JP2000019778A - トナー用樹脂組成物及びトナー - Google Patents

トナー用樹脂組成物及びトナー

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JP2000019778A JP18624898A JP18624898A JP2000019778A JP 2000019778 A JP2000019778 A JP 2000019778A JP 18624898 A JP18624898 A JP 18624898A JP 18624898 A JP18624898 A JP 18624898A JP 2000019778 A JP2000019778 A JP 2000019778A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温定着性、耐オフセット性及び保存性に優
れ、さらに紙等のシートに対する定着強度に優れたトナ
ー用樹脂組成物及びトナーを提供する。 【解決手段】 スチレン系単量体と(メタ)アクリル酸
エステル系単量体とを主成分とするビニル系共重合体
と、フィッシャートロプシュワックスと、ポリスチレン
系ブロック共重合体とからなり、上記ビニル系共重合体
は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィで測定した
分子量分布において、少なくとも分子量5,000〜2
0,000の領域と分子量500,000以上の領域に
極大ピークを有し、フィッシャートロプシュワックスが
2〜10重量%含まれ、ポリスチレン系ブロック共重合
体が0.5〜5重量%含まれていることを特徴とするト
ナー用樹脂組成物及びこのトナー用樹脂組成物を用いた
トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真等に使用
するトナー用樹脂組成物及びトナーに関し、さらに詳し
くいえば、静電荷像を現像する方法において乾式現像方
式に使用するトナー用樹脂組成物及びそれを用いたトナ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真等において、静電荷像を現像す
る方法として、乾式現像方式が多用されている。この乾
式現像方式では、バインダーとなるトナー用樹脂にカー
ボンブラック等の着色剤を含有させた微粉末に、鉄粉や
ガラスビーズ等のキャリアーを混合した摩擦帯電性のト
ナー、或いはトナー用樹脂にカーボンブラック等の着色
剤とマグネタイト等の磁性粉とを含有させた磁性トナー
が用いられる。
【0003】複写物を得るには、通常、感光体上に静電
潜像を形成し、この静電潜像に摩擦帯電性のトナーや磁
性トナーを電気的に付着させて現像し、ここで得られた
トナー像を用紙等のシート上に転写し、その後トナーに
対して離型性を有する熱圧ローラーで定着させるという
所謂熱圧ローラー定着法が広く採用されている。
【0004】この熱圧ローラー定着法においては、小型
化や高速化などに対応するため、より低温で定着可能な
トナーが要求されている。低温定着性という点から、ト
ナー用樹脂の分子量を下げることにより、ある程度定着
可能温度を低下させることができるが、未だ十分ではな
い。
【0005】すなわち、低分子量のトナー用樹脂を用い
たトナーは、定着時に像を形成するトナーの一部が熱圧
ローラーの表面に移行し、次に送られてくる用紙等のシ
ートに再び移行して画像を汚すという現象(オフセッ
ト)が発生し易いという問題がある。また、樹脂の低分
子量化により、用紙等のシートに対する定着強度も低下
し、擦り等により画像が破壊され易くなるという問題が
ある。
【0006】このような問題を解決するために、特開平
4−226473号公報には、スチレン−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体等のスチレン系樹脂に、低分子
量ポリプロピレン等の低分子量ワックス及びスチレン−
ブタジエン−スチレンブロック共重合体等のポリスチレ
ン系ブロック共重合体を含有させた樹脂溶液を、加熱脱
溶剤して樹脂組成物を調製し、この樹脂組成物を用いる
ことにより、定着性、耐オフセット性及び画像特性に優
れたトナーを得ることが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記提案の樹脂組成物
を用いたトナーは、低温定着性や耐オフセット性及び定
着強度がかなり改善されるが、さらにこれ等のトナー性
