JP2007097049A - 画像読取装置および画像読取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】サンプリング周波数が可変のエリアイメージセンサを用いる画像読取において、全てのサンプリング周波数での画像読取にいてモアレの発生を防止する。
【解決手段】予め設定された読取条件とデフォーカス量との関係に応じて、イメージセンサに結像される原稿の反射光もしくは投影光をデフォーカスすることにより、前記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、モアレの発生を防止する画像読取に関し、詳しくは、画素ズラシによってサンプリング周波数を変更した際にも、モアレの発生を好適に防止できる画像読取装置および画像読取方法に関する。
デジタルフォトプリンタ、複写装置、フィルムスキャナ、スキャナ等において、エリアCCDセンサなどのイメージセンサを用いて、写真フィルムや印刷物等の画像を光電的に読み取ることが行なわれている。
このようなイメージセンサを用いた画像読取において、イメージセンサの受光素子数に対応する理論上可能な周波数(ナイキスト周波数)以上のサンプリング周波数(空間解像度)で画像を読み取る方法として、特許文献1に示されるように、読み取りを行なった後、所定量、イメージセンサを移動して、再度、読み取りを行なうことで、見かけ上の受光素子の数を増加する、いわゆる画素ズラシが知られている。
このような画素ズラシを行なう画像読取装置では、通常、より高画質な画像読取を行なうことができる画素ズラシの回数が多い条件、すなわち、画像読取のサンプリング周波数が高い(高解像度)の読取条件に対応して、結像レンズ(結像光学系)のMTF(Modulation Transfer Function 解像力)を設計する。
ところが、このように結像レンズのMTFを設計すると、画素ズラシを行なわない読取条件や、画素ズラシ回数の少ない読取条件では、結像レンズのMTFがイメージセンサのナイキスト周波数を超えてしまうため、モアレが生じ易くなってしまう。
モアレを抑制する方法としては、例えば、特許文献2に開示されるように、イメージセンサと結像レンズとの間の光路中に光学LPF(光学ローパスフィルタ)を挿入する方法が例示される。
ところが、この方法では、光学LPFや、光学LPFを光路に挿入/退避させるための手段が必要となるため、装置構成が複雑になり、かつ、装置コストも高くなってしまうという問題が有る。また、画素ズラシの条件が多数有る場合には、複数の光学LPFを装備する必要が有り、さらに装置構成の複雑化やコストの上昇を招く。
これに対して、特許文献3には、イメージセンサや結像レンズを移動することによるデフォーカス(焦点ズラシ)を行なって、イメージセンサに入射する光像の周波数帯域を制限することにより、モアレの発生を防止することが開示されている。
しかしながら、特許文献3に開示される方法では、画素ズラシの条件すなわちサンプリング周波数が、多数、設定されている場合には、各条件に好適に対応してモアレの発生を抑制することはできない。
特開2001−298608号公報 特開2000−59656号公報 特開昭61−269460号公報
本発明の目的は、前記従来技術の問題点を解決することにあり、画素ズラシ等の方法によって、画像読取のサンプリング周波数(解像度)を変更する画像読取において、画素ズラシ回数等の読取条件によらず、何れの条件の画像読取でも好適にモアレの発生を防止することができ、かつ、モアレ防止のためのスイッチの切り換え等の作業が不要で、モアレ防止のためにユーザ(オペレータ)に負担を掛けることもない画像読取方法、および、この画像読取方法を実施する画像読取装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、受光素子が二次元的に配列されたイメージセンサと、原稿の反射光もしくは投影光を前記イメージセンサに結像させる結像光学系と、予め設定された読取条件とデフォーカス量との関係に応じて、前記イメージセンサに結像される原稿の反射光もしくは投影光をデフォーカスするデフォーカス手段とを有することを特徴とする画像読取装置を提供する。
また、本発明の画像読取方法は、原稿の反射光もしくは透過光を受光素子が二次元的に配列されたイメージセンサに結像して、前記原稿を光電的に読み取るに際し、必要に応じて、モアレを抑制するために前記反射光もしくは透過光のイメージセンサへの結像をデフォーカスすると共に、予め、読取条件と前記デフォーカスの量との関係を設定しておき、この関係に応じて、前記デフォーカスの量を調整することを特徴とする画像読取方法を提供する。
