JPH0427364A - 揚げ蒲鉾 - Google Patents

揚げ蒲鉾

Info

Publication number
JPH0427364A
JPH0427364A JP2132473A JP13247390A JPH0427364A JP H0427364 A JPH0427364 A JP H0427364A JP 2132473 A JP2132473 A JP 2132473A JP 13247390 A JP13247390 A JP 13247390A JP H0427364 A JPH0427364 A JP H0427364A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron
heme iron
heme
fried
steamed fish
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2132473A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinaga Tamura
幸永 田村
Toshio Shimizu
俊雄 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2132473A priority Critical patent/JPH0427364A/ja
Publication of JPH0427364A publication Critical patent/JPH0427364A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • Fish Paste Products (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特に貧血の防止に対して効果的なヘム鉄を含
有し、かつ、ヘム鉄を揚げ蒲鉾に添加することにより、
ヘム鉄特有の苦味・生臭味・金属味をよくマスキングし
た揚げ蒲鉾に関するものである。揚げ蒲鉾とは、魚肉の
すり身を油で揚げた練り製品のことであり、薩摩揚げ・
つけ揚げおよびてんぷらとも呼ばれることもある。
(従来の技術) 鉄は人間にとって体内で酸素の運搬等に関与する重要な
微量栄養素の一つである。近年の国民栄養調査によれば
、国が定めた標準値としての鉄分の摂取量はほぼ満たさ
れているが、独身世帯では鉄分は86%と著しい低い水
準に留まっている。
このような状況を反映して、わが国では鉄欠乏の問題が
真剣に議論されているが、特に有月経の女性の場合には
、約半数の人に鉄の欠乏が認められると云う。これは、
有月経の女性は成人男子の2倍近い鉄分が必要であり、
また、摂取鉄量は摂取カロリーと比例していることから
、男性に比較して摂取カロリーの少ない女性の摂取鉄量
は、平均摂取量より低いと考えられる。さらに、女性の
嗜好性、ダイエツト志向から考えて、吸収性の艮いヘム
鉄を含むレバー、肉等も男性と比べて摂取量が少ないこ
とも原因となっていると考えられる。
(発明が解決しようとする課題) 鉄分には、野菜・穀類等に含まれる非ヘム鉄と、前述の
肉類等に含まれるヘム鉄がある。
非ヘム鉄は、食物中に含まれる各種の成分の影響を受は
易(、一般に体内への吸収率は、はとんどが5%以下と
言われ良くない。
一方、ヘム鉄は、それ自体の有する構造が非ヘム鉄とは
異なり、人間の血液中に存在するヘモグロビンと同じく
、鉄ポリフィリン複合体と蛋白(ベブタイド)が結合し
た構造を有しており、独自の吸収機構で吸収されるため
、非ヘム鉄の場合には、吸収阻害を受ける食物中に含ま
れる成分に影響を受けることな(、吸収率も15〜35
%と高い。しかしながら、ヘム鉄を多く含む動物レバー
は、味および臭気を嫌う人があり、そのために余り摂取
されない。また、ヘモグロビン自体を鉄源として用いる
ならば、鉄の量に対して多量の蛋白が自動的に体内に摂
取され(鉄15■に対して蛋白4.2gL他の食品との
栄養面におけるバランスを壊してしまう可能性もあり得
る。そこで、例えば豚赤血球を酵素分解し、鉄分を濃縮
後乾燥したヘム鉄を用いればよいのであるが、このヘム
鉄自体も、苦味を有し、やや生臭味や金属味もあり、お
いしく食べられるという見地からは、問題を有する。
かかる問題点を解決する方法として、特開昭59−14
0834号および特開昭59−140835号に開示さ
れているように、チョコレート中にヘム鉄を添加する技
術がある。しがし、チョコレートには嗜好性があり、他
の食品も望まれている。
特開昭62−36320号に開示されているヘムまたは
ヘモグロビンを主成分とする丸粒状組成物においては、
ヘムまたはヘモグロビンをセララグ被覆層により包み込
み、苦味、生臭味、金属味を感じることを防止している
。しかし、通常の食品としておいしく摂取するものでは
ない。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記課題を解決するため検討を進めた結
果、ヘム鉄を揚げ蒲鉾に添加することにより、ヘム鉄特
有の苦味、生臭味、金属味がマスキングされ、揚げ蒲鉾
の風味を損なうことなく食用に供することができ、鉄分
をバランスよく摂取できることを知り、本発明を完成す
るに至った。
すなわち、本発明は、ヘム鉄を含有することを特徴とす
る揚げ蒲鉾である。この際、ヘム鉄としては、を椎動物
の血液を酵素分解した後、鉄分を濃縮して乾燥すること
により得られるヘム鉄、すなわち、を椎動物由来のヘモ
グロビンからグロビン蛋白を除去して得られるヘム鉄を
用いるのが好ましい。
本発明において、ヘム鉄を揚げ蒲鉾に含有させるには、
常法により揚げ蒲鉾を製造する際に、その原料に添加す
ればよい。すなわち、魚肉のすり身、卵、片栗粉、塩、
味噌等の揚げ蒲鉾原料にヘム鉄を加え、良く混合した後
、これを食用油で揚げることによって、ヘム鉄を含有す
る揚げ蒲鉾が得られる。ヘム鉄の添加量は、揚げ蒲鉾当
たり1500■%以下含有するように添加する。ヘム鉄
の含有量が揚げ蒲鉾当たり1500■%を超えると、ヘ
ム鉄の特有の苦味、生臭味、金属味のマスキングによる
解消効果がなく、1500■%以下で解消効果が現れる
ヘム鉄は茶褐色の粉末であるから、この点からも、その
ままでは食品として用い難いのであるが、これが本発明
のように揚げ蒲鉾に添加することで解決されることにな
る。
(実施例) 以下に本発明の実施例を示すが、本発明は、この実施例
に限定されるものではない。
まず、ヘム鉄は下記のようにして製造した。原料の豚血
球は、屠殺した豚よりカニューラ方式により採血し、血
液凝固防止のため、クエン酸を添加した後、遠心分離に
より得た。この豚血球を溶血させ、アルカリ変性させた
後、アルカラーゼ(Novo社製)を作用させた。限外
濾過膜5IP3013(脂化成製)を用いて、ヘム鉄が
強化された画分とヘム鉄を含まない画分とに分画した後
、ヘム鉄が強化された両分を、スプレードライヤーによ
り粉末化した。得られたヘム鉄の鉄含有率は約1.5%
であり、ヘモグロビンのそれの約5倍に相当した。
ヘム鉄含有揚げ蒲鉾は次のようにして作製した。
すけとうだらの冷凍すり身(2級品)300gに対して
タマゴ30g、片栗粉大匙1杯、塩小匙1杯、味噌小匙
1杯を加えて良(すり混ぜたものを、一つ当たり100
g単位として、これにヘム鉄をそれぞれ0,500,1
000.1800.3000■(鉄として、それぞれ順
に0.7.5,15.27.45■%)を加えて、均一
になるようによく混ぜた。これを160°C下の大豆油
で揚げた。
官能試験は、下記のように実施した。前もって、11人
全員がヘム鉄のみをそのまま食して、その本来が持つ味
の特徴を実際に経験した後、上記のようにヘム鉄を添加
して作製した揚げ蒲鉾を、盲検法によって試食した。結
果は下表に示したように、ヘム鉄500■%含有揚げ蒲
鉾では11人全員が、ヘム鉄1800■含有揚げ蒲鉾で
は11人中8人が、ヘム鉄含有揚げ蒲鉾の苦味、生臭味
および金属味を全く感じなかった。
(発明の効果) 本発明によれば、ヘム鉄の持つ苦味、生臭味、金属味は
効果的に解消され、ヘム鉄の茶褐色による食品加工上の
問題も解決される。また、揚げ蒲鉾は噌好品ではなく、
日常良く摂取される食品で、この揚げ蒲鉾を食べること
により、鉄欠乏者は脂肪、糖分のとりすぎを心配するこ
となく、毎日の食事から吸収率の良い鉄を摂取すること
ができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ヘム鉄を含有することを特徴とする揚げ蒲鉾。
JP2132473A 1990-05-24 1990-05-24 揚げ蒲鉾 Pending JPH0427364A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2132473A JPH0427364A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 揚げ蒲鉾