能を高水準に改善し、小型化や高速化などに十分に対応
することができるようにするのが望ましい。
【0008】本発明は、低温定着性、耐オフセット性及
び保存性に優れ、さらに紙等のシートに対する定着強度
に優れたトナー用樹脂組成物及びトナーを提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、スチレン
系単量体と(メタ)アクリル酸エステル系単量体とを主
成分とするビニル系共重合体と、フィッシャートロプシ
ュワックスと、ポリスチレン系ブロック共重合体とから
なり、上記ビニル系共重合体は、ゲルパーミエーション
クロマトグラフィで測定した分子量分布において、少な
くとも分子量5,000〜20,000の領域と分子量
500,000以上の領域に極大ピークを有し、フィッ
シャートロプシュワックスが2〜10重量%含まれ、ポ
リスチレン系ブロック共重合体が0.5〜5重量%含ま
れていることを特徴とするトナー用樹脂組成物及びこの
トナー用樹脂組成物を用いたトナーによって、達成する
ことができる。
【0010】本発明に用いるビニル系共重合体は、低温
定着性や耐オフセット性の観点から、スチレン系単量体
と(メタ)アクリル酸エステル系単量体とを主成分とす
るビニル系共重合体であって、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィ(GPC)で測定した分子量分布におい
て、少なくとも分子量5,000〜20,000の領域
と分子量500,000以上の領域に極大ピークを有す
るものを用いる。
【0011】ここで、ビニル系共重合体の構成成分であ
るスチレン系単量体としては、スチレンのほかに、o−
メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、α−メチルスチレン、p−エチルスチレン、2,
4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチレン、p−
ter−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチレン、
p−n−オクチルスチレン、p−n−ドデシルスチレ
ン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレン、p
−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン等を挙げ
ることができる。
【0012】また、ビニル系共重合体の構成成分である
(メタ)アクリル酸エステル系単量体としては、例え
ば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステアリル、
メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル
酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ド
デシル、メタクリル酸ステアリル等のアクリル酸又はメ
タクリル酸のアルキルエステルを挙げることができる。
【0013】特に、アクリル酸エチル、アクリル酸プロ
ピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブ
チルが好適である。
【0014】さらに、アクリル酸2−クロルエチル、ア
クリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタ
クリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリシジル、ビス
グリシジルメタクリレート、ポリエチレングリコールモ
ノメタクリレート、メタクリロキシエチルホスフェート
等を挙げることができる。
【0015】上記のスチレン系単量体及び(メタ)アク
リル酸エステル系単量体のほか、アクリル酸、メタクリ
ル酸、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコン
酸などの不飽和カルボン酸、コハク酸モノアクロイルオ
キシエチルエステル、コハク酸モノメタクロイルオキシ
エチルエステル、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アクリルアミド、その他、ジビニルベンゼン、エチ
レングリコールジアクリリレート、トリメチロールプロ
パントリアクリレート、トリアリルイソシアヌレート等
