JP3813703B2 - 画像読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、写真フィルムなどの読み取り対象画像を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からのCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサを使用した平面走査型画像読取装置の概略構成を図6に示す。図6に示すように平面走査型画像読取装置では読み取り対象画像である原稿1は原稿台2に載置されている。そして、照明ランプ10から照射された光が原稿1を透過して原稿台2の下方に設けられているミラー11によって反射し、レンズ12を介してCCDラインセンサ13に導かれている。
【0003】
図6においてCCDラインセンサ13は、複数の画素が1次元的に配列されており、その配列方向は紙面に対して垂直な方向(Xで示す方向)となっている。従って、CCDラインセンサ13では原稿1の1ライン分の画像を読み取ることが可能となっている。
【0004】
また、原稿台2は、図示しない原稿台2の駆動手段によって副走査方向Yに移動する。そして原稿台2の副走査方向Yへの移動によって原稿1の画像の全体がCCDラインセンサ13によって読み取られることとなる。
【0005】
ところで、CCDのような固体撮像素子は、入射する光量と電荷の蓄積時間とに応じてその出力が変化する。このような関係を図7に示す。図7に示すように、「光量×蓄積時間」が増加するに伴って、出力はある一定のレベルLV3まで比例して増加する。しかし、出力が一定のレベルLV3に到達すると出力は飽和し、入射する光量を大きくしたり、電荷の蓄積時間を長くしてもそれ以上出力は増加しないという特性を有している。また、固体撮像素子の出力には暗電流によるオフセットレベルLV1が含まれているため、このような固体撮像素子のダイナミックレンジはオフセットレベルLV1からレベルLV3となる。
【0006】
このような装置において、原稿1を読み取る場合は、CCDラインセンサ13が1ライン分の画像を読み取る時間間隔(以下、「リードゲートパルス間隔」という)毎に、原稿1を副走査方向Yに読み取られた1画素(1ライン)に対応するだけ移動するように構成されている。図8は、このような従来の画像の読み取りを説明するための図である。CCDラインセンサ13が、上記のようにして原稿1を読み取ると、図8に示す1ライン目、2ライン目、3ライン目という順で順序に読み取られていく。そして、副走査方向Yの1ラインの幅は、CCDラインセンサ13が1回で読み取る読み取り幅である。
【0007】
そして、原稿1を高品質に読み取る場合は、CCDラインセンサ13をペルチェ素子などを使用して冷却することにより、暗電流を低減し、ノイズレベルであるオフセットレベルをレベルLV1からレベルLV2まで低減させている(図7参照)。これにより、CCDラインセンサ13の出力で得られるダイナミックレンジを拡大することができるとともに、S/N比を向上することができるので高品質な画像を読み取ることが可能となっている。
【0008】
また、原稿1を高速に読み取る場合は、原稿1に照射する照明ランプ10の輝度あるいは照度を可能な限り強くした状態で、CCDラインセンサ13のリードゲートパルス間隔を短く設定することで高速化を図ってきた。
【0009】
さらに、従来においては、ノイズの低減を図るために複数の読み取りライン間で加重平均が行われることもある。例えば、図8に示す2ライン目の画像データのノイズ成分を除去するために、1ライン目、2ライン目、3ライン目の画像データに対してそれぞれ「0.25」,「0.5」,「0.25」を重み付け係数として割り当て、加重平均をとることにより、副走査方向Yのノイズ成分を除去している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の方法で高品質な画像の読み取りを行う場合は、ペルチェ素子などの高価な部品を使用する必要がある。
【0011】
また、従来の方法で高速に読み取りを行う場合は、輝度あるいは照度を一定以上強くするために高価な棒状ハロゲンランプなどが使用されるため、コストを上昇させる要因となっている。そして、コストの上昇を抑えるために、輝度あるいは照度を強くすることなくリードゲートパルス間隔を短くすることも行われるが、このような装置では、S/N比が悪いため画質を犠牲にしながらも、高速読み取りを行うこととなっている。
【0012】
また、このような従来の装置では、光学系から混入する迷光などによるフレア成分を除去するためにCCDラインセンサ13の各画素ごとにスリットを設けていたが、スリットによってフレア成分を除去する場合、光学系の倍率を変更するとそれに伴ってスリットを変更する必要があり、コストを上昇させる要因となっている。
【0013】
さらに、従来のようなノイズの低減を図るために複数の読み取りライン間で加重平均が行った場合は、3ライン分の画像データが加重平均されるため、本来の読み取り解像度が低下するという問題が生じる。
