JPH06346981A - パイロット型電磁弁 - Google Patents

パイロット型電磁弁

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JPH06346981A
JPH06346981A JP13425293A JP13425293A JPH06346981A JP H06346981 A JPH06346981 A JP H06346981A JP 13425293 A JP13425293 A JP 13425293A JP 13425293 A JP13425293 A JP 13425293A JP H06346981 A JPH06346981 A JP H06346981A
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JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
hole
hot water
solenoid valve
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Pending
Application number
JP13425293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisatoshi Hirota
久寿 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TGK Co Ltd
Original Assignee
TGK Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06346981A publication Critical patent/JPH06346981A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁弁の電磁コイルに流す電流値に対応する流
量制御を行うことができる、使いがっての良いパイロッ
ト型電磁弁を提供することを目的とする。 【構成】圧力作動弁10にその変位方向と垂直方向に真
直に孔15を穿設して、パイロット孔16を孔15の側
壁部に形成し、パイロット孔16を開閉するための弁体
27を、孔15内に孔15の軸方向に摺動自在に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電磁弁に関し、特に、
弁を開くための予備的動作を行うために電磁力を用い、
その予備的動作によって生じる圧力差によって弁を開く
ようにしたパイロット型電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のパイロット型電磁弁は、例えば
図3に示されるように、両面に加わる圧力の差によって
変位する圧力作動弁51の、一方の面に向かって高圧側
管路52と低圧側管路53の各開口部を配置すると共
に、他方の面側に調圧室54を形成し、高圧側管路52
と調圧室54とを常時連通するリーク孔55と、低圧側
管路53と調圧室54とを連通するためのパイロット孔
56とを圧力作動弁51に穿設している。
【0003】そしてパイロット孔56を電磁弁57で開
閉することによって、調圧室54の圧力が変化して圧力
作動弁51が変位し、高圧側管路52と低圧側管路53
との間が開閉されるようにしている。58は電磁コイル
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のパ
イロット型電磁弁では、パイロット孔56が圧力作動弁
51の変位方向と垂直の向きに穿設されていて、その口
元開口に対向して電磁弁57が進退して、パイロット孔
56を開閉するようになっている。
【0005】そのため、圧力作動弁51が変位しようと
する力(変位力)が電磁弁57に作用するので、パイロ
ット孔56を全閉にするのに必要な力が時によって異な
り、例えば0〜50g程度の範囲でばらつきが出る。
【0006】その結果、圧力作動弁51の開度が電磁コ
イル58に流れる電流値に対応せず、正確な流量制御
(比例制御)を行うことができないので、従来のパイロ
ット型電磁弁は単なる開閉弁としてしか利用することが
できなかった。
【0007】そこで本発明は、電磁弁の電磁コイルに流
す電流値に対応する流量制御を行うことができる、使い
がっての良いパイロット型電磁弁を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のパイロット型電磁弁は、両面に加わる圧力
の差によって変位する圧力作動弁の、一方の面に向かっ
て高圧側管路と低圧側管路の各開口部を配置して、他方
の面側に調圧室を形成すると共に、上記高圧側管路と上
記調圧室とを常時連通するリーク孔と、上記低圧側管路
と上記調圧室とを連通するためのパイロット孔とを形成
し、上記パイロット孔を電磁弁で開閉することによっ
て、上記調圧室の圧力が変化して上記圧力作動弁が変位
し、上記高圧側管路と上記低圧側管路との間が開閉され
るようにしたパイロット型電磁弁において、上記圧力作
