JP3820682B2 - メモリ制御装置、データ書き込み読み出し方法、及び撮像装置 - Google Patents

メモリ制御装置、データ書き込み読み出し方法、及び撮像装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メモリへの書き込み及び読み出しを制御する制御装置とデータ書き込み読み出し方法、及びこれらを用いた撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
メモリを搭載した装置として、例えばデジタルカメラが知られている。このデジタルカメラは、記録モードと再生モードとを設定可能であり、記録モードの状態においては、CCDから周期的に取り込まれた画像情報に基づき被写体像を表示画面に表示する。また、この表示画面に被写体像が表示されている記録モードの状態で、表示画面を被写体像を視認しつつ記録保存を行いたいタイミイングでシャッターキーを操作すると、現在CCDから取り込んでいる1画面分の画像情報がフラッシュメモリに書き込まれる。また、再生モードでは、画像選択キー等の押下に応じてフラッシュメモリから特定の1画面分の画像情報が読み出されて、この読み出された画像情報に基づく画像が表示画面に表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらデジタルカメラにあっては、そのグレード等に応じてメモリ容量の相違するフラッシュメモリが選択的に搭載される。このメモリ容量の相違は、フラッシュメモリ内の1ページの容量の相違によるものであり、フラッシュメモリへの読み書きは、このページ単位が基本である。したがって、異なる容量のフラッシュメモリを搭載した複数種のデジタルカメラを製造するに際しては、異なる容量のページ単位で読み書きを可能にすべく、各フラッシュメモリの容量に応じた専用のメモリコントローラを開発して搭載しなければならない。また、デジタルカメラに限らず他のメモリを必須とする装置においても同様であって、容量の相違するメモリを搭載した複数の機種を製造するに際しては、各々メモリ容量に応じたメモリコントローラの開発が余儀なくされる。よって、機種の多様化に伴って開発コストが増加することとなり、低コストで機種の多様化を図ることができない。
【0004】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、搭載されたメモリの容量に応じて適正に書き込みや読み出しを行うことのできるメモリ制御装置と書き込み読み出し方法、及びこれらを用いた撮像装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明のメモリ制御装置にあっては、搭載されたメモリの容量を検出する容量検出手段と、この容量検出手段により検出されたメモリの容量に基づき、該メモリに記憶させるべき単位であるページのデータサイズを検出するデータサイズ検出手段と、このデータサイズ検出手段により検出されたデータサイズで所定のデータを転送して、前記メモリに記憶させる記憶制御手段とを備えている。かかる構成において、容量検出手段により搭載されたメモリの容量が検出され、データサイズ検出手段により当該メモリに記憶させるべき単位であるページのデータサイズが検出され、この検出されたデータサイズで記憶制御手段によるメモリへの記憶がなされる。よって、如何なる容量のメモリが搭載されても、当該メモリの容量に応じたデータサイズで適正に記憶を行うことができる。
【0006】
また、本発明の他のメモリ制御装置にあっては、データが記憶されているメモリの容量を検出する容量検出手段と、この検出手段により検出されたメモリの容量に基づき、該メモリから読み出すべき単位であるページのデータサイズを検出するデータサイズ検出手段と、このデータサイズ検出手段により検出されたデータサイズで前記メモリから前記データを読み出す読出手段とを備えている。かかる構成において、容量検出手段によりメモリの容量が検出され、データサイズ検出手段により当該メモリから読み出すべき単位であるページのデータサイズが検出され、この検出されたデータサイズで読出手段によるメモリからのデータの読み出しがなされる。よって、如何なる容量のメモリにデータが記憶されていても、当該メモリの容量に応じたデータサイズで適正にデータの読み出しを行うことができる。
【0009】
一方、本発明のデータ書き込み方法及び読み出し方法にあっては、搭載されたメモリの容量を検出し、この検出した容量に基づき当該メモリに記憶させるべき単位であるページのデータサイズを検出し、この検出したデータサイズで所定のデータを転送して、前記メモリに記憶させ、あるいは、検出したメモリの容量に基づき、該メモリから読み出すべき単位であるページのデータサイズを検出し、この検出したデータサイズで前記メモリから前記データを読み出す。よって、如何なる容量のメモリが搭載され、あるいは如何なる容量のメモリにデータが記憶されていても、当該メモリの容量に応じたデータサイズで記憶を行い、あるいは、当該メモリの容量に応じたデータサイズでデータの読み出しを行い得る。
