JP3552247B2 - 電子スチルカメラ - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子スチルカメラに関し、特に、記録された画像データのうち任意のものをランダムに消去した後に新たに画像データを追加記録した場合にも、それらの画像データの記録順序(撮影順序)が簡単に判るようなデータ管理を行う電子スチルカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、CCD等の固体撮像素子を備え、撮像動作によって得られる画像データを、記録媒体に記録する電子スチルカメラが提供されているが、従来の電子スチルカメラでは、前記記録媒体として磁気フロッピディスクを用い、該ディスクにアナログ信号により記録するものが殆どであった。
【0003】
しかしながら、最近では、画像信号をデジタル信号に変換してメモリカードと称される半導体メモリに記録するデジタル式の電子スチルカメラの開発が盛んであるが、これは、デジタル式はアナログ式に比べ、ダビングによる画質の劣化がなく、種々の画像処理(フィルタ処理、色補正、画像合成など)に対する対応性や、コンピュータとの整合性が良いことに起因するものである。
【0004】
ところで、デジタルスチルカメラでは、一般に図5に示すような形式で各種のデータが記録媒体に記録されている。ここで、画像データ領域には、複数の画像データが格納されているが、各画像データには画像データ本体ばかりでなく、ヘッダ情報(画像データ本体を解釈するために必要なデータ)や、撮影データ(シャッタスピード、絞り値等)などを含めることができる。
【0005】
以下、本明細書においては、これらのデータ全体を「画像データ」と称することとし、特に前記画像データ本体を称するときには、「画像データ本体」と称することとする。
【0006】
一方、管理データ領域には、図5の右上図に示すように、各々の画像データを管理するためのデータ、例えば各画像データの開始アドレス、データの大きさ、記録日時などが記録されており、この管理データを読むことにより各画像データを正しく読み出すことができる。
【0007】
どのようなデータを、記録媒体上のどの場所に記録するかということ、すなわちデータフォーマットは、一通りではなく種々考えられるが、ここで、重要なことは、異なるアプリケーション間でデータを交換するためには、ファーマットが一致していなければならないことである。
【0008】
近年ではパーソナルコンピュータの記憶媒体としてICメモリカードが注目されているが、デジタルスチルカメラにもパーソナルコンピュータと同じメモリカードを用いてパーソナルコンピュータと同じフォーマットで画像データを記録しようとする試みがある。このようにしておくと、パソコンでカメラのデータを読み出し、再生することができる。
【0009】
この場合の具体的なデータフォーマットは、パソコンのOSとして広く普及しているMS−DOS(米国マイクロソフト社登録商標商品)のファイル形式が考えられている。
【0010】
図6は、該MS−DOSのファイルフォーマットにおけるデータ管理の様子を示したものであるが、同図に示された領域全体を「パーティション」と称し、磁気フロッピディスクの場合には、通常1枚のディスクの領域全体が1つのパーティションとなる。ハードディスクのような大容量の記録媒体では、1つのディスクを2つ以上のパーティションに分割して使用することができる。この場合、各パーティションは同一のディスク上に存在するにもかかわらず、論理的には別々のディスクとして扱われる。また、複数のパーティション間ではフォーマットが異なっていてもよい。
【0011】
このようなMS−DOSのフォーマットにより前記メモリカードにもデータを記録することができる。
【0012】
図6の左図からも判るように、MS−DOSのパーティションは、先頭からIPL領域(ブートセクタ)、FAT領域、ルートディレクトリ領域、データ領域に分けられている。
【0013】
ディスクの場合、ブロック(例えば、512バイト)単位でデータの読み書きが行われるが、このブロックを「セクタ」と称している。上述の各領域は1つ以上の整数個のセクタからなっている。さらに、データ領域は「クラスタ」と称される単位に分割されており、このクラスタは1つ以上の整数個のセクタからなりたっている。
【0014】
1つのまとまったデータはファイルとして記録されるが、それには1つ以上のクラスタが使用される。データが2つ以上のクラスタにまたがって記録される場合には、それらのクラスタが連続している必要はない。カメラの場合、ファイルとは上述の画像データを意味する(以下、画像データのことを「ファイル」と称する。)。
【0015】
したがって、1つのファイルにはヘッダ情報、撮影データ、及び画像データ本体等のデータが含まれている。ここで、2台のカメラ間でファイル内のデータ構造が異なれば(例えば、ヘッダ情報を含むものと、含まないもの等)、それらの間でデータの互換性がなくなってしまう。しかしながら、それらのファイルはMS−DOSのファイルであるという点、すなわちファイル管理の方法に関しては同一である。このようにデータの互換性を考える場合には、ファイル管理の方法(例えば、MS−DOSのファイルフォーマット)だけでなく、各ファイル内のデータ構造までをも考慮する必要がある。
【0016】
以下にMS−DOSのファイル管理の方法について説明する。
【0017】
IPL領域には、IPL(Initial Program Loader)と、BPB(BIOS Parameter Block)等が格納されている。IPLは、MS−DOSのシステムをパソコンの主メモリ上にロードするためのプログラムであって、システムの起動を行わない電子カメラに適用する場合には何の意味も持たない。
【0018】
BPBにはディスク(パーティション)を管理するために必要な情報が格納されている。具体的には、そのパーティションに含まれる全セクタ数、1セクタ当りのバイト数、1クラスタ当りのセクタ数、及び各領域のサイズに関する情報等が格納されており、これらの情報から各領域のアドレスが計算できる。
【0019】
このように、各ファイルのデータは一般に複数のクラスタにまたがって記録されているが、それらのクラスタ間のつながりを表すチェーン情報がFAT(FileAllocation Table )領域に格納されている。したがって、先頭のクラスタからFATを辿りながら順番にデータを読み出せば、そのファイルの全てのデータを正しく読み出すことができる。
【0020】
FAT領域には一般に12ビット又は16ビットの単位に分割されており、その各々は「FATエントリ」と称される。FATエントリには先頭から0、1、2、3、4、…の順に番号が付されている。一方、図6に示すように、データ領域の各クラスタには先頭から2、3、4、…の順で番号が付されており、この中で、番号の一致するFATエントリとクラスタはそれぞれペアを作っている。
【0021】
ただし、FATエントリの「0」及び「1」には、ペアの相手となるクラスタは存在せず、また、最終FATエントリ番号と最終クラスタ番号が等しくない場合は、最終番号に近い幾つかのFATエントリ又はクラスタのどちらか一方にも、ペアとなる相手が存在しない。
【0022】
したがって、実際にFATとして有効なものは、クラスタとペアを作っているFATエントリのみである。有効なFATエントリには、それとペアを作っているクラスタの次に続くクラスタのクラスタ番号が格納されている。このクラスタのチェーン情報により、ファイルのデータを不連続なクラスタにまたがって記録することができるのである。
【0023】
例えば、あるファイルのデータが、図7の左図に示すように、「クラスタ2、クラスタ3、クラスタ5」の順で3つのクラスタにまたがって記録されているとする。すなわち、この例ではクラスタ2とクラスタ3とは連続しているが、クラスタ5は間にクラスタ4(他のファイルのデータが記録されている。)が存在するために、不連続となっている。
【0024】
この例の場合、FATエントリ2には「3」(Hex表示で「003h」、又は「0003h」)、FATエントリ3には「5」(Hex表示で「005h」、又は「0005h」)という数値が格納されている。なお、図7の左図は12ビットFATの例である。
【0025】
