JPH04272361A - 建材間の固着方法 - Google Patents

建材間の固着方法

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JPH04272361A
JPH04272361A JP3289591A JP3289591A JPH04272361A JP H04272361 A JPH04272361 A JP H04272361A JP 3289591 A JP3289591 A JP 3289591A JP 3289591 A JP3289591 A JP 3289591A JP H04272361 A JPH04272361 A JP H04272361A
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JP
Japan
Prior art keywords
adhesive
primer
adhesive tape
double
panel
Prior art date
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Pending
Application number
JP3289591A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Ametani
俊彦 雨谷
Kazumasa Nakamura
中村 一政
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sika Japan Ltd
Original Assignee
Sika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬化前には高い揺変性
を持ち、硬化後には良好なる接着性及び弾性を保持する
1成分形ポリウレタン、ないしは1成分形変成シリコー
ンの接着剤と初期の接着性を補なうための両面接着テー
プとによる建材間の固着方法、特に内外装用パネル類と
間柱等とのずれのない取付け固定接着する方法に関する
【0002】
【従来の技術】従来の建材間の固着例えば内外装用パネ
ル類の取付け固定は、建設図解事典7.塗装・内外装工
事(建築資料研究社)に記載されているように機械的に
釘、ねじ等で固定するか、または、釘、ねじ等に接着剤
を併用して固定する方法がとられてきている。そして、
これらの方法は永久的固着のみならず、ずれないように
するための一時的又は補助的な固定の場合にも利用され
ているが、外観的に釘やねじの頭が表面に現われ、素材
によっては長い間に錆の発生等の原因ともなり、美的、
作業的に問題がある。
【0003】釘、ねじ等で機械的に固定されたパネル類
は、温度、熱等によって膨張収縮が生じた際、その動き
を吸収できず、パネル類がそったり、取付け箇所に応力
の集中により損傷をまねくことや、更に、衝撃や振動を
吸収できない欠点がある。
【0004】また、ジョイナー等によるはめ込み式は外
観的にはよいがジョイナー加工を事前に行なわねばなら
ず、コスト的、時間的に制約を受ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる技術背景の下に
、本発明は、従来から各種建材間の固着において、一時
的、補助的な使用も含め広く用いられているこの釘、ね
じ固定及び接着剤併用の機械的なもの及びはめ込み式等
のもつ欠点を解決しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の建材
間の固着方法は、あらかじめ、固着すべき両建材の固着
面にそれぞれ下地用プライマーを適用、乾燥した後、一
方の建材の固着面に両面接着テープを貼り付け、更に高
揺変性ポリウレタン又は変成シリコーン系接着剤を前記
両面接着テープと平行にビード状に打込み、その面にプ
ライマー処理された他方の建材の固着面を圧着接着する
方法である。本発明は、作業性を考慮し高い揺変性をも
った形状保持性のよい1成分形のポリウレタン、ないし
は、1成分型変成シリコーンの接着剤で、硬化後は良好
なる接着性及び弾性を有するものであり、釘、ねじ等の
機械的な固定や穴あけ等余分な作業を必要としないこの
方法は、大気中の水分と化学反応により硬化接着するも
ので、外観上取付け固定がみえない固着方法である。そ
の際、特に接着剤が硬化するまでは併用した両面接着テ
ープで例えばパネル類を保持することによりずれを防止
し、また、両面テープにより接着剤の厚さを均一に確保
するように工夫された固着方法である。
【0007】周知のごとく、接着剤には(シーリング剤
ハンドブック/日本シーリング工業会参照)、ポリウレ
タン系、及び変成シリコーン系の1成分形と2成分形が
あるが、現場での取扱い易さの点で本発明では1成分形
のものを取上げ鋭意研究した。その結果、初期接着性が
技術的に重要な技術であることがわかり、硬化速度の目
安となる室温でのタックフリー時間を知ることがまず必
須条件である。
【0008】ここで使用する接着剤として必要な特性は
1)  1成分形の接着剤であること、2)  硬化前
に高い揺変性を持つこと、3)  硬化速度が早いこと
、 4)  硬化後良好な接着強度を有し、かつ、弾性機能
を有すること、 5)  硬化後肉やせがないこと、
【0009】建築用及びそれに関連した接着剤には、エ
ポキシ系、ウレタン系、アクリル系等多種あり、また、
1成分形と2成分形がある。上述の1〜5項を満足する
材質としては、ポリウレタン、変成シリコーンのみが満
足するものである。特に現場での複雑な混合作業のない
1成分形のポリウレタンや変成シリコーンが望ましい。 2成分形については、現場での混合ミスの施工の失敗は
多く報告されている。
【0010】揺変性に関しては、良好なるビード形状を
得ること及び垂直面、天井面での施工で垂れ下りのない
ことのため、JIS  A  5758建築用シーリン
グ材に規定されたスランプ値に於いて0mmであること
が必須条件である。
【0011】硬化速度に関しては、作業性を考慮して室
温でのタックフリー時間が2時間以内、望ましくは1時
間以内であることが必要である。
【0012】接着強度を有し、弾性機能を有することに
関しては、1週間で約15kgf/cm2 以上、望ま
しくは20kgf/cm2 以上のせん断強度が必要で
ある。
【0013】硬化後の肉やせによる接着の不工合を防止
するためには接着剤としてJISA  5758建築用
