JPH0426722B2 - - Google Patents
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- JPH0426722B2 JPH0426722B2 JP11879386A JP11879386A JPH0426722B2 JP H0426722 B2 JPH0426722 B2 JP H0426722B2 JP 11879386 A JP11879386 A JP 11879386A JP 11879386 A JP11879386 A JP 11879386A JP H0426722 B2 JPH0426722 B2 JP H0426722B2
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- valve
- pressure
- valve body
- secondary side
- water
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 87
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 28
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 4
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Fluid Pressure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、減圧弁の圧力切換装置に関するもの
である。
である。
従来の技術
従来、給水を行なう管路の途中にこの管路を供
給側である一次側と受給側である二次側とに仕切
る開閉自在な弁を設け、二次側の水圧を検出して
その検出値に基づいて弁を開閉させ、一次側から
二次側への給水量の調節を行なうことにより二次
側の水圧を所定の水圧に保つ減圧弁がある。さら
に、このような減圧弁のなかには、弁が開閉する
際の二次側の水圧を自動的に切換える切換装置を
備えたものがある。すなわち、水の需要の少ない
夜間等においては二次側の水圧を低く維持して二
次側における水洩れ量を低減しうるようにし、水
の需要の多い昼間等においては二次側の水圧を高
く維持して充分な給水を行なうようにしたもので
ある。
給側である一次側と受給側である二次側とに仕切
る開閉自在な弁を設け、二次側の水圧を検出して
その検出値に基づいて弁を開閉させ、一次側から
二次側への給水量の調節を行なうことにより二次
側の水圧を所定の水圧に保つ減圧弁がある。さら
に、このような減圧弁のなかには、弁が開閉する
際の二次側の水圧を自動的に切換える切換装置を
備えたものがある。すなわち、水の需要の少ない
夜間等においては二次側の水圧を低く維持して二
次側における水洩れ量を低減しうるようにし、水
の需要の多い昼間等においては二次側の水圧を高
く維持して充分な給水を行なうようにしたもので
ある。
そして、このような減圧弁の圧力切換装置の代
表的なものとしては特公昭59−29887号公報に記
載されたものがある。
表的なものとしては特公昭59−29887号公報に記
載されたものがある。
発明が解決しようとする問題点
特公昭59−29887号公報に記載された圧力切換
装置においては、流量の変化が直線的である場合
には低圧パイロツト装置と高圧パイロツト装置と
の切換えが円滑に行なわれ、二次側の水圧は低圧
状態又は高圧状態に維持される。しかし、二次側
の流量は常に変化しており、この流量の変化に伴
い変化しようとする二次側の水圧を一定に維持す
るため減圧弁の弁体は常に上下に微動している。
そして、低圧パイロツト装置と高圧パイロツト装
置とを切換える弁棒と弁体とが一体的に連結され
ているため、低圧パイロツト装置と高圧パイロツ
ト装置との切換点付近においては、弁体の上下方
向への微動に伴い切換え用の弁の開閉が操返し行
なわれ、二次側の水圧は低圧パイロツト装置が働
いて高圧状態となつたり高圧パイロツト装置が働
いて高圧状態となつたりして安定せず、実用上好
ましくないという欠点がある。また、このように
弁が繰返し作動することにより弁に用いられてい
るシール部材等の寿命が短くなる等の欠点があ
る。
装置においては、流量の変化が直線的である場合
には低圧パイロツト装置と高圧パイロツト装置と
の切換えが円滑に行なわれ、二次側の水圧は低圧
状態又は高圧状態に維持される。しかし、二次側
