JPH04272416A - アクティブキャンセルマフラ - Google Patents

アクティブキャンセルマフラ

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Publication number
JPH04272416A
JPH04272416A JP3029503A JP2950391A JPH04272416A JP H04272416 A JPH04272416 A JP H04272416A JP 3029503 A JP3029503 A JP 3029503A JP 2950391 A JP2950391 A JP 2950391A JP H04272416 A JPH04272416 A JP H04272416A
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JP
Japan
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output
digital filter
filter
signal
adaptive digital
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Withdrawn
Application number
JP3029503A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Matsuura
松浦 満
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Sango Co Ltd
Sango KK
Original Assignee
Sango Co Ltd
Sango KK
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Publication date
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  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関に装着されるア
クティブキャンセルマフラに関し、特に適応ディジタル
フィルタを備えたアクティブキャンセルマフラに係る。
【0002】
【従来の技術】アクティブキャンセルマフラとしては、
例えば実開昭63−118321号公報に記載されてい
るように、騒音源の内燃機関に対し騒音流出管たる排気
管の出口にスピーカ管を設け、このスピーカ管にキャン
セルスピーカを接続し、制御手段からの所定の制御信号
に応じて、内燃機関からの騒音即ち排気音の圧力波と逆
位相の粗密圧力波をキャンセルスピーカから出力させ、
両圧力波の打ち消し作用で消音を行うものが知られてい
る。同公報に記載の考案はキャンセルスピーカからの圧
力波の指向特性に着目したものであり、アクティブキャ
ンセル制御手段に関しては、入力された各種の情報をC
PUにより予め定められた処理条件に従って演算処理を
行う旨簡単に説明されているのみである。
【0003】ところで、近時、入力アナログ信号をディ
ジタル量に変換し、ディジタル信号処理回路にて適宜処
理した後、再度アナログ信号に変換して出力し、入力ア
ナログ信号と出力アナログ信号との間に所定の特性をも
たせるディジタルフィルタが注目されている。
【0004】このディジタルフィルタにより、制御系に
影響を及ぼす情報を検知し、その変化に応じて自らの制
御特性を自動的に変えて、負荷の変化に拘らず最適な状
態とする適応制御を実現することができ、これが適応デ
ィジタルフィルタ(アダプティブディジタルフィルタ,
ADF)と呼ばれ種々の制御への利用が検討されている
。就中、音響分野においてスピーカとマイクとの間の音
響経路を通って発生するエコーを消去するため、このエ
コーと略等しい擬似エコー信号を発生させて同定する音
響エコーキャンセラへの利用が注目されている。尚、適
応ディジタルフィルタの伝達関数が未知系の伝達関数に
等しくなり予測誤差が零となるように前者の伝達関数を
調整することを「未知系を同定する」という。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のアクティブキャ
ンセルマフラにおいて、内燃機関は排気音の発生源であ
り、排気マニホールド及び排気管の排気音経路は音響経
路ということができるので、上記音響エコーキャンセラ
技術を適用し得る可能性があるが、内燃機関特有の問題
との整合性に多くの課題があり直ちに適用可能というも
