JP4181919B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は記録装置に関し、特に種類の異なるメモリカードに対して画像データ等を記録する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像を撮影してデジタル信号として記録再生するデジタルカメラやデジタルビデオカメラが知られている。この種のカメラでは、記録媒体としてデータを何度でも繰り返して書き込みや読み出し可能なフラッシュメモリなどのメモリカードを用いており、撮影後、ユーザが要らない画像を消去したり、記録媒体内の全ての画像を消去して新たに書き込みしたりすることができた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3177491号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年になってメモリカードの価格は低下してきているとはいえ、大容量のものとなると未だ高価である。そこで、メモリカードの同一アドレスに対するデータ書き込み動作を、1回あるいは数回のみ保証し、それ以上の書き込み動作については保証しない(または不可能とする)といった、使い切りを前提とした安価なメモリカード(以下、ワンタイムメモリカードと称す)の開発が検討されている。この様に書き込み回数を1回程度に制限することで、書き込みの繰り返しに対する動作保障が不要となるため、製造原価が安く、また、製品に対する評価コストも小さくすることが可能となる。
【0005】
このような状況において、次世代のメモリカードであるワンタイムメモリカードに対応した製品を提供するのは勿論のこと、ワンタイムメモリカードと従来からある書き換え可能なメモリカードの両方をサポートした製品を提供していく必要がある。
【0006】
そこで、デジタルカメラやデジタルビデオカメラにおいて、ワンタイムメモリカードと、従来からある書き換え可能なメモリカードとを兼用させる場合、書き換え可能なメモリカードの使用時と同じ動作シーケンスでワンタイムメモリカードに画像データを記録すると、結果的に不必要な画像データまでがワンタイムメモリカードに次々と記録されてしまうといった不都合が生じる。
【0007】
本発明は上記の如き問題点を解決して、装着された記録メディアが書き込み回数制限のないメモリカードであるか、書き込みが1回程度までのワンタイムメモリカードであるかに応じて、記録メディアに対するデータの書き込み動作を変更し、それぞれ好適な使用環境となるよう構成した記録装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
斯かる目的を達成する為の手段として、本発明は以下の構成からなる手段を有する。
【0009】
本発明の記録装置は、動画データを記録メディアに記録する記録装置において、前記記録メディアとして、書き込み可能な回数が1回又は数回に制限される第1の記録メディアと、書き込み可能な回数が実質的に無制限の第2の記録メディアとを選択的に装着可能なインタフェース手段と、前記インタフェース手段に装着された記録メディアの種類を検出する検出手段と、半押し、及び、全押しによる操作が可能な2段階スイッチで構成される操作手段と、記録時に前記動画データを一時記憶可能な一時記憶手段と、前記インタフェース手段に装着された記録メディアに前記動画データを記録する記録手段と、前記検出手段の検出結果に応じて、前記操作手段によって記録動作に関わる指示が入力されたときに前記一時記憶手段及び前記記録手段により行われる記録動作を変更する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記検出結果が前記第1の記録メディアである場合、前記操作手段によって半押し操作が行われている間、前記一時記憶手段に前記動画データを記憶させ、前記操作手段によって全押し操作が行われたときに、前記一時記憶手段に記憶されている動画データと、前記全押し操作されたタイミング以降の動画データとを前記記録メディアに記録し、前記検出結果が前記第2の記録メディアである場合、前記操作手段による半押し操作に応じた一時記憶は行わず、前記操作手段によって全押し操作が行われたときに、前記全押し操作されたタイミング以降の動画データを前記記録メディアに記録するよう制御することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0011】
図1に本発明の実施の形態における記録装置100の構成を示す。記録装置100は一例として、デジタルカメラやデジタルビデオカメラである。