の流量は常に変化しており、この流量の変化に伴
い変化しようとする二次側の水圧を一定に維持す
るため減圧弁の弁体は常に上下に微動している。
そして、低圧パイロツト装置と高圧パイロツト装
置とを切換える弁棒と弁体とが一体的に連結され
ているため、低圧パイロツト装置と高圧パイロツ
ト装置との切換点付近においては、弁体の上下方
向への微動に伴い切換え用の弁の開閉が操返し行
なわれ、二次側の水圧は低圧パイロツト装置が働
いて高圧状態となつたり高圧パイロツト装置が働
いて高圧状態となつたりして安定せず、実用上好
ましくないという欠点がある。また、このように
弁が繰返し作動することにより弁に用いられてい
るシール部材等の寿命が短くなる等の欠点があ
る。
本発明は、このような点に鑑みなされたもの
で、低圧パイロツト装置と高圧パイロツト装置と
の切換点付近において、弁体の上下方向への微動
による切換装置の敏感な切換わりを防止し、装置
の寿命を伸ばすことができるようにした減圧弁の
圧力切換装置を得ることを目的とする。
で、低圧パイロツト装置と高圧パイロツト装置と
の切換点付近において、弁体の上下方向への微動
による切換装置の敏感な切換わりを防止し、装置
の寿命を伸ばすことができるようにした減圧弁の
圧力切換装置を得ることを目的とする。
問題点を解決するための手段
シリンダ6内に摺動自在に保持されるとともに
閉弁方向に作用する水圧を受ける受圧面積が開弁
方向に作用する水圧を受ける受圧面積より広く設
定された弁体7を有する差圧式減圧弁1を設け、
前記弁体7を閉弁方向に摺動させる向きの水圧が
作用する前記シリンダ6のシリンダ室11と前記
差圧式減圧弁1の二次側とを連通する第一の連通
管48aと第二の連通管41aとを設け、前記二
次側の水圧が所定の設定水圧からわずかに変動し
た場合に開度が弁同する低圧弁25aを備えた低
圧パイロツト装置15を前記第二の連通管41a
の途中に設け、前記二次側の水圧が所定の設定水
圧からわずかに変動した場合に開度が変動する高
圧弁25を備えた高圧パイロツト装置14と切換
弁57を備えた切換装置45とを前記第一の連通
管48aの途中に設け、前記弁体7とともに摺動
して前記切換弁57を開閉させる弁棒58を前記
弁体7に連結し、前記弁体7と前記弁棒58との
連結部58a,58bに前記弁体7の摺動方向に
そつた所定寸法の隙間を設けた。
閉弁方向に作用する水圧を受ける受圧面積が開弁
方向に作用する水圧を受ける受圧面積より広く設
定された弁体7を有する差圧式減圧弁1を設け、
前記弁体7を閉弁方向に摺動させる向きの水圧が
作用する前記シリンダ6のシリンダ室11と前記
差圧式減圧弁1の二次側とを連通する第一の連通
管48aと第二の連通管41aとを設け、前記二
次側の水圧が所定の設定水圧からわずかに変動し
た場合に開度が弁同する低圧弁25aを備えた低
圧パイロツト装置15を前記第二の連通管41a
の途中に設け、前記二次側の水圧が所定の設定水
圧からわずかに変動した場合に開度が変動する高
圧弁25を備えた高圧パイロツト装置14と切換
弁57を備えた切換装置45とを前記第一の連通
管48aの途中に設け、前記弁体7とともに摺動
して前記切換弁57を開閉させる弁棒58を前記
弁体7に連結し、前記弁体7と前記弁棒58との
連結部58a,58bに前記弁体7の摺動方向に
そつた所定寸法の隙間を設けた。
作 用
二次側の水圧は低圧パイロツト装置15の制御
による低圧状態、又は高圧パイロツト装置14の
制御による高圧状態に維持される。二次側水圧の
低圧状態又は高圧状態の維持は、二次側水圧が所
定の設定水圧よりわずかに変動するとそれに連動
して低圧弁25a又は高圧弁25の開度が変動
し、さらに、これに伴つて差圧式減圧弁1の弁体
7の開度が変動して二次側への給水蝋が増減する
ことにより行なわれる。低圧状態と高圧状態との
切換えは切換装置45の切換弁57の開閉により
行なわれ、切換弁57の閉弁時には二次側水圧が
低圧状態となり、開弁時には高圧状態となる。切
換弁57の開閉は、弁体7の開度変動に連動する
弁棒58の摺動により行なわれるが、弁体7と弁
棒58との連結部58a,58bに弁体7の摺動
方向にそつた所定寸法の隙間が設けられており、
弁体7が所定寸法以上摺動した後に弁棒58が摺
動される。このため、弁体7のわずかな開度変動
に伴う切換弁57の敏感な開閉が防止され、二次
側の水圧は低圧パイロツト装置15の制御による
低圧状態又は高圧パイロツト装置14の制御によ
る高圧状態に安定して切換えられる。
による低圧状態、又は高圧パイロツト装置14の
