JPH04259323A - 連続式無酸化熱処理炉の装入・抽出制御方法 - Google Patents

連続式無酸化熱処理炉の装入・抽出制御方法

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Publication number
JPH04259323A
JPH04259323A JP3953191A JP3953191A JPH04259323A JP H04259323 A JPH04259323 A JP H04259323A JP 3953191 A JP3953191 A JP 3953191A JP 3953191 A JP3953191 A JP 3953191A JP H04259323 A JPH04259323 A JP H04259323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
timing
furnace
extraction
ejecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP3953191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Yamaguchi
和夫 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP3953191A priority Critical patent/JPH04259323A/ja
Publication of JPH04259323A publication Critical patent/JPH04259323A/ja
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は連続無酸化焼鈍炉等、
炉内雰囲気の適切な保持を必要とする連続式無酸化熱処
理炉の材料装入・抽出制御方法に係り、材料の装入およ
び抽出時に発生する炉内雰囲気の乱れを抑制するための
装入・抽出制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】連続式無酸化焼鈍炉では、材料の脱炭お
よび浸炭を防止するため、炉内雰囲気ガスのカーボンポ
テンシャルを適当に保持すべく炉内に吹込む雰囲気調整
ガス(Rxガス、Dxガス等)の量を調整している。炉
内雰囲気ガスのカーボンポテンシャルは、雰囲気ガスの
カーボンポテンシャルが材料のカーボンポテンシャルよ
り高いと浸炭が発生し、逆に低い場合は脱炭が発生する
。このため、脱浸炭を防止するためには、炉内雰囲気ガ
スのカーボンポテンシャルを予め決められた値に調整す
る必要がある。一般に炉内雰囲気制御は、炉内を複数の
ゾーンに分割し、各ゾーンのガス成分分析を行い、その
結果に基づいて、雰囲気調整ガス成分の調整を行ってい
る。
【0003】一方、連続熱処理炉の材料の装入および抽
出は、炉内に設置された材料検出センサー(リミットス
イッチ等)により行われている。図4は連続熱処理炉の
一例を示す概略図で、炉本体1の前後にそれぞれ前室2
、後室3が設けられ、かつ両室には炉内への外気の侵入
を防止するための自動開閉式扉4、5が設置されている
。6は材料搬送ローラーで、この搬送ライン上の所定位
置に複数個の材料検出センサー7が配置されている。
【0004】すなわち、材料Wは搬送ローラー6にて前
室2から順に炉内に装入され、所定の速度で搬送されな
がら後室3に入り、抽出される。この間の材料の装入お
よび抽出、扉4、5の開閉制御等は、炉内および炉外に
設置された材料検出センサー7によって行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような連続熱処
理炉の場合、外気の侵入による炉内雰囲気の乱れを防止
するため、炉体は材料の装入、抽出タイミングが1/2
ピッチずれるような炉長に設計される。しかし、実操業
においては、材料装入時における材料のスリップや材料
検出タイミングのずれ(材料の形状等による影響)等に
より、材料の装入、抽出タイミングが接近する場合があ
り、炉内雰囲気を乱す原因となっている。
【0006】すなわち、連続無酸化焼鈍炉等における炉
内雰囲気の乱れは主として、装入された材料に付着した
O2(水分、スケール、空気等)および、装入・抽出時
、外部より侵入したO2(空気)により2CO+O2→
2CO2の反応が起り、炉内のCO2が増加し炉内雰囲
気ガスのカーボンポテンシャルが低下することにより起
る。したがって、材料の装入、抽出タイミングが接近し
ていると外部からの侵入空気により炉内雰囲気の乱れが
大きくなり、品質に悪影響をおよぼす。
【0007】一方、炉内の雰囲気を安定させるための制
御は、炉内のガスを分析し炉内雰囲気ガスのカーボンポ
テンシャルが定められた値となるように雰囲気調整ガス
の量を制御して行われる。しかし、この方法では、炉内
雰囲気ガスを分析した結果に基づいて行われるため、前
記したような材料の装入および抽出時に発生する炉内雰
囲気の乱れを抑制することはできなかった。
【0008】この発明は、前に述べたような実状よりみ
て、材料検出タイミングのばらつき、装入、搬送時の材
料スリップ等により装入、抽出タイミングにずれが生じ
た場合でも、装入および抽出時の炉内雰囲気の乱れを最
小限に抑制することが可能な装入・抽出制御方法を提案
しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、材料の装入
、抽出タイミングを常に1/2サイクルずらせるように
制御する手段として、炉内材料搬送速度と炉内材料間隔
とから材料抽出サイクルを求め、前回抽出時間+1/2
抽出サイクル±α(定数)を材料の装入可能な時間とし
、炉内材料検出により得られた装入タイミングと前記装
入可能な時間を共に満足する材料装入タイミングを決定
して材料を装入する方法を要旨とするものである。
【0010】
【作用】材料の装入および抽出タイミングは、一般に炉
内および炉外に取付けられた材料検出センサーにて決定
され、そのサイクルは材料搬送速度により決まるが、材
料装入タイミングを、材料検出センサーで得られたタイ
ミングと前回抽出時間、抽出サイクルにより決定するこ
とにより、材料の装入、抽出タイミングを常に1/2サ
イクルずらすことができる。ここで、材料の抽出サイク
ルは、材料の間隔(m)/搬送速度(m/時間)により
求めることができる。
【0011】材料の装入タイミングは、前回抽出時間+
1/2サイクルが理想であるが、実操業上は材料の装入
可能な時間として前回抽出時間+1/2サイクル±αと
する。ここで、αは抽出サイクルの10%程度に設定す
る。これは、αをこれ以上に大きくすると装入可能なタ
イミングが増え、装入および抽出時間が近接し、他方α
を10%未満と小さくすると装入可能なタイミングが減
少し、材料を装入できない場合が発生するためである。
【0012】この発明では、材料検出センサーで得られ
た装入タイミングと前記装入可能な時間の両方を満足さ
せることによって、材料の装入および抽出タイミングを
常に1/2サイクルずらすことが可能となり、外気の侵
