JPH04270488A - キー・表示付きメモリカード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、電子スチル
カメラ等に装着され、画像データを記憶するメモリカー
ド、とくにキー・表示付きメモリカードに関するもので
ある。

【０００２】

【従来の技術】この種のメモリカードには、撮影された
画像および画像の付帯情報が記録される。付帯情報には
、装置本体から自動的に発生される時刻など以外に、撮
影場所、撮影者などの詳細情報がある。従来のメモリカ
ードは記録専用のカードであった。そこで、詳細情報を
作成するために装置側でそのためのキーが必要となり、
また、メモリカードの詳細情報を表示するにはメモリカ
ードをカメラに挿入する必要があるなど、メモリカード
を単体として取り扱えないなどの問題がある。また、電
卓等に用いられる多機能ＩＣカードは、メモリを内蔵し
、キーおよび表示機能を有するものがある。しかし、メ
モリへのデータの転送は、必ずＣＰＵ　を経由するので
、速い情報転送を要する電子スチルカメラなどのメモリ
カードとしては不適当であるなどの問題がある。

【０００３】そこで、メモリカード単体で、詳細情報の
入力と表示ができ、装置に装着した場合に、画像データ
を外部に高速に転送できるメモリカードが要求されてい
る。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
要求に鑑み、装置に装着されるとメモリカードとして画
像データを外部に高速転送し、単体では多機能ＩＣカー
ドとしてキー入力とその表示ができるキー・表示付きメ
モリカードを提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、外部装
置と接続され、情報が書き込まれ読み出される第１の記
憶領域を有し、第１の記憶領域が複数の単位記憶領域を
含むメモリカードは、カードの表面に設けられ情報を入
力する入力手段と、カードの表面に設けられ情報を表示
する表示手段と、情報が書き込まれ読み出される第２の
記憶領域と、入力手段からの情報を第２の記憶領域に書
き込み、表示手段に表示し、入力手段からの指示により
第２の記憶領域の情報を表示手段に読み出す制御手段と
、メモリカードが外部装置と接続されると、第２の記憶
領域を制御手段側から外部装置側に選択的に接続するス
イッチ手段とを含み、外部装置は、制御手段を介さない
で第１および第２の記憶領域にアクセスすることを許容
される。

【０００６】

【作用】本発明によるメモリカードは外部装置と接続可
能であり、第１および第２の記憶領域を有する。内蔵の
電源を有する場合、本カード単体のときは、内蔵電源が
オンし、スイッチ手段は、第２の記憶領域を外部装置側
から制御手段側に接続する。制御手段は、入力手段から
の情報を第２の記憶領域に書き込み、表示手段に表示し
、また入力手段からの指示により第２の記憶領域の情報
を表示手段に読み出す。

【０００７】

【実施例】次に添付図面を参照して本発明によるキー・
表示付きメモリカードを電子スチルカメラに適用した特
定の実施例を詳細に説明する。図２に本実施例のメモリ
カードの外観を示す。メモリカード１０は、電子スチル
カメラ（図示せず）の接続スロットに挿入されるとコネ
クタ１２を介してカメラの回路と接続し、撮影された画
像データを記録する。単体１０の表面には、図示のよう
な数字、計算命令、アルファベット、クリア、スペ−ス
、カーソル移動などのキーを含むキーマトリックス１４
と、ＬＣＤ　表示部１６、および単体時の電源として機
能する太陽電池１８が設けられている。カメラから取り
外した単体としての使用モードでは、撮影に関する付加
情報の入力と表示ができる多機能ＩＣカードとなる。

【０００８】メモリカード１０は、図３に示すように、
メモリ領域１９を有する。メモリ領域１９は、２　Ｍ　
バイトのＥＥＰＲ０Ｍで構成され、画像データ領域２０
、　ヘッダ２２、ディレクトリ２４、　メモリアロケー
ションテーブル（ＭＡＴ）　２６および付加データ領域
２８を含む。