制御による高圧状態に維持される。二次側水圧の
低圧状態又は高圧状態の維持は、二次側水圧が所
定の設定水圧よりわずかに変動するとそれに連動
して低圧弁25a又は高圧弁25の開度が変動
し、さらに、これに伴つて差圧式減圧弁1の弁体
7の開度が変動して二次側への給水蝋が増減する
ことにより行なわれる。低圧状態と高圧状態との
切換えは切換装置45の切換弁57の開閉により
行なわれ、切換弁57の閉弁時には二次側水圧が
低圧状態となり、開弁時には高圧状態となる。切
換弁57の開閉は、弁体7の開度変動に連動する
弁棒58の摺動により行なわれるが、弁体7と弁
棒58との連結部58a,58bに弁体7の摺動
方向にそつた所定寸法の隙間が設けられており、
弁体7が所定寸法以上摺動した後に弁棒58が摺
動される。このため、弁体7のわずかな開度変動
に伴う切換弁57の敏感な開閉が防止され、二次
側の水圧は低圧パイロツト装置15の制御による
低圧状態又は高圧パイロツト装置14の制御によ
る高圧状態に安定して切換えられる。
実施例
本発明の一実施例を第1図ないし第4図に基づ
いて説明する。水が流れる管路(図示せず)の途
中に差圧式減圧弁1が設けられており、その弁箱
2には一次側の開口3と二次側の開口4と弁座5
とこの弁座5の上方に位置するシリンダ6とが形
成され、このシリンダ6には下部の径より上部の
径が大きい弁体7が上下方向摺動自在に設けられ
ている。また、前記弁箱2には前記弁体7の中心
に形成された噴口8に挿入される先細のニードル
9が立設されている。なお、前記弁体7内の中空
部10は前記噴口8により一次側の開口3に連通
されており、さらに、中空部10とシリンダ6内
部のシリンダ室11とは前記弁体7に形成された
通孔12により連通されている。
いて説明する。水が流れる管路(図示せず)の途
中に差圧式減圧弁1が設けられており、その弁箱
2には一次側の開口3と二次側の開口4と弁座5
とこの弁座5の上方に位置するシリンダ6とが形
成され、このシリンダ6には下部の径より上部の
径が大きい弁体7が上下方向摺動自在に設けられ
ている。また、前記弁箱2には前記弁体7の中心
に形成された噴口8に挿入される先細のニードル
9が立設されている。なお、前記弁体7内の中空
部10は前記噴口8により一次側の開口3に連通
されており、さらに、中空部10とシリンダ6内
部のシリンダ室11とは前記弁体7に形成された
通孔12により連通されている。
つぎに、前記弁箱2の蓋13には高圧パイロツ
ト装置14と低圧パイロツト装置15とが固定さ
れている。高圧パイロツト装置14の弁箱16に
はパイプ17の一端が接続される連通口18と、
パイプ19の一端が接続される連通口20と、そ
れらの連通口18,20の間を連通する弁座21
及び受圧室22が形成されている。また、この弁
箱16には上端がばね受け23に接合する圧力設
定ばね24と高圧弁である弁体25とが収納され
ている。前記弁箱16の上端部には調整ボルト2
6が取り付けられ、調整ボルト26の下端部は前
記ばね受け23に当接されている。前記弁体25
は弁棒27に受圧金具28を装着し、この受圧金
具28にベラフラム29とカラー30とベロフラ
ム31とばね受け32とを積層状態で挿入固定し
たものである。これらのベロフラム29,31の
外周部は、それぞれ前記弁箱16を構成する胴輪
33と下蓋34及び上蓋35との間に挾持されて
いる。そして、弁箱16に検出体36が取付けら
れている。この検出体36は、前記ベロフラム2
9,31の間に連通された筒体37と、この筒体
37の内圧の増加により上昇する検出棒38と、
前記筒体37の上部に嵌合されてその検出棒38
を囲繞する透明管39とよりなる。
ト装置14と低圧パイロツト装置15とが固定さ
れている。高圧パイロツト装置14の弁箱16に
はパイプ17の一端が接続される連通口18と、
パイプ19の一端が接続される連通口20と、そ
れらの連通口18,20の間を連通する弁座21
及び受圧室22が形成されている。また、この弁
箱16には上端がばね受け23に接合する圧力設
定ばね24と高圧弁である弁体25とが収納され
ている。前記弁箱16の上端部には調整ボルト2
6が取り付けられ、調整ボルト26の下端部は前
記ばね受け23に当接されている。前記弁体25
は弁棒27に受圧金具28を装着し、この受圧金
具28にベラフラム29とカラー30とベロフラ
ム31とばね受け32とを積層状態で挿入固定し
たものである。これらのベロフラム29,31の
外周部は、それぞれ前記弁箱16を構成する胴輪