クラスタ5は最後のクラスタであり、その次に続くクラスタは存在しない。このため、クラスタ5とペアを作っているFATエントリ5には、チェーンの終了を表すコードが書き込まれる。すなわち、該最終コードは、12ビットFATの場合には、「FF8h」〜「FFFh」(Hex)、16ビットFATの場合には、「FFF8h」〜「FFFFh」(Hex)が割り当てられるが、通常は「FFFh」、「FFFFh」が使用される。
【0026】
このように、先頭のクラスタが判ればそれ以降のクラスタを辿ることができるようになっているが、先頭のクラスタはFATからは判らない。先頭のクラスタ番号は、次に述べるディレクトリに格納されている。
【0027】
FATエントリに書き込まれる値の中で、実際にクラスタ番号としての意味を持つのは「002h」〜「FF6h」(12ビットFAT)、又は「0002h」〜「FFF6h」(16ビットFAT)である。それ以外の値はクラスタ番号としては使用できないため、たとえそれらの番号のクラスタが存在したとしても、データを記録するため使用することはできない。
【0028】
「000h」(12ビットFAT)又は「0000h」(16ビットFAT)という番号のクラスタは存在しないので、この値は特別な意味に使用されている。すなわち、それは使用されていないクラスタを表しており、FATエントリに書き込まれている値が「000h」、又は「0000h」の場合には、そのFATエントリとペアを作っているクラスタは空いているので、新たにデータを記録するために使用することができるのである。
【0029】
逆にデータを消去する(即ち、ファイルを消去する)場合には、対応するFATエントリの値を「000h」又は、「0000h」にクリアしなければならない(クラスタ内のデータを実際に消去する必要はない。)。図7(右上)にはFATに格納される値の一覧を示した。
【0030】
FATには単にクラスタのチェーン情報が格納されているだけで、ファイルとの関係は何もわからない。それに対してディレクトリ領域は、いわばファイルの管理台帳であって、ファイル名(1バイト文字で8文字以内)、ファイル拡張子(1バイト文字で3文字以内)、ファイルの属性(例えば、Read only等)、ファイル作成日時、そのファイルの先頭クラスタ番号、ファイルサイズ(バイト数)の各情報が格納されている。このうち先頭クラスタの値からは、クラスタのチェーンの先頭を知ることができる。図7の左図にその様子を示す。
【0031】
これらのディレクトリデータはファイルと一対一に対応しており、32バイト(使用していない10バイトも含める)からなる。ディレクトリデータが格納される32バイトの領域を、「ディレクトリエントリ」と称しており、図7の右下図にはその構造が示されている。ディレクトリ領域は複数のディレクトリエントリから成り立っており、各エントリには先頭から0、1、2、…の順に番号をつけて区別している(図6の右図参照)。
【0032】
ディレクトリにはルートディレクトリばかりでなく、「サブディレクトリ」と称されるものもある。IPLの領域のBPBには、ルートディレクトリ領域に含まれているディレクトリエントリの総数が格納されており、ルートディレクトリにはその数までのファイルが記録できる。
【0033】
それ以上のファイルを記録したい場合には、サブディレクトリを作成する。サブディレクトリ領域はファイルのデータと同様、データ領域に確保される。したがって、サブディレクトリを管理するためのディレクトリデータが必要で、それはルートディレクトリに格納される。サブディレクトリ領域に含まれるディレクトリエントリ数は必要に応じて増やせるので、媒体の記憶容量以内という制限はあるものの、そこに記録できるファイルの数には制限がない。記録媒体上の場所が異なる以外、ディレクトリの構造はルートもサブも変わりがないので、以下の説明はどちらの場合にも当てはまる。
【0034】
ファイルが作成される場合には必ず、そのファイルに対するディレクトリデータが、あるディレクトリエントリに格納される(以下では簡単のために、このことを「ファイルが登録される」と称する。)。一方、ファイルが登録されていないディレクトリエントリは空いており、それには全く使用されなかったものと、一旦ファイルが登録された後に消去されたものの2種類があるが、ファイル名の先頭バイトが、前者では「00h」(Hex)、後者では「E5h」(Hex)となっている。新たにファイルを作成する(すでに存在するファイルへの上書きではない)場合には、新ファイルは空いているディレクトリエントリに登録しなければならない。
【0035】
逆にファイルを消去する場合には、ファイル名の先頭バイトを「E5h」(Hex)に変更して、そのファイルが登録されていたディレクトリエントリを空き状態にしておく(ディレクトリエントリに対してそれ以上の処置は不要)。
【0036】
記録媒体のフォーマットでは、先ずパーティションが確保され、それはIPL領域(ブートセクタ)、FAT領域、ルートディレクトリ領域、データ領域に分割され、次いで各領域には未使用状態を意味する初期化データが書き込まれてフォーマットが完了する。
【0037】
新たにファイルを作成する場合、そのファイルは通常先頭のディレクトリエントリから数えて最初の空きエントリに登録していくので、フォーマット直後ならば先頭(番号0)のディレクトリエントリに登録される。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
このように新たにファイルを作成しようとする場合には、上述のように先頭のディレクトリエントリから順に使用されていくので、ファイルを消去せずに追加していく限り、ファイルの作成順序は、それらのファイルが登録されているディレクトリエントリの順序と同じである。
【0039】
また、ファイルの消去を行うにしても、常に最後のファイルだけを消去するようにしていれば、消去後新たにファイルを作成しても、ファイルの作成順序はディレクトリエントリの順に一致している。
【0040】
しかしながら、ランダムにファイルを消去した後、新たにファイルの作成を行うならば、ファイルの作成順序とディレクトリエントリの順序はもはや一致しないので、ディレクトリエントリの順序からファイルの作成順序を知ることはできなくなってしまう。
【0041】
例えば、図8の左図(初期状態)のように、「ファイル0、ファイル1、ファイル2、ファイル3、ファイル4」の順で5つのファイルが記録されている場合を考える。この状態で新たにファイルを作成するならば、そのファイルはディレクトリエントリ5に登録されるので、新しいファイルも含めたファイル作成順序はディレクトリエントリの順序に一致することが判る。
【0042】
しかしながら、同図の左の状態(初期状態)においてファイル2を消去したとすると同図の中央のようにディレクトリエントリ2が空いて、いわば歯抜け状態になる。この状態で新たにファイルを作成する場合には、ディレクトリエントリ2が、先頭から数えて最初の空きエントリとなるため、同図の右のように新しいファイルはディレクトリエントリ2に登録されてしまう。
【0043】
しかし、この新しいファイルを含めた時のファイル作成順序は、「ファイル0、ファイル1、ファイル3、ファイル4、新ファイル」の順であり、したがって、ランダムなファイルの消去と、消去後のファイル作成を行えば、ファイルの作成順序は、それらのファイルが登録されているディレクトリエントリの順序とは一般に異なってしまうことが判る。
【0044】
ファイルの作成順序は、ディレクトリエントリに記録されているファイルの作成日時からもある程度は判るが、MS−DOSのフォーマットでは2秒単位の時刻しか識別できず、カメラのように数駒/秒の記録スピードを考えると不十分である。時刻を例えば0.1秒まで判るようにして、撮影日時をファイルのデータとして記録すれば、撮影順序(ファイルの作成順序)を知ることはできる。しかし、そのためには0.1秒まで識別できる特別のタイマーが必要になる上、ディレクトリの情報だけでは撮影順序を知ることができないという難点がある。
【0045】
ところで、電子スチルカメラが持つ大きな利点の一つは、従来の銀塩フィルムのカメラとは異なり、記録されているファイルを自由に消去し、それによって生じた空き領域に再度データを記録することができるということである。すなわち、例えば、記録媒体がいっぱいになった場合にも不要な画像ファイルを消去すれば、空き領域ができるので、撮影を続けることができるのである。
