JPS62274409A - 減圧弁の圧力切換装置 - Google Patents

減圧弁の圧力切換装置

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JPS62274409A
JPS62274409A JP11879386A JP11879386A JPS62274409A JP S62274409 A JPS62274409 A JP S62274409A JP 11879386 A JP11879386 A JP 11879386A JP 11879386 A JP11879386 A JP 11879386A JP S62274409 A JPS62274409 A JP S62274409A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 産業上の利用分野 本発明は、減圧弁の圧力切換装置に関するものである。
従来の技術 従来、給水を行なう管路の途中にこの管路を供給側であ
る一次側と受給側である二次側とに仕切る開閉自在な弁
を設け、二次側の圧力を検出してその検出値に基づいて
弁を開閉させ、−次側から二次側への給水量の調節を行
なう減圧弁がある。
さらに、このような減圧弁のなかには、弁が開閉する際
の二次側の圧力を自動的に切換える切換装置を備えたも
のがある。すなわち、水の需要の少ない夜間等において
は二次側の圧力を低く維持して二次側における水洩れ等
を防止しうるようにし。
水の需要の多い昼間等においては二次側の圧力を高く維
持して充分な給水を行なうようにしたものである。
そして、このような減圧弁の圧力切換装置の代表的なも
のとしては特公昭59−29887号公報に記載された
ものがある。
発明が解決しようとする問題点 特公昭59−29887号公報に記載された圧力切換装
置においては、流量の変化が直線的であり、そのために
二次側の圧力の変化も直線的である場合には切換えが確
実に行なわれる。しかし、流量の変化及びそれに伴う圧
力の変化は絶えず微動するものであり、このため、低圧
状態と高圧状態との切換点付近においては、二次側が低
圧となったり高圧となったりし、二次側の圧力が安定し
ないという欠点がある。また、このように弁体が繰返し
作動することにより弁体に用いられているシール部材等
の寿命が短くなる等の欠点がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、流量及
び圧力の微動による切換装置の不要な切換わりを防止し
、二次側の圧力を安定させつる減圧弁の圧力切換装置を
得ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 シリンダ内に摺動自在に保持された差圧式減圧弁の弁体
に対して閉弁方向の水圧が作用するシリンダ室と差圧式
減圧弁の二次側とを連通ずる第一の連通管と第二の連通
管とを設ける。二次側の水圧が所定の水圧以下に低下し
たときに開弁する低圧弁を備えた低圧パイロット装置を
第二の連通管の途中に設け、二次側の水圧が所定の水圧
以下に低下したときに開弁する高圧弁を備えた高圧パイ
ロット装置と切換弁を備えた切換装置とを第一の連通管
の途中に設ける。差圧式減圧弁の弁体の摺動動作に連動
して摺動する摺動体を設け、この摺動体とともに摺動し
て切換装置の切換弁を開閉させる弁体を摺動体に連結す
る。摺動体と弁体の連結部に摺動体の摺動方向にそった
所定寸法の隙間を設ける。
作用 二次側の水圧が低圧パイロット装置の低圧弁が開弁する
所定の水圧以下に低下した際には、シリンダ室の水圧が
第二の連通管を経て逃げ、差圧式減圧弁の弁体が開弁方
向に摺動し、二次側への給水が行なわれる。弁体の摺動
動作に連動して摺動体が摺動し、さらに、この摺動体に
連結された弁体が摺動体とともに摺動して切換袋2の切
換弁を開閉させ、切換弁の開弁によ:ノシリンダ室の水
圧が第一の連通管を経て逃げる。摺動体と弁体との連結
部に摺動体の摺動方向にそって所定寸法の隙間が設けら
れており、摺動体が所定寸法以上摺動した後に弁棒が摺
動されるものであり、切換弁の不要な開閉が防止され、
二次側の水圧の安定が図られる。
実施例 本発明の第一の実施例を第1図ないし第4図に基づいて
説明する。水が流れる管路(図示せず)の途中に差圧式