33と下蓋34及び上蓋35との間に挾持されて
いる。そして、弁箱16に検出体36が取付けら
れている。この検出体36は、前記ベロフラム2
9,31の間に連通された筒体37と、この筒体
37の内圧の増加により上昇する検出棒38と、
前記筒体37の上部に嵌合されてその検出棒38
を囲繞する透明管39とよりなる。
また、前記低圧パイロツト装置15は前記高圧
パイロツト装置14と同一構造であり、連通口1
8にはパイプ40の一端が接続され、連通口20
にはパイプ41の一端が接続されている。そし
て、これらのパイプ40,41及び前記パイプ1
7の一部によりシリンダ室11と差圧式減圧弁1
の二次側とを連通する第二の連通管41aが構成
されている。なお、弁箱16内には低圧弁である
弁体25aが収納されている。
パイロツト装置14と同一構造であり、連通口1
8にはパイプ40の一端が接続され、連通口20
にはパイプ41の一端が接続されている。そし
て、これらのパイプ40,41及び前記パイプ1
7の一部によりシリンダ室11と差圧式減圧弁1
の二次側とを連通する第二の連通管41aが構成
されている。なお、弁箱16内には低圧弁である
弁体25aが収納されている。
つぎに、前記蓋13の中央部には基部ケース4
2と表示ケース43と弁ケース44とからなる切
換装置45が設けられている。基部ケース42に
は前記シリンダ6内と連通する受圧室46が形成
されており、さらに、基部ケース42には前記受
圧室46に連通する前記パイプ41の他端が接続
される第一の連通口47と、受圧室46に連通す
るパイプ48の一端が接続される第二の連通口4
9が形成されている。そして、このパイプ48及
び前記パイプ19,17によりシリンダ室11と
差圧式減圧弁1の二次側とを連通する第一の連通
管48aが構成されている。前記弁ケース44内
には内筒50が収納されており、弁ケース44と
内筒50との間にはリング状に第一の通路51と
第二の通路52とが形成されている。前記弁ケー
ス44には前記受圧室46と前記通路51とを連
通する前記パイプ48の他端が接続される連通口
53が形成され、さらに、内筒50内の中空部5
4と前記通路51とを連通する通孔55が前記内
筒50に形成されている。また、前記弁ケース4
4には前記通路52と前記高圧パイロツト装置1
4の受圧室22とを連通する前記パイプ19の他
端が接続される連通口56が形成されている。前
記中空部54内にはこの中空部54と前記通路5
2とを仕切る球状の切換弁57が収納されてい
る。
2と表示ケース43と弁ケース44とからなる切
換装置45が設けられている。基部ケース42に
は前記シリンダ6内と連通する受圧室46が形成
されており、さらに、基部ケース42には前記受
圧室46に連通する前記パイプ41の他端が接続
される第一の連通口47と、受圧室46に連通す
るパイプ48の一端が接続される第二の連通口4
9が形成されている。そして、このパイプ48及
び前記パイプ19,17によりシリンダ室11と
差圧式減圧弁1の二次側とを連通する第一の連通
管48aが構成されている。前記弁ケース44内
には内筒50が収納されており、弁ケース44と
内筒50との間にはリング状に第一の通路51と
第二の通路52とが形成されている。前記弁ケー
ス44には前記受圧室46と前記通路51とを連
通する前記パイプ48の他端が接続される連通口
53が形成され、さらに、内筒50内の中空部5
4と前記通路51とを連通する通孔55が前記内
筒50に形成されている。また、前記弁ケース4
4には前記通路52と前記高圧パイロツト装置1
4の受圧室22とを連通する前記パイプ19の他
端が接続される連通口56が形成されている。前
記中空部54内にはこの中空部54と前記通路5
2とを仕切る球状の切換弁57が収納されてい
る。
つぎに、前記基部ケース42と表示ケース43
と弁ケース44とを貫通する弁棒58が設けられ
ている。弁棒58の先端部は前記切換弁57に対
向しており、弁棒58の下端部は前記弁体7に連
結されている。この弁棒58と弁体7との連結部
においては、弁棒58に取付けられた連結部を構
成する上部ナツト58aと下部ナツト58bとの
間隔から弁棒58が貫通する弁体7の板厚を差し
引いた所定寸法αの隙間が設けられている。な
お、前記表示ケース43の中空部59内に前記弁
棒58に連結されて弁棒58とともに一体的に上
下動し、弁棒58の動きを表示する表示体60が
設けられている。
と弁ケース44とを貫通する弁棒58が設けられ
ている。弁棒58の先端部は前記切換弁57に対
