JP2942037B2 - 現像剤及び加熱定着方法 - Google Patents

現像剤及び加熱定着方法

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JP2942037B2
JP2942037B2 JP3284960A JP28496091A JP2942037B2 JP 2942037 B2 JP2942037 B2 JP 2942037B2 JP 3284960 A JP3284960 A JP 3284960A JP 28496091 A JP28496091 A JP 28496091A JP 2942037 B2 JP2942037 B2 JP 2942037B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真、静電印刷、
磁気記録などにおいて、トナーで形成された顕画像を記
録材に加熱定着させる加熱定着方法及び該定着方法に用
いられる現像剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真複写機等画像形成装置の
用途も多種多様に広がり、その画像品質への要求も厳し
くなってきている。一般の書類、書物の如き画像の複写
では、微細な文字に至るまで、つぶれたり、とぎれたり
することなく、極めて微細且つ忠実に再現することが求
められている。特に、画像形成装置が有する感光体上の
潜像が100μm以下の線画像の場合に従来の現像剤で
は細線再現性が一般に悪く、線画像の鮮明さがいまだに
充分ではない。
【0003】特に、デジタルな画像信号を使用している
電子写真プリンターの如き画像形成装置では、潜像は一
定単位のドットが集まって形成されており、ベタ部、ハ
ーフトーン部およびライト部はドット密度をかえること
によって表現されている。ところが、ドットに忠実にト
ナー粒子がのらず、ドットからトナー粒子がはみ出した
状態では、デジタル潜像の黒部と白部のドット密度の比
に対応するトナー画像の階調性が得られないという問題
点がある。さらに、画質を向上させるために、ドットサ
イズを小さくして解像度を向上させる場合には、微小な
ドットから形成される潜像の再現性がさらに困難にな
り、解像度及び階調性の悪い、シャープネスさに欠けた
画像となる傾向がある。
【0004】そこで、現像剤の粒度分布を規制して、微
小ドットの再現性をよくし画質の向上を意図したものが
提案されている。
【0005】特開平2−284158号公報では、平均
粒径が6〜8μmであるトナーが提案され、粒径を細か
くすることで微小ドットの潜像を再現性よく形成しよう
とすることが試られた。しかしながら、従来多用されて
きた熱ロール定着では定着装置の圧力が強すぎる上に熱
も充分にかかるため、せっかくトナーで再現性よく形成
した微小ドットの潜像を定着ローラでおしつぶしてしま
い、解像度及び階調性を乱し、シャープネスさに欠けた
画像となってしまう。
【0006】また、本出願人が先に提案した特開昭62
−147884号公報において、パルス状に通電発熱さ
せた低熱容量の発熱体によって、移動する耐熱性シート
を介してトナー顕画像を加熱し、記録材へ定着させる定
着装置によって、ウェイト時間が短く、低消費電力の画
像形成装置が提案されているが、よりいっそうの細線再
現性、階調性の優れた画像が要求されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
問題点を解決した加熱定着用トナー及び加熱定着方法を
提供することを目的とする。
【0008】すなわち、本発明は、細線再現性及び階調
性の優れた定着画像を得ることができる加熱定着用トナ
ー及び加熱定着方法を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、細線再現性及び解像度の
良好な、デジタル潜像の現像に良好に使用される加熱定
着用トナー及び加熱定着方法を提供することを目的とす
