JPH0122258Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0122258Y2
JPH0122258Y2 JP1982115471U JP11547182U JPH0122258Y2 JP H0122258 Y2 JPH0122258 Y2 JP H0122258Y2 JP 1982115471 U JP1982115471 U JP 1982115471U JP 11547182 U JP11547182 U JP 11547182U JP H0122258 Y2 JPH0122258 Y2 JP H0122258Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
hot
feedthrough capacitor
ground
insulating resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982115471U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5922513U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11547182U priority Critical patent/JPS5922513U/ja
Priority to US06/516,743 priority patent/US4563659A/en
Publication of JPS5922513U publication Critical patent/JPS5922513U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0122258Y2 publication Critical patent/JPH0122258Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は4端子コンデンサを使用したノイズフ
イルタに関する。
従来より、各種制御機器や電子機器等におい
て、電源ライン等を通してこれら機器に侵入して
くる外来雑音を除去するため、例えば、上記電源
ライン間にコンデンサを挿入し、このコンデンサ
により上記電源ラインを通して入力する外来雑音
をバイパスさせるようにしていた。
ところで、上記のように、電源ライン間にコン
デンサを入れると、ローパスフイルタ効果は得ら
れるが、第1図に示すように、コンデンサC1
ら電源ライン1および2に夫々接続されるリード
線3および4はインダクタンスL1およびL2を有
しており、これら直列インダクタンスL1および
L2により、フイルタ効果が低下する問題があつ
た。
このため、第2図に示すように、コンデンサ
C2の対向電極5および6に夫々2本の導線7,
8および9,10を取り付け、これら導線7,8
および9,10を入力側と出力側とに分離するこ
とにより、上記コンデンサC2に直列に挿入され
るインダクタンス成分をなくすようにした4端子
コンデンサも使用されている。
ところで、近年、スイツチングレギユレータの
ように電流のスイツチング作用を伴う各種機器が
多用されており、これら各種機器から電流のスイ
ツチング作用時に発生する電磁干渉雑音が他の機
器に入力して障害を与えることが問題となつてい
る。
上記電磁干渉雑音は数100KHzから数10OMHz
の広い帯域を有しているため、第2図のような4
端子コンデンサを使用しても上記の如き電磁干渉
雑音のフイルタ効果は小さいものであつた。
本考案の目的は、広い周波数範囲にわたつて大
きなフイルタ効果を得るようにしたコンパクトで
取り扱い易いノイズフイルタを提供することであ
る。
このため、本考案は、ホツト側およびアース側
の一対の入力端とホツト側およびアース側の一対
の出力端とを有する4端子コンデンサを備えたノ
イズフイルタにおいて、上記一対の入力端および
出力端は絶縁性樹脂体をその一つの面からそれに
対向するいま一つの面に向かつて貫通し、このい
ま一つの面から引き出されるとともに、上記入力
端および出力端のホツト側の少なくとも一つは絶
縁性樹脂体に埋設された高透磁率材料からなる筒
形のビーズを貫通しており、上記入力端のホツト
側および出力端のホツト側の少なくとも一つは貫
通コンデンサに挿通されて該貫通コンデンサの内
部の電極に導電的に接着される一方、上記絶縁性
樹脂体の上記いまひとつの面側には導電性材料よ
りなるグランドプレートが装着されており、上記
貫通コンデンサの外部の電極が電気的に接続され
ていることを特徴としている。
以下、添付の図面を参照して本考案の実施例を
説明する。
第3図において、11は積層型等のチツプコン
デンサ、12,13は導線、14,15および1
6,17はいずれも高透磁率の材料からなる筒状
のビーズ、18はグランドプレート、19は貫通
コンデンサである。
上記導線12,13は大略U字形状を有し、そ
のほぼ中央部にはチツプコンデンサ11の電極1
1aおよび11bを夫々半田付している。また、
U字形状の上記導線12の両脚部12a,12a
にはビーズ14,15を外嵌させられている。
導線12,13のうち、ホツト側の導線12の
一方の脚部12aには、ビーズ14とともに貫通
コンデンサ19を外嵌させている。
上記貫通コンデンサ19、導線12の他方の脚
部12aおよび導線13の両脚部13a,13a
は、銅もしくは真ちゆう等の導電性の良好な金属
からなるグランドプレート18に設けた穴(図示
せず。)に挿通し、該グランドプレート18上で
上記ビーズ14,15の外部を絶縁性の樹脂20
で例えばモールドにより固定している。
上記状態で、導線12の上記他方の脚部12a
はグランドプレート18に対して絶縁され、導線
12の一方の脚部12aは貫通コンデンサ19の
内側の電極19aに半田付され、また、上記貫通
コンデンサ19の外側の電極19bは上記グラン
ドプレート18に半田付けされる。
一方、アース側の導線13の両脚部13a,1
3aはグランドプレート18に半田付けされる。
なお、導線12,13の上記各一方の脚部12