このような本発明の画像読取装置および画像読取方法において、前記読取条件が、前記イメージセンサの画素ズラシ回数、前記結像光学系の光学倍率、前記原稿の種類、原稿からイメージセンサまでの光路中に挿入される光学ローパスフィルタの有無あるいはさらに光学ローパスフィルタの種類、結像光学系の種類、モアレ抑制レベルの少なくとも1つであるのが好ましく、また、前記結像光学系は、焦点合わせの基準色と、その他の色との最大軸上収差が、前記デフォーカス量の範囲内となるように設計されたものであるのが好ましい。
また、出力画像にシャープネス処理を行なう機能を有し、前記デフォーカス量に応じて、シャープネス処理における赤、緑、および青の高周波成分の増幅比を変えるのが好ましく、あるいは、前記デフォーカス量に応じて、出力画像の輝度成分の高周波数成分量、および、出力画像の色差成分の高周波数成分量の少なくとも一方を調整するのが好ましい。
上記構成を有する本発明によれば、画素ズラシ等によって画像読取のサンプリング周波数(解像度(読取画像のサイズ))が可変な画像読取において、予め、画素ズラシの回数等の読取条件に対応して、モアレの発生を防止するデフォーカス量(焦点ズラシ量)を設定して、例えばテーブル化して保持しておき、読取条件に応じてデフォーカス量を調整するので、いずれの読取条件でもモアレの無い高精度な画像読取を行なうことができる。また、デフォーカス量の調整は、予め設定した条件に応じて自動的に行なうので、モアレ防止のためのスイッチの切り換え等が不要で、ユーザに負担が掛かることも無い。
さらに、好ましい態様として、結像レンズ(結像光学系)を各色の最大軸上収差のデフォーカス量の範囲内となるような設計、デフォーカス量に応じた各色の画像データの高周波強調の増幅比の変更、デフォーカス量に応じた出力画像の輝度成分の高周波数成分量および/または色差成分の高周波数成分量の調整等を行なうことにより、デフォーカスによる結像レンズ特性の変動に起因する画質劣化も、好適に防止できる。
以下、本発明の画像読取装置および画像読取方法について、添付の図面に示される好適実施例を基に、詳細に説明する。
図1に、本発明の画像読取方法を実施する、本発明の画像読取装置の一例をブロック図で概念的に示す。
図1に示される本発明の画像読取装置であるスキャナ10は、(写真)フィルムFに撮影された画像を1コマずつ光電的に読み取り、読み取った画像(画像データ)に各種の画像処理を施して、プリンタによる画像記録に対応する出力画像(出力画像データ)や、ディスプレイ表示やCD−Rなどの記憶媒体に記録するための出力画像として出力するものである。
このようなスキャナ12は、基本的に、サイズ設定部12と、画素ズラシ手段14と、デフォーカス部16と、LED光源18と、拡散ボックス20と、(フィルム)キャリア22と、結像レンズユニット24と、エリアイメージセンサであるCCDセンサ26と、アンプ(増幅器)30と、A/D(アナログ/デジタル)変換器31と、CCD補正部32と、画像処理部34とを有して構成される。
サイズ設定部12は、図示しないキーボードやマウス等の操作手段によって入力された出力画像のサイズに応じて、読取画像のサイズ(画像読取のサンプリング周波数(解像度=画素数))を選択/決定し、それに応じて後述する読取条件(画素ズラシの回数)を設定して、画素ズラシ手段14(ピエゾ駆動部44)およびデフォーカス部16に指示を出すものである。後述するが、スキャナ10においては、サイズ1〜サイズ4の4つの読取画像のサイズ(以下、読取サイズとする)が設定されている。
画素ズラシ手段14は、サイズ設定部12から供給された読取条件に応じて、読取時にCCDセンサ26を移動する画素ズラシを行うものであり、他方、デフォーカス部16は、同読取条件に応じて、結像レンズユニット24のデフォーカス(焦点ズラシ)を行なうものである。これらに関しては、後に詳述する。
LED光源18は、フィルムFに撮影された画像を読み取るための読取光を射出するものである。このLED光源18は、図2に概念的に示されるように、R(赤)光を射出するLEDアレイ18r、G(緑)光を射出するLEDアレイ18g、および、B(青)光を射出するLEDアレイ18bが、各アレイの配列方向と直交する方向に配列された構成を有する。
LED光源18には、光源ドライバ36が接続されており、この光源ドライバ36によって、各LEDアレイの点灯や光量(読取光の光量)が制御される。
拡散ボックス20は、LED光源18から射出された読取光を拡散して、フィルムFに入射する読取光を、フィルムFの面方向で均一にするものである。
読取光の拡散手段には特に限定はなく、公知の手段が各種利用可能である。図示例の拡散ボックス20は、一例として、内面が反射面となっているミラーボックスの上下面(開放面)を光拡散板で閉塞してなるものである。
キャリア22は、フィルムFを長手方向に搬送して、フィルムFに撮影された画像(コマ)を、1コマずつ、順次、所定の読取位置に搬送して、保持するものである。
