JPH04264548A - ハロゲン化銀カラー写真感光材料 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料

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Publication number
JPH04264548A
JPH04264548A JP2650591A JP2650591A JPH04264548A JP H04264548 A JPH04264548 A JP H04264548A JP 2650591 A JP2650591 A JP 2650591A JP 2650591 A JP2650591 A JP 2650591A JP H04264548 A JPH04264548 A JP H04264548A
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JP
Japan
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silver halide
silver
emulsion
layer
solution
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Pending
Application number
JP2650591A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Hioki
克彦 日置
Yoshiro Ito
伊東 義郎
Toshihiko Yagi
八木 敏彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
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Publication of JPH04264548A publication Critical patent/JPH04264548A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料に関し、更に詳しくは高感度で保存性が良好で
あり、かつ処理安定性に優れたハロゲン化銀カラー写真
感光材料に関する。
【0002】
【発明の背景】ハロゲン化銀カラー写真感光材料には感
度、画質、階調性など種々の性能が要求される。
【0003】ハロゲン化銀カラー写真感光材料の感度を
高める技術としては、従来から種々の方法が知られてい
る。
【0004】ハロゲン化銀乳剤の感度を高めるための粒
子技術としては、特開昭60−138538号、同60
−143331号、米国特許4,444,877号及び
特開昭59−99433号、同60−35726号で示
されるような単分散型及び平板型のコア/シェル乳剤が
ある。これはハロゲン化銀粒子内部に吸収された光が効
率よく現像核に変換されるように潜像形成過程に工夫を
凝らしたものである。
【0005】又、形成されたハロゲン化銀粒子を増感す
る方法も多数知られている。例えば増感色素を用いるス
ペクトル増感;金、白金、イリジウム等の貴金属の塩類
を用いる貴金属増感;活性ゼラチンの他、ナトリウムチ
オサルフェート、チオアセタミド、アリルイソチオ尿素
などを用いる硫黄増感;コロイドセレン、セレノ尿素等
を用いるセレン増感;1価の錫塩、ポリアミン、ヒドラ
ジン誘導体を用いる還元増感;窒素、燐又は硫黄のポリ
オニウム塩やポリアルキレングリコールを用いる現像促
進などの方法が知られている。
【0006】実際の写真工業においては、これらの増感
技術を目的に応じて適宜組み合わせ、目的とするハロゲ
ン化銀写真感光材料を製造しているが、高感度を保った
まま、経時保存性、処理安定性を改良する手段としては
未だ充分な技術は確立されていなかった。
【0007】
【発明の目的】本発明の目的は高感度で保存性が良好で
あり、かつ処理安定性に優れたハロゲン化銀カラー写真
感光材料を提供することである。
【0008】
【発明の構成】上記本発明の目的は、(1)支持体上に
少なくとも1層の青色感光性層、少なくとも1層の緑色
感光性層、少なくとも1層の赤色感光性層を有するハロ
ゲン化銀カラー写真感光材料において、緑色感光性層に
含有される全ハロゲン化銀粒子の(100)面の比率が
、青色感光性層に含有される全ハロゲン化銀粒子の(1
00)面の比率及び赤色感光性層に含有される全ハロゲ
ン化銀粒子の(100)面の比率よりも高いハロゲン化
銀カラー写真感光材料によって達成された。
【0009】なお、上記青色感光性層、緑色感光性層及
び赤色感光性層に含有されるハロゲン化銀粒子の塩化銀
含有率が、それぞれ10モル%以上であると、本発明の
効果をより発現できるので好ましい。
【0010】以下、本発明をより詳細に説明する。
【0011】現在、実用されているハロゲン化銀粒子の
形状は多様であるが、表面が(100)面及び/又は(
111)面で囲まれているものが殆どである。ハロゲン
化銀粒子の(100)面と(111)面との比率は、電
子顕微鏡で直接観察することにより求めることができる
【0012】本発明に係るハロゲン化銀粒子の形状は、
立方体、八面体、14面体のような立方晶粒子でも、平
板状粒子のような粒子内に双晶面を有する双晶粒子でも
よい。本発明に係るハロゲン化銀粒子は、緑色感光性層
に含有される全ハロゲン化銀粒子の(100)面の比率
が、青色感光性層に含有される全ハロゲン化銀粒子の(
100)面の比率及び赤色感光性層に含有される全ハロ
ゲン化銀粒子の(100)面の比率よりも高いことを特
徴とするが、緑色感光性層に含有される全ハロゲン化銀
の(100)面の比率が、青色感光性層に含有される全
