JPH04262012A - アクティブキャンセルマフラ - Google Patents

アクティブキャンセルマフラ

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JPH04262012A
JPH04262012A JP3029442A JP2944291A JPH04262012A JP H04262012 A JPH04262012 A JP H04262012A JP 3029442 A JP3029442 A JP 3029442A JP 2944291 A JP2944291 A JP 2944291A JP H04262012 A JPH04262012 A JP H04262012A
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JP
Japan
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output
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digital filter
signal
pressure
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Withdrawn
Application number
JP3029442A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Matsuura
松浦 満
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Sango Co Ltd
Sango KK
Original Assignee
Sango Co Ltd
Sango KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関に装着されるア
クティブキャンセルマフラに関し、特に適応ディジタル
フィルタを備えたアクティブキャンセルマフラに係る。
【0002】
【従来の技術】アクティブキャンセルマフラとしては、
例えば実開昭63−118321号公報に記載されてい
るように、騒音源の内燃機関に対し騒音流出管たる排気
管の出口にスピーカ管を設け、このスピーカ管にキャン
セルスピーカを接続し、制御手段からの所定の制御信号
に応じて、内燃機関からの騒音即ち排気音の圧力波と逆
位相の粗密圧力波をキャンセルスピーカから出力させ、
両圧力波の打ち消し作用で消音を行うものが知られてい
る。同公報に記載の考案はキャンセルスピーカからの圧
力波の指向特性に着目したものであり、アクティブキャ
ンセル制御手段に関しては、入力された各種の情報をC
PUにより予め定められた処理条件に従って演算処理を
行う旨簡単に説明されているのみである。
【0003】ところで、近時、入力アナログ信号をディ
ジタル量に変換し、ディジタル信号処理回路にて適宜処
理した後、再度アナログ信号に変換して出力し、入力ア
ナログ信号と出力アナログ信号との間に所定の特性をも
たせるディジタルフィルタが注目されている。
【0004】このディジタルフィルタにより、制御系に
影響を及ぼす情報を検知し、その変化に応じて自らの制
御特性を自動的に変えて、負荷の変化に拘らず最適な状
態とする適応制御を実現することができ、これが適応デ
ィジタルフィルタ(アダプティブディジタルフィルタ,
ADF)と呼ばれ種々の制御への利用が検討されている
。就中、音響分野においてスピーカとマイクとの間の音
響経路を通って発生するエコーを消去するため、このエ
コーと略等しい擬似エコー信号を発生させて同定する音
響エコーキャンセラへの利用が注目されている。尚、適
応ディジタルフィルタの伝達関数が未知系の伝達関数に
等しくなり予測誤差が零となるように前者の伝達関数を
調整することを「未知系を同定する」という。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のアクティブキャ
ンセルマフラにおいて、内燃機関は排気音の発生源であ
り、排気マニホールド及び排気管の排気音経路は音響経
路ということができるので、上記音響エコーキャンセラ
技術を適用し得る可能性があるが、内燃機関特有の問題
との整合性に多くの課題があり直ちに適用可能というも
のではない。
【0006】例えば、前掲の実開昭63−118321
号公報に記載のシステムにおいて、仮にコントロールユ
ニットとして適応ディジタルフィルタを備えたものを用
いるとすると、エラー検出マイクからコントロールユニ
ットに至る入力側の伝達関数に遅延が生ずる。この遅延
が、コントロールユニットへの入力時のサンプリング周
期よりも長いときには、適応ディジタルフィルタは収束