のではない。
【0006】例えば、前掲の実開昭63−118321
号公報に記載のシステムにおいて、仮にコントロールユ
ニットとして適応ディジタルフィルタを備えたものを用
いるとすると、エラー検出マイクからコントロールユニ
ットに至る入力側の伝達関数に遅延が生ずる。この遅延
が、コントロールユニットへの入力時のサンプリング周
期よりも長いときには、適応ディジタルフィルタは収束
せず、従って消音効果が得られなくなる。
【0007】また、コントロールユニットからスピーカ
管に至り、更にスピーカ管からエラー検出マイクに至る
出力側の伝達関数に遅延が生ずると、例えば内燃機関の
加減速回転時のように、排気音の変化が速い場合、即ち
排気音の変動周期が短い場合には、適応ディジタルフィ
ルタの収束が遅く、消音効果は著しく低下するところと
なる。
【0008】そこで、本発明は、適応ディジタルフィル
タを利用すると共に、適応ディジタルフィルタに対する
入出力系における伝達関数の遅延に影響されることなく
、収束の速い制御により確実に消音し得るアクティブキ
ャンセルマフラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のアクティブキャンセルマフラは、内燃機関
の排気管を含む排気音経路の出力口を囲繞するように配
設した拡張管と、該拡張管内に粗密圧力波を出力する圧
力波出力手段と、前記排気音経路の出力口近傍に配置し
出力圧力波に応じた信号を出力する圧力検出手段と、前
記拡張管内に配置し前記拡張管内の気体の状態を検出す
る状態検出手段と、前記内燃機関の回転に同期した信号
を出力する回転検出手段と、第1の適応ディジタルフィ
ルタを有し、前記圧力検出手段の出力信号を入力し前記
回転検出手段の出力信号に応じて前記第1の適応ディジ
タルフィルタの伝達関数が前記排気音経路の伝達関数と
同定するように前記圧力波出力手段を駆動制御する第1
のフィルタ手段と、第2の適応ディジタルフィルタを有
すると共に、予め前記拡張管内の気体の状態に対応して
前記第2の適応ディジタルフィルタの伝達関数の基本係
数を記憶する記憶手段を有し、前記状態検出手段の出力
に応じて前記基本係数に基づき前記第2の適応ディジタ
ルフィルタの伝達関数の係数を更新する第2のフィルタ
手段とを備え、前記第2の適応ディジタルフィルタの出
力及び前記圧力検出手段の出力信号に応じて前記第1の
適応ディジタルフィルタの伝達関数の係数を更新するよ
うにしたものである。
【0010】
【作用】上記アクティブキャンセルマフラにおいて、内
燃機関が起動し回転すると、各気筒内の爆発に応じて発
生する爆発音は、排気管を含む排気音経路を介して伝達
され排気音が形成される。そして、内燃機関の回転に同
期した信号が回転検出手段から出力される。また、排気
音経路から出力される出力圧力波に応じた信号が圧力検
出手段によって検出され、第1のフィルタ手段に出力さ
れる。
【0011】第1のフィルタ手段においては、回転検出
手段の出力信号に応答し圧力検出手段の出力信号に基づ
き第1の適応ディジタルフィルタの伝達関数が排気音経
路の伝達関数と等しくなるように設定され、これに応じ
圧力波出力手段に対し駆動信号が出力される。この駆動
信号に応じて圧力波出力手段から排気音経路の出力口に
粗密圧力波が出力され、排気音経路から出力される排気
音の圧力波が打ち消され排気音が低減することとなる。
【0012】一方、状態検出手段により拡張管内の気体
の状態が検出され、回転検出手段の出力と共に第2のフ
ィルタ手段に入力する。この第2のフィルタ手段におい
ては、記憶手段によって、予め拡張管内の気体の状態に
対応して第2の適応ディジタルフィルタの伝達関数の基
本係数が記憶されており、この基本係数に基づき、状態
検出手段の出力に応じて第2の適応ディジタルフィルタ
の伝達関数の係数が更新される。そして、この第2の適
応ディジタルフィルタの出力及び圧力検出手段の出力信
号に応じて第1の適応ディジタルフィルタの伝達関数の
係数が更新される。而して、拡張管内の気体の状態に応
じて第1の適応ディジタルフィルタの収束が速くなるよ
うに制御される。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るアクティブキャンセルマ
フラの望ましい実施例を図面を参照して説明する。図1
は本発明の一実施例を示すもので、内燃機関1の排気マ
ニホールド2に排気管3が接続されている。従って、排
気音源たる内燃機関1に対し排気マニホールド2及び排
気管3により排気音経路が構成されている。排気管3の