る。
【0010】さらに、本発明は、デジタルな画像信号に
より潜像を形成し、該潜像を反転現像方式で現像する画
像形成装置においても、解像性、階調性、細線再現性に
優れたトナー画像を形成し得る加熱定着用トナー及び加
熱定着方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の現像剤
は、トナーの顕画像を、固定支持された加熱体と該加熱
体に対向圧接し、且つフィルムを介して記録材を該加熱
体に密着させる加圧部材とにより、該記録材に加熱定着
する定着方法に使用される現像剤において、該現像剤
は、加熱定着用トナーと、該トナー100重量部に対し
て0.01〜20重量部のシリコンオイル又はシリコン
ワニスで処理した微粉体とを有しており、該トナーは、
少なくとも重量平均粒径4〜8μmを有し、5μm以下
の粒径を有するトナー粒子が17〜60個数%含有さ
れ、6.35〜10.08μmの粒径を有するトナー粒
子が5〜50個数%含有され、12.7μm以上の粒径
を有するトナー粒子が2.0体積%以下で含有され、5
μm以下のトナー粒子群が下記式
【0012】
【外3】 (式中、Nは5μm以下の粒径を有する磁性トナー粒子
の個数%を示し、Vは5μm以下の粒径を有するトナー
粒子の体積%を示し、kは4.6乃至6.7の正数を示
す。但し、Nは17乃至60の正数を示す。)を満足す
る粒度分布を有することを特徴とする現像剤であり、該
現像剤を用いることにより前記目的を達成する。
【0013】本発明の加熱定着方法は、記録材にトナー
の顕画像を加熱定着する加熱定着方法において、該トナ
ーを含有する現像剤が、該トナー100重量部に対して
0.01〜20重量部のシリコンオイル又はシリコンワ
ニスで処理した微粉体を有しており、該トナーは、少な
くとも重量平均粒径4〜8μmを有し、5μm以下の粒
径を有するトナー粒子を17〜60個数%含有し、6.
35〜10.08μmの粒径を有するトナー粒子を5〜
50個数%含有し、12.7μm以上の粒径を有するト
ナー粒子を2.0体積%以下で含有し、5μm以下のト
ナー粒子群が下記式
【0014】
【外4】 (式中、Nは5μm以下の粒径を有する磁性トナー粒子
の個数%を示し、Vは5μm以下の粒径を有するトナー
粒子の体積%を示し、kは4.6乃至6.7の正数を示
す。但し、Nは17乃至60の正数を示す。)を満足す
る粒度分布を有することを特徴とするものであり、該ト
ナーの顕画像を、固定支持された加熱体と該加熱体に対
向圧接しかつフィルムを介して記録材を該加熱体に密着
させる加圧部材とにより、該記録材に加熱定着すること
を特徴とする加熱定着方法であり、該加熱定着方法を用
いることにより前記目的を達成できる。
【0015】すなわち、トナーの粒径を細かくすること
で、微小ドットの潜像を再現性よく形成し、前述のパル
ス状に通電発熱させた低熱容量の発熱体によって、移動
する耐熱性シートを介してトナー顕画像を加熱し、記録
材へ定着させる定着装置を用いることによって微小ドッ
トの潜像を形成している現像剤を定着ローラーでおしつ
ぶすことなく、解像度及び階調性に優れた画像を得るこ
とができる。さらには、トナー粒径が細かいため、定着
フィルムを傷つけず、フィルム傷によるトナー融着誘発
を阻止することが可能となり、より一層の高画質化が達
成できる。
【0016】トナーの粒度分布は種々の方法によって測
定できるが、本発明においてはコールターカウンターを
用いて行った。
【0017】すなわち、測定装置としてはコールターカ
ウンターTA−II型(コールター社製)を用い、個数
分布、体積分布を出力するインターフェイス(日科機
製)及びCX−1パーソナルコンピュータ(キヤノン
製)を接続し、電解液は1級塩化ナトリウムを用いて1
%NaCl水溶液を調製する。測定法としては前記電解
水溶液100〜150ml中に分散剤として界面活性
剤、好ましくはアルキルベンゼンスルホン酸塩を0.1