このキャリア22は、フィルムの搬送手段、読取領域を規制するマスク、フィルムFに光学的に記録されるDXなどのバーコードの読取手段、各種のフォトプリンタに装着される公知のフィルムキャリアである。
ここで、LED光源18から射出され、拡散ボックス20によって拡散された読取光は、キャリア22によって所定の読取位置に保持されるフィルムFの1コマに入射して、透過する。これにより、このコマに撮影された画像を担持する投影光が得られる。
この投影光は、結像レンズユニット24によって、CCDセンサ26の受光面に結像されて、光電変換して読み取られ、これにより、フィルムFに撮影された画像が、スキャナ10によって光電的に読み取られる。
結像レンズユニット24は、レンズを組み合わせてなる、ズーム機能および自動焦点合わせ機能を有する公知の結像光学系である。
ここで、この結像レンズユニット24には、デフォーカス部16が接続(係合)されている。デフォーカス部16は、後述する読取条件に応じて、結像レンズユニット24を光軸方向に移動して、デフォーカスを行なう。
また、図示例においては、結像レンズユニット24は、後述する最大の読取サイズ(最もサンプリング周波数が高い(高解像度)の読取サイズ)であるサイズ4に最適なように、MTF(解像度)が設計されている。さらに、図示例においては、好ましい態様として、結像レンズユニット24は、焦点合わせの基準色(例えばG)と、その他の色との最大軸上収差が、後述するデフォーカス量の範囲内となるように設計されている。この点に関しては、後に詳述する。
図示例のスキャナ10においては、前述のLED光源18から、R、GおよびBの読取光を、順次、射出して、フィルムFに入射し、その投影光をCCDセンサ26によって読み取ることにより、フィルムFに撮影された画像をR、GおよびBの3原色に分解して読み取る。
また、スキャナ10は、1コマに対して、出力画像を得るためのファインスキャンと、ファインスキャンの読取条件や画像処理条件を決定するために、ファインスキャンに先立って行われるプレスキャンの、2種の画像読取が行われる。すなわち、1コマにつき、少なくとも6回([R,G,B]×2の読み取りが行われる。この点に関しては、通常のフィルムスキャナと同様である。
図示例のスキャナ10においては、CCDセンサ26は、受光素子(1つのCCD素子の受光部(読取素子))が千鳥格子状に配列されたエリアCCDセンサである。すなわち、このCCDセンサ26は、図3(A)に示されるように、矢印xで示されるフィルムFの幅方向(あるいは、矢印yで示されるフィルムFの長手方向)に対して、受光素子(八角形で示す)がジグザグに配列されている。
この千鳥格子状に受光素子が配列されたCCDセンサ26は、正方格子状に受光素子が配列された通常のCCDセンサに比して、少ない画素ズラシ回数で、画像読取の解像度を向上させることができる。従って、フォトプリンタ等において、高画質モードや大判のプリント出力のために、画素ズラシを行って読み取りを行う際にも、高い生産性を確保することができる。
なお、本発明に用いるイメージセンサは、このような千鳥格子状に受光素子が配列されたCCDセンサに限定はされず、通常の正方格子状に受光素子が配列されたエリアCCDセンサ等、受光素子が二次元的に配置されたエリアセンサであれば、公知のイメージセンサが全て利用可能である。
スキャナ10は、画像読取の画素密度を向上するために、CCDセンサ26をx方向およびy方向の少なくとも一方に移動することにで読取サイズを変更する、いわゆる画素ズラシを行う。CCDセンサ26の画素ズラシは、画素ズラシ手段14が行なう。
画素ズラシ手段14は、図4に示すように、公知の手段でx方向およびy方向に移動可能な基盤40と、基盤40(CCDセンサ26)をx方向に動かすピエゾ素子42aおよび同y方向に動かすピエゾ素子42bの、2つのピエゾ素子42と、ピエゾ素子42を駆動するピエゾ駆動部44とを有する。
CCDセンサ26は、基盤40に固定されている。
画素ズラシ手段14は、サイズ設定部12から供給された読取条件に応じて、ピエゾ駆動部44がピエゾ素子42aおよびピエゾ素子42bを駆動して、基盤40すなわちCCDセンサ26を移動して、画素ズラシを行なう。後述するが、スキャナ10においては、4つの読取サイズが設定されており、各サイズに応じて読取条件(画素ズラシの回数)が設定されている。この点に関しては、後に詳述する。
なお、本発明において、画素ズラシ手段14すなわちCCDセンサ26の移動手段には、特に限定はなく、図示例のピエゾ素子を用いる手段以外にも、エリアCCDセンサを用いる画像読取で行われている、公知の手段が各種利用可能である。
CCDセンサ26の出力信号(画像信号)は、アンプ30によって増幅され、A/D変換器31で変換されてデジタル画像信号とされる。
さらに、このデジタル画像信号は、CCD補正部32によって、DCオフセット補正、暗時補正、シェーディング補正等の所定のデータ補正が施される。
