JPH04273515A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置に関し
、特にトラックバッファを備える磁気ディスク装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来の磁気ディスク装置は、一般に上位
装置が複数の磁気ディスク装置を制御しているので、シ
リンダおよびトラックを選択するためのシーク動作の開
始後、一旦上位装置との結合状態が解除され、シーク動
作が終了し上位装置から再結合された後、該当のトラッ
ク上のデータの読込み制御を行うようになっている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置は、シーク動作の開始後、一旦上位装置との
結合状態が解除され、シーク動作が終了し上位装置から
再結合された後、該当のトラック上のデータの読込み制
御を行うようになっているので、シーク動作終了信号の
送出後すぐに上位装置が再結合するとは限らず、さらに
再結合後、トラック上のアドレスに従ってデータを読込
むので固有のアクセス時間がかかり、全体として無駄時
間が多いという問題点がある。

【０００４】本発明の目的は、シーク動作終了信号の送
出後再結合するまでの時間に、該当のトラックのデータ
をトラックバッファに読込み、再結合時、上位装置に対
し即座に該当のトラックのデータを転送することで磁気
ディスク装置固有のアクセス時間を無視できる、効率の
よい磁気ディスク装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の磁気ディスク装
置は、上位装置からの第１回目の制御によるシーク完了
後再結合し第２回目の制御を受けトラック上のデータを
前記上位装置に読込む磁気ディスク装置において、前記
第１回目の制御によるシーク完了後前記再結合に先立ち
該当する少くとも１トラック分のデータを読込み蓄積す
るトラックバッファを設け、前記再結合時に前記トラッ
クバッファの蓄積したデータを前記上位装置に読込む構
成である。

【０００６】本発明の磁気ディスク装置は、上位装置と
トラックバッファとの間にトラックから直接読込むデー
タと前記トラックバッファから読込むデータとを切替え
て出力する転送データ切替制御部を設けてもよい。

【０００７】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００８】図１は本発明の一実施例の主要部分のブロ
ック図である。

【０００９】図示していない磁気ディスク本体は、デー
タ１０を送出し、同様に図示されていないシーク動作制
御部は、シーク動作終了信号１１とセクタ番号更新信号
１２とセクタ番号信号１３とを送出する。シーク動作終
了信号１１とセクタ番号更新信号１２とを入力とするト
ラックバッファ書込制御部１は、シーク動作終了信号１
１によりシーク動作終了を検出すると、次のセクタの先
頭から、トラックバッファ２にデータを書込むため、セ
クタ番号更新信号１２を受信し、セクタが切替わったこ
とを検出すると、パルス状の書込開始信号１４をアドレ
ス対応セクタ番号記憶部３およびトラックバッファアド
レス制御部４に、連続信号である書込指示信号１５をト
ラックバッファ２に送出する。アドレス対応セクタ番号
記憶部３は、書込開始信号１４を受信すると、この時点
でのセクタ番号信号１３の示すセクタ番号を記憶し、こ
の記憶したセクタ番号を基に任意のセクタ番号に対応す
るトラックバッファアドレスを、トラックバッファアド
レス制御部４に通知するため、アドレス指示信号１６を
出力する。トラックバッファアドレス制御部４は、アド
レス指示信号１６で入力したアドレスを初期値として、
トラックバッファア２上のアドレスの制御をアドレス信
号１７により行う。トラックバッファア２は、トラック
バッファ書込制御部１から書込指示信号１５と、トラッ
クバッファアドレス制御部４からアドレス指示信号１６
とを受け、データ１０の中の１トラック分のデータを所
定のアドレスに蓄積する。転送データ切替部５は、図示
されていない上位装置から指示され、例えば、複数のト
ラックに跨がるデータを出力する場合、最初のトラック
のデータはトラックバッファ２の出力するデータ１８を
読込み、次のデータからは直接磁気ディスク本体からの
データ１０を読込みデータ１９として出力するというよ
うに制御するためのものである。

