JPH0427115A - 半導体ヘテロ構造を形成する方法 - Google Patents
半導体ヘテロ構造を形成する方法Info
- Publication number
- JPH0427115A JPH0427115A JP13115390A JP13115390A JPH0427115A JP H0427115 A JPH0427115 A JP H0427115A JP 13115390 A JP13115390 A JP 13115390A JP 13115390 A JP13115390 A JP 13115390A JP H0427115 A JPH0427115 A JP H0427115A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- compound
- organic metal
- substrate crystal
- epitaxial growth
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims abstract description 29
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 24
- 125000005842 heteroatom Chemical group 0.000 title abstract 3
- 239000013078 crystal Substances 0.000 claims abstract description 31
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims abstract description 26
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 26
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 claims abstract description 9
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 claims abstract description 9
- 150000002736 metal compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 9
- 230000000737 periodic effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 claims abstract description 7
- -1 hydrogen compound Chemical class 0.000 claims abstract description 5
- 238000000354 decomposition reaction Methods 0.000 claims description 20
- 150000002902 organometallic compounds Chemical class 0.000 claims description 19
- 238000003877 atomic layer epitaxy Methods 0.000 claims description 11
- 239000012808 vapor phase Substances 0.000 claims description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 abstract description 6
- 238000000407 epitaxy Methods 0.000 abstract description 2
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 abstract 5
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 abstract 5
- 125000004429 atom Chemical group 0.000 abstract 3
- 239000007792 gaseous phase Substances 0.000 abstract 3
- 229910021478 group 5 element Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 11
- XCZXGTMEAKBVPV-UHFFFAOYSA-N trimethylgallium Chemical compound C[Ga](C)C XCZXGTMEAKBVPV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 7
