JPH04266261A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

画像読取装置および画像読取方法

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JPH04266261A
JPH04266261A JP3027153A JP2715391A JPH04266261A JP H04266261 A JPH04266261 A JP H04266261A JP 3027153 A JP3027153 A JP 3027153A JP 2715391 A JP2715391 A JP 2715391A JP H04266261 A JPH04266261 A JP H04266261A
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Masanori Yamada
山田 昌敬
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿をCCD等のライ
ン・イメージ・センサを使用して読み取る画像読取装置
に関し、特に、異なる色出力を行なう複数のライン・イ
メージ・センサを副走査方向に配置してカラー画像の読
取を行なうカラー画像読取装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年CCD等の固体撮像素子を使用した
カラー画像の読取を行なうカラー画像読取装置(以下カ
ラースキャナーと称す)の開発が盛んである。
【0003】こうしたカラースキャナーは異なるカラー
・フィルタを主走査方向に順次配置したカラーライン・
イメージ・センサ又は異なる色出力を行なう複数のライ
ン・イメージ・センサを副走査方向に配置したカラーラ
イン・イメージ・センサを使用した2種類の方式が一般
的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前者の方式は装置構成
が簡単になるという特徴があるが、受光面積が多くとれ
ないので光源に多くの光量を必要とし、また、主走査方
向にカラーフィルタを配置している事による読み取り画
像のズレを補正する必要があるという欠点がある。
【0005】一方、後者の方式には、前者の方式のよう
な欠点はないうえに、読取解像度の向上が容易、縮小光
学系による光学系の移動部分の軽量化が可能等の利点も
多い。
【0006】しかしながら、ライン・イメージ・センサ
間の副走査方向の位置ズレを補正しなければならないと
いう欠点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、上記で
説明した後者の方式のライン・イメージ・センサ間の副
走査方向の位置ズレをメモリを用いて補正する際に、高
画質を維持するために必要な移動光学系駆動モーターの
制御方法及び原稿照明ランプの点灯制御方法を提供する
ものであり、詳しくは、異なる色出力を行なう複数のラ
イン・イメージ・センサを副走査方向に配置した画像読
取装置において、上記複数のセンサ間の距離と副走査速
度に応じて、ランプ点灯タイミング、光学系移動タイミ
ングのいずれか、あるいは双方を制御する画像読取装置
を提供するものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明を適用したカラースキャナーの
実施例を図を用いて説明する。
【0009】図2はカラースキャナーの構成図である。
【0010】スキャナー200は、原稿台ガラス201
上に載置された原稿202を照明ランプ204で照射し
、その乱反射光をミラー205、207、208、レン
ズ209を介してCCDカラーイメージセンサ210で
読み取る。
【0011】センサ210で読み取られた画像情報はC
CDドライバ回路部211を経て、画像処理部213に
送られ、後述の処理後、コネクタ部215からコンピュ
ータやプリンタ等の外部機器217へ送られる。
【0012】ミラー205、ランプ204から成る光学
ユニット203とミラー207、208から成る光学ユ
ニット206は共に、モーター218、プーリー219
、220、ワイヤー221により駆動され、図の左右方
向すなわち副走査方向に移動する、いわゆる2対1光学
系を構成する。
【0013】副走査方向の変倍動作は、副走査方向の移