動弁にその変位方向と垂直方向に真直に孔を穿設して、
上記パイロット孔を上記孔の側壁部に形成し、上記パイ
ロット孔を開閉するための弁体を、上記孔内に上記孔の
軸方向に摺動自在に設けたことを特徴とする。
【0009】なお、温水が供給される温水管と冷水が供
給される冷水管とを共通の混合管に連通するように配管
して、上記温水管と上記混合管との間及び上記冷水管と
上記混合管との間に上記パイロット型電磁弁を設けて給
湯装置の給湯温度調整装置を形成してもよい。
【0010】
【作用】電磁弁の弁体は、圧力作動弁にその変位方向と
垂直方向に真直に穿設された孔内に摺動自在に配置され
ていて、孔の側壁部に形成されたパイロット孔が、孔内
を孔の軸方向に移動する弁体によって開閉される。
【0011】したがって、圧力作動弁の変位力が弁体に
よるパイロット孔の開閉動作に影響しないので、パイロ
ット孔を開閉する弁体の移動量が電磁弁の電磁コイルへ
の通電電流値に正確に対応し、圧力作動弁の開度がそれ
に追従する。
【0012】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図1は、
本発明のパイロット型電磁弁を給湯装置の給湯温度調整
装置に適用した実施例を示しており、温水が供給される
温水管1と冷水が供給される冷水管2とが、各々圧力作
動弁10を介して共通の混合管3に連通するように配管
されている。
【0013】ここで、温水管1内の圧力と冷水管2内の
圧力は共に混合管3内の圧力より高いので、温水管1及
び冷水管2を高圧側管路1,2、混合管3を低圧側管路
3と呼ぶことができる。
【0014】圧力作動弁10は、薄いゴム製のダイアフ
ラム11とその弁シート部11aに密着して設けられた
プラスチック製又は金属製のディスク12とによって形
成されており、図中の上下両面に加わる圧力の差によっ
て上下方向に変位する。
【0015】ディスク12は、中央の突起部がダイアフ
ラム11の中央部分を貫通しており、その付け根部の凹
部にダイアフラム11が嵌め込まれて一体的に固定され
ている。
【0016】また、ディスク12の中央には、圧力作動
弁10の変位方向と同じ上下方向に真直に孔15が貫通
して穿設されていて、その孔15の側壁に横向きにパイ
ロット孔16が穿設されている。17は、圧力作動弁1
0を閉じる方向に付勢する補助スプリングである。
【0017】低圧側管路3の入口は、圧力作動弁10の
裏面中央部に向かって開口し、その周囲を囲んで、高圧
側管路1,2の出口が、圧力作動弁10の裏面に向かっ
てドーナツ状に開口している。
【0018】そして、高圧側管路1,2と低圧側管路3
とを仕切る弁座4は、ダイアフラム11の弁シート部1
1aに密着している。圧力作動弁10の表面側には、密
閉された調圧室5が形成されている。ただし、パイロッ
ト孔16と孔15とによって、低圧側管路3と調圧室5
とを連通する連通路が形成されている。また、ディスク
12の外縁部に、高圧側管路1,2と調圧室5とを常時
連通するためのリーク孔13が形成されている。
【0019】20は電磁ソレノイドであり、21は電磁
コイル、22は可動鉄芯である。可動鉄芯22は、圧力
作動弁10の孔15の軸と軸心を一致させて配置され、
軸方向に進退駆動される。23は、可動鉄芯22を圧力
作動弁10の方向に付勢するコイルスプリングである。
【0020】可動鉄芯22の軸位置に突出して取り付け
られたロッド26の先端には、孔15内に摺動自在に内
接する径のボール弁27が固着されており、このボール
弁27が孔15内で孔15の軸方向に摺動することによ
り、パイロット孔16が開閉される。
【0021】即ち、ボール弁27がパイロット孔16よ
り手前側にある時はパイロット孔16が開き、ボール弁
27がパイロット孔16の正面又はそれより先に位置す
るときは、パイロット孔16が閉じた状態になる。
【0022】このように構成された実施例装置において
は、電磁コイル21に通電されていない状態では、図1
に示されるように、パイロット孔16はボール弁27に
よって閉塞されている。一方、リーク孔13は常時開い
ているから、調圧室5内の圧力は高圧側管路1又は2内
の圧力とほぼ同じ高圧になっている。
【0023】したがって、低圧側管路3内の圧力と調圧
室5内の圧力との差圧によって圧力作動弁10は弁座4
に押し付けられ、高圧側管路1,2と低圧側管路3との
間は完全に閉塞されている。
【0024】電磁コイル21に通電をすると、電磁力に
よって、可動鉄芯22がコイルスプリング23を圧縮さ
せる方向に移動する。すると、ボール弁27の移動によ
ってパイロット孔16が開き、調圧室5内の圧力が、低
圧側管路3内の圧力に急速に近づくように低下する。
【0025】その結果、圧力作動弁10が高圧側管路1
又は2内の圧力に押されて調圧室5側に変位し、ダイア
フラム11の弁シート部11aが弁座4から離れて、高
圧側管路1,2と低圧側管路3とが直接連通して、高圧
側管路1,2から低圧側管路3に温水又は冷水が流れ込
む。
【0026】電磁コイル21への通電を止めると、ボー
ル弁27が元の位置へ戻されてパイロット孔16が閉