せず、従って消音効果が得られなくなる。
【0007】また、コントロールユニットからスピーカ
管に至り、更にスピーカ管からエラー検出マイクに至る
出力側の伝達関数に遅延が生ずると、例えば内燃機関の
加減速回転時のように、排気音の変化が速い場合、即ち
排気音の変動周期が短い場合には、適応ディジタルフィ
ルタの収束が遅く、消音効果は著しく低下するところと
なる。
【0008】この対策として、第2の適応ディジタルフ
ィルタを付加し、その出力を上記適応ディジタルフィル
タの適応アルゴリズムに入力して伝達関数の係数を更新
するように構成することが考えられる。然し乍ら、これ
らの適応ディジタルフィルタは同一のエラー信号に基づ
いて制御されることになるので、消音効果が向上すれば
それだけエラー信号は小さくなり、第2の適応ディジタ
ルフィルタのS/N比が小さくなる。このため、第2の
適応ディジタルフィルタの動作が不安定となり、所期の
消音効果は得られない。
【0009】そこで、本発明は、適応ディジタルフィル
タを利用すると共に、適応ディジタルフィルタに対する
入出力系における伝達関数の遅延に影響されることなく
、収束の速い制御により確実に消音し得るアクティブキ
ャンセルマフラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のアクティブキャンセルマフラは、内燃機関
の排気管を含む排気音経路の出力口を囲繞するように配
設した拡張管と、該拡張管内に粗密圧力波を出力する圧
力波出力手段と、前記排気音経路の出力口近傍に配置し
出力圧力波に応じた信号を出力する第1の圧力検出手段
と、前記拡張管内の前記出力圧力波に直接影響されない
位置に配置し前記拡張管内の圧力に応じた信号を出力す
る第2の圧力検出手段と、前記内燃機関の回転に同期し
た信号を出力する回転検出手段と、第1の適応ディジタ
ルフィルタを有し、前記第1の圧力検出手段の出力信号
を入力し前記回転検出手段の出力信号に応じて前記第1
の適応ディジタルフィルタの伝達関数が前記排気音経路
の伝達関数と同定するように前記圧力波出力手段を駆動
制御する第1のフィルタ手段と、第2の適応ディジタル
フィルタを有し、前記第2の圧力検出手段の出力信号を
入力し前記第1の適応ディジタルフィルタの出力に応じ
て前記第2の適応ディジタルフィルタの伝達関数の係数
を更新する第2のフィルタ手段とを備え、前記第2の適
応ディジタルフィルタの出力及び前記第1の圧力検出手
段の出力信号に応じて前記第1の適応ディジタルフィル
タの伝達関数の係数を更新するようにしたものである。
【0011】上記アクティブキャンセルマフラにおいて
、前記第2のフィルタ手段は、前記第1の適応ディジタ
ルフィルタの出力に応じて出力値を設定すると共に、該
出力値を前記第2の圧力検出手段の出力信号のディジタ
ル変換値から減じて演算値を設定し、該演算値を入力し
前記第1の適応ディジタルフィルタの出力に応じて前記
第2の適応ディジタルフィルタの伝達関数の係数を更新
するように構成するとよい。
【0012】
【作用】上記アクティブキャンセルマフラにおいて、内
燃機関が起動し回転すると、各気筒内の爆発に応じて発
生する爆発音は、排気管を含む排気音経路を介して伝達
され排気音が形成される。そして、内燃機関の回転に同
期した信号が回転検出手段から出力される。また、排気
音経路から出力される出力圧力波に応じた信号が第1の
圧力検出手段によって検出され、第1のフィルタ手段に
出力される。
【0013】第1のフィルタ手段においては、回転検出
手段の出力信号に応答し第1の圧力検出手段の出力信号
に基づき第1の適応ディジタルフィルタの伝達関数が排
気音経路の伝達関数と等しくなるように設定され、これ
に応じ圧力波出力手段に対し駆動信号が出力される。こ
の駆動信号に応じて圧力波出力手段から排気音経路の出
力口に粗密圧力波が出力され、排気音経路から出力され
る排気音の圧力波が打ち消され排気音が低減することと
なる。
【0014】また、第2の圧力検出手段により、拡張管
内の出力圧力波に直接影響されない位置の圧力に応じた
信号が検出され、回転検出手段の出力と共に第2のフィ
ルタ手段に入力する。この第2のフィルタ手段において
は、第1の適応ディジタルフィルタの出力及び第2の圧
力検出手段の出力信号に応じて第2の適応ディジタルフ
ィルタの伝達関数の係数が更新される。そして、この第
2の適応ディジタルフィルタの出力及び第1の圧力検出
手段の出力信号に応じて第1の適応ディジタルフィルタ
の伝達関数の係数が更新される。而して、第1の適応デ
ィジタルフィルタの収束が速くなるように制御される。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係るアクティブキャンセルマ