【０００９】付加データ領域２８は、使用者が前述のキ
ーマトリックス１４によりユーザ情報を書き込む領域で
あり、ユーザ情報は、一例として図５に示すように書き
込まれる。第１〜３コマまでを「東京」、また第４コマ
を「大阪」で撮影した場合を示す。図示のデータ中の「
＊」は各コマの区切り、「：」は付加情報の終り示すマ
ーカである。付加データ領域２８をとくに設けないで、
後述する画像データ領域２０の画像対応のパケットヘッ
ダ２１０　のユーザ・エリアにこれらの付加情報を記録
する方式でもよい。

【００１０】画像データ領域２０は、画像を標準形式の
映像信号で記録するデータの容量を有する１パケット２
００　およびその管理情報が書き込まれるパケットヘッ
ダ２１０　をＮ組含む。パケット２００　はメモリの最
小管理単位であるクラスタ２１２　で管理される。パケ
ットヘッダ２１０には、画像番号、使用および残留クラ
スタ数、ＥＥＰＲ０Ｍのページ数およびユーザ・エリア
などが設けられる。

【００１１】ディレクトリ領域１６には、Ｎ個のパケッ
ト２００　に対応しして設けられる。１パケットディレ
クトリは、図４に示すようにパケット２００　内の複数
のクラスタ２１２を識別するための情報、たとえばスタ
ートクラスタ番号４０８　と使用クラスタ数４１０　が
蓄積される。これによって、１枚の画像の画像データが
どのクラスタに格納されているかが特定される。

【００１２】パケットの属性４０９　は、そのパケット
２００　の読み書き、消去の可能と禁止を示す情報が設
けられる。これは、必ずしもディレクトリ領域２４に設
けなくてもよく、たとえば後述のＭＡＴ　領域２８に設
けてもよい。

【００１３】ディレクトリ領域２４はまた、１パケット
当り６バイトの日時領域４１２　を有し、これには、パ
ケット２００　をメモリカード１０に記録した日時が書
き込まれる。 この日時情報は本実施例では、西暦年の下２桁から秒ま
でを含み、これによって連写にも対応できる。

【００１４】ディレクトリ領域２４の画像番号４２０　
は、使用者が任意にパケット２００　に割り当てること
ができる画像番号を書き込む領域である。使用者は、こ
れを使用して画像のコマが所望の順序で再生されるよう
に編集することができる。　ディレクトリ領域２４には
さらに、情報分類４１４，画像方式４１６　および画質
モード４１８　も記録される。これらは、たとえば情報
分類４１４　は、記録する情報の種別、すなわち画像、
音声およびデータの別を表わしている。画像方式４１６
　は、ＮＴＳＣおよびＰＡＬ　の標準カラーテレビジョ
ン方式に、カラー／白黒の別に、画素数の表示に割り当
てている。さらに画質モード４１８　は、たとえばディ
スクリートコサイン変換、差分ＰＣＭ，デルタＰＣＭ　
などの圧縮方式の表示に割り当てている。

【００１５】本実施例では、これら属性２８、先頭クラ
スタ４０８，使用クラスタ数４１０，日時４１２および
画像番号４２０　の記憶領域は、ディレクトリごと、す
なわちパケット２００　単位に設けられている。しかし
、必ずしもその必要はなく、情報の種類ごとに全パケッ
ト２００　についてまとめて記憶するように構成しても
よい。たとえば、属性４０９　を全パケットについてま
とめて記憶し、先頭のクラスタを全パケットについてま
とめて記憶し、同様に使用クラスタ数，　日時および画
像番号をそれぞれ全パケットについてまとめて記憶する
ように構成してよい。また、たとえば属性４０９、なら
びに先頭クラスタおよび使用クラスタ数をまとめてパケ
ットの順に記憶するようにしてもよい。