- IBEFSUTVZWZJEL-UHFFFAOYSA-N trimethylindium Chemical compound C[In](C)C IBEFSUTVZWZJEL-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910001218 Gallium arsenide Inorganic materials 0.000 description 5
- 229910000673 Indium arsenide Inorganic materials 0.000 description 3
- RBFQJDQYXXHULB-UHFFFAOYSA-N arsane Chemical compound [AsH3] RBFQJDQYXXHULB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- RPQDHPTXJYYUPQ-UHFFFAOYSA-N indium arsenide Chemical compound [In]#[As] RPQDHPTXJYYUPQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 3
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 3
- 150000002431 hydrogen Chemical class 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 238000001947 vapour-phase growth Methods 0.000 description 2
- 229910000530 Gallium indium arsenide Inorganic materials 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 240000002329 Inga feuillei Species 0.000 description 1
- 229910000070 arsenic hydride Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 1
- 238000000151 deposition Methods 0.000 description 1
- 230000008021 deposition Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 238000001451 molecular beam epitaxy Methods 0.000 description 1
- 238000000927 vapour-phase epitaxy Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔概 要〕
原子層エピタキシ法により、周期律表第■族の元素の有
機金属化合物と同第■族の元素の水素化合物とを交互に
半導体基板結晶に供給して半導体ヘテロ構造を形成する
方法に関し、 分解温度が大きく異なる有機金属化合物を組み合わせて
用いて1原子層あるいは2原子層のオーダの半導体ヘテ
ロ構造を提供することを目的とし、使用する2種類の有
機金属化合物のうちで分解温度が低いものが基板結晶上
で熱分解する温度で気相エピタキシャル成長を行い、ま
た、もう1種類の分解温度が高い有機金属化合物の場合
、該化合物が熱分解する温度まで補助加熱手段により基
板結晶表面温度を上昇させた条件下で気相エピタ±シャ
ル成長を行うように構成する。
機金属化合物と同第■族の元素の水素化合物とを交互に
半導体基板結晶に供給して半導体ヘテロ構造を形成する
方法に関し、 分解温度が大きく異なる有機金属化合物を組み合わせて
用いて1原子層あるいは2原子層のオーダの半導体ヘテ
ロ構造を提供することを目的とし、使用する2種類の有
機金属化合物のうちで分解温度が低いものが基板結晶上
で熱分解する温度で気相エピタキシャル成長を行い、ま
た、もう1種類の分解温度が高い有機金属化合物の場合
、該化合物が熱分解する温度まで補助加熱手段により基
板結晶表面温度を上昇させた条件下で気相エピタ±シャ
ル成長を行うように構成する。
本発明は半導体ヘテロ構造の形成方法に関し、さらに詳
しく述べると、原子層エピタキシ法により、周期律表第
■族の元素の有機金属化合物と同第■族の元素の水素化
合物とを交互に半導体基板結晶に供給して半導体ヘテロ
構造を形成する方法に関する。本発明は特に、■−v族
半導体ヘテロ構造の形成方法に関する。本発明は、超格
子構造あるいは規則性混晶の作成を可能とするので、各
種の半導体デバイスの製造に有利に用いることができる
。
しく述べると、原子層エピタキシ法により、周期律表第
■族の元素の有機金属化合物と同第■族の元素の水素化
合物とを交互に半導体基板結晶に供給して半導体ヘテロ
構造を形成する方法に関する。本発明は特に、■−v族