CCD補正部32で処理された画像信号は、次いで、画像処理部34において、log変換されて画像データ(画像濃度データ)とされ、さらに、必要な画像処理を施されて、出力画像として出力される。
画像処理部34で行なう画像処理には、特に限定はなく、公知の画像処理が各種例示さる。一例として、画像の拡大/縮小(電子変倍処理)、階調補正、色/濃度補正、彩度補正、覆い焼き処理(中間階調を維持した画像ダイナミックレンジの伸縮)、シャープネス処理などの周波数処理、画像の色空間の変換等が例示される。これらの画像処理は、いずれも公知の方法で行なえばよい。
また、画像処理部34では、読取サイズに応じて、画像の補間演算を行なう。なお、補間演算は、log変換の前に行なっても、log変換後で画像処理前に行なってもよい。
前述のように、図示例のスキャナ10は、受光素子が千鳥格子状に配列されたCCDセンサ26を用いる。ところが、出力画像では画素(出力画素)は正方格子状にする必要がある。
スキャナ10では、CCDセンサの画素ズラシおよび/または補間演算によって、出力画素を正方格子状にし、あるいはさらに読取サイズを大きくする(サンプリング周波数を高くする)。具体的には、図示例のスキャナ10には前述のように、サイズ1〜サイズ4の4つの読取サイズが設定されており、サイズ1では、画像処理部34において補間演算を行なって出力画素を正方格子状にし、サイズ2およびサイズ4では、CCDセンサ26の画素ズラシを行なうことにより読取サイズを大きくすると共に出力画素を正方格子状にし、サイズ3では、画素ズラシと補間演算とを行なって読取サイズを大きくすると共に出力画素を正方格子状にする。
サイズ1は、最小の読取サイズで、画素ズラシを行なわず、1色につき1回の画像読取を行なって(画素ズラシ0回の1面読取)、補間演算で画素の並び替えを行い、正方格子状の出力画素とする。
前述のように、CCDセンサ26は、図3(A)に示すような、千鳥格子状の受光素子(以下、素子とする)の配列を有する。読み取りを行なったら、例えば、素子aであれば、図中、最も近隣する素子bおよびdについて、素子aおよびbの画像信号の平均([a+b/2])を算出して出力画像信号とし、両素子の重心(図中×で示す)の中間位置a/bを出力画素位置(・で示す)として、算出した出力画像信号を割り付ける。さらに、同様にして素子aおよびdの画像信号の平均値を算出して、両素子の重心の中間位置a/dに出力画像信号として割り付ける。
以下、同様にして、素子bおよびcの画像信号の平均値を算出して、両素子の中間位置b/cに割り付け、素子cおよびdの画像信号の平均値を算出して、両素子の中間位置c/dに割り付け……と、互いに最も近隣する素子の画像信号の平均値を算出して出力画像信号とし、これを両素子の中間の出力画素位置に割り付け、原信号を出力せずに、この中間位置のみを出力画素位置として、出力画素を正方格子状とする。
なお、後述するサイズ3も含め、画像の補間の方法は、この方法に限定はされず、例えば4つの素子の平均を取って、その中心位置に出力画素を割り付ける方法等、CCDセンサによる画像読取で実施されている各種の方法が、全て利用可能である。
サイズ2は、1色に付き画素ズラシを1回行なって2回の読み取りを行い(画素ズラシ1回の2面読取)、正方格子状の出力画素とするものである。
図3(B)に、サイズ2の画像読取を模式的に示す。サイズ2では、まず、サイズ1での読み取りと同様の、図中太線で示す画素ズラシを行わない位置(以下、この位置を基準位置とする)で1面目の読み取りを行う。
次いで、ピエゾ駆動部44がピエゾ素子42bを駆動してCCDセンサ26(基盤40)を図中下方に移動して画素ズラシを行い、素子を図中細線で示す位置とした後、再度、画像読取を行う。すなわち、y方向に隣合わせる素子との重心間の距離をy方向素子間、同x方向の距離をx方向素子間とすると、CCDセンサ26を、1面目の読取位置から、図中下方(y方向)にy方向素子間の1/2移動した位置で、2面目の読み取りを行う。
図3(B)に示すように、サイズ2では、この1回の画素ズラシによる2回の画像読取によって、素子が正方格子状に配列されたのと同じ状態にでき、読取サイズをCCDセンサの2倍にすると共に、正方格子状の出力画素が得られる。
サイズ3は、1色に付き画素ズラシを3回行なって4回の画像読取を行い(画素ズラシ3回の4面読取)、さらに、補間演算による画素の並び替えを行なって、正方格子状の出力画素を得るものである。