減圧弁1が設けられており、その弁箱2には一次側の開
口3と二次側の開口4と弁座5とこの弁座5の上方に位
置するシリンダ6とが形成され、このシリンダ6には下
部の径より上部の径が大きい弁体7が上下方向摺動自在
に設け、られている。また、前記弁箱2には前記弁体7
の中心に形成された噴口8に挿入される先細のニードル
9が立設されている。なお、前記弁体7内の中空部10
は前記噴口8により一次側の開口3に連通されており、
さらに、中空部1oとシリンダ6内部のシリンダ室11
とは前記弁体7に形成された通孔12により連通されて
いる。
つぎに、前記弁箱2の蓋13には高圧パイロット装置1
4と低圧パイロット装置15とが固定されている。高圧
パイロット装置14の弁箱16にはパイプ17の一端が
接続される連通口18と、パイプ19の一端が接続され
る連通口2oと、それらの連通口18.20の間を連通
する弁座21及び受圧室22が形成されている。また、
この弁箱16には上端かばね受け23に接合する圧力設
定ばね24と高圧弁である弁体25とが収納されている
。前記弁箱16の上端部には調整ボルト26が取り付け
られ、調整ボルト26の下端部は前記ばね受け23に当
接されている。前記弁体25は弁体27に受圧金具28
を装着し、この受圧金具28にベロフラム29とカラー
30とベロフラム31とばね受け32とを積層状態で挿
入固定したものである。これらのベロフラム29.31
の外周部は、それぞれ前記弁箱16を構成する胴軸33
と下蓋34及び上蓋35との間に挾持されている。そし
て、弁箱16に検出体36が取付けられている。この検
出体36は、前記ベロフラム29.31の間に連通され
た筒体37と、この筒体37の内圧の増加により上昇す
る検出体38と、前記筒体37の上部に嵌合されてその
検出体38を囲繞する透明管39とよりなる。
また、前記低圧パイロット装置15は前記高圧パイロッ
ト装置14と同一構造であり、連通口18にはパイプ4
0の一端が接続され、連通口2゜にはパイプ41の一端
が接続されている。そして、これらのパイプ40.41
及び前記パイプ17の一部によりシリンダ室11と差圧
式減圧弁1の二次側とを連通ずる第二の連通管41aが
構成されている。なお、弁箱16内には低圧弁である弁
体25aが収納されている。
つぎに、前記蓋13の中央部には基部ケース42と表示
ケース43と弁ケース44とからなる切換装置45が設
けられている。基部ケース42には前記シリンダ6内と
連通ずる受圧室46が形成されており、さらに、基部ケ
ース42には前記受圧室46に連通ずる前記パイプ41
の他端が接続される第一の連通口47と、受圧室46に
連通するパイプ48の一端が接続される第二の連通口4
9が形成されている。そして、このパイプ48及び前記
パイプ19.17によりシリンダ室11と差圧式減圧弁
1の二次側とを連通ずる第一の連通管48aが構成され
ている。前記弁ケース44内には内筒50が収納されて
おり、弁ケース44と内筒50との間にはリング状に第
一の通路51と第二の通路52とが形成されている。前
記弁ケース44には前記受圧室46と前記通路51とを
連通ずる前記パイプ48の他端が接続される連通口53
が形成され、さらに、内筒50内の中空部54と前記通
路51とを連通ずる通孔55が前記内筒5oに形成され
ている。また、前記弁ケース44には前記通路52と前
記高圧パイロット装置14の受圧室22とを連通ずる前
記パイプ19の他端が接続される連通口56が形成され
ている。前記中空部54内にはこの中空部54と前記通
路52とを仕切る球状の切換弁57が収納されている。
つぎに、前記基部ケース42と表示ケース43と弁ケー
ス44とを貫通する弁棒58が設けられている。弁体5
8の先端部は前記切換弁57に対向しており、弁体58
の下端部は摺動体を兼ねる前記弁体7に連結されている
。この弁体58と弁体7との連結部においては、弁体5
8に取付けられた上部ナツト58aと下部ナツト58b
との間隔から弁体58が貫通する弁体7の板厚を差し引
いた所定寸法αの隙間が設けられている。なお。
前記表示ケース43の中空部59内には前記弁棒58に
連結されて弁棒58とともに一体的に上下動し、弁体5
8の動きを表示する表示体60が設けられている。
つぎに、前記パイプ17の他端は前記差圧式減圧弁1の