〜5ml加え、さらに測定試料を2〜20mg加える。
試料を懸濁した電解液は超音波分散器で約1〜3分間分
散処理を行い、前記コールターカウンターTA−II型
により、アパチャーとして100μmアパチャーを用い
て、トナーの体積、個数を測定して2〜40μmの粒子
の体積分布と個数分布とを算出した。それから本発明に
係るところの、体積分布から求めた重量基準の重量平均
径D4(各チャンネルの中央値をチャンネルごとの代表
値とする)、体積分布から求めた重量基準の粗粉量(2
0.2μm以上)、個数分布から求めた個数基準の微粉
個数(6.35μm以下)を求めた。
【0018】次に本発明の加熱定着方式に適用可能な現
像剤について説明する。
【0019】本発明の現像剤は、シリコンオイル又はシ
リコンワニスで処理した微粉体を含有しており、その形
態としては該微粉体が現像剤表面に分散された形態が好
ましい。
【0020】本発明の現像剤は上記の如き構成をとるこ
とにより、定着フィルム表面への固着や傷の発生がより
一層起こりにくい。
【0021】本発明に用いられる微粉体の材質は無機化
合物が好ましい。例えば、ケイ酸、アルミナ、酸化チタ
ン等、第3族、第4族の金属酸化物等の微粉体が好まし
い。好ましい微粉体としては、ケイ素ハロゲン化合物の
蒸気相酸化により生成されたいわゆる乾式法又はヒュー
ムドシリカと称される乾式シリカ、及び水ガラス等から
製造されるいわゆる湿式シリカの両方が使用可能である
が、表面及び微粉体の内部にあるシラノール基が少な
く、又、Na2O,SO2- 3等の製造残査のない乾式シリ
カの方が好ましい。
【0022】又、乾式シリカにおいては製造工程におい
て、例えば、塩化アルミニウム又は塩化チタン等、他の
金属ハロゲン化合物をケイ素ハロゲン化合物と共に用い
ることによってシリカと他の金属酸化物の複合微粉体を
得ることも可能であり、それらも包含する。
【0023】本発明に用いられる微粉体のシリコンオイ
ル処理においては、シリコンオイルが微粉体の表面に塗
布されることにより、シラノール基を完全に覆い隠すこ
とが出来、耐湿性が飛躍的に向上する。
【0024】本発明に使用されるシリコンオイル又はシ
リコンワニス固形分は、一般に次の式で示されるもので
あり、
【0025】
【外5】
【0026】(R:C1,C2,C3のアルキル基、
R′:アルキル、ハロゲン変性アルキル、フェニル、変
性フェニル等のシリコン変性基、R″:C1,C2,C3
のアルキル基又はアルコキシ基)、例えば、ジメチルシ
リコンオイル、アルキル変性シリコンオイル、α−メチ
ルスチレン変性シリコンオイル、クロルフェニルシリコ
ンオイル、弗素変性シリコンオイル等が挙げられる。
【0027】又、上記シリコンオイルは、好ましくは2
5℃における粘度が約50〜1,000センチストーク
スのものが用いられる。分子量が低過ぎるシリコンオイ
ルは、加熱処理等により揮発分が発生することがあり、
又、分子量が高すぎると粘度が高くなり処理操作がしに
くくなる。
【0028】シリコンオイル処理の方法は公知の技術が
用いられ、例えば、微粉体とシリコンオイルとをヘンシ
ェルミキサー等の混合機を用いて直接混合してもよい
し、ベース微粉体へシリコンオイルを噴霧する方法によ
ってもよい。或いはワニス状にしてベースの微粉体とを
混合した後、溶剤を除去して作成してもよい。
【0029】本発明者等は、本発明に係る現像剤が本発
明の効果を発揮する理由として以下の様に考えている。
即ち、シリコンオイル又はシリコンワニスで処理を施し
た微粉体の形態は高被覆率を有する表面塗布型である
為、力学的衝撃力の吸収性に優れ、更に微粉体としての
流動性、潤滑性をも合わせ持っている。この特性により
現像剤への定着フィルムと加圧部材との当接部で機械的
な圧力を緩和し、定着フィルム表面への点状或いはフィ
ルム状の固着現象、更には摺擦による傷や削れを防止し
ていると推定している。
【0030】本発明に用いられる微粉体の粒径は、0.