図5(A)に、サイズ3の画像読取を模式的に示す。サイズ3では、例えば、まず、図中太線で示される基準位置で、1面目の読み取りを行う。次いで、ピエゾ駆動部44がピエゾ素子42aを駆動して1回目の画素ズラシを行い、CCDセンサ26を、1面目の読取位置から図中右方向(x方向)にx方向素子間の1/2移動し、素子を図中に細線で示される位置にして、2面目の読み取りを行う。次いで、ピエゾ駆動部44がピエゾ素子42aおよび42bを駆動して2回目の画素ズラシを行い、CCDセンサ26を、2面目の読取位置から図中右方向にx方向素子間の1/4、同下方向にy方向素子間の1/4、それぞれ移動し、素子を、図中に一点鎖線で示される位置にして、3面目の読み取りを行う。さらに、ピエゾ駆動部44がピエゾ素子42aを駆動して3回目の画素ズラシを行い、CCDセンサ26を、3面目の読取位置から図中左方向にx方向素子間の1/2移動し、素子を、図中に点線で示される位置にして、4面目の読み取りを行い、画素ズラシ3回での4面読み取りを終了する。
画像処理部34では、この読取結果から、前述のサイズ1で行った方法と同様に、互いに最も近隣する素子の画像信号を補間して出力画像信号とし、両素子の中間位置を出力画素位置(・で示す(例えば、画素eとfを補間したe/f))として正方格子状の画素配列とし、正方格子状の出力画素とできる。また、図5(A)に示すように、サイズ3では、この3回の画素ズラシによる4回の画像読取、および補間演算によって、読取サイズをCCDセンサの4倍にできる。
サイズ4は、1色について画素ズラシを7回行って8回の画像読取を行い(画素ズラシ7回の8面読取)、正方格子状の出力画素とするものである。
図5(B)に、サイズ4による画像読取を模式的に示す。サイズ4でも、例えば、まず、図中太線で示す基準位置で1面目の読み取りを行う。次いで、ピエゾ駆動部44がピエゾ素子42aを駆動して、1回目の画素ズラシを行い、CCDセンサ26を、1面目の読取位置から図中右方向にx方向素子間の1/4移動し、素子を、太い破線で示される位置として、2面目の読み取りを行う。以下、同様に、ピエゾ素子42aを駆動して、CCDセンサ26を、図中右方向にx方向素子間の1/4移動して、読み取りを行うことを繰り返し、2回目の画素ズラシ後に太い一点鎖線で示される位置で3面目の読み取りを、3回目の画素ズラシ後に太い点線で示される位置で4面目の読み取りを、それぞれ行う。
次いで、ピエゾ駆動部44がピエゾ素子42bを駆動して、4回目の画素ズラシを行い、CCDセンサ26を、4面目の読取位置から図中下方向にy方向素子間の1/4移動し、素子を、細い点線で示される位置として、5面目の読み取りを行う。さらに、ピエゾ駆動部44がピエゾ素子42aを駆動して、5回目の画素ズラシを行い、CCDセンサ26を、5面目の読取位置から図中左方向にx方向素子間の1/4移動させ、素子を、細い一点鎖線で示される位置として、6面目の読み取りを行う。以下、同様に、ピエゾ素子42aを駆動して、CCDセンサ26を、図5(A)中左方向にx方向素子間の1/4移動して、読み取りを行うことを繰り返し、6回目の画素ズラシ後に細い破線で示される位置で7面目の読み取りを、7回目の画素ズラシ後に細線で示される位置で8面目の読み取りを、それぞれ行い、7回画素ズラシの8面読み取りを終了する。
図5(B)に示すように、サイズ4では、この7回の画素ズラシによる8回の画像読取によって、素子が正方格子状に配列されたのと同じ状態にでき、読取サイズをCCDセンサ26の8倍にすると共に、正方格子状の出力画素が得られる。
なお、本発明において、設定される読取サイズは、上記サイズ1〜4に限定はされず、例えば、画素ズラシを7回以上行う読取サイズ等、各種の読取サイズが設定可能である。
先にも述べたが、このような読取サイズは、サイズ設定部12が入力指示された出力画像のサイズに応じて決定し、決定した読取サイズに応じた読取条件(画素ズラシ回数)の指示を、画素ズラシ手段14(ピエゾ駆動部44)およびデフォーカス部16に出す。
画素ズラシ手段14は、供給された読取条件に応じて、前述のようにピエゾ素子42aおよび/またはピエゾ素子42bを駆動して、画素ズラシを行なう。
他方、デフォーカス部16には、読取条件に応じて、予め結像レンズユニット24によるCCDセンサ26への投影光の結像のデフォーカス量(このデフォーカス量に応じた結像レンズユニット24の移動量)が設定されており、これに応じて、結像レンズユニット24を光軸方向に移動して、デフォーカスを行なう。
前述のように、スキャナ10は、画素ズラシ(あるいはさらに補間)を行なって、読取サイズを変更して、画像読取を行なう。また、結像レンズユニット24は、最大の読取サイズであるサイズ4の画像読取に対応して、MTFが設計されている。
ここで、このような読取光学系では、読取サイズの小さい(すなわち、画素ズラシ回数の少ない)画像読取では、結像レンズユニット24の解像度がナイキスト周波数を超えてしまい、モアレを生じやすくなってしまう。
