート7は定着ローラ対8の間を通
過し、その際に、トナー画像6aが記録シート7上に定
着される。一方、記録シート7に転写されずに感光体ド
ラム1の表面に残存した回収トナー6bはクリーニング
ブレード9aにより掻き落とされ、これにより感光体ド
ラム1の表面は清浄化され、この後、除電手段10で除
電される。クリーニングブレード9aにより掻き落とさ
れた回収トナー6bは、回収搬送路9bを経て現像剤収
容器4aに戻され、再び使用される。そして、記録シー
ト7が多数枚コピーされていくと現像剤6のトナー濃度
が少なくなり、現像剤6中に適切なトナー濃度を維持す
るためトナー11が補給される。上記現像剤は、磁性又
は非磁性の一成分系現像剤もしくは二成分系現像剤であ
り、一成分系の場合であればトナーそのものが現像剤と
され、二成分系の場合は、トナーにキャリアが混合され
たものが現像剤とされる。なお、この場合、コピー開始
時の現像剤を構成するトナーには、多数枚コピー時に補
給されるトナーを使用することが帯電性を安定化させる
ために好ましい。
【0010】本発明は、上記電子写真システムに適用さ
れる電子写真用トナーであって、主成分は、以下に述べ
る結着樹脂、着色剤及びフィッシャートロプシュワック
スであって、これらを含有したトナー母粒子の表面に加
熱減量が1%未満の疎水性シリカと親水性シリカが付着
されているものである。
【0011】結着樹脂は、スチレン、α−メチルスチレ
ン、クロルスチレン等のスチレン類と、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸ブチル、アクリル酸オクチル等のアクリル酸エステル
類または/およびメタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オクチル、
メタクリル酸ステアリル等のメタクリル酸エステル類と
を共重合させたスチレン−(メタ)アクリル酸エステル
共重合体樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
ウレタン樹脂等である。該スチレン−(メタ)アクリル
酸エステル共重合体樹脂中の(メタ)アクリル酸エステ
ルの含有量は、15重量%以下が好ましい。15重量%
より多い場合では、樹脂そのものの帯電性が低いために
その帯電性を補うため必要以上のシリカ微粒子の使用が
必要となって、その結果回収されたトナーにおいてシリ
カ微粒子の脱離、埋没等による帯電性、流動性の大きな
変化が生じて地カブリ、トナー飛散等の問題が発生しや
すい。
【0012】着色剤は、カーボンブラック、アニリンブ
ルー、カルコオイルブルー、クロムイエロー、ウルトラ
マリンブルー、デュポンオイルレッド、キノリンイエロ
ー、メチレンブルークロライド、フタロシアニンブル
ー、マラカイトグリーンオキサレート、ランプブラッ
ク、ローズベンガル等が、単独もしくは混合されて用い
られる。着色剤は、十分な濃度の可視像が形成されるに
十分な割合の含有量が必要であり、例えば、結着樹脂1
00重量部に対して1〜20重量部程度の割合で含有さ
れる。
【0013】フィッシャートロプシュワックスとしては
特に限定されないが、天然ガスを原料にフィッシャート
ロプシュ法により製造されたものが好ましく、該天然ガ
スを原料としたフィッシャートロプシュワックスは一酸
化炭素の触媒水素化により合成されたワックス状炭化水
素であって、構造的にはメチル分岐の少ない直鎖状のパ
ラフィン系ワックスである。このような天然ガスを原料
にしたフィッシャートロプシュワックスとしては、シェ
ル・MDS社製の商品名:FT−100、FT−003
0、FT−0050、FT−0070、FT−016
5、FT−1155、FT−60S等が上市されてい
る。フィッシャートロプシュワックスは、示差走査熱量
分析計(以下、DSCと略す)による吸熱ピークが80
〜100℃であるものが好ましい。吸熱ピークが80℃
より低いものは、トナーの保存安定性に問題が生じやす
く、また流動性が悪くなりやすい。一方、100℃より
高いとトナーの溶融粘度を下げる効果が少ないためトナ
ーの低温定着性が得られにくくなる。フィッシャートロ
プシュワックスは結着樹脂との相溶性があまり良くない
ため大量に使用するとワックスの分散が悪化し、粉砕時
にワックス単体の脱離等により耐高温オフセット性、流