【0014】
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、コスト上昇を招くことなく高品質な画像読み取りを行う画像読取装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、読み取り対象画像からの光を可変の投影倍率で撮像手段に投影する光学系と、前記光学系からの光を受光することによって該読み取り対象画像を画素ごとに読み取る、主走査方向に配列された複数の読み取り画素を有する撮像手段と、前記読み取り対象画像を、前記撮像手段に対して、前記主走査方向に交差する副走査方向に、相対的に移動させる移動手段と、を備えることによって前記読み取り対象画像全体を画素ごとに読み取る画像読取装置であって、前記読み取り対象画像を前記撮像手段で読み取る際の解像度を前記光学系の投影倍率を変更することによって調整する解像度調整手段と、指定された解像度よりも高い解像度に設定するように解像度調整手段を制御する制御手段と、前記撮像手段において得られる指定された解像度よりも高い解像度の画像データに対して、前記主走査方向に隣接する複数の画素データ間で平均化処理を施す主走査方向平均化手段と、を備え、前記解像度調整手段は、前記撮像手段の前記読み取り対象画像の投影倍率が、指定された解像度によって決定される投影倍率よりも大きくなるように、かつ、前記読み取り対象画像の一部領域がn個(nは2以上の任意の整数)の読み取り画素に投影されるように、前記光学系を制御する手段を含み、前記主走査方向平均化手段は、前記n個の読み取り画素から出力される画素データを平均化することで前記n個の読み取り画素に対して割り当てられた前記一部領域の画素データを前記指定された解像度で得る手段であることを特徴とするものである。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の装置において、前記解像度調整手段が、前記撮像手段に対する前記読み取り対象画像の前記副走査方向の移動速度が、指定された解像度によって決定される速度よりも小さくなるように前記移動手段を制御する手段を含むとともに、前記撮像手段において得られる指定された解像度よりも高い解像度の画像データに対して、前記副走査方向に隣接する複数の画像データ間で平均化処理を施す副走査方向平均化手段をさらに備えるものである。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の装置において、前記読み取り対象画像の読み取りの際の読み取りモードを設定入力する入力手段をさらに備え、前記入力手段から入力する読み取りモードに応じて、前記主走査方向平均化手段及び前記副走査方向平均化手段のいずれか一方、若しくは双方を機能させることを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
<1.装置の構成>
図1は、この発明の実施の形態である画像読取装置100を示す概略構成図である。図1に示すように、この画像読取装置では読み取り対象画像であるカラーフィルムや印刷物等の原稿1は原稿台2に載置されており、照明ランプ10から照射された光が原稿1を透過した後、又は照明ランプ10a,10bから照射された光が原稿1で反射した後に、原稿台2の下方に設けられているミラー11によって反射し、レンズ12を介してCCDラインセンサ13に導かれている。
【0022】
図1においてCCDラインセンサ13は、複数の画素が1次元的に配列されており、その配列方向は紙面に対して垂直な方向となっている。以下、このCCDラインセンサ13の複数の画素の配列方向を主走査方向Xという。従って、CCDラインセンサ13では原稿1の1ライン分の画像を読み取ることが可能となっている。
【0023】
また、原稿台2は、支持部3によって支持されており、この支持部3は副走査駆動ベルト4に接続されている。そして、副走査方向駆動モータ5が副走査制御部23の駆動信号に基づいて動作することにより、副走査駆動ベルト4が副走査方向Yに沿って移動する。従って、この副走査駆動ベルト4の移動に伴って、原稿台2が副走査方向Yに移動する。なお、副走査方向駆動モータ5の回転を逆方向にすることにより、原稿台2は逆方向に移動する。そして原稿台2の副走査方向Yへの移動によって原稿1の画像の全体がCCDラインセンサ13によって読み取られることとなる。
【0024】
一方、レンズ12は、倍率制御部21に接続されており、この倍率制御部21によってCCDラインセンサ13に結像する倍率を変更することができるように構成されている。また、CCDラインセンサ13は、CCD制御部22に接続されており、CCD制御部22からのリードゲートパルス間隔に応じて読み取った画像をCCD制御部22に出力する。
【0025】
