JP3911067B2 - 斜視型内視鏡の先端部 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、観察方向が先端部本体の向きに対して斜め方向を向いた斜視型内視鏡の先端部に関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の斜視型内視鏡の先端部を示しており、対物光学系52が内蔵された先端部本体51の先端は、観察方向と垂直をなすように先端部本体51の軸線に対して傾いた斜面53として形成されている。
【0003】
そして、その斜面53に配置された観察窓54には対物光学系52のカバーレンズ55が取り付けられていて、その内側には観察光軸の向きを変えるためのプリズム56が配置されている。
【0004】
61は、空気又は水が送られてくる送気送水チューブであり、先端部本体51に軸線方向と平行に形成された送気送水孔62に対して後方から接続されている。送気送水孔62の先端は斜面53より内側に位置している。
【0005】
そして、斜面53に対して垂直に先端部本体51に穿設された孔にノズル部材63が植設されていて、その噴出口63aは、斜面53に沿ってカバーレンズ55の表面に向けられている。
【0006】
ノズル部材63の先端部本体51内に埋まっている部分は筒状であり、その筒状部63bの中心軸線63cと送気送水孔62の中心軸線62cとの交点Aは、筒状部63bの奥の端部付近(即ち、先端部本体51内)に位置している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のようなレイアウトを採ると、図2に示されるように、ノズル部材63が送気送水孔62に対して先端部本体51の外周側に偏って位置することになるので、そのスペースを確保するために先端部本体51の直径が太くなって、内視鏡としての挿入性を低下させる。
【0008】
そこで本発明は、先端部本体を太くすることなくノズル部材を配置することができて、挿入性のよい斜視型内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の斜視型内視鏡の先端部は、対物光学系が内蔵された先端部本体の先端部分を斜面に形成して、その斜面に観察窓を配置すると共に、上記先端部本体に軸線方向と平行に形成された流体通路と連通して噴出口が上記観察窓の表面に向けられたノズル部材を上記斜面に植設した斜視型内視鏡の先端部において、上記ノズル部材の植設方向の中心軸線と上記流体通路の中心軸線との交点が上記斜面上に位置するように上記ノズル部材を配置したことを特徴とする。
【0010】
なお、上記ノズル部材の上記先端部本体内に埋まっている部分が筒状であってもよく、上記ノズル部材の上記先端部本体内に埋まっている部分が、上記流体通路の軸線方向に対してほぼ垂直をなす方向にカットされていて、そのカット部分を通って流体が上記流体通路から上記ノズル部材内に入るようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面を参照して実施の形態を説明する。
遠隔操作によって屈曲自在に内視鏡の挿入部の先端に形成された湾曲部2の先端に先端部本体1が連結されていて、鏡枠6内に固着された対物光学系5が先端部本体1内に固定されている。
【0012】
先端部本体1は、円柱状の例えばステンレス鋼製のブロックによって形成されていて、その先端は、観察方向と垂直をなすように先端部本体1の軸線に対して傾いた斜面4として形成され、先端部本体1の外周面には、表面が滑らかなプラスチック部材からなる先端ケース3が固着されている。
【0013】
観察窓7は先端部本体1の斜面4に配置されており、取り付け枠9に取り付けられたカバーレンズ8が観察窓7に嵌め込まれて、水密に接着固定されている。カバーレンズ8の内側には、観察光軸の向きを変えるためのプリズム10が配置されている。
【0014】
先端部本体1内において鏡枠6の後端に接続された接続パイプ11内には、対物光学系5による被写体の結像位置に撮像面が位置するように固体撮像素子12が固定されている。13は、固体撮像素子12から出力される内視鏡観察像の撮像信号を伝送するための信号ケーブルである。
【0015】
21は、空気又は水が送られてくる送気送水チューブであり、先端部本体1に軸線方向と平行に形成された送気送水孔22(流体通路)に対して後方から接続されている。送気送水孔22の先端は斜面4に達している。
【0016】
そして、斜面4に対して垂直に先端部本体1に穿設された孔にノズル部材23が植設されていて、その噴出口23aは、斜面4に沿ってカバーレンズ8の表面に向けられている。
【0017】
ノズル部材23の先端部本体1内に埋まっている部分は断面形状が円形の筒状であり、その筒状部23bの中心軸線23cと送気送水孔22の中心軸線22cとの交点Aが、ちょうど斜面4上に位置している。
【0018】
