JPH08338557A - パイロット型電磁弁 - Google Patents

パイロット型電磁弁

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JPH08338557A
JPH08338557A JP14436095A JP14436095A JPH08338557A JP H08338557 A JPH08338557 A JP H08338557A JP 14436095 A JP14436095 A JP 14436095A JP 14436095 A JP14436095 A JP 14436095A JP H08338557 A JPH08338557 A JP H08338557A
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pressure
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Hisatoshi Hirota
久寿 広田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高圧側管路内と低圧側管路内の差圧の変化が大
きくても、調圧室内の圧力が適正に調整されて、円滑に
開閉されるパイロット型電磁弁を提供することを目的と
する。 【構成】両面に加わる圧力の差によって変位する圧力作
動弁3の、一方の面に向かって高圧側管路1と低圧側管
路2の各開口部を配置して、他方の面側に調圧室4を形
成すると共に、上記圧力作動弁3に、上記高圧側管路1
と上記調圧室4とを連通させるための第1のパイロット
孔36と、上記低圧側管路2と上記調圧室4とを連通さ
せるための第2のパイロット孔37とを形成して、上記
圧力作動弁3との相対的な変位によって上記第1と第2
のパイロット孔36,37を開閉させるための電磁駆動
のパイロット弁体5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、弁を開くための予備
的動作を行うために電磁力を用い、その予備的動作によ
って生じる圧力差によって弁を開くようにしたパイロッ
ト型電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパイロット型電磁弁は、一般
に、両面に加わる圧力の差によって変位する圧力作動弁
の、一方の面に向かって高圧側管路と低圧側管路の各開
口部を配置して、他方の面側に調圧室を形成すると共
に、高圧側管路と調圧室との間を常時連通させるための
リーク孔を圧力作動弁に形成し、低圧側管路と調圧室と
の間を電磁駆動のパイロット弁によって開閉させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
パイロット型電磁弁では、高圧側管路と調圧室との間が
常時連通しているので、高圧側管路内と低圧側管路内の
差圧の変化が大きいと開閉動作がうまくいかない場合が
あった。
【0004】即ち、例えば差圧が1〜2kg/c程度の
ときにちょうどよいようにリーク孔の大きさを設定する
と、差圧が7〜10kg/c程度になった場合には、リ
ーク孔を通って高圧側管路から調圧室へ流れ込む流体の
流量が多くなりすぎて、調圧室内の圧力が上昇しすぎて
しまう。逆に、差圧が大きい時に合わせた設定をする
と、差圧が小さいときにうまくいかない。
【0005】そこで本発明は、高圧側管路内と低圧側管
路内の差圧の変化が大きくても、調圧室内の圧力が適正
に調整されて、円滑に開閉されるパイロット型電磁弁を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のパイロット型電磁弁は、両面に加わる圧力
の差によって変位する圧力作動弁の、一方の面に向かっ
て高圧側管路と低圧側管路の各開口部を配置して、他方
の面側に調圧室を形成すると共に、上記圧力作動弁に、
上記高圧側管路と上記調圧室とを連通させるための第1
のパイロット孔と、上記低圧側管路と上記調圧室とを連
通させるための第2のパイロット孔とを形成して、上記
圧力作動弁との相対的な変位によって上記第1と第2の
パイロット孔を開閉させるための電磁駆動のパイロット
弁体を設けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】圧力作動弁に形成されて高圧側管路と調圧室と
を連通させるための第1のパイロット孔と、低圧側管路
と調圧室とを連通させるための第2のパイロット孔と
が、圧力作動弁と電磁駆動のパイロット弁体との相対的
な変位によって開閉される。
【0008】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。なお、説
明をし易くするために、各図における向きにしたがって
「上下」という表現を用いるが、実際の装置はどのよう
な向きに配置してもよい。