ハロゲン化銀粒子の(100)面の比率及び赤色感光性
層に含有される全ハロゲン化銀粒子の(100)面の比
率よりも10%以上高いことが好ましく、30%以上高
いことがより好ましく、50%以上高いことが特に好ま
しい。
【0013】又、緑色感光性層に含有される全ハロゲン
化銀粒子の(100)面の比率は50%以上であること
が好ましく、70%以上であることがより好ましく、9
0%以上であることが特に好ましい。
【0014】青色感光性層に含有される全ハロゲン化銀
粒子及び赤色感光性層に含有される全ハロゲン化銀粒子
の(100)面以外の面は、主に(111)面であるこ
とが好ましい。
【0015】青色感光性層に含有される全ハロゲン化銀
粒子の(111)面の比率も50%以上であることが好
ましく、70%以上であることがより好ましく、90%
以上であることが特に好ましい。
【0016】赤色感光性層に含有される全ハロゲン化銀
粒子の(111)面の比率も50%以上であることが好
ましく、70%以上であることがより好ましく、90%
以上であることが特に好ましい。
【0017】本発明において、ハロゲン化銀乳剤は塩化
銀、臭化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、沃臭化銀、塩沃化
銀であることが好ましい。この中でも、塩化銀を含有す
る塩化銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀、塩沃化銀が、効果が
大きいため特に好ましい。
【0018】本発明において、ハロゲン化銀乳剤中のハ
ロゲン化銀粒子の塩化銀含有率は10モル%以上である
ことが好ましく、50モル以上であることがより好まし
く、80モル以上であることが特に好ましい。
【0019】本発明のハロゲン化銀乳剤が塩臭化銀もし
くは塩沃臭化銀の如き混晶である場合、臭化銀又は沃化
銀がハロゲン化銀粒子結晶の特定部位に局在しているも
のが好ましい。
【0020】本発明のハロゲン化銀乳剤が塩臭化銀であ
る場合、臭化銀がハロゲン化銀結晶の頂点又はその近傍
に局在することが好ましい。
【0021】このようなハロゲン化銀乳剤は塩化銀又は
塩臭化銀粒子結晶上に増感色素又は抑制剤を吸着させた
後、臭化銀微粒子を添加して熟成するか、水溶性臭化物
の溶液を添加してハロゲン置換することによって得るこ
とができる。
【0022】本発明に係るハロゲン化銀乳剤が塩沃化銀
、塩沃臭化銀である場合、沃化銀は粒子内部に局在した
もの、あるいは粒子表面に局在したものが好ましい。 沃化銀を粒子内部及び粒子表面に局在させたものでもよ
い。
【0023】本発明に係るハロゲン化銀乳剤が塩沃臭化
銀である場合、沃化銀は粒子内部に局在したものである
ことが好ましい。粒子内部に沃化銀を局在させたハロゲ
ン化銀乳剤は、沃化銀を含有したコア粒子上に塩化銀も
しくは塩臭化銀を沈着させることにより得ることができ
る。塩化銀もしくは塩臭化銀の沈着に際しては、ダブル
ジェット法やオストワルド熟成法などの公知のハロゲン
化銀結晶の成長方法が用い得る。
【0024】コア粒子は沃化銀含有率が10モル%以上
であることが好ましく、より好ましくは15〜40モル
%以上である。
【0025】沃化銀を粒子表面に局在されたハロゲン化
銀乳剤は、例えば沃素イオンをアルカリハライド水溶液
として供給するか、あるいは予め調整された沃化銀微結
晶を供給することにより得ることができる。
【0026】本発明のハロゲン化銀乳剤が沃化銀を含有
する場合、乳剤全体に対する含有率は20モル%以下が
好ましく、12モル%以下がより好ましく、0〜5モル
%が特に好ましい。
【0027】本発明のハロゲン化銀乳剤は、平均粒径が
0.05〜10μmであることが好ましく、より好まし
くは0.1〜5μm、特に好ましくは0.2〜3μmで
ある。
【0028】ハロゲン化銀粒子内のハロゲンの局在は、
X線の回折法や、樹脂中に分散させたハロゲン化銀粒子
の切片をX線マイクロアナリシス法によって調べること
によって確認できる。
【0029】本発明のハロゲン化銀乳剤は単分散性であ
ることが好ましい。単分散性とは、平均粒径dmを中心
に±20%の粒径範囲内に含まれるハロゲン化銀重量が
全ハロゲン化銀重量の70%以上であるものを言い、好
ましくは80%以上、更に好ましくは90%以上である
【0030】ここに平均粒径dmは、粒径diを有する
粒子の頻度niとdi3との積ni×di3が最大にな
るときの粒径diと定義する。(有効数字3桁、最小桁
数字は4捨5入する)ここで言う粒径とは、粒子の投影
像を同面積の円像に換算したときの直径である。
【0031】粒径は、例えば該粒子を平らな試料台上に
重ならないよう分散させ電子顕微鏡で1万倍〜5万倍に
拡大して撮影し、そのプリント上の粒子直径又は投影時
の面積を実測することによって得ることができる。(測
定粒子個数は無差別に1000個以上あることとする。 )本発明の特に好ましい高度の単分散乳剤は(粒径標準
偏差/平均粒径)×100=分布の広さ(%)によって
定義した分布の広さが20%以下のものであり、更に好
ましくは15%以下のものである。
【0032】ここに粒径測定方法は前述の測定方法に従
うものとし、平均粒径は算術平均とする。
【0033】平均粒径=Σdini/Σni本発明にお
いて、ハロゲン化銀乳剤は、リサーチ・ディスクロージ
ャ308119(以下RD308119と略す)に記載
されているものを用いることができる。
【0034】下表に記載箇所を示す。
【0035】 〔項    目〕                 
        〔RD308119の頁〕 金属含有                     
        994  I−D項溶媒添加    
                         
