JPH06175398A - カラートナー用樹脂組成物及びカラートナー - Google Patents

カラートナー用樹脂組成物及びカラートナー

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JPH06175398A
JPH06175398A JP4327783A JP32778392A JPH06175398A JP H06175398 A JPH06175398 A JP H06175398A JP 4327783 A JP4327783 A JP 4327783A JP 32778392 A JP32778392 A JP 32778392A JP H06175398 A JPH06175398 A JP H06175398A
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JP
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copolymer
color toner
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toner
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JP4327783A
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English (en)
Inventor
Takuo Suzuki
卓夫 鈴木
Tsunehiro Masaoka
恒博 正岡
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像の表面平滑性に優れ彩度が高く、画像の
カブリやニジミがなく、またトナー粒子の凝集のないカ
ラナー用樹脂組成物及びカラートナーを得る。 【構成】 ビニル系共重合体に、エチレン又はプロピレ
ンとα−オレフィンとの共重合体1〜35重量%を含有
させる。上記のビニル系共重合体はスチレン系単量体及
び/又は(メタ)アクリル酸エステル単量体を構成単位
として含み、その分子量分布が唯一のピークを有する曲
線からなり、且つ分子量1×103 〜8×104 の領域
に極大を有する。また、上記のα−オレフィン共重合体
は140℃での溶融粘度が1万ポイズ以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真等に使用する
カラートナー用樹脂組成物及びカラートナーに関し、さ
らに詳しくいえば、静電荷像を現像する方法において乾
式現像方式に使用するカラートナー用樹脂組成物及びそ
れを用いたカラートナーに関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真等において、静電荷像を現像す
る方法として、乾式現像方式が多用されている。この乾
式現像方式では、バインダーとなるトナー用樹脂にカー
ボンブラック等の着色剤を含有させた微粉末に、鉄粉や
ガラスビーズ等のキャリアーを混合した摩擦帯電性のト
ナー(現像剤)、或いはトナー用樹脂にカーボンブラッ
ク等の着色剤とマグネタイト等の磁性粉とを含有させた
磁性トナー(現像剤)が用いられる。
【0003】複写物を得るには、通常、感光体上に静電
潜像を形成し、この静電潜像に摩擦帯電性のトナーや磁
性トナーを電気的に付着させて現像し、ここで得られた
トナー像を用紙等のシート上に転写し、その後トナーに
対して離型性を有する熱圧ローラーで定着させて永久可
視像とする。
【0004】この熱圧ローラー定着法においては、消費
電力等の経済性を向上させるため、複写速度を上げるた
め及び用紙のカール防止のため、より低温で定着可能な
トナーが要求されている。低温定着性という点から、ト
ナー用樹脂の軟化点を下げることにより、ある程度定着
可能温度を低下させることができるが、未だ十分ではな
い。
【0005】すなわち、このような低い軟化点のトナー
用樹脂を用いたトナーは、定着時に像を形成するトナー
の一部が熱圧ローラーの表面に移行し、次に送られてく
る用紙等のシートに再び移行して画像を汚すという現象
(オフセット)が発生し易いという問題がある。
【0006】このような問題を解決する目的で、通常の
トナーにおいては、低分子量の重合耐成分と高分子量の
重合耐成分とからなるトナー用樹脂が用いられている
(例えば、特開昭56−158340号公報及び特開昭
58−202455号公報参照)。
【0007】しかし、カラー画像を得るためのカラート
ナーでは、画像性が重視され、カラー画像の彩度を高く
するために定着後のカラートナー層の表面平滑性をあげ
る必要がある。そのため、トナー用樹脂として、溶融時
に低い粘度になるように比較的低分子量のスチレン系樹
脂を用い、オフセットは一般に熱圧ローラーにシリコン