001〜2μmであることが好ましく、特に0.005
〜0.2μmが好ましい。
【0031】又、本発明に用いられる微粉体を、先ずシ
ランカップリング剤で処理し、しかる後にシリコンオイ
ル又はシリコンワニスで処理することが好ましい。
【0032】一般にシリコンオイル処理のみでは、微粉
体表面を覆う為のシリコンオイル量が多く、処理中に微
粉体の凝集体が出来やすく、現像剤に適用した場合、現
像剤の流動性が悪くなる場合も考えられ、シリコンオイ
ルの処理工程を充分に注意する必要がある。
【0033】そこで良好な耐湿性を保ちつつ、微粉体の
凝集を防ぐ為には、微粉体をシランカップリング剤で処
理した後、シリコンオイルで処理する方がシリコンオイ
ルの処理効果を充分に発揮出来ると云うことである。
【0034】本発明に用いられるシランカップリング剤
は、一般式 RmSiYn (R:アルコキシ基又は塩素原子、m:1〜3の整数、
Y:アルキル基、ビニル基、グリシドキシ基、メタクリ
ル基を含む炭化水素基、n:3〜1の整数)で表わされ
るもので、例えば、代表的にはジメチルジクロルシラ
ン、トリメチルクロルシラン、アリルジメチルクロルシ
ラン、ヘキサメチルジシラザン、アリルフェニルジクロ
ルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ビニルトリ
エトキシラン、γ−メタクリルオキシプロピルトリメト
キシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、ジビニルク
ロルシラン、ジメチルビニルクロルシラン等を挙げるこ
とが出来る。
【0035】上記微粉体のシランカップリング剤処理
は、微粉体を撹拌等によりクラウド状としたものに気化
したシランカップリング剤を反応させる乾式処理又は微
粉体を溶媒中に分散させシランカップリング剤を滴下反
応させる湿式法等一般に知られた方法で処理することが
出来る。
【0036】本発明におけるシリコンオイル又はシリコ
ンワニス固形分の処理量は、微粉体100重量部に対
し、1〜35重量部、より好ましくは2〜30重量部が
好ましい。上記処理量を限定した理由は、シリコンオイ
ル処理量が少なすぎると、シランカップリング剤処理の
みと同一の結果となり耐湿性が向上せず、高湿下では微
粉体が吸湿してしまい、高品位のコピー画像が得られな
くなる。又、シリコンオイル処理量が多すぎると、前述
の微粉体の凝集体が出来やすくなり、又、著しくは遊離
のシリコンオイルが出来てしまう為、現像剤に適用した
場合流動性を向上することが出来ない等の欠点が生じ
る。
【0037】最終的に、処理された微粉体の疎水化度が
60%以上、より好ましくは90%以上の値を示す様に
疎水化されることが望ましい。疎水化度がこれ以下であ
ると、高湿下での微粉体の水分吸着により高品位の画像
が得られなくなる。
【0038】本発明における微粉体の疎水化度は、以下
の方法で測定された値を用いる。勿論、本発明の測定法
を参照しながら他の測定法の適用も可能である。
【0039】密栓式の200mlの分液ロートにイオン
交換水100ml及び試料0.1gを入れ、振とう機
(ターブラシェーカーミキサーT2C型)で90rpm
の条件で10分間振とうする。振とう後10分間静置
し、微粉体層と水層が分離した後、下層の水層を20〜
30ml採取し、10mmセルに入れ、500nmの波
長で微粉体を入れていないブランクのイオン交換水を基
準として透過率を測定し、その透過率の値をもって微粉
体の疎水化度とするものである。
【0040】又、これらの微粉体の適用量はトナー10
0重量部に対して、0.01〜20重量部のときに効果
を発揮し、より好ましくは0.1〜3重量部添加した際
に優れた現像剤を提供することが出来る。添加形態につ
いて好ましい態様を述べれば、処理された微粉体がトナ
ー表面に付着している状態にあるのがよい。
【0041】本発明に係るトナーの結着樹脂としては、
ポリスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及び