出口近傍には、拡張管4が排気管3と同軸に且つその出
口を囲繞するように装着され、この拡張管4内にアクチ
ュエータ5が収容されている。アクチュエータ5は本発
明にいう圧力波出力手段を構成するもので、電磁型ある
いは動電型のスピーカから成り、粗密圧力波が出力され
る。尚、アクチュエータ5は一個でも複数個でもよく、
電磁型スピーカ等に限らず、高出力を確保すべく電磁弁
により振動板を油圧駆動するように構成してもよい。
【0014】排気管3の出口近傍には、排気管3及び拡
張管4からの出力圧力波に応じた信号を出力する圧力セ
ンサ6が設けられている。この圧力センサ6は本発明に
いう圧力検出手段を構成するもので、マイクロホン等、
圧力信号を電気信号に変換する手段であれば、どのよう
な態様であってもよい。
【0015】また、拡張管4内の気体即ち排気ガスの状
態を検出する状態検出器8が設けられている。この状態
検出器8は、具体的には図2に示すように、拡張管4内
の排気ガスの圧力であって、上記出力圧力波の圧力作動
面に対し後方側の圧力を検出する背圧センサ8a、排気
ガスの温度を検出する温度センサ8b、及び排気ガスの
湿度を検出する湿度センサ8cから成る。尚、これらに
加え、拡張管4内の排気ガスの状態を示す他の信号を検
出するセンサを設けることとしてもよい。
【0016】更に、図1の内燃機関1の回転に同期した
回転信号を出力する回転信号検出器7が設けられている
。この回転信号検出器7は、本発明にいう回転検出手段
を構成し、例えば内燃機関1の点火信号、クランク軸に
設けられたクランク角センサ(図示せず)の出力信号、
気筒内圧力変動に応じた信号等、内燃機関1の回転に同
期した回転信号を検出するものである。具体的な一例を
示せば、シリンダブロックを締結するボルト(図示せず
)に歪ゲージ(図示せず)を貼着し、この歪ゲージによ
り気筒内圧力変動に伴うボルトの歪みを検出し、気筒内
圧力変動に応じた信号を出力するように構成することが
できる。この回転信号検出器7の出力信号は第1の適応
ディジタルフィルタ10及び第2の適応ディジタルフィ
ルタ20に供給されるように構成されている。
【0017】圧力センサ6の出力信号は入力アンプ11
を介して増幅され、アンチエリアシングフィルタ12に
て折り返し雑音即ちエリアシングノイズが阻止された後
、A/Dコンバータ13aによりディジタル信号に変換
されて第1の適応ディジタルフィルタ10に入力するよ
うに構成されている。そして、第1の適応ディジタルフ
ィルタ10の出力ディジタル信号はD/Aコンバータ1
4によりアナログ信号に変換され、スムージングフィル
タ15にて平滑化された後パワーアンプ16を介して増
幅され、アクチュエータ5に駆動信号として供給される
ように構成されている。そして、上記状態検出器8の出
力信号がA/Dコンバータ13bを介して第2の適応デ
ィジタルフィルタ20に入力するように構成されている
【0018】第1の適応ディジタルフィルタ10はディ
ジタルフィルタ10fを有し、これを構成する乗算器の
係数を逐次制御するための適応アルゴリズム10aが構
成されており、ディジタルフィルタ10fの伝達関数が
排気マニホールド2及び排気管3の排気音経路の伝達関
数に対し同定するように、各係数が適応アルゴリズム1
0aを介して設定される。
【0019】第2の適応ディジタルフィルタ20もディ
ジタルフィルタ20fを有し、第1の適応ディジタルフ
ィルタ10の伝達関数の係数を適切なタイミングで更新
し得るように、自己の伝達関数の係数を更新するための
係数更新アルゴリズム20aが構成されている。即ち、
後述する状態検出器8の出力信号がA/Dコンバータ1
3bを介して入力され、後述するマップデータに基づき
自己の伝達関数の係数が更新されるように構成されてい
る。
【0020】上記第1及び第2の適応ディジタルフィル
タ10及び20は乗算器、加算器などを用いて集積回路
化することにより実現できるが、本実施例では図2に示
すようにディジタルシグナルプロセッサ(DSP)10
p、メモリ10m、A/Dコンバータ13及びD/Aコ
ンバータ14によって実現することとしており、プログ
ラムの変更により容易にフィルタ機能を変更し得る。メ
モリ10mには制御プログラム等に加え、拡張管4内の
背圧、温度及び湿度等、気体の状態に対応して、第2の
適応ディジタルフィルタ20の伝達関数の基本係数がマ
ップデータとして記憶されるように構成されており、本
発明にいう記憶手段として機能する。尚、メモリ10m
はディジタルシグナルプロセッサ10pに内蔵すること
としてもよい。