CCD制御部22は、CCDラインセンサ13から得られた画像データをA/D変換器24に対して画素ごとに出力する。そして、A/D変換器24は、CCD制御部22から得られたアナログの画像データをディジタル値に変換し、得られたディジタルの画像データをシェーディング補正部25に対して出力する。シェーディング補正部25では、CCDラインセンサ13を構成する画素ごとの値のばらつきを補正する。そして、シェーディング補正された画像データは、画像処理部26に送られる。画像処理部26は、画像メモリ29に対して画像データを格納しておくことが可能なように構成されており、主走査方向X又は副走査方向Yについて隣接する複数の画素間で平均化処理を行って、画像メモリ29に平均化した画像データを格納する。また、画像処理部26において平均化処理が施された画像データは、FIFOメモリ27に送られる。そして、FIFOメモリ27に格納された画像データは、インタフェース28を介してホストコンピュータ200等の外部機器に送られる。インタフェース28は、画像読取装置100がホストコンピュータ200等の外部機器とのデータを受渡する部分である。
【0026】
さらに、これらの倍率制御部21,CCD制御部22,副走査制御部23,A/D変換器24,シェーディング補正部25,画像処理部26,FIFOメモリ27,インタフェース28はそれぞれデータバスを介してCPU20に接続されており、CPU20からの制御信号に基づいて信号伝達や各部における処理を行うように構成されている。
【0027】
従って、CPU20は、主走査方向Xについての読み取り解像度を決定すると、倍率制御部21に対して設定すべき倍率を伝達し、主走査方向XについてCCDラインセンサ13に投影される解像度を制御することが可能となっている。また、CPU20は、副走査方向Yについての読み取り解像度を決定すると、副走査制御部23に対して設定すべき原稿台の送り速度を伝達するとともに、設定すべきリードゲートパルス間隔をCCD制御部22に伝達する。これにより、リードゲートパルス間隔と原稿台2の送り速度とを制御することが可能となり、副走査方向YについてCCDラインセンサ13に投影される解像度を制御することが可能となっている。
【0028】
上記のような構成において、CPU20がホストコンピュータ200から読み取り条件や指示を受け取ると、原稿1の読み取り解像度を主走査方向Xと副走査方向Yのそれぞれについて独立に求める。そして、CCDラインセンサ13に投影される原稿1の倍率を導き、倍率制御部21に対して制御信号を出力する。
【0029】
<2.第1の実施の形態>
第1の実施の形態は、上記構成において、原稿1の副走査方向Yの送り速度を制御して、CCDラインセンサ13が1ライン分の画像を読み取る間に原稿1が進む距離をCCDラインセンサ13の1画素の大きさよりも小さくなるように設定し、複数のライン分の画像データを画素ごとに副走査方向Yに平均化またはこれに相当する演算を行うことでノイズの少ない高品質な画像を得ることができるように実現したものである。
【0030】
図1に示したCPU20が、ホストコンピュータ200から読み取り解像度を含む読み取り条件を受け取ると、CCDラインセンサ13に投影される原稿1の倍率が入力した読み取り解像度の示す大きさになるように倍率制御部21に対して設定倍率を出力する。そして、倍率制御部21は、CPU20からの設定倍率を受け取ると、レンズ12を光軸方向に操作してCCDラインセンサ13に投影される原稿1の像の大きさを調整する。そして、この状態でシェーディング補正部25においてシェーディング補正を行うために必要となるシェーディングデータの収集を行う。シェーディング補正部25では、このようにして得られたシェーディングデータを用いて画素ごとに得られる画像データを逐次シェーディング補正する。
【0031】
続いて、CPU20は、副走査制御部23に対して原稿1の副走査方向Yへの送り速度として、1ライン周期のリードゲートパルス間隔当たり、例えば、1/2画素(1/2ライン)に対応するだけ移動させるように設定する。そして、この場合、CCDラインセンサ13に与えられるリードゲートパルス間隔は、各画素が飽和しない範囲内で十分に長くとることが望ましい。
【0032】
そして、CPU20は、任意の画素について副走査方向Yについて2回の読み取りによって得られたデータを平均化するように画像処理部26に対して命令する。そして、原稿1の読み取りが開始され、画像処理部26は、CPU20からの命令に応じて副走査方向Yについて平均化処理を行う。
【0033】
図2は、第1の実施の形態の画像の読み取りを示す図である。図2に示す原稿1の領域RL1,RL2が1ライン目の読み取り領域に相当する。図2に示す例では、リードゲートパルス間隔当たり、副走査方向Yに原稿が1/2画素(1/2ライン)進んでいる。従って、2ライン目は、図2に示す原稿1の領域RL2,RL3を読み取ることになる。以下、同様に、CCDラインセンサ13が1ラインの読み取りを行うと原稿1は1/2画素(1/2ライン)進む。故に、原稿1に示す各領域RL1,RL2,…,RL6は副走査方向Yには同じ幅となっており、CCDラインセンサ13が読み取る1ライン分の幅の「1/2」となっている。
【0034】