その置換体の単重合体;スチレン−プロピレン共重合
体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビ
ニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル
共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチ
レン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル
酸オクチル共重合体、スチレン−アクリル酸ジメチルア
ミノエチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸メチル
共重合体、スチレン−メタアクリル酸エチル共重合体、
スチレン−メタアクリル酸ブチル共重合体、スチレン−
メタクリル酸ジメチルアミノエチル共重合体、スチレン
−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルエ
チルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン
共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−
イソプレン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、
スチレン−マレイン酸エステル共重合体などのスチレン
系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポリブチルメ
タクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹
脂、ポリエステル樹脂、ロジン、変性ロジン、テルペン
樹脂、フェノール樹脂、脂肪族または脂環族炭化水素樹
脂、芳香族系石油樹脂、パラフィンワックス、カルナバ
ワックスなどが単独或いは混合して使用できる。
【0042】また、本発明に係る現像剤にさらに添加し
得る着色材料としては、従来公知のカーボンブラック、
銅フタロシアニン、鉄黒などが使用できる。
【0043】使用するトナーが、磁性微粒子を含有する
磁性トナーとして用いられる場合には磁性微粒子として
は、磁場の中に置かれて磁化される物質が用いられ、
鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性金属の粉末、もし
くはマグネタイト、γ−Fe23、フェライトなどの合
金や化合物が使用できる。
【0044】また、本発明のトナーには必要に応じて荷
電制御剤を含有しても良く、モノアゾ染料の金属錯塩、
サリチル酸、アルキルサリチル酸、ジアルキルサリチル
酸またはナフトエ酸の金属錯塩等の負荷電制御剤が用い
られる。
【0045】本発明の現像剤には、実質的な悪影響を与
えない限りにおいて、さらに他の添加剤例えばテフロ
ン、ステアリン酸亜鉛の如き滑剤、あるいは定着助剤
(例えば低分子量ポリエチレンなど)、あるいは導電性
付与剤として酸化スズの如き金属酸化物等を加えても良
い。
【0046】或は又、流動性向上剤としてコロイダルシ
リカ等をトナー中に10〜40重量%含有させてもよ
い。もちろんこの流動性向上剤はトナーの外部に混合し
て用いてもよく、そのときの添加量は0.2〜5重量%
(対トナー重量)である。
【0047】本発明のトナーの製造にあたっては、熱ロ
ール、ニーダー、エクストルーダー等の熱混練機によっ
て構成材料を良く混練した後、機械的な粉砕、分級によ
って得る方法、あるいは結着樹脂溶液中に材料を分散し
た後、噴霧乾燥することにより得る方法、あるいは、結
着樹脂を構成すべき単量体に所定材料を混合して乳化懸
濁液とした後に重合させてトナーを得る重合法トナー製
造法等、それぞれの方法が応用出来る。
【0048】本発明において定着器に用いられる加熱体
は従来の熱ロールに比べてその熱容量が小さく、線状の
