JPH04263467A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH04263467A
JPH04263467A JP3024308A JP2430891A JPH04263467A JP H04263467 A JPH04263467 A JP H04263467A JP 3024308 A JP3024308 A JP 3024308A JP 2430891 A JP2430891 A JP 2430891A JP H04263467 A JPH04263467 A JP H04263467A
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well
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thickness
element substrate
layer
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JP3024308A
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Inventor
Takeshi Matsutani
松谷 毅
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L27/00Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
    • H01L27/02Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
    • H01L27/04Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body
    • H01L27/08Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind
    • H01L27/085Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only
    • H01L27/088Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate
    • H01L27/092Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers the substrate being a semiconductor body including only semiconductor components of a single kind including field-effect components only the components being field-effect transistors with insulated gate complementary MIS field-effect transistors
    • H01L27/0921Means for preventing a bipolar, e.g. thyristor, action between the different transistor regions, e.g. Latchup prevention

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  • Element Separation (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSOI(Silicon
 On Insulator)基板上に形成されるCM
OS(ComplementallyMetal Ox
ide Semiconductor)構造を有する半
導体装置に関する。
【0002】近年, デバイスの高精度化, 高品質化
に伴い, SOI 基板を用いるデバイスに対するニー
ズが急速に増してきている。例えば, SRAM(St
atic Random Access Memory
) 等に対してはアルファ線によるソフトエラー対策に
行き詰まりつつあり, A/D (Analog Di
gital)コンバータにおいてはデジタルノイズのア
ナログ部への進入防止が重要課題になりつつある状態で
,共にSOI デバイスの実用化が切望されている。
【0003】
【従来の技術】従来, SOI 基板を用いたCMOS
構造においては, ウェルの厚さ( 深さ) を素子基
板(SOI基板において, 支持基板上の基板間絶縁膜
上に設けられ, そこに素子が形成される半導体層) 
の厚さよりも厚めに設定した通常基板のプロセスを用い
てきた。その理由は, SOI基板プロセス導入の前提
として, 『従来のプロセスに変更を加えることなく,