オイル等のオイル塗布機構を取り付けることにより防止
している(例えば、特開平2−294657号公報参
照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】ところが、カラートナー用樹脂として、低
分子量のスチレン系樹脂を用いても、定着後のカラート
ナー層の表面平滑性が充分でなく、またトナー粒子が凝
集し易くなるとい問題がある。さらに、低分子量のスチ
レン系樹脂を用いるために樹脂強度が弱くなり、樹脂の
粉砕工程で過粉砕されて細かい微粉が発生し、そのため
画像のカブリが起き易くなり、また樹脂強度が弱いた
め、画像が擦れたとき画像の一部が割れて画像のニジミ
が発生し易くなるという問題がある。
【0010】本発明は、このような従来の問題を解決す
るもので、その目的とするところは、画像の表面平滑
性に優れ彩度が高い、画像のカブリがない、画像の
ニジミがない、トナーが凝集しない、以上の特性を有
するカラートナー用樹脂組成物及びカラートナーを提供
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のカラー用樹脂組成物は、スチレン系単量体
及び/又は(メタ)アクリル酸エステル単量体を構成単
位として含むビニル系共重合体であって、その分子量分
布が唯一のピークを有する曲線からなり、分子量1×1
3 〜8×104 の領域に極大を有するビニル系共重合
体に、140℃での溶融粘度が1万ポイス以下のエチレ
ン又はプロピレンとα−オレフィンとの共重合体1〜3
5重量%が含有されている。また、本発明のカラートナ
ーは、上記のカラー用樹脂組成物を用いて得られる。
【0012】本発明に用いるビニル系共重合体は、構成
単位として、スチレン系単量体及び/又は(メタ)アク
リル酸エステル単量体を含む。また、これらの単量体以
外にその他のビニル系単量体を構成単位として含むこと
ができる。これ等のビニル系共重合体は、一般にカラー
トナー用樹脂組成物中に50〜99重量%含有される。
【0013】スチレン系単量体の具体例としては、スチ
レンのほかに、o−メチルスチレン、m−メチルスチレ
ン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エ
チルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブ
チルスチレン、p−ter−ブチルスチレン、p−n−
ヘキシルスチレン、p−n−オクチルスチレン、p−n
−ドデシルスチレン、p−メトキシスチレン、p−フェ
ニルスチレン、p−クロルスチレン、3,4ジクロルス
チレン等を挙げることができる。
【0014】(メタ)アクリル酸エステル単量体の具体
例としては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸
イソブチル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデ
シル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステ
アリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メ
タクリル酸プロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタク
リル酸イソブチル、メタクリル酸n−オクチル、メタク
リル酸ドデシル、メタクリル酸ステアリル等の(メタ)
アクリル酸のアルキルエステルを挙げることができる。
【0015】その他、アクリル酸2−クロルエチル、ア
クリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル、メタ
クリル酸フェニル、メタクリル酸ジメチルアミノエチ
ル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル酸
2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸グリシジル、ビス
グリシジルメタクリレート、ポリエチレングリコールジ
メタクリレート、メタクリロキシエチルホスフェートな
どを挙げることができる。
【0016】特に、アクリル酸エチル、アクリル酸プロ
ピル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタク
リル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブ
チルが好適である。
【0017】上記のスチレン系単量体、(メタ)アクリ
ル酸エステル単量体以外のビニル系単量体としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、α−エチルアクリル酸、クロ