向しており、弁棒58の下端部は前記弁体7に連
結されている。この弁棒58と弁体7との連結部
においては、弁棒58に取付けられた連結部を構
成する上部ナツト58aと下部ナツト58bとの
間隔から弁棒58が貫通する弁体7の板厚を差し
引いた所定寸法αの隙間が設けられている。な
お、前記表示ケース43の中空部59内に前記弁
棒58に連結されて弁棒58とともに一体的に上
下動し、弁棒58の動きを表示する表示体60が
設けられている。
つぎに、前記パイプ17の他端は前記差圧式減
圧弁1の二次側の開口4に接続されている。ま
た、前記パイプ40は前記パイプ17の途中に接
続されている。
圧弁1の二次側の開口4に接続されている。ま
た、前記パイプ40は前記パイプ17の途中に接
続されている。
このような構成において、たとえば高圧パイロ
ツト装置14の圧力設定ばね24の力を水圧3
Kg/cm2に対向する力に定め、低圧パイロツト装置
15の圧力設定ばね24の力を水圧1Kg/cm2に対
向する力に定める。これらの調節は、調節ボルト
26を回して圧力設定ばね24のセツト高さを変
えることにより行なわれる。ここで、二次側の水
圧は、パイプ17を介して高圧パイロツト装置1
4の受圧室22に作用するとともに、パイプ1
7,40を介して低圧パイロツト装置15の受圧
室22に作用する。いま、二次側の水圧が3Kg/
cm2であるときは、低圧パイロツト装置15の弁体
25aが閉じ、高圧パイロツト装置14の弁体2
5は3Kg/cm2を保つ流量を流すために必要な開度
を弁体7に保持させるに必要な開度で開いてい
る。なお、このとき弁体7は第4図に示すように
切換えのための所定寸法以上上方に移動してお
り、切換弁57は弁棒58により押し上げられて
開弁されている。
ツト装置14の圧力設定ばね24の力を水圧3
Kg/cm2に対向する力に定め、低圧パイロツト装置
15の圧力設定ばね24の力を水圧1Kg/cm2に対
向する力に定める。これらの調節は、調節ボルト
26を回して圧力設定ばね24のセツト高さを変
えることにより行なわれる。ここで、二次側の水
圧は、パイプ17を介して高圧パイロツト装置1
4の受圧室22に作用するとともに、パイプ1
7,40を介して低圧パイロツト装置15の受圧
室22に作用する。いま、二次側の水圧が3Kg/
cm2であるときは、低圧パイロツト装置15の弁体
25aが閉じ、高圧パイロツト装置14の弁体2
5は3Kg/cm2を保つ流量を流すために必要な開度
を弁体7に保持させるに必要な開度で開いてい
る。なお、このとき弁体7は第4図に示すように
切換えのための所定寸法以上上方に移動してお
り、切換弁57は弁棒58により押し上げられて
開弁されている。
水の使用量の変化により二次側の水圧が3Kg/
cm2未満に低下したとすると、高圧パイロツト装置
14の弁体25は圧力設定ばね24の付勢力によ
り二次側水圧の低下量に対応する量だけ押し下げ
られてより大きく開弁する。これによつて、シリ
ンダ室11の圧力水を二次側により多く流出させ
てシリンダ室11の水圧を低下させ、弁体7を弁
体25の開弁量に対応した量だけさらに開弁させ
て一次側開口3から二次側開口4への流量を増加
させ、二次側の水圧を所定の高圧状態3Kg/cm2に
保持する。このとき、低圧パイロツト装置15の
弁体25aは依然として閉弁状態に維持されてい
る。
cm2未満に低下したとすると、高圧パイロツト装置
14の弁体25は圧力設定ばね24の付勢力によ
り二次側水圧の低下量に対応する量だけ押し下げ
られてより大きく開弁する。これによつて、シリ
ンダ室11の圧力水を二次側により多く流出させ
てシリンダ室11の水圧を低下させ、弁体7を弁
体25の開弁量に対応した量だけさらに開弁させ
て一次側開口3から二次側開口4への流量を増加
させ、二次側の水圧を所定の高圧状態3Kg/cm2に
保持する。このとき、低圧パイロツト装置15の
弁体25aは依然として閉弁状態に維持されてい
る。
二次側の水圧が3Kg/cm2よりわずかに上昇する
と、高圧パイロツト装置14の弁体25は閉弁方
向に動いてその開度を二次側水圧に対応する量に
縮めるため、シリンダ室11の水圧の逃げ場が少
なくなつてシリンダ室11の水圧が上昇し、弁体
7が弁体25の開度に対応して下降し、開口3か
ら開口4への流量を少なくすることによつて二次
側水圧を3Kg/cm2に保つ。流量が次第に減少して
くると、上記手順を繰返して弁体7の開度が次第
に小さくなる。所定の流量とこれにみあつた弁体
7の開度に達したとき、切換弁57が高圧パイロ