【0046】
しかしながら、ランダムなファイル消去と消去後の撮影を許すのであれば、前述のようにファイルの作成順序(撮影順序)は、それらのファイルが登録されているディレクトリエントリの順序とは異なってしまい、例えば3駒目(3番目に撮影をされたという意味)の画像ファイルといっても、その駒を特定することはできなくなってしまう。
【0047】
一方、ランダム消去や消去後の撮影を許さなければ、ファイルの作成順序(撮影順序)は判るが、それでは前述のような電子スチルカメラの特徴は生かしきれない。3駒目というような概念をやめてしまう考えもあるが、銀塩カメラで馴染んでいる概念は残しておきたいとの要請がある。
【0048】
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたもので、記録された画像データのうち任意のものをランダムに消去した後に新たに画像データを追加記録した場合にも、それらの画像データの記録順序(撮影順序)が簡単に判る電子スチルカメラを提供することを目的とする。
【0049】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、被写体像を結像させる撮影光学系と、該撮影光学系により形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、該固体撮像素子により光電変換された電気信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と、該アナログ−デジタル変換手段によりデジタル化された複数の画像データを管理データとともに記録媒体に記録する記録手段とを備えた電子スチルカメラに適用され、記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることを検出する検出手段と、記録媒体に記録された画像データを管理する管理データの記録位置を変更するデータ移動手段とを備え、検出手段により記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることが検出された場合には、新たに撮影された画像データを記録媒体に記録する前に、記録順序に従ったデータの配列を保持しつつ画像データの消去により管理データのデータ間に生じた空き領域をなくすようにデータ移動手段が管理データの移動を行うことを特徴とする。
【0050】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明による電子スチルカメラにおいて、記録媒体に記録された任意の画像データを消去する消去手段を備え、消去手段による画像データの消去が行われたときに、データ移動手段が管理データの移動を行うようにしたものである。
【0051】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明による電子スチルカメラにおいて、記録媒体は、MS−DOSに基づくフォーマット形式によりフォーマットが行われるものであり、移動手段により移動される管理データは、画像データに対するディレクトリデータであり、管理データの移動は、ディレクトリデータが格納されている一のディレクトリエントリから、消去された画像データに対応するディレクトリエントリを含めた一のディレクトリエントリ以外の他のディレクトリエントリへの移動であることを特徴とする。
【0053】
【作用】
本発明においては、前記撮影光学系により前記固体撮像素子上に被写体像が結像され、該被写体像は電気信号に変換される。この電気信号は、前記アナログ−デジタル変換手段によりデジタル化され、前記被写体の画像データとして管理データとともに前記記録手段により前記記録媒体に記録される。
【0054】
ここで、前記記録媒体は複数の画像データを記録することが可能であるが、本発明に係る電子カメラでは、画像データを記録する際に、前記検出手段により前記記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることが検出された場合には、新たに撮影された画像データを該記録媒体に記録する前に、記録順序に従った前記データの配列を保持しつつ画像データの消去により画像データを管理する管理データのデータ間に生じた空き領域をなくすように、前記データ移動手段により記録媒体上の管理データの記録位置の移動が行われる。
【0055】
したがって、本発明に係るカメラでは、画像データを格納する記録媒体を効率よく使用することができ、然も記録される画像の配列が崩されることがない。
【0057】
請求項2の発明においては、前記消去手段により記録媒体に記録された任意の画像データを消去することができるが、このデータの消去が行われたときには、前記データ移動手段により、前記画像データの消去前のデータの配列を保持しつつ前記画像データの消去によりデータ間に生じた空き領域をなくすように管理データの移動が行われる。
【0058】
請求項3の発明においては、前述のように、前記記録媒体はMS−DOSに基づくフォーマット形式によりフォーマットが行われ、前記データ移動手段により、画像データに対するディレクトリデータが移動される。ここで、該データの移動は、ディレクトリデータが格納されている一のディレクトリエントリから、前記消去された画像データに対応するディレクトリエントリを含めた前記一のディレクトリエントリ以外の他のディレクトリエントリへの移動である。
【0059】
ここで、前記ディレクトリデータはそのデータ量が32バイトという小量であるため、例えば100コマ分のディレクトリデータを移動する場合でも、合計3.2Kバイト未満のデータ移動で済み、短時間でデータの移動処理を行うことができる。
【0060】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基いて説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る電子スチルカメラの構成を示すブロック図であるが、同図において、101は撮影光学系、102はシャッタ及び絞り、103は被写体光を電気信号に変換するCCDにより構成された撮像素子、104は撮像素子103からの電気信号に対して一定の処理を施す信号処理回路、105はA/D変換回路、106は画像データの圧縮処理を行う圧縮回路、107はカードインターフェイス、108は半導体メモリにより構成されたメモリーカード、109はLCD等により構成された表示装置、110はカメラ全体の制御を行う制御回路、111は前記各回路に電力を供給する電源回路、112はレリーズボタンである。
【0061】
なお、前記制御回路110には、カメラ全体の動作シーケンスを管理するCPUのほか、該CPUと他の被制御回路とのインターフェイスや、各回路に必要なクロックを供給するタイミング制御回路、電源のON/OFFを制御する制御回路などが含まれている。また、表示装置109は、シャッタスピード、絞り値、撮影済のコマ数、残りのコマ数などの情報や、異常時の警報などが表示されるものである。
【0062】
また、113はメモリカードに格納された画像ファイルの中から消去するファイルを選択するための画像ファイル選択ボタン、114は該画像ファイル選択ボタン113により選択された画像ファイルの消去を指示する消去ボタンである。
【0063】
そして、前記制御回路110とカードI/F107とは、記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることを検出する前記検出手段、及び記録媒体に記録されたデータの記録位置を変更する前記データ移動手段を構成するものである。また、画像ファイル選択ボタン113、消去ボタン114、制御回路110、カードI/F107は、記録媒体上に記録された任意の画像データを消去する前記消去手段を構成するものである。
【0064】
このように構成された本実施例に係る電子スチルカメラの動作を図2も参照して説明する。先ず、レリーズボタン112の操作により撮影動作が開始されると(ステップ201)、ステップ202でメモリカード108のディレクトリ領域のチェックが行われる。ここで、該メモリカード108が前述した所謂歯抜け状態であれば、ステップ204でディレクトリデータの移動が行われる。
【0065】