【００１６】本実施例では基本的には、１パケットの画
像データを任意のクラスタに格納する。ＭＡＴ　領域２
８には、１パケットの画像データの蓄積されているクラ
スタの関連を示すデータすなわちＭＡＴ　データを蓄積
する。ＭＡＴ　データはたとえば、１パケットの画像デ
ータの一部が蓄積されているクラスタ２１２　について
、残りの画像データのうちのそれに直接つながるものの
蓄積されているクラスタの識別情報、たとえば番号を含
む。残りの画像領域は、所定の符号、たとえば「全１」
（２進値）によってそのクラスタ１４がそのパケット２
２の最終であることを表示する。

【００１７】メモリカード１０は、図１に示すようにア
ドレス指定回路３０を有し、その記憶位置を指定するア
ドレスが電子スチルカメラからコネクタ１２を通してこ
れに与えられる。アドレス指定回路３０は、メモリカー
ド１０のメモリ領域１９の記憶領域２０、２２、２４、
２６は、アドレスバス３２およびデータバス３４を介し
てアドレス指定回路３０および外部装置と接続するコネ
クタ１２に直接接続され、記憶領域２８はスイッチ２９
を介してこれらのバスと接続される。スイッチ２９は、
メモリカード１０がコネクタ接続されると、記憶領域２
８を外部装置側に接続し、カード単体の時は、ＣＰＵ　
３６側に接続する。カード単体の時は、太陽電池１８よ
りキー・マトリックス１４およびＬＣＤ表示部１６、ス
イッチ２９に電源が供給され、コネクタ１２が外部装置
に接続されると、この電源供給がオフされ、アドレス指
定回路３０に外部装置から電源３８が供給される。した
がつて、メモリカード１０は、単体で電卓の機能を有す
る多機能ＩＣカードとなる。キー・マトリックス１４よ
り付加情報（図５）の入力があると、ＣＰＵ　３６は、
入力情報を記憶領域２８に書き込み、ＬＣＤ　表示部１
６に表示する。メモリカード１０がコネクタ１２で外部
装置に接続されると、アドレス指定回路３０はコネクタ
１２より電源３８を供給され、入力アドレスによりメモ
リ領域１９のアドレスをアドレスバス３２に指定する。 外部装置は、データバス３４よりメモリ領域１９にアク
セスして画像データを書き込み、読み出すことができる
。

【００１８】外部装置がディジタル電子スチルカメラの
場合、、カメラからはディレクトリ２４とＭＡＴ　２６
の論理的整合性がチェックされる。これは、たとえ両者
の管理データに矛盾があってもカード１０を効率的な使
用を可能にするためである。カメラは初期設定モードを
実行する。 この初期設定モードは、カード１０の全ディレクトリ２
４をサーチし、使用表示のされているディレクトリにつ
いては、その指示するＭＡＴ２６の連鎖を追跡してそれ
に属する全クラスタ２１２　をリストアップする。

【００１９】操作者は、カメラに画像データの圧縮モー
ドを設定する。カメラは、圧縮後のデータ量に基づいて
カード１０の画像データ領域２０にこれを蓄積するのに
必要なクラスタ２１２　の数を算出し、蓄積すべき画像
データに必要なクラスタ数以上の空きクラスタ数が存在
すれば、空きクラスタ２１２　を指定する。

【００２０】カメラは、撮影指示が入力されると、被写
界を撮像し、撮影信号に色調整などの処理を行ない、撮
影信号をディジタルデータに変換し、さらにある圧縮率
でデータ圧縮を行ない、データバッファに蓄積する。こ
れとともに、すでに指定されているクラスタ２１２　の
番号に従って画像データ記憶領域２０のアドレスを生成
し、これらのデータおよびアドレスをコネクタ１２を通
してメモリカード１０に入力する。

【００２１】画像データの記憶に使用するクラスタ２１
２　は、属性４０９　で書込みを許容する表示の立って
いるものである。その順番は任意であり、好ましくはデ
ィレクトリ２４の順番でよい。したがって、一連のディ
レクトリ２４の間の１つが消去されたときも、これを埋
めるように以降のディレクトリをシフトさせることは行
なわず、その消去されたディレクトリを使用する。