【0009】図1はパイロット型電磁弁を示しており、
流体が送られてくる高圧側管路1とその流体が送り出さ
れていく低圧側管路2との間に、両面に加わる圧力の差
によって上下方向に変位する圧力作動弁3が配置されて
いる。
【0010】圧力作動弁3は、高圧側管路1の端部に上
下方向に形成された開口内に摺動自在に嵌合するほぼ円
柱状の弁本体31と、ドーナツ状に形成されて弁本体3
1の上端部に取りつけられた薄いゴムシート製のダイア
フラム32とを有している。
【0011】ダイアフラム32の上面側は、外部に対し
てシールされた調圧室4に面しており、ダイアフラム3
2の下面側は低圧側管路2の端部開口に面している。し
たがって、圧力作動弁3は上面側からは調圧室4の圧力
を受け、下面側からは高圧側管路1と低圧側管路2の圧
力を受ける。33は、圧力作動弁3を調圧室4側に付勢
する圧縮コイルスプリングである。
【0012】弁本体31には、高圧側管路1と低圧側管
路2との間を連通させる流路34が形成されており、圧
力作動弁3が上下方向に進退することによって流路34
の開口面積が変化して、高圧側管路1から低圧側管路2
へ送られる流体の流量が変化する。
【0013】また、弁本体31には、上下方向の軸線位
置に、上方に開口する細長いシリンダ孔35が穿設され
ていて、そのシリンダ孔35と高圧側管路1とを連通さ
せる第1のパイロット孔36と、シリンダ孔35と低圧
側管路2とを連通させる第2のパイロット孔37とが、
間隔をあけて各々横向きに穿設されている。高圧側管路
1に面するシリンダ孔35の下端側は塞がれている。
【0014】シリンダ孔35内には、パイプ状のパイロ
ット弁体5が、上下方向に進退自在に嵌合しており、そ
のパイロット弁体5には、調圧室4内において開口する
連通孔51が穿設されている。
【0015】また、パイロット弁体5は、シリンダ孔3
5内において部分的に凹んで形成されている。その凹部
52は、第1のパイロット孔36と第2のパイロット孔
37との間に位置していて、その底部に孔53が穿設さ
れている。
【0016】凹部52は、常態では図1に示されるよう
に第1のパイロット孔36と第2のパイロット孔37の
いずれにも通じないが、パイロット弁体5と圧力作動弁
3との相対的な上下方向変位によって、第1のパイロッ
ト孔36又は第2のパイロット孔37のいずれか一方と
通じる状態になる。
【0017】パイロット弁体5は、電磁ソレノイド6に
よって上方から付勢されている。61は電磁コイル、6
2は可動鉄芯、63は圧縮コイルスプリングであり、可
動鉄芯62がパイロット弁体5を下方に押している。
【0018】図1は、電磁コイル61に所定の電流が流
されていて、その電磁ソレノイド6によって上下方向に
駆動されるパイロット弁体5と圧力作動弁3にかかる圧
力等が均衡して、全体が静止している状態を示してい
る。
【0019】ここで、高圧側管路1内の圧力をP1、低
圧側管路2内の圧力をP2、調圧室4内の圧力をP3、
圧力作動弁3が高圧側管路1から圧力を受ける有効受圧
面積をA、圧力作動弁3が調圧室4から圧力を受ける有
効受圧面積をB、圧力作動弁3に対する圧縮コイルスプ
リング33の付勢力をFとすると、 P1・A−P2・(A−B)−P3・B+F=0 …(1) が成立する状態で静止している。
【0020】図2は、電磁コイル61への通電電流を増
加させてパイロット弁体5を下方に移動させた直後の状
態を示しており、圧力作動弁3は図1の状態からまだ移
動していない。
【0021】その結果、パイロット弁体5の凹部52が
第1のパイロット孔36と通じて、高圧側管路1と調圧
室4とがパイロット弁体5を介して連通し、調圧室4内
の圧力P3が高圧側管路1内のP1に近づいて上昇し、
圧力作動弁3が下方に移動を始める。
【0022】そこで、圧力作動弁3が次に静止する時の
調圧室4内の圧力をPbとすると、 Pb=P2・(A−B)/A+P3・B/A−F/A …(2) であり、Pb<P3である間は、圧力作動弁3が下方に
移動する。
【0023】そしてPb=P3になると、図3に示され
るように、パイロット弁体5の凹部52と第1のパイロ
ット孔36との間が塞がれる状態になって圧力作動弁3
が静止する。この動作によって、流路34の流路面積は
次第に狭くなり、流量が減少する。図3の状態では、流
路34は殆ど閉じている。
【0024】図4は、逆に、電磁コイル61への通電電
流を減少させてパイロット弁体5を上方に移動させた直
後の状態を示しており、圧力作動弁3は図1の状態から
まだ移動していない。
【0025】その結果、パイロット弁体5の凹部52が
第2のパイロット孔37と通じて、低圧側管路2と調圧
室4とがパイロット弁体5を介して連通し、調圧室4内
の圧力P3が低圧側管路2内のP2に近づいて降下し、
圧力作動弁3が上方に移動を始める。この時はPb>P
3である。
【0026】そして、Pb=P3になると、図5に示さ