トン酸などのアクリル酸及びそのα−又はβ−アルキル
誘導体、フマル酸、マレイン酸、シトラコン酸、イタコ
ン酸などの不飽和ジカルボン酸及びそのモノエステル誘
導体又はジエステル誘導体、コハク酸モノアクリロイル
オキシエチルエステル、コハク酸モノメタクリロイルオ
キシエチルエステル、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、アクリルアミド、酢酸ビニル、塩化ビニル、エ
チレン等を挙げることができる。
【0018】上記のビニル系共重合体は、その分子量分
布が唯一のピークを有する曲線からなり、分子量1×1
3 〜8×104 、好ましくは2×103 〜4×104
の領域に極大を有する。この分子量分布は、ゲルパーミ
エーションクロマトグラフィ(GPC)によって測定さ
れる。極大での分子量が、上記の範囲より小さいとトナ
ー粒子の凝集性が悪化し、また上記の範囲よりも大きい
とトナーの溶融時の流動性が低下する。
【0019】なお、上記ビニル系共重合体は、分子量3
×105 以上の成分やゲル分(溶剤不溶分)が20重量
%以下であることが好ましく、10重量%以下であるこ
とがさらに好ましい。分子量3×105 以上の成分やゲ
ル分が20重量%を越えると、画像の表面平滑性が低下
することがある。また、上記ビニル系共重合体は、トナ
ー粒子の凝集性の点からガラス転移点が50℃以上であ
ることが好ましい。
【0020】本発明においては、上記のビニル系共重合
体に、140℃での溶融粘度が1万ポイズ以下のエチレ
ン又はプロピレンとα−オレフィンとの共重合体(以
下、α−オレフィン共重合体という)が1〜35重量%
含有される。140℃での溶融粘度が1万ポイズを越え
ると低温で十分に流動することができず、画像の表面平
滑性がが悪くなる。特に、140℃での溶融粘度は10
00ポイズ以下が好ましい。なお、溶融粘度はB型粘度
計で測定される。
【0021】また、カラートナー用樹脂組成物中のα−
オレフィン共重合体の含有量が1重量%未満ではその効
果がほとんど得られず、逆に含有量が35重量%を超え
ると樹脂組成物が強靱となって微粉砕してトナーとする
ことができなくなる。このα−オレフィン共重合体の好
ましい含有量は3〜25重量%である。
【0022】上記のα−オレフィン共重合体の成分比率
は特に限定されるものではないが、エチレン又はプロピ
レンの成分が50mol%以上であるのが好ましく、7
0mol%以上がさらに好ましい。また、α−オレフィ
ン成分が著しく少ないと、結晶性が増しビニル系共重合
体との分散性が悪くなることがあるので、α−オレフィ
ン成分は4mol%以上含まれていることが好ましい。
【0023】このα−オレフィン共重合体中のα−オレ
フィンとしては、ブテン、ペンテン、ヘキセン、メチル
ペンテン、テトラデセン、ペンタデセン等の単独または
二種以上が使用できるが、炭素数7以下のα−オレフィ
ンが好ましく、特にブテンが好ましい。また、エチレン
又はプロピレンが高度にブロック化していると結晶性が
増し、ビニル系重合体との分散性が悪くなることがある
ので、エチレン又はプロピレンとα−オレフィンとの共
重合体はランダム共重合に近いことが望ましい。
【0024】また、このα−オレフィン共重合体は、あ
まりにも低分子量であるとビニル系共重合体を可塑化し
てトナーの保存性を悪化させたり、樹脂組成物の強度が
著しく低下して過粉砕による細かい微粉が発生し、定着
したトナーが用紙等のシートの界面で凝集破壊を起こす
可能性があるので、その重量平均分子量は1000以上
が好ましく、2000以上がさらに好ましい。また、樹
脂組成物の粉砕性及び分散性の点から、数平均分子量は
8万以下が好ましく、4万以下がさらに好ましい。
【0025】本発明に用いる前記のスチレン系単量体及
び/又は(メタ)アクリル酸エステル単量体を構成単位
として含むビニル系共重合体は、懸濁重合、乳化重合、
溶液重合、塊状重合のいずれかの重合方法により得るこ
とができる。
【0026】このビニル系共重合体に、α−オレフィン
共重合体を含有させてカラートナー用樹脂組成物及びカ
ラートナーを製造するには、例えば、前記のビニル系共
重合体にα−オレフィン共重合体、着色剤を配合し、そ
の他従来公知のトナー用添加剤を配合し、リボンブレン
ダー、ヘンセルミキサー等で混合し、これをロールミ
ル、ニーダー、押出機等を用いて混練した後、冷却して
微粉砕する方法が採用される。
【0027】ビニル系共重合体にα−オレフィン共重合
体をより均一に含有させるために、両者を適当な溶剤に
溶解分散した上で脱溶剤したり、α−オレフィン共重合
体の存在下で上記のビニル系共重合体を重合するのが好
ましい。着色剤としては、顔料や染料が用いられる。例
えばC.I.ソルベントレッド、C.I.ピグメントレ
ッド、C.I.ディスパーレッド、C.I.ピグメント
バイオレッド、C.I.ソルベントイエロー、C.I.