【0021】背圧センサ8a、温度センサ8b及び湿度
センサ8cは、夫々入力アンプ11a乃至11c、及び
アンチエリアシングフィルタ12a乃至12cを介して
マルチプレクサ17に接続されている。同様に、圧力セ
ンサ6が入力アンプ11及びアンチエリアシングフィル
タ12を介してマルチプレクサ17に接続されている。 このマルチプレクサ17により、圧力センサ6の出力信
号と共に、状態検出器8の各センサ8a乃至8cの出力
信号が、順次A/Dコンバータ13を介してディジタル
シグナルプロセッサ10pに取り込まれる。即ち、図1
に示したA/Dコンバータ13a,13bはA/Dコン
バータ13として共用される。尚、これらは周知のもの
であるので説明は省略する。
【0022】次に、本実施例のアクティブキャンセルマ
フラの作動を説明する。内燃機関1が起動し回転すると
、各気筒内の爆発に応じて発生する爆発音は排気マニホ
ールド2及び排気管3の排気音経路を介して伝達され排
気音が形成される。従って、排気音は主に爆発の次数成
分の音によって構成されている。また、内燃機関1の回
転に同期した回転信号が回転信号検出器7から図2に示
すディジタルシグナルプロセッサ10pに入力する。 この回転信号に応じてディジタルシグナルプロセッサ1
0pにて後述するように処理され、ディジタル信号が出
力される。そして、出力ディジタル信号はD/Aコンバ
ータ14を介してアナログ信号に変換され、スムージン
グフィルタ15で平滑化された後パワーアンプ16にて
増幅され、アクチュエータ5が駆動される。
【0023】而して、アクチュエータ5により拡張管4
内に粗密圧力波が形成され、排気音の圧力波を囲繞する
ように出力される。即ち、両圧力波が相互に打ち消され
るように合成して出力される。この出力圧力波は圧力セ
ンサ6によって検出され、入力アンプ11を介して増幅
され、アンチエリアシングフィルタ12を経てマルチプ
レクサ17に入力する。一方、状態検出器8において拡
張管4内の気体の状態が検出され、各出力信号が入力ア
ンプ11a乃至11cにて増幅され、アンチエリアシン
グフィルタ12a乃至12cを経てマルチプレクサ17
に入力する。そして、各信号が、予め定められた順にA
/Dコンバータ13にてディジタル信号に変換された後
、圧力センサ6の出力信号はエラー信号としてディジタ
ルシグナルプロセッサ10pに入力し、状態検出器8の
各出力信号は状態信号として入力する。
【0024】ディジタルシグナルプロセッサ10pにお
いては、上記状態信号に応じて、メモリ10mに記憶さ
れたマップデータの基本係数に基づき、係数更新アルゴ
リズム20aによりディジタルフィルタ20fの伝達関
数の係数が更新される。そして、このディジタルフィル
タ20fの出力及び圧力センサ6の出力信号に応じて、
適応アルゴリズム10aによりディジタルフィルタ10
fの伝達関数の係数が更新され、その伝達関数が排気マ
ニホールド2及び排気管3の排気音経路の伝達関数と同
定するように制御される。
【0025】この間のディジタルシグナルプロセッサ1
0pにおける作動を図3を参照して説明する。先ず、ス
テップ101においてシステムの初期化が行なわれ各係
数がクリアされる。次に、ステップ102にて回転信号
検出器7から回転信号Xが入力される。ステップ103
に進み、この回転信号Xに応じてディジタルフィルタ1
0fの出力値Y1が設定される。そして、ステップ10
4にて出力値Y1がD/Aコンバータ14に出力される
。尚、この出力値Y1はD/Aコンバータ14にてアナ
ログ信号に変換され、その出力アナログ信号に基づきア
クチュエータ5が駆動される。
【0026】更に、ステップ105において圧力センサ
6の出力信号がA/D変換されて第1の適応ディジタル
フィルタ10にてA/D変換値Eが読み込まれる。そし
て、ステップ106にて、回転信号Xに応じてディジタ
ルフィルタ20fの出力値Y2が設定される。続いて、
ステップ107にて、この出力値Y2及び上記変換値E
が適応アルゴリズム10aにかけられ、これに従ってデ
ィジタルフィルタ10fの伝達関数の係数が更新され、
その伝達関数が排気音経路の伝達関数と等しくなるよう
に設定される。
【0027】一方、ステップ108において、背圧セン
サ8aの検出値P、温度センサ8bの検出値T、及び湿
度センサ8cの検出値MがA/D変換されて第2の適応
ディジタルフィルタ20に読み込まれる。そして、ステ
ップ109にて、ディジタルフィルタ20fの伝達関数
の係数を更新する必要があるか否かが判定され、必要で
あればステップ110が実行された後、必要でなければ