995  I−F項潜像形成位置  表面      
             995  I−G項内部 
                  995  I−
G項適用感材  ネガ               
        995  I−H項ポジ(内部カブリ
粒子含)   995  I−H項脱  塩     
                         
 995 II−A項本発明において、ハロゲン化銀乳
剤は、物理熟成、化学熟成及び分光増感を行ったものを
使用する。このような工程で使用される添加剤は、リサ
ーチ・ディスクロージャNO.17643,NO.18
716及びNO.308119(それぞれ、以下RD1
7643,RD18716及びRD308119と略す
)に記載されている。
【0036】下表に記載箇所を示す。
【0037】   〔項目〕      〔RD308119の頁〕 
              〔RD17643〕〔R
D18716〕  化学増感剤     996   
III―A項                   
23       648  分光増感剤     9
96   IV―A―A,B,C,D,H,H,I,J
項    23〜24   648〜9  強色増感剤
     996   IV―A―E,J項     
       23〜24   648〜9  カブリ
防止剤   998   VI           
               24〜25   64
9  安定剤         998   VI  
                        2
4〜25   649   本発明に使用できる公知の写真用添加剤も上記リサ
ーチ・ディスクロジャに記載されている。
【0038】下表に関連する記載箇所を示す。
【0039】   〔項目〕            〔RD3081
19の頁〕         〔RD17643〕〔R
D18716〕  色濁り防止剤         1
002  VII―I項              
 25       650  色素画像安定剤   
    1001  VII―J項         
     25  増白剤             
   998  V                
      24  紫外線吸収剤         
1003  VIII―C,XIII─C項   25
〜26  光吸収剤              10
03  VIII                 
  25〜26  光散乱剤            
 1003  VIII              
       フィルタ染料         100
3  VIII                  
 25〜26  バインダー           1
003  IX                  
   26       651  スタチック防止剤
     1006  XIII          
         27       650  硬膜
剤               1004  X  
                    26   
    651  可塑剤             
  1006  XII              
      27       650  潤滑剤  
             1006  XII   
                 27      
 650  活性剤・塗布助剤      1005 
 XI                     2
6〜27   650  マット剤         
    1007  XVI            
        現像剤(感材中に含有) 1011 
 XXB項本発明には種々のカプラーを使用することが
でき、その具体例は、上記リサーチ・ディスクロジャに
記載されている。
【0040】下表に関連ある記載箇所を示す。
【0041】   〔項目〕            〔RD3081
19の頁〕             〔RD1764
3〕  イエローカプラー     1001  VI
I―D項             VIIC〜G項 
 マゼンタカプラー     1001  VII―D
項             VIIC〜G項  シア
ンカプラー       1001  VII―D項 
            VIIC〜G項  カラード
カプラー     1002  VII―G項    
         VIIG項  DIRカプラー  
     1001  VII―F項        
     VIIF項  BARカプラー      
 1002  VII―F項            
   その他の有用残基     1001  VII
―F項  放出カプラー   アルカリ可溶カプラー 1001  VII―E項
本発明に使用する添加剤は、RD308119XIVに
記載されている分散法などにより、添加することができ
る。
【0042】本発明においては、前述RD17643 
28頁,RD18716647〜8頁及びRD3081
19のXVIIに記載されている支持体を使用すること
ができる。
【0043】本発明の感光材料には、前述RD3081
19VII―K項に記載されているフィルタ層や中間層
等の補助層を設けることができる。
【0044】本発明の感光材料は、前述RD30811
9VII―K項に記載されている順層、逆層、ユニット
構成等の様々な層構成をとることができる。
【0045】本発明は、一般用もしくは映画用のカラー
ネガフィルム、スライド用もしくはテレビ用のカラー反
転フィルム、カラーペーパー、カラーポジフィルム、カ
ラー反転ペーパーに代表される種々のカラー感光材料に
適用することができる。
【0046】本発明の感光材料はRD17643 28
〜29頁,RD18716 647頁及びRD3081
19のXIXに記載された通常の方法によって、 現像
処理することができる。
【0047】
【実施例】以下に本発明の具体的実施例を述べるが、本
発明の実施の態様はこれらに限定されない。
【0048】(種乳剤−1の調製)温度を40℃に上げ
た2.0%ゼチラン水溶液500mlに、特開昭50−
45437号記載の方法に従って4M(モル濃度)硝酸
銀水溶液250ml及び4M臭化カリウム−沃化カリウ
ム〔KBr:KI=98:2(モル比)〕水溶液250
mlをコントロールドダブルジェット法によりpAgを
9.0、pHを2.0に制御しながら35分間で添加し
た。全添加銀量の前記AgX粒子を含むゼラチン水溶液
を炭酸カリウム水溶液でpHを5.5とした後、沈澱剤
として花王アトラス社製デモールNの5%水溶液364
mlと多価イオンとして硫酸マグネシウム20%水溶液
244mlを加え凝析を起こさせ静置により沈降させ上
澄みをデカントした後、蒸留水1,400mlを加え再
び分散させた。硫酸マグネシウム20%水溶液を36.
4ml加え再び凝析させ、沈降させた上澄みをデカント
し、オセインゼラチン28gを含む水溶液で総量を42
5mlにして40℃で40分間分散することによりAg
X乳剤を調合した。
【0049】種乳剤は電子顕微鏡観察の結果、平均粒径
0.116μmの単分散性乳剤であった。 (種乳剤−2の調製)種乳剤−1と同様な方法により、
平均粒径0.33μm、沃化銀含有率2モル%のAgB
rI種乳剤−2を調製した。
【0050】(種乳剤−3の調製) <A液>   オセインゼラチン               
                         
 112.7g  塩化ナトリウム         
                         
           1.8g  化合物I(10%
メタノール水溶液)                
             53ml  水で    
                         
                         
5961ml<B液>   硝酸銀                    
                         
       1800g  水で         
                         
                    2600m
l<C液>   塩化ナトリウム                
                         
    619g  水で             
                         
                2600ml   化合物I:プロピレンオキシ・ポリエチレンオキシ
ジサクシネートジナトリウム塩 40℃でA液を激しく撹拌しながら、硝酸を用いてpH
を2.0に合わせ、B液とC液をダブルジェット法によ
り35分で添加し、種粒子の生成を行った。この間、p
Agは6.6、pHは2.0に制御した。その後、直ち
に脱塩、水洗を行い、電子顕微鏡観察したところ、平均
粒径0.15μmの単分散性の立方晶乳剤であった。
【0051】(種乳剤−4の調製)C液の代わりに下記
C′液を用いる以外は種乳剤−3と同様に種乳剤−4を
調製した。
【0052】<C′液>   塩化ナトリウム                
                         
