JPH0426590Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建設作業現場に道路より風が吹き込む
のを防止する様に、或いは作業現場より他室にご
み等が入り込まない様にする仕切用或は展示会場
に於ける仕切用幕を提供することを目的とするも
のである。

次に本考案の仕切用幕はり付け用枠体について
説明する。

下端に板足１を設けた螺杆２の上端に円とう体
３を設け、左方に設けた縦円管４，５に下方より
螺杆２の上端の円とう体３を差込み、螺杆２に嵌
めた円板６にて左右の縦円管４，５の各下端を塞
ぎ、螺杆２にナツト７をねじ嵌め、一方の縦円管
５の下端に下部横円管８支持用の突出円軸９を設
け、他方の縦円管４の下端に下部横管支持用のＵ
字形の受け１０を設け、この横円管Ｕ字形受け１
０にピン差込用孔１１を設け、左右の縦円管４，
５の上端に夫々ピン差込用孔１２，１２を設け、
左右の縦円管４，５に夫々昇降自在に差込円管１
３，１３を差込み、この各差込円管にピン差込用
孔１４を複数個設け、中間横円管支持用円軸１５
を突出して設けた短円筒１６を左右の差込円管１
３，１３に昇降自在に嵌め、上端に支え板１７を
設けた縦円軸１８を左右の差込円管１３，１３に
差込み、上部横円管支持用円軸１９を突出して設
けた短円筒２０を左右の縦円軸１８，１８に夫々
嵌め、一方の縦管５の下部に設けた円管支持用突
出円軸９に、下部横円管８の端を嵌め、他端を他
方の縦円管４に設けたＵ字形受け１０に載せ、こ
の下部横円管８の端にＵ字形受け１０のピン差込
用孔１１に連通するピン差込用孔２１を設け、こ
の両ピン差込用孔１１，２１にピンを差込み、左
右の差込円管１３，１３に嵌めた短円筒１６，１
６に設けた支持用円軸１５，１５に中間横円管２
２の各端を嵌めて支持し、左右の差込円管１３，
１３に差込んだ縦円軸１８，１８に嵌めた短円筒
２０，２０に設けた横円管支持用円軸１９，１９
に上部横円管２３を嵌めて組立てる様にし、左右
の差込円管１３，１３に幕を巻きつけ、これをし
めつけて保持するクリツプ２４を備えてなる組
立、解体自在の建設現場及び展示会場に於ける仕
切用幕張付用枠体に関するものである。

次に図示の仕切用幕について説明する。

４１，４２，４３は夫々幕の上部、中間及び下
部に設けた上部横円管２３、中間横円管２２、下
部横円管８を挿通する管状部で下部の管状部４３
と中間の管状部４２の間隔は枠体の下部横円管８
と中間横円管２２の距離と同等にする。上部管状
部４１と中間管状部４２の距離は枠体の左右の差
込円管１３，１３を最大に高くした場合の上部横
円管２３と中間横円管２２との距離と同等にす
る。又幕の下部は下部の横円管８よりたれ下がる
様な長さにしておく。又下部の管状部４３と中間
の管状部４２との間の幕の側縁部に縦円管４，５
を夫々通す縦管状部４４，４５を設ける。

次に幕を枠体に張付ける方法について説明す
る。

幕の左右側縁の管状部４４，４５に枠体の縦円
管４，５を夫々通し、幕の上中下の各管状部４
１，４２，４３に枠体の上部、中間、下部の横円
管２３，２２，８を通し、中間の横円管２２の各
端を左右の縦円管４，５に差込んだ差込円管１
３，１３に嵌めた短円筒１６，１６に設けた支持
用円軸１５，１５に差込み、上部の横円管２３の
各端を左右の差込円管１３，１３に差込んだ縦円
軸に嵌めた短円筒２０，２０の突出軸１９，１９
に嵌め、下部横円管８の一端を一方の縦円管５の
下部の突出円軸９に嵌め、他端を縦円管４のＵ字
形受１０に嵌め、この受けのピン差込用孔１１と
下部横円管８の端に設けたピン差込用孔２１にピ
ンを差込み、幕の上部両側縁にて左右の差込円管
１３，１３を巻いて緊張し、然る後幕の両側縁を
クリツプ２４にて差込円管１３，１３にとめる。
この様にして幕を枠体に張設する。

この様に幕を張設した枠体の板足１を地面又は
床面上に置いて立て、円軸に設けた支え板１７が
天井に達するまで差込円管１３を引上げ、両側の
縦円管４，５のピン差込用孔１２及び差込円管１
３のピン差込用孔１４の互に連通する孔にピンを
差込み、差込円管を固定する。