【0012】
図1において101はレンズや撮像素子等から構成された、被写体を撮像して撮像信号を得る為の撮像系、102は撮像信号における輝度や色について画像処理するカメラ信号処理回路、103は画像処理された画像信号をJPEG、MPEG2やMPEG4等の所定の圧縮方式で圧縮符号化して記録に適した画像データに変換する画像圧縮回路、104は圧縮された画像データをバッファリングするSDRAM等で構成された画像メモリである。
【0013】
また、105は記録装置の各部の動作をコントロールするCPU、106は装着されたメモリカード110の情報を読み取り、種類や残量等を判定してCPU105に信号を伝達するメモリカード判定部、107はメモリカード110を装着可能な構成で、メモリカード110との通信を行うためのメモリカードインタフェース(IF)、108はユーザによるボタン操作を検出するトリガ検出部、109はユーザが操作する記録ボタンである。なお、記録ボタン109は複数パターンの指示入力を可能にする操作ボタンとして、複数の操作部材からなる構成であっても良いが、本実施の形態では一つの操作部材により「半押し(1段階)」、「全押し(2段階)」といった操作が可能な2段階スイッチの構成を例に説明する。
【0014】
110はメモリカードインタフェース107に対して着脱可能なメモリカードであり、装着可能なメモリカードの種類は、書き換え回数が実質的に無制限のメモリカード(以下、リライタブルメモリカードと称す)と、書き込み回数が1〜数回程度に制限されたワンタイムメモリカードである。
【0015】
さらに、111、112は装着されたメモリカード110の種類に応じて切り換え可能なスイッチである。
【0016】
なお、図1において、実線は画像信号(画像データ)の流れを示し、破線はその他の情報や制御信号等の流れを示している。
【0017】
図1の記録装置100において、撮影モードにおいて画像の記録を行うとき、ユーザが記録ボタン109を操作すると、トリガ検出部108がその操作状態を検出してCPU105にコマンド送信する。これを受けてCPU105は各部の動作制御を行い、撮像系101で被写体画像を撮像し、取り込まれた撮像信号をカメラ信号処理回路102で画像処理し、画像圧縮回路103で画像圧縮する。
【0018】
ところで、画像データを記録すべきメモリカード110の検出は常時行っている。メモリカードインタフェース107を介して接続されたメモリカード110の種類や残量等の各種情報をメモリカード判定部106は常時判定し、CPU105にメモリカードに関する情報として出力する。このとき、メモリカード110が接続されていないことをメモリカード判定部106が判定したときは、CPU105にメモリカード無しの情報を出力することによって、CPU105は記録不可の動作制御を行う。
【0019】
また、メモリカード判定部106が装着されたメモリカード110がワンタイムメモリカードであると判定したときは、CPU105は各部にワンタイムメモリカードに適した記録処理となるよう記録動作を制御する。同様に、装着されたメモリカード110がリライタブルメモリカードであると判定したときは、CPU105は各部にリライタブルメモリカードに適した記録処理となるよう記録動作を制御する。
【0020】
ここで、メモリカード110としてワンタイムメモリカードが装着されているときの記録動作を説明する。図2(a)、(b)、(c)は、ワンタイムメモリカードに画像データを記録するときの概念図である。
【0021】
図2(a)は画像を撮影中であるが記録を行っていない状態(プレビュ状態)における、記録ボタン109と画像メモリ104の状態を表している。このとき、記録ボタン109の操作は何もされておらず(通常状態)、画像メモリ104にも画像圧縮回路103で圧縮された画像データはバッファリングされず、ワンタイムメモリカードにも画像データは記録されない。
【0022】
図2(b)は図2(a)の状態からユーザが記録ボタン109を半押し状態まで操作した時の画像メモリ104の状態を表している。トリガ検出部108が記録ボタン109の半押しを検出すると、CPU105はスイッチ111を画像圧縮回路103と画像メモリ104が接続する様に切り換えることによって、画像圧縮回路103で圧縮された画像データを画像メモリ104にバッファリング開始する。このときはまだワンタイムメモリカードには画像データを記録しない。なお、記録ボタン109の半押し状態が解除されたならば図2(a)の状態に戻り、既にバッファリングされたデータは破棄(メモリのリセット)される。