基板を変えるだけで, 耐ラッチアップ性,耐放射線性
向上を見込む』という意図があるからである。
【0004】ウェルの深さは従来, 素子基板の厚さを
全く考慮にいれることなく決められてきた。  素子基
板の厚さの設定に関しては, 1)  薄すぎる( 例えば0.3 μm ) とMO
SFETのドレイン電流− 電圧特性にキンクが生じた
り, ソース・ドレイン耐圧が劣化したり, 寄生抵抗
が高くなるなど,従来のプロセスではMOSFETの特
性変動が免れない。 そこで 素子基板の厚さの下限と
しては余裕をみて1 μm が目安とされている。 2)  厚すぎる( 例えば10μm ) と 素子分
離用トレンチ形成が困難になる, 工数がかかりすぎる
等の問題がある。
【0005】又, 耐放射線性を高めるという観点から
は, 素子基板の厚さは薄ければ薄い方が望ましい。以
上の2 点を考慮して,素子基板の厚さは例えば3 μ
m に設定されてきた。
【0006】一方, 従来のウェルの深さは一般に3 
μm よりも大きい。ここで, ウェルの深さは図10
(a), 10(b)に示されるように定義されている
。即ち, 基板と同導電型の場合は, 表面より, 基
板濃度と不純物濃度が等しくなる位置までの距離で, 
基板と反対の導電型の場合は, p, n不純物が補償
し合った結果,その差が激減する位置までの距離を意味
する。目安としては, 基板濃度にもよるが, 2x1
015 cm −3まで不純物濃度が低下する深さをも
ってウェルの深さとして定義してもよい。
【0007】上記のように, SOI 構造の従来のC
MOSにおいて, ウェルの深さを素子基板の厚さより
も厚めに設定した通常基板におけるプロセスがそのまま
用いられてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ウェルの深さが素子基
板の厚さよりも深く設定された, 通常基板におけるプ
ロセスをそのままSOI 基板に適用した場合, SO
I基板では基板間絶縁膜が存在するために,通常のプロ
セスにおける熱処理過程によって素子基板内での不純物
の再分布が起こる。図11には, 素子基板の厚さがウ
ェルの厚さより小さい場合におけるウェル内の不純物濃
度プロファイルが模式的に示されている。通常基板のプ
ロファイル(点線 )に較べて, 素子基板内のプロフ
ァイル( 実線 )は高濃度側にシフトする。素子基板
内における不純物濃度プロファイルが変化すると, そ
の結果MOSFETの閾値電圧が変化するという問題が
生じる。不純物濃度プロファイルの変化は素子基板の厚
さに依存するから, この閾値電圧は素子基板の厚さの
ばらつきに応じたばらつきを示すことになる。
【0009】又, SOI 基板上のCMOS構造にお
いて, n型ウェルとp 型ウェル間の距離が短小化さ
れて生じた両ウェルの重なり領域がLOCOS 分離に
よって分離されているような場合, いわゆるラッチア
ップ現象の起こる可能性がある。この場合,ウェルは基
板間絶縁膜層まで達しているから, 電流パスは両ウェ
ルの重なり領域になるが, 重なり領域は高抵抗である
からラッチアップ現象は生じ易い。ラッチアップ現象が
一旦起きるとアルミニウム等の配線は溶断されてしまう
【0010】そこで, 本発明は通常の製造プロセスを
用いてもMOSFETの特性の低下をもたらすことがな
く  且つ, 耐ラッチアップ性,耐放射線性に優れた
SOI 基板CMOS構造デバイスを提供する事を目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題は, 素子基
板に形成されるウェルに関して, 同じプロセスを通常
基板に適用したときの通常基板におけるウェルの深さよ
りも厚い素子基板を用いることにより解決される。又は
, 素子基板よりもウェルの深さを小さくすることによ
り解決される。
【0012】図1 は本発明の原理説明図である。1 
図(a), (b)は, ウェルが素子基板と逆の導電
型の場合の不純物濃度プロファイルの例を示す。1 図
(a) は, ウェルの深さが素子基板の厚さよりも小
さい場合のウェルにおける不純物濃度プロファイルの例
を示す。1 図(b) はウェルの深さが素子基板の厚
さと同じになる場合の不純物濃度プロファイルの例を示
す。図中, 素子基板と基板間絶縁膜との界面の位置に
おいて, 不純物濃度の値が2x1015 cm −3
(p型では10Ωcm, n 型では4Ωcm  の例
)となるプロファイルが, 本発明におけるウェルの深
さと素子基板の厚さが等しい場合に相当する。又,1 
図(c), (d)はウェルが素子基板と同じ逆導電型
の場合の不純物濃度プロファイルの例を示す。1図(c
) に示されるように,不純物濃度プロファイルに平坦
部が見られる場合が, 素子基板の厚さがウェルの深さ
よりも大きい場合である。1図(d) に示されるよう