半導体ヘテロ構造の形成方法に関する。本発明は、超格
子構造あるいは規則性混晶の作成を可能とするので、各
種の半導体デバイスの製造に有利に用いることができる
。
近年、各種の半導体デバイスはより高性能化をめざし、
種々の試みがなされている。その一つは、従来の混晶、
例えばInGaAsは■族の副格子にInGaが不規則
に存在しキアリアの移動度をリミットしているが、qれ
を(I nAs) m (GaAs) nといった超格
子構造あるいは規則性混晶にしてより高い移動度を実現
しようというものである。そのために、これらの要求に
応える半導体エピタキシャル成長技術の開発が進められ
ている。
種々の試みがなされている。その一つは、従来の混晶、
例えばInGaAsは■族の副格子にInGaが不規則
に存在しキアリアの移動度をリミットしているが、qれ
を(I nAs) m (GaAs) nといった超格
子構造あるいは規則性混晶にしてより高い移動度を実現
しようというものである。そのために、これらの要求に
応える半導体エピタキシャル成長技術の開発が進められ
ている。
従来、超格子構造は分子線エピタキシ法(MBE)ある
いは有機金属気相成長法(MOVPE) により作成さ
れている。しかし、これらの成長法では、成長温度が高
くヘテロ構造を構成する半導体間で界面を介して相互拡
散が生じる、また、所望の成長膜厚が堆積したと思われ
る時間で一方の半導体から他方の半導体の成長に切り換
えるため、原子層オーダの成長の制御が極めて困難であ
る、などといった問題がある。
いは有機金属気相成長法(MOVPE) により作成さ
れている。しかし、これらの成長法では、成長温度が高
くヘテロ構造を構成する半導体間で界面を介して相互拡
散が生じる、また、所望の成長膜厚が堆積したと思われ
る時間で一方の半導体から他方の半導体の成長に切り換
えるため、原子層オーダの成長の制御が極めて困難であ
る、などといった問題がある。
また、半導体ヘテロ界面制御性に優れたエピタキシ法と
して原子層エピタキシ法(ALE)があるが、この方法
では、分解温度が大きく異なる有機金属化合物を組み合
わせて半導体ヘテロ構造を作成するのは困難である。
して原子層エピタキシ法(ALE)があるが、この方法
では、分解温度が大きく異なる有機金属化合物を組み合
わせて半導体ヘテロ構造を作成するのは困難である。
したがって、従来の技術により作成された(I nAs
) m (GaAs) nとイッた超格子構造、あるイ
ハ規則性混晶では、式中のm、nが小さい場合、必ずし
も設計通りのものができていないという問題があった。
) m (GaAs) nとイッた超格子構造、あるイ
ハ規則性混晶では、式中のm、nが小さい場合、必ずし
も設計通りのものができていないという問題があった。
そのために、現在、上式中のm・nがたとえば1あるい
は2であるような超格子構造あるいは規則性混晶を提供
することが望まれている。
は2であるような超格子構造あるいは規則性混晶を提供
することが望まれている。
本発明の目的は、したがって、上記したような従来の技
術の問題点を解決して、分解温度が大きく異なる有機金
属化合物を組み合わせて用いて1原子層あるいは2原子
層のオーダの半導体ヘテロ構造を提供することにある。
術の問題点を解決して、分解温度が大きく異なる有機金
属化合物を組み合わせて用いて1原子層あるいは2原子
層のオーダの半導体ヘテロ構造を提供することにある。
本発明者らは、このたび、半導体ヘテロ界面制御性に優
れた原子層エピタキシ法を用い、また、分解温度の高い
■族有機金属化合物を供給する時には光照射等により結
晶表面温度を上昇させて超格子構造を作成するのが上記
した目的の達成に有効であるという知見を得、本発明を
完成するに至った。
れた原子層エピタキシ法を用い、また、分解温度の高い
■族有機金属化合物を供給する時には光照射等により結
晶表面温度を上昇させて超格子構造を作成するのが上記
した目的の達成に有効であるという知見を得、本発明を
完成するに至った。
本発明は、すなわち、原子層エピタキシ法により、周期
律表第m族の元素の有機金属化合物と同第■族の元素の
水素化合物とを交互に半導体基板結晶に供給して半導体
ヘテロ構造を形成するに当り、 使用する2種類の有機金属化合物のうちで分解温度が低
いものが基板結晶上で熱分解する温度で気相エピタキシ
ャル成長を行い、また、もう1種類の分解温度が高い有
機金属化合物の場合、該化合物が熱分解する温度まで補
助加熱手段により基板結晶表面温度を上昇させた条件下
で気相エピタキシャル成長を行うことを特徴とする。
律表第m族の元素の有機金属化合物と同第■族の元素の
水素化合物とを交互に半導体基板結晶に供給して半導体
ヘテロ構造を形成するに当り、 使用する2種類の有機金属化合物のうちで分解温度が低
いものが基板結晶上で熱分解する温度で気相エピタキシ
ャル成長を行い、また、もう1種類の分解温度が高い有
機金属化合物の場合、該化合物が熱分解する温度まで補