このデータの移動を、図3を参照して説明するが、同図においては、ファイル0ファイル2、ファイル4の順で記録が行われたものとする。同図に示したように(初期状態)、ディレクトリエントリ1とディレクトリ3とが空いており、メモリカード108は歯抜け状態である。
【0066】
この状態から、先ずファイル2のディレクトリデータがディレクトリエントリ1(前方の空きエントリ)に移動される。この移動後は、ディレクトリエントリ2は空き状態とされる。この状態を示すのが同図の中央の状態である。
【0067】
次に、ファイル4のディレクトリデータがディレクトリエントリ2(前方の空きエントリ)に移動された後、ディレクトリエントリ4が空き状態とされ、その結果ディレクトリ領域は、同図の右に示す状態となる。すなわち、ファイル(画像)の登録されているディレクトリエントリは、ディレクトリ領域の先頭に集まっており、歯抜け状態は解消されている。然もファイルの作成順序(撮影順序)とファイルが登録されているディレクトリエントリの順序とは一致している。
【0068】
そして、さらに撮影した画像データを記録する場合には、ディレクトリ領域の先頭から数えて最初の空きディレクトリエントリにその画像が格納される。
【0069】
このように、ディレクトリ領域におけるディレクトリエントリの前後関係がデータの移動前と移動後とで常に同じであるため、本カメラでは、記録された画像データのうち任意のものをランダムに消去した後に新たに画像データを追加記録した場合にも、画像データの記録順序(撮影順序)が簡単に判ることとなる。
【0070】
そして、以上のようなデータの移動が行われた後、図2のステップ205で一連の撮影動作が行われた後、ステップ206で撮影が終了される。
【0071】
すなわち、被写体からの光は撮影光学系101を通過し、シャッタ及び絞り102により適正な光量になされてからCCD103上に結像される。この被写体光はCCD103により光電変換され、信号処理回路104によりγ補正等の信号処理が施されて画像信号とされる。そして、該画像信号はA/D変換回路105によりデジタル信号に変換された後、圧縮回路106によりデータ圧縮され、カードI/F107を介してメモリカード108に記録され、撮影が終了される。
【0072】
なお、前記ステップ203でメモリカードが歯抜け状態でない場合には、そのまま前記一連の撮影動作が行われる。
【0073】
さらに、図4は本発明の第2の実施例に係る電子スチルカメラの動作を示すフローチャートであるが、本実施例に係る電子スチルカメラは前記第1の実施例に係る電子カメラと同様の構成(図1)を有するものであるが、図4に示すように、この実施例のカメラでは、画像の消去が行われた場合には、即座にメモリカードのディレクトリ領域のチェックが行われ、データの移動が行われる。
【0074】
すなわち、ステップ401でメモリカードに記録された画像の消去が開始されると、先ずステップ402で、消去すべき画像ファイルの選択が行われ、ステップ403で、該選択された画像ファイルの消去が行われる。
【0075】
そして、該消去が行われると、ステップ404乃至ステップ406で、前記実施例のステップ202乃至ステップ204と同様の、ディレクトリ領域のチェック及びディレクトリデータの移動による歯抜け状態の解消が行われる。
【0076】
なお、前記実施例のカメラでは、撮影画像を記録する記録媒体として半導体メモリを用いたメモリカードを使用するものとしたが、他の記録媒体、例えばフロッピディスクなどの磁気記録媒体を使用するものとしてもよいことは勿論である。
【0077】
また、前記記録媒体の所謂歯抜け状態を解消するためには、空き領域をなくすようにディレクトリ領域の任意の位置(例えば、後方や中間位置等)に各データ(ファイル)間を詰めればよいが、好ましくは前記実施例のように各データを前方(先頭)に詰めるものとする。
【0078】
さらに、第1の実施例では、撮影動作の実行前に前記データ移動を行うものとし、第2の実施例では、データの消去後即座にデータ移動を行うものとしたが、このようなデータ移動のタイミングとしては、そのほかに、例えば、カメラの電源投入時や、メモリカードの挿入時、レリーズスイッチの半押し時などに行うものとしてもよい。
【0079】
このように、本実施例に係る電子スチルカメラによれば、記録媒体に記録されている画像ファイルをランダムに消去しても画像ファイルが登録されているディレクトリエントリの順序から簡単に撮影順序を知ることができる。したがって、例えば、「3コマ目の画像ファイルを再生する」というような要請があった場合にも簡単にそのコマを特定することができる。
【0080】
なお、前述のようなディレクトリデータの移動を行っても、FAT領域とデータ領域の状態は全く変わっていないので、データの読み出しに対しては何らの支障もない。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、記録された画像データのうち任意のものをランダムに消去した後に新たに画像データを追加記録した場合にも、それらの画像データの記録順序(撮影順序)が簡単に判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】前記第1の実施例に係る電子スチルカメラの動作を示すフローチャート図である。
【図3】前記第1の実施例に係る電子スチルカメラにおけるディレクトリデータの移動状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る電子スチルカメラの動作を示すフローチャート図である。
【図5】従来の電子スチルカメラにおける画像データの記録フォーマットを示す図である。
【図6】MS−DOSのフォーマットにおけるファイル管理の状態を示す図である。
【図7】MS−DOSのフォーマットにおけるFAT領域とディレクトリ領域の詳細を示す図である。
【図8】従来の電子スチルカメラにおける画像データの消去と新たな画像データの記録を行った場合の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
101 撮影光学系
102 シャッタ及び絞り
103 撮像素子(CCD)
104 信号処理回路
105 A/D変換回路
106 圧縮回路
107 カードインターフェイス
108 メモリーカード
109 表示装置
110 制御回路
111 電源回路
112 レリーズボタン
113 画像ファイル選択ボタン
114 消去ボタン
【産業上の利用分野】
本発明は、電子スチルカメラに関し、特に、記録された画像データのうち任意のものをランダムに消去した後に新たに画像データを追加記録した場合にも、それらの画像データの記録順序(撮影順序)が簡単に判るようなデータ管理を行う電子スチルカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、CCD等の固体撮像素子を備え、撮像動作によって得られる画像データを、記録媒体に記録する電子スチルカメラが提供されているが、従来の電子スチルカメラでは、前記記録媒体として磁気フロッピディスクを用い、該ディスクにアナログ信号により記録するものが殆どであった。
【0003】
しかしながら、最近では、画像信号をデジタル信号に変換してメモリカードと称される半導体メモリに記録するデジタル式の電子スチルカメラの開発が盛んであるが、これは、デジタル式はアナログ式に比べ、ダビングによる画質の劣化がなく、種々の画像処理(フィルタ処理、色補正、画像合成など)に対する対応性や、コンピュータとの整合性が良いことに起因するものである。
【0004】
ところで、デジタルスチルカメラでは、一般に図5に示すような形式で各種のデータが記録媒体に記録されている。ここで、画像データ領域には、複数の画像データが格納されているが、各画像データには画像データ本体ばかりでなく、ヘッダ情報(画像データ本体を解釈するために必要なデータ)や、撮影データ(シャッタスピード、絞り値等)などを含めることができる。
【0005】
以下、本明細書においては、これらのデータ全体を「画像データ」と称することとし、特に前記画像データ本体を称するときには、「画像データ本体」と称することとする。
【0006】
一方、管理データ領域には、図5の右上図に示すように、各々の画像データを管理するためのデータ、例えば各画像データの開始アドレス、データの大きさ、記録日時などが記録されており、この管理データを読むことにより各画像データを正しく読み出すことができる。