   433g  臭化カリウム          
                         
           378g  水で      
                         
                      260
0ml 種乳剤−4を電子顕微鏡観察したところ、平均粒径0.
15μmの単分散性の立方晶乳剤であることがわかった
【0053】[Em−1の調製] <D液>   オセインゼラチン               
                         
   62g  化合物I(10%メタノール溶液) 
                         
   20ml  水で              
                         
              6200ml<E液>   硝酸銀                    
                         
      1160g  アンモニア水      
                         
              当量*  水で    
                         
                        4
000ml<F液>   オセインゼラチン               
                         
   80g  臭化カリウム           
                         
          812g  水で       
                         
                     4000
ml   *〔Ag(NH3)2〕+となって溶解するに足る
量40℃で激しく撹拌したD液をアンモニア水を用いて
pH8.0に調整した後、種乳剤−2を銀にして0.2
4モル相当添加した。次にpAgを8.6に合わせた後
、E液とF液を100分かけて添加した。この間、pA
gは8.6、pHは8から7.5に連続的に変化させた
【0054】添加終了後、pHを6.0に合わせ、過剰
な塩類を除去するためデモール水溶液及び硫酸マグネシ
ウム水溶液を用いて沈澱脱塩を行い、pAg7.3、4
0℃においてpH5.85の乳剤を得た。
【0055】得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したと
ころ、平均粒径1.0μm、分布の広さ10%の(10
0)面よりなる単分散性の立方体乳剤であった。
【0056】[Em−2の調製]添加する種乳剤−2を
銀にして0.46モル相当に変更し、E液とF液の添加
時間を変更する以外はEm−1と同様にEm−2を調製
した。
【0057】Em−2を電子顕微鏡にて観察したところ
、平均粒径0.8μm、分布の広さ12%の(100)
面よりなる単分散性の立方体乳剤であった。
【0058】[Em−3の調製]種乳剤−2の代わりに
、種乳剤−1を銀にして0.17モル相当に変更し、E
液とF液の添加時間を変更する以外はEm−1と同様に
Em−3を調製した。
【0059】Em−3を電子顕微鏡にて観察したところ
、平均粒径0.4μm、分布の広さ10%の(100)
面よりなる単分散性の立方体乳剤であった。
【0060】[Em−4の調製] <G液>   オセインゼラチン               
                         
   93g  化合物I(10%メタノール溶液) 
                         
    30ml  水で             
                         
               9300ml<H液>   硝酸銀                    
                         
      1740g  アンモニア水      
                         
              当量*  水で    
                         
                        4
800ml<I液>   オセインゼラチン               
                         
  100g  臭化カリウム           
                         
         1218g  水で       
                         
                     4800
ml   *〔Ag(NH3)2〕+となって溶解するに足る
量40℃で激しく撹拌したG液をアンモニア水と酢酸を
用いてpH=8.0に調整した後、種乳剤−2を銀にし
て0.37モル相当添加した。次にpAgを9.2に合
わせた後、H液とI液を180分かけてダブルジェット
法にて添加した。この間pAgは9.2から10.0に
、pHは8.0から7.5まで連続的に変化させた。
【0061】添加終了後、pHを6.0に合わせ、過剰
な塩類を除去するためデモール水溶液及び硫酸マグネシ
ウム水溶液を用いて沈澱脱塩を行い、pAg7.3、4
0℃においてpH5.85の乳剤を得た。
【0062】得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したと
ころ、平均粒径1.0μm、分布の広さ12%の(11
1)面より単分散性の八面体乳剤であった。
【0063】[Em−5の調製〕添加する種乳剤−2を
銀にして0.69モル相当に変更し、H液とI液の添加
時間を変更する以外は、Em−4と同様にEm−5を調
製した。
【0064】Em−5を電子顕微鏡にて観察したところ
、平均粒径0.8μm、分布の広さ10%の(111)
面よりなる単分散性の八面体乳剤であった。
【0065】[Em−6の調製]種乳剤−2の代わりに
、種乳剤−1を銀にして0.25モル相当に変更し、H
液とI液の添加時間を変更する以外はEm−5と同様に
Em−6を調製した。
【0066】Em−6を電子顕微鏡で観察したところ、
平均粒径0.4μm、分布の広さ11%の(111)面
よりなる単分散性の八面体乳剤であった。
【0067】[Em−7の調製]以下に示す3種の溶液
を用いて、立方晶塩化銀乳剤Em−7を調製した。
【0068】 <J液>   オセインゼラチン               
                         
