JP2002271591A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2002271591A JP2001065825A JP2001065825A JP2002271591A JP 2002271591 A JP2002271591 A JP 2002271591A JP 2001065825 A JP2001065825 A JP 2001065825A JP 2001065825 A JP2001065825 A JP 2001065825A JP 2002271591 A JP2002271591 A JP 2002271591A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の点灯から比較的短い時間に画像の読み
取りが行われる場合でも、その時点で白基準板等の基準
板を用いることなく画像の濃度を良好に補正することの
できる画像読取装置を得ること。 【解決手段】 画像読取装置201は、シェーディング
補正用NVM206を備えている。シェーディング補正
用NVM206には予め原稿照射用のランプ212の光
量が安定するまでの時間とシェーディング補正用データ
とが対になって複数記憶されている。原稿の読み取りが
開始されると、ランプ212の点灯してからの経過時間
に対応するシェーディング補正用データが読み出されて
画像データの主走査方向および必要な場合には副走査方
向についての補正が行われる。シェーディング補正用デ
ータは装置が使用されていない時間に適宜その内容が更
新される。したがって、原稿の読み取りを行うときには
白基準板を参照することなくシェーディング補正が可能
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキャナ、ファクシ
ミリ装置あるいは複写機等に使用される画像読取装置に
係わり、特に画像の読み取り時に行われるシェーディン
グ補正に特徴を持った画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの普及や通信するデータの
大容量化と共に、プリントした文字や写真等からなる原
稿を読み取って電子的な画像データに変換する画像読取
装置が頻繁に使用されるようになっている。このような
読取装置の多くは1次元イメージセンサを使用してお
り、原稿を1ラインずつ走査して画像情報の読み取りを
行っている。1次元イメージセンサが走査する箇所の原
稿面はランプによって線状に点灯される。原稿固定式の
画像読取装置では1次元イメージセンサおよびランプが
これらの長手方向と直交する方向に移動し、これに連れ
て1ラインずつ画像が走査され読み取られる。原稿移動
式の画像読取装置では、1次元イメージセンサおよびラ
ンプが固定され、原稿の方が移動する状態で画像が走査
され読み取られる。
【0003】このような画像読取装置では、ランプが経
年変化によってその特性を変動させる。また、ランプの
中央部分と周辺部分では原稿の明るさに相違がある。更
にイメージセンサを構成する個々の光電変換素子の特性
も同一ではない。このようなことから、読み取った画像
の濃度を調整するために従来からシェーディング補正と
呼ばれる補正が行われている。
【0004】図9は、従来の画像読取装置の要部を表わ
したものである。画像読取部101は1次元イメージセ
ンサ102を内蔵しており、ランプ103によって照射
された原稿104の読取箇所の画像を図示しない光学系
を介して読み取る。画像読取部101から出力される1
ラインごとの画像データ105は、シェーディング補正
部106に入力される。シェーディング補正部106は
各ラインの主走査方向の走査位置に対応した基準データ
107を記憶手段108から読み出して、これを基にし
て画像データ105の補正を行う。基準データ107の
作成には、白基準板109の画像の読取結果を使用す
る。シェーディング補正部106によって主走査方向の
画像濃度が補正された画像データ111は、画像出力部
112に入力されて、ここで画像のプリントや表示とい
った動作が行われる。
【0005】ところで、シェーディング補正部106の
行うシェーディング補正として従来から幾つかの提案が
行われている。
【0006】図10は、第1の提案の画像読取装置にお
けるシェーディング補正の流れを示したものである。図
9に示した原稿104の読み取りが指示されると(ステ
ップS121:Y)、ランプ103が点灯する(ステッ
プS122)。画像読取装置は、まず原稿104の走査
開始位置の傍に配置された白基準板109の画像を読み
取る(ステップS123)。そして、主走査方向の全域
について白基準板109の画像(濃度)の読取結果とし
ての画像データの信号レベルを求める(ステップS12
4)。この主走査方向の各位置に対応して1次元イメー
ジセンサ102から得られる画像データの信号レベルを
白基準データWとする。白基準データWを用いて、実際
に原稿104を読んだときの信号レベルを補正するため
のシェーディング補正データSを算出する(ステップS
125)。装置によっては白基準データWをそのままシ
ェーディング補正データSとしてもよい。算出されたシ
ェーディング補正データSは記憶手段108内の図示し
ないシェーディングメモリに格納される(ステップS1
26)。
【0007】この後、原稿104の読み取りが開始され
る(ステップS127)。このとき1次元イメージセン
サ102から出力される画信号はシェーディング補正部
106でシェーディング補正データSによって補正され
る。1枚の原稿104の読み取りとシェーディング補正