の架橋性モノマーを併用することができる。
【0016】上記ビニル系共重合体において、スチレン
系単量体の含有率が60〜95重量%、(メタ)アクリ
ル酸エステル系単量体の含有率が40〜5重量%のもの
が好ましい。スチレン系単量体の含有率が少なくなる
と、トナーの耐オフセット性や耐ブロッキング性が低下
する傾向があり、逆にスチレン系単量体の含有率が多く
なると、トナーの定着性が低下する傾向がある。
【0017】このようなビニル系共重合体は、懸濁重
合、乳化重合、溶液重合、塊状重合等の公知のビニル重
合方法により製造することができる。この場合、一部の
ビニル系共重合体(高分子量のビニル系共重合体)の存
在下で、残りのビニル系共重合体(低分子量のビニル系
共重合体)を構成するビニル系単量体を溶液重合して製
造する方法が好ましい。その他、少なくとも二種のビニ
ル系共重合体(高分子量のビニル系共重合体と低分子量
のビニル系共重合体)を溶融混練するか或いは溶剤に溶
解混合した後脱溶剤することにより製造することもでき
る。
【0018】本発明では、上記のようなビニル系共重合
体であって、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ
(GPC)で測定した分子量分布において、少なくとも
分子量5,000〜20,000の領域と分子量50
0,000以上の領域に極大ピークを有するものを用い
るが、その理由は次の通りである。
【0019】すなわち、上記ビニル系共重合体の分子量
分布において、分子量5,000未満の領域に極大ピー
クを有するものは、樹脂強度が弱くなる。また、分子量
20,000以下の領域に極大ピークがなく、分子量2
0,000を越える領域にのみ極大ピークがあると、定
着性に悪影響がある。また、分子量500,000を越
える領域に極大ピークがなく、分子量500,000未
満の領域にのみ極大ピークがあると、耐オフッセット性
に悪影響がある。
【0020】なお、上記ビニル系共重合体は、トナーの
保存性(凝集防止)の点から、ガラス転移点(Tg)が
50℃以上であるものが好ましい。このガラス転移点
は、示差走査熱量計(DSC)によって測定される。ま
た、トナーの定着性の点から、フロー軟化点が130℃
以下のものが好ましい。このフロー軟化点は、高化式フ
ローテスターによって測定される。
【0021】本発明のトナー用樹脂組成物は、上記特定
の分子量分布を有するビニル系共重合体とフィッシャー
トロプシュワックスとポリスチレン系ブロック共重合体
とからなり、フィッシャートロプシュワックスは2〜1
0重量%含まれ、ポリスチレン系ブロック共重合体は
0.5〜5重量%含まれている。
【0022】上記フィッシャートロプシュワックスは、
例えば、一酸化炭素と水素とを主成分とする水性ガス
を、常圧下、170〜250℃で、コバルト、ニッケ
ル、鉄系の触媒を用いて反応させて得られる、主として
直鎖状炭化水素からなる合成ワックスである。このよう
なフィッシャートロプシュワックスは、上記のような所
謂フィッシャートロプシュ合成法により合成して使用し
てもよいが、市販されているものを使用するのが便利で
ある。
【0023】このようなフィッシャートロプシュワック
スは、その重量平均分子量が400〜2,000のもの
が好ましく、450〜850のものがさらに好ましい。
この重量平均分子量が400より小さいとトナーの保存
性が悪くなることがあり、逆に2,000よりも大きく
なるとトナーの定着性が悪くなることがある。ここで、
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラ
フィ(GPC)で測定される。
【0024】また、フィッシャートロプシュワックス
は、140℃での溶融粘度が5〜20cpsが好まし
い。この溶融粘度が5cpsよりも低くなるとトナーの
保存性が悪くなることがあり、逆に20cpsよりも高
くなるとトナーの定着性が悪くなることがある。ここ
で、140℃での溶融粘度は、JIS K 6862に
基づいて測定される。
【0025】また、フィッシャートロプシュワックス
は、示差走査熱量計(DSC)による融解にともなう吸
熱ピーク温度が70〜130℃が好ましい。この吸熱ピ
ーク温度が70℃よりも低くなるとトナーの保存性が低
下して、常温保管時にトナーがブロッキングを起こす恐
れがあり、逆に130℃よりも高くなるとくなるとトナ
ー定着時に溶融しにくくなり定着性が悪くなることがあ
る。
【0026】このようなフィッシャートロプシュワック