助加熱手段により基板結晶表面温度を上昇させた条件下
で気相エピタキシャル成長を行うことを特徴とする。
本発明の実施において、原子層エピタキシ法は、この技
術分野においてよく知られた方法に従って実施すること
ができかつしたがって市販の気相成長装置を利用してこ
れに補助加熱手段、例えば赤外光ランプ、タングステン
ランプなどのランプあるいは赤外光反射板等を組み込む
ことができる。
術分野においてよく知られた方法に従って実施すること
ができかつしたがって市販の気相成長装置を利用してこ
れに補助加熱手段、例えば赤外光ランプ、タングステン
ランプなどのランプあるいは赤外光反射板等を組み込む
ことができる。
原料として用いる■族有機金属化合物及び■放水素化合
物は、それぞれ、所望とする単導体ヘテロ構造の構成に
応じて任意に選択して使用することができる。例えば、
(I nAs) m (GaAs) nを成長する場合
には、■族有機金属化合物としてトリメチルガリウム(
TMG) とトリメチルインジウム(TMI) ヲ、
そしてV放水素化合物としてアルシン(AsH3)を、
それぞれ有利に用いることができる。これらの原料のガ
スを気相成長装置に導入する場合、どのような順序及び
量比で導入するかの詳細は上式中のm及びnの比に依存
する。なお、これらの原料ガスは通常キアリャガスであ
る水素(H2)ガスとの混合物の形で導入される。また
、必要に応じて、異なる原料ガスを導入する切り換えの
間にH2ガス単独を導入する工程を設けてもよい。
物は、それぞれ、所望とする単導体ヘテロ構造の構成に
応じて任意に選択して使用することができる。例えば、
(I nAs) m (GaAs) nを成長する場合
には、■族有機金属化合物としてトリメチルガリウム(
TMG) とトリメチルインジウム(TMI) ヲ、
そしてV放水素化合物としてアルシン(AsH3)を、
それぞれ有利に用いることができる。これらの原料のガ
スを気相成長装置に導入する場合、どのような順序及び
量比で導入するかの詳細は上式中のm及びnの比に依存
する。なお、これらの原料ガスは通常キアリャガスであ
る水素(H2)ガスとの混合物の形で導入される。また
、必要に応じて、異なる原料ガスを導入する切り換えの
間にH2ガス単独を導入する工程を設けてもよい。
■族有機金属化合物は、原子層エピタキシのため、セル
フリミッティング特性を有するものでなければならない
。この特性があれば、構成元素の堆積を自動的に1層で
停止させることができるので、エピタキシャル成長を高
精度に制御することができる。また、■族有機金属化合
物は分解温度が大きく異なる有機金属化合物の組み合わ
せの形で用いられるが、本発明では、前記した通り、分
解温度が低いものを基準としてそれにみあった低温で気
相成長を行い、したがって、分解温度が高い有機金属化
合物の場合、温度の不足を補うたtに前記したような補
助加熱手段を用いて基板結晶表面のみの温度を上昇させ
る。この補助加熱の結果、分解温度が高い有機金属化合
物も低い気相成長温度で分解が可能である。なお、この
補助加熱は、分解温度が高い有機金属化合物を基板表面
に供給する間のみに限って実施する。
フリミッティング特性を有するものでなければならない
。この特性があれば、構成元素の堆積を自動的に1層で
停止させることができるので、エピタキシャル成長を高
精度に制御することができる。また、■族有機金属化合
物は分解温度が大きく異なる有機金属化合物の組み合わ
せの形で用いられるが、本発明では、前記した通り、分
解温度が低いものを基準としてそれにみあった低温で気
相成長を行い、したがって、分解温度が高い有機金属化
合物の場合、温度の不足を補うたtに前記したような補
助加熱手段を用いて基板結晶表面のみの温度を上昇させ
る。この補助加熱の結果、分解温度が高い有機金属化合
物も低い気相成長温度で分解が可能である。なお、この
補助加熱は、分解温度が高い有機金属化合物を基板表面
に供給する間のみに限って実施する。
原子層エピタキシ法では、原料ガスが結晶表面上で優先
的に分解されるような条件の下で結晶成長が行われ、ま
た、満足すべきセルフリミッティング特性を得るため、
比較的に低い温度で結晶成長が行われる。しかし、分解
温度が大きく異なる原料を用いた時には、この低い成長
温度が障害となる。
的に分解されるような条件の下で結晶成長が行われ、ま
た、満足すべきセルフリミッティング特性を得るため、
比較的に低い温度で結晶成長が行われる。しかし、分解
温度が大きく異なる原料を用いた時には、この低い成長
温度が障害となる。
本発明では、分解温度が高い原料のガスを供給する時の
み、補助加熱手段で結晶基板表面を加熱するので、表面
温度をその高温分解原料が分解できる温度まで上昇させ
、所望の結晶成長を実現することができる。
み、補助加熱手段で結晶基板表面を加熱するので、表面
温度をその高温分解原料が分解できる温度まで上昇させ
、所望の結晶成長を実現することができる。
本発明による半導体ヘテロ構造は、その構造の特質に応