が行われたら原稿104のすべての読み取りが終了した
かどうかのチェックが行われる(ステップS128)。
そして、残りの原稿104が存在する間は(N)、ステ
ップS127に戻って同一のシェーディング補正データ
Sを用いて同様に原稿104の読み取りとシェーディン
グ補正が繰り返されることになる。
【0008】この図10に示した第1の提案では、シェ
ーディングメモリに補正データを格納した後は、原稿の
枚数に関わらずその格納したデータを使用してシェーデ
ィングの補正を行っている。したがって、多くの原稿を
読む場合にも同一のシェーディング補正用のデータを使
用するので、処理が簡単であり、処理速度が早いという
利点がある。
【0009】しかしなからら、ランプ103が点灯開始
から時間と共に光量が増していく場合のように、原稿1
04の照度が比較的短時間に変化したような場合には、
原稿のそれぞれに対してシェーディング補正の結果がば
らついてしまうという問題がある。
【0010】そこで、このような問題を解決するため
に、第2の提案として、原稿104を連続で読み取る際
に一定の時間間隔を置いて基準板の読み取りを繰り返し
行うようにした画像読取装置が提案されている。この提
案の装置では読み取りの指示があった場合に白基準板1
09を読み取って、その後に原稿104の読み取りを開
始する点は第1の提案と同じである。相違する点は、連
続して原稿104の読み取りが指示された場合に、所定
枚数置きに白基準板の読み取りを行って、補正用のデー
タを作り直す点である。これにより、比較的短時間に画
像の読み取りの環境が変わったような場合にもシェーデ
ィング補正の内容を変更することができる。
【0011】ところが、この第2の提案では、原稿10
4の読み取りの開始直前に白基準板109を読むものの
原稿の先端から後端まで読み取りが行われる間、シェー
ディング補正用の同一のデータを使用している。したが
って、原稿を副走査方向に読み取っている途中で画像の
読み取りの環境が変動したような場合にはこれに対して
シェーディング補正を行うことができないという問題が
ある。たとえば原稿の先端部と後端部でランプ109の
光量が変動したような場合には、その変動を補正するこ
とができず、読み取った画像の濃度が主走査方向に沿っ
て変化してしまうという問題を生じさせる。
【0012】そこで、第3の提案として副走査方向にも
白基準板を置いた画像読取装置が提案されている。特開
平6−197220号公報ならびに特開2000−15
1934号公報に開示されている技術がその例である。
これらの技術では、原稿104の主走査方向に置いた白
基準板109を第1の白基準板とし、副走査方向に置い
た白基準板を第2の白基準板としている。
【0013】図11は、第1の白基準板と第2の白基準
板の配置関係を表わしたものである。プラテン131は
原稿104の最大読取領域と対応している。このプラテ
ン131の副走査の開始位置に隣接して第1の白基準板
109が配置され、副走査方向132に沿って第2の白
基準板133が配置されることになる。
【0014】この第3の提案では、原稿104の読み取
りの開始時に第1の白基準板109を読み取って主走査
方向のシェーディングデータを作成する。そして原稿1
04を実際に読み取るときには第2の白基準板133の
画像濃度をそのたびにチェックしてシェーディングデー
タをその都度補正するようにしている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この第3の提案では、
原稿104の読み取りが行われているときにランプ10
3の光量に変化が生じても第2の白基準板133により
その変化を補正することができるという利点がある。し
かしながら、図9に示した画像読取装置の構成に更に第
2の白基準板133を付け加える必要があった。また、
この第2の白基準板133をプラテン131(図11参
照)の傍に配置する必要があった。このため、画像読取
装置のコストアップを招くとともに、装置の小型化に不
利となるという問題があった。また、ランプ103の光
量の変化に忠実に対応させるためには第1の白基準板1
09を原稿104の読み取りのたびに、あるいは原稿1
04を比較的少ない回数読み取るたびに参照する必要が
あり、画像の読み取りのための処理速度がこれにより低
下するという問題があった。
【0016】なお、ランプ103はある程度長い時間連
続して点灯させると、その光量がそれ以後の点灯時間で
安定する。したがって、画像の読み取りに際してランプ
103を点灯させてからしばらく経った後に原稿104
の読み取りを開始させれば第1の白基準板109および
第2の白基準板133によるシェーディング補正はほと
んど必要としない場合が多い。しかしながら、これでは
原稿104の迅速な読み取りができないという問題があ
る。
【0017】そこで本発明の目的は、光源の点灯から比
較的短い時間に画像の読み取りが行われる場合でも、そ
の時点で白基準板等の基準板を用いることなく画像の濃
度を良好に補正することのできる画像読取装置を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)原稿の読み取り箇所を照射する光源と、
(ロ)シェーディング補正用の基準板と、(ハ)光源が
点灯を開始してからの経過時間を測定する計時手段と、
(ニ)原稿の読み取りを行っていない時間帯に光源を点
灯させ基準板を読み取って点灯開始からの経過時間に対
応するシェーディング補正用データを作成するシェーデ
ィング補正用データ作成手段と、(ホ)このシェーディ