スは樹脂組成物中に2〜10重量%含有される。含有量
が2重量%よりも少ないと離型効果が小さくなってトナ
ーの耐オフセット性が悪くなり、逆に含有量が10重量
%よりも多くなるとトナー中のワックスが感光体へ膜状
に付着したりする。
【0027】また、上記フィッシャートロプシュワック
スと共に含有されるポリスチレン系ブロック共重合体
は、例えばアニオンリビング重合法により得られるもの
で、ジブロック型、トリブロック型、マルチブロック型
のいずれでもよい。例えば、ポリスチレン−ポリブタジ
エンブロック共重合体(S−B)及びその水素添加物、
ポリスチレン−ポリイソプレンブロック共重合体(S−
I)及びその水素添加物、ポリスチレン−ポリブタジエ
ン−ポリスチレンブロック共重合体(S−B−S)及び
その水素添加物、ポリスチレン−ポリイソプレン−ポリ
スチレンブロック共重合体(S−I−S)及びその水素
添加物などが挙げられる。
【0028】ここで、ポリスチレン成分の含有量が20
〜80重量%であるものが好ましい。ポリスチレン成分
の含有量が20重量%よりも少ないとビニル系共重合体
との親和性が低下するため、フィッシャートロプシュワ
ックスの分散性が低下することがあり、逆に80重量%
よりも多くなるとフィッシャートロプシュワックスとの
親和性が低下するため、この場合もフィッシャートロプ
シュワックスの分散性が低下することがある。
【0029】また、このようなポリスチレン系ブロック
共重合体は、数平均分子量が1,000〜150,00
0であるものが好ましい。数平均分子量が1,000よ
りも小さいと、ビニル系共重合体のガラス転移温度が低
下しトナーの保存性が低下することがあり、逆に数平均
分子量が150,000よりも大きくなると、トナーの
定着性が低下したり、トナー化の際の粉砕性が低下した
り、生産性が低下したりすることがある。
【0030】このようなポリスチレン系ブロック共重合
体は0.5〜5重量%含有される。含有量が2重量%よ
りも少ないと、フィッシャートロプシュワックスの分散
が悪くなりトナーの保存性に悪影響を及ぼし、逆に含有
量が5重量%よりも多いと、トナーの定着性が低下した
り、トナー化の際の粉砕性が低下したり、生産性が低下
したりすることがある。
【0031】本発明のトナー用樹脂組成物を製造するに
は、例えば、上記特定の分子量分布を有するビニル系共
重合体に、所定量のフィッシャートロプシュワックス及
びポリスチレン系ブロック共重合体を配合し、その他、
必要に応じて着色剤、荷電制御剤等の従来公知のトナー
用添加剤を配合し、リボンブレンダー、ヘンセルミキサ
ー等で混合し、これをロールミル、ニーダー、押出機等
を用いて混練した後、冷却して粉砕する方法が採用され
る。
【0032】また、上記ビニル系共重合体にフィッシャ
ートロプシュワックス及びポリスチレン系ブロック共重
合体をより均一に含有させるために、ビニル系共重合体
の重合前のモノマー溶液中、或いは重合途中のモノマー
溶液中、或いは重合直後のポリマー溶液中に、フィッシ
ャートロプシュワックス及びポリスチレン系ブロック共
重合体を添加する方法、或いは予め用意したビニル系共
重合体、フィッシャートロプシュワックス及びポリスチ
レン系ブロック共重合体を溶剤に溶解混合した後脱溶剤
する方法が採用される。
【0033】これ等の方法のなかで、製造の容易さか
ら、高分子量のビニル系共重合体の存在下で、低分子量
のビニル系共重合体を構成するビニル系単量体を溶液重
合して本発明で用いるビニル系共重合体を製造する際
に、溶液重合前のモノマー溶液中にフィッシャートロプ
シュワックス及びポリスチレン系ブロック共重合体を添
加し、溶液重合により製造するのが好ましい。こうし
て、本発明のトナー用樹脂組成物が得られる。
【0034】本発明のトナー用樹脂組成物を用いてトナ
ーを製造するには、従来と同様な方法が採用される。例
えば、バインダーとなる上記トナー用樹脂組成物に、必
要に応じて、着色剤、荷電制御剤、磁性粉等の従来公知
のトナー用添加剤を配合し、これを溶融混練したあと粉
砕、分級する方法が採用される。
【0035】着色剤としては、白黒画像を得るためのト
ナーには、主にカーボンブラック、アニリンブラック、
ランプブラック等が使用されるが、カラー画像を得るた
めのカラートナーを得ることもできる。カラートナー用
の着色剤としては、例えば、C.I.ソルベントレッ
ド、C.I.ピグメントレッド、C.I.ディスパーレ
ッド、C.I.ピグメントバイオレッド、C.I.ソル
ベントイエロー、C.I.ピグメントイエロー、C.