二次側の開口4に接続されている。また。
前記パイプ40は前記パイプ17の途中に接続されてい
る。
このような構成において、たとえば高圧パイロット装置
14の圧力設定ばね24の力を水圧3kg/adに対向
する力に定め、低圧パイロット装置15の圧力設定ばね
24の力を水圧1 kg/adに対向する力に定める。
これらの調節は、調節ボルト26を回して圧力設定はね
24のセット高さを変えることにより行なわれる。ここ
で、二次側の水圧は、パイプ17を介して高圧パイロッ
ト装置14の受圧室22に作用するとともに、パイプ1
7゜40を介して低圧パイロット装置15の受圧室22
に作用する。いま、二次側の水圧が3 kg/cnをわ
ずかでも越えたとすると、いずれのパイロット装置14
.15も弁体25,25aが上昇して弁座21を閉じる
状態に維持される。したがって、噴口8及び通孔12を
通してシリンダ室11に達した水は逃げ場がなく、弁体
7は上面の受圧面積が最も広いため下向きの力を受け、
弁体7は第1図に示すように弁座5に当接し、差圧式切
換弁1は閉弁状態に維持され、−次側開口3から二次側
関口4への水の流れは停止される。したがって、この状
態から水の需要があれば、二次側の水圧は次第に減圧さ
れる。
水の使用により二次側の水圧が3 kg/aJ未満に低
下したとすると、高圧パイロット装置14の弁体25は
圧力設定ばね24の付勢力により押し下げられて開弁す
るが、低圧パイロット装置15の弁体25aは依然とし
て閉弁状態に維持される。
高圧パイロット装置14の弁体25が開弁しても切換装
置45の切換弁57が閉弁されているためにシリンダ室
11の水圧は第一の連通管48aを経て逃げることはで
きず、弁体7は依然として閉弁状態に維持される。
二次側の水圧がさらに低下して1 kg/aJ未滴にな
ると、高圧パイロット装[14の弁体25に続いて低圧
パイロット装置15の弁体25aが開弁する。そして、
シリンダ室11の水圧は連通口47からパイプ41、低
圧パイロット装置15の連通口20,18及びパイプ4
0.17を経て二次側に逃げ、シリンダ室11の水圧が
低下する。これにより、弁体7が一次側の水圧により押
し上げられ、弁体7は弁座5から離反して一次側開口3
から二次側聞口4への給水が行なわれる。
ここで、弁体7の開弁時において水の需要が多い場合は
二次側の水圧はさらに低下し、弁体7の開度がさらに大
きくなり、多量の給水が行なわれる。そして、弁体7が
弁体7と弁棒58との連結部における隙間寸法α以上に
上昇すると、弁体7とともに弁体58も一体的に上昇し
、弁棒58の上昇により切換弁57が開弁される。切換
弁57が開弁するとシリンダ室11の水圧は、上述した
ようにパイプ41、低圧パイロット装置15の連通口2
0.18及びパイプ40.17を経て二次側に逃げると
ともに、連通口49、パイプ48、連通口53、通路5
1、通孔55、中空部54、通路52、連通口56、パ
イプ19、高圧パイロット装置14の連通口20.18
及びパイプ17を経て二次側に逃げる。そして、二次側
の水圧が1 kg/a#以上となったときに低圧パイロ
ット装置15の弁体25aは閉弁されるが、高圧パイロ
ット装置14側は二次側と連通状態に維持され、二次側
の水圧が3kg、lj以上に達するまで多量の給水が行
なわれる。二次側の水圧が3kg/al?以上に達する
と高圧パイロット装置14の弁体25も閉弁されるため
、シリンダ室11の水圧の逃げ場がなくなり、シリンダ
室11の水圧が次第に上昇し、弁体7が下降して弁座5
に当接して一次側から二次側への給水が停止される。
つぎに、二次側の水圧がl kg/cd未満となって高
圧パイロット装置14の弁体25及び低圧パイロット装
置15の弁体25aが開弁し、差圧式減圧弁1の弁体7
が開弁じた際において、水の需要が少ない場合は、二次
側の水圧は極端には下がらず、したがって、弁体7の開
度は小さい。そして、弁体7の上昇寸法が弁体7と弁棒
58との隙間寸法αに達しないために弁体58は上昇さ
れず、切換弁57は開弁されない。このため、−次側か
ら二次側へは少量の給水が行なわれ、しかも、二次側の
水圧が1 kg/cnf以上になると低圧パイロット装
置15の弁体25aが閉弁され、シリンダ室11の水圧
の上昇により弁体7が下降して弁座5に当接し、給水が