ング補正用データ作成手段によって作成したシェーディ
ング補正用データを記憶するシェーディング補正用デー
タ記憶手段と、(ヘ)原稿の読み取りが行われるとき光
源の点灯開始からの経過時間に対応するシェーディング
補正用データをシェーディング補正用データ記憶手段か
ら逐次読み出して原稿の画像情報を補正するシェーディ
ング補正手段とを画像読取装置に具備させる。
【0019】すなわち請求項1記載の発明では、シェー
ディング補正用データ作成手段で、原稿の読み取りを行
っていない時間帯に光源を点灯させ基準板を読み取って
点灯開始からの経過時間に対応するシェーディング補正
用データを作成しておく。そして、実際に原稿の読み取
りを行う際には光源の点灯開始からの経過時間に対応す
るシェーディング補正用データをシェーディング補正用
データ記憶手段から逐次読み出して原稿の画像情報を補
正するようにしている。それぞれの主走査方向のシェー
ディング補正用データを原稿ごとに1つずつ読み出して
補正してもよいし、こまめに読み出して副走査方向の補
正まで行うことも可能である。このように本発明では光
源の点灯開始からの経過時間に対応したシェーディング
補正用データを予め作成しておくので、原稿の実際の読
み取り時に基準板を読み取る必要がなく、画像の読取範
囲を狭めることができるので、画像の読取速度を向上さ
せることができる。
【0020】請求項2記載の発明では、(イ)原稿の読
み取り箇所を照射する光源と、(ロ)シェーディング補
正用の基準板と、(ハ)光源が点灯を開始してからの経
過時間を測定する計時手段と、(ニ)原稿の読み取りを
行っていない時間帯に光源を点灯させ基準板を読み取っ
て点灯開始からの経過時間に対応するシェーディング補
正用データを作成するシェーディング補正用データ作成
手段と、(ホ)このシェーディング補正用データ作成手
段によって作成したシェーディング補正用データを記憶
するシェーディング補正用データ記憶手段と、(ヘ)原
稿の読み取りが行われるとき光源の点灯開始からの経過
時間に対応するシェーディング補正用データをシェーデ
ィング補正用データ記憶手段から逐次読み出して原稿の
画像情報を補正するシェーディング補正手段と、(ト)
シェーディング補正用データ作成手段を逐次起動させ、
これにより得られたシェーディング補正用データをシェ
ーディング補正用データ記憶手段に上書きするシェーデ
ィング補正用データ更新手段とを具備することを特徴と
している。
【0021】すなわち請求項2記載の発明では、シェー
ディング補正用データ作成手段で、原稿の読み取りを行
っていない時間帯に光源を点灯させ基準板を読み取って
点灯開始からの経過時間に対応するシェーディング補正
用データを作成しておく。そして、実際に原稿の読み取
りを行う際には光源の点灯開始からの経過時間に対応す
るシェーディング補正用データをシェーディング補正用
データ記憶手段から逐次読み出して原稿の画像情報を補
正するようにしている。それぞれの主走査方向のシェー
ディング補正用データを原稿ごとに1つずつ読み出して
補正してもよいし、こまめに読み出して副走査方向の補
正まで行うことも可能である。このように本発明では光
源の点灯開始からの経過時間に対応したシェーディング
補正用データを予め作成しておくので、原稿の実際の読
み取り時に基準板を読み取る必要がなく、画像の読取範
囲を狭めることができるので、画像の読取速度を向上さ
せることができる。しかもシェーディング補正用データ
作成手段をユーザの選択あるいは装置の自動的な起動に
よって逐次起動させ、これにより得られたシェーディン
グ補正用データをシェーディング補正用データ記憶手段
に上書きするシェーディング補正用データ更新手段を備
えているので、光源が劣化したりその交換を行った後で
も常に良好な補正を行うことができる。
【0022】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の画像読取装置で、シェーディング補正手
段は原稿の副走査方向の移動に伴って計時手段の出力す
る時間の経過に応じたシェーディング補正用データをシ
ェーディング補正用データ記憶手段から読み出して主走
査方向および副走査方向のシェーディング補正を行うこ
とを特徴としている。
【0023】すなわち請求項3記載の発明では、シェー
ディング補正手段は原稿の副走査方向の移動に伴って計
時手段の出力する時間の経過に応じたシェーディング補
正用データをシェーディング補正用データ記憶手段から
読み出して主走査方向および副走査方向のシェーディン
グ補正を行うことを特徴としている。これにより、副走
査方向の基準板を使用することなく副走査方向の補正を
行うことができ、装置の小型化を図ることができる。
【0024】請求項4記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の画像読取装置で、シェーディング補正手
段は原稿それぞれの読み取り時における計時手段の出力
する時間の経過に応じたシェーディング補正用データを
シェーディング補正用データ記憶手段から読み出して原
稿ごとの主走査方向のシェーディング補正を行うことを
特徴としている。
【0025】すなわち請求項4記載の発明では、シェー
ディング補正手段は原稿それぞれの読み取り時における
計時手段の出力する時間の経過に応じたシェーディング
補正用データをシェーディング補正用データ記憶手段か
ら読み出して原稿ごとの主走査方向のシェーディング補
正を行っている。これにより、より少ないシェーディン
グ補正用データで原稿ごとの補正が可能になり、メモリ
を小型化することができる。