【0007】
どのようなデータを、記録媒体上のどの場所に記録するかということ、すなわちデータフォーマットは、一通りではなく種々考えられるが、ここで、重要なことは、異なるアプリケーション間でデータを交換するためには、ファーマットが一致していなければならないことである。
【0008】
近年ではパーソナルコンピュータの記憶媒体としてICメモリカードが注目されているが、デジタルスチルカメラにもパーソナルコンピュータと同じメモリカードを用いてパーソナルコンピュータと同じフォーマットで画像データを記録しようとする試みがある。このようにしておくと、パソコンでカメラのデータを読み出し、再生することができる。
【0009】
この場合の具体的なデータフォーマットは、パソコンのOSとして広く普及しているMS−DOS(米国マイクロソフト社登録商標商品)のファイル形式が考えられている。
【0010】
図6は、該MS−DOSのファイルフォーマットにおけるデータ管理の様子を示したものであるが、同図に示された領域全体を「パーティション」と称し、磁気フロッピディスクの場合には、通常1枚のディスクの領域全体が1つのパーティションとなる。ハードディスクのような大容量の記録媒体では、1つのディスクを2つ以上のパーティションに分割して使用することができる。この場合、各パーティションは同一のディスク上に存在するにもかかわらず、論理的には別々のディスクとして扱われる。また、複数のパーティション間ではフォーマットが異なっていてもよい。
【0011】
このようなMS−DOSのフォーマットにより前記メモリカードにもデータを記録することができる。
【0012】
図6の左図からも判るように、MS−DOSのパーティションは、先頭からIPL領域(ブートセクタ)、FAT領域、ルートディレクトリ領域、データ領域に分けられている。
【0013】
ディスクの場合、ブロック(例えば、512バイト)単位でデータの読み書きが行われるが、このブロックを「セクタ」と称している。上述の各領域は1つ以上の整数個のセクタからなっている。さらに、データ領域は「クラスタ」と称される単位に分割されており、このクラスタは1つ以上の整数個のセクタからなりたっている。
【0014】
1つのまとまったデータはファイルとして記録されるが、それには1つ以上のクラスタが使用される。データが2つ以上のクラスタにまたがって記録される場合には、それらのクラスタが連続している必要はない。カメラの場合、ファイルとは上述の画像データを意味する(以下、画像データのことを「ファイル」と称する。)。
【0015】
したがって、1つのファイルにはヘッダ情報、撮影データ、及び画像データ本体等のデータが含まれている。ここで、2台のカメラ間でファイル内のデータ構造が異なれば(例えば、ヘッダ情報を含むものと、含まないもの等)、それらの間でデータの互換性がなくなってしまう。しかしながら、それらのファイルはMS−DOSのファイルであるという点、すなわちファイル管理の方法に関しては同一である。このようにデータの互換性を考える場合には、ファイル管理の方法(例えば、MS−DOSのファイルフォーマット)だけでなく、各ファイル内のデータ構造までをも考慮する必要がある。
【0016】
以下にMS−DOSのファイル管理の方法について説明する。
【0017】
IPL領域には、IPL(Initial Program Loader)と、BPB(BIOS Parameter Block)等が格納されている。IPLは、MS−DOSのシステムをパソコンの主メモリ上にロードするためのプログラムであって、システムの起動を行わない電子カメラに適用する場合には何の意味も持たない。
【0018】
BPBにはディスク(パーティション)を管理するために必要な情報が格納されている。具体的には、そのパーティションに含まれる全セクタ数、1セクタ当りのバイト数、1クラスタ当りのセクタ数、及び各領域のサイズに関する情報等が格納されており、これらの情報から各領域のアドレスが計算できる。
【0019】
このように、各ファイルのデータは一般に複数のクラスタにまたがって記録されているが、それらのクラスタ間のつながりを表すチェーン情報がFAT(FileAllocation Table )領域に格納されている。したがって、先頭のクラスタからFATを辿りながら順番にデータを読み出せば、そのファイルの全てのデータを正しく読み出すことができる。
【0020】
FAT領域には一般に12ビット又は16ビットの単位に分割されており、その各々は「FATエントリ」と称される。FATエントリには先頭から0、1、2、3、4、…の順に番号が付されている。一方、図6に示すように、データ領域の各クラスタには先頭から2、3、4、…の順で番号が付されており、この中で、番号の一致するFATエントリとクラスタはそれぞれペアを作っている。
【0021】
ただし、FATエントリの「0」及び「1」には、ペアの相手となるクラスタは存在せず、また、最終FATエントリ番号と最終クラスタ番号が等しくない場合は、最終番号に近い幾つかのFATエントリ又はクラスタのどちらか一方にも、ペアとなる相手が存在しない。
【0022】
したがって、実際にFATとして有効なものは、クラスタとペアを作っているFATエントリのみである。有効なFATエントリには、それとペアを作っているクラスタの次に続くクラスタのクラスタ番号が格納されている。このクラスタのチェーン情報により、ファイルのデータを不連続なクラスタにまたがって記録することができるのである。
【0023】
例えば、あるファイルのデータが、図7の左図に示すように、「クラスタ2、クラスタ3、クラスタ5」の順で3つのクラスタにまたがって記録されているとする。すなわち、この例ではクラスタ2とクラスタ3とは連続しているが、クラスタ5は間にクラスタ4(他のファイルのデータが記録されている。)が存在するために、不連続となっている。
【0024】
この例の場合、FATエントリ2には「3」(Hex表示で「003h」、又は「0003h」)、FATエントリ3には「5」(Hex表示で「005h」、又は「0005h」)という数値が格納されている。なお、図7の左図は12ビットFATの例である。
【0025】
クラスタ5は最後のクラスタであり、その次に続くクラスタは存在しない。このため、クラスタ5とペアを作っているFATエントリ5には、チェーンの終了を表すコードが書き込まれる。すなわち、該最終コードは、12ビットFATの場合には、「FF8h」〜「FFFh」(Hex)、16ビットFATの場合には、「FFF8h」〜「FFFFh」(Hex)が割り当てられるが、通常は「FFFh」、「FFFFh」が使用される。
【0026】
このように、先頭のクラスタが判ればそれ以降のクラスタを辿ることができるようになっているが、先頭のクラスタはFATからは判らない。先頭のクラスタ番号は、次に述べるディレクトリに格納されている。
【0027】
FATエントリに書き込まれる値の中で、実際にクラスタ番号としての意味を持つのは「002h」〜「FF6h」(12ビットFAT)、又は「0002h」〜「FFF6h」(16ビットFAT)である。それ以外の値はクラスタ番号としては使用できないため、たとえそれらの番号のクラスタが存在したとしても、データを記録するため使用することはできない。
【0028】
「000h」(12ビットFAT)又は「0000h」(16ビットFAT)という番号のクラスタは存在しないので、この値は特別な意味に使用されている。すなわち、それは使用されていないクラスタを表しており、FATエントリに書き込まれている値が「000h」、又は「0000h」の場合には、そのFATエントリとペアを作っているクラスタは空いているので、新たにデータを記録するために使用することができるのである。
【0029】
逆にデータを消去する(即ち、ファイルを消去する)場合には、対応するFATエントリの値を「000h」又は、「0000h」にクリアしなければならない(クラスタ内のデータを実際に消去する必要はない。)。図7(右上)にはFATに格納される値の一覧を示した。
【0030】