に素子基板と基板間絶縁膜との界面の位置において, 
不純物濃度の値が 2x1015   cm −3 と
なるプロファイルが, 本発明におけるウェルの深さと
素子基板の厚さが等しい場合に相当する。
【0013】
【作用】素子基板の厚さがウェルの厚さよりも大きい場
合には, ウェル不純物のウェル拡散及びその後の熱処
理工程において, 基板間絶縁膜層と素子基板における
偏析係数及び拡散係数の相違に基づく不純物の再分布が
生じることはない。従って, 通常のプロセスと同一の
プロセスによって, 同じ特性を示すMOSFETを製
作することができる。
【0014】又,このような構造においては, ウェル
と基板間絶縁膜層の間に, 両ウェルの重なり領域より
も抵抗の低い素子基板領域が介在するためラッチアップ
現象は起こり難くなる。
【0015】素子基板の厚さがウェルの厚さよりも大き
い場合として, Proceedings of 19
90 International Symposiu
m on Power Semiconductor 
Devices & ICs. Tokyo,” NE
W 500V OUTPUT DEVICE STRU
CTURES FOR THIN SILICONLA
YER ON SILICON DIOXIDE FI
LM ” : A.Nakagawa, N.Yasu
hara and Y.Baba ;pp.97−10
1, 1990 に記載されている素子がある。この素
子は, 100V以上の高耐圧を必要とする素子を含む
ICであって, 素子基板の厚さが15μm 以上, 
ウェルの厚さが4 乃至10μm である。しかし, 
これは単に, 素子基板の深さ方向に空乏層を延ばすこ
とにより耐圧を保つ必要があるためにこのような厚い素
子基板となっている。即ち, 素子基板の厚さがウェル
の厚さよりも大きい理由は, 本発明における理由と全
く異なるものである。
【0016】
【実施例】本発明による4 つの実施例について, 以
下に図を参照しながら説明する。全図を通じて同一符号
は同一部分を表す。
【0017】第1 の実施例 図2 はトレンチ分離型 SOI基板CMOS構造デバ
イスの断面模式図を示している。図において, 30は
シリコン基板, 31はSiO2膜, 8 はn 型ウ
ェル, 9 はp 型ウェル, 11はSiO2膜31
にまで達しているトレンチ, 15はゲート酸化膜, 
16はゲート電極のポリシリコン, 19はPSG(燐
珪酸ガラス),20はコンタクト窓, 21はアルミ配
線を表す。
【0018】本CMOS構造において, n型ウェル8
, p型ウェル9 の厚さは, それぞれ4 μm ,
 5μm で素子基板の厚さは5.5 μm である。 図3 は, 図2 に示されたデバイスの製造工程の概
略を説明する図である。用いられる製造方法はすべて従
来のCMOS構造デバイスの製造に用いられる方法と同
様の方法である。
【0019】図3(a)に示されるように, p 型で
素子基板1 を有するSOI 基板2 を例えばウエフ
ァ貼り合わせ法により作製し, これにp, n 両ウ
ェルを形成する。そのために先ず, 厚さ30 nm 
のSiO2膜5を熱酸化法によって,厚さ100 nm
のSiN X 膜6をCVD 法によつて素子基板1上
に形成する。この後, レジストをマスクとして, 領
域8’へ燐イオンを加速エネルギー160KeV, ド
ーズ8x1012 cm −2で注入する。同様に 領
域9’へ硼素イオンを加速エネルギー150KeV, 
ドーズ1x1013 cm −2で注入する。
【0020】次いでこのSOI基板を1200℃で3 
時間ウェル拡散熱処理を行なう。この熱処理によりnウ
ェル8 及びpウェル9 が形成される。次に, 図3
(b)に示されるように, LOCOS 酸化膜10を
形成し, このLOCOS 酸化膜10を貫いてトレン
チ11を形成する。トレンチ側壁に熱酸化法により熱酸
化膜12を形成して後, 埋め込みポリシリコン13を
CVD 法により形成する。その後, エッチバックし
て表面のポリシリコンをエッチングし, トレンチの中
にのみ選択的にポリシリコン13を残す。次に, 図3
(c)に示されるように, トレンチ中のポリシリコン
13を酸化してシリコン酸化膜14を形成し, SiN
 X 膜6 を除去した後, ゲート酸化膜及びゲート
電極のポリシリコンを形成し, ポリシリコンをパター
ニングしてゲート酸化膜15とゲート電極16を形成す
る。次に, ソース・ドレインの拡散層を形成するため
に, n ウェル8とp ウェル9へそれぞれ硼素と砒
素をイオン注入する。続いて熱処理を行なってソース・
ドレイン領域18, 17が形成される。続いて, 図
3(d)に示されるように絶縁膜としてCVD 酸化膜
及びPSG 膜19を形成した後, コンタクト窓20
を開口し, アルミ配線21を形成する。
【0021】上記プロセスにおいてウェル拡散熱処理温