これに対応して、本発明のスキャナ10においては、各読取サイズの読取条件(画素ズラシ回数)に対応して、予め、モアレの発生を防止するための好適なデフォーカス量(焦点ズラシ量)を設定し、さらに、このデフォーカス量に応じた結像レンズユニット24の光軸方向の移動量を設定して、例えば読取条件と移動量との関係をテーブル化して、デフォーカス部16に記憶しておく。例えば、画素ズラシ無し(サイズ1)では移動量はamm、画素ズラシ1回(サイズ2)では移動量はbmm、画素ズラシ4回(サイズ3)では移動量はcmm、画素ズラシ7回(サイズ4)では移動無し(デフォーカス無し)のように、テーブルを設定して、デフォーカス部16に記憶しておく。
デフォーカス部16は、画像読取時に、供給された読取条件に応じて、このテーブルを用いて結像レンズユニット24の移動量を決定し、この移動量だけ結像レンズユニット24を光軸方向に移動して、デフォーカスを行なう。
従って、このような本発明によれば、画素ズラシ等によって読取サイズ(サンプリング周波数(解像度))が可変な画像読取において、いずれの読取条件でもモアレの無い高精度な画像読取を行なうことができる。また、デフォーカス量の調整は、予め設定した条件に応じて自動的に行なうので、モアレ防止のためのスイッチの切り換え等が不要で、ユーザに負担が掛かることも無い。
各読取条件に対応するデフォーカス量(結像レンズユニット24の移動量)は、例えば、実験等によって求めればよく、あるいは、結像レンズユニットが有するデフォーカス性やMTFやサンプリング周波数等の光学系の全入力画像特性を考慮したシミュレーション等を行なって求めてもよい。
また、デフォーカスの方向にも、特に限定はなく、スキャナ10(画像読取装置)の構成や用途、原稿種等に応じて、適宜、決定すればよい。
例えば、図示例のスキャナ10のようなフィルムスキャナでは、通常、フィルムFは、画像面(色材層)を下(読取光源側)にして読み取りに供される(キャリア22にセットされる)。このような場合には、焦点を下方に移動するようにデフォーカスを行なう分には、問題が生じないが、逆に焦点を上方に移動するようにデフォーカスを行なうと、ベースフィルムの傷や、フィルムの滑り止め防止のためのマット処理等の悪影響を受けてしまい、画質が劣化してしまう可能性がある。従って、このような場合には、焦点位置を下方に移動するように、デフォーカスを行なうのが好ましい。
デフォーカスのための結像レンズユニット24の移動方法には、特に、限定はなく、公知の手段が、各種、利用可能である。
一例としてピエゾ素子等のアクチュエータを用いる方法や、カムによる移動やネジ伝動による移動等の機械的な移動方法が例示される。
本発明において、デフォーカスの方法は、図示例の結像レンズユニット24の光軸方向の移動に限定はされず、各種の方法が利用可能である。
例えば、結像レンズユニット24の移動に変えて、CCDセンサ26を光軸方向に移動してデフォーカスを行なってもよく、両者を併用してもよい。
さらに、このような光学素子の移動によるデフォーカスのみでは、ボカシ量が足りない場合には、光路中に光学LPFを挿入してもよい。
図示例においては、画素ズラシの回数を読取条件として、これに応じてデフォーカス量を設定したが、本発明は、これに限定はされず、各種のパラメータを読取条件として、デフォーカス量を設定してもよい。
例えば、結像レンズユニット24の光学特性は、光学倍率によって変わり、モアレの発生状態も変わるので、この光学倍率に応じて、デフォーカス量を設定してもよい。あるいは、リスフィルム(いわゆるリス板)のような網点原稿はモアレが生じ易いので、読取対象とする原稿の中に、このよなモアレを生じやすい原稿が存在する場合には、原稿種に応じてデフォーカス量を設定してもよい。
前述のように、必要に応じて光路中に光学LPFを挿入する場合には、この光学LPFの挿入の有無や光学LPFの種類に応じて、デフォーカス量を設定してもよい。また、結像レンズユニット24(結像レンズ種)が複数装着されて、交換可能となっている装置であれば、結像レンズユニット24毎に、デフォーカス量を設定してもよい。
さらに、スキャナ10において、複数のモアレ抑制レベルを設定して選択可能にしておき、それぞれのモアレ抑制レベルに応じて、デフォーカス量を設定してもよい。
本発明においては、画素ズラシ回数や、これらの各種のパラメータの1以上を読取条件として、デフォーカス量を設定すればよいが、好ましくは、少なくとも画素ズラシの回数は、読取条件とするのが好ましい(少なくとも画素ズラシの回数は、デフォーカス量の設定パラメータとするのが好ましい)。
ところで、レンズ(すなわち結像レンズユニット24)は、デフォーカスによって特性が変化する。
具体的には、レンズには、通常、軸上収差が存在し、R、GおよびBの各色で、光軸上の結像位置が異なり、通常は、中心波長であるGが最も適正な焦点位置となるように、レンズが設計される(この際には、焦点合わせの基準色はG)。すなわち、最も適正に結像している色と、若干、焦点がズレている色とが有り、色毎に周波数特性が異なる。