停止される。
したがって、昼間のように水の需要が多い場合は多量の
給水が行なわれ、給水停止時の二次側の水圧も高く維持
される。このため、需要に応じた充分な量の給水が行な
われる。また、夜間のように水の需要が少ない場合は少
量の給水が行なわれ、給水停止時の二次側の水圧も低く
維持される。このため、需要の少ない夜間等において二
次側に高い水圧が作用することが防止され、よって、二
次側における水洩れが防止され、二次側の管路等の寿命
が延長される。
さらに、弁体7と弁棒58との連結部に所定寸法αの隙
間が設けられているため、弁体7がわずかに上下動した
際に直ちに切換弁57が開閉されるということがなく、
二次側の水圧が安定状態に維持される。また、切換弁5
7にはシリンダ室11の水圧が常に閉弁方向に作用して
おり、弁体7と弁体58との連結部に所定寸法αの隙間
を設けたこととあいまって切換弁57の不本意な開弁が
防止される。
ついで、本発明の第二の実施例を第5図ないし第7図に
基づいて説明する。なお、第1図ないし第4図において
説明した部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略
する。弁体7を有する差圧式減圧弁1の一次側の開口3
の前方にはオリフィス59が設けられ、オリフィス59
の前後にはそれぞれバイブロ0.61の一端が接続され
ている。
つぎに、受圧ケース62と弁箱63とを有する切換装置
64が設けられている。受圧ケース62内は摺動体であ
る仕切体65により第一の仕切室66と第二の仕切室6
7とに仕切られており、弁箱63内には切換弁68が設
けられている。前記仕切体65には受圧ケース62の下
方に突出する支軸69が固定されており、支軸69の先
端に固定されたばね受け70と受圧ケース62の下面と
の間には前記仕切体65を下方向きに付勢するばね71
が装着されている。前記仕切体65の上面部には弁体ケ
ース72が固定され、この弁棒ケース72には弁体73
が連結されている。弁体73の先端部は受圧ケース62
を貫通して弁箱63内に突出しており、前記切換弁68
に対向している。
なお、この弁体73と弁棒ケース72との連結部におい
ては、弁棒73に取付けられた上部ナツト73aと下部
ナツト73bとの間隔から弁体73が貫通する弁体ケー
ス72の板厚を差し引いた所定寸法βの隙間が設けられ
ている。そして、一端がオリフィス59上流側に接続さ
れた前記バイブロ0の他端が前記第一の仕切室66に接
続され。
一端がオリフィス56下流側に接続された前記バイブロ
1の他端が前記第二の仕切室67に接続されている。ま
た、前記弁箱63内は前記切換弁68により第一の仕切
室74と第二の仕切室75とに仕切られており、第一の
仕切室74には一端が前記差圧式減圧弁1のシリンダ室
11に接続されたパイプ76の他端が接続され、第二の
仕切室75にはパイプ77の一端が接続されている。
つぎに、高圧パイロット装置14と低圧パイロット装置
15とが設けられている。これらのバイロフト装置14
.15にはそれぞれ受圧室78゜79が形成されており
、一端が前記差圧式減圧弁1の二次側に接続されたパイ
プ8oの他端がこれらの受圧室78.79に接続されて
いる。前記高圧パイロット装置14には前記差圧式減圧
弁1の二次側の水圧に応じて開閉する高圧弁である弁体
81により連通状態を断続される弁箱82が設けられて
おり、弁箱82の一側には前記パイプ77の他端が接続
され、弁箱82の他側には一端が前記パイプ80に接続
されたパイプ83の他端が接続されている。そして、こ
れらのパイプ80,83及び前記パイプ76.77によ
りシリンダ室11と差圧式減圧弁1の二次側とを連通ず
る第一の連通管83aが構成されている。また、前記低
圧パイロット装置15には前記差圧式減圧弁1の二次側
の水圧に応じて開閉する低圧弁である弁体84により連
通状態を断続される弁箱85が設けられており、弁箱8
5の一側には一端が前記シリンダ6内部に接続されたパ
イプ86の他端が接続され、弁箱85の他側には一端が
前記パイプ80に接続されたパイプ87の他端が接続さ
れている。
そして、これらのパイプ86.87及び前記パイプ80
の一部によりシリンダ室11と差圧式減圧弁1の二次側
とを連通ずる第二の連通管87aが構成されている。