ピグメントイエロー、C.I.ディスパーイエロー、
C.I.ソルベントブルー、C.I.ピグメントブルー
等が挙げられる。このような着色剤は、一般に3〜20
重量%含有されるのが好ましい。
【0028】なお、本発明のトナー用樹脂組成物及びカ
ラートナーには、本発明の目的及び効果を達成し得る範
囲内で、酢酸ビニル樹脂、塩化ビニル樹脂、オレフィン
樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等のバインダー
樹脂が配合されていてもよい。
【0029】さらに、帯電制御剤としてジ−t−ブチル
サリチル酸のクロム錯体、ニグロシン、スピロンブラッ
ク(保土ケ谷化学社製)、4級アンモニウム塩等を配合
することができる。また、剥離剤としてポリプロピレン
ワックス、低分子ポリエチレン、ポリプロピレンワック
ス、その他脂肪族アミド、ビス脂肪族アミド、金属石
鹸、パラフィン等が配合されてもよい。また、トナー粒
子の流動性を上げるために疎水性シリカ等を添加しても
よい。
【0030】
【作用】スチレン系単量体及び/又は(メタ)アクリル
酸エステル単量体を構成単位として含むビニル系共重合
体であって、その分子量分布が唯一のピークを有する曲
線からなり、分子量1×103 〜8×104 の領域に極
大を有するビニル系共重合体に、140℃での溶融粘度
が1万ポイス以下のエチレン又はプロピレンとα−オレ
フィンとの共重合体1〜35重量%が含有されると、こ
のビニル系共重合体とα−オレフィン共重合体との作用
によりトナーの溶融粘度が下がり、より低温で定着が可
能となり、さらに溶融時の流動性が高められ、カラー画
像の表面平滑性が高められる。
【0031】また、上記のα−オレフィン共重合体は強
靱で、またビニル系共重合体との分散相溶性もよく、こ
のα−オレフィン共重合体により樹脂組成物の強靱性が
高められ、粉砕時に過粉砕されにくくなって細かい微粉
の発生が防止され、そのため、感光ドラムの汚染等によ
る画像のカブリや画像のニジミやトナーの凝集が防止さ
れる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例を説明す
る。実施例1 3リットルのセパラブルフラスコにトルエン1リットル
を入れ、気相を窒素ガスで置換した後トルエンの沸点ま
で加温した。トルエンの還流が起きた状態で攪拌しなが
ら、スチレン850g、アクリル酸n−ブチル150g
および重合開始剤としてt−ブチルパーオキシ2−エチ
ルヘキサノエート10gを溶解した混合溶液を、1時間
かけて滴下しながら溶液重合を行った。
【0033】混合溶液の滴下終了後さらにトルエンの沸
騰する温度で攪拌しながら10時間熟成した。その後、
180℃まで徐々に昇温しながら減圧下でトルエンを留
去して、スチレン成分85重量%とアクリル酸n−ブチ
ル15重量%とからなるスチレン−アクリル酸n−ブチ
ル共重合体を得た。この共重合体は、分子量分布が唯一
のピークを有する曲線からなり、分子量2×104 に極
大があり、ガラス転移点が63℃のスチレン−アクリル
酸n−ブチル共重合体を得た。
【0034】この共重合体80重量部と、140℃での
溶融粘度27ポイズ、重量平均分子量4万、数平均分子
量1万、ブテン含有量7mol%のエチレン−ブテン共
重合体(DT024:三井石油化学社製)20重量部と
を、トルエン溶剤に溶解して均一にした後、加熱減圧下
でトルエンを除去して両者を均一に混合して、カラート
ナー用樹脂組成物を得た。
【0035】このカラートナー用樹脂組成物100重量
部と、ジ−t−ブチルサリチル酸のクロム塩4重量部
と、C.I.ピグメントレッド122 4重量部とを、
ロールミルで溶融混練し、冷却後粗粉砕し、さらにジェ
ットミルで微粉砕して平均粒度約10〜12μm のカラ
ートナー粉末を得た。
【0036】このカラートナー粉末100重量部に、疎
水性シリカ粉末(R−972:日本アエロジル社製)
0.3重量部を添加してカラートナーを作製した。この
カラートナー10gを100mlのサンプル瓶に取り、
50℃の恒温槽中に16時間放置した後、パウダーテス
ター(ホソカワミクロン社製)で凝集度を測定したとこ
ろ、凝集は認められなかった。
【0037】また、このカラートナー4重量部を約50
〜80ミクロンの平均粒径を有する鉄粉キャリアー96
重量部と混合して現像剤を作り、この現像剤を用いて複
写画像を得た。使用した電子写真複写機は三田社製のD
C−1785を熱圧ローラーの温度が変えられるように
改造したものである。
【0038】160℃で定着した複写画像は表面平滑性
が非常に高く、光沢があり彩度が優れていた。また、複
写画像を指で擦ったが画像のニジミは認められなかっ
た。さらに、5000枚のランニングテストを行ったが