ツト装置14への流路を遮断するので、シリンダ
室11の水圧は第二の連通管41aを経て低圧パ
イロツト装置15だけへ連通することになり、そ
の後は高圧パイロツト装置の機能と同様に低圧パ
イロツト装置15が機能し、二次側の水圧は1
Kg/cm2の低圧状態に保たれる。
と、高圧パイロツト装置14の弁体25は閉弁方
向に動いてその開度を二次側水圧に対応する量に
縮めるため、シリンダ室11の水圧の逃げ場が少
なくなつてシリンダ室11の水圧が上昇し、弁体
7が弁体25の開度に対応して下降し、開口3か
ら開口4への流量を少なくすることによつて二次
側水圧を3Kg/cm2に保つ。流量が次第に減少して
くると、上記手順を繰返して弁体7の開度が次第
に小さくなる。所定の流量とこれにみあつた弁体
7の開度に達したとき、切換弁57が高圧パイロ
ツト装置14への流路を遮断するので、シリンダ
室11の水圧は第二の連通管41aを経て低圧パ
イロツト装置15だけへ連通することになり、そ
の後は高圧パイロツト装置の機能と同様に低圧パ
イロツト装置15が機能し、二次側の水圧は1
Kg/cm2の低圧状態に保たれる。
ここで、流量が少なくなつて二次側の水圧が1
Kg/cm2の低圧状態に切り換つた後は、高圧パイロ
ツト装置14の弁体25及び低圧パイロツト装置
15の弁体25aが開弁していても、切換弁57
が高圧パイロツト装置14への通路を遮断してい
るので低圧パイロツト装置15のみの制御を受け
る。この二次側水圧の低圧状態時において、水の
需要が多い場合は二次側の水圧が微小に低下し、
弁体25aが押し下げられて弁体25aの開度が
さらに大きくなる。このため、シリンダ室11か
ら第一の連通管41aを経て開口4側に逃げる水
の量が増加し、この逃げる水に相当する水量を噴
口8を介してシリンダ室11に供給すべく弁体7
が上昇する。そして、弁体7の上昇に伴い弁体7
の開度が大きくなり、二次側への給水量が増加す
る。したがつて、水の需要の増加により二次側の
水圧が微小に低下すればそれに応じて給水量が増
大し、二次側の水圧は1Kg/cm2の低圧状態に保た
れる。そして、二次側への給水量の増加とともに
弁体7が弁体7と弁棒58との連結部における隙
間寸法α以上に上昇すると、弁体7とともに弁棒
58も一体的に上昇し、弁棒58の上昇により切
換弁57が開弁される。切換弁57が開弁すると
シリンダ室11の水圧は、上述したようにパイプ
41、低圧パイロツト装置15の連通口20,1
8及びパイプ40,17を経て二次側に逃げると
ともに、連通口49、パイプ48、連通口53、
通路51、通孔55、中空部54、通路52、連
通口56、パイプ19、高圧パイロツト装置14
の連通口20,18及びパイプ17を経て二次側
に逃げる。これにより、二次側の水圧は再び高圧
パイロツト装置14の制御を受けることとなり、
二次側の水圧は上述したように3Kg/cm2の高圧状
態に維持される。このとき、低圧パイロツト装置
15の弁体25aは自動的に閉じる。
Kg/cm2の低圧状態に切り換つた後は、高圧パイロ
ツト装置14の弁体25及び低圧パイロツト装置
15の弁体25aが開弁していても、切換弁57
が高圧パイロツト装置14への通路を遮断してい
るので低圧パイロツト装置15のみの制御を受け
る。この二次側水圧の低圧状態時において、水の
需要が多い場合は二次側の水圧が微小に低下し、
弁体25aが押し下げられて弁体25aの開度が
さらに大きくなる。このため、シリンダ室11か
ら第一の連通管41aを経て開口4側に逃げる水
の量が増加し、この逃げる水に相当する水量を噴
口8を介してシリンダ室11に供給すべく弁体7
が上昇する。そして、弁体7の上昇に伴い弁体7
の開度が大きくなり、二次側への給水量が増加す
る。したがつて、水の需要の増加により二次側の
水圧が微小に低下すればそれに応じて給水量が増
大し、二次側の水圧は1Kg/cm2の低圧状態に保た
れる。そして、二次側への給水量の増加とともに
弁体7が弁体7と弁棒58との連結部における隙
間寸法α以上に上昇すると、弁体7とともに弁棒
58も一体的に上昇し、弁棒58の上昇により切
換弁57が開弁される。切換弁57が開弁すると
シリンダ室11の水圧は、上述したようにパイプ
41、低圧パイロツト装置15の連通口20,1
8及びパイプ40,17を経て二次側に逃げると
ともに、連通口49、パイプ48、連通口53、
通路51、通孔55、中空部54、通路52、連
通口56、パイプ19、高圧パイロツト装置14
の連通口20,18及びパイプ17を経て二次側
