JPH04266845A - ジヒドロジヒドロキシフタル酸の抽出方法 - Google Patents

ジヒドロジヒドロキシフタル酸の抽出方法

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JPH04266845A
JPH04266845A JP2631791A JP2631791A JPH04266845A JP H04266845 A JPH04266845 A JP H04266845A JP 2631791 A JP2631791 A JP 2631791A JP 2631791 A JP2631791 A JP 2631791A JP H04266845 A JPH04266845 A JP H04266845A
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JP
Japan
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acid
dihydrodihydroxyphthalic
alcohol
extraction
dihydro
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JP2631791A
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Minoru Matsubara
稔 松原
Norihiko Adachi
足立 典彦
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JSR Corp
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Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々のポリマーの原料
モノマーや種々の化合物の合成中間体として有用なジヒ
ドロジヒドロキシフタル酸を、これを含有する水溶液か
ら効率的に抽出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フタル酸の誘導体は、種々のポリマーの
原料モノマーや種々の化合物の合成中間体として広く利
用されているが、近年のポリマー合成の多様化に伴い、
さらに新たなフタル酸誘導体の開発が望まれている。か
かる実状において、本発明者らは先にフタル酸を原料と
し、シュードモナス属に属し、4,5−ジヒドロ−4,
5−ジヒドロキシフタル酸および/またはその塩の分解
活性が消失もしくは低下している微生物を用いれば、フ
タル酸および/またはその塩から有用な4,5−ジヒド
ロ−4,5−ジヒドロキシフタル酸および/またはその
塩が製造できることを見出した(特開平2−14954
0号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
ジヒドロジヒドロキシフタル酸を含有する水溶液からの
ジヒドロジヒドロキシフタル酸の単離は容易ではなく、
より効率的な単離手段の開発が望まれている。従って本
発明の目的は、ジヒドロジヒドロキシフタル酸を含有す
る水溶液からジヒドロジヒドロキシフタル酸を効率良く
抽出する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はジヒ
ドロジヒドロキシフタル酸を含有する水溶液より、無機
酸塩の存在下、次の(1)〜(4)(1)プロピルアル
コール、(2)アセトニトリル、(3)エチルアルコー
ルとブチルアルコール、ジエチルエーテル、メチルエチ
ルケトンおよび酢酸エチルから選ばれる少なくとも1種
との混合溶媒、ならびに(4)ジオキサンとブチルアル
コールおよびメチルエチルケトンから選ばれる少なくと
も1種との混合溶媒から選ばれる有機溶媒を用いてジヒ
ドロジヒドロキシフタル酸を抽出することを特徴とする
ジヒドロジヒドロキシフタル酸の抽出方法を提供するも
のである。
【0005】本発明の抽出対象物であるジヒドロジヒド
ロキシフタル酸としては、例えば4,5−ジヒドロ−4
,5−ジヒドロキシフタル酸、またはそのナトリウム塩
、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩などの塩
(以下、これらを「4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒド
ロキシフタル酸」と総称する)が挙げられる。この4,
5−ジヒドロ−4,5−ジヒドロキシフタル酸は、例え
ば4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒドロキシフタル酸の
分解活性が消失または低下している微生物を用いて、フ
タル酸および/またはその塩(以下、これらを「フタル
酸」と総称する)から微生物変換法により製造すること
ができる(特開平2−149540号公報)。
【0006】本発明に用いられるジヒドロジヒドロキシ
フタル酸を含有する水溶液としては、特に制限されるも
のではないが、例えば上記ジヒドロジヒドロキシフタル
酸産生培養液が挙げられる。当該培養液は、例えば特開
平2−149540号公報記載によって得られたものが
挙げられるが、具体的には以下の如くして得られる。
【0007】まず、培養に用いられる微生物は、シュー
ドモナス属に属し、4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒド
ロキシフタル酸の分解活性が消失または低下しているも
のであり、例えばフタル酸を増殖のための炭素源として
利用し得る能力を有するシュードモナス属に属する微生
物を親株として、4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒドロ
キシフタル酸の分解活性が消失または低下するように変
異させられた変異株が挙げられる。ここで、親株の例と
しては、例えばシュードモナス・アシドボランス(Ps
eudomonas acidovorans )、シ
ュードモナ・プチダ(Pseudomonas put
ida)、シュードモナス・テストステロニ(Pseu
domonastestosteroni)が挙げられ
、具体的にはシュードモナス・テストステロニM4−1
(微工研条寄第2445号)、シュードモナス・テスト
ステロニNMH75 (微工研条寄第2447号)など
を例示することができる。 親株の変異は、例えば突然変異誘起剤による処理、紫外
線照射、X線照射、γ線などの放射線照射による処理ま
たはトランスポゾンによる処理を適用することができる
。ここで突然変異誘起剤としては、エチルメタンスルホ
ネート、N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグア
ニジン、ジメチルサルフェート、2−アミノプリン、ア
クリフラビン、アクリジンオレンジ、ヒドラジン、4−
ニトロキノリン−N−オキシド、塩化マンガンなどが挙
げられる。また、放射線のうちでは、通常、紫外線が使
用され、その照射量は1〜9mJ/cm2 程度である
。さらに、トランスポゾンとしては、例えばTn3〔H
effron, F., McCarthy, B. 