じているいろな原料ガス供給サイクルで形成することが
できる。例えば、(I nAs) m (GaAs)
n(m=n=1)を成長する場合、■族有機金属化合物
としてトリメチルガリウム(TMG)及びトリメチルイ
ンジウム(TMI)をかつ■放水素化合物としてアルシ
ン(ASH3)をそれぞれ用いて、第1図に示すガス・
フロー・シーケンスで結晶成長を実施することができる
。
じているいろな原料ガス供給サイクルで形成することが
できる。例えば、(I nAs) m (GaAs)
n(m=n=1)を成長する場合、■族有機金属化合物
としてトリメチルガリウム(TMG)及びトリメチルイ
ンジウム(TMI)をかつ■放水素化合物としてアルシ
ン(ASH3)をそれぞれ用いて、第1図に示すガス・
フロー・シーケンスで結晶成長を実施することができる
。
トリメチルガリウムとトリメチルインジウムを対比する
に、トリメチルインジウムを用いたInAsの原子層エ
ピタキシャル成長は基板温度350℃付近で可能であり
、一方、このような低い温度では、トリメチルガリウム
を用いたGaAsの原子層エピタキシャル成長は、トリ
メチルガリウムの分解が遅いため、難しい。そこで、ト
リメチルガリウムの供給時間のみ、赤外光ランプあるい
はタングステンランプで結晶表面を照射し、表面温度を
トリメチルガリウムが分解する温度である約500℃ま
で上昇させ、よって数原子層のGaAsを成長する。ま
た、第1図にあわせて示す表面加熱(ランプ照射)のシ
ーケンスから理解されるように、ランプOFF後は速や
かに表面温度が下降するため、InAs層の成長が可能
となる。
に、トリメチルインジウムを用いたInAsの原子層エ
ピタキシャル成長は基板温度350℃付近で可能であり
、一方、このような低い温度では、トリメチルガリウム
を用いたGaAsの原子層エピタキシャル成長は、トリ
メチルガリウムの分解が遅いため、難しい。そこで、ト
リメチルガリウムの供給時間のみ、赤外光ランプあるい
はタングステンランプで結晶表面を照射し、表面温度を
トリメチルガリウムが分解する温度である約500℃ま
で上昇させ、よって数原子層のGaAsを成長する。ま
た、第1図にあわせて示す表面加熱(ランプ照射)のシ
ーケンスから理解されるように、ランプOFF後は速や
かに表面温度が下降するため、InAs層の成長が可能
となる。
基板結晶表面の加熱は、上記した通り、補助加熱手段と
して赤外光ランプ又はタングステンランプを用いること
により、ランプ照射によって有利に実施することができ
る。第2図は、このランプ照射の好ましい一例を示した
断面図であり、反応管l内に加熱用サセプタ2に載置し
た基板3を収容するとともに、反応管1の外側に、照射
光エネルギーが十分に基板1の表面に達するように、例
えば赤外光ランプなどのような表面加熱用ランプ4を配
置する。また、この表面加熱用ランプ4を使用すること
に代えて、第3図に示されるように、赤外光反射板5を
反応管1内に配置しても、基板3の結晶表面を十分に加
熱することができる。なお、第2及び第3図では主たる
加熱手段として加熱用サセプタ2を用いているけれども
、これに代えて、この技術分野において、屡々用いられ
ているように高周波加熱、抵抗加熱などを利用してもよ
い。
して赤外光ランプ又はタングステンランプを用いること
により、ランプ照射によって有利に実施することができ
る。第2図は、このランプ照射の好ましい一例を示した
断面図であり、反応管l内に加熱用サセプタ2に載置し
た基板3を収容するとともに、反応管1の外側に、照射
光エネルギーが十分に基板1の表面に達するように、例
えば赤外光ランプなどのような表面加熱用ランプ4を配
置する。また、この表面加熱用ランプ4を使用すること
に代えて、第3図に示されるように、赤外光反射板5を
反応管1内に配置しても、基板3の結晶表面を十分に加
熱することができる。なお、第2及び第3図では主たる
加熱手段として加熱用サセプタ2を用いているけれども
、これに代えて、この技術分野において、屡々用いられ
ているように高周波加熱、抵抗加熱などを利用してもよ
い。
本発明によれば、原子層エピタキシ法を利用し、また、
ランプ照射等により基板結晶表面を加熱するので、低い
基板温度で分解温度の高い有機金属化合物を用いて超格
子構造や規則性混晶の作成が可能となる。
ランプ照射等により基板結晶表面を加熱するので、低い
基板温度で分解温度の高い有機金属化合物を用いて超格
子構造や規則性混晶の作成が可能となる。
第1図は、本発明に従い(I nAs) m (GaA
s) n (m=n=1 )を成長する場合に用いるこ
とができるガス・フロー・シーケンスを示した略示図、
そして第2図及び第3図は、それぞれ、基板結晶表面の
補助加熱手段を示した断面図である。 図中、■は反応管、2は加熱用サセプタ、3は基板、4
は表面加熱用ランプ、そして5は赤外光反射板である。
s) n (m=n=1 )を成長する場合に用いるこ
とができるガス・フロー・シーケンスを示した略示図、
そして第2図及び第3図は、それぞれ、基板結晶表面の