そのままステップ102に戻る。ステップ110におい
ては、上記検出値P,T,Mに応じて、メモリ10mに
記憶されたマッププデータの基本係数に基づきディジタ
ルフィルタ20fの伝達関数の係数が更新される。この
ようにして、圧力センサ6の出力が最小となるように上
記ステップが繰り返される。
【0028】以上のように、本実施例においては、回転
検出器7と第1の適応ディジタルフィルタ10との間に
、状態検出器8に応答する第2の適応ディジタルフィル
タ20が介装されているので、変動の大きい排気音に対
しても伝達関数の遅延を生ずることなく、第1の適応デ
ィジタルフィルタ10の収束を速くすることができ、良
好な消音効果が得られる。
【0029】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載する効果を奏する。即ち、本発明のアクテ
ィブキャンセルマフラによれば、内燃機関の回転に同期
した回転信号及び拡張管内の気体の状態に応じた信号に
基づき、第2の適応ディジタルフィルタの伝達関数の係
数が更新され、その出力及び圧力検出手段の出力信号に
応じて更新された係数の伝達関数を以って、回転信号に
応じて第1の適応ディジタルフィルタによる収束の速い
制御が行なわれるので、変動の大きい排気音に対しても
確実に消音することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアクティブキャンセル
マフラのブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における第1及び第2の適応
ディジタルフィルタを実現する構成のブロック図である
【図3】本発明の一実施例におけるディジタルシグナル
プロセッサの制御作動を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1  内燃機関 2  排気マニホールド(排気音経路)3  排気管(
排気音経路) 4  拡張管 5  アクチュエータ(圧力波出力手段)6  圧力セ
ンサ(圧力検出手段) 7  回転信号検出器(回転検出手段)8  状態検出
器(状態検出手段) 10  第1の適応ディジタルフィルタ(第1のフィル
タ手段) 20  第2の適応ディジタルフィルタ(第2のフィル
タ手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内燃機関の排気管を含む排気音経路の
    出力口を囲繞するように配設した拡張管と、該拡張管内
    に粗密圧力波を出力する圧力波出力手段と、前記排気音
    経路の出力口近傍に配置し出力圧力波に応じた信号を出
    力する圧力検出手段と、前記拡張管内に配置し前記拡張
    管内の気体の状態を検出する状態検出手段と、前記内燃
    機関の回転に同期した信号を出力する回転検出手段と、
    第1の適応ディジタルフィルタを有し、前記圧力検出手
    段の出力信号を入力し前記回転検出手段の出力信号に応
    じて前記第1の適応ディジタルフィルタの伝達関数が前
    記排気音経路の伝達関数と同定するように前記圧力波出
    力手段を駆動制御する第1のフィルタ手段と、第2の適
    応ディジタルフィルタを有すると共に、予め前記拡張管
    内の気体の状態に対応して前記第2の適応ディジタルフ
    ィルタの伝達関数の基本係数を記憶する記憶手段を有し
    、前記状態検出手段の出力に応じて前記基本係数に基づ
    き前記第2の適応ディジタルフィルタの伝達関数の係数
    を更新する第2のフィルタ手段とを備え、前記第2の適
    応ディジタルフィルタの出力及び前記圧力検出手段の出
    力信号に応じて前記第1の適応ディジタルフィルタの伝
    達関数の係数を更新するようにしたことを特徴とするア
    クティブキャンセルマフラ。
JP3029503A 1991-01-29 1991-01-29 アクティブキャンセルマフラ Withdrawn JPH04272416A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0593045A2 (en) * 1992-10-14 1994-04-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Adaptive noise silencing system of combustion apparatus

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