じ、圧力作動弁10が補助スプリング17に押されて変
位して、図1の状態に戻る。
【0027】このようにして、圧力作動弁10のパイロ
ット孔16は、ボール弁27を孔15内で孔15の軸方
向に移動させることによって開閉することができ、その
開閉に対して圧力作動弁10の変位力は全く作用しな
い。
【0028】したがって、ボール弁27の移動量が、電
磁ソレノイド20の電磁コイル21に流す通電電流値に
正確に対応し、弁シート部11aの静止位置がそれに追
従するので、圧力作動弁10を通過する水量(流量)
を、電磁コイル21への通電電流値によって正確に制御
することができる。
【0029】したがって、温水管1側の電磁ソレノイド
20の電磁コイル21への通電電流と、冷水管2側の電
磁ソレノイド20の電磁コイル21への通電電流とを各
々制御することによって、混合管3に流れ込む温水と冷
水の流量を各々調整して、混合管3内の水温、即ち給湯
装置の給湯温度を調整することができる。
【0030】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えばパイロット孔16は、図2に示され
るように、調圧室5と孔15とを連通するように孔15
の側壁に形成された溝状のものであってもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明のパイロット型電磁弁によれば、
パイロット孔の開閉に対して圧力作動弁の変位力が影響
を及ぼさないので、電磁コイルへの通電電流値に対応し
て圧力作動弁の開度が決まり、通電電流値に対応する正
確な流量制御を行うことができる。
【0032】そして、このパイロット型電磁弁を給湯装
置の給湯温度調整装置に用いることによって、温水と冷
水の混合比率を自由に変えて給湯温度の調整を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側面断面図である。
【図2】パイロット孔の他の実施例の部分断面図であ
る。
【図3】従来のパイロット型電磁弁の側面断面図であ
る。
【符号の説明】 1,2 高圧側管路 3 低圧側管路 10 圧力作動弁 13 リーク孔 15 孔 16 パイロット孔 20 電磁ソレノイド 21 電磁コイル 27 弁体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面に加わる圧力の差によって変位する圧
    力作動弁(10)の、一方の面に向かって高圧側管路
    (1又は2)と低圧側管路(3)の各開口部を配置し
    て、他方の面側に調圧室(5)を形成すると共に、上記
    高圧側管路(1又は2)と上記調圧室(5)とを常時連
    通するリーク孔(13)と、上記低圧側管路(3)と上
    記調圧室(5)とを連通するためのパイロット孔(1
    6)とを形成し、上記パイロット孔(16)を電磁弁
    (20)で開閉することによって、上記調圧室(5)の
    圧力が変化して上記圧力作動弁(10)が変位し、上記
    高圧側管路(1又は2)と上記低圧側管路(3)との間
    が開閉されるようにしたパイロット型電磁弁において、 上記圧力作動弁(10)にその変位方向と垂直方向に真
    直に孔(15)を穿設して、上記パイロット孔(16)
    を上記孔(15)の側壁部に形成し、上記パイロット孔
    (15)を開閉するための弁体(27)を、上記孔(1
    5)内に上記孔(15)の軸方向に摺動自在に設けたこ
    とを特徴とするパイロット型電磁弁。
  2. 【請求項2】温水が供給される温水管(1)と冷水が供
    給される冷水管(2)とを共通の混合管(3)に連通す
    るように配管して、上記温水管(1)と上記混合管
    (3)との間及び上記冷水管(2)と上記混合管(3)
    との間に上記パイロット型電磁弁を設けたことを特徴と
    する給湯装置の給湯温度調整装置。
JP13425293A 1993-06-04 1993-06-04 パイロット型電磁弁 Pending JPH06346981A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006214480A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Inax Corp 軽操作水栓
CN100392297C (zh) * 2006-05-29 2008-06-04 李原华 一种高压阀门
KR20160054234A (ko) * 2014-11-06 2016-05-16 주식회사 인터텍 온수공급장치 및 그 제어방법

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JP2006214480A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Inax Corp 軽操作水栓
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