補助加熱手段を示した断面図である。 図中、■は反応管、2は加熱用サセプタ、3は基板、4
は表面加熱用ランプ、そして5は赤外光反射板である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、原子層エピタキシ法により、周期律表第III族の元
素の有機金属化合物と同第V族の元素の水素化合物とを
交互に半導体基板結晶に供給して半導体ヘテロ構造を形
成するに当り、 使用する2種類の有機金属化合物のうちで分解温度が低
いものが基板結晶上で熱分解する温度で気相エピタキシ
ャル成長を行い、また、もう1種類の分解温度が高い有
機金属化合物の場合、該化合物が熱分解する温度まで補
助加熱手段により基板結晶表面温度を上昇させた条件下
で気相エピタキシャル成長を行うことを特徴とする半導
体ヘテロ構造を形成する方法。 2、前記補助加熱手段が光照射用ランプである、請求項
1に記載の方法。 3、前記補助加熱手段が基板結晶表面の上方にそれに対
向して配置された赤外光反射板である、請求項1に記載
の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13115390A JPH0427115A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 半導体ヘテロ構造を形成する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13115390A JPH0427115A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 半導体ヘテロ構造を形成する方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0427115A true JPH0427115A (ja) | 1992-01-30 |
Family
ID=15051243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13115390A Pending JPH0427115A (ja) | 1990-05-23 | 1990-05-23 | 半導体ヘテロ構造を形成する方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0427115A (ja) |
-
1990
- 1990-05-23 JP JP13115390A patent/JPH0427115A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3137767B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0427115A (ja) | 半導体ヘテロ構造を形成する方法 | |
JP2773849B2 (ja) | 気相の成長方法及び光励起気相成長装置 | |
JP2687371B2 (ja) | 化合物半導体の気相成長法 | |
JPS63182299A (ja) | 3−5族化合物半導体の気相成長方法 | |
JPH01290221A (ja) | 半導体気相成長方法 | |
JP2840381B2 (ja) | ▲iii▼―v族化合物半導体の結晶成長方法およびこの方法に用いる結晶成長装置 | |
JPH04187597A (ja) | 窒化ガリウム薄膜の製造方法 | |
JPH03119721A (ja) | 結晶成長方法 | |
JPH0535719B2 (ja) | ||
JPS61260622A (ja) | GaAs単結晶薄膜の成長法 | |
JPH0547668A (ja) | 化合物半導体結晶成長方法 | |
JP2952831B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2732622B2 (ja) | ▲iii▼−▲v▼族化合物半導体の気相成長方法 | |
JPH0267721A (ja) | 化合物半導体薄膜の製造方法 | |
JPS61124122A (ja) | 化合物半導体単結晶薄膜の成長方法 | |
JPH0426597A (ja) | 3―5族化合物半導体の有機金属気相成長方法 | |
JPH01290222A (ja) | 半導体気相成長方法 | |
JP2620546B2 (ja) | 化合物半導体のエピタキシヤル層の製造方法 | |
JPS63186418A (ja) | 化合物半導体結晶層の製造方法 | |
JPS61176111A (ja) | 化合物半導体薄膜の製造方法 | |
JPH01141899A (ja) | 3−5族化合物半導体の気相成長方法 | |
JPH04254499A (ja) | 化合物半導体結晶の製造方法 | |
JPH01179312A (ja) | 3‐5族化合物半導体の気相成長方法 | |
JPH0536397B2 (ja) |