このような構成において、まず、切換装置64について
説明すると、オリフィス59の前後の圧力差はこのオリ
フィス59を通過する流れの流速が速い場合は大きく1
反対に流速が遅い場合は小さい。したがって、流速が遅
い場合は第一の仕切室66に作用する水圧と第二の仕切
室67に作用する水圧との差が小さく、仕切体65は第
5図及び第6図に示すようにばね71により下方に引き
下げられた状態となる。そして、切換弁68は閉弁状態
に維持される。流速が速くなると、第一の仕切室66に
作用する水圧と第二の仕切室67に作用する水圧との差
が大きくなり、この水圧の差によって仕切体65は第7
図に示すように上方に押し上げられる。そして、上方へ
の移動量が所定寸法β以上になると弁体73も上方に移
動し、弁捧73の先端部が切換弁68を押し上げて切換
弁68が開弁される。
ここで、第一の実施例と同様に高圧パイロット装置14
の圧力設定ばね24の力を水圧3kg/a#に対向する
力に定め、低圧パイロット装置15の圧力設定ばね24
の力を水圧1 kg/aiに対向する力に定める。この
状態において、二次側の水圧はパイプ80を介して高圧
パイロット装置14の受圧室78及び低圧パイロット装
置15の受圧室79に作用する。いま、二次側の水圧が
3kg/aJをわずかでも越えたとすると、高圧パイロ
ット装置14及び低圧パイロット装置15はともに弁体
81.84が閉弁状態に維持され、シリンダ室11の水
圧は逃げ場がなくなり、シリンダ室11の水圧の上昇に
より弁体7が下方に移動して弁座5に当接し、二次側へ
の給水が停止される。さらに、このときオリフィス59
部における水の流れはなく、切換弁68は閉弁状態に維
持されている。
水の使用により二次側の水圧が3kg/cd未満に低下
すると、高圧パイロット装置14の弁体81は開弁され
るが、低圧パイロット装置15の弁体84は依然として
閉弁状態に維持される。さらに、切換装置64の弁68
も閉弁状態に維持される。
このため、シリンダ室11の水圧は逃げ場がなく、弁体
7は依然として閉弁状態に維持される。
二次側の水圧がさらに低下して1kg/ad未滴になる
と、高圧パイロット装置14の弁体81は開弁状態に維
持されるとともに低圧パイロット装置15の弁体84が
開弁される。この低圧パイロット装置15の弁体84の
開弁によりシリンダ室11の水圧がパイプ86.弁箱8
5、パイプ87及びパイプ80を経て二次側に逃げ、シ
リンダ室11の水圧が低下する。このため、弁体7が一
次側の水圧により押し上げられ、弁体7が弁座5から離
反して一次側から二次側への給水が行なわれる。
そして、水の流れに伴いオリフィス59前後の水圧に差
が生じ、この水圧の差の大きさに応じて仕切体65が押
し上げられる。
この弁体7の開弁時において、水の需要が多い場合は二
次側の水圧がさらに低下し、弁体7の開度がさらに大き
くなり多量の給水が行なわれる。
給水量の増大に伴いオリフィス59部における流速も速
くなり、仕切体65の上方への移動量も増大する。そし
て、仕切体65の上方への移動量が所定寸法β以上にな
ると弁棒73も一体的に上昇し、さらに上昇すると弁棒
73の先端部が切換弁68を押し上げ、切換弁68が開
弁される。これにより、シリンダ室11の水圧は低圧パ
イロット装置15の弁箱85等を経て逃げるのみならず
、パイプ76、弁箱63、パイプ77、高圧パイロット
装置14の弁箱85、パイプ83及びパイプ80を経て
も二次側に逃げるようになる。そして。
二次側の水圧が1 kg/aJ以上となったときに低圧
パイロット装置15の弁体84は閉弁されるが、高圧パ
イロット装置14の弁体81は開弁状態に維持され、二
次側の水圧が3kg/、fflに達するまで多量の給水
が行なわれる。二次側の水圧が3kg/−をわずかでも
越えると高圧パイロット装置14の弁体81が閉弁され
、シリンダ室11の水圧の逃げ場が無くなり、シリンダ
室11の水圧が上昇し、弁体7が下降して弁座5に当接
し、−次側から二次側への給水が停止される。
つぎに、二次側の水圧が1 kg/ad以下となり、弁
体7が開弁じて二次側への給水が開始された際において
、水の需要が少ない場合は、二次側の水圧は極端には下
がらず、弁体7の開度は小さい。
そして、オリフィス59前後における水圧の差も小さく