I.ディスパーイエロー、C.I.ソルベントブルー、
C.I.ピグメントブルー等が使用される。これ等の着
色剤は、一般に1〜10重量%の範囲で配合される。
【0036】荷電制御剤としては、正帯電用と負帯電用
とがあり、正帯電用としては、例えば、ニグロシン染
料、4級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、アジン等が
挙げられ、負帯電用としては、例えば、スピロンブラッ
ク(保土ケ谷化学社製)、ジ−t−ブチルサリチル酸の
クロム錯体、鉄錯体等が挙げられる。これ等の荷電制御
剤は、一般に0.1〜10重量%の範囲で配合される。
【0037】また、磁性トナーを得るための磁性粉とし
ては、例えば、マグネタイト、フェライト、ヘマタイト
等の鉄、亜鉛、コバルト、ニッケル、マンガンなどの強
磁性を示す合金又は化合物の粉末が配合される。
【0038】さらに、離型作用のある低分子量ポリプロ
ピレンワックスや低分子量ポリエチレンワックスなどの
ワックスを配合することができる。本発明においては、
フィッシャートロプシュワックスが含有されているの
で、その他のワックスを配合しなくても十分に離型効果
を得ることができるが、上記の離型作用のある低分子量
ポリプロピレンワックスや低分子量ポリエチレンワック
スなどのワックスを配合しても支障はない。また、トナ
ー粒子の流動性を上げるために、疎水性シリカ等が後添
加(外添)されてもよい。
【0039】(作用)本発明において、スチレン系単量
体と(メタ)アクリル酸エステル系単量体とを主成分と
し、少なくとも分子量5,000〜20,000の領域
と分子量500,000以上の領域に極大ピークを有す
るビニル系共重合体により、主に良好な低温定着性と耐
オフセット性とが得られる。
【0040】これに、フィッシャートロプシュワックス
2〜10重量%が含有されると、主に熱圧ローラーの表
面へのトナーの付着が防止され、低温領域でのオフセッ
トの発生が防止される。また、このフィッシャートロプ
シュワックスとともに、ポリスチレン系ブロック共重合
体が0.5〜5重量%含有されると、主に溶融粘度が高
くなって耐オフセット性が改善されるとともに、定着強
度が改善され、しかも、理由は明らかでないが、このよ
うなポリスチレン系ブロック共重合体が存在すると、従
来の低分子量ポリプロピレン等の低分子量ワックスに比
べて、上記フィッシャートロプシュワックスの分散性が
よくなり、均一分散が可能となる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施例及び比較
例を示す。 (実施例1) <トナー用樹脂組成物の製造>セパラブルフラスコに、
スチレン−アクリル酸n−ブチル共重合体(スチレン成
分含有量80重量%、極大ピーク分子量70万)30重
量部、表1に示すフィッシャートロプシュワックス(A
−1)4重量部、表2に示すポリスチレン系ブロック共
重合体(B−1)1重量部及びトルエン100重量部を
投入して溶解した。
【0042】なお、表1に示すフィッシャートロプシュ
ワックスについての、示差走査熱量計(DSC)による
融解にともなう吸熱ピーク温度の測定は、(株)セイコ
ー電子工業社製のDSC220を用い、JIS K 7
121に基づいて測定され、昇温速度10℃/分の条件
で測定した吸熱ピーク温度である。また、溶融粘度はJ
IS K 6862に基づいて測定した。
【0043】次いで、セパラブルフラスコ内の気相を窒
素ガスで置換した後、トルエンの沸点まで加熱し、トル
エンの還流が起きた状態で攪拌しながら、スチレン50
重量部、アクリル酸n−ブチル15重量部及びベンゾイ
ルパーオキサイド(重合開始剤)3.8重量部を溶解し
た混合溶液を、3時間かけて滴下しながら溶液重合を行
った。
【0044】上記混合溶液の滴下終了後、さらにトルエ
ンの還流下で攪拌しながら2時間かけて熟成を行った。
その後、180℃まで徐々に昇温しながら減圧下でトル
エンを除去して、トナー用樹脂組成物を得た。このトナ
ー用樹脂組成物について、GPC測定装置を用いて、ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)による
分子量分布を測定したところ、分子量500,000の