FATには単にクラスタのチェーン情報が格納されているだけで、ファイルとの関係は何もわからない。それに対してディレクトリ領域は、いわばファイルの管理台帳であって、ファイル名(1バイト文字で8文字以内)、ファイル拡張子(1バイト文字で3文字以内)、ファイルの属性(例えば、Read only等)、ファイル作成日時、そのファイルの先頭クラスタ番号、ファイルサイズ(バイト数)の各情報が格納されている。このうち先頭クラスタの値からは、クラスタのチェーンの先頭を知ることができる。図7の左図にその様子を示す。
【0031】
これらのディレクトリデータはファイルと一対一に対応しており、32バイト(使用していない10バイトも含める)からなる。ディレクトリデータが格納される32バイトの領域を、「ディレクトリエントリ」と称しており、図7の右下図にはその構造が示されている。ディレクトリ領域は複数のディレクトリエントリから成り立っており、各エントリには先頭から0、1、2、…の順に番号をつけて区別している(図6の右図参照)。
【0032】
ディレクトリにはルートディレクトリばかりでなく、「サブディレクトリ」と称されるものもある。IPLの領域のBPBには、ルートディレクトリ領域に含まれているディレクトリエントリの総数が格納されており、ルートディレクトリにはその数までのファイルが記録できる。
【0033】
それ以上のファイルを記録したい場合には、サブディレクトリを作成する。サブディレクトリ領域はファイルのデータと同様、データ領域に確保される。したがって、サブディレクトリを管理するためのディレクトリデータが必要で、それはルートディレクトリに格納される。サブディレクトリ領域に含まれるディレクトリエントリ数は必要に応じて増やせるので、媒体の記憶容量以内という制限はあるものの、そこに記録できるファイルの数には制限がない。記録媒体上の場所が異なる以外、ディレクトリの構造はルートもサブも変わりがないので、以下の説明はどちらの場合にも当てはまる。
【0034】
ファイルが作成される場合には必ず、そのファイルに対するディレクトリデータが、あるディレクトリエントリに格納される(以下では簡単のために、このことを「ファイルが登録される」と称する。)。一方、ファイルが登録されていないディレクトリエントリは空いており、それには全く使用されなかったものと、一旦ファイルが登録された後に消去されたものの2種類があるが、ファイル名の先頭バイトが、前者では「00h」(Hex)、後者では「E5h」(Hex)となっている。新たにファイルを作成する(すでに存在するファイルへの上書きではない)場合には、新ファイルは空いているディレクトリエントリに登録しなければならない。
【0035】
逆にファイルを消去する場合には、ファイル名の先頭バイトを「E5h」(Hex)に変更して、そのファイルが登録されていたディレクトリエントリを空き状態にしておく(ディレクトリエントリに対してそれ以上の処置は不要)。
【0036】
記録媒体のフォーマットでは、先ずパーティションが確保され、それはIPL領域(ブートセクタ)、FAT領域、ルートディレクトリ領域、データ領域に分割され、次いで各領域には未使用状態を意味する初期化データが書き込まれてフォーマットが完了する。
【0037】
新たにファイルを作成する場合、そのファイルは通常先頭のディレクトリエントリから数えて最初の空きエントリに登録していくので、フォーマット直後ならば先頭(番号0)のディレクトリエントリに登録される。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
このように新たにファイルを作成しようとする場合には、上述のように先頭のディレクトリエントリから順に使用されていくので、ファイルを消去せずに追加していく限り、ファイルの作成順序は、それらのファイルが登録されているディレクトリエントリの順序と同じである。
【0039】
また、ファイルの消去を行うにしても、常に最後のファイルだけを消去するようにしていれば、消去後新たにファイルを作成しても、ファイルの作成順序はディレクトリエントリの順に一致している。
【0040】
しかしながら、ランダムにファイルを消去した後、新たにファイルの作成を行うならば、ファイルの作成順序とディレクトリエントリの順序はもはや一致しないので、ディレクトリエントリの順序からファイルの作成順序を知ることはできなくなってしまう。
【0041】
例えば、図8の左図(初期状態)のように、「ファイル0、ファイル1、ファイル2、ファイル3、ファイル4」の順で5つのファイルが記録されている場合を考える。この状態で新たにファイルを作成するならば、そのファイルはディレクトリエントリ5に登録されるので、新しいファイルも含めたファイル作成順序はディレクトリエントリの順序に一致することが判る。
【0042】
しかしながら、同図の左の状態(初期状態)においてファイル2を消去したとすると同図の中央のようにディレクトリエントリ2が空いて、いわば歯抜け状態になる。この状態で新たにファイルを作成する場合には、ディレクトリエントリ2が、先頭から数えて最初の空きエントリとなるため、同図の右のように新しいファイルはディレクトリエントリ2に登録されてしまう。
【0043】
しかし、この新しいファイルを含めた時のファイル作成順序は、「ファイル0、ファイル1、ファイル3、ファイル4、新ファイル」の順であり、したがって、ランダムなファイルの消去と、消去後のファイル作成を行えば、ファイルの作成順序は、それらのファイルが登録されているディレクトリエントリの順序とは一般に異なってしまうことが判る。
【0044】
ファイルの作成順序は、ディレクトリエントリに記録されているファイルの作成日時からもある程度は判るが、MS−DOSのフォーマットでは2秒単位の時刻しか識別できず、カメラのように数駒/秒の記録スピードを考えると不十分である。時刻を例えば0.1秒まで判るようにして、撮影日時をファイルのデータとして記録すれば、撮影順序(ファイルの作成順序)を知ることはできる。しかし、そのためには0.1秒まで識別できる特別のタイマーが必要になる上、ディレクトリの情報だけでは撮影順序を知ることができないという難点がある。
【0045】
ところで、電子スチルカメラが持つ大きな利点の一つは、従来の銀塩フィルムのカメラとは異なり、記録されているファイルを自由に消去し、それによって生じた空き領域に再度データを記録することができるということである。すなわち、例えば、記録媒体がいっぱいになった場合にも不要な画像ファイルを消去すれば、空き領域ができるので、撮影を続けることができるのである。
【0046】
しかしながら、ランダムなファイル消去と消去後の撮影を許すのであれば、前述のようにファイルの作成順序(撮影順序)は、それらのファイルが登録されているディレクトリエントリの順序とは異なってしまい、例えば3駒目(3番目に撮影をされたという意味)の画像ファイルといっても、その駒を特定することはできなくなってしまう。
【0047】
一方、ランダム消去や消去後の撮影を許さなければ、ファイルの作成順序(撮影順序)は判るが、それでは前述のような電子スチルカメラの特徴は生かしきれない。3駒目というような概念をやめてしまう考えもあるが、銀塩カメラで馴染んでいる概念は残しておきたいとの要請がある。
【0048】
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたもので、記録された画像データのうち任意のものをランダムに消去した後に新たに画像データを追加記録した場合にも、それらの画像データの記録順序(撮影順序)が簡単に判る電子スチルカメラを提供することを目的とする。
【0049】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、被写体像を結像させる撮影光学系と、該撮影光学系により形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、該固体撮像素子により光電変換された電気信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と、該アナログ−デジタル変換手段によりデジタル化された複数の画像データを管理データとともに記録媒体に記録する記録手段とを備えた電子スチルカメラに適用され、記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることを検出する検出手段と、記録媒体に記録された画像データを管理する管理データの記録位置を変更するデータ移動手段とを備え、検出手段により記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることが検出された場合には、新たに撮影された画像データを記録媒体に記録する前に、記録順序に従ったデータの配列を保持しつつ画像データの消去により管理データのデータ間に生じた空き領域をなくすようにデータ移動手段が管理データの移動を行うことを特徴とする。