そして、画像処理部26においては、図2に示す1ラインと2ラインとで各画素ごとに単純平均の平均化処理が行われる。ここで、原稿の領域RL2は1ラインと2ラインとの双方で読み取られる領域であるが、領域RL1,RL3は、いずれか一方のラインのみによって読み取られる領域である。このため、上記のような平均化処理を行うことによって従来行っていたような加重平均の処理を1/2ライン幅で実施することが可能となる。また、このような平均化処理によって得られる画像の解像度についても1.5ライン幅となり、図8に示した従来の3ライン幅に比して高い解像度となっている。なお、上記の平均化処理は、単純平均に限るものではなく、加重平均などでも良い。
【0035】
このように、画像処理部26においては1ラインと2ラインの平均化処理、3ラインと4ラインの平均化処理、5ラインと6ラインの平均化処理というように2ライン間の平均化処理が順次に行われていく。これにより、副走査方向Yのノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができる。
【0036】
この第1の実施の形態について、簡単にまとめると、原稿1の副走査方向Yへの送り速度を遅く設定することにより、本来読みとるべき解像度よりも副走査方向Yについては高い解像度で読み取りを行うように設定する。そして、本来読みとるべき解像度よりも高い解像度で読み取った画像データに対して複数のライン間で画素ごとに平均化処理を施すことにより、副走査方向Yのノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができる。
【0037】
また、このような処理は、リードゲートパルス間隔が従来と同じ間隔であり、副走査方向Yについての原稿の送り速度が「1/2」になることから、原稿全体を読み取る時間は従来に比して2倍かかることとなる。しかし、上記のように、ペルチェ素子などの高価な部品を必要とせずにノイズの低減を行うことができ、コスト上昇を招くことなく高品質な画像読み取りを行うことが可能となる。また、平均化処理についても1.5ライン幅で平均化処理を行うことができるため、従来の3ライン幅の加重平均に比して、読み取り解像度を高く保つことが可能となっている。
【0038】
なお、上記説明においては、副走査方向Yの送り速度を、1ライン周期のリードゲートパルス間隔当たり、1/2画素(1/2ライン)に対応するだけ移動させることについて説明したが、これは単なる一例であって、これに限定するものではない。すなわち、一般的に表現すると、nを任意の整数として、1ライン周期のリードゲートパルス間隔当たり、1/n画素(1/nライン)に対応するだけ移動させるように設定し、平均化処理の際に、各画素ごとにnライン間の平均化処理を順次に行えば良い。これにより、nの値に応じた副走査方向Yのノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができる。
【0039】
そして、上記のようにして、得られた画像データをCPU20からの命令に応じてFIFOメモリ27,インタフェース28を介してホストコンピュータ200等の外部機器に出力される。
【0040】
<3.第2の実施の形態>
第2の実施の形態は、CCDラインセンサ13に与えられる1ライン周期のリードゲートパルス間隔を高速に読み取るために必要とする間隔に設定し、かつ、CCDラインセンサ13に投影される倍率を調整して、従来1画素で読み取っていた原稿領域を複数の画素で読み取るように設定するとともに、これら複数の画素について得られた画像データを平均化またはこれに相当する演算を行うことで、原稿を高速に読み取るとともに、ノイズが少なく、さらにはフレア成分の少ない高品質な画像を得ることができるように実現したものである。
【0041】
図1に示したCPU20が、ホストコンピュータ200から読み取り解像度を含む読み取り条件を受け取ると、CCDラインセンサ13に投影される原稿1の倍率が入力した読み取り解像度の示す大きさの例えば「1/2」倍になるように倍率制御部21に対して設定倍率を出力する。
【0042】
例えば、ホストコンピュータ200から送られてきた読み取り解像度が、図3(a)に示すように原稿の読み取り領域RをCCDラインセンサの1画素で読み取りを行うことを示している場合について説明する。この場合、CPU20は、図3(b)に示すように、原稿の読み取り領域RをCCDラインセンサの2画素P2,P3で読み取りを行うように設定倍率を調整する。すなわち、本来ホストコンピュータ200から送られてきた解像度の示す読み取り領域の大きさの「1/2」が1画素に対して割り当てられることとなる。従って、CCDラインセンサの主走査方向Xに隣接する2画素によって、本来の読み取り解像度において1画素が読み取る領域を読み取っていることとなる。
【0043】
そして、倍率制御部21は、CPU20からの上記のような設定倍率を受け取ると、レンズ12を光軸方向に操作してCCDラインセンサ13に投影される原稿1の倍率を調整する。そして、この状態でシェーディング補正部25においてシェーディング補正を行うために必要となるシェーディングデータの収集を行う。シェーディング補正部25では、このようにして得られたシェーディングデータを用いて画素ごとに得られる画像データを逐次シェーディング補正する。