【0026】請求項5記載の発明では、請求項1または
請求項2記載の画像読取装置で、シェーディング補正用
データ作成手段は計時手段が予め定めた時間を計時した
時点でシェーディング補正用データの作成を終了するこ
とを特徴としている。
【0027】すなわち請求項5記載の発明では、たとえ
ば光源が安定した段階で以後のデータの採取を省略する
ことにしている。これにより、シェーディング補正用デ
ータの作成の簡略化とメモリの節約を図ることができ
る。
【0028】請求項6記載の発明では、請求項5記載の
画像読取装置で、シェーディング補正用データ作成手段
がシェーディング補正用データの作成を終了したときの
シェーディング補正用データを予め定めた値と比較する
比較手段と、この比較手段の比較結果から光源の寿命を
判別する寿命判別手段とを具備することを特徴としてい
る。
【0029】すなわち請求項6記載の発明では、請求項
5記載の画像読取装置で、比較手段がシェーディング補
正用データの作成を終了したときのシェーディング補正
用データを予め定めた値と比較することにしている。光
源が時間と共に劣化するような場合には、寿命に到達し
たときの値あるいはこの手前の所定の値と比較すること
で、光源の寿命を検知したり、寿命までの予測を行うこ
とができる。
【0030】
【発明の実施の形態】
【0031】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0032】図1は本発明の一実施例における画像読取
装置の構成を表わしたものである。この画像読取装置2
01はCPU(中央処理装置)202を備えている。C
PU202はデータバス等のバス203を通じて装置内
の各部と接続されている。このうち、ROM204はこ
の画像読取装置201の各部を制御するためのプログラ
ムを格納したリード・オンリ・メモリである。RAM2
05は画像読み取りに必要な各種データを一時的に格納
するためのランダム・アクセス・メモリである。シェー
ディング補正用NVM(Non Volatilization Memory)
206はシェーディング補正用データを格納する不揮発
性メモリである。
【0033】入出力回路209は各種入出力デバイスを
接続する回路である。本実施例では1次元イメージセン
サとしての図示しないCCD(Charge Coupled Devic
e)ユニットからなる1次元イメージセンサ211、ラ
ンプ212の点灯を行うランプ駆動回路213、補正さ
れた画像データを出力する画像出力部214および各種
操作を行うための操作パネル215が入出力回路209
に接続されている。1次元イメージセンサ211の出力
側には図示しないが画像データを増幅する増幅器が配置
されている。
【0034】図2はこの画像読取装置の画像の読み取り
を行う部分の構成の概要を示したものである。プラテン
ガラス221の上部における端部近傍には白色の白基準
板222が紙面に垂直な主走査方向を長手方向として配
置されている。プラテンガラス221の上部における白
基準板222を除いた領域が原稿読取領域となってお
り、ここに原稿223が読取面を下に向けて載置される
ようになっている。
【0035】プラテンガラス221の下には第1〜第3
のミラー225〜227と原稿223を照射するための
ランプ212、レンズ229および1次元イメージセン
サ211が、図示しないモータによってプラテンガラス
221と平行な副走査方向231に往復動自在に配置さ
れている。画像の読み取りが行われる前の待機状態で
は、白基準板222の下側の面を照射する位置にランプ
212が配置されている。ランプ212によって照射さ
れた部位の画像情報は、第1〜第3のミラー225〜2
27で反射された後、レンズ229に入射し、1次元イ
メージセンサ211を構成する1ライン分の読取素子上
に結像するようになっている。
【0036】図3は、このような構成の画像読取装置
で、シェーディング補正用のデータを取得する制御の流
れを表わしたものである。これは、図1等に示したラン
プ212の点灯開始時からの比較的短時間の光量の変化
に対応するシェーディング補正用データの取得作業であ
る。通常の場合、ランプ212は点灯してから約5分で
その光量が安定する。そこで本実施例では点灯を開始し
てから5分までのデータを取得するようにしている。
【0037】まず図1に示したシェーディング補正用N
VM206に格納されている白基準データにおける信号
レベルの最大値Wmax1を“0”に初期設定する(ステッ
プS241)。続いてCPU202はランプ駆動回路2
13にランプ212の点灯を指示してこれを点灯させる
と共に点灯開始からの計時を開始する(ステップS24
2)。ランプ212の点灯開始からのサンプリング時間
Sが5分以内である場合には(ステップS243:
Y)、図2に示す白基準板222を読む(ステップS2
44)。そして、1次元イメージセンサ211の出力す
る1ライン分の画像データにおける信号レベルの最大値
max2を求める(ステップS245)。
【0038】次に求めた最大値Wmax2を最大値Wmax1
ら差し引き、これが所定の正の値Aよりも大きいかかど
うかを判別する(ステップS246)。最初は“0”に
設定されているので、差の値は所定の正の値Aよりも大
きい(Y)。そこで、読み取った白基準データWを用い
てそのときのシェーディング補正データSを算出する
(ステップS247)。白基準データをWとすると、シ
ェーディング補正データSは次の(1)式より求められ
る。
【0039】S=W/Wmax2 ……(1)
【0040】そして、シェーディング補正データSと1