加熱部を有するもので、加熱部の最高温度は100〜3
00℃であることが好ましい。
【0049】また、加熱体と加圧部材との間に位置する
フィルムは、厚さ1〜100μmの耐熱性のシートであ
ることが好ましく、これら耐熱性シートとしては、耐熱
性の高い、ポリエステル、PET(ポリエチレンテレフ
タレート)、PFA(テトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、PTFE
(ポリテトラフルオロエチレン)、ポリイミド、ポリア
ミドなどのポリマーシートの他、アルミニウムなどの金
属シート及び、金属シートとポリマーシートから構成さ
れたラミネートシートが用いられる。
【0050】より好ましいフィルムの構成としては、こ
れら耐熱性シートが離型層及び/又は低抵抗層を有して
いることである。
【0051】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の好ましい
実施態様を説明するが、これは本発明をなんら限定する
ものではない。
【0052】図1に本発明の定着装置の構造図を示す。
【0053】11は装置に固定支持された低熱容量線状
加熱体であって、一例として厚み1.0mm、巾10m
m、長手長240mmのアルミナ基板12に抵抗材料1
3を巾1.0mmに塗工したもので長手方向両端より通
電される。通電はDC100Vの周期20msecのパ
ルス状波形で検温素子14によりコントロールされた所
望の温度、エネルギー放出量に応じたパルスをそのパル
ス巾を変化させて与える。略パルス巾は0.5msec
〜5msecとなる。この様にエネルギー、温度制御さ
れた加熱体11に当接して、図中矢印方向に定着フィル
ム15は移動する。この定着フィルムの一例として厚み
20μmの耐熱フィルム、例えばポリイミド、ポリエー
テルイミド、PES、PFAに少なくとも画像当接面側
にPTFE、PAF等のフッ素樹脂に導電材を添加した
離型層を10μmコートしたエンドレスフィルムであ
る。一般的には総厚100μより好ましくは40μ未
満。フィルム駆動は駆動ローラー16と従動ローラー1
7による駆動とテンションにより矢印方向にシワなく移
動する。
【0054】18はシリコンゴム等の離型性の良いゴム
弾性層を有する加圧ローラーで総圧4〜20kgでフィ
ルムを介して加熱体を加圧しフィルムと圧接回転する。
転写材19上の未定着トナー20は、入口ガイド21に
より定着部に導かれ、上述の加熱により定着像を得るも
のである。
【0055】以上はエンドレスベルトで説明したが図2
の如く、シート送り出し軸24及び巻取り軸27を使用
し、定着フィルムは有端のフィルムであっても良い。
【0056】また画像形成装置としては複写機、プリン
ター、Fax等のトナーを用いて画像を形成する装置全
ての定着装置に適応するものである。
【0057】低熱容量線状加熱体11において検温素子
14で検出された温度がT1の場合、抵抗材料13に対
向するフィルム15の表面温度T2はT1とほぼ等しい。
又フィルム15がトナー定着面より剥離する部分におけ
るフィルム表面温度T3は前記温度T1とT2とほぼ等し
い温度である。
【0058】以下本発明を実施例を挙げ説明するが、何
ら本発明を限定するものではない。
【0059】なお、各例における部数は全て重量部であ
る。
【0060】(実施例1) ・スチレン−アクリル酸メチル共重合体 100部 ・マグネタイト 100部 ・モノアゾ系クロム錯体 2部 ・低分子量ポリプロピレン 3部
【0061】上記混合物を、130℃に加熱された2軸
エクストルーダで溶融混練し、冷却した混練物をハンマ
ーミルで粗粉砕し、粗粉砕物をジェットミルで微粉砕
し、得られた微粉砕粉を固定壁型風力分級機で分級して
分級粉を生成した。さらに、得られた分級粉をコアンダ
効果を利用した多分割分級装置(日鉄鉱業社製エルボジ
ェット分級機)で超微粉及び粗粉を同時に厳密に分級除
去して重量平均粒径6.5μmの黒色微粉体(磁性トナ
ー)を得た。
【0062】
【0063】