  97.0g  種乳剤−3           
                         
  Ag:0.17モル 相当  化合物I(10%メ
タノール溶液)                  
             10ml  水で    
                         
                         
4500ml<K液>   硝酸銀                    
                         
       1771g  水で         
                         
                    3500m
l<L液>   塩化ナトリウム                
                         
    609g  水で             
                         
                3500ml   45℃で激しく撹拌したJ液に、K液とL液を17
4分かけてダブルジェット法にて添加した。この間、p
Agは7.3、pHは5.8に保った。K液とL液の添
加速度は初期と最終で11倍となるように直線的に増加
させた。  添加終了後、pHを6.0に合わせ、過剰
な塩類を除去するため、デモール水溶液及び硫酸マグネ
シウム水溶液を用いて沈澱脱塩を行い、pAg7.3、
40℃においてpH5.85の乳剤を得た。
【0069】得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したと
ころ、平均粒径1.0μm、分布の広さ9%の(100
)面よりなる単分散性の立方体乳剤であった。
【0070】[Em−8の調製]J液中の種乳剤−3の
添加量を銀にして0.33モル相当に変更し、K液とL
液の添加時間を変更する以外は、Em−7と同様にEm
−8を調製した。
【0071】Em−8を電子顕微鏡にて観察したところ
、平均粒径0.8μm、分布の広さ10%の(100)
面よりなる単分散性の立方体乳剤であった。
【0072】[Em−9の調製]J液中の種乳剤−3の
添加量を銀にして2.66モル相当に変更し、K液とL
液の添加時間を変更する以外はEm−7と同様にEm−
9を調製した。
【0073】Em−9を電子顕微鏡にて観察したところ
、平均粒径0.4μm、分布の広さ8%の(100)面
よりなる単分散性の立方体乳剤であった。
【0074】[Em−10の調製]以下に示す3種の溶
液を用いて、八面体塩化銀乳剤Em−10を調製した。
【0075】 <M液>   オセインゼラチン               
                         
    87g  化合物I(10%メタノール溶液)
                         
      10ml  化合物〔A〕       
                         
              0.43g  水で  
                         
                         
  4500ml<N液>   硝酸銀                    
                         
       1800g  水で         
                         
                    3500m
l<O液>   塩化ナトリウム                
                         
    619g  化合物〔A〕         
                         
            0.57g  水で    
                         
                         
 3500ml
【0076】
【化1】
【0077】60℃で激しく撹拌したM液に、N液とO
液を150分かけてダブルジェット法にて添加した。こ
の間、pAgは7.2、pHは4.0に保った。N液と
O液の添加速度は初期と最終で8倍となるように直線的
に増加させた。
【0078】添加終了後、pHを6.0に合わせ、過剰
な塩類を除去するため、デモール水溶液及び硫酸マグネ
シウム水溶液を用いて沈澱脱塩を行い、pAg7.3、
40℃においてpH5.85の乳剤を得た。
【0079】得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したと
ころ、平均粒径1.0μm、分布の広さ10%の(11
1)面からなる単分散性の八面体乳剤であった。
【0080】[Em−11の調製]N液とO液の添加時
間を変更する以外はEm−10と同様にEm−11を調
製した。  Em−11を電子顕微鏡にて観察したとこ
ろ、平均粒径0.8μm、分布の広さ12%の(111
)面からなる単分散性の八面体乳剤であった。
【0081】[Em−12の調製]N液とO液の添加時
間を変更する以外はEm−10と同様にEm−12を調
製した。  Em−12を電子顕微鏡にて観察したとこ
ろ、平均粒径0.4μm、分布の広さ10%の(111
)面からなる単分散性の八面体乳剤であった。
【0082】[Em−13の調製]J液の種乳剤−3の
代わりに種乳剤−4を等量用い、L液の代わりにL′液
を用いる以外は、Em−7と同様に塩臭化銀乳剤Em−
13を調製した。
【0083】 <L′液>   塩化ナトリウム                
                         
   426g  臭化カリウム          
                         
           372g  水で      
                         
                      350
0ml   得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したところ、平
均粒径1.0μm、分布の広さ11%の(100)面よ
りなる単分散性の立方体乳剤であった。
【0084】[Em−14の調製]種乳剤−4の添加量
を銀にして0.33モル相当に変更し、K液とL′液の
添加時間を変更する以外はEm−13と同様にEm−1
4を調製した。
【0085】Em−14を電子顕微鏡にて観察したとこ
ろ、平均粒径0.8μm、分布の広さ11%の(100
)面よりなる単分散性立方体乳剤であった。
【0086】[Em−15の調製]種乳剤−4の添加量
を銀にして、2.66モル相当に変更し、K液とL′液
の添加時間を変更する以外はEm−13と同様にEm−
15を調製した。
【0087】Em−15を電子顕微鏡にて観察したとこ
ろ、平均粒径0.4μm、分布の広さ10%の(100
)面よりなる単分散性の立方体乳剤であった。
【0088】[Em−16の調製]O液の代わりにO′
液を用いる以外は、Em−10と同様に塩臭化銀乳剤E
m−16を調製した。
【0089】 <O′液>   塩化ナトリウム                
                         
    433g  臭化カリウム         
                         
             378g  化合物〔A〕
                         
                     2.57
g  水で                    
                         
         3500ml   得られた乳剤を電子顕微鏡にて観察したところ、平
均粒径1.0μm、分布の広さ10%の(111)面よ
りなる単分散性の八面体乳剤であった。
【0090】[Em−17の調製]N液とO′液の添加
時間を変更する以外はEm−16と同様にEm−17を
調製した。
【0091】Em−17を電子顕微鏡にて観察したとこ
ろ、平均粒径0.8μm、分布の広さ11%の(111
)面よりなる単分散性の八面体乳剤であった。
【0092】[Em−18の調製]N液とO′液の添加
時間を変更する以外はEm−16と同様にEm−18を
調製した。
【0093】Em−18を電子顕微鏡にて観察したとこ
ろ、平均粒径0.4μm、分布の広さ10%の(111
)面よりなる単分散性の八面体乳剤であった。
【0094】Em−1〜Em−18を更に電子顕微鏡に
て詳しく観察した結果、Em−1,Em−2,Em−3
,Em−7,Em−8,Em−9,Em−13,Em−
14及びEm−15については、(100)面の比率が
95%以上、Em−4,Em−5,Em−6,Em−1
0,Em−11,Em−12,Em−16,Em−17
及びEm−18については、(100)面の比率は5%
未満であった。
【0095】実施例1 Em−1〜Em−18に対し、それぞれチオ硫酸ナトリ
ウム、塩化金酸及びチオシアン酸アンモニウムで最適に
化学増感を行った。
【0096】トリアセチルセルロースフィルム支持体上
に、下記に示すような組成の各層を順次支持体側から形
成して、多層カラー写真感光材料試料−101を作製し
た。
【0097】ハロゲン化銀写真感光材料中の添加量は特
に記載のない限り1m2当たりのグラム数を示す。又、
ハロゲン化銀及びコロイド銀は、銀に換算して示した。 ただし、増感色素については同一層のハロゲン化銀1モ
ルに対するモル数で示す。
【0098】試料―101 第1層:ハレーション防止層(HC)     黒色コロイド銀              
                   0.2   
 UV吸収剤(UV─1)             
            0.23    高沸点溶媒
(Oil─1)                  
       0.18    ゼラチン      
                         