動性が悪くなりやすいので好ましくない。したがって、
トナー母粒子中に0.5〜8重量%含有させることが好
ましい。また、本発明でいうDSCによる吸熱ピーク
は、吸収熱量のピーク温度のことであり、セイコー電子
工業社SSC−5200を用い20〜150℃の間を1
0℃/分の割合で昇温させ、次に150℃から20℃に
急冷させる過程を2回繰り返し2回目の吸収熱量を測定
したものである。
【0014】トナー母粒子には、極性を付与するために
帯電制御剤が含有され、正帯電トナー用と負帯電トナー
用とに分けられる。正帯電トナー用としては、ニグロシ
ン染料、第4級アンモニウム塩、ビリジニウム塩および
アジン等が用いられる。また、負帯電トナー用として
は、アゾ系含金属錯体やサリチル酸系金属錯体が用いら
れる。その他必要に応じて磁性粉や離型剤等を含有させ
てもよい。磁性粉としては、フェライト粉、マグネタイ
ト粉、鉄粉等の微粒子が挙げられる。フェライト粉とし
てはMeO−Fe23の混合焼結体が本発明に使用され
る。この場合のMeとはMn、Zn、Ni、Ba、C
o、Cu、Li、Mg、Cr、Ca、V等であり、その
いずれか1種又は2種以上用いれらる。また、マグネタ
イト粉としてはMeO−Fe34の混合焼結体が使用さ
れる。この場合のMeは上記フェライト粉の場合と同様
である。離型剤は、定着用熱ロールとトナーとの離型性
を確保するために添加され、低分子量ポリプロピレンや
低分子量ポリエチレン等が用いられる。
【0015】本発明でいうトナー母粒子は、上記材料が
所定の配合で混合され、その混合物が、溶融混練、粉
砕、分級といった工程を経て製造される。また、上記材
料を用いて重合方法によりトナー母粒子を得てもよい。
【0016】本発明の電子写真用トナーは、前記トナー
母粒子の表面に、加熱減量が1%未満の疎水性シリカ
と、親水性シリカが付着されてなるものである。加熱減
量が1%未満の疎水性シリカとしては、ジメチルジクロ
ルシラン、トリメチルクロルシラン、メチルトリクロル
シラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメ
チルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラ
ン、P−クロルフェニルトリクロルシラン、3−クロル
プロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラ
ン、ビニルトリアセトキシシラン、ジビニルクロルシラ
ン等の疎水化剤、特にジメチルジクロルシランあるいは
ヘキサメチレンジシラザンで処理されたコロイド状の二
酸化ケイ素であって、50%以上の疎水化度を有するも
のであり、その加熱減量が1%未満のものである。ここ
でいう加熱減量とは、JIS K 5101の顔料試験
方法に記載された加熱減量の測定方法に基づいて測定さ
れた値をいう。加熱減量が1%以上の疎水性シリカを用
いた場合は、感光体表面から記録シートに転写されたト
ナー画像を定着する定着ローラの表面にトナーが付着
し、その結果、定着ローラから記録シートを剥離するた
めの剥離爪の痕がトナー画像に発生する。
【0017】親水性シリカとしては、50%未満の疎水
化度を有するシリカをいう。ここで疎水化度とは、別名
メタノールウェッタビリティー値(MW値)ともいい、
シリカの表面の疎水性を表わす尺度として一般に用いら
れているものである。該疎水化度の測定方法は次のよう
にして行う。まず、シリカ0.2gを250ccのフラ
スコに入れ、これに水を50cc添加する。次にマグネ
チックスターラーで上記水中におけるシリカを攪拌しな
がら、メタノールをビューレットから滴下する。シリカ
の全量がメタノールによって湿潤し、水とメタノールの
混合系に良分散したと目視によって判断した時にメタノ
ールの滴下を止める。この時の水とメタノールの混合相
中におけるメタノールの重量を百分率であらわし、この
数値を疎水化度とする。
【0018】トナー母粒子の表面に付着させる疎水性シ
リカと親水性シリカとの比率は、疎水性シリカ1重量部
に対して親水性シリカが2〜10重量部であることが好
ましい。2重量部未満の場合は定着画像に爪痕が生じや
すく、10重量部より多い場合はリサイクル機構を搭載
した電子写真システムに適用した場合に地カブリが多い
画像となって多数コピーすることができにくくなる。