ところが、デフォーカスを行なうと、この軸上収差の特性が変化する。その結果、例えば、デフォーカスによって、Rが最も適正に結像して周波数特性が上がり、Gが適正な焦点位置からズレて、すなわちボケてしまい周波数特性が低下する等、色間で周波数特性が変化して、画質が劣化してしまう可能性が有る。
このような不都合を防止するために、図示例のスキャナ10では、前述のように好ましい態様として、焦点合わせの基準色(例えばG)と、その他の色(RおよびB)との最大軸上収差が、デフォーカス量の範囲内となるように設計されている。
すなわち、軸上収差を重点的に設計して結像レンズユニット24を上記構成とすることにより、デフォーカスによる色間の周波数特性の変化を押さえて、周波数特性の変化に起因する画質劣化を防止している。
また、このようなレンズ特性の設定に変えて、あるいは加えて、画像処理部34における画像処理によって、このようなデフォーカスによる色間の周波数特性の変動に起因する画質劣化を抑制するようにしてもよい。
一例として、画像処理部34でシャープネス処理を行なう場合には、読取条件すなわちデフォーカス量に応じて、R、GおよびBの各色の高周波数成分の増幅比(シャープネスゲイン比)を変化させる方法が例示される。
シャープネス処理は、一例として、R、GおよびBの各色の画像から、低周波数成分、中周波数成分、および、高周波数成分を取り出して、中周波数成分および高周波数成分に、シャープネスゲイン(係数)を乗算して強調した後、低周波数成分、強調した中周波数成分および高周波数成分を加算することで、出力画像の鮮鋭度を強調する。
この高周波数成分のシャープネスゲインを、デフォーカスによる周波数特性の変動に応じて、設定する。例えば、デフォーカスよって周波数特性が向上する色は、シャープネスゲインを小さくし、逆に、デフォーカスよって周波数特性が低下する色は、シャープネスゲインを大きくする。このような各色毎の高周波数成分のシャープネスゲインの設定を、それぞれの読取条件(各デフォーカス量)に応じて行なうことにより(すなわち、デフォーカス量に応じて各色の高周波数成分のシャープネスゲイン比を変化させることにより)、デフォーカスによる色間の周波数特性の変動に起因する画質劣化を防止する。
あるいは、画像処理部34において、画像を輝度成分と色差成分とに分け、輝度成分の高周波成分の量を調整することにより、および/または、色差成分の高周波成分の量を調整することにより、同様に、デフォーカスによる色間の周波数特性の変動に起因する画質劣化を防止してもよい。
この方法では、輝度成分の調整および色差成分の調整の何れを行なってもよいが、より好適な画質劣化の効果が得られる等の点で、少なくとも色差成分の調整は行なうのが好ましい。
以下、スキャナ10の作用を簡単に説明する。
オペレータがフィルムFをキャリアの所定位置に装填し、プリントサイズなどの出力画像サイズの指示や読み取るコマの指示等、必要な指示を入力し、読取開始を指示する。
本例においては、一例として、サイズ2に対応する出力画像サイズが指示されたとして、サイズ設定部12は、読取サイズをサイズ2と決定し、読取条件として画素ズラシ1回(2面読取)である旨を、ピエゾ駆動部44およびデフォーカス部14に指示する。
読み取り開始指示が出され、キャリア22によって読み取りを指示されたコマが所定の読取位置に搬送されたら、まず、画像を粗に読み取るプレスキャンが行なわれる。
プレスキャンでは、画素ズラシは行なわず、LED光源18のLEDアレイ18r、LEDアレイ18g、およびLEDアレイ18bを、順次、点灯して、フィルムFを透過して結像レンズユニット24で結像された投影光を、基準位置のCCDセンサ26で、順次、読み取り、R、GおよびBの各プレスキャン画像を読み取る。なお、プレスキャンでは、CCDセンサ26は、出力画素が所定の読取サイズの正方格子状となるように、間引いて読み取りを行なう。
CCDセンサの出力信号は、アンプ30で増幅され、CCD補正部32で処理されて、画像処理部34に送られ、画像解析されて、ファインスキャンの読取条件(CCDセンサの蓄積時間等)や各種の画像処理の画像処理条件が設定される。
なお、プレスキャンの際には、デフォーカス部14によって、画素ズラシ無しの読取条件に応じた量のデフォーカスを行なってもよい。
プレスキャンが終了すると、デフォーカス部14は、サイズ設定部12から供給された読取条件に応じて、読取条件である画素ズラシ1回のデフォーカス量に応じた移動量だけ、結像レンズユニット24を光軸方向に移動する。
次いで、ファインスキャンが開始され、まず、LED光源18のLEDアレイ18rを点灯して、フィルムFを透過して結像レンズユニット24で結像された投影光を、基準位置のCCDセンサ26で読み取って、R画像の1面目の読み取りを行う。次いで、ピエゾ駆動部44が、ピエゾ素子42bを駆動してCCDセンサ26(基盤40)を1/2移動して、同様にR画像の2面目の読み取りを行ない、画素ズラシ1回でのR画像の2面読取を行なう。