フラの望ましい実施例を図面を参照して説明する。図1
は本発明の一実施例を示すもので、内燃機関1の排気マ
ニホールド2に排気管3が接続されている。従って、排
気音源たる内燃機関1に対し排気マニホールド2及び排
気管3により排気音経路が構成されている。排気管3の
出口近傍には、拡張管4が排気管3と同軸に且つその出
口を囲繞するように装着され、この拡張管4内にアクチ
ュエータ5が収容されている。アクチュエータ5は本発
明にいう圧力波出力手段を構成するもので、電磁型ある
いは動電型のスピーカから成り、粗密圧力波が出力され
る。尚、アクチュエータ5は一個でも複数個でもよく、
電磁型スピーカ等に限らず、高出力を確保すべく電磁弁
により振動板を油圧駆動するように構成してもよい。
【0016】排気管3の出口近傍には、排気管3及び拡
張管4からの出力圧力波に応じた信号を出力する第1の
圧力センサ6aが設けられている。この第1の圧力セン
サ6aは本発明にいう第1の圧力検出手段を構成するも
ので、マイクロホン等、圧力信号を電気信号に変換する
手段であれば、どのような態様であってもよい。
【0017】また、拡張管4内の上記出力圧力波に直接
影響されない位置、例えば上記出力圧力波の圧力作動面
に対し後方側に、拡張室4内の圧力を検出する第2の圧
力センサ6bが設けられている。この第2の圧力センサ
6bは本発明にいう第2の圧力検出手段を構成するもの
で、第1の圧力センサ6aと同様の構造としてもよい。
【0018】更に、内燃機関1の回転に同期した回転信
号を出力する回転信号検出器7が設けられている。この
回転信号検出器7は、本発明にいう回転検出手段を構成
し、例えば内燃機関1の点火信号、クランク軸に設けら
れたクランク角センサ(図示せず)の出力信号、気筒内
圧力変動に応じた信号等、内燃機関1の回転に同期した
回転信号を検出するものである。具体的な一例を示せば
、シリンダブロックを締結するボルト(図示せず)に歪
ゲージ(図示せず)を貼着し、この歪ゲージにより気筒
内圧力変動に伴うボルトの歪みを検出し、気筒内圧力変
動に応じた信号を出力するように構成することができる
。この回転信号検出器7の出力信号は、第1の適応ディ
ジタルフィルタ10のディジタルフィルタ10f及び第
2の適応ディジタルフィルタ20のディジタルフィルタ
20fに供給されるように構成されている。
【0019】第1の圧力センサ6aの出力信号は入力ア
ンプ11aを介して増幅され、アンチエリアシングフィ
ルタ12aにて折り返し雑音即ちエリアシングノイズが
阻止された後、A/Dコンバータ13aによりディジタ
ル信号に変換されて第1の適応ディジタルフィルタ10
に入力するように構成されている。そして、第1の適応
ディジタルフィルタ10の出力ディジタル信号はD/A
コンバータ14によりアナログ信号に変換され、スムー
ジングフィルタ15にて平滑化された後パワーアンプ1
6を介して増幅され、アクチュエータ5に駆動信号とし
て供給されるように構成されている。そして、第2の圧
力センサ6bの出力信号が入力アンプ11b、アンチエ
リアシングフィルタ12b及びA/Dコンバータ13b
を介して第2の適応ディジタルフィルタ20に供給され
るように構成されている。
【0020】第1の適応ディジタルフィルタ10はディ
ジタルフィルタ10fを有し、これを構成する乗算器の
係数を逐次制御するための適応アルゴリズム10aが構
成されており、ディジタルフィルタ10fの伝達関数が
排気マニホールド2及び排気管3の排気音経路の伝達関
数に対し同定するように、各係数が適応アルゴリズム1
0aを介して設定される。
【0021】第2の適応ディジタルフィルタ20は、デ
ィジタルフィルタ20fを有し、これにより第1の適応
ディジタルフィルタ10の出力に応じて自己の出力値が
設定され、この出力値が第2の圧力センサ6bの出力信
号のA/D変換値から減じられて演算値が設定され、こ
の演算値がエラー信号として入力され、適応アルゴリズ
ム20aにより自己の伝達関数の係数が更新されるとい
うものである。尚、上記A/D変換値は、第2の圧力セ
ンサ6bの出力信号が入力アンプ11b及びアンチエリ
アシングフィルタ12bを介してA/Dコンバータ13
bに入力され、ここでA/D変換された値である。
【0022】上記第1及び第2の適応ディジタルフィル
タ10及び20は乗算器、加算器などを用いて集積回路
化することにより実現できるが、本実施例では図2に示
すようにディジタルシグナルプロセッサ(DSP)10
p、メモリ10m、A/Dコンバータ13a,13b及
びD/Aコンバータ14によって実現することとしてお
り、プログラムの変更により容易にフィルタ機能を変更
し得る。尚、メモリ10mはディジタルシグナルプロセ
ッサ10pに内蔵することとしてもよい。