【0023】
図2(c)は図2(b)の状態からユーザが記録ボタン109を全押し状態まで操作した時の画像メモリ104の状態を表している。トリガ検出部108が記録ボタン109の全押しを検出すると、CPU105はスイッチ112を画像メモリ104とメモリカードインタフェース107が接続する様に切り換えることによって、画像圧縮回路103で圧縮された画像データを画像メモリ104にバッファリングするのと平行して、画像メモリ104にバッファリングされた画像データをワンタイムメモリカードに記録開始する。動画の場合は記録停止ボタン(再度、記録ボタン109の全押し)が操作されるまで、画像メモリ104におけるバッファリングとワンタイムメモリカードへの記録を継続する。
【0024】
以上のように、装着されたメモリカード110がワンタイムメモリカードであった場合には、記録ボタン109の半押し、全押しをトリガ検出部108で検出し、検出された状態に応じて画像メモリ104とワンタイムメモリカードへのデータ記録動作を制御する。
【0025】
以上が、装着されたメモリカード110がワンタイムメモリカードであったときの記録動作の説明である。
【0026】
一方、装着されたメモリカード110がリライタブルメモリカードであった場合には、トリガ検出部108が記録ボタン109の全押しを検出すると、CPU105はスイッチ111とスイッチ112を画像圧縮回路103とメモリカードインタフェース107が接続する様に切り換えることによって、画像圧縮回路103で圧縮された画像データをリライタブルメモリカードに記録開始する構成となっている。すなわち、記録ボタン109が半押し状態のとき及び全押し状態のときに画像メモリ104へのバッファリングを行わないように制御する。
【0027】
以上が、装着されたメモリカード110がリライタブルメモリカードであったときの記録動作の説明である。
【0028】
図3はこれまで説明した記録装置100の記録動作をフロー図で表現したものであり、CPU105の動作フローチャートの一つである。
【0029】
撮影モード時において、メモリカード判定部106は装着されたメモリカード110がワンタイムメモリカードであるかを判断する(Step301)。Step301での判断結果がワンタイムメモリカードであるならば、トリガ検出部108で記録ボタン109の半押し操作の有無を判断する(Step302)。ここで半押し操作が行われたならば動画バッファリング開始の合図でありStep303へ移行するが、半押し操作が行われないならばそのまま継続して半押し操作を待つことになり、すなわちプレビュ状態で待機することになる。
【0030】
次に、Step302で記録ボタン109の半押し操作が行われたならば、撮像系101、カメラ信号処理回路102、画像圧縮回路103を介して生成された撮像中の画像の圧縮された画像データを、画像メモリ104にバッファリングする(Step303)。
【0031】
次にトリガ検出部108で記録ボタン109の全押し操作の有無を判断する(Step304)。ここで全押し操作が行われたならば動画記録開始の合図であり、Step305へ移行するが、全押し操作が行われないならばStep302へ戻り、記録ボタン109の半押し操作の有無の判断から繰り返す。このとき、Step302で半押し操作が行われていないならば、半押し状態は解除されたので、画像メモリ104に既にバッファリングされた画像データは破棄され、次に半押し操作された時に新規に画像データをバッファリングする。Step302で半押し操作が継続されているときは、Step303のバッファリングは継続する。
【0032】
次に、Step304で記録ボタン109の全押し操作が行われたならば、画像メモリ104での画像データのバッファリングを継続して行い(Step305)、さらに画像メモリ104にバッファリングされている画像データを先頭アドレスから読み出して、メモリカードインタフェース107を介してメモリカード110(ワンタイムメモリカード)に記録開始する(Step306)。
【0033】
その後、トリガ検出部108で記録ボタン109の全押し操作の有無を判断する(Step307)。ここで全押し操作が行われたならば動画記録終了の合図であり、Step308へ移行するが、全押し操作が行われないならばStep305へ戻り、画像メモリ104での画像データのバッファリングと、メモリカード110(ワンタイムメモリカード)への記録動作を継続する。
【0034】
