JPH04265612A - 仕上材ユニットと仕上材ユニットを使用した配線方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート造り
や鉄骨鉄筋コンクリート造りのコンクリート構造物にお
ける、壁や床等の仕上材ユニットおよび電気通信用のケ
ーブルの配線方法に関する

【０００２】

【従来の技術】従来、鉄筋コンクリート構造物における
、電気通信用のケーブルは壁や床等に埋設された専用配
管を利用して配線するか、もしくは壁等に金具等を用い
て露出させて配線していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
配管及び配線方法では、高度情報化時代の今日、いわゆ
るインテリジェントビルでは勢い専用配管の埋設量が多
くならざるを得ず、その結果壁等に前記専用配管を配設
するに複雑となり配管工事に手間が掛かる、壁や床のコ
ンクリート部分の断面欠損となり強度不足となる、また
、かぶり厚さが不足して耐腐食性が劣ると言った欠点が
存在した。

【０００４】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、複雑になった電気通信用ケーブルの専用配管を壁
等に埋設することなく、コンクリート構造物の強度を維
持しつつ、電気通信用のケーブル配線を壁や床や天井等
に整然と配線できるコンクリート構造物の仕上材ユニッ
トと配線方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
し上記目的を達成するための要旨は、コンクリート構造
物の壁や床もしくは天井の仕上材ユニットにおいて、電
気通信用のケーブルを前記仕上材ユニットの中に少なく
とも縦横の２方向に埋設してなる仕上材ユニットに存す
る。

【０００６】　　また、コンクリート構造物の室内仕上
げ用の仕上材ユニットに少なくとも縦横の２方向に電気
通信用のケーブルを埋設し、該ケーブルの一端を仕上材
ユニットの端面に露出させてジョイント部を形成し、該
ジョイント部を介して前記仕上材ユニットを互いに連設
し前記ケーブルの配線を行い、室内を仕上げることを特
徴としてなる仕上材ユニットを使用した配線方法に存す
る。

【０００７】

【作用】本発明の仕上材ユニットにより、前記ケーブル
が仕上げ材の中に埋設され、電気や信号等は室内側に露
出することなく所要箇所へと伝達される。

【０００８】また、電気通信用のケーブルがユニット化
されて、配線工事が仕上げ材工事と同時に行える。

【０００９】

【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は、本発明に係る仕上材ユニット１を使用した
配線状態を示す正面図であり、符号２及び３は仕上材ユ
ニット１に埋設された電気通信用のケーブル、４はケー
ブル２，３のジョイント部、５はケーブルの途中で仕上
材ユニット１の室内側表面にケーブルの一端部を露出さ
せ電気又は信号をそこから取り出せるようにしたコンセ
ント、６は目地、７はスラブ、８は柱、９は天井の仕上
材ユニット１を支承する吊り具、を各々示している。

【００１０】前記仕上材ユニット１は、図２に示すよう
にその躯体の中に少なくとも、縦横に配線されたケーブ
ル２，３が埋設されている。

【００１１】そして、各ケーブル２，３の両端部には電
気通信接続用のジョイント部４が設けられている。該ジ
ョイント部４で互いに隣接する仕上材ユニット１，１，
…のケーブル２，３が接続されるものである。

【００１２】また、所望の箇所にはコンセント５を予め
設けておくとよい。図２に示す様な仕上材ユニット１を
工場出予め製作しておき、これをコンクリート構造物等
の建物中に運び込み、吊り具９などを使用して室内に仕
上材ユニット１を壁や天井や床材として敷設する。

【００１３】また、互いに隣接する仕上材ユニット１の
ケーブル２，３の接続用のジョイント部４は、図３の（
イ）、（ロ）、（ハ）に示すような接続端子１０，１２
と金属製ジョイント１１とを組み合わせた構造等公知の
手段を採用して、現場にて容易に仕上材ユニット１の組
立ができるものである。

【００１４】前記ジョイント１１も平板状や丸型のもの
など特に限定するものでなく、前記ケーブル７は通常の
銅線等の導電体のほか光ファイバを使用したものである
。また、仕上材は木材やＦＲＰや金属材など特に限定す
るものではない。

【００１５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の仕上材ユ
ニットは、電気通信用のケーブルを前記仕上材ユニット
の中に少なくとも縦横の２方向に埋設してなるので、電
気通信用のケーブルが室内に露出せず外観上見栄えもよ
く整然と配線される。また、壁等に電気通信用の専用配
管を埋設しないので配筋工事も容易となり更にコンクリ
ート躯体の強度を弱体化させることもない。また、本発
明の配線方法では、コンクリート構造物の室内仕上げ用
の仕上材ユニットに少なくとも縦横の２方向に電気通信
用のケーブルを埋設し、該ケーブルの一端を仕上材ユニ
ットの端面に露出させてジョイント部を形成し、該ジョ
イント部を介して前記仕上材ユニットを互いに連設し前
記ケーブルの配線を行い、室内を仕上げる、ので特別の
配線工事を必要とせず工期短縮となり、作業員にとって
も手間の係る配線チェックもなくなり作業能率の向上と
なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る仕上材ユニットを使用した配線状
態を示す正面図である。

【図２】仕上材ユニットの一部拡大斜視図である。

【図３】（イ）、（ロ）、（ハ）は各々、仕上材ユニッ
トのジョイント部の構造を示す平面図である。

【符号の説明】

１　　仕上材ユニット、 ２，３　　仕上材ユニットに埋設された電気通信用のケ
ーブル、 ４　　ケーブルのジョイント部、 ５　　コンセント ６　　目地、 ７　　スラブ、 ８　　柱、 ９　　吊り具。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　コンクリート構造物の壁や床もしくは
   天井の仕上材ユニットにおいて、電気通信用のケーブル
   を前記仕上材ユニットの中に少なくとも縦横の２方向に
   埋設してなることを特徴としてなる仕上材ユニット。
2. 【請求項２】　　コンクリート構造物の室内仕上げ用の
   仕上材ユニットに少なくとも縦横の２方向に電気通信用
   のケーブルを埋設し、該ケーブルの一端を仕上材ユニッ
   トの端面に露出させてジョイント部を形成し、該ジョイ
   ント部を介して前記仕上材ユニットを互いに連設し前記
   ケーブルの配線を行い、室内を仕上げることを特徴とし
   てなる仕上材ユニットを使用した配線方法。