        1.4第2層:第1中間層(IL─1
)       ゼラチン                 
                      1.3
第3層:低感度赤感性乳剤層(RL)     沃臭化銀乳剤(Em−3)(平均粒径0.4μ
m)      1.0    増感色素(SD─1)
                         
1.8×10−5    増感色素(SD─2)   
                      2.8
×10−4    増感色素(SD─3)      
                   3.0×10
−4    シアンカプラー(C─1)       
                  0.70   
 カラードシアンカプラー(CC─1)       
        0.066    DIR化合物  
(D─1)                    
      0.03    DIR化合物  (D−
3)                       
  0.01    高沸点溶媒    (Oil─1
)                       0
.64    ゼラチン              
                         
1.2第4層:中感度赤感性乳剤層(RM)     沃臭化銀乳剤(Em−2)(平均粒径0.8μ
m)     0.8    増感色素(SD─1) 
                        2
.1×10−5    増感色素(SD─2)    
                     1.9×
10−4    増感色素(SD─3)       
                  1.9×10−
4    シアンカプラー(C─1)        
                 0.28    
カラードシアンカプラー(CC─1)        
       0.027    DIR化合物  (
D─1)                     
    0.01    高沸点溶媒    (Oil
─1)                      
 0.26    ゼラチン            
                         
  0.6第5層:高感度赤感性乳剤層(RH)     沃臭化銀乳剤(Em−1)(平均粒径1.0μ
m)     1.70    増感色素(SD─1)
                         
1.9×10−5    増感色素(SD─2)   
                      1.7
×10−4    増感色素(SD─3)      
                   1.7×10
−4    シアンカプラー(C─1)       
                 0.15    
シアンカプラー(C─2)             
           0.10    カラードシア
ンカプラー(CC─1)              
  0.02    DIR化合物  (D─1)  
                       0.
025    高沸点溶媒    (Oil─1)  
                     0.17
    ゼラチン                 
                      1.2
第6層:第2中間層(IL―2)     ゼラチン                 
                      0.8
第7層:低感度緑感性乳剤層(GL)     沃臭化銀乳剤(Em−3)(平均粒径0.4μ
m)     1.1    増感色素(SD─4) 
                        6
.8×10−5     増感色素(SD─5)           
              6.2×10−4   
 マゼンタカプラー(M─1)           
            0.54    マゼンタカ
プラー(M−2)                 
      0.19    カラードマゼンタカプラ
ー(CM─1)              0.06
    DIR化合物    (D─2)      
                 0.017   
 DIR化合物    (D─3)         
              0.01    高沸点
溶媒     (Oil─2)           
         0.81    ゼラチン    
                         
          1.8第8層:中感度緑感性乳剤
層(GM)     沃臭化銀乳剤(Em−2)(平均粒径0.8μ
m)     0.7    増感色素(SD─6) 
                        1
.9×10−4    増感色素(SD─7)    
                     1.2×
10−4    増感色素(SD─8)       
                  1.5×10−
5    マゼンタカプラー(M─1)       
                0.07    マ
ゼンタカプラー(M−2)             
          0.03    カラードマゼン
タカプラー(CM─1)              
0.04    DIR化合物    (D─2)  
                     0.01
8    高沸点溶媒     (Oil─2)   
                 0.30    
ゼラチン                     
                  0.8第9層:
高感度緑感性乳剤層(GH)     沃臭化銀乳剤(Em−1)(平均粒径1.0μ
m)    1.7    増感色素(SD─6)  
                       1.
2×10−4    増感色素(SD─7)     
                    1.0×1
0−4    増感色素(SD─8)        
                 3.4×10−6
    マゼンタカプラー(M─1)        
               0.09    マゼ
ンタカプラー(M−3)              
         0.04    カラードマゼンタ
カプラー(CM─1)              0
.04    高沸点溶媒      (Oil─2)
                    0.31 
   ゼラチン                  
                      1.2
第10層:イエローフィルター層(YC)    黄色
コロイド銀                    
             0.05    色汚染防
止剤(SC−1)                 
      0.1    高沸点溶媒  (Oil─
2)                       
0.13    ゼラチン             
                         