J., Ohtsubo, H., Ohtsubo,
 E., Cell, 18, 1153(1979)
〕, Tn5〔Berg, D. E.,and Be
rg, C. M., Bio/Technology
 1, 417(1983) 〕, Tn7〔Bart
h, P. T., Datta, N., Hedg
es, R. W., Grinter, N. J.
, J. Bacteriol., 125, 800
(1976) 〕, Tn10〔Kleckner, 
N., Foster, T. J., Dazis,
 M. A., Hanley−Way, S., H
alling, S. M., Lundblad, 
V., Takeshita, K., Cold S
pring, HarborSymp. Quant.
 Biol.,  45, 225(1981) 〕な
どが挙げられる。変異株の確認は、例えば変異を行った
細胞を培養し、形成されたコロニーについて変異の有無
を検討する直接的な方法のほか、この方法を改良したレ
プリカ法、さらにはペニシリンなどの抗生物質を使用す
る濃縮法、特殊な基質を用いる自殺基質処理法ならびに
これらを適宜組合せた方法などが挙げられる。 また、これらの変異株の中から変異株を見出す方法とし
ては、増殖菌体または休止菌体にフタル酸を適当な条件
下で接触させ、そのときの蓄積物を適当な分析手段を用
いて分析する方法を挙げることができる。かくして得ら
れる特定変異株の例としては、親株として前記M4−1
を用いた紫外線処理による変異株であるシュードモナス
・テストステロニM4−1026(微工研条寄第244
6号)が挙げられる。このシュードモナス・テストステ
ロニM4−1026の菌学的性質は、親株であるシュー
ドモナス・テストステロニM4−1のそれと極めて近似
しているが、フタル酸の資化能を失っている点で親株と
相違する。
【0008】さらに、特定変異株の他の例としては、親
株として前記NMH75 を用い、トランスポゾンTn
5により変異させたシュードモナス・テストステロニN
MH7501 (微工研条寄第2448号)が挙げられ
る。上記特開平 2−149540 号公報の方法では
、このような特定変異株を用い、液体培養法、休止菌体
法、固定化菌体法などにより、フタル酸から4,5−ジ
ヒドロ−4,5−ジヒドロキシフタル酸を製造する。液
体培養法は、フタル酸の存在下に特定変異株を培養しな
がら4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒドロキシフタル酸
を生成させる方法である。この方法で用いられる培地に
は炭素源として酢酸、コハク酸、クエン酸などの有機酸
および、これらの塩、安息香酸、m−ヒドロキシ安息香
酸、p−ヒドロキシ安息香酸およびこれらの塩などの芳
香族化合物、グルコースなどの糖類が用いられ、窒素源
としてアンモニウム塩、硝酸塩などの無機窒素化合物、
ペプトン、肉エキス、酵母エキス、尿素などの有機窒素
源などが用いられ、無機塩類として、リン酸カリウム、
硫酸マグネシウム、塩化カリウム、塩化第二鉄、塩化カ
ルシウムなどが用いられる。フタル酸の培地への添加は
、一括添加または逐次添加が採用されるが、全添加量は
通常、培地の5重量%以下である。また、逐次添加する
場合に、その添加周期は4,5−ジヒドロ−4,5−ジ
ヒドロキシフタル酸が充分生成し、培地中に蓄積される
範囲内で適宜選定され、1回の添加量は、通常、培地の
0.01〜0.5 重量%である。また培養温度は、通
常、25〜37℃、pHは5〜9であり、好気的条件下
で行われる。休止菌体法は、予め培養しておいた特定変
異株を用いて、フタル酸を4,5−ジヒドロ−4,5−
ジヒドロキシフタル酸に変換させる方法である。この方
法では、特定変異株の培養は、液体培養法と同様にして
行うことができる。培養後、特定変異株は遠心分離また
は凝集法によって集められ、適当な緩衝液(例えばリン
酸緩衝液あるいはトリス(ヒドロキシメチル)アミノメ
タン緩衝液)中に再懸濁される。再懸濁された液中での
4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒドロキシフタル酸の産
生反応(以下単に「産生反応」という)はフタル酸の添
加により開始され、温度25〜37℃、pH5〜9の範
囲で好気的に行われる。また、固定化菌体を用いる方法
の場合、特定変異株の担体への固定化方法としては包括
法、吸着法、マイクロカプセル法などいずれも適用する
ことができる。包括用の担体としてはカラギーナンなど
の多糖類、ポリアクリルアミドなどの合成高分子等があ
り、吸着用担体としてはDEAEセルロースなどがある
。この固定化菌体の場合の産生反応の条件は、液体培養
で行う方法または休止菌体を用いる方法の場合と同様で
ある。上記の培養または産生反応終了後、菌体等の不溶
物を濾別すれば、ジヒドロジヒドロキシフタル酸を含有
する水溶液が得られる。