次元イメージセンサ211が白基準板222を読み取っ
たときのサンプリング時間TSとをシェーディング補正
用NVM206に格納する(ステップS248)。この
後、最大値Wmax1を最大値W max2と等しくする(ステッ
プS249)。そしてステップS243に制御を戻す。
【0041】ステップS243に戻った時点でまだラン
プ212の点灯開始から5分が経過していない場合には
(Y)、再び白基準板222の読み込みが行われる(ス
テップS244)。そして最大値Wmax2が求められ(ス
テップS245)、前回の最大値Wmax1を最大値Wmax2
から減算した値が所定の正の値Aよりも大きいかどうか
の判別が行われる。ランプ212の光量が時間と共にあ
る程度急速に増加している状態では、求められた差分は
正の値Aよりも大きくなる。したがって、この場合には
(ステップS246:Y)、ステップS247でシェー
ディング補正データSが求められ、ステップS248で
そのときのサンプリング時間TSと共にシェーディング
補正用NVM206に格納される。この後、最大値W
max1を最大値Wmax2と等しくして(ステップS24
9)、ステップS243に制御を戻す。以上の繰り返し
によってシェーディング補正用NVM206にはランプ
212の点灯開始からの各サンプリング時間TSとシェ
ーディング補正データSの対のデータが格納されていく
ことになる。
【0042】これに対して、光量の時間的な増加分が少
なく差分が値Aを超えない場合には(ステップS24
6:N)、ステップS243に戻り、サンプリング時間
Sが5分に到達していない状況であれば再度白基準板
222を読み込んで再び最大値Wmax1を最大値Wmax2
ら減算する(ステップS245)。このようにして、最
大値Wmax2が最大値Wmax1よりも値Aだけ多くなるサン
プリング時間TSを求めて、これをシェーディング補正
用NVM206に格納する。このような操作を行うこと
で、シェーディング補正用NVM206に格納するデー
タを減少させることができる。
【0043】ステップS249の処理あるいはステップ
S246の処理の後にステップS243に処理が戻って
きた段階で、サンプリング時間TSが5分に到達してい
たら(ステップS243:N)、最後の白基準板222
の読み取りが行われ、そのときのシェーディング補正デ
ータSの算出が行われる。これらはその測定時点におけ
るランプ212の点灯が安定した状態での補正データと
して、シェーディング補正用NVM206に格納される
(ステップS250)。
【0044】図4はシェーディング補正用NVMに格納
されたサンプリング時間TSとシェーディング補正デー
タSを表わしたものである。各サンプリング時間TS1
S2……に対応させてシェーディング補正データS1
2、……が格納されている。これらは図1等に示した
ランプ212の点灯開始からの時間の経過に対応したデ
ータである。ランプ212は経年変化によって点灯開始
時の光量およびその後の立ち上がりの特性も異なってく
るので、シェーディング補正用NVM206の格納内容
は逐次更新される必要がある。このために、図3に示し
た制御はユーザの指示によって、あるいは画像読取装置
が定期的にランプ212を自動的に点灯させて補正デー
タの更新を行うようになっている。
【0045】図5は、本実施例の画像読取装置の画像読
み取り時のシェーディング補正の様子を表わしたもので
ある。ユーザが図1に示した操作パネル215から図示
しないスタートボタンを押して原稿223(図2参照)
の読み取りを指示すると(ステップS271:Y)、C
PU202はランプ駆動回路213を制御してランプ2
12を点灯させるとともに点灯開始からの経過時間の測
定を開始する。そして、1次元イメージセンサ211が
原稿223(図2参照)を1ライン読み取ると(ステッ
プS273:Y)、そのときの経過時間に対応するシェ
ーディング補正データSをシェーディング補正用NVM
206から読み出してシェーディング補正を行う(ステ
ップS274)。具体的にはその1ライン分の画像デー
タについて各主走査位置に対応するシェーディング補正
データSの値にそれぞれの信号レベルを乗算して、主走
査方向の信号レベルの補正を行う。もちろん、ランプ2
12の光量は点灯開始から時間とともに変化するので、
主走査方向の信号レベルの補正は、原稿223の全く同
一濃度の部位であっても副走査位置によって異なってく
る。
【0046】シェーディング補正の行われた画像データ
は画像出力部214から出力される(ステップS27
5)。CPU202は原稿223についてのすべてのス
キャンが終了するまでは(ステップS276:N)、ス
テップS273に戻って1ラインごとに以上の処理を繰
り返す。したがって、原稿223の副走査方向の読み取
り位置に応じてシェーディング補正データSが適宜変更
されることになり、適正な補正が行われる。原稿223
についてのすべてのスキャンが終了すると(ステップS
276:Y)、CPU202はランプ212を消灯させ
(ステップS277)、読み取りの制御を終了させる
(エンド)。
【0047】なお、複数枚の原稿223を連続して読み
取るときも、図5に示した制御が行われる。すなわち、
ステップS271でスタートボタンが一度押された後は
ランプ212が連続して点灯しており、図示しない自動
給紙機構によって原稿223がプラテンガラス221に
給送されて読み取りが行われるとき、ランプ212の点
灯が開始した時点からの経過時間に応じたシェーディン
グ補正が行われる。連続して読み取る原稿223の量が
多い場合には、経過時間が5分あるいはこれ以上になる