度が最高温度で,以降の熱処理はこれよりも低温である
。尚, 本実施例ではn型ウェル8, p型ウェル9 
の厚さは, それぞれ4 μm ,5 μmで素子基板
の厚さは5.5 μm であるが, 素子基板の厚さが
3 μm の場合には, 例えば, 燐, 硼素の注入
条件をそれぞれ, 160KeV, 8x1012 c
m −2 , 150KeV, 1x1013 cm 
−2 とし, ウェル熱処理を1150℃, 120 
分とすることにより, ウェルの深さをそれぞれ2 μ
m , 2.8 μm におさえることができる。
【0022】又, 本実施例では, ツインウェル構造
の場合であるが, シングルウェル構造の場合において
も本発明は適用できる。 第2 の実施例 図4 は本実施例の構造を模式的に示している。
【0023】本図においては, n ウェル8 とp 
ウェル9 の間がLOCOS 酸化膜によって分離され
たアナログ部Aと,同じくn ウェル8 とp ウェル
9 の間がLOCOS酸化膜40によって分離されたデ
ジタル部Dの間が, 基板間絶縁膜であるSiO2膜に
達するトレンチ11によって分離された構造が示されて
いる。
【0024】第3 の実施例 図5 はウェル重なり領域のあるSOI基板CMOS構
造デバイスの断面模式図を示している。図において, 
30はシリコン基板, 31はSiO2膜, 1はp 
型シリコン, 8はn 型ウェル, 9 はp 型ウェ
ル, 89はn 型ウェル8とp 型ウェル9 が重な
っている領域である。
【0025】素子基板1 はp 型で厚さは4 μm 
である。 n 型ウェル8’とp 型ウェル9’の間のウェル間隔
は2 μm で, ウェル拡散熱処理によりn 型ウェ
ル8とp 型ウェル9 が形成されると, ウェルの横
方向の広がりが2.5 乃至3 μm であるから, 
両ウェルが重なる領域89が同時に形成される。これら
両ウェル8 ,9 の深さは3.5 μm である。 
 従って厚さ約0.5 μm の素子基板1 のp 型
シリコン層が, 両ウェル8, 9と基板間絶縁膜であ
るSiO2膜31の間に介在している。
【0026】図6 は, 図5 に示されたデバイスの
製造工程の概略を説明する図である。図6(a)に示さ
れるように素子基板1 の上に厚さ30 nm のSi
O2膜5 と, 厚さ100 nmのSiN x 膜6
 を形成し, 通常のリソグラフィ工程によりパターニ
ングを行う。この後レジストをマスクとして, n ウ
ェル形成のためのイオン注入層8’へ燐を例えば加速エ
ネルギー180KeV, ドーズ5x1012 cm 
−2で注入し,同様に pウェル  形成のためのイオ
ン注入層9’へ硼素を例えば加速エネルギー150Ke
V, ドーズ 8 x1012cm −2で注入する。   この後, 1150°C, 3時間の熱処理を行う
ことにより, 図6(b)に示されるようなn ウェル
8 とp ウェル9 が形成され, 同時に両ウェルの
重なり領域89が生じる。 この後, 厚さ600 nmのLOCOS 酸化膜52
を, SiN x 膜6 をマスクとして形成する。
【0027】次に, SiN x 膜6 とSiO2膜
5 を除去し, ゲート酸化膜15とポリシリコンを形
成し, ポリシリコン膜をパターニングしてゲート電極
16を形成する。次に, 図6(c)に示されるように
, ソース・ドレインの拡散層を形成するために, n
 ウェル8とp ウェル9へそれぞれ弗化硼素と砒素を
イオン注入する。続いて熱処理を行なってソース・ドレ
イン領域18, 17がそれぞれ形成される。続いて,
 絶縁膜としてCVD 酸化膜及びPSG 膜19を形
成した後, コンタクト窓20を開口し, アルミ配線
21を形成し,カバーのPSG22 を被覆して素子が
完成する。
【0028】第4の実施例 第3 の実施例において, 両ウェル8, 9と基板間
絶縁膜であるSiO2膜31の間に介在しているp 型
シリコン層部分は, 不純物濃度が高ければ高い程ラッ
チアップ防止効果は大きい。図7 には, 両ウェル8
, 9とSiO2膜31の間のp 型シリコン層に高濃
度層53が設けられている以外は図6(c)に示される
素子と全く同様な素子が示される。  図7 では, 
高濃度層53がp ウェル9の下部に設けられているが
, nウェル8 の下部に設けられてもよいし,p ウ
ェル9とn ウェル8 の両下部に設けられてもよい。   又, 高濃度層の導電型はn 型でも p型  で
もよい。
【0029】図7 に示され構造のデバイスを制作する
ためには次のように行う。厚さ1 μm の素子基板1
 に燐又はアンチモンのドーピングを行う。ドーピング
はガス拡散でも, イオン注入法でもよい。不純物濃度
は1016乃至1020 cm −3の範囲とする。続
いて, この素子基板の上にエピタキシァル成長法によ
り濃度が1015cm−3程度のn 型  エピタキシ
ァル層を作成する。これ以降は図6 における工程と同