【0009】一方、本発明方法に用いられる抽出溶媒は
、前記(1)〜(4)から選ばれる有機溶媒(以下、「
特定溶媒」という)であり、これらの特定溶媒は、水と
自由な割合で相溶しかつ塩を添加することにより水層と
有機層との2層に分離するものであるが、このうち2−
プロピルアルコール、エチルアルコールとメチルエチル
ケトンとの混合溶媒、エチルアルコールと酢酸エチルと
の混合溶媒、ジオキサンと1−ブチルアルコールとの混
合溶媒またはジオキサンとメチルエチルケトンとの混合
溶媒が特に好ましい。またこれらの特定溶媒は1種単独
でも2種以上を混合しても使用することができる。なお
、上記特定溶媒中の各混合溶媒の混合割合は特に限定さ
れないが、エチルアルコールまたはジオキサンに対する
、ブチルアルコールまたはメチルエチルケトンの混合割
合;およびエチルアルコールに対するジエチルエーテル
または酢酸エチルの混合割合は重量比で3:7〜7:3
程度が好ましい。さらに、特定溶媒には、抽出を阻害し
ない範囲で、他の有機溶媒を混合してもよい。
【0010】また、本発明方法に用いられる無機酸塩は
、原料であるジヒドロジヒドロキシフタル酸を含有する
水溶液と前記特定溶媒との混合物を2層に分離するもの
であれば特に限定されないが、例えば塩化ナトリウム、
塩化カリウム、塩化アンモニウム、硫酸ナトリウム、硫
酸カリウム、硫酸アンモニウム、硝酸ナトリウム、硝酸
カリウムまたは硝酸アンモニウム等を挙げることができ
る。これらの無機酸塩は、通常水層におけるこれらの無
機酸塩の飽和量が添加される。
【0011】本発明方法を実施するには、例えばジヒド
ロジヒドロキシフタル酸を含有する水溶液に、前記特定
溶媒を加え、これに無機酸塩を添加して混合物を2層に
分離せしめ、次いで有機層を分取することにより行われ
る。当該抽出操作を行うにあたり、ジヒドロジヒドロキ
シフタル酸を含有する水溶液のpHは通常2以下、好ま
しくは1.5 以下に調整されるが、ジヒドロジヒドロ
キシフタル酸は酸性条件下で比較的不安定であるので、
この状態で長時間放置、または加熱しないよう注意する
必要がある。また抽出操作は、0〜40℃、特に0〜2
0℃で行うのが好ましい。
【0012】抽出液からのジヒドロジヒドロキシフタル
酸の分離方法としては、抽出液を濃縮後、例えば酢酸エ
チル、ジエチルエーテル、トルエン、クロロホルム、ヘ
キサンなどの溶媒中で4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒ
ドロキシフタル酸を晶析させる方法が挙げられ、さらに
精製を必要とする場合には、イオン交換体などを用いる
クロマトグラフィーやセファデックスLH−20などを
用いるゲル濾過法などが適用される。
【0013】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例により何ら制限されるもので
はない。
【0014】実施例1 シュードモナス・テストステロニM4−1026(特開
平2−149450号公報)1白金耳を液体培地50m
lで培養した培養液を、5mMのフタル酸ナトリウムを
含む液体培地2lに添加し、30℃で20時間振とう培
養を行った。次いで遠心分離によりシュードモナス・テ
ストステロニM4−1026を集菌し、50mMトリス
−酢酸緩衝液(pH7.5 )200ml で2回洗浄
を行った後、2.5mM のフタル酸ナトリウムを含む
50mMトリス−酢酸緩衝液1lに再懸濁した。その後
、回転振とうを行いながら、30℃で48時間産生反応
を行い、遠心分離によりシュードモナス・テストステロ
ニM4−1026を除去した。得られた上澄液を48℃
で回転蒸発法により50mlに濃縮し、硫酸アンモニウ
ムを飽和に達するまで加え、濃塩酸でpH1.5 に調
整した。続いて2−プロピルアルコール100ml に
よる抽出を5回行い、得られた抽出液を集め、40℃で
回転蒸発法により濃縮し、約0.5ml とした。さら
に濃縮液全量をメチルアルコール5mlに溶解し、次い
で酢酸エチル200ml を添加し、不溶物を濾過によ
り除去し、40℃で再度回転蒸発法により10mlに濃
縮した。濃縮により晶析した物質を濾別し乾燥し、4,
5−ジヒドロ−4,5−ジヒドロキシフタル酸の粗粉末
316mg を得た。この粗粉末200mg を20容
量%メチルアルコール水溶液5mlに溶解し、20容量
%メタノール水溶液で平衡化したセファデックスLH−
20のカラム(カラムサイズ 3.5×40.5cm)
に充填し、20容量%メチルアルコール水溶液で溶出し
、260nmに吸収を持つフラクションを集めた。集め
たフラクションを凍結乾燥し、4,5−ジヒドロ−4,
5−ジヒドロキシフタル酸の精製粉末55mgを得た。 このようにして得られた精製粉末は、マススペクトルで
201(M+H+) のピークを与え、重水素ジメチル
スルホキシド中での1H−NMR では、δ4.12(
H−e,H−f),  δ5.10(H−g,H−h)
,  δ6.58(H−c,H−d) およびδ12.
