JPS6118294Y2 - - Google Patents

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JPS6118294Y2
JPS6118294Y2 JP1978113509U JP11350978U JPS6118294Y2 JP S6118294 Y2 JPS6118294 Y2 JP S6118294Y2 JP 1978113509 U JP1978113509 U JP 1978113509U JP 11350978 U JP11350978 U JP 11350978U JP S6118294 Y2 JPS6118294 Y2 JP S6118294Y2
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valve
piston rod
discharge
hole
water
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JP1978113509U
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JPS5531003U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷水または温水等の流体用の排出弁、
さらに詳述すれば、弁匣体の主流水路にベンチユ
リー部を備え、流体の一次圧(高圧)側と二次圧
(低圧)側との差圧発生を利用してピストン杆を
摺動させ、その作動により球状弁体を移動させて
弁の開閉を行なわしめる差圧応動式の排出弁に関
するものである。
従来の排出弁は、第1図に示すコマ弁を使用し
たものが慣用されている。この種の弁構成のもの
は、閉成時には操作つまみDを回動することによ
り弁杆Eを弁体に螺入または螺出し、ゴム製ある
いは合成樹脂製のシートパツキングを用いた弁部
Cで止水または通水する構造である。
このため、閉弁の際、この押圧によりシートパ
ツキング面に弁座の痕跡がつく程に圧接しなくて
は完全止水にならず、使用頻度と経年変化に伴な
つてシートパツキングの痕跡が深くなり、遂には
シートパツキングが破損して水漏れを生じ、シー
トパツキングを交換しなければならない欠点があ
る。また開成時には、流水が弁座Bと弁部Cとの
間の隙部を通過する時、流速が大きい加圧流が弁
部Cに衝突して流水中に含有する空気泡が崩壊
し、その際、その衝撃圧によつて弁座表面皮膜を
破壊することにより潰食を発生する。特に飲料用
の給水弁または給湯弁は衛生上の観点より銅合金
製であるため、この現象に弱く、一旦発生すると
加速的に浸蝕される。また一般的にこの種の弁で
は、その構造からして弁座部分が最も絞られた部
分にあり、流水の方向を急に変化させる構造にな
つているので、その流水の急激な変化によりキヤ
ビテイシヨン騒音などの通水騒音を発生する。さ
らに開成時には、第1図ロに示すように、弁部C
が、流水方向に対向する構造であるため、給水条
件が低圧の場所等ではその影響を受けて排出量が
少なくなるという不都合がある。さらに、閉弁時
には、水圧に逆つて弁を閉じる構造のため、水切
れも悪く、無駄な垂れ流しが生ずることもある。
本考案は、このような点に鑑み、上述の従来の
排出弁の諸欠点を改善し、弁部における通水抵抗
を減じ、キヤビテイシヨン騒音などの通水騒音や
潰食などの悪現象の発生を防止し、かつ操作も容
易な排出弁を提供しようとするものである。
次に本考案の構成を第2図A,Bおよび第3図
に示す実施例について説明する。
図において、1は弁匣体で、一方側を筒状とな
し、その筒状部の略中心に流水路2を設け、その
下方に後述するピストン杆案内孔5を隔てて流入
路2よりもやや小径な排出路3を略一直線上に整
列させ、その下流にベンチユリー部4を形成して
いる。5は略一直線上に整列した前記流入路2と
排出路3との間を横切る方向に開設した有底のピ
ストン杆案内孔で、その底部は前記流入路2の周
径よりも若干過ぎた位置にあり、他方は開口され
てスプリング室5aとなつている。6は前記案内
孔5内に摺動自在に嵌装したピストン杆で、その
摺動する部分の所定部にOリング7を嵌めて摺動
面の気密を保ち、かつ、その一端が前記案内孔の
底部に当接したとき、前記流入路2と排出路3と
の開口に合致し、後述する球状弁体18を保持で
きる流通孔8を開設している。なお、このピスト
ン杆の一端には小突起部9を設け、この小突起部
9が前記案内孔5の底部に当接するようにする。
またこのピストン杆6の他方側は摺動部分の径よ