最後に、画像メモリ104への画像データのバッファリングを停止し、画像メモリ104にバッファリングされた画像データの全てをメモリカード110(ワンタイムメモリカード)に記録終了すれば(Step308)、記録動作が終了し、本フローはリターンとなる。
【0035】
一方、Step301において、判断結果がワンタイムメモリカードでないならば、装着されたカードはリライタブルメモリカードであるので、Step309に移行する。
【0036】
次に、トリガ検出部108で記録ボタン109の全押し操作の有無を判断する(Step309)。ここで全押し操作が行われたならば動画記録開始の合図であり、Step310へ移行するが、全押し操作が行われないならばそのまま継続して全押し操作を待つことになり、すなわちプレビュ状態で待機することになる。
【0037】
次に、Step309で記録ボタン109の全押し操作が行われたならば、撮像系101、カメラ信号処理回路102、画像圧縮回路103を介して生成された撮像中の画像の圧縮された画像データを、メモリカードインタフェース107を介してメモリカード110(リライタブルメモリカード)に記録する(Step310)。
【0038】
その後、トリガ検出部108で記録ボタン109の全押し操作の有無を判断する(Step311)。ここで全押し操作が行われたならば動画記録終了の合図であり、記録動作が終了し、本フローはリターンとなるが、全押し操作が行われないならばStep310へ戻り、メモリカード110(リライタブルメモリカード)への記録動作を継続する。
【0039】
以上が、図3のフローチャートの説明である。
【0040】
次に、実施の形態1の変形例を図4、図5を用いて説明する。
【0041】
図4は本発明に係るワンタイムメモリカードへの動画記録時において、画像メモリ104の記録容量が無くなった場合の処理を説明するための図であって、図4(a)、(b)、(c)、(d)は、その記録動作の概念図である。
【0042】
まず、メモリカード110はワンタイムメモリカードであり、すでにメモリカード判定部106によって判定済みである。
【0043】
図4(a)は、図2(b)と同様に、ユーザが記録ボタン109を半押し状態まで操作した時の画像メモリ104の状態を表している。トリガ検出部108が記録ボタン109の半押しを検出すると、CPU105はスイッチ111を画像圧縮回路103と画像メモリ104が接続する様に切り換えることによって、画像圧縮回路103で圧縮された画像データを画像メモリ104にバッファリング開始する。このときはまだワンタイムメモリカードには画像データを記録しない。
【0044】
図4(b)は、図4(a)の半押し状態を所定時間継続して、画像メモリ104のメモリ容量が一杯になった時の状態を表している。
【0045】
図4(b)の半押し状態をさらに継続すると、画像メモリ104は図4(c)の状態になる。図4(c)は画像メモリ104に記憶された画像データのうち、時間軸上で先頭にあたる最も過去の画像データから逐次消去し、新たな画像データを上書き記憶している様子である。
【0046】
図4(d)は図4(c)の状態からユーザが記録ボタン109を全押し状態まで操作した時の画像メモリ104の状態を表している。トリガ検出部108が記録ボタン109の全押しを検出すると、CPU105はスイッチ112を画像メモリ104とメモリカードインタフェース107が接続する様に切り換えることによって、画像圧縮回路103で圧縮された画像データを画像メモリ104にバッファリングするのと平行して、画像メモリ104にバッファリングされた画像データをワンタイムメモリカードに記録開始する。このとき、全押し操作が行われた時点での、画像メモリ104にバッファリングしてある画像データのうち、時間軸上で先頭にあたる最も過去の画像データからワンタイムメモリカードへ記録していく。動画の場合は記録停止ボタン(再度、記録ボタン109の全押し)が操作されるまで、画像メモリ104におけるバッファリングとワンタイムメモリカードへの記録を継続する。
【0047】
以上のように、装着されたメモリカード110がワンタイムメモリカードであった場合には、記録ボタン109の半押し、全押しをトリガ検出部108で検出し、検出された状態に応じて、さらに画像メモリ104の記録容量とに応じて、画像メモリ104とワンタイムメモリカードへのデータ記録動作を制御する。
【0048】
図5は図4を用いて説明した記録装置100の記録動作をフロー図で表現したものであり、CPU105の動作フローチャートの一つである。
【0049】
なお、図5に示した撮影モードに関しては、装着されたメモリカード110がワンタイムメモリカードに限ったものであり、既にメモリカード判定部106によって判定済みであるものとする。