【0044】
続いて、CPU20は、副走査制御部23に対して原稿1の副走査方向Yへの送り速度として、1ライン周期のリードゲートパルス間隔当たり、例えば、1画素(1ライン)に対応するだけ移動させるように設定する。また、CCDラインセンサ13に与えられるリードゲートパルス間隔は、高速読み取りのために必要とされる間隔(例えば、従来の「1/2」となるような間隔)を設定すれば良い。これにより、この実施の形態においては、原稿1の読み取る際の時間を短くすることが可能となる。
【0045】
そして、CPU20は、主走査方向Xについて隣接する2画素の読み取りデータを平均化するように画像処理部26に対して命令する。これにより、画像処理部26は、2画素間で平均化処理を行う。例えば、図3(b)に示すような場合は、画素P2と画素P3によって得られるデータを平均化することができ、ノイズ成分の低減を行うことができる。また、平均化される領域は、本来の読み取り解像度の示す領域内での平均化であるため、得られる解像度は本来の読み取り解像度に等しいものとなる。従って、解像度の低下を招くことなくノイズ成分を低減することが可能となる。
【0046】
また、このように2画素間で平均化処理を行っているので、上記のようにリードゲートパルス間隔を、高速読み取りのために必要とされる短い間隔(例えば、従来の「1/2」となるような間隔)に設定しても、ノイズ成分の少ない高品質な画像を得ることができ、高価な棒状ハロゲンランプなどを使用する必要がないのでコストの上昇を招くことなく高速読み取りを行うことが可能となる。
【0047】
このように、画像処理部26においては1画素目と2画素目の平均化処理、3画素目と4画素目の平均化処理、5画素目と6画素目の平均化処理というように2画素間の平均化処理が順次に行われていく。これにより、主走査方向Xのノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができる。
【0048】
ここで、原稿1の倍率が変化することによって変動しないフレア成分は、原稿1の任意の読み取り領域を1画素で読み取る場合でも、2画素で読み取る場合でもその読み取り領域に含まれるフレア成分は変わらない。従って、この実施の形態のように、原稿1の読み取り領域を2画素で読み取って得られた2個の画像データに対して平均化処理を施すことによって1個の画像データに縮小することにより、フレア成分を低減することが可能となる。
【0049】
この第2の実施の形態について、簡単にまとめると、主走査方向Xについて、本来1画素で読み取るべき原稿1の領域を倍率調整することによって2画素で読み取り、得られた2個の画像データを平均化することによって主走査方向Xのノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができるとともに、フレア成分の除去を行うことができる。
【0050】
また、2画素間の平均化処理により、リードゲートパルス間隔を高速読み取りのために必要とされる短い間隔(例えば、従来の「1/2」となるような間隔)に設定したことによるS/N比の低下を解消することができる。従って、高価な棒状ハロゲンランプなどを使用することなく、ノイズ成分の低減された高速読み取りが可能となる。
【0051】
なお、上記説明においては、一例として、主走査方向Xにおいてホストコンピュータ200から送られてきた解像度の示す読み取り領域の大きさの「1/2」が1画素に対して割り当てられることについて説明したが、これに限定するものではない。すなわち、一般的に表現すると、nを任意の整数として、本来1画素で読み取るべき領域をn画素で読み取り、得られたn個の画像データに対して平均化処理を順次に行えば良い。これにより、nの値に応じた主走査方向Xのノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができる。
【0052】
そして、上記のようにして、得られた画像データをCPU20からの命令に応じてFIFOメモリ27,インタフェース28を介してホストコンピュータ200等の外部機器に出力される。
【0053】
<4.第3の実施の形態>
第3の実施の形態は、第1の実施の形態と第2の実施の形態で説明した副走査方向Yと主走査方向Xとの2方向についてのノイズ低減処理を混合したものである。
【0054】
すなわち、原稿1の副走査方向Yの送り速度を制御して、CCDラインセンサ13が1ライン分の画像を読み取る間に原稿1が進む距離をCCDラインセンサ13の1画素の大きさ(1ライン分の読み取り幅)よりも小さくなるように設定するとともに、CCDラインセンサ13に投影される倍率を調整して本来1画素で読み取るべき原稿領域を複数の画素で読み取るように設定し、主走査方向Xおよび副走査方向Yについての複数の画素について得られた画像データを平均化またはこれに相当する演算を行うことで、ノイズが少なく、さらにはフレア成分の少ない高品質な画像を得ることができるように実現したものである。