【0019】トナー母粒子の表面に加熱減量が1%未満
の疎水性シリカと、親水性シリカを付着させるために
は、タービン型攪拌機、ヘンシェルミキサー、スーパー
ミキサー等の一般的な攪拌機により混合して攪拌する等
の方法が挙げられる。また、トナー母粒子の表面には適
宜、トナーの流動性、帯電性、クリーニング性および保
存性等の制御のため、磁性粉、アルミナ、タルク、クレ
ー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化チタンま
たは各種の樹脂微粒子等の外添剤が付着されていてもよ
い。
【0020】
【実施例】以下、実施例および比較例に基づき本発明を
説明する。ただし、本発明はこれらに限定されるもので
はない。なお、下記において「部」とは「重量部」を示
す。 (実施例1) ・スチレン−アクリル酸エステル共重合体樹脂 100部 (積水化学工業社製 商品名:SE−0050) ・天然ガスを原料としたフィッシャートロプシュワックス 3部 (シェル・MDS社製 商品名:FT−100、吸熱ピーク:92℃) ・クロム含金属染料 1部 (オリエント化学工業社製 商品名:ボントロンS−34) ・カーボンブラック 5部 (三菱化学社製 商品名:MA−100) 上記の配合比からなる原料をスーパーミキサーで5分間
混合し、加圧ニーダーで熱溶融混練後、ジェットミルで
粉砕し、その後乾式気流分級機で分級して体積平均径が
10μmのトナー母粒子を得た。そして、該トナー母粒
子100部に対してジメチルジクロルシランで処理され
た加熱減量が0.3%の疎水性シリカ(疎水化度55
%)0.2部と親水性シリカ(疎水化度40%)0.4
部とをヘンシェルミキサーで混合してトナー母粒子の表
面に付着させ本発明の電子写真用トナーを得た。
【0021】(実施例2)実施例1において、疎水性シ
リカの付着量を0.1部及び親水性シリカの付着量を1
部に変更した以外は実施例1と同様にして本発明の電子
写真用トナーを得た。
【0022】(実施例3)実施例1において、疎水性シ
リカをジメチルジクロルシランで処理された加熱減量が
0.6%の疎水性シリカ(疎水化度65%)0.2部に
代えて、且つ親水性シリカの付着量を0.5部に変更し
た以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用トナ
ーを得た。
【0023】(実施例4)実施例1において、フィッシ
ャートロプシュワックスの含有量を7部、且つ親水性シ
リカの付着量を0.5部に変更した以外は実施例1と同
様にして本発明の電子写真用トナーを得た。
【0024】(実施例5)実施例4において、スチレン
−アクリル酸エステル共重合体樹脂をポリエステル樹脂
100部に代えて、且つフィッシャートロプシュワック
スの含有量を5部に変更した以外は実施例4と同様にし
て本発明の電子写真用トナーを得た。
【0025】(比較例1)実施例1において、フィッシ
ャートロプシュワックスの代わりにポリプロピレンワッ
クス(三洋化成工業社製 商品名:ビスコール550
P)3部に代えた以外は実施例1と同様にして比較用の
電子写真用トナーを得た。
【0026】(比較例2)実施例1において、疎水性シ
リカをジメチルジクロルシランで処理された加熱減量が
1.1%の疎水性シリカ(疎水化度55%)0.2部に
代えた以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用
トナーを得た。
【0027】(比較例3)実施例1において、疎水性シ
リカの付着量を0.6部に代えて、且つ親水性シリカを
付着させない以外は実施例1と同様にして本発明の電子
写真用トナーを得た。
【0028】(比較例4)実施例1において、親水性シ
リカの付着量を0.6部に代えて、且つ疎水性シリカを
付着させない以外は実施例1と同様にして本発明の電子
写真用トナーを得た。
【0029】次に前記実施例及び比較例で得られた各電
子写真用トナーについて下記の項目の試験をおこなっ
た。 (1)非オフセット温度領域及び非オフセット温度幅 まず、各電子写真用トナー4部とノンコートフェライト
キャリア(パウダーテック社製 商品名:FL−10
0)96部とを混合して二成分系現像剤を作製した。次
に該現像剤を使用して図1に記載のトナーリサイクル方
式を有する複写機の現像装置に入れA4の転写紙に縦2
cm、横5cmの帯状の未定着画像を複数作製した。つ