場合がある。このような場合、シェーディング補正用N
VM206から読み出して使用されるシェーディング補
正データSは最終的に図3のステップS250で得られ
た安定時のデータとなる。
【0048】発明の第1の変形例
【0049】以上説明した実施例では副走査方向におけ
る位置に応じてシェーディング補正データSを適宜変更
するようにしたが、簡易的には原稿1枚ごとに代表的な
シェーディング補正データSを基にして画像データを補
正するようにしてもよい。
【0050】図6は本発明の第1の変形例における画像
読取装置の構成を表わしたものである。図1と同一部分
には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省略
する。この図で第1のシェーディング補正部207と第
2のシェーディング補正部208は共にシェーディング
補正を行う回路部分である。このうち、第1のシェーデ
ィング補正部207はユーザが原稿223を1枚だけ読
み取るときに使用する補正部であり、第2のシェーディ
ング補正部208は複数枚連続して原稿223を読み取
るときに2枚目以降の原稿223に対して使用する補正
部である。また、メモリ切替部217はユーザが原稿2
23を1枚だけ読み取るときと複数枚連続して読み取る
ときの2枚目以降とで参照するシェーディング補正デー
タの切り替えを行う回路である。メモリアドレスセレク
タ部218は、原稿223の読み取りの開始からの経過
時間を基にして対応するシェーディング補正データを選
択する回路である。
【0051】この変形例でも、シェーディング補正用N
VM206には先の実施例の図3で説明した処理によっ
てサンプリング時間TSとシェーディング補正データS
の対を格納するようになっている。
【0052】図7は、この第1の変形例における画像読
取装置の画像読み取り時のシェーディング補正の様子を
表わしたものである。ユーザが図1に示した操作パネル
215から図示しないスタートボタンを押すと(ステッ
プS301:Y)、CPU202はユーザが原稿223
について複数枚の連続読み取りを指示しているかどうか
をチェックする(ステップS302)。原稿223につ
いて1枚の読み取りを指示している場合には(N)、画
像の読み取りに際してシェーディング補正用NVM20
6から1枚目の原稿223の読み取りに対応した経過時
間のシェーディング補正データSをシェーディング補正
用NVM206から読み出す(ステップS303)。そ
して、各ラインの読み取りが終了するたびに(ステップ
S304:Y)、そのシェーディング補正データSを使
用してシェーディング補正を実行する(ステップS30
5)。そしてシェーディング補正の行われた画像データ
を画像出力部214から出力する(ステップS30
6)。
【0053】以上の読取操作はその原稿223の読み取
りが完了するまで繰り返される(ステップS307)。
この変形例では1つの原稿223についてのシェーディ
ング補正データSは副走査の位置によって変化しない。
したがって、第1のシェーディング補正部207はその
使用する1種類のシェーディング補正データSをシェー
ディング補正用NVM206に格納することなく、自己
の内部メモリに格納しておくことで処理を簡便化するこ
とができる。
【0054】一方、ステップS302のチェックで原稿
223を複数枚連続して読みとることが指示されている
ことが判別された場合には(Y)、現在行おうとする処
理が原稿223の1枚目であるかどうかの判別を行う
(ステップS308)。1枚目の処理である場合には
(Y)、先に説明したステップS303〜ステップS3
07の処理を行ってその原稿223の処理を終了させる
(ステップS309)。そして再びステップS308の
処理に戻る。
【0055】原稿223の2枚目以降の処理で(ステッ
プS308:N)、第2のシェーディング補正部208
はその原稿223の読み取りの開始までの経過時間に対
応したシェーディング補正データSをシェーディング補
正用NVM206から読み出す(ステップS310)。
そして前記したステップS304〜ステップS307の
処理を実行する(ステップS311)。以上の処理は連
続した原稿223の最後の読み取りが完了するまでステ
ップS308に戻って処理が繰り返されることになる
(ステップS312)。
【0056】発明の第2の変形例
【0057】先の実施例では、シェーディング補正デー
タSを図4に示したシェーディング補正用NVM206
に格納するタイミングを、主走査方向における白基準板
222を読みとった信号レベルの最大値の差が所定の正
の値A以上に開いた時点とした。このような制御では、
ランプ212の光量の変化が著しい箇所でシェーディン
グ補正データSについてより多くのサンプリングが行わ
れることになる。これらのサンプリング結果を基にして
光量の変化のカーブを描いてより細かなシェーディング
補正を行うことができる。この際に、光量の変化量の大
きな箇所では次の(2)式のように一次補完を行うこと
も可能である。
【0058】 {(現在の光量)−(以前の光量)}/{(現在の時間)−(以前の時間)} >(しきい値) ……(2)
【0059】発明の第3の変形例
【0060】更に、実施例ではランプ212の点灯が開
始してから5分を経過した時点で白基準板222を最終
的に読み取り、安定時の最大値Wmax2を求めた。この最
大値Wmax2を工場出荷時に予め登録しておいた値W
limitと比較することで、ランプ212の寿命の検出を
行うことも可能である。
【0061】図8はランプの寿命の検出制御の流れを表
わしたものである。図3のステップS243と同様にラ