様の工程によって  図7 に示され構造のデバイスを
制作することができる。
【0030】上記イオン注入の代わりに素子基板1 へ
選択的にイオン注入してからエピタキシァル成長させて
もよい。又,厚さ4 μm の素子基板1 へ数MeV
 のエネルギーの選択イオン注入を行うことで高濃度層
53を形成することもできる。
【0031】図8, 9は, 各実施例におけるデバイ
スのウェル形成のために必要な実験データのグラフを示
すものであり, これらから必要な素子基板の厚さを選
択することができる。これらグラフでは, 通常基板に
おけるウェルの深さと拡散時間の関係が熱処理温度をパ
ラメータとして示されている。図8(a), (b) 
は比抵抗が10Ωcmのp型基板にそれぞれ硼素を拡散
してp ウェルを形成する場合, 燐を拡散してn ウ
ェルを形成する場合に対応するグラフである。また図9
(a), (b) は比抵抗が10Ωcmのn 型基板
にそれぞれ硼素を拡散してp ウェルを形成する場合,
 燐を拡散してn ウェルを形成する場合に対応するグ
ラフである。素子基板1の厚さは, 形成されるウェル
の深さより大きくなるように選択される。
【0032】尚, 上記実施例においては, 素子基板
としてシリコンを用いているが, シリコン以外の半導
体に対しても本発明は適用することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によりSOI 基板を用いるCM
OS構造の半導体デバイスが, 従来の通常基板を用い
るCMOS構造の半導体デバイスを製造する場合と全く
同一の工程によって製造することが可能になった。その
結果, 通常のプロセスお用いてもMOSFETの特性
の低下をもたらすことがなく  且つ, 耐ラッチアッ
プ性,耐放射線性に優れたSOI 基板CMOS構造デ
バイスか得られるようになった。このように本発明は,
 SOI 基板を用いるCMOS構造の半導体デバイス
の信頼性と生産性の向上に寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の原理説明図である。
【図2】  第1 の実施例の構造を示す図である。
【図3】  第1 の実施例のデバイスの製造方法の概
略工程を示す図である。
【図4】  第2 の実施例の構造を示す図である。
【図5】  第3 の実施例の構造を示す図である。
【図6】  第3 の実施例のデバイスの製造方法の概
略工程を示す図である
【図7】  第4 の実施例の構造を示す図である。
【図8】  通常基板におけるウェルの深さの拡散時間
依存性を示すグラフ
【図9】  通常基板におけるウェルの深さの拡散時間
依存性を示すグラフ
【図10】  従来の通常基板における不純物分布を示
す説明図
【図11】  従来の素子基板における不純物分布を示
す説明図
【符号の説明】
1   素子基板,  2   SOI 基板,  5, 31  SiO2 膜,    6   SiN X 膜,  8   n 型ウェル,  8’  n 型不純物イオン注入領域, 9   p 
型ウェル,  9’  p 型不純物イオン注入領域, 11   ト
レンチ,  15   ゲート酸化膜,  16   ゲート電極,  17, 18   ソース・ドレイン領域, 19, 
22    PSG膜,  20   コンタクト窓,  21   アルミ配線,  30   シリコン基板,  40, 52    LOCOS酸化膜, 53   
高濃度層,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  絶縁体層上に半導体層を有し,少なく
    ともCMOSFET が形成されている半導体装置にお
    いて, ウェルが該絶縁体層からの影響を実質的に受け
    ない深さまで該絶縁体層に近づけて形成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】  前記半導体層は, 該半導体層を貫通
    して前記絶縁体層に達するトレンチを有することを特徴
    とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】  前記半導体層は, p型及びn型ウェ
    ルが重畳する領域を形成するようなツインウェルを有す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】  前記半導体層は, 該ツインウェルと
    該絶縁体層の間に,該ウェル重畳領域よりも低い抵抗領
    域を有することを特徴とする請求項3記載の半導体装置
JP3024308A 1991-02-19 1991-02-19 半導体装置 Pending JPH04263467A (ja)

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