動速度を可変する事で行なう。本実施例では等倍時ユニ
ット203は、80mm/secで走査し、1/2縮小
時には160mm/sec、2倍拡大時には40mm/
secで走査移動する。223は光学系ユニット203
の副走査基準位置であるホームポジション(HP)を検
出するためのセンサーである。
【0014】CCDセンサー210を反射光の入射方向
から見た右視図を図3に示す。図に示すように副走査方
向に沿って、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(
B)センサーが所定間隔をもって配置されている。
【0015】各センサーは5000画素あって、本例で
は400dpiの解像度を有する。
【0016】224は後述のシェーディング補正時に用
いる基準白色板である。
【0017】図1に本発明を適用したカラースキャナー
の画像処理回路ブロックの例を示す。ラインセンサー1
01〜103はそれぞれR,G,Bの各成分の画像デー
タを出力する。
【0018】このセンサー101〜103は副走査方向
に関してラインセンサ101、103間に距離l、ライ
ンセンサ102、103間に距離mの位置ずれがあり、
この距離分をメモリを使用したデータ遅延回路によって
補正する。
【0019】アンプ104〜106はセンサ101〜1
03より出力されるアナログ画像信号を、それぞれ増幅
する回路で、増幅された信号は、次段のA/D変換器1
07〜109でそれぞれデジタル画像信号に変換された
後、シェーディング補正部110〜112でシェーディ
ング補正される。
【0020】シェーディング補正されたR信号とG信号
は遅延メモリ113、114で前述の距離l、m分のデ
ータ遅延後、シェーディング補正部112のB信号出力
と同じタイミングで入力マスキング部115に入力され
る。
【0021】入力マスキング部115では各センサーの
フィルター特性を補正された後、外部機器に対してR,
G,B各信号が出力される。
【0022】データ遅延について更に説明を加える。
【0023】例えば距離l,mが主走査方向の読取解像
度に対してそれぞれ20画素分、10画素分であるとす
ると、等倍読取時にデータ遅延の為に必要なメモリ量は
主走査データの20ライン分、10ライン分となる。
【0024】また、1/2縮小時には10ライン分、5
ライン分、2倍拡大時には40ライン分、20ライン分
となる。
【0025】図4にシェーディング補正部110(もし
くは111、112)のブロック図を示す。
【0026】A/D変換された信号Vはまずスイッチ部
801を経てRAM803にとりこまれる。
【0027】スイッチ部801はCPU302によって
入力画像信号VをAもしくはBのいずれかへ出力するべ
く制御される。RAM803は少なくともセンサーの有
する画素数分の(1ライン分)のデータを記憶可能な容
量をもつ。又、データ取り込み時のメモリアドレスはア
ドレス制御回路804にて制御される。
【0028】一旦RAM803にとりこまれた1ライン
分のデータはCPU302によってアクセスできる。
【0029】CPU302はシェーディング補正の為に
基準白色板224の画像データをRAM803にとり込
んだ後、原稿画像データに乗じるための補正係数に変換
する。
【0030】そして、原稿走査時、スイッチ801はA
方向が選択され、一方RAM803からは補正係数が読
み出され乗算器802にてシェーディング補正済データ
V′となる。
【0031】図5に光学系モータ218の制御のブロッ
ク回路図を示し、以下に説明する。
【0032】本回路は光学系モータ218の回転方向と
回転速度を制御する。光学系モータ218は光学系の副
走査方向の前進時と後進時でその回転方向が変わり、前
進時の回転速度は前述のように倍率に応じて変化する。 後進時の回転速度は倍率に関わらず一定である。
【0033】CPU302は原稿走査の倍率と距離に応
じて、モータードライブ回路304に駆動パルスを出力
する。
【0034】モータ218は5相のステッピングモータ
であり、駆動パルスA〜Eの順番及び周波数を変えるこ
とで回転方向と速度を制御する。
【0035】また、後進時にモータ218を高速で回転
させる為、CPU302からの電圧切換信号CH−Vに
より駆動電圧切換回路305は駆動電圧を6Vから40
Vに切り換える。
【0036】また、定電流制御回路303はCPU30