【0050】
撮影モード時において、トリガ検出部108で記録ボタン109の半押し操作の有無を判断する(Step500)。ここで半押し操作が行われたならば動画バッファリング開始の合図でありStep501へ移行するが、半押し操作が行われないならばそのまま継続して半押し操作を待つことになり、すなわちプレビュ状態で待機することになる。
【0051】
次に、Step500で記録ボタン109の半押し操作が行われたならば、撮像系101、カメラ信号処理回路102、画像圧縮回路103を介して生成された撮像中の画像の圧縮された画像データを、画像メモリ104にバッファリング開始する(Step501)。
【0052】
次に、画像メモリ104が一杯になった(記憶可能な残量が無い)かを判断する(Step502)。一杯になっていなければ、継続して画像メモリ104に画像データをバッファリングして(Step510)、Step504へ移行する。Step502で一杯になっているならば、画像メモリ104に既にバッファリングされている画像データのうち、時間軸上で先頭の画像データを消去しつつ新たな画像データを上書きすることで画像データのバッファリングを継続して(Step503)、Step504に移行する。
【0053】
次にトリガ検出部108で記録ボタン109の全押し操作の有無を判断する(Step504)。ここで全押し操作が行われたならば動画記録開始の合図であり、Step505へ移行するが、全押し操作が行われないならばStep500へ戻り、記録ボタン109の半押し操作の有無の判断から繰り返す。このとき、Step500で半押し操作が行われていないならば、半押し状態は解除されたので、画像メモリ104に既にバッファリングされた画像データは破棄され、次に半押し操作された時に新規に画像データをバッファリングする。Step500で半押し操作が継続されているときは、バッファリングを継続して、Step502以降のステップを繰り返す。
【0054】
次に、Step504で記録ボタン109の全押し操作が行われたならば、画像メモリ104にバッファリングされている画像データのうち時間軸上で先頭にあたる最も過去の画像データから、メモリカード110(ワンタイムメモリカード)へ記録開始する(Step505)。
【0055】
次に、画像メモリ104が一杯になったかを判断する(Step506)。一杯になっていなければ、継続して画像メモリ104に画像データをバッファリングして(Step511)、Step508へ移行する。Step506で一杯になっているならば、画像メモリ104にバッファリングされている画像データのうち、既にメモリカード110(ワンタイムメモリカード)に記録済の画像データを消去しつつ新たな画像データを上書きすることで画像データのバッファリングを継続して(Step507)、Step508に移行する。
【0056】
その後、トリガ検出部108で記録ボタン109の全押し操作の有無を判断する(Step508)。ここで全押し操作が行われたならば動画記録終了の合図であり、Step509へ移行するが、全押し操作が行われないならばメモリカード110(ワンタイムメモリカード)への記録動作とバッファリングを継続しつつ、Step506へ戻りStep506以降のステップを繰り返す。
【0057】
最後に、画像メモリ104への画像データのバッファリングを停止し、画像メモリ104にバッファリングされた画像データの全てをメモリカード110(ワンタイムメモリカード)に記録終了すれば(Step509)、記録動作が終了し、本フローはリターンとなる。
【0058】
また、図5のフローチャートの説明では、Step502、及びStep506において画像メモリ104が一杯と判断した場合に、過去の画像データに上書きしてバッファリングを継続したが、一杯になった時点で撮影を終了し画像メモリ104にバッファリングできた画像データまでをメモリカード110に書き込む構成も可能である。また、これらをユーザに選択させても良い。
【0059】
以上が、図5のフローチャートの説明である。
【0060】
なお、上述した本実施の形態の構成では、ワンタイムメモリカードのときは画像メモリ104を用い、リライタブルメモリカードのときは画像メモリ104を用いない構成であったが、例えばリライタブルメモリカードのときは画像メモリを用いて1段階のバッファリングを行い、ワンタイムメモリカードのときは一つ又は複数の画像メモリを用いて2段階以上のバッファリングを行うような構成も本発明の一部である。
【0061】