a,13aは夫々本願にいうホツト側およびアー
ス側の一対のたとえば入力端であり、導線12,
13の上記各他方の脚部12a,13aは夫々本
願にいうホツト側およびアース側の一対のたとえ
ば出力端を構成している。
上記のようにすれば、第4図に示すように、チ
ツプコンデンサ11の電極11aに接続された導
線12の両脚部12a,12aにビーズ14,1
5によるインダクタンスL14,L15が挿入された回
路構成を有するノイズフイルタを得る。
上記ノイズフイルタでは、導線12の脚部12
a,12aの途中にはインダクタンスL14,L15
存在するため、広い帯域にわたつて、電極干渉雑
音の防止を行うことができる。
上記インダクタンスL14,L15を大きくすると、
ノイズフイルタの阻止帯域の挿入損失が大きくな
るが、チツプコンデンサ11の電極11a,11
b自体の僅かなインダクタンスにより共振現象が
現れ、阻止帯域の高域では挿入損失が減少するこ
とがある。
しかしながら、上記共振現象はホツト側の導線
12に設けた貫通コンデンサ19により除去する
ことができる。
次に、コンデンサのみをホツトラインとアース
ライン間に接続した第1図の従来例の場合、およ
び第4図のノイズフイルタを使用した本考案の場
合について夫々挿入損失特性を測定した結果を、
第5図に曲線l1、およびl2で夫々示す。
ただし、第5図の測定において、本考案に係る
ノイズフイルタのチツプコンデンサ11の静電容
量は1マイクロフアラツドであり、貫通コンデン
サ19の静電容量は3300ピコフアラツドであつ
た。
上記第5図から分かるように、第4図のノイズ
フイルタでは、1マイクロフアラツドのコンデン
サのみをホツトラインとアースライン間に接続し
た従来のノイズフイルタに比較して広い周波数範
囲で非常に大きな挿入損失が得られ、特に、8M
Hz付近から100MHz付近の周波数帯域では80デシ
ベル、電圧比で10000倍以上の挿入損失が得られ
ることが分かる。
なお上記実施例は、本考案の理解を容易にする
ためのものであり、決して本考案がこれに限定さ
れるものでないということはいうまでもない。例
えば、チツプコンデンサ11としては積層型に限
らず他のものでもよい。また、導線にインダクタ
ンス分を与えるビーズも、上記実施例のようなホ
ツト側の導線12の両脚部12a,12aにそれ
ぞれ取り付けるようにしたものに限らず、いずれ
か一方のみでもよく、さらにアース側導線13の
一方あるいは双方の脚部13a,13aにも取り
付けるようにしてもよい。なおアース側導線13
の入力端にビーズを取り付けるものにあつては、
このビーズによる機能を十分得るために、入力端
をグランドプレート18に導通させないようにす
ることが望ましい。さらに上記実施例では、貫通
コンデンサ19をホツト側導線12の出力端側に
接続しているが、この実施例のような、アース側
導線13にビーズが取り付けられていない構成の
ものにあつては、貫通コンデンサ19を入力端側
に接続されていてもあるいは入力端側にも接続さ
せるようにしても、同様の機能が得られることに
なる。
以上、詳述したことからも明らかなように、本
考案は、従来の4端子コンデンサにおいて、入力
端および/または出力端を構成している導線に高
透磁率材料からなる筒形のビーズを外嵌させてこ
のビーズを絶縁性樹脂に埋設、固定するようにし
たので、ノイズフイルタを取り扱い易いコンパク
トな形態とできるとともに、高透磁率材料からな
るビーズによりノイズフイルタの阻止帯域におけ
る4端子コンデンサの入出力導線間のインピーダ
ンスが高くなり、広い周波数帯域にわたつて電磁
干渉による障害を防止することができる。
また、本考案によれば、ホツト側の導線に取り
付けた貫通コンデンサにより、4端子コンデンサ
のコンデンサ本体の電極自身が有しているインダ
クタンス成分による共振現象を抑えることがで
き、この共振現象によるノイズフイルタの阻止帯
域の高域側での挿入損失の低下を防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は夫々従来のノイズフイル
タの回路図、第3図は本考案に係るノイズフイル
タの一実施例の説明図、第4図は第3図のノイズ
フイルタの等価回路図、第5図は挿入損失の測定
結果を示す説明図である。 11……チツプコンデンサ、12,13……導
線、14,15……ビーズ、18……グランドプ
レート、19……貫通コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ホツト側およびアース側の一対の入力端とホツ
    ト側およびアース側の一対の出力端とを有する4
    端子コンデンサを備えたノイズフイルタにおい
    て、 上記一対の入力端および出力端は絶縁性樹脂体
    をその一つの面からそれに対向するいま一つの面
    に向かつて貫通し、このいま一つの面から引き出
    されるとともに、上記入力端および出力端のホツ
    ト側の少なくとも一つは絶縁性樹脂体に埋設され
    た高透磁率材料からなる筒形のビーズを貫通して
    おり、上記入力端のホツト側および出力端のホツ
    ト側の少なくとも一つは貫通コンデンサに挿通さ
    れて該貫通コンデンサの内部の電極に導電的に接
    着される一方、上記絶縁性樹脂体の上記いまひと
    つの面側には導電性材料よりなるグランドプレー
    トが装着されており、上記貫通コンデンサの外部
    の電極が上記グランドプレートに電気的に接続さ
    れていることを特徴とするノイズフイルタ。
JP11547182U 1982-07-28 1982-07-28 ノイズフイルタ Granted JPS5922513U (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11547182U JPS5922513U (ja) 1982-07-28 1982-07-28 ノイズフイルタ
US06/516,743 US4563659A (en) 1982-07-28 1983-07-25 Noise filter