2からの電流値切換信号CH−Aとモータードライブ回
路304からの電流検出信号DT−Aに基づいてモータ
ーに流れる電流を回転速度に応じた定電流に制御する。
【0037】図6に原稿照明ランプ制御回路を示す。
【0038】CPU302の出力するランプレギュレー
タ310の駆動信号LONが“TRUE”の時、ランプ
電源がランプ204へ供給されランプ204は点灯する
。レギュレータ等の故障でランプ204が点灯しっ放し
になり、異常昇温するとサーモスイッチ312が働き、
ランプ204への電源供給を断ち、ランプ204をOF
Fする。
【0039】図7はランプ光量立ち上がり特性の例を示
す。
【0040】ランプON後、Ts秒で光量がFbで安定
することを示している。
【0041】もしも、ランプON後、Tb秒経過直後か
ら有効な画像信号の出力を開始したとすると、前述の通
りG信号、R信号はそれぞれ遅延されている為、Tb時
点でのB信号に対応するG信号はランプON後Tg秒時
点での光量Fgで読み取られたものであり、さらに、R
信号はランプON後Tr秒時点での光量Frで読み取ら
れたものとなる。
【0042】従って、R信号、G信号は暗い画像となる
。このような正常でない画像はRについては画像先端か
らTs−Tr秒相当分、GについてはTs−Tg/秒相
当分に渡る。
【0043】また、センサー間の時間Trb、Tgbは
それぞれ読取倍率によって変化し、等倍時が、Trb、
Tgbの時、1/2縮小時には1/2Trb、1/2T
gbとなり、2倍拡大時には2Trb、2Tgbとなる
【0044】図8に本発明におけるカラースキャナーの
ランプ制御タイミングチャートを示す。
【0045】画像出力信号の立ち上がりは読み取るべき
原稿の副走査方向の先端画像をBセンサー103が読み
取ったタイミングである。
【0046】この画像出力ONタイミングに対して、光
学系モータ218はTm秒以前にONして、走査を開始
する。このTmなる時間の制御については詳細を後述す
るが、図8においては、光学系の立ち上がりがランプ2
04の立ち上がりにくらべて充分短時間である場合を仮
定する。
【0047】ランプONタイミングは、図7にて説明し
たように画像出力ONタイミングよりTl=Ts+Tr
b×M秒先立って制御される。ここでTsはランプ光量
が安定する迄に要する時間である。またTrbは等倍時
のRセンサ101とBセンサ103の同一画像に対する
読取時間差である。
【0048】また、Mは倍率を示し例えば等倍の時「1
.0」、1/2縮小の時「0.5」、2倍拡大の時「2
.0」である。
【0049】ランプON後Tl時間後に画像出力を開始
し、その後Timage時間後に原稿後端もしくは読取
領域副走査後端に到達すると画像出力を禁止し、ランプ
204をOFFし、さらに光学系モータ218を反転さ
せ、Tret時間後に、光学系が副走査開始点に戻った
ところで、モータ218をOFFする。
【0050】以上のように、有効画像先端の読取に対し
、Ts+Trb×M秒の予備点灯時間Tlをランプに与
えることで、副走査位置ズレを有するR,G,B各セン
サー101〜103の正常な出力を得ることができる。
【0051】また、倍率毎に制御することで縮小時に無
駄な予備点灯時間を費やすことがない。
【0052】また、制御の複雑さを回避するために、予
備点灯時間TlとしてTs+Trb×Mmaxを確保す
る制御方式も有効である。
【0053】ここにMmaxはカラースキャナーの最大
倍率であり、Ts+Trb×Mmaxを確保すれば、全
ての倍率に対して正常な画像出力を保証できる。
【0054】図9にCPU302による制御フローを示
し、以下に説明する。本実施例は原稿走査に先立ち、ラ
ンプ光量立ち上がり時間を測定するものである。
【0055】まず、光学系を基準位置のHP(ホームポ
ジション)に復帰させる(700)。RAM306上の
エリアtとtとDpを0クリアする(701)。ランプ
204をONし(702)、RAM306上のフラグF
を「1」にする(703)。
【0056】一方、1msec毎に発生するタイマー割
り込みの中でフラグFが「1」か否かを判定し(720
)、「F=1]の時には時間測定用のRAM306上の
エリアtを「1」インクリメントする(721)。
【0057】前述のシェーディング用RAM803に画
像データをとりこむ(722)。そして、例えば3ライ
ン分5000画素の全データdijを加算したデータD