シーリング材で規定された加熱減量が10%以下のもの
、望ましくは7%以下のものが望ましい。
【0014】かくして新しく開発された本発明の建材間
の固着方法を適宜図面を用いて説明するが、例えばパネ
ル11と間柱10の場合まず双方の固着面に、それぞれ
素材に適合した下地用プライマー12a,12bを塗布
、乾燥する。間柱が杉材のときは、イソシアネート系の
下地プライマーを塗布することが最適である。また、メ
ラミン系のパネルにはシラン系のプライマーが最適であ
る。
【0015】次に、図1〜3に示すように間柱の長手方
向へ平行に両面接着テープ13を貼り付けた後、図4〜
6に示すような接着剤14が入ったカートリッジ容器1
6に先端をカットしたノズル15を付け、カートリッジ
ガン17に装着して押出し施工する。
【0016】そして、直ちに下地用プライマーを塗布し
たパネルを所定の位置へ圧着する。この圧着の際にはパ
ネルが両面接着テープに圧着できるまでとする(図1〜
3参照)。
【0017】このときビード形状は汎用の丸形でもよい
が圧着作業の点で三角形の方がより容易である。三角形
状ビードを得るには、ノズルの形状を図4の10aの如
く加工し、押し出される接着剤が間柱の上に打ち込まれ
る。また、接着剤が硬化固定するまでのパネル類を固定
保持するために強力な接着力を有する両面接着テープを
併用し、この両面接着テープが接着層の厚みを確保する
【0018】間柱等にパネル類を取付ける場合は、基本
的には間柱類並びにパネル類にも前述したように材質に
より下地用プライマーを選択使用し、また、材質によっ
てはクリーニングの上、次の両面接着テープを貼り、接
着剤を施こす場合がある。
【0019】
【発明の効果】本発明の建材間の固着方法は、従来の釘
、ねじ等で機械的に固定して行なう固着方法での欠点、
即ち、釘、ねじの錆の悪影響がなく、穴あけや外観上釘
、ねじの頭が表われて美観上等の欠点を補い、作業的に
は省力化できる利点がある。
【0020】また、接着された初期段階では、両面接着
テープの支持力でパネルを支えてずれを防ぎ、最終的に
は大気中の湿気との反応硬化により弾性をもった接着固
定ができ、熱、温度による膨張収縮や衝撃・振動を吸収
する機能を持った極めて有用な固着方法ということがで
きよう。
【0021】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
する。10cm角×1.8m長さの市販杉材と市販メラ
ミン系パネルを接着固定するに、接着剤としてウレタン
プレポリマー72.6部、カーボンブラック等充填材2
5.5部、シラン化合物0.6部、錫系触媒他1.3部
からなる接着剤を用い、両面接着テープはウレタンフォ
ーム基材の上下面にアクリル系粘着層を備え、最上層に
剥離紙を設けたものであり、テープ厚3.2mmで、接
着力はせん断強度で10kg/25mm×25mmのも
のを使用した。
【0022】先づ、杉材の接着予定面に接着剤が接着し
やすくなるようイソシアネート系プライマー(シーカプ
ライマー)を塗布し乾燥させ、一方、パネルとして90
cm角×5mm厚のメラミン系パネルを用い、このパネ
ルにはプライマーとしてシラン系プライマー(シーカ接
着クリーナーNo. 2)を塗布し乾燥させた。
【0023】次に、プライマー処理された杉材の接着予
定面に、両面テープを長手方向に貼り付けた後、高い揺
変性を持ち形くづれのしない接着剤を高さ15mm×巾
10mmのビード状に打ち込み、ビード状の表面が硬化
しないうちに、プライマー処理したメラミン系パネルを
押し付け、両面接着テープまで押し付け圧着した。施工
後7日間放置し、一部を切り取りせん断強度を測定した
結果、20kgf/cm2 の値を得た。
【0024】なお、この実施例で使用した接着剤の性状
を表1の当該品として示し、比較のため他のシーリング
材用接着剤でポリウレタン系のものと変成シリコン系の
ものを右に書き添えた。
【0025】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の1実施例としてパネルを間柱
等に取付け固定する態様を示す側面図である。
【図2】図2は、同じく本発明のパネルの取付け例にお
けるパネルのジョイント部分を示す側面図である。
【図3】図3は、本発明において、特に大きいパネルを
2本の間柱に取付け固定した状態を示す側面図である。
【図4】図4は、本発明の実施に用いる接着剤打込みカ
ートリッジ用のノズル部を示す図である。
【図5】図5は、本発明の実施において、カートリッジ
から接着剤を打込む態様を示す図である。
【図6】図6は、本発明の実施に用いられる接着剤打込
用ガンの側面図である。
【符号の説明】
10  間柱 11  パネル 12a  プライマー層 12b  プライマー層 13  両面接着テープ 14  接着剤 15  ノズル 16  接着剤打込用カートリッジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  あらかじめ、固着すべき両建材の固着
    面にそれぞれ下地用プライマーを適用、乾燥した後、一
    方の建材の固着面に両面接着テープを貼り付け、更に高
    揺変性ポリウレタン又は変性シリコーン系接着剤を前記
    両面接着テープと平行にビード状に打込み、その面にプ
    ライマー処理された他方の建材の固着面を圧着接着する
    ことを特徴とする建材間の固着方法。
JP3289591A 1991-02-27 1991-02-27 建材間の固着方法 Pending JPH04272361A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002339559A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Fujita Corp 内装下地ボードの取り付け構造および取り付け工法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002339559A (ja) * 2001-05-18 2002-11-27 Fujita Corp 内装下地ボードの取り付け構造および取り付け工法
JP4544564B2 (ja) * 2001-05-18 2010-09-15 株式会社フジタ 内装下地ボードの取り付け工法

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