JPH0427158Y2 - - Google Patents

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JPH0427158Y2
JPH0427158Y2 JP10105786U JP10105786U JPH0427158Y2 JP H0427158 Y2 JPH0427158 Y2 JP H0427158Y2 JP 10105786 U JP10105786 U JP 10105786U JP 10105786 U JP10105786 U JP 10105786U JP H0427158 Y2 JPH0427158 Y2 JP H0427158Y2
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JP
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electromagnetic interference
removal filter
surface electrode
interference removal
capacitor
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JP10105786U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は電磁干渉除去フイルタに関し、特
に、たとえば不要輻射を除去するために用いられ
る電磁干渉除去フイルタに関する。
(従来技術) 第6図は従来の電磁干渉除去フイルタの一例を
示す断面図である。この電磁干渉除去フイルタ1
は、円筒形のコンデンサ2の中空部に、貫通導体
3によつて貫通された磁性体4が挿通され、両端
部で貫通導体3と内面電極5が接続されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の電磁干渉除去
フイルタでは、コンデンサ2の残留インダクタン
スが比較的大きく、電磁干渉除去フイルタ1の減
衰が小さくなる。そして、このためノイズの除去
効果がさほどよくないという懸念があつた。
それゆえに、この考案の主たる目的は、残留イ
ンダクタンスの小さい、電磁干渉除去フイルタを
提供することである。
(問題点を解決するための手段) この考案は、内面電極および外面電極を有する
筒形コンデンサ、筒形コンデンサの中空部に配置
されかつ貫通孔を有し、その貫通孔に貫通導体が
貫通された磁性体、および筒形コンデンサの外面
電極に接続された接地端子を含む電磁干渉除去フ
イルタにおいて、磁性体は少なくとも2つ以上か
らなり、これらが間隔を隔てて配置され、磁性体
間の貫通導体に、この貫通導体から延びて筒形コ
ンデンサの前記内面電極と電気的に接続される接
続端子が形成されていることを特徴とする、電磁
干渉除去フイルタである。
(作用) コンデンサにおいて、内面電極での電流の向き
と外面電極での電流の向きとが逆方向となる。こ
れらの逆向き電流によつて生じるインダクタンス
は、電流が互いに逆方向に流れる長さに応じて、
相殺される。
(考案の効果) この考案によれば、コンデンサの内面電極での
電流の向きと外面電極での電流の向きとが逆方向
になることによつて、コンデンサのインダクタン
ス成分が相殺されるので、コンデンサの残留イン
ダクタンスは小さくなる。そのため、従来のもの
に比べて、その周波数特性が大幅に改善され、よ
り大きなノイズの除去効果が得られる。
この考案の上述の目的、その他の目的、特徴お
よび利点は、図面を参照して行う以下の実施例の
詳細な説明から一層明らかとなろう。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
る。この電磁干渉除去フイルタ10は、たとえば
磁器で形成された円筒形の誘電体12を含む。こ
の誘電体12の外周面には、たとえばめつきによ
つて外面電極14が形成されている。さらに、こ
の誘電体12の内周面には、たとえばめつきによ
つて内面電極16が形成されている。
誘電体12の中空部には、磁性体となる2つの
円筒状のフエライトビーズ20aおよび20bが
間隔を隔てて備えられている。
外面電極14には、接地端子22が接続されて
いる。そして、フエライトビーズ20aとフエラ
イトビーズ20bとの間にある。貫通導体18か
ら接続端子18aが延び、内面電極16上で電気
的に接続されている。
したがつて、この電磁干渉除去フイルタ10の
等価回路は、第2図に示すように、直列に接続さ
れたコイルL1およびL2の間にコンデンサCが接
続され、このコンデンサCにコイルL0が直列に
接続された、いわゆるT形となる。
そして、この実施例のコンデンサCでは、第1
図に1点鎖線で示したように、内面電極16での
電流の向きと外面電極14での電流の向きとが逆
方向となり、残留インダクタンスは相殺されて小
さくなる。なお、相殺されるインダクタンス量を
多くするため、接地端子22は接続端子18aと
対向する位置に形成されることが望ましい。
従来の電磁干渉除去フイルタとこの実施例との
コンデンサの容量および磁性体のインダクタンス
を同量にして、各コンデンサの残留インダクタン
スを測定した。その結果、従来のものでは2〜
3nHであつたが、この実施例と同じ構造のもので
は、0.1〜0.2nHであつて、コンデンサの残留イン
ダクタンス値は、従来の1/10以下となつているこ
とがわかつた。
第3図はこの実施例と従来例とを比較する、周
波数特性を示すグラフである。第3図において、
実線はこの実施例のものであり、鎖線は従来のも
のである。このグラフから明らかなように、この
実施例では最大の減衰が70dB以上と従来のもの
より大きくなつていることがわかる。
なお、この実施例のフイルタを、たとえばプリ
ント基板に対して、その厚み方向に挿通して装着
する、いわゆる完全貫通形実装によれば、第3図
において1点鎖線で示したように、高周波域でさ
らに大きな減衰特性を得ることができる。
第4図は第1図に示す実施例の変形例を示す断
面図であり、第5図はその等価回路図である。こ
の実施例では、特に、内面電極16と貫通導体1
8とがさらに誘電体12の両端部で導体の円板2
4aおよび24bによつて接続されている。この
実施例の等価回路は次のようになる。コイルL1
およびL2が直列接続され、その両端にコンデン
サC1およびC3が接続されている。一方、コイル
L1およびL2の間には、コンデンサC2およびコイ
ルL0を直列接続したものが接続されている。そ
して、コンデンサC1とコンデンサC3とから延び
る導線をコンデンサC2とコイルL0との間に接続
されている。したがつて、いわゆるLC多段電磁
干渉除去フイルタとなつているため、より一層の
向上が望めるる。
なお、この実施例では誘電体12として円筒状
のものを用いたが、この誘電体の形状は筒形なら
ばどのような形状のものにも変更可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す断面図であ
る。第2図はこの実施例の等価回路図である。第
3図はこの実施例および従来例の周波数特性を示
すグラフである。第4図はこの考案の変形例を示
す断面図である。第5図はこの変形例の等価回路
図である。第6図は従来の電磁干渉除去フイルタ
の一例を示す断面図である。 図において、10は電磁干渉除去フイルタ、1
2は誘電体、14は外面電極、16は内面電極、
18は貫通導体、18aは接続端子、20aおよ
び20bはフエライトビーズ、22は接地端子を
示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内面電極および外面電極を有する筒形コンデ
    ンサ、前記筒形コンデンサの中空部に配置され
    かつ貫通孔を有し、その貫通孔に貫通導体が貫
    通された磁性体、および前記筒形コンデンサの
    前記外面電極に接続された接地端子を含む電磁
    干渉除去フイルタにおいて、 前記磁性体は少なくとも2つ以上からなり、
    これらが間隔を隔てて配置され、前記磁性体間
    の前記貫通導体に、この貫通導体から延びて前
    記筒形コンデンサの前記内面電極と電気的に接
    続される接続端子が形成されていることを特徴
    とする、電磁干渉除去フイルタ。 2 前記磁性体はフエライトビーズを含む、実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の電磁干渉除去
    フイルタ。
JP10105786U 1986-07-01 1986-07-01 Expired JPH0427158Y2 (ja)

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JP10105786U JPH0427158Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JP10105786U JPH0427158Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JPS636720U JPS636720U (ja) 1988-01-18
JPH0427158Y2 true JPH0427158Y2 (ja) 1992-06-30

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