領域と分子量8,000の領域に極大ピークを有するも
のであった。
【0045】ここで、GPC測定装置として、日本ミリ
ポアリミテッド社製のHTR−Cを用い、カラムには昭
和電工社製のKF−800P(1本)、KF−806M
(2本)、KF−802.5(1本)を直列につないで
使用した。測定条件は、温度は40℃、試料は0.2重
量%FHF溶液(0.45μmのフィルターを通過した
もの)、注入量は100μl、較正試料として標準ポリ
スチレンを用いた。
【0046】<トナーの製造>上記トナー用樹脂組成物
100重量部に、カーボンブラック(MA−100:三
菱化学社製)6.5重量部及びクロム含有染料(S−3
4:オリエント化学社製)1.5重量部を配合し、これ
をコンティニアスニーダーで150℃で溶融混練し、冷
却後コーヒーミルで粗粉砕し、さらにジェットミルで微
粉砕し分級機で分級して、平均粒度約10μmのトナー
粉末を得た。このトナー粉末100重量部に、疎水性シ
リカ粉末(R−972D:日本アエロジル社製)0.3
重量部を添加混合(外添)してトナーを作製した。
【0047】(実施例2)セパラブルフラスコに、スチ
レン−アクリル酸n−ブチル共重合体(スチレン成分含
有量70重量%、極大ピーク分子量200万)20重量
部、表1に示すフィッシャートロプシュワックス(A−
2)8重量部、表2に示すポリスチレン系ブロック共重
合体(B−2)3重量部及びトルエン100重量部を投
入して溶解した。
【0048】次いで、セパラブルフラスコ内の気相を窒
素ガスで置換した後、トルエンの沸点まで加熱し、トル
エンの還流が起きた状態で攪拌しながら、スチレン60
重量部、アクリル酸n−ブチル9重量部及びベンゾイル
パーオキサイド(重合開始剤)3.2重量部を溶解した
混合溶液を、3時間かけて滴下しながら溶液重合を行っ
た。
【0049】上記混合溶液の滴下終了後、さらにトルエ
ンの還流下で攪拌しながら1時間かけて熟成を行った。
その後、180℃まで徐々に昇温しながら減圧下でトル
エンを除去して、トナー用樹脂組成物を得た。このトナ
ー用樹脂組成物について、ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィ(GPC)による分子量分布を測定したとこ
ろ、分子量1,500,000の領域と分子量15,0
00の領域に極大ピークを有するものであった。
【0050】上記トナー用樹脂組成物を用い、実施例1
と同様にしてトナーを作製した。
【0051】(実施例3)セパラブルフラスコに、スチ
レン−アクリル酸n−ブチル共重合体(スチレン成分含
有量80重量%、極大ピーク分子量70万)30重量
部、表2に示すポリスチレン系ブロック共重合体(B−
2)3重量部及びトルエン100重量部を投入して溶解
した。
【0052】次いで、セパラブルフラスコ内の気相を窒
素ガスで置換した後、トルエンの沸点まで加熱し、トル
エンの還流が起きた状態で攪拌しながら、スチレン50
重量部、アクリル酸n−ブチル9重量部及びベンゾイル
パーオキサイド(重合開始剤)3.8重量部を溶解した
混合溶液を、3時間かけて滴下しながら溶液重合を行っ
た。
【0053】上記混合溶液の滴下終了後、さらにトルエ
ンの還流下で攪拌しながら1時間かけて熟成を行った。
その後、180℃まで徐々に昇温しながら減圧下でトル
エンを除去して、フィッシャートロプシュワックスを含
有しないトナー用樹脂組成物を得た。このトナー用樹脂
組成物について、ゲルパーミエーションクロマトグラフ
ィ(GPC)による分子量分布を測定したところ、分子
量500,000の領域と分子量8,000の領域に極
大ピークを有するものであった。
【0054】上記フィッシャートロプシュワックスを含
有しないトナー用樹脂組成物100重量部に、表1に示
すフィッシャートロプシュワックス(A−1)8重量
部、カーボンブラック(MA−100:三菱化学社製)
6.5重量部及びクロム含有染料(S−34:オリエン
ト化学社製)1.5重量部を配合し、これをコンティニ
アスニーダーで150℃で溶融混練し、冷却後コーヒー
ミルで粗粉砕し、さらにジェットミルで微粉砕し分級機
で分級して、平均粒度約10μmのトナー粉末を得た。
このトナー粉末100重量部に、疎水性シリカ粉末(R
−972D:日本アエロジル社製)0.3重量部を添加