りも小径の段基部10を形成しており、その段基
部10の軸芯よりやや偏心した位置に前記流通孔
8へ貫通する細孔11を開設している。12は前
記ピストン杆6を押圧するスプリングで、その一
方端を前記段基部10の段部に当接させ、他方端
は前記案内孔5の開口部を密封する覆体13の凹
部14に当接させてピストン杆6をその一端の小
突起9が案内孔5の底部に当接するように付勢す
る。15はパツキング、16は前記覆体13の内
部に植設し、その先端を前記スプリング12内を
経て前記ピストン杆6の細孔11内へ若干臨ませ
たガイドピンで、このガイドピンが細孔11内へ
嵌入することにより前記ピストン杆の廻り止めと
摺動案内とを行わせる。17は前記排出路3の始
端開口に上向きの拡開状を呈するように形成した
弁口、18は前記ピストン杆6の流通孔8中に保
持され、かつ前記弁口17とにより弁を構成する
球状弁体で、前記ピストン杆6の摺動により移動
して弁口17を開閉するものである。19は前記
排出路3の下方のベンチユリー部4と前記案内孔
5のスプリング室5a側とを結ぶ連通路で、スプ
リング室5a側に弁孔20を有し、開閉弁21の
進退操作により、その弁孔20を針弁22により
開閉させる。23は前記開閉弁21を嵌挿する透
孔を設けた当て板、24は前記開閉弁21の下端
に固定した操作つまみである。
次に、前記の構成よりなる本考案の排出弁の作
用について説明する。
この排出弁は、先ず第2図Aの閉成状態図に示
す如く、弁匣体1の流入路2と排水路3間を横切
るように設けた案内孔5内の底部にピストン杆6
の一端の小突起部9がスプリング12の付勢によ
り当接されている。その時、流通孔8が流入路2
と排出路3と合致しており、かつこの流通孔8内
に保持した球状弁体18がその自重で排出路3の
弁口17を閉塞している。また開閉弁21はその
先端の針弁22で弁孔20を閉塞した状態であ
る。しかして流水の配管元栓(図示せず)を開け
ば流水は実線矢印に示す如く、流水路2側より流
通孔8内に流入して球状弁体18を閉塞方向に押
圧し、同時に細孔11を通つてその細孔に嵌挿し
たガイドピン16との周囲間隙部を経て案内孔5
のスプリング室5a側(以下二次圧側という)に
流入して貯溜する。この状態においては流水は球
状弁体18および開閉弁21で閉塞されていて排
出路3側への流出は完全に断たれている。
開弁時には、第2図Bに示す如く、開閉弁21
を後退させて弁孔20をあける。すると、二次圧
側に貯溜されていた貯溜水は弁孔20を通じて連
通路19側に開放されるから、二次圧側内の圧力
は流入路2(一次圧側)に対して低圧になる。そ
のためピストン杆6は前記の差圧分だけスプリン
グ室5a側へ摺動し、弁口17を閉塞していた球
状弁体18はそれに伴ない若干移動し、主流水は
弁口17と球状弁体18との間隙より排出路3側
に流出する。
かくして、一旦主流水の流出が始まると、前述
の差圧はベンチユリー部4のベンチユリー効果に
より急増して大きくなり、ピストン杆6は一気に
スプリング12を圧縮して第2図Bの位置まで移
動する。このために球状弁体18は弁口17より
完全に離脱され、流路は直進状に開口されて流水
は流入路2,案内孔5を経て排出路3、ベンチユ
リー部4に達し送出される。
次に閉弁したい場合には、開閉弁21を前進さ
せて前記弁孔20を針弁22で閉塞する。する
と、連通路19は遮断され、これによりスプリン
グ室5a側の二次圧が流水圧と均圧となり、ピス
トン杆6はスプリング12の復元力にて元のAに
示す位置に押し戻される。その際、球状弁体18
はピストン杆6の摺動に伴なつて強制的に移動さ
れ、弁口17を閉塞することによつて流体の流出
を停止させる。この動作は開閉弁21による弁孔
20の閉塞と殆んど同時に行なわれる。
第4図に示す実施例は、前記実施例の如く開閉
弁21を手動で操作する代りに、電磁部25を有
する電磁開閉弁21aを使用し、スイツチ(図示
せず)のオン・オフにより針弁22を進退させて
弁孔20を開閉すべくなしたもので、この実施例
に示すものも前記と同様の作用を行うことはいう
までもない。
なお、前記の各実施例においては、開閉弁21
として針弁22を採用したものを示しているが、
他の弁方式の例えばデスク弁等を使用したもので
あつてもよく、また、案内孔5に嵌装したピスト
ン杆6は必らずしも流入路2および拝出路3と直
交状に交差する必要はなく、傾斜していてもよ
い。
以上のように、本考案の排出弁によれば次のよ
うな効果が得られる。
1 本考案は、ピストン杆の摺動制御用の開閉弁