【0010】
他方、本発明の撮像装置にあっては、被写体を撮像して被写体像を表す信号を発生する撮像手段と、該撮像手段より発生した信号に基づき前記被写体像の画像データを生成する生成手段と、取り込み操作に応答して前記生成手段により生成された画像データを記録するメモリとを有する撮像装置において、前記メモリの容量を検出する容量検出手段と、この検出手段により検出されたメモリの容量に基づき、該メモリに記憶させるべき単位であるページのデータサイズを検出するデータサイズ検出手段と、このデータサイズ検出手段により検出されたデータサイズで前記画像データを転送して、前記メモリに記憶させる記憶制御手段とを設けてあり、あるいは、再生操作に応答して、前記データサイズ検出手段により検出されたデータサイズで前記メモリから前記画像データを読み出す読出手段をさらに有している。したがって、撮像装置に如何なる容量のメモリを搭載しても、適正なデータサイズを単位として画像データを記憶し、あるいは記憶した画像データを読み出すことが可能となり、メモリの容量に応じて異なるコントローラを用いる必要はない。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるデジタルカメラのブロック構成図であり、レンズ1の後方にCCD2が配置されている。該CCD2は、タイミイング発生器3、垂直ドライバ4によって駆動され、一定周期毎に光電変換出力を1画面分出力する。この光電変換出力は、サンプルホールド回路5でサンプルホールドされ、A/D変換器6でデジタルデータに変換され、カラープロセス回路7でカラープロセス処理され、デジタルの輝度、色差マルチプレクス信号(YUVデータ)とがDMA(Direct Memory Access)コントローラ8に出力される。DMAコントローラ8は、カラープロセス回路7のYUVデータ出力を、同じくカラープロセス回路7の同期信号、メモリ書き込みイネーブル、クロック出力を用いて一度DMAコントローラ8内部のデータバッファに書き込み、DRAMI/F9を介してDRAM10にDMA転送を行う。
【0012】
CPU11は、前記YUVデータのDRAM10へのDMA転送終了後に、このYUVデータをDRAMI/F9を介してDRAM10より読み出して、VRAMコントローラ12介してVRAM13に書き込む。デジタルビデオエンコーダ(以下、単にビデオエンコーダという。)14は、前記YUVデータをVRAMコントローラ12を介してVRAM13より周期的に読み出し、これらのデータを元にビデオ信号を発生して、表示装置15に出力する。表示装置15は、入力されたビデオ信号により被写体像をモニタに表示する。
【0013】
CPU11には、バスラインを介してフラッシュメモリ16が接続さているとともに、キー部17からキー操作情報が入力される。このキー部17には、シャッターキー、画質モード選択キー、動作モード選択キー、及び他のキーが設けられている。画質モード選択キーは、640×480ドットのVGAモード(精細モード)と1/4VGAである320×240ドットのQVGAモード(標準モード)とを選択するためのキーである。したがって、VGAモードが選択されている場合には、640×480ドットからなる1フレーム分のYUVデータがDMA転送されてDRAM10に書き込まれ、QVGAモードが選択されている場合には、320×240ドットからなる1フレーム分のYUVデータがDMA転送されてDRAM10に書き込まれる。
【0014】
動作モード選択キーは、記録モード、再生モード、及び消去モードを選択的に設定するためのキーであり、記録モードにおいてシャッターキーが押下されると、キー部17はトリガを発生する。CPU11は、このトリガに応じて現在CCD2から取り込んでいる1画面分のYUVデータのDRAM10への転送終了後、直ちにCCD2からDRAM10への経路を停止し、記録保存の状態に推移する。この記録保存の状態では、CPU11がDRAM10に書き込まれている1フレーム分のYUVデータをDRAMI/F9を介して読み出し、内部のデータバッファに転送した後、既存の圧縮アルゴリズムを用いて圧縮し、圧縮処理後の符号データをフラッシュメモリ16に書き込む。1フレーム分の符号データの圧縮処理及びフラッシュメモリ16への書き込みの終了に応じて、CPU11は再度CCD2からDRAM10への経路を起動する。
【0015】
再生モードにおいては、CPU11はCCD2からDRAM10への経路を停止し、CPU11がフラッシュメモリ16から1フレーム分の圧縮した符号データを読み出し、伸長処理を行ってYUVデータを生成して、VRAMコントローラ12を介してVRAM13へ書き込む。ビデオエンコーダ14は、VRAM13に展開されている1フレーム分のYUVデータをVRAMコントローラ12を介して周期的に読み出し、これらデータを元にビデオ信号を発生し、表示装置14で視覚的に再生を行う。