混合(外添)してトナーを作製した。
【0055】(比較例1)セパラブルフラスコに、スチ
レン−アクリル酸n−ブチル共重合体(スチレン成分含
有量80重量%、極大ピーク分子量45万)40重量
部、表1に示すフィッシャートロプシュワックス(A−
3)1重量部、表2に示すポリスチレン系ブロック共重
合体(B−4)0.1重量部及びトルエン100重量部
を投入して溶解した。
【0056】次いで、セパラブルフラスコ内の気相を窒
素ガスで置換した後、トルエンの沸点まで加熱し、トル
エンの還流が起きた状態で攪拌しながら、スチレン50
重量部、アクリル酸n−ブチル8.9重量部及びベンゾ
イルパーオキサイド(重合開始剤)5.5重量部を溶解
した混合溶液を、3時間かけて滴下しながら溶液重合を
行った。
【0057】上記混合溶液の滴下終了後、さらにトルエ
ンの還流下で攪拌しながら1時間かけて熟成を行った。
その後、180℃まで徐々に昇温しながら減圧下でトル
エンを除去して、トナー用樹脂組成物を得た。このトナ
ー用樹脂組成物について、ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィ(GPC)による分子量分布を測定したとこ
ろ、分子量300,000の領域と分子量4,000の
領域に極大ピークを有するものであった。
【0058】上記トナー用樹脂組成物を用い、実施例1
と同様にしてトナーを作製した。
【0059】(比較例2)セパラブルフラスコに、スチ
レン−アクリル酸n−ブチル共重合体(スチレン成分含
有量80重量%、極大ピーク分子量45万)40重量
部、表1に示すポリプロピレンワックス(A−4)15
重量部、表2に示すポリスチレン系ブロック共重合体
(B−3)8重量部及びトルエン100重量部を投入し
て溶解した。
【0060】次いで、セパラブルフラスコ内の気相を窒
素ガスで置換した後、トルエンの沸点まで加熱し、トル
エンの還流が起きた状態で攪拌しながら、スチレン32
重量部、アクリル酸n−ブチル5重量部及びベンゾイル
パーオキサイド(重合開始剤)1重量部を溶解した混合
溶液を、3時間かけて滴下しながら溶液重合を行った。
【0061】上記混合溶液の滴下終了後、さらにトルエ
ンの還流下で攪拌しながら1時間かけて熟成を行った。
その後、180℃まで徐々に昇温しながら減圧下でトル
エンを除去して、トナー用樹脂組成物を得た。このトナ
ー用樹脂組成物について、ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィ(GPC)による分子量分布を測定したとこ
ろ、分子量300,000の領域と分子量50,000
の領域に極大ピークを有するものであった。
【0062】上記トナー用樹脂組成物を用い、実施例1
と同様にしてトナーを作製した。
【0063】(比較例3)表1に示すフィッシャートロ
プシュワックス(A−1)4重量部に替えて、表1に示
すポリプロピレンワックス(A−4)4重量部を用いた
こと以外は、実施例1と同様にしてトナー用樹脂組成物
を得た。
【0064】上記トナー用樹脂組成物を用い、実施例1
と同様にしてトナーを作製した。
【0065】<トナーの性能評価>上記各実施例及び各
比較例で得たトナー6.5重量部を平均粒度50〜80
μmの鉄粉キャリアー93.5重量部と混合して現像剤
を作り、この現像剤を用いて、次のようにして定着温度
範囲及び定着強度を評価した。なお、使用した電子写真
複写機はコニカ社製のU−BIX4160AFを熱圧ロ
ーラーの温度が最大210℃まで変えられるように改造
したものである。
【0066】また、上記各実施例及び各比較例で得たト
ナーについて、次のようにして保存性を評価した。これ
等のトナーの性能評価結果をまとめて表3に示す。
【0067】(1)トナーの定着温度範囲 上記電子写真複写機の熱圧ローラーの設定温度を段階的
に変えて紙に複写を行い複写画像を得た。この時、余白
部分にトナー汚れ(オフセット)が生じるか否かの観察
を行い、トナー汚れが生じない温度領域を定着温度範囲
とした。
【0068】(2)トナーの定着強度 上記電子写真複写機の熱圧ローラーの温度を150℃及
び170℃に設定し、紙に複写を行い複写画像を得た。
そして、この複写画像に綿パッドで摺擦を施し、定着強