【0050】
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明による電子スチルカメラにおいて、記録媒体に記録された任意の画像データを消去する消去手段を備え、消去手段による画像データの消去が行われたときに、データ移動手段が管理データの移動を行うようにしたものである。
【0051】
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の発明による電子スチルカメラにおいて、記録媒体は、MS−DOSに基づくフォーマット形式によりフォーマットが行われるものであり、移動手段により移動される管理データは、画像データに対するディレクトリデータであり、管理データの移動は、ディレクトリデータが格納されている一のディレクトリエントリから、消去された画像データに対応するディレクトリエントリを含めた一のディレクトリエントリ以外の他のディレクトリエントリへの移動であることを特徴とする。
【0053】
【作用】
本発明においては、前記撮影光学系により前記固体撮像素子上に被写体像が結像され、該被写体像は電気信号に変換される。この電気信号は、前記アナログ−デジタル変換手段によりデジタル化され、前記被写体の画像データとして管理データとともに前記記録手段により前記記録媒体に記録される。
【0054】
ここで、前記記録媒体は複数の画像データを記録することが可能であるが、本発明に係る電子カメラでは、画像データを記録する際に、前記検出手段により前記記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることが検出された場合には、新たに撮影された画像データを該記録媒体に記録する前に、記録順序に従った前記データの配列を保持しつつ画像データの消去により画像データを管理する管理データのデータ間に生じた空き領域をなくすように、前記データ移動手段により記録媒体上の管理データの記録位置の移動が行われる。
【0055】
したがって、本発明に係るカメラでは、画像データを格納する記録媒体を効率よく使用することができ、然も記録される画像の配列が崩されることがない。
【0057】
請求項2の発明においては、前記消去手段により記録媒体に記録された任意の画像データを消去することができるが、このデータの消去が行われたときには、前記データ移動手段により、前記画像データの消去前のデータの配列を保持しつつ前記画像データの消去によりデータ間に生じた空き領域をなくすように管理データの移動が行われる。
【0058】
請求項3の発明においては、前述のように、前記記録媒体はMS−DOSに基づくフォーマット形式によりフォーマットが行われ、前記データ移動手段により、画像データに対するディレクトリデータが移動される。ここで、該データの移動は、ディレクトリデータが格納されている一のディレクトリエントリから、前記消去された画像データに対応するディレクトリエントリを含めた前記一のディレクトリエントリ以外の他のディレクトリエントリへの移動である。
【0059】
ここで、前記ディレクトリデータはそのデータ量が32バイトという小量であるため、例えば100コマ分のディレクトリデータを移動する場合でも、合計3.2Kバイト未満のデータ移動で済み、短時間でデータの移動処理を行うことができる。
【0060】
【実施例】
本発明の実施例を図面に基いて説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る電子スチルカメラの構成を示すブロック図であるが、同図において、101は撮影光学系、102はシャッタ及び絞り、103は被写体光を電気信号に変換するCCDにより構成された撮像素子、104は撮像素子103からの電気信号に対して一定の処理を施す信号処理回路、105はA/D変換回路、106は画像データの圧縮処理を行う圧縮回路、107はカードインターフェイス、108は半導体メモリにより構成されたメモリーカード、109はLCD等により構成された表示装置、110はカメラ全体の制御を行う制御回路、111は前記各回路に電力を供給する電源回路、112はレリーズボタンである。
【0061】
なお、前記制御回路110には、カメラ全体の動作シーケンスを管理するCPUのほか、該CPUと他の被制御回路とのインターフェイスや、各回路に必要なクロックを供給するタイミング制御回路、電源のON/OFFを制御する制御回路などが含まれている。また、表示装置109は、シャッタスピード、絞り値、撮影済のコマ数、残りのコマ数などの情報や、異常時の警報などが表示されるものである。
【0062】
また、113はメモリカードに格納された画像ファイルの中から消去するファイルを選択するための画像ファイル選択ボタン、114は該画像ファイル選択ボタン113により選択された画像ファイルの消去を指示する消去ボタンである。
【0063】
そして、前記制御回路110とカードI/F107とは、記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることを検出する前記検出手段、及び記録媒体に記録されたデータの記録位置を変更する前記データ移動手段を構成するものである。また、画像ファイル選択ボタン113、消去ボタン114、制御回路110、カードI/F107は、記録媒体上に記録された任意の画像データを消去する前記消去手段を構成するものである。
【0064】
このように構成された本実施例に係る電子スチルカメラの動作を図2も参照して説明する。先ず、レリーズボタン112の操作により撮影動作が開始されると(ステップ201)、ステップ202でメモリカード108のディレクトリ領域のチェックが行われる。ここで、該メモリカード108が前述した所謂歯抜け状態であれば、ステップ204でディレクトリデータの移動が行われる。
【0065】
このデータの移動を、図3を参照して説明するが、同図においては、ファイル0ファイル2、ファイル4の順で記録が行われたものとする。同図に示したように(初期状態)、ディレクトリエントリ1とディレクトリ3とが空いており、メモリカード108は歯抜け状態である。
【0066】
この状態から、先ずファイル2のディレクトリデータがディレクトリエントリ1(前方の空きエントリ)に移動される。この移動後は、ディレクトリエントリ2は空き状態とされる。この状態を示すのが同図の中央の状態である。
【0067】
次に、ファイル4のディレクトリデータがディレクトリエントリ2(前方の空きエントリ)に移動された後、ディレクトリエントリ4が空き状態とされ、その結果ディレクトリ領域は、同図の右に示す状態となる。すなわち、ファイル(画像)の登録されているディレクトリエントリは、ディレクトリ領域の先頭に集まっており、歯抜け状態は解消されている。然もファイルの作成順序(撮影順序)とファイルが登録されているディレクトリエントリの順序とは一致している。
【0068】
そして、さらに撮影した画像データを記録する場合には、ディレクトリ領域の先頭から数えて最初の空きディレクトリエントリにその画像が格納される。
【0069】
このように、ディレクトリ領域におけるディレクトリエントリの前後関係がデータの移動前と移動後とで常に同じであるため、本カメラでは、記録された画像データのうち任意のものをランダムに消去した後に新たに画像データを追加記録した場合にも、画像データの記録順序(撮影順序)が簡単に判ることとなる。
【0070】
そして、以上のようなデータの移動が行われた後、図2のステップ205で一連の撮影動作が行われた後、ステップ206で撮影が終了される。
【0071】
すなわち、被写体からの光は撮影光学系101を通過し、シャッタ及び絞り102により適正な光量になされてからCCD103上に結像される。この被写体光はCCD103により光電変換され、信号処理回路104によりγ補正等の信号処理が施されて画像信号とされる。そして、該画像信号はA/D変換回路105によりデジタル信号に変換された後、圧縮回路106によりデータ圧縮され、カードI/F107を介してメモリカード108に記録され、撮影が終了される。