れるように、パイロット弁体5の凹部52と第2のパイ
ロット孔37との間が塞がれる状態になって圧力作動弁
3が静止する。この動作によって、流路34の流路面積
が次第に広くなり、流量が増加する。
【0027】このようにして圧力作動弁3は、パイロッ
ト弁体5の変位に対応して、調圧室4内の圧力P3がP
3=Pbになる位置で静止する。また、パイロット弁体
5自体には高圧側管路1内の圧力P1も低圧側管路2内
の圧力P2も影響しないので、パイロット弁体5の位置
は電磁ソレノイド6および圧縮コイルスプリング63か
ら与えられる付勢力によってのみ決まる位置に制御され
る。
【0028】このようにして、高圧側管路1から低圧側
管路2への流体の流量を電磁コイル61への通電電流に
ほぼ比例させる流量制御が可能であり、その制御動作に
対して、高圧側管路1内の圧力と低圧側管路2内の圧力
との差圧は何ら影響しない。
【0029】図6は、本発明の第2の実施例を示してお
り、圧力作動弁3に穿設されたシリンダ孔35を高圧側
管路1内まで貫通させ、パイロット弁体5の下端部を塞
いで高圧側管路1に面させたものである。このようにす
ると、第1の実施例より構造が簡単になるが、パイロッ
ト弁体5が高圧側管路1内の圧力の影響を受けることに
なる。
【0030】図7は、本発明の第3の実施例を示してお
り、第1の実施例に対して圧力作動弁3の開閉の作動方
向を逆にしたものである。したがって、第1の実施例と
同じ機能を有する部分に第1の実施例と同じ符号を付し
て、その詳細な説明は省略する。
【0031】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、常態において、パイロット弁体5
の凹部52が第1のパイロット孔36と第2のパイロッ
ト孔37の双方に通じていて、その状態(開口面積な
ど)がパイロット弁体5の動きによって変化するように
してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、高圧側管路と調圧室と
を連通させるための第1のパイロット孔と、低圧側管路
と調圧室とを連通させるための第2のパイロット孔と
が、圧力作動弁と電磁駆動のパイロット弁体との相対的
な変位によって開閉されるので、高圧側管路内と低圧側
管路内の差圧の変化が大きくても調圧室内の圧力が適正
に調整されて、円滑に動作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の正面断面図である。
【図2】第1の実施例の動作を説明するための正面部分
断面図である。
【図3】第1の実施例の動作を説明するための正面部分
断面図である。
【図4】第1の実施例の動作を説明するための正面部分
断面図である。
【図5】第1の実施例の動作を説明するための正面部分
断面図である。
【図6】第2の実施例の正面部分断面図である。
【図7】第3の実施例の正面断面図である。
【符号の説明】
1 高圧側管路 2 低圧側管路 3 圧力作動弁 4 調圧室 5 パイロット弁体 6 電磁ソレノイド 36 第1のパイロット孔 37 第2のパイロット孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面に加わる圧力の差によって変位する圧
    力作動弁の、一方の面に向かって高圧側管路と低圧側管
    路の各開口部を配置して、他方の面側に調圧室を形成す
    ると共に、上記圧力作動弁に、上記高圧側管路と上記調
    圧室とを連通させるための第1のパイロット孔と、上記
    低圧側管路と上記調圧室とを連通させるための第2のパ
    イロット孔とを形成して、上記圧力作動弁との相対的な
    変位によって上記第1と第2のパイロット孔を開閉させ
    るための電磁駆動のパイロット弁体を設けたことを特徴
    とするパイロット型電磁弁。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011145275A1 (ja) 2010-05-18 2011-11-24 株式会社テージーケー パイロット作動式の電磁弁
CN105508701A (zh) * 2015-10-07 2016-04-20 王大海 一种逆向结构先导阀
CN107559478A (zh) * 2017-10-12 2018-01-09 刘文华 一种电磁启动式流体动力差开闭装置
CN115681234A (zh) * 2022-09-21 2023-02-03 武汉科技大学 一种节能微型两位三通电液动换向阀

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CN115681234A (zh) * 2022-09-21 2023-02-03 武汉科技大学 一种节能微型两位三通电液动换向阀

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