に逃げる。これにより、二次側の水圧は再び高圧
パイロツト装置14の制御を受けることとなり、
二次側の水圧は上述したように3Kg/cm2の高圧状
態に維持される。このとき、低圧パイロツト装置
15の弁体25aは自動的に閉じる。
つぎに、二次側水圧の低圧状態時において水の
需要が少ない場合は、二次側への給水量は少な
く、弁体7の開度は小さい。そして、弁体7の上
昇寸法が弁体7と弁棒58との連結部における隙
間寸法αに達しないために弁棒58は上昇され
ず、切換弁57は開弁されない。このため、一次
側から二次側へは少量の給水が行なわれるととも
に二次側の水圧が1Kg/cm2の低圧状態に維持され
る。
需要が少ない場合は、二次側への給水量は少な
く、弁体7の開度は小さい。そして、弁体7の上
昇寸法が弁体7と弁棒58との連結部における隙
間寸法αに達しないために弁棒58は上昇され
ず、切換弁57は開弁されない。このため、一次
側から二次側へは少量の給水が行なわれるととも
に二次側の水圧が1Kg/cm2の低圧状態に維持され
る。
したがつて、昼間のように水の需要が多い場合
は高圧パイロツト装置14の制御により二次側の
水圧が高圧状態に維持されるとともに大量の給水
が行なわれ、また、夜間のように水の需要が少な
い場合は低圧パイロツト装置15の制御により二
次側の水圧が低圧状態に維持されるとともに少量
の給水が行なわれる。このため、需要の少ない夜
間等において二次側に高い水圧が作用することが
防止され、よつて、二次側における水洩れが低減
され、二次側の管路等の寿命が延長される。
は高圧パイロツト装置14の制御により二次側の
水圧が高圧状態に維持されるとともに大量の給水
が行なわれ、また、夜間のように水の需要が少な
い場合は低圧パイロツト装置15の制御により二
次側の水圧が低圧状態に維持されるとともに少量
の給水が行なわれる。このため、需要の少ない夜
間等において二次側に高い水圧が作用することが
防止され、よつて、二次側における水洩れが低減
され、二次側の管路等の寿命が延長される。
さらに、弁体7と弁棒58との連結部に所定寸
法αの隙間が設けられているため、弁体7がわず
かに上下動した際に直ちに切換弁57が開閉され
るということがなく、二次側の水圧は低圧状態又
は高圧状態に安定して維持される。また、切換弁
57にはシリンダ室11の水圧が常に閉弁方向に
作用しており、弁体7と弁棒58との連結部に所
定寸法αの隙間を設けたこととあいまつて切換弁
57の不本意な開閉が防止される。
法αの隙間が設けられているため、弁体7がわず
かに上下動した際に直ちに切換弁57が開閉され
るということがなく、二次側の水圧は低圧状態又
は高圧状態に安定して維持される。また、切換弁
57にはシリンダ室11の水圧が常に閉弁方向に
作用しており、弁体7と弁棒58との連結部に所
定寸法αの隙間を設けたこととあいまつて切換弁
57の不本意な開閉が防止される。
発明の効果
本発明は、上述のように切換装置の切換弁を開
閉させる弁棒と摺動体との連結部に所定寸法の隙
間を設けたことにより、二次側水圧のわずかな変
化による切換弁の不本意な切換えを防止すること
ができ、これによつて二次側の水圧を低圧状態又
は高圧状態に安定させることができ、特に、水の
需要の少ない夜間等において切換装置が不本意に
作動することによる二次側水圧の高圧状態への切
換わりを防止することができ、これによつて水洩
れを低減することができ、管路等の寿命の延長を
図ることができる等の効果を有する。
閉させる弁棒と摺動体との連結部に所定寸法の隙
間を設けたことにより、二次側水圧のわずかな変
化による切換弁の不本意な切換えを防止すること
ができ、これによつて二次側の水圧を低圧状態又
は高圧状態に安定させることができ、特に、水の
需要の少ない夜間等において切換装置が不本意に
作動することによる二次側水圧の高圧状態への切
換わりを防止することができ、これによつて水洩
れを低減することができ、管路等の寿命の延長を
図ることができる等の効果を有する。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
は縦断正面図、第2図は高圧パイロツト装置を拡
大して示す縦断側面図、第3図は低圧パイロツト
装置による制御状態を簡略化して示す縦断正面
図、第4図は高圧パイロツト装置による制御状態
を簡略化して示す縦断正面図である。 1……差圧式減圧弁、6……シリンダ、7……
弁体、11……シリンダ室、14……高圧パイロ
ツト装置、15……低圧パイロツト装置、25…