感光ドラムに汚れは発生せず、画像のカブリは認められ
なかった。
【0039】実施例2 スチレン80重量部、メタクリル酸メチル10重量部、
アクリル酸2−エチルヘキシル10重量部を共重合し
て、分子量分布が唯一のピークを有する曲線からなり、
分子量5×103 に極大があり、ガラス転移点が63℃
のスチレン−アクリル酸メチル−アクリル酸2−エチル
ヘキシル共重合体を得た。
【0040】この共重合体90重量部と、140℃での
溶融粘度28ポイズ、重量平均分子量5万、数平均分子
量1.5万、ブテン含有量8mol%のエチレン−ブテ
ン共重合体(DT032:三井石油化学社製)10重量
部と、C.I.ピグメントブルー25 4重量部とを、
ロールミルで溶融混練し、冷却後粗粉砕し、さらにジェ
ットミルで微粉砕して、平均粒度約10〜12μm のカ
ラートナー粉末を得た。
【0041】このカラートナー粉末100重量部に、疎
水性シリカ粉末(R−972:日本アエロジル社製)
0.3重量部を添加してカラートナーを作製した。この
カラートナーについて凝集度を測定したところ、凝集は
認められなかった。このトナー4重量部に鉄粉キャリア
ー96重量部を混合して現像剤を作り、この現像剤につ
いて実施例1と同様にして性能を評価した。
【0042】複写画像は表面平滑性が非常に高く、光沢
があり彩度が優れていた。また、複写画像を指で擦った
が画像のニジミは認められなかった。さらに、5000
枚のランニングテストを行ったが感光ドラムに汚れは発
生せず、画像のカブリは認められなかった。
【0043】実施例3 スチレン75重量部、メタクリル酸n−ブチル25重量
部を共重合して、分子量分布が唯一のピークを有する曲
線からなり、分子量1×104 に極大があり、ガラス転
移点が60℃のスチレン−メタクリル酸n−ブチル共重
合体を得た。
【0044】この共重合体85重量部と、140℃での
溶融粘度28ポイズ、重量平均分子量5万、数平均分子
量1.5万、ブテン含有量8mol%のエチレン−ブテ
ン共重合体(DT032:三井石油化学社製)15重量
部とを、トルエン溶剤に溶解して均一にした後、加熱減
圧下でトルエンを除去して両者を均一に混合して、カラ
ートナー用樹脂組成物を得た。
【0045】この共重合体90重量部と、140℃での
溶融粘度28ポイズ、重量平均分子量4万、数平均分子
量1.5万、ブテン含有量8mol%のエチレン−ブテ
ン共重合体(DT032:三井石油化学社製)10重量
部と、C.I.ソルベントイエロー77 4重量部と、
ポリプロピレンワックス(ビスコール660P:三洋化
成社製)3重量部とを、ロールミルで溶融混練し、冷却
後粗粉砕し、さらにジェットミルで微粉砕して、平均粒
度約10〜12μm のカラートナー粉末を得た。
【0046】このカラートナー粉末100重量部に、疎
水性シリカ粉末(R−972:日本アエロジル社製)
0.3重量部を添加してカラートナーを作製した。この
カラートナーについて凝集度を測定したところ、凝集は
認められなかった。このトナー4重量部に鉄粉キャリア
ー96重量部を混合して現像剤を作り、この現像剤につ
いて実施例1と同様にして性能を評価した。
【0047】複写画像は表面平滑性が非常に高く、光沢
があり彩度が優れていた。また、複写画像を指で擦った
が画像のニジミは認められなかった。さらに、5000
枚のランニングテストを行ったが感光ドラムに汚れは発
生ぜず、画像のカブリは認められなかった。
【0048】比較例1 実施例1において、エチレン−ブテン共重合体を用いな
かった。それ以外は実施例1と同様に行った。カラート
ナーに凝集は認められなかった。複写画像に光沢はある
が優れた彩度ではなかった。画像のニジミが認められ
た。5000枚のランニングテストでは感光ドラムに汚
れが認められ、画像のカブリが認められた。
【0049】比較例2 実施例2において、分子量分布が唯一のピークを有する
曲線からなり、分子量5×103 に極大があり、ガラス
転移点が63℃のスチレン−アクリル酸メチル−アクリ
ル酸2−エチルヘキシル共重合体90重量部に替えて、
この共重合体50重量部と、この共重合体と同じ成分比
で分子量分布が唯一のピークを有する曲線からなり、分
子量5×105 に極大がある共重合体40重量部との混
合物を用いた。この混合物は、分子量分布のピークが二
つで、分子量5×103 と5×105 とに極大があり、
ガラス転移点は67℃であった。それ以外は実施例2と
同様に行った。
【0050】カラートナーに凝集は認めらなかった。複
写画像に光沢はなく彩度が劣っていた。また、画像のニ
ジミは認められなかった。5000枚のランニングテス
トでは感光ドラムに汚れが認められず、画像のカブリも
認められなかった。
【0051】比較例3 実施例2において、分子量分布が唯一のピークを有する
