JPH0426082Y2 - - Google Patents

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JPH0426082Y2
JPH0426082Y2 JP859888U JP859888U JPH0426082Y2 JP H0426082 Y2 JPH0426082 Y2 JP H0426082Y2 JP 859888 U JP859888 U JP 859888U JP 859888 U JP859888 U JP 859888U JP H0426082 Y2 JPH0426082 Y2 JP H0426082Y2
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tube
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pipe
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、内視鏡の送気送水装置に関し、特
に、観察窓の表面に向つて流体を噴出するノズル
に流体を送り込む管路の構造の改良に関する。
[従来の技術] 内視鏡の挿入部先端に設けられた観察窓に粘液
や汚物が付着すると観察不能になつてしまうの
で、一般に内視鏡には、観察窓の表面に向つて気
体と液体(例えば空気と水)を選択的に噴出する
ノズルが設けられている。この場合、観察窓表面
をより良く洗浄するためには、1つのノズルから
気体と液体を選択的に噴出するようにすべきであ
る。観察窓の周辺に広範囲に液体が残留するのを
防止するためである。また、ノズルに接続される
気体と液体の管路は、できるだけノズルに近いと
ころまで別々の管路にすべきである。そうしない
と、いわゆる霧ふき現象が発生して、観察窓の表
面を曇らせてしまうからである。
そこで従来は、例えば実公昭52−7997号公報に
示されるように、2本の菅の一方を送液管、他方
を送気管として各々を独立して設け、この2本の
管をノズル近傍において連通させて1本の管にま
とめていた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、2本の管を内視鏡の先端部本体内で連
通させて1本にまとめると、その配管のスペース
をとるために先端部本体が太くなつてしまい、体
腔内への挿入性が低下して患者に大きな苦痛を与
える欠点がある。
また、先端部本体より後方の湾曲部や可撓管部
内で2本の管を1本にまとめると、その配管部分
に光学繊維束がひつかかつて破損し、光学性能を
著しく低下させてしまう欠点がある。
この考案は、そのような従来の欠点を解消し、
配管スペースが小さく、しかも、光学繊維等に悪
影響を及ぼさない内視鏡の送気送水装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案の内視鏡
の送気送水装置は、観察窓の表面に向つて開口す
るノズルに、内管と外管とからなる2重管の外管
を連通接続すると共に、上記内管の端部開口を上
記外管の端部付近に無係止状態で配置して、上記
内管と外管の一方から気体を、他方から液体を上
記ノズルに送り込んで上記観察窓の表面に向つて
噴出するようにしたことを特徴とする。
[作用] 2重管の内管と外管の一方から気体が、他方か
ら液体がノズルに送り込まれて観察窓の表面に向
つて噴出する。
[実施例] 図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本考案の第1の実施例を示している。
図中、1は、内視鏡挿入部の先端を構成する先端
部本体であり、図示されていない可撓管部の先端
に、屈曲自在な湾曲部を介して連結されている。
先端部本体1の表面に形成された観察窓2の内側
には対物レンズ3が配列され、その結像位置に像
伝送用光学繊維束4の像入射端面4aが配置され
ている。5はスペーサである。尚、像伝送用光学
繊維束に代えて固体撮像素子を用いてもよい。照
明用光学繊維束は図示が省略されている。
6は、観察窓2の表面に向つて開口して設けら
れたノズルであり、その基部は先端部本体1に固
着されている。7は、ノズル6に連通接続された
2重管であり、例えばポリウレタン樹脂チユーブ
等の可撓性のある内管8と外管9とからなる。こ
の内管8の管路面積はノズルの入口6aの面積と
ほぼ同じであり、内外管8,9の隙間の流路面積
もそれらとほぼ同じ程度に形成されている。
外管9の端部は先端部本体1に固着されてお
り、内管8の端部開口は、外管9の端部付近の内
部に無係止状態、即ち固定されないフリーの状態
で配置されている。
第2図は、2重管7の入口側端部の構造の一実
施例であり、内視鏡の操作部内に配置された口金
11,12,13を介して、内管8が送液管14
に接続され、外管9が送気管15に接続されてい
る。これら送液管14と送気管15は、図示され
ていない公知の操作弁に接続されており、送液管
14からは水などの液体を内管8に、送気管15
からは空気などの気体を外管9に選択的に送り込
むことができる。尚、送液管14を外管9に、送
気管15を内管8に接続してもよい。16,17
は送液管14及び送気管15の端部を固定するテ
ーパ管、18は、外管の端部を固定するコイルで
ある。
このように構成された上記実施例によれば、内
管8と外管9の間の流路を通つてノズルに水等の
液体が送られ、内管8内を通つてノズル6に空気
等の気体が送り込まれる。そして、ノズル6に送
り込まれた液体や気体は観察窓2の表面に向つて
噴出する。また、内管8から気体(又は液体)を
送り出すと、第1図の2点鎖線で示されるよう
に、内管8の端部が外管9内で踊り、ノズル6と
外管9との境界部付近に侵入して内面に粘着して
いる汚物等を、その振動で吹き飛ばして除去する
ことができる。
第3図は、本考案の第2の実施例であり、内管
28の端部開口が外管29の端部から頭を出した
状態で、2重管27を先端部本体21に接続する
ようにしたものである。内管と外管をこのように
構成しても、上記の第1の実施例と何ら変わらな
い。
[考案の効果] 本考案の内視鏡の送気送水装置によれば、2重
管の外管をノズルに連通接続すると共に、内管の
端部開口を外管の端部付近に無係止状態で配置し
たので、2つの管路を1つのノズルに連通させる
のに何らの部材や配管を必要とせず、装置を極め
てコンパクトにすることができる。
したがつて、従来のように先端部本体が太くな
つたり、光学繊維束がひつかかつて損傷するよう
なことが無くなり、挿入性と耐久性の優れた内視
鏡を提供することができる優れた効果を有する。
また、2重管は従来の1本毎の管より太いので
湾曲部や可撓管部の内部で光学繊維束等ともつれ
にくく、この面からも光学繊維束の損傷が防止さ
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の先端部分の断
面図、第2図はその実施例の2重管の入口側の断
面図、第3図は本考案の第2の実施例の先端部の
断面図である。 1,21……先端部本体、2……観察窓、6…
…ノズル、7,27……2重管、8,28……内
管、9,29……外管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 観察窓の表面に向つて開口するノズルに、内管
    と外管とからなる2重管の外管を連通接続すると
    共に、上記内管の端部開口を上記外管の端部付近
    に無係止状態で配置して、上記内管と外管の一方
    から気体を、他方から液体を上記ノズルに送り込
    んで上記観察窓の表面に向つて噴出するようにし
    たことを特徴とする内視鏡の送気送水装置。
JP859888U 1988-01-26 1988-01-26 Expired JPH0426082Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP859888U JPH0426082Y2 (ja) 1988-01-26 1988-01-26

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JP859888U JPH0426082Y2 (ja) 1988-01-26 1988-01-26

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Publication Number Publication Date
JPH01112802U JPH01112802U (ja) 1989-07-28
JPH0426082Y2 true JPH0426082Y2 (ja) 1992-06-23

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ID=31214617

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