 0.7    ホルマリンスカベンジャー(HS―1
)            0.09    ホルマリ
ンスカベンジャー(HS―2)           
 0.07第11層:低感度青感性乳剤層(BL)  
  沃臭化銀乳剤(Em−3)(平均粒径0.4μm)
      0.5    沃臭化銀乳剤(Em−2)
(平均粒径0.8μm)     0.5    増感
色素(SD―9)                 
          5.2×10−4    増感色
素(SD―10)                 
          1.9×10−5    イエロ
ーカプラー(Y─1)               
       0.65    イエローカプラー(Y
─2)                      
0.24    DIR化合物   (D─1)   
                     0.03
    高沸点溶媒     (Oil─2)    
                 0.18    
ゼラチン                     
                  1.3    
ホルマリンスカベンジャー(HS―1)       
      0.08第12層:高感度青感性乳剤層(
BH)    沃臭化銀乳剤(Em−1)(平均粒径1
.0μm)     1.0    増感色素(SD―
9)                       
    1.8×10−4    増感色素(SD―1
0)                       
    7.9×10−5    イエローカプラー(
Y─1)                     
 0.20    イエローカプラー(Y─2)   
                   0.05  
  高沸点溶媒       (Oil─2)    
               0.074    ゼ
ラチン                      
                 1.3    ホ
ルマリンスカベンジャー(HS―1)        
     0.05    ホルマリンスカベンジャー
(HS―2)             0.12第1
3層:第1保護層(Pro─1)      微粒子沃
臭化銀乳剤(平均粒径0.08μm,AgI1モル%)
 0.4    紫外線吸収剤(UV─1)     
                  0.07   
 紫外線吸収剤(UV─2)            
           0.10    高沸点溶媒 
 (Oil─1)                 
      0.07    高沸点溶媒  (Oil
─3)                      
 0.07    ホルマリンスカベンジャー(HS─
1)              0.13    ホ
ルマリンスカベンジャー(HS─2)        
      0.37    ゼラチン       
                         
       1.3第14層:第2保護層(Pro─
2)      アルカリ可溶性マット剤(平均粒径2
μm)          0.13    ポリメチ
ルメタクリレート(平均粒径3μm)        
0.02    滑り剤     (WAX─1)  
                     0.04
    ゼラチン                 
                      0.6   尚、上記組成物の他に、塗布助剤Su−1、分散助
剤Su−2、粘度調整剤、硬膜剤H−1H−2、安定剤
ST−1、カブリ防止剤AF−1、重量平均分子量10
,000及び1,100,000の2種のAF−2、及
び防腐剤DI−1を添加した。
【0099】DI−1の添加量は9.4mg/m2であ
った。
【0100】
【化2】
【0101】
【化3】
【0102】
【化4】
【0103】
【化5】
【0104】
【化6】
【0105】
【化7】
【0106】
【化8】
【0107】
【化9】
【0108】
【化10】
【0109】次に各ハロゲン化銀乳剤層中のハロゲン化
銀乳剤を表−1のように変更して多層カラー写真感光材
料試料−102〜109を作成した。ただし各層のハロ
ゲン化銀乳剤の添加量は全て試料−101と等モルであ
る。
【0110】
【表1】
【0111】試料−101〜103を、それぞれ2分割
しA,Bとした。Aを常温で、Bを50℃・80%RH
の恒温恒湿下に、それぞれ24時間放置した後、白色光
でセンシトメントリー用露光を与え、下記現像処理〔A
〕を行った。
【0112】 処理工程(38℃) 発色現像                     
         3分15秒漂    白     
                         
6分30秒水    洗              
                3分15秒定   
 着                       
       6分30秒水    洗       
                       3分
15秒安定化                   
             1分30秒乾    燥 各処理工程において使用した処理液組成は下記の通りで
ある。
【0113】(発色現像液)   4‐アミノ‐3‐メチル‐N‐エチル‐N‐ (β
‐ヒドロキシエチル)  アニリン・硫酸塩     
                         
              4.75g  無水亜硫
酸ナトリウム                   
                     4.25
g  ヒドロキシルアミン・1/2硫酸塩      
                         
 2.0g  無水炭酸カリウム          
                         
         37.5g  臭化ナトリウム  
                         
                    1.3g 
 ニトリロ三酢酸・3ナトリウム塩(1水塩)    
                   2.5g  
水酸化カリウム                  
                         
    1.0g  水を加えて1lとする。(pH=
10.1)(漂白液)   エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム
塩              100.0g  エチ
レンジアミン四酢酸2アンモニウム塩        
               10.0g  臭化ア
ンモニウム                    
                       15
0.0g  氷酢酸                
                         
              10ml   水を加えて1lとし、アンモニア水を用いてpH=
6.0に調整する。
【0114】(定着液)   チオ硫酸アンモニウム             
                         
 175.0g  無水亜硫酸ナトリウム      
                         
          8.5g  メタ亜硫酸ナトリウ
ム                        
                 2.3g   水を加えて1lとし、酢酸を用いてpH=6.0に
調整する。
【0115】(安定液)   ホルマリン(37%水溶液)          
                         
 1.5ml  コニダックス(コニカ(株)製)  
                         
         7.5ml 水を加えて1lとする。
【0116】試料Aに対する試料Bのカブリ部分での濃
度上昇幅ΔFog及び試料A,Bの相対感度を表−2に
示した。相対感度はカブリ濃度+0.3を与える受光量
の逆数の相対値であり、試料−103の試料Aの青感度
、緑感度、赤感度を、それぞれ100とした場合の相対
値で示した。
【0117】
【表2】
【0118】表−2より、本発明の試料は高温高湿によ
るカブリの上昇及び減感の度合が、どの感色層において
も小さく抑えられていることがわかる。
【0119】次に、試料−104〜109を同様に2分
割し(A,B)、Aを常温で、Bを50℃・60%RH
の恒温恒湿下に、それぞれ24時間放置した後、白色光
でセンシトメントリー用露光を与え、下記現像処理〔B
〕を行った。
【0120】 処理工程            温度       
       時間発色現像        35.0
±0.3℃         1分30秒漂白定着  
      35.0±0.5℃         2
分00秒安定化          30〜34℃  
          90秒乾    燥      
  60〜80℃            60秒発色
現像液   純      水               
                         
          800ml  トリエタノールア
ミン                       
                  10g  N,
N−ジエチルヒドロキシルアミン          
                      5g 
 臭化カリウム                  
                         