曲線からなり、分子量5×103 に極大があり、ガラス
転移点が63℃のスチレン−アクリル酸メチル−アクリ
ル酸2−エチルヘキシル共重合体90重量部に替えて、
この共重合体と同じ成分比で分子量分布が唯一のピーク
を有する曲線からなり、分子量900に極大があり、ガ
ラス転移点が45℃の共重合体90重量部を用いた。そ
れ以外は実施例2と同様に行った。
【0052】カラートナーに凝集が認められた。複写画
像は非常に光沢があり彩度が優れていた。また、画像の
ニジミがひどかった。5000枚のランニングテストで
は感光ドラムに汚れがひどく、画像のカブリが認められ
た。
【0053】比較例4 実施例1において、エチレン−ブテン共重合体100g
を400gに変更した。それ以外は実施例1と同様に行
った。この場合、カラートナー用樹脂組成物の粉砕性が
悪く、平均粒径約10〜12μm のものがほとんど得ら
れず、性能の評価を行うことができなかった。
【0054】比較例5 実施例3において、分子量分布が唯一のピークを有する
曲線からなり、その極大値が1×104 、ガラス転移点
が60℃のスチレン−メタクリル酸n−ブチル共重合体
85重量部に替えて、この共重合体と同じ成分比で分子
量分布が唯一のピークを有する曲線からなり、分子量2
×105 に極大があり、ガラス転移点が60℃の共重合
体90重量部を用いた。それ以外は実施例3と同様に行
った。
【0055】カラートナーに凝集は認められない。複写
画像に光沢がなく彩度も劣っていた。また、画像のニジ
ミは認められなかった。5000枚のランニングテスト
では感光ドラムに汚れは認められず、画像のカブリも認
められなかった。
【0056】比較例6 実施例3において、エチレン−ブテン共重合体(DT0
32:三井石油化学社製)15重量部に替えて、140
℃での溶融粘度3万ポイズ、平均分子量約20万、ブテ
ン含有量8mol%のエチレン−ブテン共重合体(タフ
マーA A−4085:三井石油化学社製)15重量部
を用いた。それ以外は実施例3と同様に行った。
【0057】この場合、カラートナー用樹脂組成物の粉
砕性が悪く、平均粒径は約15〜20μm となった。カ
ラートナーの凝集は認められない。複写画像に光沢がな
く彩度も劣っていた。また、画像のニジミは認められな
かった。5000枚のランニングテストでは感光ドラム
に汚れは認められず、画像のカブリも認められなかっ
た。
【0058】
【発明の効果】上述の通り、本発明のカラートナー用樹
脂組成物は、スチレン系単量体及び/又は(メタ)アク
リル酸エステル単量体を構成単位として含むビニル系共
重合体であって、その分子量分布が唯一のピークを有す
る曲線からなり、分子量1×103 〜8×104 の領域
に極大を有するビニル系共重合体に、140℃での溶融
粘度が1万ポイズ以下のエチレン又はプロピレンとα−
オレフィンとの共重合体1〜35重量%が含有されてお
り、それにより溶融時の流動性が高められ、画像の表面
平滑性に優れ彩度が高く、画像のカブリやニジミがな
く、またトナー粒子の凝集がない良好な特性を有するカ
ラートナーを得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系単量体及び/又は(メタ)ア
    クリル酸エステル単量体を構成単位として含むビニル系
    共重合体であって、その分子量分布が唯一のピークを有
    する曲線からなり、分子量1×103 〜8×104 の領
    域に極大を有するビニル系共重合体に、140℃での溶
    融粘度が1万ポイズ以下のエチレン又はプロピレンとα
    −オレフィンとの共重合体1〜35重量%が含有されて
    いることを特徴とするカラートナー用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカラートナー用樹脂組成
    物を用いたカラートナー。
JP4327783A 1992-12-08 1992-12-08 カラートナー用樹脂組成物及びカラートナー Pending JPH06175398A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0882956A (ja) * 1994-09-12 1996-03-26 Mitsui Petrochem Ind Ltd 熱定着型電子写真用現像材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0882956A (ja) * 1994-09-12 1996-03-26 Mitsui Petrochem Ind Ltd 熱定着型電子写真用現像材

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