【0016】
消去モードにおいては、キー部17に設けられている消去対象指定キーの操作により、フラッシュメモリ16の全ブロックを消去対象として指定し、あるいは特定のブロックのみを消去対象として指定することが可能である。
【0017】
なお、フラッシュメモリ16の一部には、そのメモリ容量が32M品(32Mbyte)であるか16M品(16Mbyte)であるかを示すIDコードが予め書き込まれている。また、CPU11内のレジスタには、“0”でVGAモードが設定されていることを示し、“1”でQVGAモードが設定されていることを示すフラグレジスタQVFLG、及びフラッシュメモリ16の書き込み、読み出し、消去を開始するページやブロックを示すアドレスレジスタPAGEADRが設けられている。
【0018】
また、DMAコントローラ8は、下記に示すフラッシュメモリ制御用各種BIOS(basic I/O system)を備えており、CPU11はこれらBIOSを介して、フラッシュメモリ16に対して、前述した記録モードにおけるデータの書き込み、再生モードにおけるデータの読み出し、及び消去モードにおけるデータの消去を行う。
【0019】
《フラッシュメモリコントロールBIOS》
(1)FLMRESET
フラッシュメモリ16のリセットを行う。
【0020】
(2)IDRED
フラッシュメモリ16のIDコードをFLM_IDCODEにセットする。
【0021】
(3)PAGEBAFSIZE
FLM_IDCODEに基づき、搭載されているフラッシュメモリ16の1ページのサイズ(32M品:528byte、16M品:264byte)をPSIZEにセットする。
【0022】
(4)BLKBAFSIZE
FLM_IDCODEに基づき、搭載されているフラッシュメモリ16の1ブロックのサイズ(32M品:8448byte、16M品:4224byte)をBSIZEにセットする。
【0023】
(5)PAGENUMSET_R
FLM_IDCODEとQVFLGとに基づき、記録する符号データ量に必要なフラッシュメモリ16のページ数を、下記に示すように、PNUMERにセットする。
【0024】
Figure 0003820682
(6)PAGENUMSET_P
FLM_IDCODEとQVFLGとに基づき、再生する符号データ量に応じて必要なフラッシュメモリ16のページ数(同上)をPNUMERにセットする。
【0025】
(7)PAGEWRITE
CPU11のデータバッファに格納されたデータを、32M品は528byte分、16M品は264byte分、アドレスレジスタPAGEADRにセットされたページに対応するフラッシュメモリ16のページに書き込む。
【0026】
(8)BLOCKWRITE
前記データバッファに格納されたデータを、32M品は528byte、16M品は264byte分、前記PAGEADRにセットされたブロックに対応するフラッシュメモリ16のブロックに書き込む。
【0027】
(9)PAGEREAD
PAGEADRにセットされたページに対応するフラッシュメモリ16のページの内容を、32M品の場合は528byte分、16M品の場合は264byte分、前記データバッファに読み込む。
【0028】
(10)BLOCKREAD
PAGEADRにセットされたブロックに対応するフラッシュメモリ16のブロックの内容を、32M品の場合は8448byte分、16M品の場合は4224byte分、前記データバッファに読み込む。
【0029】
(11)BLOCKERASE
PAGEADRにセットされたブロックに対応するフラッシュメモリ16のブロックに書き込まれているデータを消去する。
【0030】
(12)ALLERASE
フラッシュメモリ16の全ブロックに書き込まれているデータを消去する。
【0031】
次に、以上の構成にかかる本実施の形態の動作を図2〜4に示すフローチャートに従って説明する。すなわち、前記記録モードが設定されると図2に示すように、このときフラッシュメモリ16を初めて使用するのであれば、FLMRESETによりフラッシュメモリ16をリセットする(ステップA1)。次に、IDREDにより、フラッシュメモリ16のIDコードを読み取って、FLM_IDCODEにセットする(ステップA2)。さらに、PAGEBAFSIZEにより、FLM_IDCODEに基づき、搭載されているフラッシュメモリ16の1ページのサイズを検出して、この検出した1ページのサイズをPSIZEにセットする(ステップA3)。したがって、このステップA3により、本実施の形態にかかるデジタルカメラに搭載されているフラッシュメモリ16が32M品である場合には、“528b”yteが、16M品である場合には“264”byteがPSIZEにセットされることとなる。
【0032】