【0055】
図1に示したCPU20が、ホストコンピュータ200から読み取り解像度を含む読み取り条件を受け取ると、CCDラインセンサ13に投影される原稿1の倍率が入力した読み取り解像度の示す大きさの例えば「1/2」になるように倍率制御部21に対して設定倍率を出力する。そして、倍率制御部21は、CPU20からの設定倍率を受け取ると、レンズ12を光軸方向に操作してCCDラインセンサ13に投影される原稿1の像の大きさを調整する。
【0056】
例えば、ホストコンピュータ200から送られてきた読み取り解像度が、図3(a)に示すように原稿の読み取り領域RをCCDラインセンサの1画素で読み取りを行うことを示している場合について説明する。この場合、CPU20は、図3(b)に示すように、原稿の読み取り領域RをCCDラインセンサの2画素P2,P3で読み取りを行うように設定倍率を調整する。すなわち、本来ホストコンピュータ200から送られてきた解像度の示す読み取り領域の大きさの「1/2」が1画素に対して割り当てられることとなる。従って、CCDラインセンサの主走査方向Xに隣接する2画素によって、本来の読み取り解像度において1画素が読み取る領域を読み取っていることとなる。そして、この状態でシェーディング補正部25においてシェーディング補正を行うために必要となるシェーディングデータの収集を行う。シェーディング補正部25では、このようにして得られたシェーディングデータを用いて画素ごとに得られる画像データを逐次シェーディング補正する。
【0057】
続いて、CPU20は、副走査制御部23に対して原稿1の副走査方向Yへの送り速度として、1ライン周期のリードゲートパルス間隔当たり、例えば、1/2画素(1/2ライン)に対応するだけ移動させるように設定する。そして、この場合、CCDラインセンサ13に与えられるリードゲートパルス間隔は、第1の実施の形態で説明した間隔の「1/2」に設定する。
【0058】
図4は、第3の実施の形態の画像の読み取りを示す図である。上記のように、この実施の形態の場合、本来ホストコンピュータ200から送られてきた解像度の示す読み取り領域の大きさの「1/2」が1画素に対して割り当てられているため、図4に示す原稿1の領域RL1が1ライン目の読み取り領域に相当する。図4に示す例では、リードゲートパルス間隔当たり、副走査方向Yに原稿が1/2画素(1/2ライン)進んでいる。従って、2ライン目は、図4に示す原稿1の領域RL2を読み取ることになる。以下、同様に、CCDラインセンサ13が1ラインの読み取りを行うと原稿1は1/2画素(1/2ライン)進む。故に、原稿1に示す各領域RL1,RL2,…,RL6は副走査方向Yには同じ幅となっており、CCDラインセンサ13が読み取る1ライン分の幅の「1/2」となっている。
【0059】
また、CPU20は、主走査方向Xに隣接する2画素分の画像データと、副走査方向Yに2回の読み取りによって得られた画像データとの4個の画像データを平均化するように画像処理部26に対して命令する。
【0060】
そして、画像処理部26においては、図4に示す1ラインと2ラインとで各画素ごとに単純平均の平均化処理が行われる。ここで、図4に示す1ラインと2ラインとを合わせた幅は、本来のホストコンピュータ200から送られてきた解像度の示す1ライン幅に相当する。従って、このような2ライン間での平均化処理によって得られる画像の解像度についても1ライン幅となり、解像度を低下させることなくノイズ成分を除去することが可能となっている。
【0061】
このように、画像処理部26においては図4に示す1ラインと2ラインの平均化処理、3ラインと4ラインの平均化処理、5ラインと6ラインの平均化処理というように2ライン間の平均化処理が順次に行われるとともに、主走査方向Xについても隣接する2画素ごとに平均化処理を行うため、主走査方向Xと副走査方向Yとの2方向についてのノイズ成分を除去することが可能となっている。
【0062】
なお、この実施の形態においても、原稿1の倍率が変化することによって変動しないフレア成分は、原稿1の任意の読み取り領域を1画素で読み取る場合でも、2画素で読み取る場合でもその読み取り領域に含まれるフレア成分は変わらない。従って、この実施の形態のように、原稿1の読み取り領域を2×2の4画素で読み取って得られた4個の画像データに対して平均化処理を施すことによって1個の画像データに縮小することにより、フレア成分を低減することが可能となる。
【0063】
この第3の実施の形態について、簡単にまとめると、原稿1の副走査方向Yへの送り量を例えば1/2ラインというように設定することにより、本来読みとるべき解像度よりも副走査方向Yについては高い解像度で読み取りを行うように設定する。また、主走査方向Xについて、本来1画素で読み取るべき原稿1の領域を倍率調整することによって2画素で読み取ることにより、本来読みとるべき解像度よりも主走査方向Xについても高い解像度で読み取りを行うように設定する。そして、主走査方向Xと副走査方向Yとの2方向について本来読みとるべき解像度よりも高い解像度で読み取った画像データに対して複数の画素間で平均化処理を施すことにより、主走査方向Xと副走査方向Yとの2方向についてノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができる。