天井に突起物等邪魔になる物が出ている場合に
は支え板１７を回転して邪魔物より外れる様にし
て設置すれば安定する。尚天井板と支え板１７と
の間に〓間が出来る場合にはナツト７をまわして
両側の縦円筒４，５を適宜押し上げて天井に密接
させ安定せしめる。

天井が低い様な場合には上部管状部４１と中間
管状部４２との間の幕はたるみ中間管状部よりた
れ下り遮へいする。従つて建設作業現場に於ては
道路よりの風の吹込みが防止出来る、又展示会場
に於ては他室との仕切りが確実に行える等の利点
がある。

本考案の枠体は下部の横円管８を左右の縦円管
４，５の下端に夫々設けた突出円軸９とＵ字形受
け１０に支持せしめるもの故、左右の縦円管４，
５の向きは一定である。然し中間横円管２２及び
上部横円管２３の端を嵌める円軸１５を設けた短
円筒１６及び円軸１９を設けた短円筒２０は夫々
差込円管１３及び縦円軸１８に回転自在に嵌めた
もの故、各円軸１５，１９に容易に嵌めることが
出来るので中間横円管２２及び上部横円管２３を
左右の縦円管４，５に取付けて容易に枠体を形成
することが出来る。

又解体の場合は下部横管８のＵ字形受け１０に
差込んだピンを抜き、下部横円管８を左右の縦円
管４，５より外し、幕の両側の縦管状部４４，４
５より左右の縦円管４，５を抜き、幕の上部、中
間部、下部の管状部４１，４２，４３より上部横
円管２３、中間横円管２２、下部横円管８を抜
き、クリツプ２４を外せば幕も取外せ、枠体も解
体出来る。この様に枠体を解体出来るので、枠材
の運搬も容易で保管にも場所をとらず便利である
等のすぐれた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図
は枠体の正面図、第２図は左縦円管の断面図、第
３図は左縦円管の内側面図、第４図は下部横円管
の正面図、第５図は短円筒部の斜視図、第６図は
クリツプの斜視図、第７図は幕の平面図である。 １……板足、２……螺杆、３……円とう体、
４，５……縦円管、６……円板、７……ナツト、
８……下部横円管、９……突出円軸、１０…Ｕ字
形受け、１１……Ｕ字形受けのピン差込用孔、１
２……縦円管のピン差込用孔、１３……差込円
管、１４……差込円管のピン差込用孔、１５……
差込円管用短円筒の支持用円軸、１６……差込円
管用短円筒、１７……支え板、１８……縦円軸、
１９……縦円軸用短円筒の支持用円軸、２０……
縦円軸用短円筒、２１……下部横円管のピン差込
用孔、２２……中間横円管、２３……上部横円
管、２４……クリツプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 下端に板足１を設けた螺杆２の上端に円とう体
   ３を設け、左右に設けた縦円管４，５に螺杆２の
   上端の円とう体３を下方より差込み、螺杆２に嵌
   めた円板６にて左右の縦円管４，５の各下端を塞
   ぎ、螺杆２にナツト７をねじ嵌め一方の縦円管５
   の下端に下部横円管８支持用の突出円軸９を設
   け、他方の縦円管４の下端に下部横管支持用のＵ
   字形受け１０を設け、このＵ字形受けにピン差込
   用孔１１を設け、左右の縦円管４，５の上端に
   夫々ピン差込用孔１２，１２を設け、左右の縦円
   管４，５に夫々昇降自在に差込円管１３，１３を
   差込み、この各差込円管にピン差込用孔１４を複
   数個設け、中間横円管支持用円軸１５を突出して
   設けた短円筒１６を左右の差込円管１３，１３に
   昇降自在に嵌め、上端に支え板１７を設けた縦円
   軸１８を左右の差込円管１３，１３に差込み、上
   部横円管支持用円軸１９を突出して設けた短円筒
   ２０を左右の縦円軸１８，１８に夫々嵌め、一方
   の縦円管５の下部に設けた円管支持用突出円軸９
   に下部横円管８の端を嵌め、他端を他方の縦円管
   ４に設けたＵ字形受け１０に乗せ、この下部横円
   管８の端にＵ字形受け１０のピン差込用孔１１に
   連通するピン差込用孔２１を設け、この両ピン差
   込用孔にピンを差込み、左右の差込円管１３，１
   ３に嵌めた短円筒１６，１６に設けた支持用円軸
   １５，１５に中間横円管２２の各端を嵌めて支持
   し、左右の差込円管１３，１３に差込んだ縦円軸
   １８，１８に嵌めた短円筒２０，２０に設けた横
   円管支持用円軸１９，１９に上部横円管２３を嵌
   めて組立てる様にし、左右差込円管１３，１３に
   幕を巻きつけ、これをしめつけて保持するクリツ
   プ２４を備えて成る仕切用幕張付用枠体。