以下、同様にして、LEDアレイ18gを点灯して、1回の画素ズラシによるG画像の2面読み取りを行い、次いで、LEDアレイ18bを点灯して、画素ズラシ1回に対応する量のデフォーカスを行なった状態で、1回の画素ズラシによるB画像の2面読み取りを行う。
ファインスキャンによるCCDセンサ26の出力信号は、アンプ30で増幅され、CCD補正部32で処理されて、画像処理部34に送られ、階調補正、色/濃度補正、シャープネス処理等の必要な画像処理が施され、例えば、プリンタによる画像記録用の出力画像として、出力される。なお、サイズ1および3の読み取りでは、前述の補間演算も行なわれる。また、好ましくは、画像処理部34において、デフォーカス量すなわち読取条件に応じて、シャープネス処理における高周波数成分の各色のシャープネスゲイン比を調整し、あるいは、輝度成分および/または色差成分の高周波数成分の量がデフォーカス量に応じて調整する。
この出力画像は、読取条件に応じたデフォーカス量でデフォーカスされた読取画像から生成された、モアレの無い、高画質な画像である。
以上、本発明の画像読取方法および画像読取装置について詳細に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
例えば、図示例のスキャナ10は、フィルムFの画像を読み取るものであるが、本発明は、これに限定はされず、反射原稿に読取光を入射して、反射原稿の反射光を光電的に読み取るものであってもよい。あるいは、被写体を原稿と見なして、デジタルカメラ等の撮像装置に本発明を利用してもよい。
本発明の画像読取方法を実施する本発明の画像読取装置の一例を概念的に示すブロック図である。 図1に示される画像読取装置のLED光源の模式図である。 (A)および(B)は、画像読取装置における画像読取を説明するための模式図である。 図1に示される画像読取装置の画素ズラシ手段の模式図である。 (A)および(B)は、画像読取装置における画像読取の別の例を説明するための模式図である。
符号の説明
10 画像読取装置
12 サイズ設定部
14 画素ズラシ手段
16 デフォーカス部
18 LED光源
20 拡散ボックス
22 キャリア
24 結像レンズユニット
26 CCDセンサ
30 アンプ
31 A/D変換器
32 CCD補正部
34 補間演算部
36 光源ドライバ
40 基盤
42(42a,42b) ピエゾ素子
44 ピエゾドライバ

Claims (6)

  1. 受光素子が二次元的に配列されたイメージセンサと、原稿の反射光もしくは投影光を前記イメージセンサに結像させる結像光学系と、予め設定された読取条件とデフォーカス量との関係に応じて、前記イメージセンサに結像される原稿の反射光もしくは投影光をデフォーカスするデフォーカス手段とを有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記読取条件が、前記イメージセンサの画素ズラシ回数、前記結像光学系の光学倍率、前記原稿の種類、原稿からイメージセンサまでの光路中に挿入される光学ローパスフィルタの有無あるいはさらに光学ローパスフィルタの種類、結像光学系の種類、モアレ抑制レベルの少なくとも1つである請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記結像光学系は、焦点合わせの基準色と、その他の色との最大軸上収差が、前記デフォーカス量の範囲内となるように設計されたものである請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 出力画像にシャープネス処理を行なう機能を有し、前記デフォーカス量に応じて、シャープネス処理における赤、緑、および青の高周波成分の増幅比を変える請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記デフォーカス量に応じて、出力画像の輝度成分の高周波数成分量、および、出力画像の色差成分の高周波数成分量の少なくとも一方を調整する請求項1〜3のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 原稿の反射光もしくは透過光を受光素子が二次元的に配列されたイメージセンサに結像して、前記原稿を光電的に読み取るに際し、
    必要に応じて、モアレを抑制するために前記反射光もしくは透過光のイメージセンサへの結像をデフォーカスすると共に、予め、読取条件と前記デフォーカスの量との関係を設定しておき、この関係に応じて、前記デフォーカスの量を調整することを特徴とする画像読取方法。
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