【0064】
また、本来1画素で読み取るべき原稿1の領域を倍率調整することによって2画素で読み取り、得られた画像データを平均化することによってフレア成分の除去を行うこともできる。
【0065】
なお、上記説明においては、一例として、主走査方向Xにおいてホストコンピュータ200から送られてきた解像度の示す読み取り領域の大きさの「1/2」が1画素に対して割り当てられることについて説明したが、これに限定するものではない。すなわち、一般的に表現すると、nを任意の整数として、本来1画素で読み取るべき領域をn画素で読み取り、得られたn個の画像データに対して平均化処理を順次に行えば良い。これにより、nの値に応じた主走査方向Xのノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができる。
【0066】
また、副走査方向Yの送り速度を、1ライン周期のリードゲートパルス間隔当たり、1/2画素(1/2ライン)に対応するだけ移動させることについて説明したが、これも単なる一例であって、これに限定するものではない。すなわち、nを任意の整数として、1ライン周期のリードゲートパルス間隔当たり、1/n画素(1/nライン)に対応するだけ移動させるように設定し、平均化処理の際に、各画素ごとにnライン間の平均化処理を順次に行えば良い。これにより、nの値に応じた副走査方向Yのノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができる。
【0067】
そして、上記のようにして、得られた画像データをCPU20からの命令に応じてFIFOメモリ27,インタフェース28を介してホストコンピュータ200等の外部機器に出力される。
【0068】
<5.その他>
上記の第1,第2,第3の実施の形態の内容を対比させて説明する。図5は、第1,第2,第3の実施の形態の対比を示す図である。まず、図5(a)は、時間と副走査方向Yの走査距離を示す図である。なお、図において走査距離dは、1画素(1ライン)分の距離を示している。図5(a)中の「L1」に示すように、第1の実施の形態は、時間2tの間に副走査方向Yに走査距離dだけ進む。また、図5(a)中の「L2」に示すように、第2の実施の形態は、時間tの間に副走査方向Yに走査距離2dだけ進む。さらに、図5(a)中の「L3」に示すように、第3の実施の形態は、時間2tの間に副走査方向Yに走査距離2dだけ進む。すなわち、図5(a)に示すように各直線L1〜L3の傾きが大きい程、高速な画像の読み取りを行うことができることを示している。
【0069】
また、図5(b)には、各実施の形態におけるリードゲートパルス間隔Δtを示している。第1の実施の形態は、同図に示す「RGP1」であり、時間tごとにリードゲートパルス間隔Δtが設定されている。また、第2の実施の形態は、同図に示す「RGP2」であり、時間t/2ごとにリードゲートパルス間隔Δtが設定されている。さらに、第3の実施の形態は、同図に示す「RGP3」であり、時間t/2ごとにリードゲートパルス間隔Δtが設定されている。
【0070】
そして図5から判るように、各実施の形態における原稿1の読み取り速度は、第2,第3,第1の順に高速となっている。
【0071】
なお、図1に示した画像読取装置100が上記第1,第2,第3の実施の形態の各読み取りパターンを読み取りモードとして図示しないメモリ等に記憶しておき、ホストコンピュータ200から送られてくる読み取り条件に合った読み取りモードを適宜適用することが可能である。換言すれば、ホストコンピュータ200が読み取り条件をインタフェース28に送る際に、読み取りモードを設定入力することにより、第1,第2,第3の実施の形態で説明した各読み取りパターンを設定することができる。これにより、各読み取りモードを選択的に実施することが可能となる。
【0072】
また、図1で示した画像処理部26は、A/D変換器24の後段であれば、どの位置に設けられていても良いことは言うまでもない。
【0073】
そして、これまでに説明した内容は、一例として、平面走査型の画像読取装置について説明したが、円筒走査型などのようなその他の画像読取装置に適用することについても問題がない。
【0074】
さらに、ディジタルカメラなどによって得られる画像データのノイズ除去等についても適用することが可能である。従って、読み取りの対象となる画像は、原稿などのように平面画像でなくても良い。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、読み取り対象画像の投影倍率が、指定された解像度によって決定される投影倍率よりも大きくなるように、かつ、前記読み取り対象画像の一部領域がn個(nは2以上の任意の整数)の読み取り画素に投影されるように制御され、指定された解像度よりも高い解像度が設定されて、主走査方向に複数の画素が配列された撮像手段において得られる画像データに対して、主走査方向に隣接する複数の画素データ間での平均化処理が施される。この際、前記n個の読み取り画素から出力される画素データを平均化することで前記n個の読み取り画素に対して割り当てられた前記一部領域の画素データを前記指定された解像度で得ている。したがって、主走査方向のノイズ成分を除去することができるので、コスト上昇を招くことなく画質の向上を図ることができるとともに、フレア成分の除去を行うこともできる。