引き続き、PAGENUMSET_Rにより、記録する符号データ量に必要なフラッシュメモリ16のページ数をPNUMERにセットする(ステップA4)。すなわち、フラグレジスタQVFLGが“0”“1”のいずれの状態にあるかにより、現在VGAモードとQVGAモードのいずれ設定されているか否かを検出することができ、また、前述のステップA2でセットしたFLM_IDCODEにより、本実施の形態にかかるデジタルカメラに搭載されているフラッシュメモリ16が32M品であるか、16M品であるかを検出することができる。したがって、このステップA4では、これらフラッシュメモリ16のメモリ容量と画質モード(VGA、QVGA)との関係に基づき、
(a)32M品・VGAの場合には“120”
(b)16M品・VGAの場合には“240”
(c)32M品・QVGAの場合には“40”
(d)16M品・QVGAの場合には“80”
をPNUMERにセットする。
【0033】
そして、この状態でシッターキーが操作されると、ステップA5以降の動作を開始し、ステップA4でセットされ後述するステップA8でデクリメントされるPNUMERの値が“0”となったか否かを判別して(ステップA5)、PNUMER=0となるまで、ステップA5〜A8のループを繰り返す。すなわち、記録モードにおいてシャッターキーが押下されると、キー部17はトリガを発生し、CPU11は記録保存の状態に推移し、DRAM10に書き込まれている1フレーム分のYUVデータをDRAMI/F9を介して読み出し、内部のデータバッファに転送する。このとき、CPU11は、ステップA6に示すように、DRAM10からPSIZE分の画像データを読み出して、データバッファに転送する。このPSIZEは、前述のステップA3においてセットされた値であり、フラッシュメモリ16が32M品であれば“528”byte、16M品であれば“264”byteであって、当該フラッシュメモリ16の1ページサイズのデータ量である。したがって、このステップA6の処理により、フラッシュメモリ16のメモリ容量に応じた適正な1ページサイズのデータが、DRAM10からデータバッファに転送される。
【0034】
次に、PAGEWRITEにより、フラッシュメモリ16が32M品である場合には528byte分、16M品である場合には264byte分のデータバッファに格納されている符号データをフラッシュメモリ16の、PAGEADRにセットされたページに対応するページに書き込む(ステップA7)。さらに、PNUMERをデクリメントし(ステップA8)、このときCPU11はこのPNUMERのデクリメントに同期してPAGEADRをインクリメントし、PNUMER=0となるまで、ステップA5〜A8のループを繰り返す。
【0035】
したがって、フラッシュメモリ16が32M品であって、VGAモードが選択されている場合にはステップA5〜A8のループが“120”回繰り返され、QVGAモードが設定されている場合には“40”回繰り返される。また、フラッシュメモリ16が16M品であって、VGAモードが選択されている場合にはステップA5〜A8のループが“240”回繰り返され、QVGAモードが設定されている場合には“80”回繰り返される。このとき、ステップA7で、フラッシュメモリ16のメモリ容量に応じて、32M品であれば“528”byte、16M品であれば“264”byteのデータが各ページに書き込まれて行く。
【0036】
そして、PNUMER=0となると、フラッシュメモリ16のメモリ容量と画質モードとに応じたページ数及びデータ量をもって、1画面分のデータがフラッシュメモリ16に記録されたこととなることから、このフローに従った処理を終了する。よって、このフローに従って処理がなされることにより、フラッシュメモリ16のメモリ容量に応じた専用のコントローラを用いずとも、フラッシュメモリ16のメモリ容量と、画質モードとに応じて、適正なページ数及び適正なデータ量にてフラッシュメモリ16への書き込みを行うことが可能となる。
【0037】
なお、このフラッシュメモリ16への符号データの書き込みに際しては、この符号データがVGAとQVGAのいずれのモードで撮像したものであるかを示すべく、例えばフラッシュメモリ16の一部に、記録した画像に対応させてQVFLGを記録しておく。
【0038】
一方、再生モードが設定されると、図3に示すように、IDREDにより、フラッシュメモリ16のIDコードを読み取って、FLM_IDCODEにセットする(ステップB1)。さらに、PAGEBAFSIZEにより、FLM_IDCODEに基づき、搭載されているフラッシュメモリ16の1ページのサイズを検出して、この検出した1ページのサイズをPSIZEにセットする(ステップB2)。したがって、このステップB2により、本実施の形態にかかるデジタルカメラに搭載されているフラッシュメモリ16が32M品である場合には、“528”byteが、16M品である場合には“264”byteがPSIZEにセットされる。
【0039】