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2132473A JPH0427364A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 揚げ蒲鉾

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0427364A true JPH0427364A (ja) 1992-01-30

Family

ID=15082201

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2132473A Pending JPH0427364A (ja) 1990-05-24 1990-05-24 揚げ蒲鉾

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0427364A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105161160A (zh) * 2015-08-17 2015-12-16 繁昌县菲德通讯材料设计有限公司 一种石油平台专用高强度耐老化电缆

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105161160A (zh) * 2015-08-17 2015-12-16 繁昌县菲德通讯材料设计有限公司 一种石油平台专用高强度耐老化电缆

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100398938B1 (ko) 기능성 돈까스의 제조방법
KR101748263B1 (ko) 육류대체소재를 활용한 죽 및 그 제조방법
KR20200043121A (ko) 해산물조림 및 이의 제조 방법
JPH0427364A (ja) 揚げ蒲鉾
KR20190092044A (ko) 옥수수 튀김 닭 제조방법
KR20220011766A (ko) 김치 순댓국 제조 방법
KR102157292B1 (ko) 황태구이용 양념장의 제조방법 및 이를 이용한 황태양념구이
KR100390095B1 (ko) 알로에 겔을 포함하는 김치의 제조방법
KR102012321B1 (ko) 돈강정 제조방법
KR20100035255A (ko) 육수와 가마보꼬를 주원료로 한 라면국물 제조방법 및 이를이용한 라면의 조리방법
JPH0427368A (ja) ハンバーグ
JPH0430779A (ja) 鉄強化カレー
RU2757319C1 (ru) Полуфабрикат мясорастительный рубленый функциональный обогащенный
KR102547212B1 (ko) 분말형 조미료 및 그 제조방법
JPS58193676A (ja) 天然栄養補給調味料
JP2896472B2 (ja) 味噌を添加したヘム鉄強化食品
KR102271985B1 (ko) 명태의 알을 이용한 명란과립 및 이에 의해 제조된 명란과립
JPH0430764A (ja) 圧扁大豆
JP2896473B2 (ja) 鉄強化餡
KR101860123B1 (ko) 베이비크랩을 이용한 스낵의 제조방법
JP2002330727A (ja) 食品添加剤用組成物およびその製造方法
JPH029345A (ja) 牡蛎の珍味食品の製造方法
KR19990038092A (ko) 당근잎을 이용한 소스 및 그 제조방법
KR100582289B1 (ko) 기능성 김치
KR20050112069A (ko) 매생이영양밥 및 그제조방법