このように、本実施の形態によれば、装着されたメモリカードの種類に応じて記録動作を制御することによって、記録メディア毎に好適な使用環境をユーザに提供できる。さらにワンタイムメモリカードのような一回程度の記録のみ許された記録メディアを装着している際には、2段階の記録ボタンと画像メモリを関連付けて使用することによって、欲しい画像のみを確実にメモリカードに記録することができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、装着されたメモリカードの種類に応じて記録動作を制御することによって、記録メディア毎に好適な使用環境をユーザに提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における記録装置の構成を表すブロック図である。
【図2】(a)、(b)、(c)は、本発明の実施の形態における記録装置の記録動作を説明するための概念図である。
【図3】本発明の実施の形態における画像記録時の動作を説明するフローチャートである。
【図4】(a)、(b)、(c)、(d)は、本実施の形態の変形例における記録装置の記録動作を説明するための概念図である。
【図5】本実施の形態の変形例における画像記録時の動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
100 記録装置
101 撮像系
102 カメラ信号処理回路
103 画像圧縮回路
104 画像メモリ
105 CPU
106 メモリカード判定部
107 メモリカードインタフェース(IF)
108 トリガ検出部
109 記録ボタン
110 メモリカード
111 スイッチ
112 スイッチ
Claims (5)
- 動画データを記録メディアに記録する記録装置において、
前記記録メディアとして、書き込み可能な回数が1回又は数回に制限される第1の記録メディアと、書き込み可能な回数が実質的に無制限の第2の記録メディアとを選択的に装着可能なインタフェース手段と、
前記インタフェース手段に装着された記録メディアの種類を検出する検出手段と、
半押し、及び、全押しによる操作が可能な2段階スイッチで構成される操作手段と、
記録時に前記動画データを一時記憶可能な一時記憶手段と、
前記インタフェース手段に装着された記録メディアに前記動画データを記録する記録手段と、
前記検出手段の検出結果に応じて、前記操作手段によって記録動作に関わる指示が入力されたときに前記一時記憶手段及び前記記録手段により行われる記録動作を変更する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記検出結果が前記第1の記録メディアである場合、前記操作手段によって半押し操作が行われている間、前記一時記憶手段に前記動画データを記憶させ、前記操作手段によって全押し操作が行われたときに、前記一時記憶手段に記憶されている動画データと、前記全押し操作されたタイミング以降の動画データとを前記記録メディアに記録し、前記検出結果が前記第2の記録メディアである場合、前記操作手段による半押し操作に応じた一時記憶は行わず、前記操作手段によって全押し操作が行われたときに、前記全押し操作されたタイミング以降の動画データを前記記録メディアに記録するよう制御することを特徴とする記録装置。 - 請求項1において、前記検出結果が前記第1の記録メディアである場合、前記制御手段は、前記操作手段によって半押し操作されてから全押し操作されるまでの間に、前記半押し操作が解除されたならば、前記一時記憶手段に記憶した動画データを破棄するよう制御することを特徴とする記録装置。
- 請求項1において、前記検出結果が前記第2の記録メディアである場合、前記制御手段は、前記操作手段による半押し操作及び全押し操作が行われたときの前記一時記憶手段への記憶を禁止するよう制御することを特徴とする記録装置。
- 請求項1又は2において、前記検出結果が前記第1の記録メディアである場合、前記制御手段は、前記操作手段によって半押し操作されている間に前記一時記憶手段が一杯になったときは、前記一時記憶手段に記憶された動画データのうち時間軸上で先頭の動画データから消去しつつ、新たな動画データを記憶するよう制御することを特徴とする記録装置。
- 請求項1又は2において、前記検出結果が前記第1の記録メディアである場合、前記制御手段は、前記操作手段によって半押し操作されている間に前記一時記憶手段が一杯になったときは、前記一時記憶手段に記憶された動画データを前記記録メディアに記録するよう制御することを特徴とする記録装置。
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