【0076】
請求項2に記載の発明によれば、撮像手段に対する読み取り対象画像の副走査方向への移動速度が、指定された解像度によって決定される速度よりも小さくなるように制御され、撮像手段において得られる指定された解像度よりも高い解像度の画像データに対して、副走査方向に隣接する複数の画像データ間での平均化処理が施される。したがって、主走査方向と副走査方向との2方向についてノイズ成分を除去することができ、画質の向上を図ることができる。
【0077】
請求項3に記載の発明によれば、読み取り対象画像の読み取りの際の読み取りモードを設定入力することができるように構成されており、入力手段から入力する読み取りモードに応じて、主走査方向平均化手段及び副走査方向平均化手段のいずれか一方、若しくは双方を機能させることができるので、必要な読み取りモードを適宜に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である画像読取装置を示す概略構成図である。
【図2】この発明の第1の実施の形態の画像の読み取りを示す図である。
【図3】この発明の第2の実施の形態の画像の読み取りを示す図である。
【図4】この発明の第3の実施の形態の画像の読み取りを示す図である。
【図5】第1,第2,第3の実施の形態の対比を示す図である。
【図6】従来からのCCDラインセンサを使用した平面走査型画像読取装置の概略構成を示す図である。
【図7】固体撮像素子の「光量×蓄積時間」と「出力」との関係を示す図である。
【図8】従来の画像の読み取りを説明するための図である。
【符号の説明】
1 原稿
2 原稿台
12 レンズ
13 CCDラインセンサ
20 CPU
21 倍率制御部
22 CCD制御部
23 副走査制御部
24 A/D変換器
25 シェーディング補正部
26 画像処理部
27 FIFOメモリ
28 インタフェース
100 画像読取装置
200 ホストコンピュータ
X 主走査方向
Y 副走査方向
Claims (3)
- 読み取り対象画像からの光を可変の投影倍率で撮像手段に投影する光学系と、
前記光学系からの光を受光することによって該読み取り対象画像を画素ごとに読み取る、主走査方向に配列された複数の読み取り画素を有する撮像手段と、
前記読み取り対象画像を、前記撮像手段に対して、前記主走査方向に交差する副走査方向に、相対的に移動させる移動手段と、
を備えることによって前記読み取り対象画像全体を画素ごとに読み取る画像読取装置であって、
前記読み取り対象画像を前記撮像手段で読み取る際の解像度を前記光学系の投影倍率を変更することによって調整する解像度調整手段と、
指定された解像度よりも高い解像度に設定するように解像度調整手段を制御する制御手段と、
前記撮像手段において得られる指定された解像度よりも高い解像度の画像データに対して、前記主走査方向に隣接する複数の画素データ間で平均化処理を施す主走査方向平均化手段と、
を備え、
前記解像度調整手段は、前記撮像手段の前記読み取り対象画像の投影倍率が、指定された解像度によって決定される投影倍率よりも大きくなるように、かつ、前記読み取り対象画像の一部領域がn個(nは2以上の任意の整数)の読み取り画素に投影されるように、前記光学系を制御する手段を含み、
前記主走査方向平均化手段は、
前記n個の読み取り画素から出力される画素データを平均化することで前記n個の読み取り画素に対して割り当てられた前記一部領域の画素データを前記指定された解像度で得る手段であることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項1に記載の装置において、
前記解像度調整手段は、前記撮像手段に対する前記読み取り対象画像の前記副走査方向の移動速度が、指定された解像度によって決定される速度よりも小さくなるように前記移動手段を制御する手段を含むとともに、
前記撮像手段において得られる指定された解像度よりも高い解像度の画像データに対して、前記副走査方向に隣接する複数の画像データ間で平均化処理を施す副走査方向平均化手段をさらに備えることを特徴とする画像読取装置。 - 請求項2に記載の装置において、
前記読み取り対象画像の読み取りの際の読み取りモードを設定入力する入力手段をさらに備え、
前記入力手段から入力する読み取りモードに応じて、前記主走査方向平均化手段及び前記副走査方向平均化手段のいずれか一方、若しくは双方を機能させることを特徴とする画像読取装置。
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