入による炉内雰囲気の乱れを最小限に抑制することがで
きるのである。
【0013】
【実施例】図1はこの発明方法を実施するための装置構
成例を示す概略図であり、LS1〜LS6は材料検出セ
ンサー、Mは炉内搬送ローラー駆動モーター、M1は前
室の扉開閉用モーター、M2は後室の扉開閉用モーター
、11は装入タイミング演算器、12は材料装入指示器
、13は抽出サイクル演算器、14は材料抽出制御器、
15は装入可能タイミング演算器、T1、T2は前室の
扉、T3、T4は後室の扉をそれぞれ示す。
【0014】材料検出センサーLS1は材料Wが前室2
の入口に位置したことを検出するセンサー、LS2は材
料Wが前室2内に位置したことを検出するセンサー、L
S3は材料Wの炉内装入を検出するセンサー、LS4は
材料Wが前進したことを確認するセンサー、LS5は材
料Wが後室3の入側に位置したことを検出するセンサー
、LS6は材料Wが後室3内に位置したことを検出する
センサーである。
【0015】図1の状態において、装入タイミング演算
器11により材料検出センサーLS3(OFF)とLS
4(ON)の信号に基づいて材料Wの装入タイミングが
演算され、その値Aが材料装入指示器12に入力される
。 次に、抽出サイクル演算器13により材料間隔と搬送速
度とから抽出サイクルが求められ、その値が装入可能タ
イミング演算器15に入力され、材料抽出制御器14よ
り入力される材料抽出信号(時間)とから装入可能タイ
ミングが算出され、その値Bが材料装入指示器12に入
力される。材料装入指示器12では、装入開始タイミン
グ演算器11で求められた値Aと、装入可能タイミング
演算器15で算出された値Bが共に満足するタイミング
で前室扉開閉用モーターM1に開指示を与え、前室2内
の材料Wを1/2ピッチずつ1ピッチ前進させる。一方
、抽出側の材料Wは、装入側の材料Wに対して1/2ピ
ッチずれて抽出される。
【0016】したがって、仮に材料装入時に材料のスリ
ップ等が生じた場合でも、装入タイミング演算器11で
は、T1が閉じていて材料検出センサーLS2がON、
LS3がOFF、LS4がONの場合に装入タイミング
Aが演算され、その値Aと装入可能タイミング演算器1
5より入力される値Bとが共に満足した時のみ材料の装
入指示が出され扉T2が開く。他方、T1が閉じていて
LS2がOFF、LS3がON、LS4がONまたはO
FFの場合に演算された値A´と前記Bとが満足した場
合、扉T2は閉じる。したがって、材料の装入、抽出ピ
ッチを常に1/2ピッチずらすことができる。
【0017】図2はこの発明における材料の装入、抽出
タイミングと炉内雰囲気の変動例を示す図、図3は従来
方法における材料の装入、抽出タイミングと炉内雰囲気
の変動例を示す図である。すなわち、材料の装入、抽出
タイミングが接近していると図3に示すごとく、炉内雰
囲気の変動が大きくなるのに対し、装入および抽出タイ
ミングを1/2サイクルずらすと図2に示すごとく炉内
雰囲気の変動が大幅に軽減されるのである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したごとく、こ発明方法によれ
ば、材料の装入および抽出タイミングを常に1/2サイ
クルずつずらすことができるので、装入および抽出時の
炉内雰囲気の乱れを最小限に抑制することができ、不良
品発生頻度の低減に多大な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明方法を実施するための装置構成例を示
す概略図である。
【図2】この発明の実施例における材料の装入、抽出タ
イミングと炉内雰囲気の変動例を示す図である。
【図3】従来法における材料の装入、抽出タイミングと
炉内雰囲気の変動例を示す図である。
【図4】この発明の対象とする連続熱処理炉の一例を示
す概略図である。
【符号の説明】
1    炉本体 6    材料搬送ローラー 7    材料検出センサー 11    装入タイミング演算器 12    材料装入指示器 13    抽出サイクル演算器 14    材料抽出制御器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  連続式無酸化熱処理炉において、炉内
    材料搬送速度と炉内材料間隔とから材料抽出サイクルを
    求め、前回抽出時間+1/2抽出サイクル±α(定数)
    を材料の装入可能な時間とし、炉内材料検出により得ら
    れた装入タイミングと前記装入可能な時間を共に満足す
    る材料装入タイミングを決定し、材料の装入、抽出タイ
    ミングを1/2サイクルずらすごとく制御することを特
    徴とする連続式無酸化熱処理炉の装入・抽出制御方法。
JP3953191A 1991-02-08 1991-02-08 連続式無酸化熱処理炉の装入・抽出制御方法 Pending JPH04259323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3953191A JPH04259323A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 連続式無酸化熱処理炉の装入・抽出制御方法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3953191A JPH04259323A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 連続式無酸化熱処理炉の装入・抽出制御方法

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Publication Number Publication Date
JPH04259323A true JPH04259323A (ja) 1992-09-14

Family

ID=12555631

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3953191A Pending JPH04259323A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 連続式無酸化熱処理炉の装入・抽出制御方法

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JP (1) JPH04259323A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006152417A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Dowa Mining Co Ltd 熱処理方法及び熱処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006152417A (ja) * 2004-12-01 2006-06-15 Dowa Mining Co Ltd 熱処理方法及び熱処理装置

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