度(%)=(摺擦後の画像濃度/摺擦前の画像濃度)×
100の式により求めた。なお、画像濃度は、マクベス
社製の反射濃度計RD−914を使用した。
【0069】(3)トナーの保存性 上記トナー20gを200mlのサンプル瓶に採り、5
0℃の恒温槽中に48時間放置した後、ホソカワミクロ
ン社製のパウダーテスターPT−E型を用いて、振幅1
mm、10秒間の条件で篩い、目開き250μmの篩上
残存量が1g以下であれば○(合格)とし、1gを越え
れば×(不合格)とした。
【0070】
【表1】
【0071】
【表2】
【0072】
【表3】
【0073】
【発明の効果】上述の通り、本発明のトナー用樹脂組成
物は、スチレン系単量体と(メタ)アクリル酸エステル
系単量体とを主成分とするビニル系共重合体と、フィッ
シャートロプシュワックスと、ポリスチレン系ブロック
共重合体とからなり、上記ビニル系共重合体は、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィで測定した分子量分布
において、少なくとも分子量5,000〜20,000
の領域と分子量500,000以上の領域に極大ピーク
を有し、フィッシャートロプシュワックスが2〜10重
量%含まれ、ポリスチレン系ブロック共重合体が0.5
〜5重量%含まれており、それにより低温定着性、耐オ
フセット性及び保存性に優れ、さらに紙等のシートに対
する定着強度に優れたトナー用樹脂組成物及びトナーが
得られ、高速型や小型の電子複写機を用いて複写する場
合でも、長期にわたって鮮明で安定した画像が得られる
という顕著な効果を奏する。
【0074】特に、本発明によれば、従来の低分子量ポ
リプロピレン等の低分子量ワックスに替えて、フィッシ
ャートロプシュワックスを用いることにより、ポリスチ
レン系ブロック共重合体の存在により、フィッシャート
ロプシュワックスの分散性がよくなり、均一分散が可能
となるもので、このようにフィッシャートロプシュワッ
クスが均一に分散すると、離型性をもたせるためのフィ
ッシャートロプシュワックスの量が従来の低分子量ポリ
プロピレン等の低分子量ワックスの量に比較すると少量
で、十分な耐オフセット性を得ることができ、しかも帯
電量などに悪影響を及ぼすことがなく画像安定性に優れ
る、という利点がある。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系単量体と(メタ)アクリル酸
    エステル系単量体とを主成分とするビニル系共重合体
    と、フィッシャートロプシュワックスと、ポリスチレン
    系ブロック共重合体とからなり、上記ビニル系共重合体
    は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィで測定した
    分子量分布において、少なくとも分子量5,000〜2
    0,000の領域と分子量500,000以上の領域に
    極大ピークを有し、フィッシャートロプシュワックスが
    2〜10重量%含まれ、ポリスチレン系ブロック共重合
    体が0.5〜5重量%含まれていることを特徴とするト
    ナー用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 フィッシャートロプシュワックスは、重
    量平均分子量が400〜2,000であり、140℃で
    の溶融粘度が5〜20cpsであり、示差走査熱量計に
    よる融解に伴う吸熱ピーク温度が70〜130℃である
    ことを特徴とする請求項1に記載のトナー用樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 ポリスチレン系ブロック共重合体は、ポ
    リスチレン成分の含有量が20〜80重量%であり、数
    平均分子量が1,000〜150,000であることを
    特徴とする請求項1又は2に記載のトナー用樹脂組成
    物。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のト
    ナー用樹脂組成物を用いることを特徴とするトナー。
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