【0072】
なお、前記ステップ203でメモリカードが歯抜け状態でない場合には、そのまま前記一連の撮影動作が行われる。
【0073】
さらに、図4は本発明の第2の実施例に係る電子スチルカメラの動作を示すフローチャートであるが、本実施例に係る電子スチルカメラは前記第1の実施例に係る電子カメラと同様の構成(図1)を有するものであるが、図4に示すように、この実施例のカメラでは、画像の消去が行われた場合には、即座にメモリカードのディレクトリ領域のチェックが行われ、データの移動が行われる。
【0074】
すなわち、ステップ401でメモリカードに記録された画像の消去が開始されると、先ずステップ402で、消去すべき画像ファイルの選択が行われ、ステップ403で、該選択された画像ファイルの消去が行われる。
【0075】
そして、該消去が行われると、ステップ404乃至ステップ406で、前記実施例のステップ202乃至ステップ204と同様の、ディレクトリ領域のチェック及びディレクトリデータの移動による歯抜け状態の解消が行われる。
【0076】
なお、前記実施例のカメラでは、撮影画像を記録する記録媒体として半導体メモリを用いたメモリカードを使用するものとしたが、他の記録媒体、例えばフロッピディスクなどの磁気記録媒体を使用するものとしてもよいことは勿論である。
【0077】
また、前記記録媒体の所謂歯抜け状態を解消するためには、空き領域をなくすようにディレクトリ領域の任意の位置(例えば、後方や中間位置等)に各データ(ファイル)間を詰めればよいが、好ましくは前記実施例のように各データを前方(先頭)に詰めるものとする。
【0078】
さらに、第1の実施例では、撮影動作の実行前に前記データ移動を行うものとし、第2の実施例では、データの消去後即座にデータ移動を行うものとしたが、このようなデータ移動のタイミングとしては、そのほかに、例えば、カメラの電源投入時や、メモリカードの挿入時、レリーズスイッチの半押し時などに行うものとしてもよい。
【0079】
このように、本実施例に係る電子スチルカメラによれば、記録媒体に記録されている画像ファイルをランダムに消去しても画像ファイルが登録されているディレクトリエントリの順序から簡単に撮影順序を知ることができる。したがって、例えば、「3コマ目の画像ファイルを再生する」というような要請があった場合にも簡単にそのコマを特定することができる。
【0080】
なお、前述のようなディレクトリデータの移動を行っても、FAT領域とデータ領域の状態は全く変わっていないので、データの読み出しに対しては何らの支障もない。
【0081】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、記録された画像データのうち任意のものをランダムに消去した後に新たに画像データを追加記録した場合にも、それらの画像データの記録順序(撮影順序)が簡単に判る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る電子スチルカメラの構成を示すブロック図である。
【図2】前記第1の実施例に係る電子スチルカメラの動作を示すフローチャート図である。
【図3】前記第1の実施例に係る電子スチルカメラにおけるディレクトリデータの移動状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係る電子スチルカメラの動作を示すフローチャート図である。
【図5】従来の電子スチルカメラにおける画像データの記録フォーマットを示す図である。
【図6】MS−DOSのフォーマットにおけるファイル管理の状態を示す図である。
【図7】MS−DOSのフォーマットにおけるFAT領域とディレクトリ領域の詳細を示す図である。
【図8】従来の電子スチルカメラにおける画像データの消去と新たな画像データの記録を行った場合の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
101 撮影光学系
102 シャッタ及び絞り
103 撮像素子(CCD)
104 信号処理回路
105 A/D変換回路
106 圧縮回路
107 カードインターフェイス
108 メモリーカード
109 表示装置
110 制御回路
111 電源回路
112 レリーズボタン
113 画像ファイル選択ボタン
114 消去ボタン
Claims (3)
- 被写体像を結像させる撮影光学系と、該撮影光学系により形成された被写体像を電気信号に変換する固体撮像素子と、該固体撮像素子により光電変換された電気信号をデジタル信号に変換するアナログ−デジタル変換手段と、該アナログ−デジタル変換手段によりデジタル化された複数の画像データを管理データとともに記録媒体に記録する記録手段とを備えた電子スチルカメラにおいて、
前記記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることを検出する検出手段と、
前記記録媒体に記録された画像データを管理する管理データの記録位置を変更するデータ移動手段とを備え、
前記検出手段により前記記録媒体に記録された複数の画像データのうちの一部が消去されていることが検出された場合には、新たに撮影された画像データを前記記録媒体に記録する前に、記録順序に従った前記データの配列を保持しつつ前記画像データの消去により前記管理データのデータ間に生じた空き領域をなくすように前記データ移動手段が前記管理データの移動を行うことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 前記記録媒体に記録された任意の画像データを消去する消去手段を備え、
前記消去手段による画像データの消去が行われたときに、前記データ移動手段が前記管理データの移動を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子スチルカメラ。 - 前記記録媒体は、MS−DOSに基づくフォーマット形式によりフォーマットが行われるものであり、
前記移動手段により移動される管理データは、画像データに対するディレクトリデータであり、
前記管理データの移動は、ディレクトリデータが格納されている一のディレクトリエントリから、前記消去された画像データに対応するディレクトリエントリを含めた前記一のディレクトリエントリ以外の他のディレクトリエントリへの移動であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子スチルカメラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15820393A JP3552247B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 電子スチルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15820393A JP3552247B2 (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | 電子スチルカメラ |
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| JPH06348573A JPH06348573A (ja) | 1994-12-22 |
| JP3552247B2 true JP3552247B2 (ja) | 2004-08-11 |
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ID=15666539
Family Applications (1)
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- 1993-06-04 JP JP15820393A patent/JP3552247B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH06348573A (ja) | 1994-12-22 |
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