…弁体(高圧弁)、25a……弁体(低圧弁)、4
1a……第二の連通管、45……切換装置、48
a……第一の連通管、57……切換弁、58……
弁棒。
は縦断正面図、第2図は高圧パイロツト装置を拡
大して示す縦断側面図、第3図は低圧パイロツト
装置による制御状態を簡略化して示す縦断正面
図、第4図は高圧パイロツト装置による制御状態
を簡略化して示す縦断正面図である。 1……差圧式減圧弁、6……シリンダ、7……
弁体、11……シリンダ室、14……高圧パイロ
ツト装置、15……低圧パイロツト装置、25…
…弁体(高圧弁)、25a……弁体(低圧弁)、4
1a……第二の連通管、45……切換装置、48
a……第一の連通管、57……切換弁、58……
弁棒。
Claims (1)
- 1 シリンダ6内に摺動自在に保持されるととも
に閉弁方向に作用する水圧を受ける受圧面積が開
弁方向に作用する水圧を受ける受圧面積より広く
設定された弁体7を有する差圧式減圧弁1を設
け、前記弁体7を閉弁方向に摺動させる向きの水
圧が作用する前記シリンダ6のシリンダ室11と
前記差圧式減圧弁1の二次側とを連通する第一の
連通管48aと第二の連通管41aとを設け、前
記二次側の水圧が所定の設定水圧からわずかに変
動した場合に開度が変動する低圧弁25aを備え
た低圧パイロツト装置15を前記第二の連通管4
1aの途中に設け、前記二次側の水圧が所定の設
定水圧からわずかに変動した場合に開度が変動す
る高圧弁25を備えた高圧パイロツト装置14と
切換弁57を備えた切換装置45とを前記第一の
連通管48aの途中に設け、前記弁体7とともに
摺動して前記切換弁57を開閉させる弁棒58を
前記弁体7に連結し、前記弁体7と前記弁棒58
との連結部58a,58bに前記弁体7の摺動方
向にそつた所定寸法の隙間を設けたことを特徴と
する減圧弁の圧力切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11879386A JPS62274409A (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 減圧弁の圧力切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11879386A JPS62274409A (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 減圧弁の圧力切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62274409A JPS62274409A (ja) | 1987-11-28 |
JPH0426722B2 true JPH0426722B2 (ja) | 1992-05-08 |
Family
ID=14745242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11879386A Granted JPS62274409A (ja) | 1986-05-23 | 1986-05-23 | 減圧弁の圧力切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62274409A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011037086A1 (ja) | 2009-09-28 | 2011-03-31 | 有限会社バイオメディカルリサーチグループ | 植物育成剤、植物病害抵抗性誘導剤及び病害防除方法 |
-
1986
- 1986-05-23 JP JP11879386A patent/JPS62274409A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011037086A1 (ja) | 2009-09-28 | 2011-03-31 | 有限会社バイオメディカルリサーチグループ | 植物育成剤、植物病害抵抗性誘導剤及び病害防除方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62274409A (ja) | 1987-11-28 |
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Legal Events
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