引き続き、PAGENUMSET_Rにより、記録する符号データ量に必要なフラッシュメモリ16のページ数をPNUMERにセットする(ステップB3)。すなわち、前述したように、フラッシュメモリ16の一部には、記録した画像がVGAとQVGAのいずれのモードで撮像されたかを示すQVFLGが記録されていることから、今再生しようとする画像に対応するQVFLGが“0”“1”のいずれの状態にあるかにより、撮像時の画質モードを検出することができる。また、前述のステップB1でセットしたFLM_IDCODEにより、このフラッシュメモリ16が32M品であるか、16M品であるかを検出することができる。よって、このステップB3では、これらフラッシュメモリ16のメモリ容量と画質モード(VGA、QVGA)との関係に基づき、前述した(a)〜(c)の“120”“240”“40”“80”のいずれかをPNUMERにセットする。
【0040】
次に、このステップB3でセットされ後述するステップB7でデクリメントされるPNUMERの値が“0”となったか否かを判別し(ステップB4)、PNUMER=0となるまで、ステップB4〜B7のループを繰り返す。すなわち、PNUMER≠0であるならば、PAGEREADにより、PAGEADRにセットされているページに対応するフラッシュメモリ16のページから、該フラッシュメモリ16が32M品である場合には528byte分、16M品である場合には264byte分の内容を、CPU11内のデータバッファに読み込む(ステップB5)。
【0041】
引き続き、このデータバッファからPSIZE分の画像データを読み出し、伸長処理を行ってYUVデータを生成し、VRAMコントローラ12を介してVRAM13に転送する(ステップB6)。このPSIZEは、前述のステップB2においてセットされた値であり、フラッシュメモリ16が32M品であれば“528”byte、16M品であれば“264”byteであって、当該フラッシュメモリ16の1ページサイズのデータ量である。したがって、このステップB6の処理により、フラッシュメモリ16のメモリ容量に応じた適正な1ページサイズのデータが、フラッシュメモリ16からVRAM13に転送される。
【0042】
次に、PNUMERをデクリメントし(ステップB7)、このとき前述と同様にPAGEADRをインクリメントし、PNUMER=0となるまで、ステップB4〜B7のループを繰り返す。したがって、フラッシュメモリ16が32M品であって、今再生しようとしている画像がVGAモードで記録されている場合にはステップB4〜A7のループが“120”回繰り返され、QVGAモードで記録されている場合には“40”回繰り返される。また、フラッシュメモリ16が16M品であって、今再生しようとしている画像がVGAモードで記録されている場合にはステップB4〜A7のループが“240”回繰り返され、QVGAモードで記録されている場合には“80”回繰り返される。
【0043】
したがって、PNUMER=0となるまで、フラッシュメモリ16のメモリ容量と再生する画像の画質モードとに応じたページ数及びデータ量をもって、1画面分のYUVデータのVRAM13へ書き込みが行われる。するとビデオエンコーダ14は、VRAM13に展開されているYUVデータをVRAMコントローラ12を介して周期的に読み出し、これらデータを元にビデオ信号を発生し、表示装置14で視覚的に再生を行い、これにより、表示装置14には、フラッシュメモリ16に記録した画像が表示されることとなる。
【0044】
他方、消去モードが設定されると図4に示すように、このとき指定された消去対象がフラッシュメモリ16の全ブロックであるか否かを判別する(ステップC1)。そして、消去対象がフラッシュメモリ16の全ブロックである場合には、ALLERASEにより、該フラッシュメモリ16の全ブロックに記録されているデータを消去する(ステップC2)。また、全ブロックでははなく、特定のブロックの消去が指定された場合には、BLOCKERASEにより、この消去対象に指定されたブロックがセットされているPAGEADRに対応するフラッシュメモリ16のブロックに記録されているデータを消去する(ステップC3)。したがって、このフローに従った動作により、フラッシュメモリ16に記録されたデータは、ユーザのキー部17での操作に応じて、全部あるいはブロック単位で消去される。
【0045】
なお、この実施の形態においては、このデジタルカメラに32M品又は16M品の2種類のメモリのうち何れか1種類のメモリが搭載されることを前提としたが、さらに複数種類のメモリのうち何れかが搭載される場合、あるいは異なる容量の複数のメモリが搭載される場合にも適用することができる。また、実施の形態では、本発明をデジタルカメラに適用した場合を示したが、これに限ることなくメモリを用いる装置であれば、本発明を適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、搭載されたメモリやデータが記憶されたメモリの容量を検出するとともに、この検出したメモリの容量に基づき、該メモリに記憶させるべき単位であるページのデータサイズ、あるいは、メモリから読み出すべき単位であるページのデータサイズを検出して、このデータサイズでメモリへの書き込みやデータの読み出しを行うようにした。したがって、如何なる容量のメモリが搭載され、あるいは如何なる容量のメモリにデータが記憶されていても、当該メモリの容量に応じたデータサイズで記憶を行い、あるいは、当該メモリの容量に応じたデータサイズでデータの読み出しを行うことが可能となる。よって、メモリの容量に応じた専用のメモリコントローラを開発して搭載する必要はなく、メモリを用いる装置の機種の多様化に伴う開発コストを削減して、低コストにて機種の多様化を図ることができる。特に撮像装置の場合、そのグレード等に応じて相違する容量のメモリを搭載した複数機種が製造されることから、複数機種を製造する際の低コスト化を顕著なものにすることができる。