【表1】
【0064】又、比表面積200m2/gの微粉体(ア
エロジル#200、日本アエロジル社製)100部にヘ
キサメチルジシラザン(HMDS)15部で処理を行っ
た後、ジメチルシリコンオイルKF−96(100c
s、信越化学製)10部を溶剤で希釈したもので処理を
行ない、乾燥後、約250℃で加熱処理を行ない、疎水
化度98%の処理微粉体を得た。
【0065】前記トナー100重量部と該シリカ1.0
重量部とをヘンシェルミキサーで混合し、混合後100
メッシュ(ティラーメッシュ)のフルイを通し、通過し
た粉体を負帯電性現像剤として使用した。次に前述した
定着装置において、加熱体11の検温素子表面温度T1
は200℃、加熱部の抵抗材料の消費電力は150W、
加熱体11と加圧ローラー21間の総圧は13kg、加
圧ローラーとフィルムのニップは3mm、定着フィルム
18の回転速度は48mm/secに設定した。
【0066】キヤノン製レーザビームプリンタLBP−
8AJ1の改造機を使用して、画像評価を行った。な
お、この時、耐熱シートとしては記録材との接触面にP
TFEに導電性物質を分散させた低抵抗の離型層を有す
る厚さ20μmのポリイミドフィルムを使用し、この時
加熱体の検温素子表面温度T1が185℃に達するまで
要した時間は約3秒であった。さらに、温度T2は18
3℃であり、温度T3は182℃であった。
【0067】また、積層型の有機光導電体(OPC)感
光ドラム表面に−700Vの一次帯電をおこない、レー
ザ光の露光部における電位を−100Vとしてデジタル
潜像を形成し、直流バイアス−500V、交流バイアス
(1800Hz、ピークトウピーク1600V)を印加
して、図3に示すチエッカー模様の原画を反転現像法に
より複写した。現像部における現像スリーブ(ステンレ
ス製)と感光ドラムとの最近接間隙を300μmに設定
し、バイアスを印加していない状態での現像部における
スリーブ上の現像剤層の層厚を約100μmにして、現
像をおこなった。
【0068】常温常湿(25℃、60%RH)、高温高
湿(30℃、90%RH)及び低温低湿(15℃、10
%RH)のいずれにおいても、良好な複写画像が得ら
れ、図3におけるチェッカー模様のトナー画像に欠陥は
なかった。
【0069】各環境下において、4,000枚の連続プ
リントアウト試験をおこなったところ、トナー画像濃度
は1.36以上を維持し、細線再現性も優れていた。
又、定着フィルム表面の傷や削れも見られなかった。ト
ナーの粒径を表2に画像評価結果を表3に示す。
【0070】(実施例2) ・スチレン−アクリル酸ブチル共重合体 80部 ・スチレン−メタクル酸ブチル−モノブチルマレイン酸
の共重合体 20部 ・マグネタイト 100部 ・ジ−tert−ブチルサリチル酸のクロム錯塩 3部 ・フタロシアニン顔料 3部 ・低分子量ポリプロピレン 4部
【0071】上記混合物で実施例1と同様にして、黒色
微粉体を得た。
【0072】又、比表面積130m2/gの微粉体(ア
エロジル#130、日本アエロジル社製)100部にジ
メチルジクロルシラン15部で処理を行った後、ジメチ
ルシリコンオイルKF−96(100cs)5部を実施
例1と同様に処理し、疎水化度94%の処理微粉体を得
た。
【0073】上記黒色微粉体100重量部に該処理微粉
体1.4重量部を実施例1と同様にして添加し、トナー
を得、画像評価を行ったところ、トナーの画像濃度は
1.38以上を維持し、細線再現性も優れていた。又3
500枚耐久後も定着フィルム表面の傷や削れもなかっ
た。実施例1と同様にトナーの粒径を表2に、及び画像
評価結果を表3に示す。
【0074】(実施例3) ・プロキシ化ビスフェノールとフマル酸を縮合して得ら
れたポリエステル樹脂100重量部 ・マグネタイト 100重量部 ・モノアゾ系クロム錯体 3部 ・低分子量ポリプロピレン 3部
【0075】上記、混合物と実施例1の処理シリカとを
用いて実施例1と同様にしてトナーを得、画像評価を行
ったところ、3000枚耐久後もトナー画像濃度は1.