52(H−a,H−b)においてシグナルを与え、また
、重水素ジメチルスルホキシド中での13C−NMR 
ではδ66.5(C−1,C−2),δ128.8(C
−4,C−5), δ137.6(C−3,C−6)お
よびδ166.9(C−7,C−8)においてシグナル
を与えるものであった。また元素分析値も理論値と一致
することから、本物質は4,5−ジヒドロ−4,5−ジ
ヒドロキシフタル酸であることが示された。
【0015】実施例2 抽出溶媒をエチルアルコール:メチルエチルケトン=1
:1(重量比)の混合溶媒に変更した以外は、実施例1
と同様に抽出を行ったところ、4,5−ジヒドロ−4,
5−ジヒドロキシフタル酸の粗粉末329mg が得ら
れた。
【0016】実施例3 抽出溶媒をエチルアルコール:酢酸エチル=1:1(重
量比)の混合溶媒に変更した以外は、実施例1と同様に
抽出を行ったところ、4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒ
ドロキシフタル酸の粗粉末317mg が得られた。
【0017】実施例4 抽出溶媒をジオキサン:1−ブチルアルコール=1:1
(重量比)の混合溶媒に変更した以外は、実施例1と同
様に抽出を行ったところ、4,5−ジヒドロ−4,5−
ジヒドロキシフタル酸の粗粉末331mg が得られた
【0018】比較例1 抽出溶媒をジエチルエーテルに変更した以外は、実施例
1と同様に抽出を行ったが、得られた4,5−ジヒドロ
−4,5−ジヒドロキシフタル酸の粗粉末は、2.4m
g であった。
【0019】比較例2 抽出溶媒を酢酸エチルに変更した以外は、実施例1と同
様に抽出を行ったが、得られた4,5−ジヒドロ−4,
5−ジヒドロキシフタル酸の粗粉末は、24.2mgで
あった。
【0020】比較例3 抽出溶剤をクロロホルムに変更した以外は、実施例1と
同様に抽出を行ったが、4,5−ジヒドロ−4,5−ジ
ヒドロキシフタル酸は抽出されなかった。
【0021】比較例4 抽出溶剤をトルエンに変更した以外は、実施例1と同様
に抽出を行ったが、4,5−ジヒドロ−4,5−ジヒド
ロキシフタル酸は抽出されなかった。
【0022】比較例5 抽出溶剤をイソアミルアルコールに変更した以外は実施
例1と同様に抽出を行ったところ4,5−ジヒドロ−4
,5−ジヒドロキシフタル酸の粗粉末97mgが得られ
た。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、耐熱性ポリマー、導電
性ポリマーなどの種々のポリマーの原料モノマーや種々
の化合物の合成中間体として有用なジヒドロジヒドロキ
シフタル酸を効率よく抽出することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ジヒドロジヒドロキシフタル酸を含有
    する水溶液より、無機酸塩の存在下、次の(1)〜(4
    )(1)プロピルアルコール、(2)アセトニトリル、
    (3)エチルアルコールとブチルアルコール、ジエチル
    エーテル、メチルエチルケトンおよび酢酸エチルから選
    ばれる少なくとも1種との混合溶媒、ならびに(4)ジ
    オキサンとブチルアルコールおよびメチルエチルケトン
    から選ばれる少なくとも1種との混合溶媒から選ばれる
    有機溶媒を用いてジヒドロジヒドロキシフタル酸を抽出
    することを特徴とするジヒドロジヒドロキシフタル酸の
    抽出方法。
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