【0047】
また、本発明は、検出されたメモリのデータサイズと、当該メモリに記憶させるデータのデータサイズとに基づき、該データを記憶させるに必要な単位数を検出して、検出したデータサイズで検出した単位数のデータをメモリに記憶させ、あるいはメモリから読み出すようにした。よって、記憶データが複数単位でメモリ記憶される場合において、適正にデータを書き込み及び読み出し行うことができる。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のかかるデジタルカメラのブロック構成図である。
【図2】画像データ書き込み時の動作を示すフローチャートである。
【図3】データ読み込み時の動作を示すフローチャートである。
【図4】データ消去時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8 DMAコントローラ
10 DRAM
11 CPU
16 フラッシュメモリ

Claims (8)

  1. 搭載されたメモリの容量を検出する容量検出手段と、
    この容量検出手段により検出されたメモリの容量に基づき、該メモリに記憶させるべき単位であるページのデータサイズを検出するデータサイズ検出手段と、
    このデータサイズ検出手段により検出されたデータサイズで所定のデータを転送して、前記メモリに記憶させる記憶制御手段と、
    を備えたことを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 前記データサイズ検出手段により検出されたデータサイズと、前記メモリに記憶させるデータのデータサイズとに基づき、該データを記憶させるに必要な単位数を検出する単位数検出手段をさらに有し、
    前記記憶制御手段は、前記データサイズで前記単位数のデータを転送して、前記メモリに記憶させることを特徴とする請求項1記載のメモリ制御装置。
  3. データが記憶されているメモリの容量を検出する容量検出手段と、
    この検出手段により検出されたメモリの容量に基づき、該メモリから読み出すべき単位であるページのデータサイズを検出するデータサイズ検出手段と、
    このデータサイズ検出手段により検出されたデータサイズで前記メモリから前記データを読み出す読出手段と、
    を備えたことを特徴とするメモリ制御装置。
  4. 前記データサイズ検出手段により検出されたデータサイズと、前記メモリに記憶されているデータのデータサイズとに基づき、該データを読み出すに必要な単位数を検出する単位数検出手段をさらに有し、
    前記読出手段は、前記データサイズで前記単位数のデータを、前記メモリから読み出すことを特徴とする請求項3記載のメモリ制御装置。
  5. 搭載されたメモリの容量を検出し、この検出した容量に基づき当該メモリに記憶させるべき単位であるページのデータサイズを検出し、この検出したデータサイズで所定のデータを転送して、前記メモリに記憶させることを特徴とするデータ書き込み方法。
  6. データが記憶されているメモリの容量を検出し、この検出したメモリの容量に基づき、該メモリから読み出すべき単位であるページのデータサイズを検出し、この検出したデータサイズで前記メモリから前記データを読み出すことを特徴とするデータ読み出し方法。
  7. 被写体を撮像して被写体像を表す信号を発生する撮像手段と、該撮像手段より発生した信号に基づき前記被写体像の画像データを生成する生成手段と、取り込み操作に応答して前記生成手段により生成された画像データを記録するメモリとを有する撮像装置において、
    前記メモリの容量を検出する容量検出手段と、この検出手段により検出されたメモリの容量に基づき、該メモリに記憶させるべき単位であるページのデータサイズを検出するデータサイズ検出手段と、このデータサイズ検出手段により検出されたデータサイズで前記画像データを転送して、前記メモリに記憶させる記憶制御手段と、を設けたことを特徴とする撮像装置。
  8. 再生操作に応答して、前記データサイズ検出手段により検出されたデータサイズで前記メモリから前記画像データを読み出す読出手段をさらに有することを特徴とする請求項記載の撮像装置。
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