【００２２】メモリカード１０では、指定されたアドレ
スに従ってディレクトリ２４ディレクトリデータを、Ｍ
ＡＴ　２６にＭＡＴ　データを、また画像データ領域２
０に画像データを書き込む。ディレクトリデータおよび
ＭＡＴ　データはカメラからディレクトリ領域１６に書
き込まれる。このデータには、日時データ、選択したク
ラスタ２１２　のうちの先頭クラスタ番号４０８，使用
クラスタ数４１０，情報分類４１４，画像方式４１６，
および画質モード４１８　などが含まれる。

【００２３】これからわかるように、本方式によれば、
ディレクトリ領域２４に設けられた属性の領域４０９　
に書込みおよび読出しのプロテクトに関する表示を含む
ことによって、たとえば、一連のクラスタ２１２　のう
ちの途中にあるものを消去してこれに他のパケット２０
０　の画像データを書き込むことができる。したがって
、記録すべきクラスタ２１２　についてディレクトリ２
４を再構成するなどの処理を必要とせず、迅速に画像デ
ータの書込みを行なうことができる。このように、異る
ディレクトリ２４のデータを速やかにメモリカード１０
に書き込めるので、電子スチルカメラとして高速の連写
への適切な対応が可能である。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように本発明のキー・表示
付きカードは、単体で多機能ＩＣカードとなり、カード
を使用する電子スチルカメラなどの装置に装着しないで
も使用者は、記録画像に関連する付加情報を書き込み、
読み出すことができる。カメラに装着した場合は、付加
情報を処理するＣＰＵ　を介さずにデータを高速に転送
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のキー・表示付きメモリカードをディジ
タル電子スチルカメラに適用した実施例を示す機能ブロ
ック図である。

【図２】図１に示す実施例におけるメモリカードの外観
図である。

【図３】図１に示す実施例におけるメモリカードの記憶
領域の構成例を示す説明図である。

【図４】図３に示す記憶領域におけるディレクトリの構
成例を示す説明図である。

【図５】同実施例における付加情報の一例を示す説明図
である。

【符号の説明】

１０　　キー・表示付きメモリカード １４　　キーマトリックス １６　　ＬＣＤ　表示部 １９　　メモリ領域 ２８　　付加データ領域 ２９　　スィツチ ３６　　ＣＰＵ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　外部装置と接続され、情報が書き込ま
   れ読み出される第１の記憶領域を有し、第１の記憶領域
   が複数の単位記憶領域を含むメモリカードにおいて、該
   カードは、該カードの表面に設けられ前記情報を入力す
   る入力手段と、該カードの表面に設けられ前記情報を表
   示する表示手段と、情報が書き込まれ読み出される第２
   の記憶領域と、前記入力手段からの情報を第２の記憶領
   域に書き込み、前記表示手段に表示し、前記入力手段か
   らの指示により第２の記憶領域の情報を該表示手段に読
   み出す制御手段と、前記メモリカードが外部装置と接続
   されると、第２の記憶領域を前記制御手段側から該外部
   装置側に選択的に接続するスイッチ手段とを含み、前記
   外部装置は、前記制御手段を介さないで第１および第２
   の記憶領域にアクセスすることを許容されることを特徴
   とするキー・表示付きメモリカード。
2. 【請求項２】　　請求項１に記載のメモリカードにおい
   て、前記第２の記憶領域は、前記単位記憶領域に分散し
   て配置されていることを特徴とするキー・表示付きメモ
   リカード。
3. 【請求項３】　　請求項１に記載のメモリカードにおい
   て、該カードは、第２の記憶領域への書込みおよび読出
   しを可能とする電源と、該カードが前記外部装置と接続
   されると前記電源をオフとする手段とを含むことを特徴
   とするキー・表示付きメモリカード。