nを得る(723)。ここでdijは各画素のデータを
示し、jはセンサーの色、つまり、OがR、1がG、2
がBを意味しiは各センサーの5000画素のアドレス
0〜4999を意味する。
【0058】但しCPU302の能力により15000
個のデータの加算時間が負担になる場合は、例えば8画
素置き、又は16画素置き、さらにRセンサー101の
出力のみといったように間引いて加算しても良い。
【0059】こうして得られたランプON後tmsec
後の加算データDnとそれ以前の加算データDpを比較
してほぼ等しいか否かを判定する(724)。ここにα
は所定の判定マージンである。
【0060】光量が安定する迄はDpとDnの差がα以
上であるから、新たなDpの値として最新データDnを
セットする(729)。また、安定度を示すRAM30
6上のエリアkを0にリセットする(730)。
【0061】光量が安定してくるとDnとDpの差がα
以内に収束してくるので(724)、安定度を示すエリ
アKを「1」インクリメントする(725)。そして、
kが所定値βになったら(726)、光量は安定したも
のとしてランプON後のトータル時間をカウントしてい
るtmsecをランプ安定時間としてRAM上のエリア
Tsにセットする(727)。例えばβが「20」であ
れば20msecの間光量がほぼ同じレベルを示したと
判定できる訳である。
【0062】図9には特に記載していないが、加算デー
タDnの値そのものが、所定値γ以上であることも、ラ
ンプ204の不点灯やCCD210及びその周辺回路の
異常をチェックする為に、或いはランプON信号出力後
実際にランプ204が点灯する迄の時間を検出する為に
必要である。
【0063】以上、720〜730の手順でランプ光量
立ち上がり時間Tsの測定が終了したら、フラグFを「
0」にする(728)。フラグFが「0」になったら(
704)、ランプ204を一旦OFFし(705)、光
量が安定した時点のシェーディングRAM803のデー
タに基づいて補正係数をセットしておく(716)。
【0064】次に図8で説明したように必要な予備点灯
時間Tlを計算した後(706)、原稿走査の為に再び
ランプをONする(707)。その後予備点灯時間Tl
から光学系モータ218の立ち上がり時間Tmを差し引
いたTl−Tm時間経過後(708)、光学系モータ2
18をONし(709)、さらにTm時間経過後(71
0)画像出力をONする(711)。
【0065】原稿走査が原稿後端もしくは読取領域後端
に到達し、原稿走査が終了したら(712)、画像出力
をOFFし(713)、ランプ204をOFFし(71
4)、光学系をホームポジション(HP)に復帰させて
制御を終える(715)。
【0066】以上のように原稿走査に先立って行なわれ
るシェーディング補正データのサンプル及び補正係数の
セットの前に、ランプ光量立ち上がり時間を測定するこ
とで、ランプ光量の経時変化を吸収しつつ、かつ測定の
為の無駄な時間も必要としないでラインセンサー間の副
走査位置ズレを考慮した最適なランプ制御が可能となっ
た。
【0067】また、ランプ光量立ち上がり時間Tsの測
定を、工場出荷時やサービスマンによる市場におけるラ
ンプ交換等のメンテナンス時、もしくは電源投入時に行
ない、不揮発性メモリに記憶しておき、原稿走査時にそ
のデータを使用する方法もある。
【0068】以上説明した実施例は3本のCCDイメー
ジラインセンサ間の副走査位置ズレを考慮したランプ点
灯制御に関するものであったが、以下に説明する実施例
は光学系モータ制御において、副走査位置ズレを考慮す
るものである。本実施例では光量立ち上がりが理想的な
ランプを想定する。
【0069】図10は光学系前進時の速度立ち上げ制御
例のグラフである。図10の制御は最も簡単な例であり
、立ち上げ時の加速度が一定となっているが、目標とす
る速度に応じて加速度を可変制御したり、モータON後
の時間に応じて異なる加速度制御をすることも可能であ
る。
【0070】さて、図10において、光学系モータON
後T2.0秒後に2倍拡大に相当する速度V2.0に達
し、T1.0秒後に等倍に相当する速度V1.0に達し
、T0.5秒後に1/2縮小に相当する速度V0.5に
達し、一般にTM秒後に変倍率Mに相当する速度VMに
達することを示している。また、斜線部LMは、モータ
ON後速度VMに達するまでに、進む距離を意味する。