【００１０】次に動作について説明する。

【００１１】本発明の磁気ディスク装置は、上位装置か
らのシーク命令でシーク動作を開始し、上位装置との結
合を解除する。このシーク動作が終了するとシーク動作
制御部から上位装置に対し、再結合を要求すると共に、
シーク動作終了信号１１により、トラックバッファ書込
制御部１にシーク動作の終了を通知する。シーク動作の
終了を検出したトラックバッファ書込制御部１は、次の
セクタの先頭から、トラックバッファ２にデータを書込
むため、セクタ番号更新信号１２を受信し、トラックバ
ッファアドレス制御部４のトラックバッファアドレスを
リセットし、書込指示信号１５をトラックバッファ２に
送出し、データ１０の書込みを指示する。又、アドレス
対応セクタ番号記憶部３は、書込開始信号１４を受信す
ると、バッファアドレスが“０”に対応するセクタ番号
を記憶し、この記憶したセクタ番号を基に任意のセクタ
番号に対応するトラックバッファアドレスを、トラック
バッファアドレス制御部４に通知するため、アドレス指
示信号１６を出力する。トラックバッファアドレス制御
部４は、アドレス指示信号１６で入力したアドレスを初
期値として、トラックバッファア２上のアドレスの制御
をアドレス信号１７により行う。トラックバッファ２は
、書込指示信号１５およびアドレス信号１７を受け、デ
ータ１０を指定のアドレスに書込んで行く。ここで上位
装置との再結合が完了すると、上位装置の指示により、
転送データ切替部５は、トラックバッファ２の出力する
データ１８を選択し、上位装置に転送する。

【００１２】このよう制御することにより、特定のセク
タからのデータの出力を効率よく行うことができること
になる。

【００１３】複数のトラックに跨がるデータを出力する
場合には、上位装置は、最初のトラックのデータはトラ
ックバッファ２の出力するデータ１８を読込み、次のデ
ータからは直接磁気ディスク本体からのデータ１０を読
込みデータ１９として出力するというように制御するこ
とで、本発明の効果を受けることができる。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、上位装
置からの第１回目の制御によるシーク完了後、再結合に
先立ち該当する少くとも１トラック分のデータを読込み
蓄積するトラックバッファを設け、シーク動作終了信号
の送出後再結合するまでの時間に、該当のトラックのデ
ータをトラックバッファに読込み、再結合時、上位装置
に対し即座に該当のトラックのデータを転送することが
できるので、磁気ディスク装置固有のアクセス時間を無
視でき、データの転送効率がよくなるという効果が有る
。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例の主要部分のブロック図であ
る。

【符号の説明】

１　　　　トラックバッファ書込制御部２　　　　トラ
ックバッファ ３　　　　アドレス対応セクタ番号記憶部４　　　　ト
ラックバッファアドレス制御部５　　　　転送データ切
替部 １０，１８，１９　　　　データ １１　　　　シーク動作終了信号 １２　　　　セクタ番号更新信号 １３　　　　セクタ番号信号 １４　　　　書込開始信号 １５　　　　書込指示信号 １６　　　　アドレス指示信号 １７　　　　アドレス信号

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　上位装置からの第１回目の制御による
   シーク完了後再結合し第２回目の制御を受けトラック上
   のデータを前記上位装置に読込む磁気ディスク装置にお
   いて、前記第１回目の制御によるシーク完了後前記再結
   合に先立ち該当する少くとも１トラック分のデータを読
   込み蓄積するトラックバッファを設け、前記再結合時に
   前記トラックバッファの蓄積したデータを前記上位装置
   に読込むことを特徴とする磁気ディスク装置。
2. 【請求項２】　　上位装置とトラックバッファとの間に
   トラックから直接読込むデータと前記トラックバッファ
   から読込むデータとを切替えて出力する転送データ切替
   制御部を設けることを特徴とする請求項１記載の磁気デ
   ィスク装置。