を操作することにより、ピストン杆のスプリン
グ室側の二次圧と流入路側の一次圧とに差圧を
発生させ、または差圧が生じないようにし、こ
れを基として主流水路を開閉させると共に、そ
の主流水路の開時にベンチユリー部に生ずる差
圧発生を利用してピストン杆を一気に移動させ
て弁口を大きく開成させる差圧応動式としたの
で従来のコマ弁のように人の感に頼つて弁部を
弁座に圧接させる必要がなく、主流水路の球状
弁体には水圧以外の過分な力がかからないので
弁が損傷するおそれがなく、その耐久性を向上
させることができる。
2 閉弁時には水圧が球状弁体を閉じる方向に作
用するので、水圧に逆つて弁を閉じるもののよ
うな垂れ流しのおそれがない。
3 従来一般に慣用されている排出弁のような流
水方向が変化する構造ではなく、主流水路であ
る流入路と排水路とが略一直線上に配列され、
かつ開弁時には球状弁体が流水を妨げない位置
まで移動するので、通水抵抗を減少させ、流水
は層流状となつて、キヤビテイシヨン騒音,通
水騒音,潰食などの悪現象の発生を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の排出弁を示し、イは閉成状態、
ロは開成状態の一部切欠断面図である。第2図は
本考案に係る排出弁の実施の一例を示し、Aはそ
の閉成状態を示す縦断面図、Bはその開成状態を
示した縦断面図、第3図は第2図の閉成状態にお
ける中央破断斜視図である。第4図は他の実施例
の縦断面図である。 1……弁匣体、2……流入路、3……排出路、
4……ベンチユリー部、5……ピストン杆の案内
孔、6……ピストン杆、7……Oリング、8……
流通孔、9……小突起部、10……段基部、11
……細孔、12……スプリング、13……覆体、
14……凹部、15……パツキング、16……ガ
イドピン、17……弁口、18……球状弁体、1
9……連通路、20……弁孔、21,21a……
開閉弁、22……針弁、23……当て板、24…
…操作つまみ、25……電磁部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 流入路と排出路とを略一直線上に整列させる
    と共にその下流側にベンチユリー部を形成し、
    かつ前記流入路と排出路との間を横切る方向に
    開設したピストン杆案内孔を有する弁匣体と、
    前記案内孔に摺動自在に嵌装されてその一端寄
    りに開設した流通孔が前記流入路および排出路
    と一致するようにスプリングにより付勢された
    ピストン杆と、前記ピストン杆の流通孔に保持
    されてピストン杆の摺動により前記排出路を開
    閉し得べくなした球状弁体とよりなり、前記ピ
    ストン杆にその流通孔より前記スプリングを収
    容した密閉スプリング室に貫通する細孔を穿設
    すると共に、そのスプリング室と前記ベンチユ
    リー部との間を連通路を介して連通させ、かつ
    該スプリング室とベンチユリー部との間の連通
    路を連通または遮断し得るピストン杆の摺動制
    御用開閉弁を配設したことを特徴とする排出
    弁。 2 ピストン杆の摺動制御用開閉弁を電磁的に開
    閉すべくなした実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の排出弁。
JP1978113509U 1978-08-21 1978-08-21 Expired JPS6118294Y2 (ja)

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JP1978113509U JPS6118294Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21

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JP1978113509U JPS6118294Y2 (ja) 1978-08-21 1978-08-21

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JPS5531003U JPS5531003U (ja) 1980-02-28
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JPS5531003U (ja) 1980-02-28

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