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11547182U JPS5922513U (ja) 1982-07-28 1982-07-28 ノイズフイルタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5922513U JPS5922513U (ja) 1984-02-10
JPH0122258Y2 true JPH0122258Y2 (ja) 1989-06-30

Family

ID=30266537

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11547182U Granted JPS5922513U (ja) 1982-07-28 1982-07-28 ノイズフイルタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5922513U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005175880A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Murata Mfg Co Ltd ノイズフィルタ
WO2006070722A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. ノイズフィルタ
US7382216B2 (en) 2003-12-15 2008-06-03 Murata Manufacturing Co., Ltd Noise filter mounting structure

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100544868B1 (ko) * 2000-08-15 2006-01-24 엑스2와이 어테뉴에이터스, 엘.엘.씨 회로 에너지 조절을 위한 전극 구조
JP5692903B2 (ja) * 2010-11-10 2015-04-01 矢崎総業株式会社 車載機器用高周波ノイズフィルタおよびフィルタ結線方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476638U (ja) * 1977-11-09 1979-05-31
JPS5695122U (ja) * 1979-12-20 1981-07-28

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005175880A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Murata Mfg Co Ltd ノイズフィルタ
US7382216B2 (en) 2003-12-15 2008-06-03 Murata Manufacturing Co., Ltd Noise filter mounting structure
WO2006070722A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Murata Manufacturing Co., Ltd. ノイズフィルタ
US7605677B2 (en) 2004-12-28 2009-10-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Noise filter having filter components fitted into depressions in a base member

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5922513U (ja) 1984-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0453321B2 (ja)
JPH0122258Y2 (ja)
JPH0631777Y2 (ja) ノイズフィルタ
JPH06501604A (ja) 絶縁されたフィルタ段を有する多段モノリシック・セラミック帯域阻止フィルタ
US3141145A (en) Feed-through smoothing filter
JPH01151311A (ja) Lcフィルタ
JPH0324081B2 (ja)
US2552306A (en) Artificial transmission line
US2835874A (en) Electrical interference suppression filter
JPH0218587Y2 (ja)
US3739245A (en) Wound suppresser capacitor with shock protection
JPH03209901A (ja) 誘電体フィルタ
JPH04801A (ja) バンドパスフィルタ
US4141070A (en) Electrolytic capacitors
JPS6226912A (ja) ノイズフイルタ
SU983775A1 (ru) Сглаживающий фильтр
RU1375075C (ru) Электрический фильтр
JPS5881319A (ja) ノイズフイルタ用インダクタンス素子
JPH04154102A (ja) 複合電子部品
JPH01289228A (ja) ノイズフィルタ
JPH02237211A (ja) 弾性表面波フィルタ
JPH0353480Y2 (ja)
JPH0427158Y2 (ja)
JPH0542481Y2 (ja)
JPS6038910A (ja) ノイズ・フイルタ