【0023】あるいは、図3に示すようにマルチプレク
サ17を設け、A/Dコンバータ13a,13bを一つ
にまとめA/Dコンバータ13としてもよい。即ち、図
3において、第1及び第2の圧力センサ6a,6bは、
夫々入力アンプ11a,11b、及びアンチエリアシン
グフィルタ12a,12bを介してマルチプレクサ17
に接続されている。このマルチプレクサ17により、第
1及び第2の圧力センサ6a,6bの出力信号が、順次
A/Dコンバータ13を介してディジタルシグナルプロ
セッサ10pに取り込まれる。
【0024】次に、本実施例のアクティブキャンセルマ
フラの作動を説明する。内燃機関1が起動し回転すると
、各気筒内の爆発に応じて発生する爆発音は排気マニホ
ールド2及び排気管3の排気音経路を介して伝達され排
気音が形成される。従って、排気音は主に爆発の次数成
分の音によって構成されている。また、内燃機関1の回
転に同期した回転信号が回転信号検出器7から図2に示
すディジタルシグナルプロセッサ10pに入力する。 この回転信号に応じてディジタルシグナルプロセッサ1
0pにて後述するように処理され、ディジタル信号が出
力される。そして、出力ディジタル信号はD/Aコンバ
ータ14を介してアナログ信号に変換され、スムージン
グフィルタ15で平滑化された後パワーアンプ16にて
増幅され、アクチュエータ5が駆動される。
【0025】而して、アクチュエータ5により拡張管4
内に粗密圧力波が形成され、排気音の圧力波を囲繞する
ように出力される。即ち、両圧力波が相互に打ち消され
るように合成して出力される。この出力圧力波は第1の
圧力センサ6aによって検出され、入力アンプ11aを
介して増幅され、アンチエリアシングフィルタ12a及
びA/Dコンバータ13aを経てディジタルシグナルプ
ロセッサ10pに入力する。一方、第2の圧力センサ6
bにより拡張管4内の圧力が検出され、入力アンプ11
bにて増幅され、アンチエリアシングフィルタ12b及
びA/Dコンバータ13bを経てディジタルシグナルプ
ロセッサ10pに入力する。
【0026】ディジタルシグナルプロセッサ10pにお
いては、適応アルゴリズム20aによりディジタルフィ
ルタ20fの伝達関数の係数が更新される。そして、こ
のディジタルフィルタ20fの出力及び第1の圧力セン
サ6aの出力信号に応じて、適応アルゴリズム10aに
よりディジタルフィルタ10fの伝達関数の係数が更新
され、その伝達関数が排気マニホールド2及び排気管3
の排気音経路の伝達関数と同定するように制御される。
【0027】この間のディジタルシグナルプロセッサ1
0pにおける作動を図4を参照して説明する。先ず、ス
テップ101においてシステムの初期化が行なわれ各係
数がクリアされる。次に、ステップ102にて回転信号
検出器7から回転信号Xが入力される。ステップ103
に進み、この回転信号Xに応じてディジタルフィルタ1
0fの出力値Y1が設定される。そして、ステップ10
4にて出力値Y1がD/Aコンバータ14に出力される
。尚、この出力値Y1はD/Aコンバータ14にてアナ
ログ信号に変換され、その出力アナログ信号に基づきア
クチュエータ5が駆動される。
【0028】更に、ステップ105において第1の圧力
センサ6aの出力信号がA/D変換されて第1の適応デ
ィジタルフィルタ10にてA/D変換値E1が読み込ま
れる。そして、ステップ106にて、回転信号Xに応じ
てディジタルフィルタ20fの出力値Y2が設定される
。続いて、ステップ107にて、この出力値Y2及び上
記変換値E1が適応アルゴリズム10aにかけられ、こ
れに従ってディジタルフィルタ10fの伝達関数の係数
が更新され、その伝達関数が排気音経路の伝達関数と等
しくなるように設定される。
【0029】ステップ108においては、第2の圧力セ
ンサ6bの出力信号がA/D変換されてA/D変換値E
2が第2の適応ディジタルフィルタ20に読み込まれる
。そして、ステップ109に進み、ディジタルフィルタ
10fの出力値Y1がディジタルフィルタ20fに入力
され、その出力値Y3が設定される。更に、ステップ1
10にて、この出力値Y3が、第2の圧力センサ6bの
出力のA/D変換値E2から減じられ、演算値E3(=
E2−Y3)が求められる。この演算値E3は、ステッ
プ111にてディジタルフィルタ10fの出力値Y1と
共に適応アルゴリズム20aにかけられ、これに従って
ディジタルフィルタ20fの伝達関数の係数が更新され
、ステップ102に戻る。
【0030】以上のように、本実施例においては、回転
検出器7と第1の適応ディジタルフィルタ10との間に
、第2の圧力センサ6bの出力信号に応答する第2の適
応ディジタルフィルタ20が介装されているので、変動
の大きい排気音に対しても伝達関数の遅延を生ずること
なく、第1の適応ディジタルフィルタ10の収束を速く