したがって、ノズル部材23の筒状部23bは送気送水孔22よりも観察窓7寄りに位置しており、ノズル部材23を配置するにあたり、送気送水孔22よりも先端部本体1の外周側にスペースを必要としない。
【0019】
ただし、ノズル部材23の奥側の端面が送気送水孔22から偏って位置することになるので、ノズル部材23の筒状部23bは、送気送水孔22の中心軸線22cの方向に対してほぼ垂直をなす方向にカットされている。23dがそのカット部である。
【0020】
そのように構成することによって、送気送水孔22とノズル部材23との間の連通部分に不足のない断面積が確保され、カット部23dを通って空気又は水が送気送水孔22からノズル部材23内に入る。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、ノズル部材の植設方向の中心軸線と流体通路の中心軸線との交点が先端部本体の先端に形成された斜面上に位置するようにノズル部材を配置したことにより、ノズル部材の先端部本体内に埋まっている部分が流体通路よりも先端部本体の外周側に位置しないので、先端部本体を太くすることなくノズル部材を配置することができ、内視鏡として優れた挿入性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の斜視型内視鏡の先端部の側面断面図である。
【図2】従来の実施の形態の斜視型内視鏡の先端部の側面断面図である。
【符号の説明】
1 先端部本体
4 斜面
5 対物光学系
7 観察窓
22 送気送水孔
22c 中心軸線
23 ノズル部材
23a 噴出口
23b 筒状部
23c 中心軸線
A 交点
Claims (1)
- 対物光学系が内蔵された先端部本体の先端部分を斜面に形成して、その斜面に観察窓を配置すると共に、上記先端部本体に軸線方向と平行に形成された流体通路と連通して噴出口が上記観察窓の表面に向けられたノズル部材を上記斜面に植設した斜視型内視鏡の先端部において、
上記ノズル部材の上記先端部本体に埋まっている部分を円筒状に形成して、そのノズル部材の側面に上記噴出口を形成すると共に、上記ノズル部材の上記先端部本体に埋まっている部分の後端側を上記流体通路の軸線方向に対してほぼ垂直をなすように上記ノズル部材の軸線に対し斜めにカットして、上記斜面に対し垂直に穿設された孔に上記ノズル部材を植設し、上記ノズル部材の植設方向の中心軸線と上記流体通路の中心軸線との交点が上記斜面上に位置するように上記ノズル部材を配置して、上記ノズル部材の後端側カット部分を介して上記流体通路と上記ノズル部材内とが連通するように構成したことを特徴とする斜視型内視鏡の先端部。
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---|---|---|---|
JP12940497A JP3911067B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 斜視型内視鏡の先端部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12940497A JP3911067B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 斜視型内視鏡の先端部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10314105A JPH10314105A (ja) | 1998-12-02 |
JP3911067B2 true JP3911067B2 (ja) | 2007-05-09 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12940497A Expired - Fee Related JP3911067B2 (ja) | 1997-05-20 | 1997-05-20 | 斜視型内視鏡の先端部 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3911067B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
CN112826431A (zh) * | 2021-01-07 | 2021-05-25 | 上海宇度医学科技股份有限公司 | 倾斜式电子宫腔镜、镜头安装端盖及移动手术平台 |
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1997
- 1997-05-20 JP JP12940497A patent/JP3911067B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10314105A (ja) | 1998-12-02 |
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