【0071】図11を用いて従来の光学系制御を説明す
る。変倍率Mで原稿走査する場合、まず光学系を基準位
置HP(ホームポジション)であるA地点から、読み取
るべき原稿の副走査先端C地点の手前LMの距離のB地
点に任意の速度で移動させる(■)。次に、モータON
して、B地点から図10に示すパターンで速度制御すれ
ば、C地点に到達した時に所望の速度VMに達し(■)
、以後原稿後端D地点までは定速で移動し(■)、原稿
走査をする。
【0072】しかしながら、先の実施例で説明したよう
に、副走査方向に位置ズレのある、複数のラインイメー
ジセンサを使用する場合、センサー間に変倍率Mに対応
した時間差TrbxM、TgbxMがあるため、例えば
図10に示すように、モータON後TM秒後のBセンサ
103の画像は速度VMで読み取られたものであるが、
Gセンサ102の画像は速度VM以下のVGで、さらに
Rセンサ101の画像は速度VG以下のVR(図10で
は「0」)で読み取ったものとなり、当然異常な画像と
なる。
【0073】従って、光学系の移動制御において、所望
の速度VMに達した後、センサ間の最大時間差(本例で
はTrb×M)だけVMで移動し、その後原稿先端から
の画像読取を実行すれば、R,G,Bセンサがいずれも
所望の速度VMで原稿走査し、正常な画像が得られる。
【0074】図12を用いて、本実施例による光学系移
動制御を説明する。
【0075】変倍率Mで原稿走査する場合、まず光学系
を基準位置HP(ホームポジション)であるA地点から
、読み取るべき原稿の副走査先端C地点の手前LXの距
離のB地点に任意の速度で移動させる(■)。
【0076】LXはLX=LM+LYで定義される。L
Mは前述のように所望の速度VMに立ち上げるために必
要な距離である。LYはLY=Trb×M×VMで定義
される。次に、モータONして、B地点から図10に示
すパターンで速度制御すれば、B地点からLMの距離に
あるE地点に到達した時に所望の速度VMに達し(■)
、その後原稿先端C地点までVMで定速移動してセンサ
間時間差を解消し(■)、以後原稿後端D地点までは定
速で移動し(■)、原稿走査をする。
【0077】図13に制御フローを示し、説明する。
【0078】まず光学系を基準位置HP(ホームポジシ
ョン)に復帰し(401)、前述の距離LXを計算し(
402)、HPから原稿先端までの距離LSからLXを
差し引いた距離(LS−LX)だけあらかじめ光学系を
移動させる(403)。移動速度は例えば最高速である
【0079】その後ランプをONし、光学系前進をスタ
ートし、前述の速度立ち上げパターンで所望の速度VM
を得る(404)。
【0080】光学系が原稿先端に達したら(405)、
画像出力を開始し(406)、光学系が原稿後端に達し
たら(407)、画像出力を終了する(408)。
【0081】最後に、ランプをOFFし、光学系を再び
HPに復帰させて(409)、原稿走査を終了する。
【0082】以上のように、複数のラインセンサ間の副
走査位置ズレを考慮して、光学系移動制御を行うことで
、正常な画像走査が可能となる。
【0083】副走査位置ズレを有するラインセンサを用
いたカラースキャナにおいて、第1の実施例はランプ制
御に関わるもので、第2の実施例は光学系移動制御に関
わるものであった。以下に説明する実施例では制御対象
として、ランプと光学系を共に考慮するものである。
【0084】図14に原稿先端における画像出力タイミ
ングに対するランプONとモータONタイミングを示し
たタイミングチャートを示す。
【0085】先の実施例で説明したように、ランプ光量
の立ち上がりを考慮すると、画像出力の少なくとも(T
S+Trb×M)以前にランプONしておく必要がある
。また、光学系移動速度の立ち上がりを考慮すると、画
像出力の少なくとも(TM+Trb×M)以前に光学系
は移動を開始する必要がある。従って、TS>TMの場
合は図14の(A)のように、まずランプ204をON
し、その後(TS−TM)経過後、モータ218をON
し、さらに(TM+Trb×M)経過後、画像出力を開
始する。
【0086】また、TM>TSの場合は図14の(B)
のように、まずモータONし、その後(TM−TS)経
過後、ランプONし、さらに(TS+Trb×M)経過
後、画像出力を開始する。
【0087】以上のようにして、ランプ制御上も、光学
系移動制御上もセンサ間の副走査位置ズレを考慮した、