することができ、良好な消音効果が得られる。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載する効果を奏する。即ち、本発明のアクテ
ィブキャンセルマフラによれば、拡張管内の出力圧力波
に直接影響されない位置に第2の圧力検出手段が配置さ
れており、その出力信号に応じて第2の適応ディジタル
フィルタの伝達関数の係数が更新され、その出力及び第
1の圧力検出手段の出力信号に応じて更新された係数の
伝達関数を以って、内燃機関の回転に同期した回転信号
に応じて第1の適応ディジタルフィルタによる収束の速
い制御が行なわれるので、変動の大きい排気音に対して
も確実に消音することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアクティブキャンセル
マフラのブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における第1及び第2の適応
ディジタルフィルタを実現する構成のブロック図である
【図3】本発明の他の実施例における第1及び第2の適
応ディジタルフィルタを実現する構成のブロック図であ
る。
【図4】本発明の一実施例におけるディジタルシグナル
プロセッサの制御作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1  内燃機関 2  排気マニホールド(排気音経路)3  排気管(
排気音経路) 4  拡張管 5  アクチュエータ(圧力波出力手段)6a  第1
の圧力センサ(第1の圧力検出手段)6b  第2の圧
力センサ(第2の圧力検出手段)7  回転信号検出器
(回転検出手段)10  第1の適応ディジタルフィル
タ(第1のフィルタ手段) 20  第2の適応ディジタルフィルタ(第2のフィル
タ手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内燃機関の排気管を含む排気音経路の
    出力口を囲繞するように配設した拡張管と、該拡張管内
    に粗密圧力波を出力する圧力波出力手段と、前記排気音
    経路の出力口近傍に配置し出力圧力波に応じた信号を出
    力する第1の圧力検出手段と、前記拡張管内の前記出力
    圧力波に直接影響されない位置に配置し前記拡張管内の
    圧力に応じた信号を出力する第2の圧力検出手段と、前
    記内燃機関の回転に同期した信号を出力する回転検出手
    段と、第1の適応ディジタルフィルタを有し、前記第1
    の圧力検出手段の出力信号を入力し前記回転検出手段の
    出力信号に応じて前記第1の適応ディジタルフィルタの
    伝達関数が前記排気音経路の伝達関数と同定するように
    前記圧力波出力手段を駆動制御する第1のフィルタ手段
    と、第2の適応ディジタルフィルタを有し、前記第2の
    圧力検出手段の出力信号を入力し前記第1の適応ディジ
    タルフィルタの出力に応じて前記第2の適応ディジタル
    フィルタの伝達関数の係数を更新する第2のフィルタ手
    段とを備え、前記第2の適応ディジタルフィルタの出力
    及び前記第1の圧力検出手段の出力信号に応じて前記第
    1の適応ディジタルフィルタの伝達関数の係数を更新す
    るようにしたことを特徴とするアクティブキャンセルマ
    フラ。
  2. 【請求項2】  前記第2のフィルタ手段は、前記第1
    の適応ディジタルフィルタの出力に応じて出力値を設定
    すると共に、該出力値を前記第2の圧力検出手段の出力
    信号のディジタル変換値から減じて演算値を設定し、該
    演算値を入力し前記第1の適応ディジタルフィルタの出
    力に応じて前記第2の適応ディジタルフィルタの伝達関
    数の係数を更新するようにしたことを特徴とする請求項
    1記載のアクティブキャンセルマフラ。
JP3029442A 1991-01-29 1991-01-29 アクティブキャンセルマフラ Withdrawn JPH04262012A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0558811U (ja) * 1992-01-17 1993-08-03 三菱自動車工業株式会社 エンジン排気音の適応型能動消音装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0558811U (ja) * 1992-01-17 1993-08-03 三菱自動車工業株式会社 エンジン排気音の適応型能動消音装置

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