35以上を維持し、細線再現性も優れていた。又、定着
フィルムの傷や削れも見られなかった。実施例1と同様
にトナ−の粒径を表2に及び画像評価結果を表3に示
す。
【0076】(比較例1)トナーの粒度分布を変えた以
外は実施例3と同様にして画像評価を行ったところ、2
000枚耐久後の画像濃度1.30、細線再現性は欠損
6〜10個程度のレベルであった。又、画像に弊害を見
い出す程ではないが、定着フィルムに若干の削れが見ら
れた。
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】 N/N…常温常湿(23.5℃,60%) H/H…高温高湿(32.5℃,85%) L/L…低温低湿(15.0℃,10%) 黒のドット100個の再現性: ○ …欠損2個以下 ○△…欠損3〜5個 △ …欠損6〜10個 × …欠損11個以上
【0079】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明はトナーの粒
径を細かくすることにより、微小ドットの潜像の細線再
現性を良好にし、かつ耐熱性シートを使用した加熱定着
法により、その潜像をつぶすことなく、さらには耐熱性
シートを傷つけることもなく、解像度及び階調性に優れ
た画像を得ることを可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の構造図を示す。
【図2】本発明に係る定着装置の別の実施形態の構造図
を示す。
【図3】画像評価に用いるチェッカー模様のトナー画像
を示す。
【符号の説明】
11 低熱容量線状加熱体 12 アルミナ基板 13 抵抗材料 14 検温素子 15 定着フィルム 16 駆動ローラ 17 従動ローラ 18 加圧ローラ 19 転写材 20 未定着トナー 21 入口ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石橋 ゆかり 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−152557(JP,A) 特開 平2−160250(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 9/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーの顕画像を、固定支持された加熱
    体と該加熱体に対向圧接し、且つフィルムを介して記録
    材を該加熱体に密着させる加圧部材とにより、該記録材
    に加熱定着する定着方法に使用される現像剤において、 該現像剤は、加熱定着用トナーと、該トナー100重量
    部に対して0.01〜20重量部のシリコンオイル又は
    シリコンワニスで処理した微粉体とを有しており、 該トナーは、少なくとも重量平均粒径4〜8μmを有
    し、5μm以下の粒径を有するトナー粒子が17〜60
    個数%含有され、6.35〜10.08μmの粒径を有
    するトナー粒子が5〜50個数%含有され、12.7μ
    m以上の粒径を有するトナー粒子が2.0体積%以下で
    含有され、 5μm以下のトナー粒子群が下記式 【外1】 (式中、Nは5μm以下の粒径を有する磁性トナー粒子
    の個数%を示し、Vは5μm以下の粒径を有するトナー
    粒子の体積%を示し、kは4.6乃至6.7の正数を示
    す。但し、Nは17乃至60の正数を示す。)を満足す
    る粒度分布を有することを特徴とする現像剤。
  2. 【請求項2】 該微粉体が、シランカップリング剤で処
    理された後に、シリコンオイル又はシリコンワニスで処
    理されていることを特徴とする請求項1に記載の現像
    剤。
  3. 【請求項3】 記録材にトナーの顕画像を加熱定着する
    加熱定着方法において、 該トナーを含有する現像剤が、該トナー100重量部に
    対して0.01〜20重量部のシリコンオイル又はシリ
    コンワニスで処理した微粉体を有しており、 該トナーは、少なくとも重量平均粒径4〜8μmを有
    し、5μm以下の粒径を有するトナー粒子を17〜60
    個数%含有し、6.35〜10.08μmの粒径を有す
    るトナー粒子を5〜50個数%含有し、12.7μm以
    上の粒径を有するトナー粒子を2.0体積%以下で含有
    し、 5μm以下のトナー粒子群が下記式 【外2】 (式中、Nは5μm以下の粒径を有する磁性トナー粒子
    の個数%を示し、Vは5μm以下の粒径を有するトナー
    粒子の体積%を示し、kは4.6乃至6.7の正数を示
    す。但し、Nは17乃至60の正数を示す。)を満足す
    る粒度分布を有することを特徴とするものであり、 該トナーの顕画像を、固定支持された加熱体と該加熱体
    に対向圧接しかつフィルムを介して記録材を該加熱体に
    密着させる加圧部材とにより、該記録材に加熱定着する
    ことを特徴とする加熱定着方法。
  4. 【請求項4】 該微粉体が、シランカップリング剤で処
    理された後に、シリコンオイル又はシリコンワニスで処
    理されていることを特徴とする請求項3に記載の加熱定
    着方法。
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