いで、表層がテフロンで形成された熱定着ロールと、表
層がシリコーンゴムで形成された圧力定着ロールが対に
なって回転する定着機をロール圧力が1Kg/cm2
びロールスピードが50mm/secになるように調節
し、該熱定着ロールの表面温度を段階的に変化させて、
各表面温度において上記未定着画像を有した転写紙のト
ナー像の定着をおこなった。この時余白部分にトナー汚
れが生じるか否かの観察をおこない、汚れが生じない温
度領域を非オフセット温度領域とした。また、非オフセ
ット温度領域の最大値と最小値の差を非オフセット温度
幅とした。
【0030】(2)定着強度 前記定着機の熱定着ロールの表面温度を160℃に設定
し、前記未定着画像が形成された転写紙のトナー像の定
着をおこなった。そして、形成された定着画像の画像濃
度を反射濃度計(マクベス社製、商品名:RD−91
4)を使用して測定した後、該定着画像に対して消しゴ
ムによる摺擦を施し、ついで同様にして画像濃度を測定
した。得られた測定値から下記式によって定着強度を算
出した(定着強度は実用上80%以上であることが必要
である)。
【0031】
【数1】
【0032】(3)現像特性 また、前項(1)における各現像剤及び複写機を用いて
50000枚までの連続コピー試験をおこなった。連続
コピーした原稿は黒色部が6%のA4のものであり、画
像濃度はベタ画像部をマクベス反射濃度計RD−914
で測定(画像濃度は実用上1.30以上であることが必
要である)し、地カブリは日本電色工業社製のカラーメ
ーターZE2000で測定した値(地カブリは実用上
1.00以下であることが必要である)である。また、
定着時の爪痕は、50000枚後の定着画像を目視によ
り確認し、爪痕が発生していなかったものを○、発生し
ていたものを×とした。上記項目の試験結果を表1に示
す。
【0033】
【表1】
【0034】表1の結果から明かなように実施例1〜5
の電子写真用トナーでは、初期と50000枚後の画像
濃度が1.40以上であって、地カブリも0.41以下
という実用上問題ない範囲で多数枚複写できることが確
認され、トナーのリサイクル性に何等問題のないことが
認められた。また、定着強度も83%以上有り低温定着
性にも優れ、非オフセット温度領域及び定着時の爪痕も
問題がなかった。これに対し、比較例1は定着強度が低
く非オフセット温度領域も狭いものであった。 比較例
2乃至4では50000枚後の画像濃度が低く、地カブ
リも多い画像であり、リサイクル機構を搭載した電子写
真用システムでは実用上問題があることが確認された。
【0035】
【発明の効果】本発明の電子写真用トナーは、リサイク
ル機構を搭載した電子写真システムに使用した場合に実
施例の通り実用上問題なく多数枚の複写が可能である。
したがって、トナーリサイクル性と低温定着性が両立し
た電子写真用トナーである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る画像形成手段の概
念図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(感光体) 4a 現像剤収容器 4b 現像スリーブ(現像体) 6 現像剤 6a トナー画像 6b 回収トナー 7 記録シート 9 トナー回収手段 11 トナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂、着色剤及びフィッ
    シャートロプシュワックスを含有したトナー母粒子の表
    面に、加熱減量が1%未満の疎水性シリカと、親水性シ
    リカが付着されてなることを特徴とする電子写真用トナ
    ー。
  2. 【請求項2】 フィッシャートロプシュワックスのDS
    Cの吸熱ピークが80〜100℃であることを特徴とす
    る請求項1記載の電子写真用トナー。
  3. 【請求項3】 フィッシャートロプシュワックスの含有
    量が0.5〜8重量%であることを特徴とする請求項1
    記載の電子写真用トナー。
  4. 【請求項4】 親水性シリカが、疎水性シリカ1重量部
    に対して2〜10重量部であることを特徴とする請求項
    1記載の電子写真用トナー。
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