ンプ212が点灯してから予め定めた光量が安定する時
間としての5分が経過したら(ステップS331:
Y)、そのとき読み取った最大値Wmax2がランプ212
の寿命到来時の値Wlimit未満まで低下したかどうかを
チェックする(ステップS332)。値Wlimit未満に
なっている場合には(Y)、図示しない表示用のディス
プレイにランプ交換指示を行う(ステップS333)。
この代わりに専用の図示しないランプを点灯させたり、
音声メッセージを出力するようにしてもよい。
【0062】なお、この変形例では値Wlimitを寿命が
到来した時点に対応する値に設定したが、それよりも前
の幾つかの時点に対応する値を設定しておき、それぞれ
の値に対応させて寿命の予測値を記憶しておけば、ラン
プ212の寿命を予測して表示することも可能である。
【0063】発明の第4の変形例
【0064】実施例では図3に示したように最大値W
max2と最大値Wmax1の差が所定の値Aよりも大きいとき
にシェーディング補正データSを求めたが、第1の変形
例のようにそれぞれの原稿について1つずつのシェーデ
ィング補正データSを使用する場合には、これらの原稿
に対応した時間的なタイミングでシェーディング補正デ
ータSを求めることも可能である。これにより、シェー
ディング補正用NVM206に格納するデータの総量を
減少させることができる。
【0065】また、以上説明した実施例および変形例で
は原稿をプラテン上に固定する形式の画像読取装置につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
い。たとえば1次元イメージセンサを固定して、原稿を
副走査方向に移動させながらその読み取りを行う装置に
も本発明を適用することができる。更に読取素子は1次
元イメージセンサに限るものではなく、2次元イメージ
センサに対しても本発明を同様に適用することができ
る。
【0066】更に実施例および変形例ではシェーディン
グ補正を行うための基準板として白色の色となった白基
準板を使用したが、カラー画像についてのシェーディン
グ補正を行う場合には必要に応じて3色等の色に分けら
れた他の基準板を使用することも可能である。また、実
施例および変形例では光源としてランプ212を使用し
たが、発光ダイオードを列状に配置したもの等の他の光
源を使用することももちろん可能である。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように請求項1および請求
項2記載の発明によれば、シェーディング補正用データ
作成手段で、原稿の読み取りを行っていない時間帯に光
源を点灯させ基準板を読み取って点灯開始からの経過時
間に対応するシェーディング補正用データを作成してお
き、実際に原稿の読み取りを行う際には光源の点灯開始
からの経過時間に対応するシェーディング補正用データ
をシェーディング補正用データ記憶手段から逐次読み出
して原稿の画像情報を補正するようにしているので、原
稿の実際の読み取り時に基準板を読み取る必要がなく、
また画像の読取範囲を狭めることができるので、画像の
読取速度を向上させることができる。
【0068】また請求項2記載の発明によれば、シェー
ディング補正用データ作成手段をユーザの選択あるいは
装置の自動的な起動によって逐次起動させ、これにより
得られたシェーディング補正用データをシェーディング
補正用データ記憶手段に上書きするシェーディング補正
用データ更新手段を備えているので、光源が劣化したり
その交換を行った後でも常に良好な補正を行うことがで
きる。
【0069】更に請求項3記載の発明によれば、シェー
ディング補正手段は原稿の副走査方向の移動に伴って計
時手段の出力する時間の経過に応じたシェーディング補
正用データをシェーディング補正用データ記憶手段から
読み出して主走査方向および副走査方向のシェーディン
グ補正を行うので、副走査方向の基準板を使用すること
なく副走査方向の補正を行うことができ、装置の小型化
を図ることができる。
【0070】また請求項4記載の発明によれば、シェー
ディング補正手段は原稿それぞれの読取時における計時
手段の出力する時間の経過に応じたシェーディング補正
用データをシェーディング補正用データ記憶手段から読
み出して原稿ごとの主走査方向のシェーディング補正を
行うので、より少ないシェーディング補正用データで原
稿ごとの補正が可能になり、メモリを小型化することが
できる。
【0071】更に請求項5記載の発明によれば、たとえ
ば光源が安定した段階で以後のデータの採取を省略する
ので、シェーディング補正用データの作成の簡略化とメ
モリの節約を図ることができる。
【0072】また請求項6記載の発明によれば、比較手
段がシェーディング補正用データの作成を終了したとき
のシェーディング補正用データを予め定めた値と比較す
ることにしたので、寿命に到達したときの値あるいはこ
の手前の所定の値と比較することで、光源の寿命を検知
したり、寿命までの予測を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像読取装置の構成
を表わしたブロック図である。
【図2】本実施例の画像読取装置の画像の読み取りを行
う部分の構成の概要を示した概略構成図である。
【図3】本実施例でシェーディング補正用のデータを取
得する制御の流れを表わした流れ図である。
【図4】本実施例のシェーディング補正用NVMに格納
されたサンプリング時間TSとシェーディング補正デー
タSの関係を表わした説明図である。
【図5】本実施例の画像読取装置の画像読み取り時のシ