正常な画像を得ることが可能となる。
【0088】しかしながら、図14の(A)の区間(1
)はランプ204を点灯させたまま、原稿台ガラスを照
射している時間を意味し、このような状態はガラスの昇
温を招く可能性があるので、以下の実施例ではこの状態
を回避する手段を提供する。
【0089】図15を用いて説明する。
【0090】光学系移動速度立ち上がり時間TMにくら
べて、ランプ光量立ち上がり時間TSが大きい時には、
図15の(a)に示すように、ランプ204のONと同
時にモータ218をONする。この時モータ218は当
初の計算値よりもTS−TMだけ余分に移動する。図1
5の(b)にその移動量を示す。
【0091】所望の速度VMに達するのに時間TM、そ
の間の移動距離はLM、変倍率Mでのセンサ間時間差T
rb×Mだけ速度VMで移動する距離L1はTrb×M
×VM、余分の時間(TS−TM)で移動する距離L2
は(TS−TM)×VMである。
【0092】従って、図15の(c)に示すように、原
稿走査に先立ってあらかじめ光学系を基準のA地点から
原稿副走査先端C地点の距離(LM+L1+L2)だけ
手前のB地点に移動させた後、ランプ204をONする
と共に図15の(b)のパターンで速度制御すれば、図
14(A)の欠点も除去できる。
【0093】さらに、副走査位置ズレを有するラインセ
ンサ使用時に重要なことは光学系副走査基準点A地点と
原稿先端C地点間の距離が少なくとも(LM+L1)だ
け確保するよう構成することである。その理由は前述し
た実施例から明らかなように、副走査位置ズレを吸収す
るためのスキャン距離の確保である。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、副走査方向に位置
ズレを有する複数ラインから成るラインイメージセンサ
を用いたカラースキャナにおいて、センサ間時間差を考
慮して、ランプ点灯制御及び光学系移動制御を行うこと
で正常な画像読取が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理回路のブロック図である。
【図2】カラースキャナの断面図である。
【図3】イメージセンサの外観図である。
【図4】シェーディング補正回路のブロック図である。
【図5】モータ制御回路のブロック図である。
【図6】ランプ制御回路のブロック図である。
【図7】ランプの光量の変化状態を示す図である。
【図8】ランプの点灯のタイミングチャート図である。
【図9】制御手順を示すフローチャート図である。
【図10】光学系の速度制御を示す図である。
【図11】光学系の移動位置を示す図である。
【図12】光学系の移動位置を示す図である。
【図13】制御手順を示すフローチャート図である。
【図14】ランプ及びモータの動作のタイミングチャー
ト図である。
【図15】ランプ及び光学系の動作を示す図である。
【符号の説明】
202  原稿 204  ランプ 210  イメージセンサ 218  モータ 302  CPU

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  異なる色出力を行う複数のラインイメ
    ージセンサを副走査方向に配置した画像読取装置におい
    て、上記複数のセンサ間の距離と副走査速度に応じて、
    ランプ点灯タイミング、光学系移動タイミングのいずれ
    か、あるいは双方を制御することを特徴とする画像読取
    装置。
  2. 【請求項2】  請求項1において、ランプ光量変化と
    点灯時間の関係を測定する手段を有することを特徴とす
    る画像読取装置。
  3. 【請求項3】  ランプ光量と点灯時間の関係を測定す
    る手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  4. 【請求項4】  請求項3において、前記測定手段はシ
    ェーディング補正のためのデータサンプルの直前に実行
    されることを特徴とする画像読取装置。
  5. 【請求項5】  請求項3において、前記ランプ光量変
    化と点灯時間の関係を不揮発性メモリに記憶し、必要に
    応じて読み出す手段を有することを特徴とする画像読取
    装置。
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