、仕切体62の上方への移動量が小さいために切換弁6
8は開弁されない。このため、二次側への給水量は少な
く、しかも、二次側の水圧がl kg/c+J以上にな
ると低圧パイロット装置15の弁体84が閉弁され、シ
リンダ室11の水圧の上昇により弁体7が下降して弁座
5に当接し、給水が停止される。
したがって、本実施例においても第一の実施例と同様に
水の需要の多い昼間等においては多量の給水を行なえ、
水の需要の少ない夜間等においては少量の給水を行なえ
る。また、弁体ケース72と弁体73との連結部におい
て所定寸法βの隙間を設けたことにより、二次側への給
水開始と同時に切換弁68が開弁されることがなく、二
次側水圧のわずかな変化による切換弁68の開弁が防止
され、二次側の水圧が安定する。
なお1本実施例においては、切換弁68と弁体73とを
分離したものについて説明したが、切換弁68と弁体7
3とを一体的に連結してもよい。
この場合は、弁体ケース72が下部ナツト73bに当接
して最下位置に移動した際に切換弁65が閉弁されるよ
うに弁体70の長さ及び下部ナツト73bと上部ナツト
73aとの隙間寸法βを設定する。
発明の効果 本発明は、上述のように切換装置の切換弁を開閉させる
弁体と摺動体との連結部に所定寸法の隙間を設けたこと
により、二次側水圧のわずかな変化による切換弁の不要
な切換えを防止することができ、これによって二次側の
水圧を安定させることができ、特に、水の需要の少ない
夜間等において切換装置が不要に作動することによる二
次側水圧の上昇を防止することができ、管路等の寿命の
延長を図ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の第一の実施例を示すもの
で、第1図は縦断正面図、第2図は高圧パイロット装置
を拡大して示す縦断側面図、第3図は小流1の給水状態
を簡略化して示す縦断正面図、第4図は大流量の給水状
態を簡略化して示す縦断正面図、第5図ないし第7図は
本発明の第二の実施例を簡略化して示すもので、第5図
は縦断正面図、第6図は小流量時における切換装置を拡
大して示す縦断正面図、第7図は大流量時における切換
装置を拡大して示す縦断正面図である。 1・・・差圧式減圧弁、6・・・シリンダ、7・・・弁
体(摺動体)、11・・・シリンダ室、14・・・高圧
パイロット装置、15・・・低圧パイロット装置、25
・・・弁体(高圧弁)、25a・・・弁体(低圧弁)、
41a・・・第二の連通管、45・・・切換装置、48
a・・・第一の連通管、57・・・切換弁、58・・・
弁棒、64・・・切換装置、65・・・仕切体(摺動体
)、68・・・切換弁、73・・・弁体、81・・・弁
体(高圧弁)、83a・・・第一の連通管、84・・・
弁体(低圧弁)、87a・・・第二の連通管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シリンダ内に摺動自在に保持されるとともに閉弁方向に
    作用する水圧を受ける受圧面積が開弁方向に作用する水
    圧を受ける受圧面積より広く設定された弁体を有する差
    圧式減圧弁を設け、前記弁体を閉弁方向に摺動させる向
    きの水圧が作用する前記シリンダのシリンダ室と前記差
    圧式減圧弁の二次側とを連通する第一の連通管と第二の
    連通管とを設け、前記二次側の水圧が所定の水圧以下に
    低下したときに開弁する低圧弁を備えた低圧パイロット
    装置を前記第二の連通管の途中に設け、前記二次側の水
    圧が所定の水圧以下に低下したときに開弁する高圧弁を
    備えた高圧パイロット装置と切換弁を備えた切換装置と
    を前記第二の連通管の途中に設け、前記弁体の摺動動作
    に連動して摺動する摺動体を設け、この摺動体とともに
    摺動して前記切換弁を開閉させる弁棒を前記摺動体に連
    結し、前記摺動体と前記弁棒との連結部に前記摺動体の
    摺動方向にそった所定寸法の隙間を設けたことを特徴と
    する減圧弁の圧力切換装置。
JP11879386A 1986-05-23 1986-05-23 減圧弁の圧力切換装置 Granted JPS62274409A (ja)

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