ェーディング補正の様子を表わした流れ図である。
【図6】本発明の第1の変形例における画像読取装置の
構成を表わしたブロック図である。
【図7】第1の変形例における画像読取装置の画像読み
取り時のシェーディング補正の様子を表わした流れ図で
ある。
【図8】本発明の第3の変形例におけるランプの寿命の
検出制御の流れを表わした流れ図である。
【図9】従来の画像読取装置の要部を表わした概略構成
図である。
【図10】従来提案された第1の提案の画像読取装置に
おけるシェーディング補正の流れを示した流れ図であ
る。
【図11】従来提案された第3の提案による第1の白基
準板と第2の白基準板の配置関係を表わした説明図であ
る。
【符号の説明】
201 画像読取装置 202 CPU 204 ROM 206 シェーディング補正用NVM 207 第1のシェーディング補正部 208 第2のシェーディング補正部 211 1次元イメージセンサ 212 ランプ(光源) 213 ランプ駆動回路 217 メモリ切替部 218 メモリアドレスセレクタ 222 白基準板 223 原稿
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 BA02 BB02 BC11 CA19 CA21 CB11 CB30 DA04 DC02 5C072 AA01 BA08 BA13 CA11 CA20 EA05 FB12 RA16 UA02 UA11 XA01 5C077 LL04 MM03 MM27 PP06 PP43 PP47 PP71 PP78 PQ08 PQ20 PQ22 RR11 SS01 TT06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の読み取り箇所を照射する光源と、 シェーディング補正用の基準板と、 前記光源が点灯を開始してからの経過時間を測定する計
    時手段と、 原稿の読み取りを行っていない時間帯に前記光源を点灯
    させ前記基準板を読み取って点灯開始からの経過時間に
    対応するシェーディング補正用データを作成するシェー
    ディング補正用データ作成手段と、 このシェーディング補正用データ作成手段によって作成
    したシェーディング補正用データを記憶するシェーディ
    ング補正用データ記憶手段と、 原稿の読み取りが行われるとき前記光源の点灯開始から
    の経過時間に対応するシェーディング補正用データをシ
    ェーディング補正用データ記憶手段から逐次読み出して
    原稿の画像情報を補正するシェーディング補正手段とを
    具備することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 原稿の読み取り箇所を照射する光源と、 シェーディング補正用の基準板と、 前記光源が点灯を開始してからの経過時間を測定する計
    時手段と、 原稿の読み取りを行っていない時間帯に前記光源を点灯
    させ前記基準板を読み取って点灯開始からの経過時間に
    対応するシェーディング補正用データを作成するシェー
    ディング補正用データ作成手段と、 このシェーディング補正用データ作成手段によって作成
    したシェーディング補正用データを記憶するシェーディ
    ング補正用データ記憶手段と、 原稿の読み取りが行われるとき前記光源の点灯開始から
    の経過時間に対応するシェーディング補正用データをシ
    ェーディング補正用データ記憶手段から逐次読み出して
    原稿の画像情報を補正するシェーディング補正手段と、 シェーディング補正用データ作成手段を逐次起動させ、
    これにより得られたシェーディング補正用データを前記
    シェーディング補正用データ記憶手段に上書きするシェ
    ーディング補正用データ更新手段とを具備することを特
    徴とする画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記シェーディング補正手段は原稿の副
    走査方向の移動に伴って前記計時手段の出力する時間の
    経過に応じたシェーディング補正用データを前記シェー
    ディング補正用データ記憶手段から読み出して主走査方
    向および副走査方向のシェーディング補正を行うことを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 前記シェーディング補正手段は原稿それ
    ぞれの読み取り時における前記計時手段の出力する時間
    の経過に応じたシェーディング補正用データを前記シェ
    ーディング補正用データ記憶手段から読み出して原稿ご
    との主走査方向のシェーディング補正を行うことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 前記シェーディング補正用データ作成手
    段は前記計時手段が予め定めた時間を計時した時点でシ
    ェーディング補正用データの作成を終了することを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記シェーディング補正用データ作成手
    段がシェーディング補正用データの作成を終了したとき
    のシェーディング補正用データを予め定めた値と比較す
    る比較手段と、この比較手段の比較結果から前記光源の
    寿命を判別する寿命判別手段とを具備することを特徴と
    する請求項5記載の画像読取装置。
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