    0.02g  塩化カリウム        
                         
                 2g  亜硫酸カ
リウム                      
                        0
.3g  1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホス
ホン酸                     1
.0g  エチレンジアミン四酢酸         
                         
    1.0g  カテコール−3,5−ジスルホン
酸二ナトリウム                  
   1.0g  N−エチル−N−β−メタンスルホ
ンアミドエチル  −3−メチル−4−アミノアニリン
硫酸塩                      
      4.5g  蛍光増白剤(4,4′−ジア
ミノスチルベンジスルホン酸誘導体)    1.0g
  炭酸カリウム                 
                         
       27g水を加えて全量を1lとし、pH
=10.10に調整する。
【0121】漂白定着液   エチレンジアミン四酢酸鉄(III)アンモニウム
2水塩            60g  エチレンジ
アミン四酢酸                   
                     3g  
チオ硫酸アンモニウム(70%水溶液)       
                   100ml 
 亜硫酸アンモニウム(40%水溶液)       
                    27.5m
l  水を加えて全量を1lとし、炭酸カリウム又は氷
酢酸でpH=5.7に調整する。 安定化液   5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン                   1.0
g  エチレングリコール             
                         
    1.0g  1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸                 
    2.0g  エチレンジアミン四酢酸    
                         
         1.0g  水酸化アンモニウム(
20%水溶液)                  
          3.0g  蛍光増白剤(4,4
′−ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体)    
1.5g  水を加えて全量を1lとし、硫酸又は水酸
化カリウムでpH=7.0に調整する。 試料Aに対する試料Bのカブリ部分での濃度上昇幅ΔF
og及び試料A,Bの相対感度を表−3に示した。相対
感度はカブリ濃度+0.3を与える受光量の逆数の相対
値であり、試料−106の試料Aの青感度、緑感度、赤
感度を、それぞれ100とした場合の相対値で示した。
【0122】
【表3】
【0123】表−3より、本発明の試料は高温高湿によ
りカブリの上昇及び減感の度合が、どの感色層において
も小さく抑えられていることがわかる。
【0124】実施例2 実施例1の試料−101〜103を、それぞれ3部ずつ
分割しC,D,Eとした。各々に白色光でセンシトメン
トリー用露光を与えた後、発色現像時間を試料Cに対し
ては2分30秒、試料Dに対しては3分15秒、試料E
に対しては4分00秒に変更して、前記現像処理〔A〕
を行った。結果を表−4に示す。
【0125】相対感度はカブリ濃度+0.3を与える受
光量の逆数の相対値であり、試料−103の試料Dの青
感度、緑感度、赤感度を、それぞれ100とした時の相
対値で示した。
【0126】
【表4】
【0127】表−4より、本発明の試料は比較試料に対
し処理安定性に優れていることがわかる。
【0128】次に、実施例1の試料−104〜109に
対して、それぞれ3部ずつ分割しC,D,Eとした。各
試料に白色光でセンシトメントリー用露光を与えた後、
試料Cに対しては1分10秒、試料Dに対しては1分3
0秒、試料Eに対しては1分50秒に発色現像時間を変
更して、前記現像処理〔B〕を行った。結果を表−5に
示す。
【0129】相対感度はカブリ濃度+0.3を与える受
光量の逆数の相対値であり、試料106の試料Dの緑感
度を100とした時の相対値で示した。
【0130】
【表5】
【0131】表−5より、本発明の試料は比較試料に対
し処理安定性に優れていることがわかる。
【0132】実施例3 [Em−19〜Em−21の調製]O液中の化合物〔A
〕の添加量を0.17gに変更した以外はEm−10と
同様にEm−19を調製した。
【0133】Em−19は、電子顕微鏡観察より平均粒
径1.0μm、分布の広さ10%、(100)面の比率
が35%、(111)面の比率が65%の単分散性の1
4面体乳剤であった。
【0134】同様にして(100)面の比率が35%、
(111)面の比率が65%の単分散性の14面体乳剤
Em−20(平均粒径0.8μm、分布の広さ12%)
及びEm−21(平均粒径0.4μm、分布の広さ11
%)を調製した。
【0135】Em−19〜Em−21に対して、チオ硫
酸ナトリウム、塩化金酸、チオシアン酸アンモニウムに
て最適に化学増感を行った。
【0136】実施例1の試料−108の第7層のハロゲ
ン化銀乳剤をEm−21に、第8層のハロゲン化銀乳剤
をEm−20に、第9層のハロゲン化銀乳剤をEm−1
9に、それぞれ等モル置き換えた試料−301を作製し
た。
【0137】試料−301に対し実施例1,2と同様の
処理を行ったところ、試料−109程ではなかったが、
試料−108に比べて保存性、処理安定性の改良結果が
見られた。
【0138】
【発明の効果】本発明により、高感度で保存性が良好で
あり、かつ処理安定性に優れたハロゲン化銀カラー写真
感光材料が得られた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  支持体上に少なくとも1層の青色感光
    性層、少なくとも1層の緑色感光性層、少なくとも1層
    の赤色感光性層を有するハロゲン化銀カラー写真感光材
    料において、緑色感光性層に含有される全ハロゲン化銀
    粒子の(100)面の比率が、青色感光性層に含有され
    る全ハロゲン化銀粒子の(100)面の比率及び赤色感
    光性層に含有される全ハロゲン化銀粒子の(100)面
    の比率よりも高いことを特徴とするハロゲン化銀カラー
    写真感光材料。
  2. 【請求項2】  青色感光性層、緑色感光性層及び赤色
    感光性層に含有されるハロゲン化銀粒子の塩化銀含有率
    が、それぞれ10モル%以上であることを特徴とする請
    求項1記載のハロゲン化銀カラー写真感光材料。
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